JP6761143B2 - 管理システム、プログラム、管理方法、及び、管理サーバ - Google Patents

管理システム、プログラム、管理方法、及び、管理サーバ Download PDF

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Description

本発明は、管理システム、プログラム、管理方法、及び、管理サーバに関する。
携帯型又は可搬型の燃料電池システムが、燃料及びソフトウエアの代金と、保証金とを合計した金額にて、消費者に販売される場合がある(例えば、特許文献1を参照されたい)。
[先行技術文献]
[特許文献]
[特許文献1] 特開2003−229160号公報
解決しようとする課題
しかしながら、燃料電池システムの販売時にメーカが保証金を預かるだけでは、燃料電池システムのユーザに対して、燃料電池システムの回収を促したり、燃料電池システムの劣化を抑制するような態様で使用することを促したりすることが難しい。
一般的開示
本発明の第1の態様においては、管理システムが提供される。上記の管理システムは、例えば、可搬型エネルギ蓄積機器を管理する。上記の管理システムは、例えば、第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に他の主体又は当該他の主体とは異なる更なる他の主体から一の主体へ第2移転されるときに、上記の管理システムは、例えば、(i)第1時期と第2時期との期間の長さ、及び、(ii)第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の第2移転の対価を決定する対価決定部を備える。
上記の管理システムは、第1時期を示す情報と第2時期を示す情報とを取得する第1情報取得部、及び、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態を示す劣化情報を取得する第2情報取得部の少なくとも一方を備えてよい。上記の管理システムにおいて、対価決定部は、(i)第1情報取得部により取得される第1時期を示す情報及び第2時期を示す情報により示される、第2時期における第1時期からの経過期間の長さ、及び、(ii)第2情報取得部により取得される劣化情報により示される、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の第2移転の対価を決定してよい。
上記の管理システムにおいて、第1時期は、可搬型エネルギ蓄積機器の占有が、第1占有者から第2占有者に移転した時期であってよい。上記の管理システムにおいて、第2時期は、可搬型エネルギ蓄積機器の占有が、第2占有者から第1占有者に移転する時期であってよい。
上記の管理システムにおいて、第1移転は、可搬型エネルギ蓄積機器の譲渡であってよい。上記の管理システムにおいて、第2移転は、可搬型エネルギ蓄積機器の再譲渡であってよい。上記の管理システムにおいて、再譲渡は、第1時期における譲渡の当事者間の予約に基づいて成立し、予約の当事者又はその承継人により実行されてよい。
上記の管理システムは、可搬型エネルギ蓄積機器の第2移転に対する担保であって、第1時期に提供された担保に関する担保情報を取得する担保情報取得部を備えてよい。上記の管理システムにおいて、対価決定部は、(A)第1時期と第2時期と期間の長さ、及び、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方と、(B)担保情報により示される担保の価値とに基づいて、第2時期における対価を決定してよい。
上記の管理システムは、可搬型エネルギ蓄積機器の第2移転に対する担保であって、第1時期に提供された担保に関する担保情報を取得する担保情報取得部を備えてよい。上記の管理システムは、第1時期と第2時期との期間の長さ、及び、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の価値を評価する価値評価部を備えてよい。上記の管理システムにおいて、対価決定部は、担保情報により示される担保の価値と、価値評価部が評価した可搬型エネルギ蓄積機器の価値との合計を、第2時期における対価として決定してよい。上記の管理システムにおいて、価値評価部が評価した可搬型エネルギ蓄積機器の価値は、正の値、0、又は、負の値であってよい。
上記の管理システムは、可搬型エネルギ蓄積機器に関するイベントの発生を検出するイベント検出部を備えてよい。上記の管理システムにおいて、対価決定部は、(A)第1時期と第2時期との期間の長さ、及び、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方と、(C)イベント検出部が、第1時期と第2時期との期間に検出したイベントの内容とに基づいて、第2時期における対価を決定してよい。
上記の管理システムにおいて、対価決定部は、第2時期が予め定められた第1条件を満たす場合、(i)第1時期と第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、第2時期における対価が大きくなるように、対価を決定してよい。上記の管理システムにおいて、対価決定部は、第2時期が予め定められた第2条件を満たす場合、(i)第1時期と第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、第2時期における対価が小さくなるように、対価を決定してよい。
上記の管理システムにおいて、(a)第1時期と第2時期との期間の長さが予め定められた第3条件を満たす場合、対価決定部は、(i)第1時期と第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、第2時期における対価が小さくなるように、対価を決定してよい。上記の管理システムにおいて、第1時期と第2時期との期間の長さが第3条件を満たさない場合、対価決定部は、(i)第1時期と第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、第2時期における対価が大きくなるように、対価を決定してよい。
上記の管理システムにおいて、(b)第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が予め定められた第4条件を満たす場合、対価決定部は、(i)第1時期と第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、第2時期における対価が小さくなるように、対価を決定してよい。上記の管理システムにおいて、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が第4条件を満たさない場合、対価決定部は、(i)第1時期と第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、第2時期における対価が大きくなるように、対価を決定してよい。
上記の管理システムは、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしているか否かを判定する劣化判定部を備えてよい。上記の管理システムにおいて、対価決定部は、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしていると判定された場合、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしていないと判定された場合と比較して、対価が小さくなるように、対価を決定してよい。
本発明の第2の態様においては、プログラムが提供される。上記のプログラムを格納する非一時的コンピュータ可読媒体が提供されてもよい。上記のプログラムは、コンピュータを、上記の管理システムとして機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、上記の管理システムにおける1又は複数の情報処理手順を実行させるためのプログラムであってよい。
本発明の第3の態様においては、管理方法が提供される。上記の管理方法は、例えば、可搬型エネルギ蓄積機器を管理する方法である。上記の管理方法は、コンピュータを利用して、可搬型エネルギ蓄積機器を管理する方法であってよい。上記の管理方法は、例えば、第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に他の主体又は当該他の主体とは異なる更なる他の主体から一の主体へ第2移転されるときに、(i)第1時期と第2時期との期間の長さ、及び、(ii)第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の第2移転の対価を決定する対価決定段階を有する。
本発明の第4の態様においては、管理サーバが提供される。上記の管理サーバは、例えば、可搬型エネルギ蓄積機器を管理する。上記の管理サーバは、例えば、第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に他の主体又は当該他の主体とは異なる更なる他の主体から一の主体へ第2移転されるときに、(i)第1時期と第2時期との期間の長さ、及び、(ii)第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の第2移転の対価を決定する対価決定部を備える。
なお、上記の発明の概要は、本発明の必要な特徴の全てを列挙したものではない。また、これらの特徴群のサブコンビネーションもまた、発明となりうる。
機器管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。 機器管理サーバ110の内部構成の一例を概略的に示す。 履行対価の算出方法の一例を概略的に示す。 履行対価の算出方法の一例を概略的に示す。 履行対価の算出方法の一例を概略的に示す。 履行対価を算出するための基準の一例を概略的に示す。 履行対価を算出するための基準の一例を概略的に示す。
