JP6757090B1 - 乗降通路開閉制御システム、乗降通路開閉制御装置、乗降通路開閉制御方法及び車側灯型通信モジュール - Google Patents

乗降通路開閉制御システム、乗降通路開閉制御装置、乗降通路開閉制御方法及び車側灯型通信モジュール Download PDF

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Abstract

【課題】異常な扉があっても乗降通路開閉装置に形成された開口部の開閉を適切に制御できる乗降通路開閉制御システム、乗降通路開閉制御装置、乗降通路開閉制御方法及び車側灯型通信モジュールを提供する。【解決手段】パターン発光部24は、鉄道車両に設けられた、当該鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光する。撮影部38は、当該発光パターンで発光するパターン発光部24が写る画像を撮影する。プロセッサ32は、撮影部38により撮影される画像に基づいて、発光パターンを特定する。プロセッサ32は、特定される発光パターンに基づいて、鉄道車両が入線するプラットホームに設けられた乗降通路開閉装置に形成された、鉄道車両に設けられた複数の扉のそれぞれに対応する開口部の開閉を制御する。【選択図】図2

Description

本発明は、乗降通路開閉制御システム、乗降通路開閉制御装置、乗降通路開閉制御方法及び車側灯型通信モジュールに関する。
特許文献1には、車両の映像から車両側面に設置してある車側灯の点灯状態を判別し、車側灯点灯時にはホームドア装置のドアを開き、車側灯消灯時にはホームドア装置のドアを閉めるホームドア装置が記載されている。
特開2004−203320号公報
通常、鉄道車両が備えるすべての扉が正常に閉まっている状態である場合に、車側灯は消灯状態であり、そうでない場合に、車側灯は点灯状態である。例えば、扉に荷物が挟まった状態などのようにいずれかの扉が正常に閉まっていない際には、車側灯は点灯状態である。そして、戸閉連動装置を「連動」にしている際には、すべての扉が正常に閉まり車側灯が消灯状態にならないと鉄道車両を運行させることができない。
しかし、故障していて閉まらない扉等の異常な扉がある場合に戸閉連動装置を「非連動」にすることで車側灯が点灯状態であるまま鉄道車両を運行させることがある。このような場合には、異常な扉以外の扉が閉まっていても開いていても車側灯は点灯状態であるため、特許文献1に記載の技術では乗降通路開閉装置(ホームドア)に形成された開口部の開閉を適切に制御することができない。
本発明は上記課題に鑑みてなされたものであって、その目的の1つは、異常な扉があっても乗降通路開閉装置に形成された開口部の開閉を適切に制御できる乗降通路開閉制御システム、乗降通路開閉制御装置、乗降通路開閉制御方法及び車側灯型通信モジュールを提供することにある。
本発明に係る乗降通路開閉制御システムは、発光装置と、制御装置と、を含み、前記発光装置は、鉄道車両に設けられた、当該鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光する発光部、を含み、前記制御装置は、前記発光パターンで発光する前記発光部が写る画像を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影される画像に基づいて、前記発光パターンを特定する発光パターン特定部と、特定される前記発光パターンに基づいて、前記鉄道車両が入線するプラットホームに設けられた乗降通路開閉装置に形成された、前記複数の扉のそれぞれに対応する開口部の開閉を制御する開口制御部と、を含む。
本発明の一態様では、前記発光装置は、前記鉄道車両が備える複数の扉のすべてが閉状態である場合に消灯し、前記複数の扉のうちの少なくとも1つが開状態である場合に点灯する車側灯部、をさらに含み、前記車側灯部は、可視光を発光し、前記発光部は、前記発光パターンでの赤外線発光を行う。
この態様では、前記開口制御部は、前記車側灯部が写る画像に基づいて特定される当該車側灯部が点灯しているか否か、及び、特定される前記発光パターン、に基づいて、前記開口部の開閉を制御する。
また、本発明の一態様では、前記発光部は、前記鉄道車両が備える扉の数が特定可能な発光パターンで発光し、前記開口制御部は、特定される前記発光パターンに基づいて特定される数の前記開口部が開口するよう制御する。
また、本発明の一態様では、前記開口制御部は、特定される前記発光パターンに基づいて異常と特定される扉に対応する前記開口部が開口しないよう制御する。
あるいは、前記開口制御部は、特定される前記発光パターンに基づいて非常用ドアコックが開状態であると特定される扉に対応する前記開口部が開口しないよう制御する。
また、本発明の一態様では、前記発光部は、前記複数の扉の開閉状態の指令信号が閉状態である際には、前記鉄道車両における前記複数の扉の位置を示す第1の発光パターンで発光し、前記発光部は、前記指令信号が開状態である際には、前記複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す第2の発光パターンで発光し、前記撮影部は、前記第1の発光パターンで発光する前記発光部が写る画像、及び、前記第2の発光パターンで発光する前記発光部が写る画像を撮影し、前記発光パターン特定部は、前記撮影部により撮影される、前記第1の発光パターンで発光する前記発光部が写る画像に基づいて、前記第1の発光パターンを特定し、前記発光パターン特定部は、前記撮影部により撮影される、前記第2の発光パターンで発光する前記発光部が写る画像に基づいて、前記第2の発光パターンを特定し、前記開口制御部は、特定される前記第1の発光パターン、及び、特定される前記第2の発光パターンに基づいて、前記開口部の開閉を制御する。
