JP2018034182A - 検出装置及び検出方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】連続鋳造機において鋳片の未凝固位置を鋳造中に簡易かつ高精度に検出可能な検出装置を提供する。
【解決手段】連続鋳造機の鋳型内に注入された溶鋼を冷却して鋳片の外郭に凝固シェルを形成し、鋳型の下端から鋳片を引き抜きながら鋳片内部の未凝固部を完全に凝固させる連続鋳造プロセスにおいて鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出装置であって、鋳片を厚さ方向から押圧する押圧部材と、押圧部材を鋳片の厚さ方向に移動させる駆動機構と、を備え、押圧部材は、鋳片と接触する先端部が、中央領域の平坦部と、平坦部の外部側領域の曲面部とからなり、押圧部材は、駆動機構に対して、鋳片の鋳造方向への移動に伴って回動可能に設けられている。
【選択図】図2

Description

本発明は、鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出装置及び検出方法に関する。
連続鋳造鋳片は、タンディシュ内の溶融金属をタンディシュの下部に設けられた鋳型に浸漬ノズルを介して連続的に注入し、鋳型内で凝固シェルを形成させて鋳型の下部から鋳片として連続的に引き出し、鋳片内部の溶鋼を外側から徐々に凝固させて形成される。連続鋳造において、鋳型から引き出された鋳片内部の溶鋼の凝固状態は、例えば溶鋼温度や鋳片の引き抜き速度、冷却条件等により変化する。凝固状態によっては、鋳片の中央部分に特定の成分が偏る中心偏析が起きたり、鋳片が異常膨張するバルジングや凝固シェルが破れ鋳片内部の溶鋼が流出するブレークアウト等が起きたりする。このため、鋳片の凝固状態を把握することは、鋳片の品質の改善や生産性の向上のために重要である。
例えば特許文献1には、軸受とロールスタンドのフレームとの間にロードセルを設置して、鋳片の未凝固部と完全凝固部との支持ロールにかかる荷重の差により、完全凝固位置を検出する連続鋳造鋳片の完全凝固位置検出方法が開示されている。
また、特許文献2には、連続鋳造機のロールセグメントにおいて、上下フレームを結ぶ支柱にかかる荷重を測定することにより鋳片の最終凝固位置を検出する連続鋳造機における凝固端位置の検出方法及び検出装置が開示されている。
さらに、特許文献3には、鋳片を加振して、加振に対する鋳片の振動応答を算出し、予め取得された鋳片の振動応答と中心固相率との関係から、測定された振動応答に対応する中心固相率を算出し、当該中心固相率に基づき鋳片内部の凝固状態を検出する手法が開示されている。本手法では、鋳片内部の未凝固部の断面形状に応じて鋳片を軽圧下し、加振することも可能である。
特開平5−8006号公報 特開2006−289378号公報 特開2014−114140号公報
しかし、特許文献1では、ロードセルがロールセグメント内部で高温かつ水蒸気の影響を受ける箇所に設置されているため、支持ロールにかかる荷重の差を安定的に測定することは困難である。また、特許文献2では、セグメントにかかる鋳片からの反力を測定するため、未凝固部と完全凝固部との反力の差異が小さい。このため、鋳片内部の凝固状態の検出精度が低いという問題があった。一方、特許文献3では、鋳片内部の凝固状態を高精度に検出することは可能である。しかし、既存の連続鋳造機に鋳片を加振するための装置を導入するには大幅な改造が必要であり、導入コストが大きい。
