JP6757263B2 - リール固定装置 - Google Patents

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Description

本発明は、リール固定装置に関するものである。
従来、魚釣用リールの釣竿取付脚を釣竿に固定するための装置として、リール固定装置が知られている。例えば、リール固定装置は、魚釣用リールの釣竿取付脚が載置される載置部を備えた略筒状のリールシート本体と、リールシート本体の下面から下方へ突出するトリガーと、を備えている。このリール固定装置では、トリガ−に例えば人差し指を掛けてキャスティングを行った後、改めてトリガ−を例えば中指と薬指で挟みつつ親指をリ−ル上面に圧接することによってパ−ミングを行うことが可能である。
また、トリガーの前面および後面に窪み状の指当て部を形成したリール固定装置も知られている(例えば、特許文献1参照)。
このリール固定装置では、指の腹部をトリガーの前面の指当て部に当ててキャスティング操作等を行うことができる。
特開平5−38244号公報
特許文献1のリール固定装置では、トリガーの前面および後面の中央部が指当て部により薄肉に形成される一方、トリガーの前面および後面の左右両端部が相対的に分厚く形成されていた。このため、トリガーを例えば中指と薬指で挟んだ際に、左右両端部の厚みによって挟んだ指同士が離間してしまい、保持性に難点があった。また、挟持する指の位置によっては、前面の指当て部から指の腹部がずれてしまい、指の収まりが悪くなってキャスティング操作やパーミング操作時に違和感が生じるという課題があった。
本発明は、前記課題を解決するためになされたものであり、把持し易く、違和感なしにキャスティング操作やパーミング操作を行えるリール固定装置を提供することを目的とする。
前記目的を達成するために本発明のリール固定装置は、魚釣用リールの釣竿取付脚を固定可能なリール固定装置である。リール固定装置は、リールシート本体と、前記リールシート本体の下部から前方斜め下方へ向けて突出するトリガーと、を備えている。前記トリガーは、前方を向く前面部と、後方を向く後面部と、を備えている。前記前面部は前方へ向けて横断面凸状に形成され、前記後面部は少なくとも一部が前方へ向けて横断面凹状に形成されている。前記前面部の左右両端部分と前記後面部の左右両端部分とが連続しており、その連続する部分には、稜線部が形成されている。リール固定装置は、前記リールシート本体の側部の下部に形成された傾斜状の湾曲凹部と、前記リールシート本体の側部の下部に形成され前記後面部に連続する後部側湾曲凹部と、を備えている。前記稜線部の上端部は、前記リールシート本体の側部の下部まで延在して前記湾曲凹部と前記後部側湾曲凹部との境界部分として機能している。前記後面部は、前記横断面凹状に形成されることで構成される凹状部を備えており、前記凹状部は、後面視で略逆三角形状を呈している。前記後面部における前記凹状部の上方には、後方へ向けて横断面凸状とされた膨出部が形成されている
このリール固定装置では、トリガーの左右両端部において前面部と後面部とが稜線部を介して鋭角に連続する。つまり、トリガーの左端部が左側方に向けて窄まる形状となり、トリガーの右端部が右側方に向けて窄まる形状となる。したがって、トリガーの中央部に比べてトリガーの左右両端部が薄肉に形成される。これにより、トリガーを例えば中指と薬指で挟んだ際に、前面部の凸形状と後面部の凹形状とに倣って挟んだ指同士が前後に密着し易くなる。したがって、トリガーの保持性、ひいてはリールシートの保持性に優れる。
また、トリガーに対して挟持する指の位置が左右方向に多少ずれたとしても、前面部の断面凸状に倣って例えば中指の関節部や腹部が前面部に密着する。また、後面部の断面凹状に倣って例えば薬指の関節部や腹部の側部が後面部に密着する。よって、トリガーの保持性(リールシートの保持性)が高くなり、各指の収まりがよくなって、キャスティング操作やパーミング操作時の操作感が向上する。
また、保持性が高くなり、各指の収まりがよくなるので、長時間の使用による指への負担も軽減される。
また、凹状部に例えば薬指の関節部や腹部の側部等をより密着させることができる。よって、保持性が高くなり、各指の収まりがさらに向上して、キャスティング操作やパーミング操作時の操作感がより向上する。
また、凹状部から膨出部に亘るようにして例えば薬指の関節部や腹部の側部を沿わせることができ、把持した指の密着性がより向上する。よって、保持性がさらに高くなり、各指の収まりがさらに向上して、キャスティング操作やパーミング操作時の操作感がより一層向上する。
