JP6760057B2 - 電子天秤 - Google Patents

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Description

本発明は、秤量皿に載置される測定対象物を秤量するための電子天秤に関するものである。
いわゆる電磁力平衡型の電子天秤には、例えば可動コイル及び磁気回路を有する電磁力発生装置が備えられている。磁気回路は、永久磁石及びヨークなどを含む構成であり、内部に静磁場を形成することができる。可動コイルは、磁気回路により形成される静磁場内に配置され、その軸線方向に沿って変位可能となっている。
測定対象物が載置される秤量皿は、レバーを介して可動コイルに連結されており、測定対象物の荷重によりレバーが変位するのに伴って、レバーに連結された可動コイルが変位する。このとき、レバーの変位をディテクタで検出し、当該レバーが変位しないように可動コイルに流す電流をフィードバック制御することにより、その電流値から測定対象物の質量を測定することができる。
この種の電子天秤には、例えば秤量皿の変位を鉛直方向に規制するロバーバル機構が備えられている。ロバーバル機構は、秤量皿が取り付けられる可動柱と、電子天秤本体のベース部材に固定される固定柱とを連結するための機構であり、測定対象物の荷重により可動柱が変位するのに伴って、ロバーバル機構が撓むように構成されている。上記レバーは可動柱に連結されており、可動柱の変位に伴って当該レバーも変位するようになっている。
特許第4035724号公報
レバーは、可動柱の鉛直方向への変位に伴って、弾性支点を中心に揺動する。弾性支点は、例えば厚みが0.1mm以下の非常に薄い板ばねからなる支点ばねにより構成されている。そのため、レバーに対して揺動方向以外の方向に力が加わった場合には、弾性支点が変形してしまうおそれがある。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、弾性支点が変形するのを効果的に防止することができる電子天秤を提供することを目的とする。
(1)本発明に係る電子天秤は、フレームと、固定柱と、秤量皿と、可動柱と、ロバーバル機構と、レバーと、レバー延長部材と、可動コイルと、磁気回路と、第1ストッパとを備える。前記固定柱は、前記フレームに固定されている。前記秤量皿には、測定対象物が載置される。前記可動柱は、前記秤量皿が取り付けられ、前記秤量皿とともに変位可能である。前記ロバーバル機構は、前記固定柱及び前記可動柱を連結し、前記可動柱が鉛直方向に変位するように規制する。前記レバーは、前記可動柱の鉛直方向への変位に伴って、弾性支点を中心に揺動する。前記レバー延長部材は、前記レバーに一端部が固定されている。前記可動コイルは、前記レバー延長部材の他端部に固定され、前記レバーの揺動に伴って変位する。前記磁気回路は、前記可動コイルに対して磁力を作用させる。前記第1ストッパは、前記レバーの水平方向への変位を規制する。
このような構成によれば、弾性支点を中心に揺動するレバーの水平方向への変位が、第1ストッパにより規制される。このように、レバーが揺動方向とは異なる水平方向に変位するのを第1ストッパにより直接規制することができるため、弾性支点が変形するのを効果的に防止することができる。
(2)前記電子天秤は、前記レバー延長部材の水平方向への変位を規制する第2ストッパをさらに備えていてもよい。
このような構成によれば、レバーだけでなく、当該レバーに一端部が固定されたレバー延長部材の水平方向への変位も、第2ストッパにより規制することができる。第2ストッパによりレバー延長部材の水平方向への変位を規制した場合には、可動コイル側に近くてより変位量の多い部分の変位を規制することができる反面、第2ストッパを支点としてモーメントがレバー延長部材に生じ、レバーを介して弾性支点を変形させてしまうおそれがある。このような場合であっても、本発明によれば、第1ストッパによりレバーの変位が規制されるため、弾性支点が変形するのをより効果的に防止することができる。
(3)前記第1ストッパは、前記レバーの重心近傍の高さに位置する接触部において、前記レバーの水平方向への変位を規制してもよい。
このような構成によれば、レバーの重心に近い高さにおいて、レバーの水平方向への変位を第1ストッパで規制することができる。これにより、第1ストッパで規制されたレバーに、第1ストッパを支点として鉛直方向のモーメントが生じるのを防止することができるため、弾性支点が変形するのをさらに効果的に防止することができる。
(4)前記第1ストッパは、前記固定柱に固定されていてもよい。
このような構成によれば、固定柱に固定された第1ストッパによりレバーの水平方向への変位が規制されるため、固定柱に対するレバーの相対的な変位を規制することができる。固定柱は、フレームに固定されたがたつきの小さい部材であるため、当該固定柱に第1ストッパを固定することにより、レバーの水平方向への変位を効果的に規制することができる。