そこで、本発明は、上記問題に鑑みてなされたものであり、本発明の目的とするところは、連続鋳造機において鋳片の未凝固位置を鋳造中に簡易かつ高精度に検出することが可能な、新規かつ改良された検出装置及び検出方法を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のある観点によれば、連続鋳造機の鋳型内に注入された溶鋼を冷却して鋳片の外郭に凝固シェルを形成し、鋳型の下端から鋳片を引き抜きながら鋳片内部の未凝固部を完全に凝固させる連続鋳造プロセスにおいて鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出装置であって、鋳片を厚さ方向から押圧する押圧部材と、押圧部材を鋳片の厚さ方向に移動させる駆動機構と、を備え、押圧部材は、鋳片と接触する先端部が、中央領域の平坦部と、平坦部の外部側領域の曲面部とからなり、押圧部材は、駆動機構に対して、鋳片の鋳造方向への移動に伴って回動可能に設けられている、検出装置が提供される。
押圧部材は、駆動機構に対して回動した際に圧縮される弾性部材を備える。
押圧部材の回動により生じる駆動機構に対する押圧部材の最大傾き角は、5°以下であるのがよい。
また、検出装置は、駆動機構の長手方向に沿って延設され、当該駆動機構を支持するレール部材を備えてもよい。
また、上記課題を解決するために、本発明の別の観点によれば、連続鋳造機の鋳型内に注入された溶鋼を冷却して鋳片の外郭に凝固シェルを形成し、鋳型の下端から鋳片を引き抜きながら鋳片内部の未凝固部を完全に凝固させる連続鋳造プロセスにおいて鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出方法であって、鋳片を厚さ方向から押圧する押圧部材を、駆動機構により鋳片の厚さ方向に移動させて、押圧部材の中央領域に形成された平坦部を鋳片の表面に接触させ、押圧部材により所定の押圧力で鋳片を押圧するステップと、鋳片の移動によって押圧部材が鋳造方向下流側に向かう第1の方向へ回動し、押圧部材が平坦部の外部側領域の曲面部で鋳片と接触するとともに、押圧部材に設けられた弾性部材が圧縮されるステップと、弾性部材の復元力により、押圧部材が第1の方向と逆方向へ回動し、平坦部と鋳片の表面とが接触するステップと、を含む、検出方法が提供される。
以上説明したように本発明によれば、連続鋳造機において鋳片の未凝固位置を鋳造中に簡易かつ高精度に検出することができる。
本発明の一実施形態に係る検出装置を備える連続鋳造機の概略構成を示す側断面図である。 同実施形態に係る検出装置を、図1に示した連続鋳造機に適用した状態を示す説明図である。 同実施形態に係る検出装置の一構成例を示す概略側面図であって、側面視した状態を示す。 同実施形態に係る検出装置の一構成例を示す概略断面図であって、平面視した状態を示す。 同実施形態に係る検出装置における圧縮ばねの作用を説明する説明図である。 同実施形態に係る検出装置の先端部材の形状を示す説明図である。 ヘルツの接触式の計算モデルを示す説明図である。 図6の先端部材が傾斜した状態を示す説明図である。 先端部材の押込量と検出装置が受ける圧下反力との一関係例を示すグラフである。
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施の形態について詳細に説明する。なお、本明細書及び図面において、実質的に同一の機能構成を有する構成要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略する。
<1.連続鋳造機>
まず、図1に基づいて、本発明の一実施形態に係る鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出装置が適用される連続鋳造機の一構成について説明する。図1は、本実施形態に係る検出装置100(100A〜100D)を備える連続鋳造機1の概略構成を示す側断面図である。なお、本発明は、図1に示すような垂直曲げ型の連続鋳造機1に限定されず、湾曲型又は垂直型など他の各種の連続鋳造機に適用可能である。
連続鋳造機1は、図1に示すように、連続鋳造用の鋳型10を用いて溶融金属2(例えば溶鋼)を連続鋳造し、スラブ等の鋳片14を製造するための装置である。連続鋳造機1は、鋳型10と、取鍋4と、タンディッシュ5と、浸漬ノズル6と、二次冷却装置7と、鋳片切断機8とを備える。
