JP6758602B2 - タイヤの研掃具および研掃方法 - Google Patents

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Description

本発明は、タイヤの内周面を研掃するタイヤの研掃具および前記タイヤの研掃具を用いた研掃方法に関する。
従来より、走行中の車両の騒音を低減させるため、タイヤの内周面の全周に亘って帯状のスポンジ材が貼り付けられた低騒音タイヤが開発されている(例えば、特許文献1、2)。
このスポンジ材の貼り付けに際しては、タイヤの内周面に付着した離型剤を予め除去しておく必要があり、スポンジ材の貼り付けの前にタイヤ内周面を研掃している。
上記したタイヤ内周面の研掃に用いられるタイヤの研掃具の従来例を図3および図4に示す。なお、図3の(a)は正面図、(b)は正断面図、(c)は側面図であり、図4は図3のタイヤの研掃具を用いたタイヤ内周面の研掃の様子を説明する図である。
図3に示すように、研掃具100は、中心軸105とブラシユニット102と駆動用モータ(図示省略)とを備えている。ブラシユニット102は、中心軸105が挿通された円筒状のユニット本体101と、ユニット本体101の外周面に植設されたブラシ部103と、ブラシ部103の両側に配置されてブラシ部103の形状を保持する押え板104とを備えている。
この研掃具100は、図4に示すように、ブラシユニット102をタイヤTの内部に挿入して、ブラシ部103をタイヤTの内周面に接触させた状態で、ブラシユニット102を回転させると共に、タイヤTの外周面を駆動ローラー106に接触させてタイヤTをブラシユニット102とは逆方向に回転させることにより、タイヤTの内周面に付着した離型剤を研掃する。
特開2007−168243号公報 特開2008−6783号公報
しかしながら、サイド部の剛性が弱く、ビード部T1の間隔が狭いようなタイヤTに上記した研掃具100を用いると、ブラシ部103と共に回転する押え板104がタイヤTのビード部T1に接触してしまい、摩擦によってビード部T1が損傷してしまう恐れがあった。
そこで、本発明は、研掃中に押え板がビード部に接触してもビード部が損傷することがないタイヤの研掃技術を提供することを課題とする。
請求項1に記載の発明は、
タイヤの内周面にブラシを接触させた状態でブラシユニットを、中心軸を中心に回転させることにより、前記タイヤの内周面を研掃する研掃装置に用いられる研掃具であって、
前記ブラシユニットが、前記中心軸を挿通させる挿通孔を有する円筒状のユニット本体と、前記ユニット本体の外周面に植設された円形のブラシ部と、前記ブラシ部の両側に配置された円盤状の押え板とを備えており、
前記押え板が前記中心軸と前記ブラシ部に対して独立して回転するように、前記ユニット本体と前記押え板との間にベアリング機構が設けられていることを特徴とするタイヤの研掃具である。
請求項2に記載の発明は、
前記ブラシユニットの幅が、研掃対象のタイヤのビード間隔よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のタイヤの研掃具である。
請求項3に記載の発明は、
請求項1または請求項2に記載のタイヤの研掃具を用い、前記タイヤの内周面に前記ブラシを接触させた状態で前記ブラシユニットを回転させることにより、前記タイヤの内周面を研掃することを特徴とするタイヤの研掃方法である。
請求項4に記載の発明は、
前記タイヤが、低燃費タイヤであることを特徴とする請求項3に記載のタイヤの研掃方法である。
本発明によれば、研掃中に押え板がビード部に接触してもビード部が損傷することがないタイヤの研掃技術を提供することができる。
本発明の一実施の形態に係る研掃具を模式的に示す図であって、(a)は正断面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。 図1の研掃具を用いたタイヤ内周面の研掃の様子を説明する断面図である。 従来のタイヤの研掃具を示す図であって、(a)は正面図、(b)は正断面図、(c)は側面図である。 図3のタイヤの研掃具を用いたタイヤ内周面の研掃の様子を説明する図である。
以下、本発明を実施の形態に基づいて図面を用いて説明する。
図1は本実施の形態に係る研掃具を模式的に示す図であって、(a)は正断面図、(b)は(a)のA−A矢視図である。なお、図1(b)では、押え板6とユニット本体2との関係を説明するためにブラシ部5を省略している。
図1(a)に示すように、本実施の形態に係る研掃具1は、中心軸4と、ブラシユニット3と、中心軸4を回転させる駆動モーター(図示省略)とを備えている。そして、ブラシユニット3は、中心軸4を挿通させる挿通孔を有する円筒状のユニット本体2と、ユニット本体2の外周面に植設されたブラシ部5と、ブラシ部5の両側に配置された円盤状の押え板6とを備えている。
そして、本実施の形態に係る研掃具1は、押え板6が中心軸4とブラシ部5に対して独立して回転するように、ユニット本体2と押え板6との間にベアリング機構8が設けられている。