以下、発明の実施の形態を通じて本発明を説明するが、以下の実施形態は請求の範囲にかかる発明を限定するものではない。また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。なお、図面において、同一または類似の部分には同一の参照番号を付して、重複する説明を省く場合がある。
[機器管理システム100の概要]
図1は、機器管理システム100のシステム構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、機器管理システム100は、機器管理サーバ110を備える。機器管理システム100は、管理システムの一例であってよい。機器管理サーバ110は、管理システム及び管理サーバの一例であってよい。
本実施形態において、機器管理システム100は、1又は複数の機器を管理する。例えば、機器管理サーバ110が、1又は複数の機器を管理する。機器管理サーバ110は、1又は複数の機器のそれぞれに関する、当該機器の状態、当該機器に関する取引、及び、当該機器に関する契約の少なくとも1つを管理してよい。上記の機器としては、(i)可搬型エネルギ蓄積機器、(ii)当該可搬型エネルギ蓄積機器が提供するエネルギを利用するエネルギ利用機器などが例示される。
可搬型エネルギ蓄積機器は、エネルギを蓄積する。エネルギとしては、化石燃料、水素、電気などが例示される。可搬型エネルギ蓄積機器としては、燃料容器、バッテリなどが例示される。可搬型エネルギ蓄積機器は、動物又は移動体により運搬される。可搬型エネルギ蓄積機器は、動物に装着又は携帯されてもよく、移動体に搭載されてもよく、移動体に牽引されてもよい。
移動体は、陸上を走行する機器であってもよく、空中を飛行する機器であってもよく、水中又は水上を航行する機器であってもよい。移動体は、ユーザの操作により移動してもよく、当該移動体に搭載されたコンピュータによる自律移動機能(オートクルーズ、クルーズコントロールなどと称される場合がある。)により移動してもよい。移動体としては、車両、船舶、飛行体などが例示される。車両としては、自動車、自動二輪車、電車などが例示される。
自動車としては、エンジン車、電気自動車、燃料電池車、ハイブリッド車、作業機械などが例示される。自動二輪車としては、(i)バイク、(ii)三輪バイク、(iii)セグウェイ(登録商標)、動力ユニット付きキックボード(登録商標)、動力ユニット付きスケートボードのような、動力ユニットを有する立ち乗り二輪車などが例示される。船舶としては、船、ホバークラフト、水上バイク、潜水艦、潜水艇、水中スクータなどが例示される。飛行体としては、飛行機、飛行船又は風船、気球、ヘリコプター、ドローンなどが例示される。
本実施形態においては、説明を簡単にすることを目的として、エネルギ利用機器が燃料電池車130であり、可搬型エネルギ蓄積機器が水素ボンベ132である場合を例として、機器管理システム100の詳細が説明される。しかしながら、可搬型エネルギ蓄積機器及びエネルギ利用機器が本実施形態に限定されないことに留意されたい。
また、本実施形態においては、燃料電池車130の販売者112と、燃料電池車130の購入者114との間における各種の取引を例として、機器管理システム100の詳細が説明される。しかしながら、機器管理システム100により管理される情報が本実施形態に限定されないことに留意されたい。
機器管理システム100は、燃料電池車130の販売者112の通信端末122、及び、燃料電池車130の購入者114の通信端末124の少なくとも一方を備えてもよい。機器管理サーバ110と、通信端末122及び通信端末124の少なくとも一方とは、通信ネットワーク10を介して、互いに情報を送受してよい。通信端末122及び通信端末124は、通信ネットワーク10を介して、互いに情報を送受してよい。
本実施形態において、通信ネットワーク10は、有線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路であってもよく、無線通信の伝送路及び有線通信の伝送路の組み合わせであってもよい。通信ネットワーク10は、無線パケット通信網、インターネット、P2Pネットワーク、専用回線、VPN、電力線通信回線などを含んでもよい。通信ネットワーク10は、(i)携帯電話回線網などの移動体通信網を含んでもよく、(ii)無線MAN(例えば、WiMAX(登録商標)である。)、無線LAN(例えば、WiFi(登録商標)である。)、Bluetooth(登録商標)、Zigbee(登録商標)、NFC(Near Field Communication)などの無線通信網を含んでもよい。
本実施形態において、通信端末122及び通信端末124のそれぞれは、通信ネットワーク10を介して、他の通信端末と情報を送受することのできる機器であればよく、その詳細は特に限定されない。通信端末122及び通信端末124としては、パーソナルコンピュータ、携帯端末などが例示される。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。通信端末122及び通信端末124の少なくとも一方は、当該通信端末のユーザと、機器管理サーバ110との間に介在するユーザインタフェースとして使用されてよい。通信端末122及び通信端末124の少なくとも一方は、当該通信端末のユーザを認証する機能を有してもよい。
本実施形態においては、機器管理サーバ110が、各種の機器の状態、機器に関する取引、機器に関する契約などを管理する場合を例として、機器管理システム100の詳細が説明される。しかしながら、機器管理システム100は、本実施形態に限定されない。他の実施形態において、機器管理サーバ110の機能の少なくとも一部が、通信端末122及び通信端末124の少なくとも一方により実現されてよい。さらに他の実施形態において、通信端末122及び通信端末124の少なくとも一方が、本実施形態に係る機器管理サーバ110の代わりに使用されてよい。この場合、機器管理システム100は、機器管理サーバ110を備えなくてもよい。また、この場合、通信端末122及び通信端末124の少なくとも一方は、管理システム及び管理サーバの一例であってよい。
[燃料電池車130及び水素ボンベ132に関する取引の概要]
本実施形態によれば、まず、燃料電池車130の販売者112と、燃料電池車130の購入者114との間で、取引12が実行される。その後、取引14及び取引16が実行される。なお、取引14及び16が繰り返し実行されてよい。また、取引16が実行されなくてもよい。
[取引12の概要]
本実施形態によれば、取引12において、販売者112が、水素ボンベ132が装着された燃料電池車130を、購入者114に販売する。水素ボンベ132は、新品であってもよく、中古品であってもよい。これにより、水素ボンベ132の占有が、販売者112から購入者114に移転する。販売者112は、一の主体、及び、第1占有者の一例であってよい。購入者114は、他の主体、及び、第2占有者の一例であってよい。
一実施形態によれば、取引12において、水素ボンベ132は、購入者114に譲渡されてよい。この場合、水素ボンベ132の所有権は、購入者114に移転する。譲渡は、第1移転の一例であってよい。
また、取引12に関連して、販売者112及び購入者114の間で、将来において、購入者114が、水素ボンベ132を販売者112に再譲渡することに関する特約(再譲渡に関する特約と称される場合がある。)が締結されてよい。上記の特約の締結時期は、取引12の譲渡契約の締結時期と同時であってもよく、取引12の譲渡契約の締結時期とは異なる時期であってもよい。
再譲渡は、第2移転の一例であってよい。上記の特約は、譲渡の当事者間の予約の一例であってよい。予約上の権利は譲渡されてもよい。つまり、上記の特約は、予約の当事者又はその承継人により実行され得る。予約上の権利が譲渡された場合、当該権利の承継人(例えば、再譲渡に関する特約の承継人である。)は、更なる他の主体の一例であってよい。予約上の権利が譲渡された場合、購入者114ではなく、上記の承継人が、水素ボンベ132を販売者112に再譲渡する。
他の実施形態によれば、取引12において、水素ボンベ132は、購入者114に貸与されてよい。この場合、水素ボンベ132の所有権は、(i)販売者112、又は、(ii)販売者112及び購入者114以外の第三者に留保される。貸与は、第1移転の一例であってよい。
また、取引12に関連して、販売者112及び購入者114の間で、将来において、購入者114が、水素ボンベ132を販売者112に返戻することに関する特約(返戻に関する特約と称される場合がある。)が締結されてよい。上記の特約の締結時期は、取引12の譲渡契約の締結時期と同時であってもよく、取引12の譲渡契約の締結時期とは異なる時期であってもよい。
返戻は、第2移転の一例であってよい。上記の特約は、譲渡の当事者間の予約の一例であってよい。予約上の権利は譲渡されてもよい。つまり、上記の特約は、予約の当事者又はその承継人により実行され得る。予約上の権利が譲渡された場合、当該権利の承継人(例えば、返戻に関する特約の承継人である。)は、更なる他の主体の一例であってよい。予約上の権利が譲渡された場合、購入者114ではなく、上記の承継人が、水素ボンベ132を販売者112に返戻する。
本実施形態において、購入者114は、(i)購入者114による再譲渡に関する特約の履行又は(ii)購入者114による返戻に関する特約の履行を保証することを目的として、販売者112に保証金134を支払う。(i)燃料電池車130の代金又は(ii)燃料電池車130及び水素ボンベ132の代金とは別に、保証金134が支払われてよい。保証金134は、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻に対する担保の一例であってよい。なお、他の実施形態によれば、取引12において、購入者114が保証金134を支払わなくてもよい。
[取引14の概要]