取鍋4は、溶融金属2を外部からタンディッシュ5まで搬送するための可動式の容器である。取鍋4は、タンディッシュ5の上方に配置され、取鍋4内の溶融金属2がタンディッシュ5に供給される。タンディッシュ5は、鋳型10の上方に配置され、溶融金属2を貯留して、当該溶融金属2中の介在物を除去する。浸漬ノズル6は、タンディッシュ5の下端から鋳型10に向けて下方に延び、その先端は鋳型10内の溶融金属2に浸漬されている。当該浸漬ノズル6は、タンディッシュ5にて介在物が除去された溶融金属2を鋳型10内に連続供給する。
鋳型10は、鋳片3の幅及び厚さに応じて形成された四角筒状の型であり、例えば、一対の長辺鋳型板で一対の短辺鋳型板を幅方向両側から挟むように組み立てられる。これら鋳型板は、例えば水冷銅板で構成されている。かかる鋳型板と接触した溶融金属2は冷却されて、外殻の凝固シェル3aの内部に未凝固部3bを含む鋳片3が製造される。凝固シェル3aが鋳型10下方に向かって移動するにつれて、内部の未凝固部3bの凝固が進行し、外殻の凝固シェル3aの厚さは、徐々に厚くなる。かかる凝固シェル3aと未凝固部3bを含む鋳片3は、鋳型10の下端から引き抜かれる。
二次冷却装置7は、鋳型10の下方の二次冷却帯9に設けられ、鋳型10下端から引き抜かれた鋳片3を支持及び搬送しながら冷却する。この二次冷却装置7は、鋳片3の厚さ方向両側に配置される複数対の支持ロール11と、鋳片3に対して冷却水を噴射する複数のスプレーノズル(図示せず。)とを有する。二次冷却装置7に設けられる支持ロール11は、鋳片3の厚さ方向両側に対となって配置され、鋳片3を支持しながら搬送する支持搬送手段として機能する。当該支持ロール11により鋳片3を厚さ方向両側から支持することで、二次冷却帯9において凝固途中の鋳片3のブレークアウトやバルジングを防止できる。
支持ロール11は、二次冷却帯9における鋳片3の搬送経路(パスライン)を形成する。このパスラインは、図3に示すように、鋳型10の直下では垂直であり(垂直帯9A)、次いで曲線状に湾曲して(湾曲帯9B)、最終的には水平になる(水平帯9C)。支持ロール11は、垂直部9Aに設けられ、鋳型10から引き抜かれた直後の鋳片3を支持するサポートロール、鋳片3を鋳型10から引き抜く駆動式ロールであるピンチロール、湾曲帯9B及び水平帯9Cに設けられ、パスラインに沿って鋳片3を支持及び案内するセグメントロールからなる。
検出装置100A〜100Dは、図1に示すように、例えば水平帯9Cの鋳造方向下流側から複数のセグメントに設けられている。本実施形態に係る検出装置100A〜100Dは、鋳造方向に隣接する支持ロール11間に設けられ、その設置位置は任意に決定可能である。検出装置100A〜100Dを設置することで、鋳片3が完全凝固に近づく領域において、鋳造方向に複数箇所で鋳片3の凝固状態を検出可能となる。また、本実施形態に係る検出装置100A〜100Dは、鋳片3の未凝固部3bの分布に応じて鋳片3を軽圧下する軽圧下装置としても機能することができる。これにより、鋳造方向上流側の検出装置100(例えば100A、100B)により鋳片3の未凝固部3bの分布を検出し、その検出結果に基づき鋳造方向下流側の検出装置100(例えば100C、100D)により鋳片3を軽圧下して中心偏析を改善することも可能となる。なお、本実施形態に係る検出装置100の詳細な構成については後述する。
情報処理装置50は、検出装置100A〜100Dを制御するとともに、検出装置100A〜100Dにかかる荷重に基づき、鋳片加振位置における鋳片内部の凝固状態を判定する処理を行う。情報処理装置50は、各検出装置100A〜100Dをそれぞれ独立して駆動して、鋳片内部の凝固状態の検出処理を実行させる。検出処理開始後、各検出装置100A〜100Dにかかる荷重が情報処理装置50へ入力される。情報処理装置50は、当該荷重に基づき、鋳片内部の未凝固部の有無や、鋳片3の幅方向における未凝固部3bの分布等を演算する。さらに、情報処理装置50は、これらの検出結果に基づき、検出装置100A〜100Dを駆動させて、鋳片3を軽圧下してもよい。