(5)前記ロバーバル機構には、前記第1ストッパを挿通させるための開口部が形成されていてもよい。
このような構成によれば、ロバーバル機構に形成されている開口部に第1ストッパを挿通させることにより、ロバーバル機構と固定柱との間に第1ストッパを配置することができる。これにより、ロバーバル機構の機能を維持しながら、固定柱に第1ストッパを固定することができる。
(6)前記第1ストッパには、当該第1ストッパを前記開口部に挿通させて前記固定柱に固定する際に把持される把持部が形成されていてもよい。
このような構成によれば、把持部を把持しながら第1ストッパを開口部に挿通させて、固定柱に固定することができるため、第1ストッパの取付作業が容易である。
本発明によれば、レバーが揺動方向とは異なる水平方向に変位するのを第1ストッパにより直接規制することができるため、弾性支点が変形するのを効果的に防止することができる。
本発明の一実施形態に係る電子天秤の構成例を示した斜視図である。 図1の電子天秤の平面図である。 図1の電子天秤の側面図である。 図1の電子天秤の正面図である。 図2における電子天秤のA−A断面図である。
1.電子天秤の構成
図1は、本発明の一実施形態に係る電子天秤の構成例を示した斜視図である。図2は、図1の電子天秤の平面図である。図3は、図1の電子天秤の側面図である。図4は、図1の電子天秤の正面図である。図5は、図2における電子天秤のA−A断面図である。
この電子天秤では、ベース部材1上に各部材が設けられており、秤量皿2に測定対象物を載置して測定を行うことができる。なお、図1及び図2では、電子天秤のベース部材1及び秤量皿2を省略して示している。また、図3〜図5では、ベース部材1の一部を省略して示している。本実施形態に係る電子天秤には、上記ベース部材1及び秤量皿2の他に、ブロック状機構体3、第1フレーム4、第2フレーム5、電磁力発生装置6、レバー延長部材7、ディテクタ8及びシャッタ9などが備えられている。
秤量皿2は、ブロック状機構体3に取り付けられている。当該ブロック状機構体3は、例えばアルミ合金からなる四角柱形状の1つの母材をくり抜いて形成されることにより、可動柱31、固定柱32、ロバーバル機構33、レバー34及び連結部35などが一体的に形成された構成となっている。ただし、ブロック状機構体3は、アルミ合金からなる四角柱形状の部材に限らず、他の材料又は形状で形成されていてもよい。
可動柱31は、例えば鉛直方向に延びる四角柱形状の部分であり、その上面に秤量皿2が取り付けられる。当該可動柱31は、ブロック状機構体3における水平方向の一端部を構成している。これに対して、固定柱32は、ブロック状機構体3における水平方向の他端部を構成しており、当該固定柱32が第1フレーム4に固定されることにより、当該固定柱32においてブロック状機構体3が支持されている。
ロバーバル機構33は、水平方向に沿ってブロック状機構体3の一端部から他端部まで延びており、可動柱31と固定柱32とを連結している。本実施形態において、可動柱31及び固定柱32は、その上端部及び下端部が1対のロバーバル機構33により互いに連結されている。これにより、1対のロバーバル機構33がブロック状機構体3の上面及び下面を構成している。
各ロバーバル機構33は、水平方向に延びる平板状の梁331と、梁331の両端部をそれぞれ可動柱31及び固定柱32に連結する可撓部332とを有している。可撓部332は、梁331よりも厚みが小さく形成されることにより、弾性変形しやすい形状となっている。秤量皿2に測定対象物の荷重が加わった場合には、各ロバーバル機構33の可撓部332が撓み、可動柱31が秤量皿2とともに鉛直下方に変位する。このとき、各ロバーバル機構33の作用により、可動柱31が鉛直方向に変位するように規制される。
本実施形態における固定柱32には、ロバーバル機構33に沿って水平方向に可動柱31側まで延びる長尺形状の延長部321が形成されている。この延長部321は、1対のロバーバル機構33の間に配置されており、各ロバーバル機構33との間に所定の間隔が形成されることにより、各ロバーバル機構33が撓んだときに接触するのを防止することができるようになっている。
レバー34は、連結部35を介して可動柱31に連結されている。図5に示すように、連結部35は、固定柱32の延長部321と可動柱31との間を鉛直方向に延びており、その下端部が力点ばね351を介して可動柱31に連結されるとともに、上端部が力点ばね352を介してレバー34の一端部に連結されている。力点ばね351,352は、例えば厚みが0.1mm以下の非常に薄い板ばねであり、可動柱31の変位に伴って連結部35とともに上下動する。