本実施形態によれば、次に、取引14において、取引12に関連して締結された再譲渡に関する特約、又は、取引12に関連して締結された返戻に関する特約が、購入者114により履行される。つまり、購入者114が、燃料電池車130に装着されていた水素ボンベ132を、販売者112に再譲渡又は返戻する。これにより、水素ボンベ132の占有が、購入者114から販売者112に移転する。
取引14において、水素ボンベ132を回収した販売者112は、再譲渡に関する特約又は返戻に関する特約が履行されたことに対する対価142(履行対価と称される場合がある。)を、購入者114に支払う。本実施形態において、対価142は、取引12から取引14までの期間中に変動する。例えば、対価142は、(i)保証金134の価値、(ii)取引12から取引14までの期間の長さ、(iii)取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態、(iv)取引12から取引14までの間に生じたイベントの内容の少なくとも1つに基づいて、決定される。なお、取引12において、購入者114が保証金134を支払わなかった場合であっても、販売者112は、対価142を購入者114に支払ってもよい。取引12から取引14までの期間の長さは、取引14が実行される時期における、取引12が実行された時期からの経過期間の長さであってもよい。
対価142は、金銭的価値であってもよく、電子的価値であってもよく、財産的価値であってもよい。金銭的価値としては、通貨、貨幣などが例示される。電子的価値としては、ポイント、マイレージ、電子マネーなどが例示される。財産的価値としては、暗号通貨が例示される。なお、暗号通貨は、国によっては、金銭的価値又は電子的価値の一例であってもよい。
本実施形態によれば、保証金の額が時間的に変動しない場合と比較して、販売者112は、水素ボンベ132の回収時期をコントロールできる。また、保証金の額が時間的に変動しない場合と比較して、販売者112は、購入者114による水素ボンベ132の使用態様をコントロールできる。
[取引16の概要]
本実施形態によれば、次に、取引16において、販売者112が、交換用の水素ボンベ152を、購入者114に譲渡又は貸与する。これにより、水素ボンベ152の占有が、販売者112から購入者114に移転する。また、取引16に関連して、販売者112及び購入者114の間で、水素ボンベ152の再譲渡に関する特約、又は、水素ボンベ152の返戻に関する特約が締結される。さらに、取引16において、購入者114は、(i)購入者114による再譲渡に関する特約の履行又は(ii)購入者114による返戻に関する特約の履行を保証することを目的として、販売者112に保証金154を支払う。
水素ボンベ152は、可搬型エネルギ蓄積機器の一例であってよい。保証金154は、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻に対する担保の一例であってよい。
取引16に関連して締結された再譲渡に関する特約、又は、取引16に関連して締結された返戻に関する特約が、購入者114により履行された場合、取引14と同様の処理が実行されてよい。つまり、水素ボンベ152の占有が、購入者114から販売者112に移転する。また、水素ボンベ152を回収した販売者112は、再譲渡に関する特約又は返戻に関する特約が履行されたことに対する対価を、購入者114に支払う。
[機器管理システム100の各部の具体的な構成]
機器管理システム100の各部は、ハードウェアにより実現されてもよく、ソフトウエアにより実現されてもよく、ハードウェア及びソフトウエアにより実現されてもよい。機器管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、単一のサーバによって実現されてもよく、複数のサーバによって実現されてもよい。機器管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、仮想マシン上又はクラウドシステム上で実現されてもよい。機器管理システム100の各部は、その少なくとも一部が、パーソナルコンピュータ又は携帯端末によって実現されてもよい。携帯端末としては、携帯電話、スマートフォン、PDA、タブレット、ノートブック・コンピュータ又はラップトップ・コンピュータ、ウエアラブル・コンピュータなどが例示される。機器管理システム100の各部は、ブロックチェーンなどの分散型台帳技術又は分散型ネットワークを利用して、情報を格納してもよい。
機器管理システム100を構成する構成要素の少なくとも一部がソフトウエアにより実現される場合、当該ソフトウエアにより実現される構成要素は、一般的な構成の情報処理装置において、当該構成要素に関する動作を規定したプログラムを起動することにより実現されてよい。上記の情報処理装置は、例えば、(i)CPU、GPUなどのプロセッサ、ROM、RAM、通信インタフェースなどを有するデータ処理装置と、(ii)キーボード、タッチパネル、カメラ、マイク、各種センサ、GPS受信機などの入力装置と、(iii)表示装置、スピーカ、振動装置などの出力装置と、(iv)メモリ、HDDなどの記憶装置(外部記憶装置を含む。)とを備える。上記の情報処理装置において、上記のデータ処理装置又は記憶装置は、プログラムを格納してよい。上記のプログラムは、非一時的なコンピュータ可読記録媒体に格納されてよい。上記のプログラムは、プロセッサによって実行されることにより、上記の情報処理装置に、当該プログラムによって規定された動作を実行させる。
プログラムは、CD−ROM、DVD−ROM、メモリ、ハードディスクなどのコンピュータ読み取り可能な媒体に記憶されていてもよく、ネットワークに接続された記憶装置に記憶されていてもよい。プログラムは、コンピュータ読み取り可能な媒体又はネットワークに接続された記憶装置から、機器管理システム100の少なくとも一部を構成するコンピュータにインストールされてよい。プログラムが実行されることにより、コンピュータが、機器管理システム100の各部の少なくとも一部として機能してもよい。コンピュータを機器管理システム100の各部の少なくとも一部として機能させるプログラムは、機器管理システム100の各部の動作を規定したモジュールを備えてよい。これらのプログラム又はモジュールは、データ処理装置、入力装置、出力装置、記憶装置等に働きかけて、コンピュータを機器管理システム100の各部として機能させたり、コンピュータに機器管理システム100の各部における情報処理方法を実行させたりする。プログラムに記述された情報処理は、当該プログラムがコンピュータに読込まれることにより、当該プログラムに関連するソフトウエアと、機器管理システム100の各種のハードウェア資源とが協働した具体的手段として機能する。そして、上記の具体的手段が、本実施形態におけるコンピュータの使用目的に応じた情報の演算又は加工を実現することにより、当該使用目的に応じた機器管理システム100が構築される。
上記のプログラムは、コンピュータを、機器管理サーバ110として機能させるためのプログラムであってよい。上記のプログラムは、コンピュータに、機器管理サーバ110における情報処理に関する1又は複数の手順を実行させるためのプログラムであってよい。機器管理サーバ110における情報処理は、可搬型エネルギ蓄積機器を管理する管理方法に関する情報処理であってよい。上記の管理方法は、例えば、第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に他の主体又は当該他の主体とは異なる更なる他の主体から一の主体へ第2移転されるときに、(i)第1時期と第2時期との期間の長さ、及び、(ii)第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の第2移転の対価を決定する対価決定段階を有する。
他の実施形態において、上記の管理方法は、例えば、第1時期に譲渡又は貸与された可搬型エネルギ蓄積機器が再譲渡又は返戻される第2時期を示す第2移転情報を取得する第2移転情報取得段階を有する。上記の管理方法は、例えば、第1時期を示す第1移転情報を取得する第1移転情報取得段階、及び、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態を示す劣化情報を取得する劣化情報取得段階の少なくとも一方を有する。上記の管理方法は、例えば、第1時期から第2時期までの期間の長さ、及び、劣化情報により示される可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、第2時期における可搬型エネルギ蓄積機器の再譲渡又は返戻の対価を決定する対価決定段階を有する。
[機器管理サーバ110の各部の概要]
図2は、機器管理サーバ110の内部構成の一例を概略的に示す。本実施形態において、機器管理サーバ110は、入出力制御部220と、取引情報取得部232と、ボンベ情報取得部234と、イベント情報取得部236と、使用期間算出部242と、状態判定部244と、評価部246と、履行対価決定部250と、格納部260とを備える。本実施形態において、格納部260は、機器情報格納部262と、基準情報格納部264とを有する。機器管理サーバ110の各部は、例えば、互いに情報を送受することができる。
取引情報取得部232は、第1情報取得部、担保情報取得部の一例であってよい。ボンベ情報取得部234は、第2情報取得部の一例であってよい。イベント情報取得部236は、イベント検出部の一例であってよい。状態判定部244は、劣化判定部の一例であってよい。評価部246は、価値評価部の一例であってよい。履行対価決定部250は、対価決定部の一例であってよい。
本実施形態において、入出力制御部220は、機器管理サーバ110に対する入力を制御する。また、入出力制御部220は、機器管理サーバ110からの出力を制御する。
入出力制御部220は、機器管理サーバ110と、外部の情報処理装置との間の通信を制御する。外部の情報処理装置としては、通信端末122、通信端末124などが例示される。入出力制御部220は、通信インタフェースであってよい。入出力制御部220は、複数の種類の通信方式に対応してよい。