なお、本実施形態においては、情報処理装置50は、すべての検出装置100A〜100Dに対する処理を行うものとして説明するが、本発明はかかる例に限定されず、検出装置100A〜100Dそれぞれに情報処理装置50を設けてもよく、検出装置100A〜100Dをいくつかのグループに分け、各グループに1つずつ情報処理装置50を設けるようにしてもよい。検出装置100A〜100Dおよび情報処理装置50についての詳細な説明は後述する。
鋳片切断機8は、連続鋳造機1のパスラインの水平帯9Cの終端に配置され、当該パスラインに沿って搬送された鋳片3を所定の長さに切断する。切断された厚板状の鋳片14は、テーブルロール15により次工程の設備に搬送される。
以上、図1を参照して、本実施形態に係る連続鋳造機1の全体構成について説明した。なお、連続鋳造機1によって製造される鋳片3の種類及びサイズは、特に限定されない。例えば、鋳片3は、厚さが250〜300mm程度のスラブ、500mmを超えるブルーム若しくはビレットであってもよいし、あるいは、厚さが100mm程度の薄スラブ、50mm以下の薄帯連続鋳造鋳片等であってもよい。
<2.検出装置>
次に、図2〜図9に基づいて、本実施形態に係る検出装置100の構成を説明する。なお、図2は、本実施形態に係る検出装置100を、図1に示した連続鋳造機1に適用した状態を示す説明図である。図3は、本実施形態に係る検出装置100の一構成例を示す概略側面図であって、側面視した状態を示す。図4は、本実施形態に係る検出装置100の一構成例を示す概略断面図であって、平面視した状態を示す。図5は、本実施形態に係る検出装置100における圧縮ばね150の作用を説明する説明図である。図6は、本実施形態に係る検出装置100の先端部材140の形状を示す説明図である。図7は、ヘルツの接触式の計算モデルを示す説明図である。図8は、図6の先端部材140が傾斜した状態を示す説明図である。図9は、先端部材140の押込量と検出装置が受ける圧下反力との一関係例を示すグラフである。
[2−1.全体構成]
本実施形態に係る検出装置100(100A、100B)は、図2に示すように、鋳造方向に隣接する支持ロール11間に配置されている。図2では、検出装置100A、100Bは、鋳造方向に2つの支持ロール11を挟んで配置されているが、本発明はかかる例に限定されず、検出装置100A、100B間の支持ロール11の数は1つでもよく、3つ以上であってもよい。また、連続鋳造機において、1つの検出装置100のみを備えてもよい。また、図2には図示しないが、隣接する支持ロール11間において、鋳片3の幅方向(すなわち、図2の紙面奥行き方向)に複数の検出装置100を配置してもよい。各検出装置100A、100Bは、鋳片3の表面に対して直交するように配置される。検出装置100A、100Bは、鋳造中の鋳片3の表面を押圧し、その反力を測定する。
より詳細に説明すると、図3及び図4に示すように、検出装置100は、直線的に移動可能な駆動機構101と、駆動機構101の先端側に設けられ、鋳片3を押圧する押圧部材103とを備える。
(駆動機構)
駆動機構101は、例えば油圧シリンダ110を含んで構成される。油圧シリンダ110は、油圧によって円筒部111内のピストン(図示せず。)を往復運動させる油圧駆動装置である。ピストンの直線的な移動により、ピストンに接続されたロッド113も直線的に移動する。なお、ロッド113の周囲には、ロッド113の往復移動に応じて伸縮可能なカバー部材115が設けられていてもよい。
油圧シリンダ110は、円筒部111がフレーム105によって支持されている。また、油圧シリンダ110のロッド113の先端には、押圧部材103が接続されている。押圧部材103もロッド113と同一方向へ移動される。ここで、油圧シリンダ110のロッド113の移動方向をX方向とする。検出装置100は、検出装置100の押圧部材103により鋳片3を押圧する方向(すなわち、X方向)が、鋳片3の表面に対して直交するように、連続鋳造機1に設置される。
(押圧部材)