レバー34は、ロバーバル機構33に沿って水平方向に延びており、その中央部が支点ばね353を介して固定柱32の延長部321に連結されている。支点ばね353は、力点ばね351,352と同様に、例えば厚みが0.1mm以下の非常に薄い板ばねからなる。これにより、可動柱31の変位に伴って連結部35が上下動した場合には、力点ばね352を介してレバー34の一端部に上下方向の力が加わり、支点ばね353を中心にレバー34が揺動するようになっている。このように、支点ばね353は、レバー34が揺動する際の支点となる弾性支点を構成している。
レバー34の他端部、すなわち支点ばね353に対して力点ばね352側とは反対側には、例えばボルト及びナットからなる固定具341によりレバー延長部材7が取り付けられている。この例では、1対のレバー延長部材7が、それぞれブロック状機構体3の長手方向D1に沿って延びるように、ブロック状機構体3を幅方向D2(長手方向D1に直交する水平方向)に挟んで両側に設けられている。各レバー延長部材7は、長手方向D1の一端部がそれぞれレバー34に固定されている。
第1フレーム4は、ブロック状機構体3を幅方向D2に挟んで両側に設けられた1対の分離フレーム41により構成されている。各分離フレーム41は、例えばアルミニウムにより形成された長手方向D1に沿って長尺形状を有する部材であり、長手方向D1に直交する断面がL字状に形成されている。
各分離フレーム41は、例えばボルト及びナットからなる複数の固定具42により、ブロック状機構体3に対して固定されている。より具体的には、図5に示すように、各固定具42がブロック状機構体3の延長部321を幅方向D2に貫通するように固定されている。
第2フレーム5は、例えばアルミニウムにより形成されており、第1フレーム4を下方から支持する底面板51と、底面板51における幅方向D2の両端部からそれぞれ上方に延びる側面板52と、底面板51における長手方向D1の一端部から上方に延びる背面板53とが一体的に形成されている。第1フレーム4を構成している各分離フレーム41は、例えばボルト及びナットからなる複数の固定具43により、第2フレーム5の底面板51に固定されている。
図4及び図5に示すように、第2フレーム5の底面板51には、ブロック状機構体3の下方に対応する位置に切欠き511が形成されている。これにより、ブロック状機構体3が底面板51に接触しないように配置されるとともに、秤量皿2に対する荷重によりブロック状機構体3の各ロバーバル機構33が撓んだときにも、ブロック状機構体3が底面板51に接触しないようになっている。
ブロック状機構体3は、固定柱32が第2フレーム5の背面板53との間に間隔を隔てた状態で取り付けられる。これにより、ブロック状機構体3の固定柱32と背面板53との間には空間が形成されており、当該空間内に電磁力発生装置6が配置されている。電磁力発生装置6は、ブロック状機構体3の固定柱32に対して後方側(可動柱31側とは反対側)に隣接して配置された状態で、第2フレーム5の底面板51に取り付けられている。
図5に示すように、電磁力発生装置6は、可動コイル61及び磁気回路62を備えている。磁気回路62は、永久磁石及びヨークなどを含む構成であり、内部に静磁場を形成することができる。可動コイル61は、磁気回路62により形成される静磁場内に配置されることにより、磁気回路62から発生する磁力が作用するようになっており、その軸線方向である鉛直方向に沿って変位可能に保持されている。
各レバー延長部材7における長手方向D1の一端部は、上述の通りブロック状機構体3のレバー34に固定されているが、他端部は電磁力発生装置6の可動コイル61に固定されている。したがって、秤量皿2に対する荷重により可動柱31が鉛直方向に変位し、レバー34が支点ばね353を中心に揺動した場合には、各レバー延長部材7を介してレバー34に固定されている可動コイル61が鉛直方向に変位するようになっている。
ディテクタ8は、レバー34の変位を検出するためのものであり、例えば回路基板81に実装された発光素子及び受光素子を備えている。本実施形態では、レバー34に取り付けられたレバー延長部材7にシャッタ9が連結されており、当該シャッタ9により発光素子から受光素子に入射する光の一部を遮ることができるようになっている。これにより、レバー34の変位に伴ってシャッタ9により遮られる光量が変化し、その光量の変化を受光素子で検出することによって、レバー34の変位を検出することができる。
測定対象物の質量を測定する際には、ディテクタ8によりレバー34の変位を検出し、レバー34が変位しないように可動コイル61に流す電流をフィードバック制御する。この場合、測定対象物の質量が大きいほど可動コイル61に流す電流値が大きくなるため、可動コイル61に流す電流値に基づいて測定対象物の質量を測定することができる。
2.第1ストッパの構成