本発明によれば、把持し易く、違和感なしにキャスティング操作やパーミング操作を行えるリール固定装置が得られる。
本発明の一実施形態に係るリール固定装置および釣竿の一部を示す側面図である。 (a)はリール固定装置および釣竿の一部を示す底面図、(b)はリール固定装置を握った手の指の位置の概略を示す底面図である。 リール固定装置のトリガーを示す拡大側面図である。 トリガーの拡大縦断面図である。 図3の白抜き矢印方向から見たトリガーの拡大後面図である。 トリガーの横断面図であり、(a)は図3のA−A線に沿う拡大横断面図、(b)は図3のB−B線に沿う拡大横断面図、(c)は図3のC−C線に沿う拡大横断面図である。 本発明の変形例に係るリール固定装置に適用されるトリガーを示した横断面図であり、(a)は図3のB−B線に相当する拡大横断面図、(b)は図3のC−C線に相当する拡大横断面図である。 一実施形態に係るリール固定装置のトリガーの実施例における厚みと比較例のトリガーにおける厚みとの関係を示した表である。
以下、本発明の実施形態のリール固定装置のフードについて、図面を参照して説明する。以下の説明において、「前」側は、釣竿の竿先側を言い、「後」側は、釣竿のグリップ側を言う。「上下」の方向は図1に記載した方向を基準とし、「左右」の方向は図2、図5に記載した方向を基準とする。
[リール固定装置の概要]
図1に示すように、リール固定装置10は、魚釣用リールRを固定するためのものである。
リール固定装置10は、釣竿を構成する竿杆1の後側であってグリップ2の前側となるように竿杆1に固定される。よって、リール固定装置10に固定される魚釣用リールRは、グリップ2の前方に配置された状態で釣竿に固定される。
なお、竿杆1は、例えば、炭素繊維やガラス繊維等を含む強化繊維に、エポキシ樹脂等の合成樹脂を含浸した繊維強化樹脂材で構成されており、管状体あるいは中実体として構成されている。竿杆1は、1本で構成されていてもよいし、複数の竿杆を継合する構成であってもよい。
リール固定装置10は、竿杆1に外嵌される筒状のリールシート本体(以下、本体と称する)11と、本体11の前部に取り付けられる移動フード12と、を備えている。本体11の後部には固定フード13が一体に形成され、本体11の下部には、トリガー20が一体に形成されている。
[本体]
本体11(固定フード13およびトリガー20)は、例えば、ABS樹脂、ナイロン、ポリカーボネート等の合成樹脂によって形成されている。
本体11は、竿杆1に対して接着剤等で固定される。本体11の外周側の上面には、魚釣用リールRの釣竿取付脚R1が載置される載置面11aが形成されている。載置面11aは、平坦状であり、本体11の軸方向に延在している。
固定フード13は、前方に向って開口する挿入穴13aを備えている。挿入穴13aには、魚釣用リールRの釣竿取付脚R1の後部が挿入される。
本体11の下部には、移動フード12とトリガー20との間に、前後二つの切込部17a,17bが設けられている(図2(a)参照)。例えば、前側の切込部17aには、図1、図2(b)に示すように、トリガー20を中指F3と薬指F4とで前後方向から挟持した場合に、人差し指F2の一部を掛けることができる。また、同様に、後側の切込部17aには、トリガー20を挟持した中指の一部を掛けることができる。切込部17a,17bは、キャスティング操作等の正確な指の配置を可能にする。
[移動フード]
移動フード12は、挿入部12aと、挿入部12aに取り付けられる操作つまみ部12bと、を備えている。挿入部12aは、本体11の前部に外嵌され、本体11の外周面に形成された図示しない雄ねじに螺合して軸方向遊動可能に装着されている。挿入部12aは、後方に向かって開口する挿入穴12cを上部に備えている。挿入穴12cには、魚釣用リールRの釣竿取付脚R1の前部が挿入される。
このような本体11と移動フード12とを備えたリール固定装置10は、魚釣用リールRの釣竿取付脚R1の後部を固定フード13に差し込んだ状態で、移動フード12を本体11の軸方向に移動させることによって魚釣用リールRを着脱する構成となっている。
なお、本発明のリール固定装置10は、本体11の前部に固定フード13が設けられ、本体11の後部に移動フード12が取り付けられる構成であってもよい。
[トリガー]
トリガー20は、図1〜図5の各図に示すように、舌片状を呈している。トリガー20は、本体11の後部の外周面において、固定フード13の径方向反対側となる下面に配置され、本体11の下部から前方斜め下方へ向けて突出している。トリガー20には、本体11を把持する手の指を引っ掛けたり、前後から指で保持したりすることが可能である。