押圧部材103は、駆動機構101の先端に設けられ、駆動機構101に対して回動可能に設けられている。より具体的に説明すると、押圧部材103は、基部120と、連結部材130と、先端部材140と、圧縮ばね150とを含んで構成される。
基部120は、連結部材130により、駆動機構101の油圧シリンダ110のロッド113と接続されている。連結部材130は、検出装置100が連続鋳造機1に設置された際、鋳片3を押圧する方向(X方向)及び鋳片3の鋳造方向(Y方向)に対して直交する方向(すなわち、Z方向)に沿って配置される回転軸である。基部120は、連結部材130を回転中心として、ロッド113に対して回動可能に設けられる。
また、連結部材130は、図4に示すように、油圧シリンダ110を支持するフレーム105から延設された一対のレール部材107a、107bによってその両端が支持されている。レール部材107a、107bは、ロッド113に沿って延設されている。ロッド113は、検出装置100による鋳片3の圧下位置を規定している部材であるため、設置された状態から変動しないことが望ましい。そこで、ロッド113をレール部材107a、107bにより補強している。連結部材130の両端には車輪135a、135bが設けられており、連結部材130は車輪135a、135bを介してレール部材107a、107bに支持されている。これにより、連結部材130は、レール部材107a、107bに対して回転可能となる。
先端部材140は、鋳片3の表面と接触する部材であって、基部120の先端に設けられている。先端部材140は、基部120と一体となって回動するように、基部120に固定されている。先端部材140は、例えば900°程度の高温の鋳片3と直接接触し、数十tonfもの高荷重が繰り返し作用される。このため、先端部材140は、変形しないように耐熱性の高い材質により形成される。例えば、先端部材140は、SS400等の一般構造用圧延鋼材から形成してもよい。
また、本実施形態に係る先端部材140は、鋳造中の鋳片3の移動に伴い回動するため、先端部材140が鋳片3と接触する位置が変化する。この際、先端部材140と鋳片3との接触状態が変化すると、先端部材140にかかる荷重が変化し、検出装置100により検出される圧下反力に誤差が生じてしまう。そこで、本実施形態に係る先端部材140は、平坦部と曲面部とを有する台形形状に形成されている。なお、先端部材140の形状についての詳細な説明は後述する。
圧縮ばね150は、一対のレール部材107a、107bと基部120との間に設置された弾性部材である。圧縮ばね150は、レール部材107a、107bに固定された支持部材109と、基部120の一部に形成された突起部121との間に、伸縮方向をロッド113の移動方向(X方向)に対応させて配置されている。圧縮ばね150は、例えば圧縮コイルばねであり、コイル内部にバー155を挿通し、当該バー155を支持部材109及び突起部121に支持させることにより、設けられる。圧縮ばね150は、連続鋳造機に設置された際に、図3に示すように、鋳片3の鋳造方向下流側に位置するように配置される。
これにより、図5上側に示すように、先端部材140が鋳片3に接触し、鋳片3を押圧しているとき、鋳片3の移動による押圧部材103の回動により、突起部121が支持部材109側に移動し、圧縮ばね150が圧縮される。このとき、押圧部材103は、図5中央に示すように、駆動機構101に対して傾いた状態となる。そして、押圧部材103が所定の傾き角θだけ回転すると、先端部材140が鋳片3の表面から離れる。その結果、図5下側に示すように、圧縮された圧縮ばね150の復元力により突起部121が鋳片3側へ押され、これに伴い押圧部材103が鋳造方向上流側へ回動する。このように圧縮ばね150を設けることで、鋳片3の移動によって回動した押圧部材103を、回動前の位置まで容易に戻すことができる。この動作が繰り返し行われることで、連続して鋳片3を押圧し、また、圧下反力を検出することができる。