本実施形態では、レバー34の水平方向への変位を規制する第1ストッパ11が設けられている。レバー34には、例えばピンが埋め込まれることにより突出部342が形成されている。ただし、突出部342は、ピンなどの別部材により構成されるものに限らず、例えばレバー34と一体的に構成されていてもよい。
突出部342は、レバー34における支点ばね353に対して力点ばね352側とは反対側の端部に、鉛直方向に突出するように形成されている。第1ストッパ11は、レバー34の突出部342に接触することにより、レバー34の水平方向への変位を規制する。
より具体的には、第1ストッパ11は、水平方向に延びるストッパ部111と、ストッパ部111の一端から上方に向かって延びる連結部112と、連結部112の上端に連結された把持部113とが一体的に形成された構成を有している。第1ストッパ11は、ねじなどの固定具を用いて、ストッパ部111において固定柱32の延長部321に固定されている。
ストッパ部111における連結部112側と反対側の端部(レバー34側の先端部)には、挿通孔114が形成されており、当該挿通孔114内にレバー34の突出部342が挿通されている。挿通孔114は、突出部342の外径より若干大きい内径で形成されている。これにより、挿通孔114は、突出部342が当該挿通孔114内で鉛直方向に変位するのを許容する一方で、突出部342の水平方向への変位を規制している。
ロバーバル機構33を構成している上側(レバー34側)の梁331には、第1ストッパ11を挿通させるための開口部333が形成されている。第1ストッパ11を固定柱32に固定する際には、作業者が第1ストッパ11の把持部113を把持し、開口部333に対してストッパ部111側から第1ストッパ11を挿通させる。そして、ストッパ部111が固定柱32の延長部321の上面に当接し、挿通孔114にレバー34の突出部342が挿通された状態で、ストッパ部111が延長部321に固定される。この状態では、連結部112が開口部333内に挿通されており、把持部113がロバーバル機構33の上方(ブロック状機構体3の上方)に位置している。
このような第1ストッパ11によれば、レバー34に対して水平方向の側方において、突出部342を第1ストッパ11のストッパ部111に接触させることにより、レバー34の水平方向への変位を規制することができる。このとき、突出部342が挿通されているストッパ部111の挿通孔114は、突出部342に接触する接触部として機能する。第1ストッパ11は、レバー34の重心近傍の高さ(レバー34のほぼ中心の高さ)に位置する挿通孔114において、レバー34の水平方向への変位を規制することとなる。
3.第2ストッパの構成
本実施形態では、上述のような第1ストッパ11に加えて、レバー延長部材7の水平方向への変位を規制するための第2ストッパ12が設けられている。各レバー延長部材7は、レバー34側とは反対側の端部において、連結部材71により互いに連結されている。連結部材71は、水平方向に延びる板状の部材であり、この連結部材71の上方に対向する位置に第2ストッパ12が配置されている。
連結部材71には、例えばピンが埋め込まれることにより突出部72が形成されている。ただし、突出部72は、ピンなどの別部材により構成されるものに限らず、例えば連結部材71と一体的に構成されていてもよい。突出部72は、鉛直方向に突出するように形成されている。第2ストッパ12は、突出部72に接触することにより、連結部材71の水平方向の変位を規制する。これにより、各レバー延長部材7の水平方向への変位が規制される。
第2ストッパ12は、水平方向に延びる板状の部材であり、突出部72に対向する位置には挿通孔121が形成され、当該挿通孔121内に突出部72が挿通されている。挿通孔121は、突出部72の外径より若干大きい内径で形成されている。これにより、挿通孔121は、突出部72が当該挿通孔121内で鉛直方向に変位するのを許容する一方で、突出部72の水平方向への変位を規制している。
4.作用効果
(1)本実施形態では、弾性支点を構成する支点ばね353を中心に揺動するレバー34の水平方向への変位が、第1ストッパ11により規制される。このように、レバー34が揺動方向(鉛直方向)とは異なる水平方向に変位するのを第1ストッパ11により直接規制することができるため、支点ばね353が変形するのを効果的に防止することができる。
(2)また、本実施形態では、レバー34だけでなく、当該レバー34に一端部が固定されたレバー延長部材7の水平方向への変位も、第2ストッパ12により規制することができる。第2ストッパ12によりレバー延長部材7の水平方向への変位を規制した場合には、可動コイル61側に近くてより変位量の多い部分の変位を規制することができる反面、第2ストッパ12を支点としてモーメントがレバー延長部材7に生じ、レバー34を介して支点ばね353を変形させてしまうおそれがある。このような場合であっても、本実施形態では、第1ストッパ11によりレバー34の変位が規制されるため、支点ばね353が変形するのをより効果的に防止することができる。