入出力制御部220は、機器管理サーバ110の入力部(図示されていない。)に入力された情報を取得してよい。入力部としては、キーボード、ポインティングデバイス、タッチパネル、マイク、カメラなどが例示される。入出力制御部220は、機器管理サーバ110の出力部(図示されていない。)に情報を出力してもよい。出力部としては、ディスプレイ、プロジェクタ、スピーカなどが例示される。
本実施形態において、取引情報取得部232は、機器の取引に関する情報を取得する。取引に関する情報としては、当該取引の時期を示す情報、当該取引に伴い締結される契約、特約又は予約に関する情報、当該取引に伴いやり取りされた価値に関する情報などが例示される。取引に伴いやり取りされた価値は、金銭的価値であってもよく、電子的価値であってもよく、財産的価値であってもよい。取引に伴いやり取りされた価値は、機器の再譲渡又は返戻に対する担保であってよい。保証金134は、水素ボンベ132の取引に伴いやり取りされた価値の一例であってよい。保証金154は、水素ボンベ152の取引に伴いやり取りされた価値の一例であってよい。
取引情報取得部232は、例えば、機器管理サーバ110の入力部(図示されていない。)から、当該入力部に入力された、機器の取引に関する情報を取得する。取引情報取得部232は、通信端末122から、通信端末122に入力された、機器の取引に関する情報を取得してよい。取引情報取得部232は、通信端末124から、通信端末124に入力された、機器の取引に関する情報を取得してよい。
一実施形態において、取引情報取得部232は、取引12が実行された時期を示す情報を取得する。取引12が実行された時期は、第1時期の一例であってよい。取引12が実行された時期を示す情報は、第1時期を示す情報の一例であってよい。取引12が実行された時期は、水素ボンベ132の占有が、販売者112から購入者114に移転した時期の一例であってよい。
他の実施形態において、取引情報取得部232は、取引14が実行される時期を示す情報を取得する。取引14が実行される時期は、取引12において譲渡又は貸与された水素ボンベ132が再譲渡又は返戻される時期の一例であってよい。取引14が実行された時期は、第2時期の一例であってよい。取引14が実行された時期を示す情報は、第2時期を示す情報の一例であってよい。取引14が実行された時期は、水素ボンベ132の占有が、購入者114から販売者112に移転する時期の一例であってよい。
さらに他の実施形態において、取引情報取得部232は、取引16が実行された時期を示す情報を取得する。取引16が実行された時期は、第1時期の一例であってよい。取引16が実行された時期を示す情報は、第1時期を示す情報の一例であってよい。取引16が実行された時期は、水素ボンベ152の占有が、販売者112から購入者114に移転した時期の一例であってよい。
さらに他の実施形態において、取引情報取得部232は、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期を示す情報を取得する。取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期は、第2時期の一例であってよい。取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期を示す情報は、第2時期を示す情報の一例であってよい。取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期は、水素ボンベ152の占有が、購入者114から販売者112に移転する時期の一例であってよい。
さらに他の実施形態において、取引情報取得部232は、保証金134及び保証金154の少なくとも一方に関する情報を取得する。保証金134は、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻に対する担保の一例であってよい。保証金134は、取引12が実行された時期に提供された担保の一例であってよい。保証金154は、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻に対する担保の一例であってよい。保証金154は、取引16が実行された時期に提供された担保の一例であってよい。保証金134及び保証金154の少なくとも一方に関する情報は、担保情報の一例であってよい。
本実施形態において、ボンベ情報取得部234は、機器の状態に関する各種の情報を取得する。例えば、ボンベ情報取得部234は、水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方に関する情報を取得する。ボンベ情報取得部234は、各水素ボンベの使用履歴に関する情報を取得してよい。水素ボンベの使用履歴に関する情報は、劣化情報の一例であってよい。
ボンベ情報取得部234は、(i)取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の使用履歴に関する情報、(ii)取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の使用履歴に関する情報などを取得してよい。各水素ボンベの使用履歴に関する情報は、実績値であってもよく、予測値であってもよい。
水素ボンベの使用履歴に関する情報としては、当該水素ボンベの温度、圧力又は水素残量に関する履歴、当該水素ボンベに対する操作の履歴などが例示される。水素ボンベに対する操作の履歴としては、燃料電池車130の燃料電池車130への着脱、水素ボンベ132への水素の充填などの履歴が例示される。
水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方に関する情報は、予め定められたタイミングで取得されてよい。予め定められたタイミングとしては、(i)予め定められた時刻が到達したとき、(ii)前回、上記の情報が取得されてから、予め定められた期間が経過したとき、(iii)販売者112、購入者114又は燃料電池車130が、上記の情報を取得すべき旨の指示を出力したときなどが例示される。水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方に関する情報は、水素ボンベ132若しくは水素ボンベ152に配された記憶装置(図示されていない)、又は、燃料電池車130に配された記憶装置(図示されていない。)に格納されてよい。
ボンベ情報取得部234は、水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方に関する情報を、任意のタイミングで取得してよい。例えば、ボンベ情報取得部234は、燃料電池車130、水素ボンベ132又は水素ボンベ152と通信可能になったタイミングで、上記の情報を取得する。ボンベ情報取得部234は、予め定められたタイミングで、燃料電池車130、水素ボンベ132又は水素ボンベ152に配された記憶装置にアクセスして、上記の情報を取得してよい。予め定められたタイミングとしては、(i)予め定められた時刻が到達したとき、(ii)前回、上記の情報が取得されてから、予め定められた期間が経過したとき、(iii)販売者112、購入者114、機器管理サーバ110の運営者などから、上記の情報を取得すべき旨の指示を受領したときなどが例示される。
本実施形態において、イベント情報取得部236は、機器に関するイベントの情報(イベント情報と称される場合がある。)を取得する。例えば、イベント情報取得部236は、水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方に関するイベント情報を取得する。上記のイベント情報としては、水素ボンベの回収を促進するためのプロモーション活動に関する情報、水素ボンベのリコールに関する情報などが例示される。例えば、イベント情報取得部236は、外部の情報処理装置から、イベント情報を受信することで、水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方に関するイベントの発生を検出する。
本実施形態において、使用期間算出部242は、購入者114が機器を使用又は占有している期間を算出する。例えば、使用期間算出部242は、取引12が実行された時期から、取引14が実行された時期までの期間の長さを算出する。使用期間算出部242は、取引16が実行された時期から、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期までの期間の長さを算出してもよい。
本実施形態において、状態判定部244は、機器の劣化状態を判定する。例えば、状態判定部244は、水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方の劣化状態を決定する。状態判定部244は、水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしているか否かを判定する。
状態判定部244は、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしているか否かを判定してよい。状態判定部244は、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしているか否かを判定してよい。
水素ボンベの劣化状態は、当該水素ボンベの劣化の進行状況を示すパラメータであってよい。水素ボンベの劣化状態は、連続的な数値により表されてもよく、段階的な区分により表されてもよい。各区分は、記号又は文字により区別されてもよく、数字により区別されてもよい。
水素ボンベの劣化状態は、当該水素ボンベの装着期間、使用期間、使用回数、及び、充填回数の少なくとも1つに基づいて決定されてよい。水素ボンベの装着時間は、当該水素ボンベが水素供給装置に装着されている期間であってよい。水素ボンベの使用期間は、当該水素ボンベの装着期間のうち、当該水素ボンベから外部に水素が供給されている期間であってよい。水素ボンベの使用回数は、当該水素ボンベを装着した水素供給装置の起動回数又は停止回数であってよい。
