JP6761232B2 - 連続鋳造用ノズル - Google Patents

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本発明は、鋼の連続鋳造に使用される連続鋳造用ノズルに関する。
鋼の連続鋳造では、例えば、取鍋からタンディッシュ内に供給された約1500〜1550℃の溶鋼を、浸漬ノズル(連続鋳造用ノズルの一例)を介して鋳型に注湯している。この際、連続鋳造用ノズルには過酷な熱負荷がかかり、例えば亀裂又は折損が発生するおそれがあるため、予め連続鋳造用ノズルを予熱してその破損を防止するようにしている。また、連続鋳造用ノズルを構成する耐火物としては、例えば、ジルコニア−グラファイト材質(以下、ZG材質という)やアルミナ−グラファイト材質(以下、AG材質という)のように、炭素を含有したものが使用されている。このため、予熱に際して炭素が酸化することを抑制、更には防止する方法が提案されてきた。
例えば、特許文献1には、AG材質からなる連続鋳造用ノズルの表面に酸化防止材を、酸化防止効果の有効温度が高いものから低いものへ順に塗布することで、多層に渡った酸化防止材層を形成する技術が開示されている。また、特許文献2には、低融点ガラスと、遷移金属酸化物と、ガラスのネットワークフォーマーとして作用する金属と、シリカ系液状バインダーとの混和物を第1層とし、低融点ガラスと、耐火物原料と、シリカ系液状バインダーとの混和物を第2層として形成した黒鉛含有耐火物の酸化防止材が開示されている。
更に、特許文献3には、連続鋳造用ノズルの外周に形成した酸化防止材層の外周を断熱材で覆い、これをチャンバーで囲み、当該チャンバー内に非酸化性ガスを吹き込み酸素濃度を10vol%以下とした雰囲気で、当該連続鋳造用ノズルを予熱する技術が開示されている。また、連続鋳造用ノズルを予熱する際には、特許文献3のようにチャンバーを使用する替わりに断熱材からなる保温用キャップを使用し、この保温用キャップを嵌め込んで予熱することもある。この場合、保温用キャップは、連続鋳造用ノズルの外周に形成した酸化防止材層の外周を覆うように嵌め込まれる。
ここで、酸化防止材層の外周を覆う断熱材や保温用キャップの材質としては、特許文献3の段落0029にも記載されているように、従来、リフラクトリーセラミックファイバーが使用されていた。ところが、リフラクトリーセラミックファイバーは人体に有害である可能性があることから、近年では、人体に対する有害性の低い生体溶解性繊維への変更が求められており、断熱材用の生体溶解性繊維の開発も進んでいる。例えば、特許文献4には、生体溶解性と断熱性の両立を目的として、75〜80重量%のSiO、10〜14重量%のCaO、4〜9重量%のMgO、0.1〜2重量%のZrO、0.5〜1.5重量%のAl、及び0.1〜1.5重量%のBを含有してなる、高温断熱材用の生体溶解性セラミック繊維が開示されている。
このような状況のなか、本発明者らが、前述した保温用キャップの材質として生体溶解性繊維を使用して連続鋳造用ノズルの予熱実験を行ったところ、予熱により保温用キャップを構成する生体溶解性繊維が溶融してその繊維構造及び層構造を維持できなくなり、断熱効果が大きく損なわれるという問題が生じた。また、保温用キャップは予熱後に取り外されるが、予熱時に保温用キャップを構成する生体溶解性繊維が溶融すると、予熱後の取り外しが困難となり、再利用もできなくなるという問題も生じた。
特開昭51−81811号公報 特開平5−43354号公報 特開2008−105042号公報 特表2013−520580号公報
本発明が解決しようとする課題は、予熱時に生体溶解性繊維を含有してなる保温用キャップが嵌め込まれる連続鋳造用ノズルにおいて、その保温用キャップを構成する生体溶解性繊維が予熱時に溶融することを抑制することにある。
本発明者らが、予熱時の保温用キャップ(生体溶解性繊維層)の挙動を観察したところ、予熱時に保温用キャップがその内側の酸化防止材層と反応し溶融する現象が見られた。そこで、本発明者らは、連続鋳造用ノズルの予熱の実態を考慮したうえで、保温用キャップと酸化防止材層との溶融反応を抑制するための手段を探求し、本発明に想到した。