トリガー20は、図6各図に示すように、前方を向く前面部21と、後方を向く後面部22と、を備えている。前面部21の左右両端部分と後面部22との左右両端部分とは連続しており、その連続する部分が前後方向に薄肉状となって、稜線部25が形成されている。稜線部25は、後記するように上下方向に延びている(図3参照)。
前面部21は、図6各図に示すように、前方へ向けて横断面凸状(横断面山形状)に形成されている。すなわち、前面部21は、左端部分21a、右端部分21bから中央部分21cに向けて前方へ湾曲状に膨出している。前面部21には、図1,図2(b)に示すように、例えば中指F3の腹部や関節部の側部を当てるようにして配置することができる。
前面部21は、図3に示すように、本体11の側部の下部に形成された傾斜状の湾曲凹部15に連続して形成されている。つまり、トリガー20の前面部21に当てて配置した、例えば中指F3の指先部分を、前面部21から湾曲凹部15(本体11の側面部)に亘って添えることができるようになっている(図1参照)。これにより、トリガー20の前面部21に添えた中指F3で本体11を違和感なく保持することができる。また、図4に示すように、前面部21の上端部は断面アール状の隅部26を介して本体11の下部に連続している。これにより、例えば中指F3の腹部や関節部を隅部26周りに安定して添えることができ、前面部21の形状と相俟って、本体11の保持性が向上する。
後面部22は、図6(a)に示すように、後方へ向けて横断面凸状とされた膨出部23と、図6(b)(c)に示すように、前方へ向けて横断面凹状とされた凹状部24と、を備えている。膨出部23は、後面部22の上部(トリガー20の根元部分となる本体11の近傍部)に形成されている。膨出部23は、左端部分23a、右端部分23bから中央部分23cに向けて後方へ湾曲状に膨出している。
膨出部23は、図3に示すように、本体11の側部の下部に形成された後部側湾曲凹部16に連続して形成されている。つまり、トリガー20の膨出部23に添えた、例えば薬指F4の指先部分を膨出部23(後面部22)から後部側湾曲凹部16(本体11の側面部)に亘って添えることができるようになっている。これにより、トリガー20の膨出部23(後面部22)に添えた薬指F4で本体11を違和感なく保持することができる(図1参照)。また、図4に示すように、膨出部23(後面部22)の上端部は断面アール状の隅部27を介して本体11の下部に連続している。これにより、例えば薬指F4の腹部や関節部を隅部27周りに安定して添えることができ、膨出部23(後面部22)の形状と相俟って、本体11の保持性が向上する。
そして、図1に示すように、トリガー20を前後方向から、例えば中指と薬指とで挟むように包み、中指の指先部分と薬指の指先部分とを本体11の側面で前後方向に密着させることができる。つまり、トリガー20を保持した前後の指同士を当接させる状態にした保持が可能となる。したがって、これらの指同士が離間する状態に保持する場合に比べて保持力が向上する。これにより、キャスティング操作やパーミング操作が安定する。
凹状部24は、膨出部23の下方に連続して形成されている。凹状部24は、図5に示すように、後面視で略逆三角形状を呈している。凹状部24の周りには、後面視でV字形の周縁部(左縁部、右縁部、下縁部)22eが形成されている。凹状部24は、図6(b)(c)に示すように、周縁部22eの内側から中央部に向けて前方へ湾曲状に凹んでいる(図4参照)。凹状部24(後面部22)には、図1,図2(b)に示すように、薬指F4の腹部の側部や関節部の側部を当てるようにして配置することができる。凹状部24の存在により、トリガー20の後面部22に対して薬指F4を当て付け易くなっている。
また、後面部22において、図4に示すように、膨出部23と凹状部24との間には緩やかな段差部28が形成される。これにより、凹状部24に当て付けた指(例えば薬指)の腹部の側部や関節部の側部の収まり(引っ掛かり)がよくなり、保持性が向上する。