水素ボンベの劣化状態は、例えば、当該水素ボンベの装着期間の累算値、当該水素ボンベの使用期間の累算値、当該水素ボンベの使用回数の通算値、及び、当該水素ボンベの充填回数の通算値の少なくとも1つに基づいて決定される。状態判定部244は、ボンベ情報取得部234が取得した、水素ボンベの使用履歴に関する情報に基づいて、当該水素ボンベの劣化状態を決定してよい。
上記の第5条件は、予め定められた劣化状態よりも劣化が進行しているという条件であってもよい。上記の第5条件としては、水素ボンベの装着期間の累算値が予め定められた値より大きいという条件、水素ボンベの使用期間の累算値が予め定められた値より大きいという条件、水素ボンベの使用回数の通算値が予め定められた値より大きいという条件、水素ボンベの充填回数の通算値が予め定められた値より大きいという条件などが例示される。
可搬型エネルギ蓄積機器がバッテリである場合、可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態としては、蓄電容量の劣化状態、充放電効率の劣化状態などが例示される。可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態は、例えば、満充電時の蓄電容量、充放電曲線、充電回数及び使用期間の少なくとも1つに基づいて決定される。
可搬型エネルギ蓄積機器がバッテリである場合、上記の第5条件は、予め定められた劣化状態よりも劣化が進行しているという条件であってよい。上記の第5条件としては、バッテリの満充電時の蓄電容量が予め定められた値より大きいという条件、バッテリの起電力が予め定められた値より大きいという条件、バッテリの内部抵抗値が予め定められた値よりも小さいという条件、バッテリの充電回数の通算値が予め定められた値より大きいという条件、バッテリの使用期間の累積値が予め定められた値より大きいという条件などが例示される。上記の第5条件は、(i)初期状態の満充電時の蓄電容量に対する、現在の満充電時の蓄電容量の割合が、予め定められた値よりも小さいという条件、(ii)初期状態の起電力に対する、現在の起電力の割合が、予め定められた値よりも小さいという条件、又は、(iii)初期状態の内部抵抗値に対する、現在の内部抵抗値の割合が、予め定められた値よりも大きいという条件であってもよい。
可搬型エネルギ蓄積機器が化石燃料の燃料容器である場合、可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態は、例えば、当該燃料容器の使用期間に基づいて決定される。燃料容器の劣化状態は、当該燃料容器の使用期間の累算値に基づいて決定されてよい。可搬型エネルギ蓄積機器が化石燃料の燃料容器である場合、上記の第5条件は、予め定められた劣化状態よりも劣化が進行しているという条件であってもよい。上記の第5条件は、燃料容器の使用期間の累算値が予め定められた値より大きいという条件であってよい。なお、燃料容器が加圧容器である場合、当該燃料容器の劣化状態は、水素ボンベの劣化状態と同様の手法により決定されてよい。この場合、上記の第5条件は、水素ボンベに関する第5条件と同様の条件であってよい。
本実施形態において、評価部246は、機器の価値を評価する。評価部246は、任意の時期における、水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方の価値を評価してよい。評価部246は、(i)使用期間算出部242が算出した、任意の時期において購入者114が各水素ボンベを使用又は占有している期間の長さ、及び、(ii)状態判定部244が決定した、任意の時期における各水素ボンベの劣化状態の少なくとも一方に基づいて、任意の時期における、水素ボンベ132及び水素ボンベ152の少なくとも一方の価値を評価してよい。
例えば、評価部246は、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の価値を評価する。評価部246は、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の価値を評価してよい。評価部246が評価した各水素ボンベの価値は、正の値であってもよく、0であってもよく、負の値であってもよい。
本実施形態において、履行対価決定部250は、購入者114が、再譲渡に関する特約、又は、返戻に関する特約を履行することに対する対価を決定する。例えば、履行対価決定部250は、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価を決定する。履行対価決定部250は、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
本実施形態において、履行対価決定部250は、(i)使用期間算出部242が算出した、任意の時期において購入者114が各水素ボンベを使用又は占有している期間の長さ、及び、(ii)状態判定部244が決定した、任意の時期における各水素ボンベの劣化状態の少なくとも一方に基づいて、上記の対価を決定する。例えば、履行対価決定部250は、(i)保証金134の価値、(ii)取引12から取引14までの期間の長さ、(iii)取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態、(iv)取引12から取引14までの間に生じたイベントの内容の少なくとも1つに基づいて、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価を決定する。履行対価決定部250は、取引14が実行されたときに、上記の対価を決定してよい。履行対価決定部250は、取引14が実行される前に、仮に取引14が実行された場合における上記の対価を決定してもよい。
[具体例1]
一実施形態において、履行対価決定部250は、取引14が実行される時期が予め定められた第1条件を満たす場合、(i)取引12から取引14までの期間が長いほど、又は、(ii)取引14の時点における水素ボンベ132の劣化が進行しているほど、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が大きくなるように、当該対価を決定する。履行対価決定部250は、同様の手順に従って、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
取引14が実行される時期が予め定められた第1条件を満たすか否かは、例えば、取引12から取引14までの期間の長さが、予め定められた数値範囲に収まるか否かにより決定される。上記の数値範囲は、上限のみが定められていてもよく、下限のみがさだめられていてもよく、上限及び下限が定められていてもよい。取引14が実行される時期が予め定められた第1条件を満たすか否かは、例えば、取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態が、予め定められた劣化状態よりも劣化が進行しているか否かにより決定される。
[具体例2]
他の実施形態において、履行対価決定部250は、取引14が実行される時期が予め定められた第2条件を満たす場合、(i)取引12から取引14までの期間が長いほど、又は、(ii)取引14の時点における水素ボンベ132の劣化が進行しているほど、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が小さくなるように、当該対価を決定する。履行対価決定部250は、同様の手順に従って、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
取引14が実行される時期が予め定められた第2条件を満たすか否かは、例えば、取引12から取引14までの期間の長さが、予め定められた数値範囲に収まるか否かにより決定される。上記の数値範囲は、上限のみが定められていてもよく、下限のみがさだめられていてもよく、上限及び下限が定められていてもよい。取引14が実行される時期が予め定められた第2条件を満たすか否かは、例えば、取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態が、予め定められた劣化状態よりも劣化が進行しているか否かにより決定される。
第2条件に関連する上記の数値範囲は、第1条件に関連する上記の数値範囲と同一であってもよく、第1条件に関連する上記の数値範囲と異なってもよい。第2条件に関連する上記の劣化状態は、第1条件に関連する上記の劣化状態と同一であってもよく、第1条件に関連する上記の劣化状態と異なってもよい。第2条件は、第1条件を満たさないという条件であってもよい。
[具体例3]
さらに他の実施形態において、取引12から取引14までの期間の長さが予め定められた第3条件を満たす場合、履行対価決定部250は、(i)取引12から取引14までの期間が長いほど、又は、(ii)取引14の時点における水素ボンベ132の劣化が進行しているほど、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が小さくなるように、当該対価を決定する。一方、取引12から取引14までの期間の長さが予め定められた第3条件を満たない場合、履行対価決定部250は、(i)取引12から取引14までの期間が長いほど、又は、(ii)取引14の時点における水素ボンベ132の劣化が進行しているほど、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が大きくなるように、当該対価を決定する。取引12から取引14までの期間の長さが予め定められた第3条件を満たない場合、履行対価決定部250は、予め定められた値を、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価として決定してもよい。履行対価決定部250は、同様の手順に従って、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