すなわち、本発明の連続鋳造用ノズルは、炭素を含有する耐火物からなり溶鋼が通過する内孔を有するノズル本体の外周を覆うように塗布された酸化防止材の層を備える連続鋳造用ノズルにおいて、生体溶解性繊維を含有してなり当該連続鋳造用ノズルの予熱時に当該連続鋳造用ノズルに嵌め込まれる保温用キャップをさらに備える連続鋳造用ノズルであって、当該連続鋳造用ノズルの予熱時に生体溶解性繊維を含有してなる保温用キャップが嵌め込まれる領域に塗布された酸化防止材の最外周層は、ガラス化開始温度が700℃以上であることを特徴とするものである。
以下、本発明の特徴について詳しく説明する。
一般的に保温用キャップを使用した連続鋳造用ノズルの予熱は、内孔の下部からバーナー加熱により行われ、その際、内孔の下部の領域に保温用キャップが嵌め込まれる。したがって、予熱時の連続鋳造用ノズルにおいて、保温用キャップが嵌め込まれた下部の領域は700℃以上1450℃以下程度の高温となる一方、保温用キャップが嵌め込まれていない上部の領域は500℃以上700℃未満程度の比較的低温となる。このような広い温度範囲に対応するため、従来、酸化防止材層は、前記特許文献1及び2に開示されているように、高温域(700℃以上1450℃以下程度)で有効な酸化防止材の上に低温域(500℃以上700℃未満程度)で有効な酸化防止材を積層して構成するのが一般的であった。
しかし、低温域で有効な酸化防止材は、その主成分であるSiOと低融点化合物を生成するアルカリ金属酸化物やアルカリ土類金属酸化物などを多く含み、また、生体溶解性繊維も同様に、生体溶解性を高めるために前記のようなアルカリ金属酸化物やアルカリ土類金属酸化物を多く含む。したがって、従来の酸化防止材層の上に生体溶解性繊維を含んでなる保温用キャップを嵌め込むと、ともにアルカリ金属酸化物やアルカリ土類金属酸化物を多く含む低温域で有効な酸化防止材と生体溶解性繊維とが接触するから、両者は相互反応によって更に反応生成物が低融点化しやすくなり、その結果、生体溶解性繊維が早期に溶融してその繊維構造及び層構造を維持できなくなり、断熱効果が大きく損なわれるとともに、保温用キャップが酸化防止材層と融着して取り外しにくくなる。
これに対して、本発明の連続鋳造用ノズルにおいて予熱時に保温用キャップが嵌め込まれる領域に塗布された酸化防止材層の最外周層は、そのガラス化開始温度が700℃以上と高温である。これにより、保温用キャップを構成する生体溶解性繊維と酸化防止材層との反応による保温用キャップ(生体溶解性繊維)の溶融が抑制され、その断熱効果が維持され、前述の融着も抑制される。
なお、本発明において酸化防止材層がガラス化するガラス化開始温度とは、400℃から1400℃までの間の100℃毎の温度に保持した電気炉内にて、浸漬ノズル用AG材質耐火物の表面に厚さ0.5mmの酸化防止材を塗布したサンプルを1時間保持後に取り出し、室温まで冷却した後サンプルの表面を目視にて観察し、表面に光沢が見られる最低の保持温度をいう。
以上のとおり本発明によれば、予熱時に生体溶解性繊維を含有してなる保温用キャップが嵌め込まれる連続鋳造用ノズルにおいて、その保温用キャップを構成する生体溶解性繊維が予熱時に溶融することを抑制することができる。したがって、保温用キャップの断熱効果が予熱により大きく損なわれることを抑制することができる。また、保温用キャップが酸化防止材層と融着することも抑制することができるため、予熱後に保温用キャップを取り外しやすく、取り外した保温用キャップの再利用も可能となる。
本発明の一実施形態に係る連続鋳造用ノズルを示す断面図である。 図1の連続鋳造用ノズルの予熱状態を示す断面図である。
図1は、本発明の一実施形態に係る連続鋳造用ノズルを示す断面図、図2は、その予熱状態を示す断面図である。
図1に示す連続鋳造用ノズルは浸漬ノズル10であり、そのノズル本体11は、従来技術のものと同様に、ZG材質やAG材質などの炭素を含有する耐火物からなり、溶鋼が通過する内孔12を有する。内孔12の下部は側方に向けて2方向に分岐し、一対の吐出孔13,13となっている。なお、浸漬ノズルにおいて吐出孔は、図1のように2孔の場合のほか4孔や単孔の場合もある。
浸漬ノズル10を予熱するときは、図2に示すように、溶鋼に浸漬されることになる浸漬ノズル10の下部を含む領域Aを覆うように保温用キャップ20を下方から嵌め込んだうえで、吐出孔13に挿入したバーナー30によって加熱する。そうすると、バーナー30からの高温の燃焼ガスが、内孔12の下部から上部に流れ、保温用キャップ20が嵌め込まれた領域Aが、例えば1200℃程度に予熱される。一方、保温用キャップ20が嵌め込まれていない領域Bは、例えば500℃程度になる。予熱後、領域Aの保温用キャップ20は取り外され、その領域Aには別途、生体溶解性繊維が巻き付けられる。