このような前面部21および後面部22を備えることにより、図6各図に示すように、トリガー20の左端部20aは、左側方へ向けて窄まる形状とされ、また、右端部20bは、右側方へ向けて窄まる形状とされる。これにより、トリガー20の左右両端部20a,20bには、稜線部25が形成される。トリガー20の左右両端部20a,20bは、トリガー20の中央部20cに比べて前後方向に薄肉に形成されている。稜線部25の上部25aは、図3に示すように、本体11の側部に延在している。上部25aは、湾曲凹部15と後部側湾曲凹部16との境界部分として機能し、保持性や握持性を高める作用をなす。なお、左右両端部20a,20bは、側方に向けてテーパ状にそれぞれ窄まる形状としてもよいし、前面部21および後面部22が相互に異なる曲率で稜線部25で交わるように形成して窄まるように構成してもよい。なお、稜線部25は、アール状に形状(図6(a)参照)されていてもよい。
ここで、トリガー20の前後方向の肉厚は、図5に示すように、凹状部24の上部の幅広部分に沿って延在する基準線K上の三点(イ)−(ロ)において、次のように設定されることが好ましい。点(イ)は、基準線K上においてトリガー20の左縁から1mm内側となる部分である。また、点(ロ)は、基準線K上においてトリガー20の左右の中央部分である。さらに、点(ハ)は、基準線K上においてトリガー20の右縁から1mm内側となる部分である。点(イ)および点(ハ)では、肉厚が2.8−3.4mmの範囲に設定されることが好ましく、点(ロ)では、肉厚が3.3−3.7mmの範囲に設定されることが好ましい。より好ましくは、点(イ)および点(ハ)では、肉厚が3.1mmであることがよく、点(ロ)では、肉厚が3.5mmであることがよい。
点(イ)および点(ハ)において、肉厚が2.8mm未満である場合には、保持性が低減するおそれがある。また、肉厚が3.4mmを超える場合には、トリガー20を挟持する指同士(例えば中指と薬指の指先同士)が離間するおそれがあり、リール固定装置10を保持するための保持力が低下するおそれがある。
また、点(ロ)において、肉厚が3.3mm未満である場合には、トリガー20の横断面形状が左右方向に扁平な形状に近づくため、保持性が低減するおそれがある。また、肉厚が3.7mmを超える場合には、左右両端部と中央部とのバランスが崩れて、保持性が低減するおそれがある。保持性が低減することで、キャスティング操作やパーミング操作時に違和感が生じるおそれがある。
以上説明した本実施形態によれば、トリガー20の左右両端部20a,20bにおいて前面部21と後面部22とが稜線部25を介して鋭角に連続する。つまり、トリガー20の左端部20aが左側方に向けて窄まる形状となり、トリガー20の右端部20bが右側方に向けて窄まる形状となる。したがって、トリガー20の中央部20cに比べて左右両端部20a,20bが薄肉に形成される。これにより、トリガー20を例えば中指と薬指で挟んだ際に、前面部21の凸形状と後面部22の凹形状とに倣って挟んだ指同士が前後に密着し易くなる。したがって、トリガー20の保持性、ひいては本体11の保持性に優れる。
また、トリガー20に対して挟持する指の位置が左右方向に多少ずれたとしても、前面部21の断面凸状に倣って例えば中指の関節部や腹部が前面部21に密着する。また、後面部22の断面凹状に倣って例えば薬指の関節部や腹部の側部が後面部22に密着する。よって、トリガー20の保持性(本体11の保持性)が高くなり、各指の収まりがよくなって、キャスティング操作やパーミング操作時の操作感が向上する。
また、保持性が高くなり、各指の収まりがよくなるので、長時間の使用による指への負担も軽減される。
また、凹状部24が、後面視で略逆三角形状を呈しているので、凹状部24に例えば薬指の関節部や腹部の側部等をより密着させることができる。よって、保持性が高くなり、各指の収まりがさらに向上して、キャスティング操作やパーミング操作時の操作感がより向上する。
また、凹状部24の上方には、膨出部23が形成されているので、凹状部24から膨出部23に亘るようにして例えば薬指の関節部や腹部の側部を沿わせることができ、把持した指の密着性がより向上する。よって、保持性がさらに高くなり、各指の収まりがさらに向上して、キャスティング操作やパーミング操作時の操作感がより一層向上する。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は前記実施形態で説明した例に限定されない。
例えば、図7(a)(b)に示すように、トリガー20の前面部21の左端部分21a近傍の曲率、および右端部分21b近傍の曲率を小さく設定して、トリガー20の左右両端部20a,20bが扁平となるように形成してもよい。
また、トリガー20は、金属部材がインサート成形されるものであってもよい。また、トリガー20は、本体11と別部材で構成してもよい。この場合、トリガー20を金属部材で構成してもよい。
また、凹状部24は、トリガー20の後面部22に複数設けてもよい。