以上説明した構成の本実施形態に係る検出装置100は、検出装置100を連続鋳造機1の任意の支持ロール11間に設置することができる。既存の設備に対して外付け可能であり、簡易な構成で、鋳片3の圧下反力及び振動応答を測定することができる。メンテナンスも容易に行うことが可能である。
[2−2.先端部材の形状]
本実施形態に係る検出装置100において、鋳片3に接触する先端部材140は、上述したように、平坦部と曲面部とを有する台形形状に形成されている。図6に示すように、先端部材140を側面視すると、直径Dの円柱部141と、円柱部141の端面であって、鋳片3と接触する接触面となる先端部143とからなる。先端部143は、中央領域に形成された、ロッド113の移動方向(X方向)に対して直交する平坦部143aと、平坦部143aの外部側領域に形成された曲面部143bとからなる。平坦部143aと円柱部141とを結ぶ曲面部143bは、曲率半径Rを有している。本実施形態において、先端部材140の台形形状とは、図6上側に示すように、側面視した際、平坦部143aと、外部側に突出する曲面を有する曲面部143bとからなる略台形形状を意味する。先端部材140を台形形状とすることで、鋳片3を押圧するときの鋳片3の塑性変形を極力小さくすることができる。
平坦部143aは、ロッド113の移動方向(X方向)に対して直交しており、押圧部材103が鋳片3に押圧されたときに、鋳片3の表面と面接触する部分となる。すなわち、鋳片3の移動によって押圧部材103が回動する前は、接触面が大きいため、先端部材140への面圧は低減される。
一方、鋳片3の移動によって押圧部材103が回動すると、先端部材140の先端部143と鋳片3との接触部分が、平坦部143aから曲面部143bへ移動する。このとき、曲面部143bが曲率半径Rの曲面を有していることで、曲面部143bが鋳片3と接触した際に点接触とならない。したがって、鋳片3との接触部分が平坦部143aから曲面部143bへ移ったときに、急激に面圧が上昇することなく、先端部材140の耐久性を維持することができる。その結果、接触面である先端部143の摩耗を抑制し、検出装置100による鋳片3からの圧下反力の測定精度の低下を防止することができる。また、先端部材140の交換頻度を低減できる。
ここで、先端部材140の円柱部141の直径Dは、鋳造方向に隣接する支持ロール11間の距離に応じて決定される。通常、直径Dは、例えば10mm〜100mm程度、大きい場合には500mm程度となる。
先端部143の平坦部143aの直径d1は、油圧シリンダ110の最大推力に応じて決定される。先端部材140は、通常、鋳片3から数十tonfもの高荷重を受ける。したがって、この荷重に耐え得るように、平坦部143aの直径d1を設定する必要がある。そこで、図7に示すヘルツの接触式における球と平面との計算モデルに基づき、先端部材140の接触面圧を算出すると、球と平面との接触半径a、及び、球の最大面圧Pは、下記式(1)、(2)で表される。
Figure 2018034182
ここで、P[kgf]は集中荷重、νはポアソン比、E[kgf/mm]はヤング率、R[mm]は球の半径(ここでは、曲面部143bの曲率半径)である。上記式(2)により算出される最大面圧Pが、油圧シリンダ110の最大推力に基づき算出される許容面圧σより小さくなるように平面(すなわち、鋳片3)との接触半径aを設定することで、先端部材140は鋳片3から受ける荷重にも耐え得る。すなわち、接触半径aは、下記式(3)を満たすように設定される。
Figure 2018034182
例えば、円柱部141の直径Dが110mm、集中荷重Pが20×10kgf、許容面圧σが31.9kgf/mmのとき、接触半径aは17.31mmより大きければよい。すなわち、先端部材140の先端部143の平坦部143aの直径dを約35mmとすればよい。
また、曲率半径Rは、鋳片3に引っ掛からない程度の大きさに設定される。曲率半径Rが大きすぎると、曲面部143bが平面に近づいてしまう。例えば、直径Dが110mm、直径d1が35mmのとき、曲率半径Rは300mm以下とするのがよい。
