JP6759866B2 - 検出システム及び検出方法 - Google Patents
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Description
まず、図1に基づいて、本発明の一実施形態に係る鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出装置が適用される連続鋳造機の一構成について説明する。図1は、本実施形態に係る検出装置100(100A〜100D)を備える連続鋳造機1の概略構成を示す側断面図である。なお、本発明は、図1に示すような垂直曲げ型の連続鋳造機1に限定されず、湾曲型又は垂直型など他の各種の連続鋳造機に適用可能である。
次に、図2〜図9に基づいて、本実施形態に係る検出装置100の構成を説明する。なお、図2は、本実施形態に係る検出装置100を、図1に示した連続鋳造機1に適用した状態を示す説明図である。図3は、本実施形態に係る検出装置100の一構成例を示す概略側面図であって、側面視した状態を示す。図4は、本実施形態に係る検出装置100の一構成例を示す概略断面図であって、平面視した状態を示す。図5は、本実施形態に係る検出装置100における圧縮ばね150の作用を説明する説明図である。図6は、本実施形態に係る検出装置100の先端部材140の形状を示す説明図である。図7は、ヘルツの接触式の計算モデルを示す説明図である。図8は、図6の先端部材140が傾斜した状態を示す説明図である。図9は、先端部材140の押込量と検出装置が受ける圧下反力との一関係例を示すグラフである。
本実施形態に係る検出装置100(100A、100B)は、図2に示すように、鋳造方向に隣接する支持ロール11間に配置されている。図2では、検出装置100A、100Bは、鋳造方向に2つの支持ロール11を挟んで配置されているが、本発明はかかる例に限定されず、検出装置100A、100B間の支持ロール11の数は1つでもよく、3つ以上であってもよい。また、連続鋳造機において、1つの検出装置100のみを備えてもよい。また、図2には図示しないが、隣接する支持ロール11間において、鋳片3の幅方向(すなわち、図2の紙面奥行き方向)に複数の検出装置100を配置してもよい。各検出装置100A、100Bは、鋳片3の表面に対して直交するように配置される。検出装置100A、100Bは、鋳造中の鋳片3の表面を押圧し、その反力を測定する。
駆動機構101は、例えば油圧シリンダ110を含んで構成される。油圧シリンダ110は、油圧によって円筒部111内のピストン(図示せず。)を往復運動させる油圧駆動装置である。ピストンの直線的な移動により、ピストンに接続されたロッド113も直線的に移動する。なお、ロッド113の周囲には、ロッド113の往復移動に応じて伸縮可能なカバー部材115が設けられていてもよい。
押圧部材103は、駆動機構101の先端に設けられ、駆動機構101に対して回動可能に設けられている。より具体的に説明すると、押圧部材103は、基部120と、連結部材130と、先端部材140と、圧縮ばね150とを含んで構成される。
本実施形態に係る検出装置100において、鋳片3に接触する先端部材140は、上述したように、平坦部と曲面部とを有する台形形状に形成されている。図6に示すように、先端部材140を側面視すると、直径Dの円柱部141と、円柱部141の端面であって、鋳片3と接触する接触面となる先端部143とからなる。先端部143は、中央領域に形成された、ロッド113の移動方向(X方向)に対して直交する平坦部143aと、平坦部143aの外部側領域に形成された曲面部143bとからなる。平坦部143aと円柱部141とを結ぶ曲面部143bは、曲率半径Rを有している。本実施形態において、先端部材140の台形形状とは、図6上側に示すように、側面視した際、平坦部143aと、外部側に突出する曲面を有する曲面部143bとからなる略台形形状を意味する。先端部材140を台形形状とすることで、鋳片3を押圧するときの鋳片3の塑性変形を極力小さくすることができる。
本実施形態に係る検出装置100による鋳片3の未凝固位置を検出する検出方法は、例えば、上記特許文献2に記載された方法を適用することができる。
3、14 鋳片
3a 凝固シェル
3b 未凝固部
9 二次冷却帯
9A 垂直部
9B 湾曲帯
9C 水平帯
10 鋳型
11 支持ロール
50 情報処理装置
100、100A、100B、100C、100D 検出装置
101 駆動機構
103 押圧部材
105 フレーム
107a、107b レール部材
109 支持部材
110 油圧シリンダ
111 円筒部
113 ロッド
115 カバー部材
120 基部
121 突起部
130 連結部材
135a、135b 車輪
140 先端部材
141 円柱部
143 先端部
143a 平坦部
143b 曲面部
155 バー
Claims (5)
- 連続鋳造機の鋳型内に注入された溶鋼を冷却して鋳片の外郭に凝固シェルを形成し、前記鋳型の下端から前記鋳片を引き抜きながら鋳片内部の未凝固部を完全に凝固させる連続鋳造プロセスにおいて前記鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出システムであって、
前記鋳片を厚さ方向から押圧する押圧部材と、前記押圧部材を前記鋳片の厚さ方向に移動させる駆動機構と、を備える検出装置と、
鋳片加振位置における鋳片内部の凝固状態を判定する情報処理装置と、
を有し、
前記押圧部材は、前記鋳片と接触する先端部が、中央領域の平坦部と、前記平坦部の外部側領域の曲面部とからなり、
前記押圧部材は、前記駆動機構に対して、前記鋳片の鋳造方向への移動に伴って回動可能に設けられており、
前記検出装置は、前記押圧部材によって前記鋳片を押圧したときの圧下反力の大きさを検出し、
前記情報処理装置は、検出された前記圧下反力の大きさに基づいて、鋳片加振位置における鋳片内部の未凝固部の有無を検出する、検出システム。 - 前記押圧部材は、前記駆動機構に対して回動した際に圧縮される弾性部材を備える、請求項1に記載の検出システム。
- 前記押圧部材の回動により生じる前記駆動機構に対する前記押圧部材の最大傾き角は、5°以下である、請求項1または2に記載の検出システム。
- 前記駆動機構の長手方向に沿って延設され、当該駆動機構を支持するレール部材を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出システム。
- 連続鋳造機の鋳型内に注入された溶鋼を冷却して鋳片の外郭に凝固シェルを形成し、前記鋳型の下端から前記鋳片を引き抜きながら鋳片内部の未凝固部を完全に凝固させる連続鋳造プロセスにおいて前記鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出方法であって、
前記鋳片を厚さ方向から押圧する押圧部材を、駆動機構により前記鋳片の厚さ方向に移動させて、前記押圧部材の中央領域に形成された平坦部を前記鋳片の表面に接触させ、前記押圧部材により所定の押圧力で前記鋳片を押圧し、前記押圧部材によって前記鋳片を押圧したときの圧下反力の大きさを検出するステップと、
検出された前記圧下反力の大きさに基づいて、情報処理装置により鋳片加振位置における鋳片内部の未凝固部の有無を検出するステップと、
前記鋳片の移動によって前記押圧部材が鋳造方向下流側に向かう第1の方向へ回動し、前記押圧部材が前記平坦部の外部側領域の曲面部で前記鋳片と接触するとともに、前記押圧部材に設けられた弾性部材が圧縮されるステップと、
前記弾性部材の復元力により、前記押圧部材が前記第1の方向と逆方向へ回動し、前記平坦部と前記鋳片の表面とが接触するステップと、
を含む、検出方法。
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JP2018034182A JP2018034182A (ja) | 2018-03-08 |
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2016
- 2016-08-31 JP JP2016169380A patent/JP6759866B2/ja active Active
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JP2018034182A (ja) | 2018-03-08 |
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