再び図1を参照すると、浸漬ノズル10において保温用キャップ20が嵌め込まれる領域Aには、ノズル本体11の外周を覆うように第1の酸化防止材層14aの単層からなる高温用酸化防止材層15が塗布されている。一方、保温用キャップ20が嵌め込まれない領域Bには、ノズル本体11の外周を覆うように第1の酸化防止材層14a及び第2の酸化防止材層14bの2層からなる低温用酸化防止材層16が塗布され、この低温用酸化防止材層16の外周を覆うように生体溶解性繊維層17が配置されている。これらの高温用酸化防止材層15及び低温用酸化防止材層16の厚さは0.2〜0.8mm程度であることが好ましく、生体溶解性繊維層17の厚さは1〜25mm程度であることが好ましい。なお、本実施形態において浸漬ノズル10を予熱するとき領域Bには、図2に示すように、更に生体溶解性繊維18が巻き付けられる。
ここで、酸化防止材層15,16の厚さについては、0.2mm未満の場合、酸化防止材がガラス化した際、それがAG材質、ZG材質へ一部浸透してしまい、酸化防止機能が不十分になることや、0.8mmより厚い場合、酸化防止材とAG材質、ZG材質の膨張差によって、酸化防止材の剥離が発生することがある。ゆえに、最も好ましい酸化防止材層の厚さは、0.4〜0.6mmであるが、使用される浸漬ノズルの大きさ(内外径、全長)に応じて、酸化防止材層の厚さを設定すればよい。
第1の酸化防止材層14aはガラス化開始温度が700℃以上であり、第2の酸化防止材層14bはガラス化開始温度が500℃又は600℃である。すなわち、本実施形態において高温用酸化防止材層15は、ガラス化開始温度が700℃以上の第1の酸化防止材層14aの単層からなり、低温用酸化防止材層16は、ガラス化開始温度が500℃又は600℃の第2の酸化防止材層14bを最外周層として含んでなる。
ガラス化開始温度が700℃以上の第1の酸化防止材層14aは、1000℃酸化雰囲気中での熱処理後の成分で、SiOを40質量%以上80質量%以下、Alを3質量%以上20質量%以下、Bを3質量%以上20質量%以下含有し、残部がNaO、LiO、KO、CaO、Fe、TiO、MgO及びCoOの群から選択する一又は複数の成分からなる酸化防止材によって構成することができる。また、ガラス化開始温度が500℃又は600℃の第2の酸化防止材層14bは、1000℃酸化雰囲気中での熱処理後の成分で、SiOを20質量%以上50質量%以下、Alを10質量%以上30質量%以下、Bを2質量%以上10質量%以下、NaO、KO及びPの群から選択する一又は複数の成分を10質量%以上40質量%以下含有し、残部がLiO、CaO、Fe、TiO、MgO及びCoOの群から選択する一又は複数の成分からなる酸化防止材によって構成することができる。このように、酸化防止材の成分を調整することで、そのガラス化温度を調整することができる。
一方、領域Aに嵌め込まれる保温用キャップ20は、生体溶解性繊維を有底筒状に成形したもので、前述のバーナー30の先端部を挿入可能な開孔21を有する。この保温用キャップ20を構成する生体溶解性繊維は、SiOを25質量%以上80質量%以下、MgO、CaO、及びKOの群から選択する一又は複数の成分を15質量%以上35質量%以下含有するものとすることができる。また、この保温用キャップ20を構成する生体溶解性繊維は、更にAlを40質量%以下、ZrOを20質量%以下含有し、残部がFe、NaO、P、Cr、LiO及びTiOの群から選択する一又は複数の成分からなるものとすることもできる。この保温用キャップ20の厚さは5〜20mm程度であることが好ましい。領域Bの生体溶解性繊維層17も、前述の成分範囲からなる生体溶解性繊維によって構成することができる。
なお、本実施形態において領域Aの高温用酸化防止材層15は、第1の酸化防止材層14aの単層から構成したが、成分の異なる酸化防止材の層を複数積層することで構成してもよい。この場合、高温用酸化防止材層15を構成する複数の酸化防止材の層のうち最外周層のガラス化開始温度が700℃以上であればよいが、全ての層、すなわち高温用酸化防止材層15全体のガラス化開始温度が700℃以上であることが好ましい。また、この高温用酸化防止材層15のガラス化開始温度は、900℃以上であることがより好ましい。高温用酸化防止材層15のガラス化開始温度は、高温用酸化防止材層15を構成する一又は複数の酸化防止材の成分を調整することで調整可能であり、一例を示せばSiOを増量することでガラス化開始温度を高くすることができる。