さらに、本実施形態に係る先端部材140は、鋳片3の移動により回動する。このとき、検出装置100に圧下反力の検出精度を低下させないため、先端部材140の回動によって検出装置100が検出する圧下反力の変化が許容範囲となるようにする必要がある。そこで、図6に示した鋳片3の表面に対してロッド113の移動方向(X方向)が直交した状態を基準状態として、図8に示すように、基準状態から先端部材140の傾き角θを変化させて、先端部材140により鋳片3を押圧し、圧下反力の変化を調べた。その結果、先端部材140の傾き角θを5°以下とすれば、検出装置100による検出結果に影響がないことが分かった。
図9に、先端部材140の押込量δ[mm]と、検出装置100が受ける圧下反力P[tonf]との一関係例を示す。図9では、図8に示した先端部材140の傾き角θが0°、5°及び10°の場合の押込量と先端部材140の押込量と、検出装置100が受ける圧下反力との関係を示している。なお、円柱部141の直径Dは110mm、先端部材140の先端部143の平坦部143aの直径dは35mm、曲率半径Rは148.5mmとした。図9に示すように、先端部材140の傾き角θが5°の場合には、先端部材140の押込量δを変化させても、0°の場合と略同一の圧下反力を検出できることがわかる。一方、先端部材140の傾き角θが10°の場合には、押込量が大きくなるにつれて、圧下反力の値は傾き角θが0°の場合の圧下反力の値からの乖離が大きくなり、検出装置100による検出結果の精度が低下してしまう。
これより、先端部材140を備える押圧部材103は、鋳造中の鋳片3を押圧しているとき、鋳片3の移動に伴う回動は5°以下となるように設定するのがよい。すなわち、押圧部材103は、鋳片3の移動に伴う回動が5°を超えないうちに鋳片3との接触がなくなり、圧縮ばね150によって基準状態に戻されるように構成される。
なお、押圧部材103の回動を5°以下とするとき、鋳造速度に応じて押圧部材103の長さL(図3参照)を決定してもよい。鋳造速度が高速になると、押圧部材103の移転速度も動きも高速となる。そこで、鋳造速度が高速である場合には押圧部材103の長さLを大きくして、その動きを緩やかにすることが望ましい。
以上のように、先端部材140の形状を台形形状とすることで、鋳片3を押圧するときの鋳片3の塑性変形を極力小さくすることができるとともに、接触面である先端部143の摩耗を抑制し、検出装置100による鋳片3からの圧下反力の測定精度の低下を防止できる。また、先端部材140の交換頻度を低減できる。なお、先端部材140の耐摩耗性を向上するために、例えば、鋳片3と接触する先端部143に対して、浸炭焼き入れ等の表面処理加工を行ってもよい。
<3.検出方法>
本実施形態に係る検出装置100による鋳片3の未凝固位置を検出する検出方法は、例えば、上記特許文献2に記載された方法を適用することができる。
例えば、まず、検出装置100の油圧シリンダ110を駆動させて、押圧部材103の先端部材140を鋳片3に対して厚さ方向に押す。このとき、検出装置100を鋳片3に押して戻すという一回の押圧を行ってもよく、あるいは、所定の周期(例えば約0.2Hz)で鋳片3の押圧を繰り返して鋳片3を加振してもよい。鋳片3の加振は、例えばオペレータからの指示や連続鋳造機1の鋳造方向における鋳片先端位置が所定の位置を通過するタイミングで行われる。
なお、鋳造方向に検出装置100が複数設けられている場合、鋳片3の凝固状態を検出したい位置に設けられた検出装置100のみ機能させればよい。例えば、鋳造方向最上流側の検出装置100を機能させたとき、当該検出装置100と同一の鋳造方向の位置において鋳片3の幅方向に並設されている検出装置100がある場合には、これらをすべて機能させ、同一荷重、同一変位で鋳片3を押圧して加振する。