第3条件は、予め定められた数値範囲に収まるという条件であってよい。上記の数値範囲は、上限のみが定められていてもよく、下限のみがさだめられていてもよく、上限及び下限が定められていてもよい。
[具体例4]
さらに他の実施形態において、取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態が予め定められた第4条件を満たす場合、履行対価決定部250は、(i)取引12から取引14までの期間が長いほど、又は、(ii)取引14の時点における水素ボンベ132の劣化が進行しているほど、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が小さくなるように、当該対価を決定する。一方、取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態が予め定められた第4条件を満たさない場合、履行対価決定部250は、(i)取引12から取引14までの期間が長いほど、又は、(ii)取引14の時点における水素ボンベ132の劣化が進行しているほど、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が大きくなるように、当該対価を決定する。取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態が予め定められた第4条件を満たさない場合、履行対価決定部250は、予め定められた値を、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価として決定してもよい。履行対価決定部250は、同様の手順に従って、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
第4条件は、予め定められた劣化状態よりも劣化が進行しているという条件であってよい。上記の第4条件としては、水素ボンベの装着期間の累算値が予め定められた値より大きいという条件、水素ボンベの使用期間の累算値が予め定められた値より大きいという条件、水素ボンベの使用回数の通算値が予め定められた値より大きいという条件、水素ボンベの充填回数の通算値が予め定められた値より大きいという条件などが例示される。
[具体例5]
さらに他の実施形態において、取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしていると判定された場合、履行対価決定部250は、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の劣化状態が第5条件を満たしていない場合と比較して、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が大きくなるように、当該対価を決定する。履行対価決定部250は、同様の手順に従って、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
第5条件は、予め定められた劣化状態よりも劣化が進行しているという条件であってよい。第5条件に関連する上記の劣化状態は、第4条件に関連する上記の劣化状態と同一であってもよく、第4条件に関連する上記の劣化状態と異なってもよい。
[具体例6]
さらに他の実施形態において、履行対価決定部250は、(A)取引12から取引14までの期間の長さ、及び、取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態の少なくとも一方と、(C)取引12から取引14までの期間に検出されたイベントの内容とに基づいて、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価を決定する。履行対価決定部250は、同様の手順に従って、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
例えば、イベントの内容が、水素ボンベのリコールである場合、履行対価決定部250は、取引12から取引14までの期間の長さが小さいほど、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が大きくなるように、当該対価を決定する。
[具体例7]
さらに他の実施形態において、履行対価決定部250は、(A)取引12から取引14までの期間の長さ、及び、取引14の時点における水素ボンベ132の劣化状態の少なくとも一方と、(B)取引12に伴いやり取りされた保証金134の価値とに基づいて、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価を決定する。例えば、履行対価決定部250は、取引12に伴い提供された保証金134の金額を、予め定められたアルゴリズムに基づいて補正することで、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価を決定する。履行対価決定部250は、取引12に伴い提供された保証金134の金額と、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の評価額とに基づいて、取引14が実行される時期における、水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価を決定してもよい。履行対価決定部250は、同様の手順に従って、取引16において譲渡又は貸与された水素ボンベ152が再譲渡又は返戻される時期における、水素ボンベ152の再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
一実施形態において、履行対価決定部250は、取引12に伴い提供された保証金134の金額と、予め定められた手順により算出される補正量との合計を、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価として決定する。履行対価決定部250は、具体例1から具体例6に関連して説明された思想の少なくとも1つと同様の思想に基づいて、上記の補正量を決定してよい。
他の実施形態において、履行対価決定部250は、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価を、取引12に伴い提供された保証金134の金額と、予め定められた手順により算出される補正係数との積として算出する。履行対価決定部250は、具体例1から具体例6に関連して説明された思想の少なくとも1つと同様の思想に基づいて、上記の補正係数を決定してよい。
さらに他の実施形態において、履行対価決定部250は、評価部246が決定した取引14の時点における水素ボンベ132の評価に基づいて、取引14の時点における水素ボンベ132の評価額を決定する。履行対価決定部250は、取引12に伴いやり取りされた保証金134の金額と、取引14の時点における水素ボンベ132の評価額との合計を、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価として決定する。履行対価決定部250は、具体例1から具体例6に関連して説明された思想の少なくとも1つと同様の思想に基づいて、上記の評価額を決定してよい。
本実施形態において、格納部260は、各種の情報を格納する。本実施形態において、機器情報格納部262は、1以上の機器のそれぞれに関する情報を格納する。機器情報格納部262は、1以上の機器のそれぞれを識別する機器識別情報と、取引情報取得部232、ボンベ情報取得部234及びイベント情報取得部236の少なくとも1つが取得した情報とを対応付けて格納してよい。機器情報格納部262は、1以上の機器のそれぞれを識別する機器識別情報と、使用期間算出部242、状態判定部244、評価部246及び履行対価決定部250の少なくとも1つが出力した情報とを対応付けて格納してよい。
本実施形態において、基準情報格納部264は、水素ボンベの再譲渡又は返戻の対価を算出するための基準となる情報を格納する。履行対価決定部250は、基準情報格納部264に格納された情報を参照して、水素ボンベの再譲渡又は返戻の対価を決定してよい。
図3、図4及び図5は、履行対価の算出方法の一例を概略的に示す。図3は、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が、取引12に伴い提供された保証金134の金額と、予め定められた手順により算出される補正量354との合計として算出される場合における、補正量354の一例を概略的に示す。図3に示されるとおり、本実施形態によれば、取引12から取引14までの期間において、補正量354が時間的に変動する。
図4は、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価が、取引12に伴い提供された保証金134の金額と、予め定められた手順により算出される補正係数454との積として算出される場合における、補正係数454の一例を概略的に示す。図4に示されるとおり、本実施形態によれば、取引12から取引14までの期間において、補正係数454が時間的に変動する。
図5は、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の再譲渡又は返戻の対価550が、取引12に伴い提供された保証金552の金額と、取引14が実行される時期における水素ボンベ132の評価額554との合計として算出される場合における、対価550、保証金552及び評価額554の一例を概略的に示す。図4に示されるとおり、本実施形態によれば、取引12から取引14までの期間において、水素ボンベ132の評価額554が時間的に変動する。