具体的には、図1(b)に示すように、ユニット本体2と押え板6との間に、周方向に沿って複数のボール8aが配置されており、この複数のボール8aによりベアリング機構8が構成されている。これにより、押え板6を、中心軸4とブラシ部5に対して独立して回転させることができる。
図2は図1の研掃具を用いたタイヤ内周面の研掃の様子を説明する断面図である。この研掃具1は、従来と同様に、タイヤTの内周面T3にブラシ部5を接触させて、ブラシユニット3とタイヤTとを逆方向に回転させることによりタイヤTの内周面T3に付着した離型剤を研掃する。
このとき、タイヤTのビード部T1が押え板6に接触したとしても、上記したように押え板6が中心軸とブラシ部5に対して独立して回転するように構成されているため、押え板6は、ブラシ部5の回転とは関係なく、タイヤTと一緒に回転する。このため、ビード部T1と押え板6との間に大きな摩擦を生じさせず、ビード部T1の損傷を防止できる。
なお、本実施の形態に係る研掃具1は、低燃費タイヤの内周面の研掃に特に好ましく用いることができる。低燃費タイヤは、通常のタイヤと比較して、ビード部T1の間隔bが狭いだけではなくサイド部の剛性も弱いため、ブラシ部5をタイヤTの内周面T3に押し当てた際にタイヤTが変形することがある。この場合、変形したタイヤTのビード部T1が押え板6に接触し易い。このため、押え板6との接触によるビード部T1の破損を防止できる本実施の形態に係る研掃具1の効果は、低燃費タイヤを使用した際により顕著に発揮される。
また、図2で示すブラシユニットの幅aは、研掃対象のタイヤTのビード部T1の間隔bよりも小さいことが好ましい。これにより、タイヤTの内周面T3の研掃の効率を向上させることができると共に、押え板6とビード部T1とが接触する可能性を減らして、ビード部T1の破損をより適切に抑制できる。
以下、実施例に基づいて本発明を説明する。
1.実施例および比較例
(1)実施例
タイヤサイズが異なる3種類のタイヤを合計で1000本作製した後、上記した実施の形態に係る研掃部置を用いてタイヤの内周面の研掃を行った。なお、作製したタイヤのサイズは、215/60R16、185/65R15、155/65R14であり、何れも低燃費タイヤである。
(2)比較例
図4に示す従来の研掃具を用いたこと除いて、実施例と同じ条件でタイヤの内周面の研掃を行った。
2.評価
内周面の研掃を行った後のタイヤのビード部を目視で確認し、ビード部の損傷によりスクラップとなったタイヤの本数を計測すると共に、スクラップの発生率を算出した。結果を表1に示す。
Figure 0006758602
表1より、比較例ではビード部の損傷によりスクラップになったタイヤが1.0%発生していたが、実施例では1000本のタイヤの研掃を行っても、ビード部の損傷によるスクラップが生じていなかった。このことから、上記した実施の形態に係る研掃具を用いることにより、ビード部を損傷させることなくタイヤ内面を研掃できることが確認できた。
以上、本発明を実施の形態に基づいて説明したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるものではない。本発明と同一および均等の範囲内において、上記の実施の形態に対して種々の変更を加えることができる。
1、100 研掃具
2、101 ユニット本体
3、102 ブラシユニット
4、105 中心軸
5、103 ブラシ部
6、104 押え板
8 ベアリング機構
8a ボール
106 駆動ローラー
a ブラシユニットの幅
b ビード部の間隔
T タイヤ
T1 ビード部
T3 タイヤの内周面

Claims (4)

  1. タイヤの内周面にブラシを接触させた状態でブラシユニットを、中心軸を中心に回転させることにより、前記タイヤの内周面を研掃する研掃装置に用いられる研掃具であって、
    前記ブラシユニットが、前記中心軸を挿通させる挿通孔を有する円筒状のユニット本体と、前記ユニット本体の外周面に植設された円形のブラシ部と、前記ブラシ部の両側に配置された円盤状の押え板とを備えており、
    前記押え板が前記中心軸と前記ブラシ部に対して独立して回転するように、前記ユニット本体と前記押え板との間にベアリング機構が設けられていることを特徴とするタイヤの研掃具。
  2. 前記ブラシユニットの幅が、研掃対象のタイヤのビード間隔よりも小さいことを特徴とする請求項1に記載のタイヤの研掃具。
  3. 請求項1または請求項2に記載のタイヤの研掃具を用い、前記タイヤの内周面に前記ブラシを接触させた状態で前記ブラシユニットを回転させることにより、前記タイヤの内周面を研掃することを特徴とするタイヤの研掃方法。
  4. 前記タイヤが、低燃費タイヤであることを特徴とする請求項3に記載のタイヤの研掃方法。
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