また、凹状部24に弾性部材を配置してもよい。
また、凹状部24は、後面視で円形状、楕円形状、四角形状、多角形状等、種々の形状のものを採用することができる。
また、凹状部24は、後面部22の略全体に形成してもよい。
[実施例]
図8は一実施形態に係るリール固定装置のトリガーの実施例における肉厚と比較例のトリガーにおける肉厚との関係を示した表である。
一実施形態に係るリール固定装置10のトリガー20として、前後方向に肉厚の異なる実施例1−3の三つのトリガー20を作成した。
一方、一般に販売されているリール固定装置のトリガーとして、比較例1−7の七つのトリガーを用意し、各トリガーにおいて、前記した点(イ)−(ハ)の三箇所に対応する部分について前後方向の肉厚をノギスで計測した。なお、比較例1−7のトリガーは、前面部が前方へ湾曲凸状に形成され、後面部が平ら、あるいは後方へ湾曲凸状に形成されたものである。
実施例1では、点(イ)および点(ハ)にける肉厚を2.8mmに形成し、点(ロ)における肉厚を3.3mmに形成した。実施例1では、トリガー20の左右両端部20a,20bの肉厚が中央部20cに比べて薄くなり、前後方向に例えば中指と薬指とで挟持した場合に、違和感なくキャスティング操作およびパーミング操作を行うことができた。
実施例2では、点(イ)および点(ハ)における肉厚を3.1mmに形成し、点(ロ)における肉厚を3.5mmに形成した。実施例2では、実施例1と同様に、トリガー20の左右両端部20a,20bの肉厚が中央部20cに比べて薄くなり、前後方向に例えば中指と薬指とで挟持した場合に、違和感なくキャスティング操作およびパーミング操作を行うことができた。なお、実施例2は実施例1に比べて肉厚がそれぞれの位置で厚く形成されているので、操作性を確保しつつ、強度を高めることができた。
実施例3では、点(イ)および点(ハ)における肉厚を3.4mmに形成し、点(ロ)における肉厚を3.7mmに形成した。実施例3では、実施例1,2と同様に、トリガー20の左右両端部20a,20bの肉厚が中央部20cに比べて薄くなり、前後方向に例えば中指と薬指とで挟持した場合に、違和感なくキャスティング操作およびパーミング操作を行うことができた。なお、実施例3では、実施例1,2に比べて肉厚がそれぞれの位置でさらに厚く形成されているので、操作性を確保しつつ、強度を高めることができた。また、肉厚がわずかに増したことで、挟持した際の安定感が向上した。
比較例1−7のトリガーは、前面部が前方へ湾曲凸状に形成され、点(イ)および点(ハ)における肉厚が前記実施例1−3よりも大きく、また、実施例1−3のような後面部の凹状部を持たない構成である。このため、比較例1−7では、トリガーを挟持する指同士(例えば中指と薬指の指先同士)が離間し易くなり、リール固定装置を保持するための保持力が低下し易かった。したがって、キャスティング操作やパーミング操作時に違和感が生じた。
1 竿杆
10 リール固定装置
11 本体(リールシート本体)
20 トリガー
21 前面部
22 後面部
23 膨出部
24 凹状部
25 稜線部
R 魚釣用リール
R1 釣竿取付脚

Claims (1)

  1. 魚釣用リールの釣竿取付脚を固定可能なリール固定装置であって、
    リールシート本体と、前記リールシート本体の下部から前方斜め下方へ向けて突出するトリガーと、を備え、
    前記トリガーは、前方を向く前面部と、後方を向く後面部と、を備え、
    前記前面部は前方へ向けて横断面凸状に形成され、前記後面部は少なくとも一部が前方へ向けて横断面凹状に形成されており、
    前記前面部の左右両端部分と前記後面部の左右両端部分とが連続しており、その連続する部分には、稜線部が形成されており、
    前記リールシート本体の側部の下部に形成され前記前面部に連続する傾斜状の湾曲凹部と、
    前記リールシート本体の側部の下部に形成され前記後面部に連続する後部側湾曲凹部と、を備え、
    前記稜線部の上端部は、前記リールシート本体の側部の下部まで延在して前記湾曲凹部と前記後部側湾曲凹部との境界部分として機能しており、
    前記後面部は、前記横断面凹状に形成されることで構成される凹状部を備えており、前記凹状部は、後面視で略逆三角形状を呈しており、
    前記後面部における前記凹状部の上方には、後方へ向けて横断面凸状とされた膨出部が形成されていることを特徴とするリール固定装置。
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