図6及び図7は、水素ボンベの再譲渡又は返戻の対価を算出するための基準の一例を概略的に示す。図6及び図7において、時間軸の原点は、取引12が実行された時期を示す。図6及び図7において、横軸は、取引12が実行されてからの経過時間を示す。図6及び図7において、縦軸は、履行対価の価値の大きさを示す。図6及び図7において、履行時期Tは、取引14が実行される時期を示す。図6及び図7において、対価Cは、履行時期Tにおける対価を示す。
図6及び図7において、第1基準時は、取引12が実行されてからの経過時間、又は、水素ボンベ132の劣化状態が、予め定められた条件Xを満足する時期を示す。第2基準時は、取引12が実行されてからの経過時間、又は、水素ボンベ132の劣化状態が、予め定められた条件Yを満足する時期を示す。第3基準時は、取引12が実行されてからの経過時間、又は、水素ボンベ132の劣化状態が、予め定められた条件Zを満足する時期を示す。条件X、条件Y及び条件Zは、互いに異なる条件であってよい。
図6に関連して説明される基準650によれば、取引12が実行されてからの経過時間が第1基準時に到達するまでの間、履行対価が第1基準価格であることが示される。第1基準価格は0より大きな値であってよい。基準650によれば、取引12が実行されてからの経過時間が第1基準時から第2基準時までの間、履行対価が第1基準価格よりも大きいことが示される。また、取引12が実行されてからの経過時間が第1基準時から第2基準時までの間、履行対価は、経過時間の増加に伴って単調増加する。そして、取引12が実行されてからの経過時間が第2基準時になると、履行対価は第2基準価格になる。
基準650によれば、取引12が実行されてからの経過時間が第2基準時から第3基準時までの間、履行対価が第2基準価格よりも小さいことが示される。また、取引12が実行されてからの経過時間が第2基準時から第3基準時までの間、履行対価は、経過時間の増加に伴って単調減少する。そして、取引12が実行されてからの経過時間が第3基準時になると、履行対価は0になる。また、基準650によれば、取引12が実行されてからの経過時間が第3基準時を過ぎると、履行対価は0であることが示される。
本実施形態によれば、履行時期Tが第1基準時を超えて第2基準時に達するまで、履行対価が増加する。そのため、購入者114にとっては、第2基準時が到達するまでの長期間に渡って水素ボンベを丁寧に使用することで、より多くの履行対価が得られる。また、販売者112にとっては、水素ボンベを長期間に渡って利用する優良顧客の増加が見込まれる。なお、水素の販売費用の一部、又は、国若しくは地方自治体からの補助金の一部が、履行対価の原資に充当されてもよい。さらに、本実施形態によれば、履行時期Tが第2基準時を超えると、履行対価が増加する。そのため、第2基準時の近傍において、水素ボンベが回収される可能性が増加する。
図7に関連して説明される基準750によれば、取引12が実行されてからの経過時間が第1基準時に到達するまでの間、履行対価は、経過時間の増加に伴って単調減少する。そして、取引12が実行されてからの経過時間が第1基準時になると、履行対価は第1基準価格になる。第1基準価格は0より大きな値であってよい。基準750によれば、取引12が実行されてからの経過時間が第1基準時から第2基準時までの間、履行対価が第1基準価格よりも大きいことが示される。また、取引12が実行されてからの経過時間が第1基準時から第2基準時までの間、履行対価は、経過時間の増加に伴って単調増加する。そして、取引12が実行されてからの経過時間が第2基準時になると、履行対価は第2基準価格になる。
基準750によれば、取引12が実行されてからの経過時間が第2基準時から第3基準時までの間、履行対価が第2基準価格よりも小さいことが示される。また、取引12が実行されてからの経過時間が第2基準時から第3基準時までの間、履行対価は、経過時間の増加に伴って単調減少する。そして、取引12が実行されてからの経過時間が第3基準時になると、履行対価は0になる。また、基準750によれば、取引12が実行されてからの経過時間が第3基準時を過ぎると、履行対価は0であることが示される。
本実施形態によれば、履行時期Tが第1基準時に達するまで、履行対価が減少する。一方、履行時期Tが第1基準時を超えて第2基準時に達するまで、履行対価が増加する。そのため、図6に関連された実施形態と比較して、水素ボンベがより丁寧に使用されることが期待される。その結果、水素ボンベが第2基準時の近傍まで使用される可能性が増加する。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更または改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。また、技術的に矛盾しない範囲において、特定の実施形態について説明した事項を、他の実施形態に適用することができる。その様な変更または改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、請求の範囲の記載から明らかである。
請求の範囲、明細書、および図面中において示した装置、システム、プログラム、および方法における動作、手順、ステップ、および段階等の各処理の実行順序は、特段「より前に」、「先立って」等と明示しておらず、また、前の処理の出力を後の処理で用いるのでない限り、任意の順序で実現しうることに留意すべきである。請求の範囲、明細書、および図面中の動作フローに関して、便宜上「まず、」、「次に、」等を用いて説明したとしても、この順で実施することが必須であることを意味するものではない。
10 通信ネットワーク、12 取引、14 取引、16 取引、100 機器管理システム、110 機器管理サーバ、112 販売者、114 購入者、122 通信端末、124 通信端末、130 燃料電池車、132 水素ボンベ、134 保証金、142 対価、152 水素ボンベ、154 保証金、220 入出力制御部、232 取引情報取得部、234 ボンベ情報取得部、236 イベント情報取得部、242 使用期間算出部、244 状態判定部、246 評価部、250 履行対価決定部、260 格納部、262 機器情報格納部、264 基準情報格納部、354 補正量、454 補正係数、550 対価、552 保証金、554 評価額、650 基準、750 基準

Claims (17)

  1. 可搬型エネルギ蓄積機器を管理する管理システムであって、
    第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された前記可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に前記他の主体又は該他の主体とは異なる更なる他の主体から前記一の主体へ第2移転されるときに、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、(ii)前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転の対価を決定する対価決定部と、
    前記可搬型エネルギ蓄積機器に関するイベントの発生を検出するイベント検出部と、
    を備え、
    前記対価決定部は、(A)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方と、(C)前記イベント検出部が、前記第1時期と前記第2時期との期間に検出した前記イベントの内容とに基づいて、前記第2時期における前記対価を決定する、
    管理システム。
  2. 可搬型エネルギ蓄積機器を管理する管理システムであって、
    第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された前記可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に前記他の主体又は該他の主体とは異なる更なる他の主体から前記一の主体へ第2移転されるときに、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、(ii)前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転の対価を決定する対価決定部、
    を備え、
    前記対価決定部は、
    前記第2時期が予め定められた第1条件を満たす場合、
    (i)前記第1時期と前記第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、前記第2時期における前記対価が大きくなるように、前記対価を決定する、
    管理システム。
  3. 前記第1時期を示す情報と前記第2時期を示す情報とを取得する第1情報取得部、及び、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態を示す劣化情報を取得する第2情報取得部の少なくとも一方をさらに備え、
    前記対価決定部は、(i)前記第1情報取得部により取得される前記第1時期を示す情報及び前記第2時期を示す情報により示される、前記第2時期における前記第1時期からの経過期間の長さ、及び、(ii)前記第2情報取得部により取得される前記劣化情報により示される、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転の前記対価を決定する、
    請求項1又は請求項2に記載の管理システム。
  4. 前記第1時期は、前記可搬型エネルギ蓄積機器の占有が、第1占有者から第2占有者に移転した時期であり、
    前記第2時期は、前記可搬型エネルギ蓄積機器の占有が、前記第2占有者から前記第1占有者に移転する時期である、
    請求項1から請求項3までの何れか一項に記載の管理システム。
  5. 前記第1移転は、前記可搬型エネルギ蓄積機器の譲渡であり、
    前記第2移転は、前記可搬型エネルギ蓄積機器の再譲渡であり、
    前記再譲渡は、
    前記第1時期における前記譲渡の当事者間の予約に基づいて成立し、
    前記予約の当事者又はその承継人により実行される、