また、本実施形態において領域Bの低温用酸化防止材層16は、第1の酸化防止材層14a及び第2の酸化防止材層14bの2層から構成したが、例えば第2の酸化防止材層14bの単層で構成することもできる。
図1に示した浸漬ノズル10において酸化防止材層の構成をそれぞれ表1のようにして、予熱試験を行った。予熱時間は120分とし、予熱完了時の吐出孔13近傍の温度は1200℃であった。また、ノズル本体11を構成する耐火物は、浸漬ノズルに一般的に使用されている、黒鉛を25質量%含有するAG材質とした。
Figure 0006761232
なお、実施例1〜7の「領域Bの酸化防止材層」は、それぞれ「領域Aの酸化防止材層」に使用した高温用酸化防止材層の上にガラス化開始温度500℃の低温用酸化防止材層を積層して2層としたものである。比較例2の「領域Bの酸化防止材層」は、実施例4の「領域Bの酸化防止材層」と同一の構成であり、更に比較例2では、「領域Aの酸化防止材層」も「領域Bの酸化防止材層」と同一の構成とした。実施例6は、酸化防止材層の厚さが0.2mmの場合であり、実施例7は、酸化防止材層の厚さが0.8mmの場合である。また、領域Aに嵌め込まれる保温用キャップを構成する生体溶解性繊維としては、実施例2以外については、市販品XであるSiOを77質量%、MgOを20質量%、Alを2質量%含有する生体溶解性繊維を使用し、実施例2については、市販品YであるSiOを74質量%、CaOを24質量%、MgOを1質量%含有する生体溶解性繊維を使用した。実施例5は、保温用キャップの厚さが3mmの場合である。
予熱試験後、各例の浸漬ノズルについて、保温用キャップの融着状態とAG材質の酸化発生状態を断面観察等により確認したところ、実施例1〜7の浸漬ノズルについては、保温用キャップの融着はなく保温用キャップの取り外しも容易であり、また、AG材質の酸化もなく良好であった。特に実施例4が良好であった。
これに対して、比較例1では、領域Aにおいて、保温用キャップを構成する生体溶解性繊維が溶融して酸化防止材層と一体化し、ガラス化開始温度500℃の酸化防止材の凝集が起こり、AG材質の局部酸化と保温用キャップの融着が確認された。比較例2では、AG材質の酸化は見られなかったが、保温用キャップの融着が確認された。これら保温用キャップの融着が確認された比較例1、2では、保温用キャップの取り外しが困難であった。
10 浸漬ノズル(連続鋳造用ノズル)
11 ノズル本体
12 内孔
13 吐出孔
14a 第1の酸化防止材層
14b 第2の酸化防止材層
15 高温用酸化防止材層
16 低温用酸化防止材層
17 生体溶解性繊維層
18 生体溶解性繊維
20 保温用キャップ
21 開孔
30 バーナー

Claims (4)

  1. 炭素を含有する耐火物からなり溶鋼が通過する内孔を有するノズル本体の外周を覆うように塗布された酸化防止材の層を備える連続鋳造用ノズルにおいて、生体溶解性繊維を含有してなり当該連続鋳造用ノズルの予熱時に当該連続鋳造用ノズルに嵌め込まれる保温用キャップをさらに備える連続鋳造用ノズルであって、
    当該連続鋳造用ノズルの予熱時に生体溶解性繊維を含有してなる保温用キャップが嵌め込まれる領域に塗布された酸化防止材の最外周層は、ガラス化開始温度が700℃以上である、連続鋳造用ノズル。
  2. 前記保温用キャップが嵌め込まれる領域に塗布された酸化防止材の最外周層は、ガラス化開始温度が900℃以上である、請求項1に記載の連続鋳造用ノズル。
  3. 前記保温用キャップが嵌め込まれない領域に塗布された酸化防止材の層は、ガラス化開始温度が500℃又は600℃の層を含む、請求項1又は2に記載の連続鋳造用ノズル。
  4. 前記生体溶解性繊維は、SiOを25質量%以上80質量%以下、MgO、CaO、及びKOの群から選択する一又は複数の成分を15質量%以上35質量%以下含有する、請求項1からのいずれかに記載の連続鋳造用ノズル。
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