鋳片3を加振すると、その時の油圧シリンダ110の推力および油圧シリンダ110のロッド113のロッド変位が測定される。油圧シリンダ110の推力は、鋳片3の圧下反力に相当する。この圧下反力の大きさより、当該位置における鋳片3の内部の凝固状態を検出することができる。
なお、本発明はかかる例に限定されず、本実施形態に係る検出装置100を用いて、例えば上記特許文献3に記載された鋳片の固相率に基づき鋳片内部の凝固状態を検出することも可能である。
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について詳細に説明したが、本発明はかかる例に限定されない。本発明の属する技術の分野における通常の知識を有する者であれば、特許請求の範囲に記載された技術的思想の範疇内において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、これらについても、当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。
1 連続鋳造機
3、14 鋳片
3a 凝固シェル
3b 未凝固部
9 二次冷却帯
9A 垂直部
9B 湾曲帯
9C 水平帯
10 鋳型
11 支持ロール
50 情報処理装置
100、100A、100B、100C、100D 検出装置
101 駆動機構
103 押圧部材
105 フレーム
107a、107b レール部材
109 支持部材
110 油圧シリンダ
111 円筒部
113 ロッド
115 カバー部材
120 基部
121 突起部
130 連結部材
135a、135b 車輪
140 先端部材
141 円柱部
143 先端部
143a 平坦部
143b 曲面部
155 バー

Claims (5)

  1. 連続鋳造機の鋳型内に注入された溶鋼を冷却して鋳片の外郭に凝固シェルを形成し、前記鋳型の下端から前記鋳片を引き抜きながら鋳片内部の未凝固部を完全に凝固させる連続鋳造プロセスにおいて前記鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出装置であって、
    前記鋳片を厚さ方向から押圧する押圧部材と、
    前記押圧部材を前記鋳片の厚さ方向に移動させる駆動機構と、
    を備え、
    前記押圧部材は、前記鋳片と接触する先端部が、中央領域の平坦部と、前記平坦部の外部側領域の曲面部とからなり、
    前記押圧部材は、前記駆動機構に対して、前記鋳片の鋳造方向への移動に伴って回動可能に設けられている、検出装置。
  2. 前記押圧部材は、前記駆動機構に対して回動した際に圧縮される弾性部材を備える、請求項1に記載の検出装置。
  3. 前記押圧部材の回動により生じる前記駆動機構に対する前記押圧部材の最大傾き角は、5°以下である、請求項1または2に記載の検出装置。
  4. 前記駆動機構の長手方向に沿って延設され、当該駆動機構を支持するレール部材を備える、請求項1〜3のいずれか1項に記載の検出装置。
  5. 連続鋳造機の鋳型内に注入された溶鋼を冷却して鋳片の外郭に凝固シェルを形成し、前記鋳型の下端から前記鋳片を引き抜きながら鋳片内部の未凝固部を完全に凝固させる連続鋳造プロセスにおいて前記鋳片内部の未凝固部の有無を検出する検出方法であって、
    前記鋳片を厚さ方向から押圧する押圧部材を、駆動機構により前記鋳片の厚さ方向に移動させて、前記押圧部材の中央領域に形成された平坦部を前記鋳片の表面に接触させ、前記押圧部材により所定の押圧力で前記鋳片を押圧するステップと、
    前記鋳片の移動によって前記押圧部材が鋳造方向下流側に向かう第1の方向へ回動し、前記押圧部材が前記平坦部の外部側領域の曲面部で前記鋳片と接触するとともに、前記押圧部材に設けられた弾性部材が圧縮されるステップと、
    前記弾性部材の復元力により、前記押圧部材が前記第1の方向と逆方向へ回動し、前記平坦部と前記鋳片の表面とが接触するステップと、
    を含む、検出方法。
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