    請求項1から請求項4までの何れか一項に記載の管理システム。
  6. 前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転に対する担保であって、前記第1時期に提供された担保に関する担保情報を取得する担保情報取得部をさらに備え、
    前記対価決定部は、(A)前記第1時期と前記第2時期と期間の長さ、及び、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方と、(B)前記担保情報により示される担保の価値とに基づいて、前記第2時期における前記対価を決定する、
    請求項1から請求項5までの何れか一項に記載の管理システム。
  7. 前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転に対する担保であって、前記第1時期に提供された担保に関する担保情報を取得する担保情報取得部と、
    前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の価値を評価する価値評価部と、
    をさらに備え、
    前記対価決定部は、前記担保情報により示される担保の価値と、前記価値評価部が評価した前記可搬型エネルギ蓄積機器の価値との合計を、前記第2時期における前記対価として決定する、
    請求項1から請求項6までの何れか一項に記載の管理システム。
  8. 前記価値評価部が評価した前記可搬型エネルギ蓄積機器の価値は、正の値、0、又は、負の値である、
    請求項7に記載の管理システム。
  9. 前記対価決定部は、
    前記第2時期が予め定められた第2条件を満たす場合、
    (i)前記第1時期と前記第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、前記第2時期における前記対価が小さくなるように、前記対価を決定する、
    請求項1から請求項8までの何れか一項に記載の管理システム。
  10. 前記対価決定部は、
    (a)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さが予め定められた第3条件を満たす場合、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間が長いほど、若しくは、(ii)前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、前記第2時期における前記対価が小さくなるように、前記対価を決定し、
    前記第1時期と前記第2時期との期間の長さが前記第3条件を満たさない場合、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間が長いほど、若しくは、(ii)前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、前記第2時期における前記対価が大きくなるように、前記対価を決定する、又は、
    (b)前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が予め定められた第4条件を満たす場合、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間が長いほど、若しくは、(ii)前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、前記第2時期における前記対価が小さくなるように、前記対価を決定し、
    前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が前記第4条件を満たさない場合、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間が長いほど、若しくは、(ii)前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、前記第2時期における前記対価が大きくなるように、前記対価を決定する、
    請求項1から請求項9までの何れか一項に記載の管理システム。
  11. 前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしているか否かを判定する劣化判定部をさらに備える、
    請求項1から請求項10までの何れか一項に記載の管理システム。
  12. 前記対価決定部は、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしていると判定された場合、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態が、予め定められた第5条件を満たしていないと判定された場合と比較して、前記対価が小さくなるように、前記対価を決定する、
    請求項11に記載の管理システム。
  13. コンピュータを、請求項1から請求項12までの何れか一項に記載の管理システムとして機能させるためのプログラム。
  14. コンピュータを用いて、可搬型エネルギ蓄積機器を管理する管理方法であって、
    前記コンピュータが、第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された前記可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に前記他の主体又は該他の主体とは異なる更なる他の主体から前記一の主体へ第2移転されるときに、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、(ii)前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転の対価を決定する対価決定段階と、
    前記コンピュータが、前記可搬型エネルギ蓄積機器に関するイベントの発生を検出するイベント検出段階と、
    を有し、
    前記対価決定段階は、
    前記コンピュータが、(A)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方と、(C)前記イベント検出段階において、前記第1時期と前記第2時期との期間に検出された前記イベントの内容とに基づいて、前記第2時期における前記対価を決定する段階、
    を含む、
    管理方法。
  15. コンピュータを用いて、可搬型エネルギ蓄積機器を管理する管理方法であって、
    前記コンピュータが、第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された前記可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に前記他の主体又は該他の主体とは異なる更なる他の主体から前記一の主体へ第2移転されるときに、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、(ii)前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転の対価を決定する対価決定段階、
    を有し、
    前記対価決定段階は、
    前記コンピュータが、前記第2時期が予め定められた第1条件を満たす場合、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、前記第2時期における前記対価が大きくなるように、前記対価を決定する段階、
    を含む、
    管理方法。
  16. 可搬型エネルギ蓄積機器を管理する管理サーバであって、
    第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された前記可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に前記他の主体又は該他の主体とは異なる更なる他の主体から前記一の主体へ第2移転されるときに、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、(ii)前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転の対価を決定する対価決定部と、
    前記可搬型エネルギ蓄積機器に関するイベントの発生を検出するイベント検出部と、
    を備え、
    前記対価決定部は、(A)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方と、(C)前記イベント検出部が、前記第1時期と前記第2時期との期間に検出した前記イベントの内容とに基づいて、前記第2時期における前記対価を決定する、
    管理サーバ。
  17. 可搬型エネルギ蓄積機器を管理する管理サーバであって、
    第1時期に一の主体から他の主体へ第1移転された前記可搬型エネルギ蓄積機器が、第2時期に前記他の主体又は該他の主体とは異なる更なる他の主体から前記一の主体へ第2移転されるときに、(i)前記第1時期と前記第2時期との期間の長さ、及び、(ii)前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化状態の少なくとも一方に基づいて、前記第2時期における前記可搬型エネルギ蓄積機器の前記第2移転の対価を決定する対価決定部、
    を備え、
    前記対価決定部は、
    前記第2時期が予め定められた第1条件を満たす場合、
    (i)前記第1時期と前記第2時期との期間が長いほど、又は、(ii)前記可搬型エネルギ蓄積機器の劣化が進行しているほど、前記第2時期における前記対価が大きくなるように、前記対価を決定する、
    管理サーバ。
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