(3)特に、本実施形態では、レバー34の重心に近い高さにおいて、レバー34の水平方向への変位を第1ストッパ11で規制することができる。これにより、第1ストッパ11で規制されたレバー34に、第1ストッパ11を支点として鉛直方向のモーメントが生じるのを防止することができるため、支点ばね353が変形するのをさらに効果的に防止することができる。
(4)また、本実施形態では、固定柱32の延長部321に固定された第1ストッパ11によりレバー34の水平方向への変位が規制されるため、固定柱32に対するレバー34の相対的な変位を規制することができる。固定柱32は、フレーム(第1フレーム4及び第2フレーム5)に固定されたがたつきの小さい部材であるため、当該固定柱32に第1ストッパ11を固定することにより、レバー34の水平方向への変位を効果的に規制することができる。
(5)さらに、本実施形態では、ロバーバル機構33の梁331に形成されている開口部333に第1ストッパ11を挿通させることにより、ロバーバル機構33の梁331と固定柱32の延長部321との間に第1ストッパ11のストッパ部111を配置することができる。これにより、ロバーバル機構33の機能を維持しながら、固定柱32に第1ストッパ11を固定することができる。
(6)また、本実施形態では、把持部113を把持しながら第1ストッパ11を開口部333に挿通させて、固定柱32に固定することができるため、第1ストッパ11の取付作業が容易である。
5.変形例
以上の実施形態では、1つの母材をくり抜いて形成されたブロック状機構体3により、可動柱31、固定柱32、ロバーバル機構33、レバー34及び連結部35などが一体的に形成された構成について説明した。しかし、このような構成に限らず、可動柱31、固定柱32、ロバーバル機構33、レバー34及び連結部35などが別個の部材として準備され、これらの部材が組み合わせられることにより電子天秤が構成されてもよい。
第1ストッパ11は、レバー34の水平方向への変位を規制することができるような構成であれば、上記のような形状に限られるものではなく、挿通孔114に突出部342を挿通させるような構成にも限定されない。同様に、第2ストッパ12は、レバー延長部材7の水平方向への変位を規制することができるような構成であれば、上記のような形状に限られるものではなく、挿通孔121に突出部72を挿通させるような構成にも限定されない。
1 ベース部材
2 秤量皿
3 ブロック状機構体
4 第1フレーム
5 第2フレーム
6 電磁力発生装置
7 レバー延長部材
8 ディテクタ
9 シャッタ
11 第1ストッパ
12 第2ストッパ
31 可動柱
32 固定柱
33 ロバーバル機構
34 レバー
61 可動コイル
62 磁気回路
72 突出部
111 ストッパ部
112 連結部
113 把持部
114 挿通孔
121 挿通孔
321 延長部
331 梁
333 開口部
342 突出部

Claims (4)

  1. フレームと、
    前記フレームに固定された固定柱と、
    測定対象物が載置される秤量皿と、
    前記秤量皿が取り付けられ、前記秤量皿とともに変位可能な可動柱と、
    前記固定柱及び前記可動柱を連結し、前記可動柱が鉛直方向に変位するように規制するロバーバル機構と、
    前記可動柱の鉛直方向への変位に伴って、弾性支点を中心に揺動するレバーと、
    前記レバーに一端部が固定されたレバー延長部材と、
    前記レバー延長部材の他端部に固定され、前記レバーの揺動に伴って変位する可動コイルと、
    前記可動コイルに対して磁力を作用させる磁気回路と、
    前記レバーの水平方向への変位を規制する第1ストッパとを備え
    前記第1ストッパは、前記固定柱に固定されており、
    前記ロバーバル機構には、前記第1ストッパを挿通させるための開口部が形成されていることを特徴とする電子天秤。
  2. 前記レバー延長部材の水平方向への変位を規制する第2ストッパをさらに備えることを特徴とする請求項1に記載の電子天秤。
  3. 前記第1ストッパは、当該第1ストッパで規制された前記レバーに、当該第1ストッパを支点として鉛直方向のモーメントが生じるのを防止することができる高さに位置する接触部において、前記レバーの水平方向への変位を規制することを特徴とする請求項1又は2に記載の電子天秤。
  4. 前記第1ストッパには、当該第1ストッパを前記開口部に挿通させて前記固定柱に固定する際に把持される把持部が形成されていることを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の電子天秤。
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