この態様では、前記発光部は、前記指令信号が開状態である際には、前記複数の扉のうち異常である扉を特定可能な前記第2の発光パターンで発光し、前記開口制御部は、特定される前記第2の発光パターンに基づいて異常と特定される扉に対応する前記開口部が開口しないよう制御してもよい。
あるいは、前記発光部は、前記指令信号が開状態である際には、前記複数の扉のうち非常用ドアコックが開状態である扉を特定可能な前記第2の発光パターンで発光し、前記開口制御部は、特定される前記第2の発光パターンに基づいて非常用ドアコックが開状態であると特定される扉に対応する前記開口部が開口しないよう制御する。
また、前記開口制御部は、前記発光部が写る画像内において前記発光部が写る位置、及び、特定される前記第1の発光パターンが示す前記扉の位置に基づいて、前記開口部の開閉を制御してもよい。
あるいは、前記乗降通路開閉装置は自走式であり、前記開口制御部は、特定される前記第1の発光パターンに基づいて、前記開口部の位置を制御してもよい。
この態様では、前記開口制御部は、前記発光部が写る画像内において前記発光部が写る位置、及び、特定される前記第1の発光パターンが示す前記扉の位置に基づいて、前記開口部の位置を制御してもよい。
また、本発明に係る乗降通路開閉制御装置は、鉄道車両に設けられた、当該鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光する発光部が写る画像を撮影する撮影部と、前記撮影部により撮影される画像に基づいて、前記発光パターンを特定する発光パターン特定部と、特定される前記発光パターンに基づいて、前記鉄道車両が入線するプラットホームに設けられた乗降通路開閉装置に形成された、前記複数の扉のそれぞれに対応する開口部の開閉を制御する開口制御部と、を含む。
また、本発明に係る乗降通路開閉制御方法は、鉄道車両に設けられた発光部を、当該鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光させるステップと、前記発光パターンで発光する前記発光部を撮影した画像に基づいて、前記発光パターンを特定するステップと、特定される前記発光パターンに基づいて、前記鉄道車両が入線するプラットホームに設けられた乗降通路開閉装置に形成された、前記複数の扉のそれぞれに対応する開口部の開閉を制御するステップと、を含む。
また、本発明に係る車側灯型通信モジュールは、鉄道車両が備える複数の扉のすべてが閉状態である場合に消灯し、前記複数の扉のうちの少なくとも1つが開状態である場合に点灯する車側灯部と、前記鉄道車両の状態又は前記鉄道車両が受け付けた操作に応じた発光パターンで発光する発光部と、を含む。
本発明の一態様では、前記発光部は、前記鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光する。
本発明の一態様では、前記車側灯部は、可視光を発光し、前記発光部は、前記発光パターンでの赤外線発光を行う。
本発明の一実施形態において鉄道車両が駅に停車した様子の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る乗降通路開閉制御システムの構成の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る車側灯型通信モジュールの一例を示す図である。 赤外線信号の送信が行われる時間区間の一例を示す図である。 赤外線信号の送信が行われる時間区間の一例を示す図である。 第1種の信号のデータ構造の一例を示す図である。 第2種の信号のデータ構造の一例を示す図である。 赤外線ビデオカメラによって撮影された画像の一例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る車側灯型通信モジュールで行われる処理の流れの一例を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係る制御装置で行われる処理の流れの一例を示すフロー図である。
以下、本発明の一実施形態について図面に基づき詳細に説明する。
図1は、本実施形態において、複数の扉10を備えた鉄道車両12が駅に停車した様子の一例を示す図である。本実施形態では例えば、複数の扉10を備えた鉄道車両12がプラットホームに入線する。図1には、一例として、4つの扉10(第1の扉10a、第2の扉10b、第3の扉10c、及び、第4の扉10d)を備えた鉄道車両12が示されているが、プラットホームに入線する鉄道車両12が備える扉10の数は4つとは限らない。
このプラットホームには、乗降通路開閉装置(以下、ホームドア装置14と呼ぶ。)が設けられている。本実施形態に係るホームドア装置14には、複数の開口部16が設けられている。図1には、一例として、4つの開口部16(第1の開口部16a、第2の開口部16b、第3の開口部16c、及び、第4の開口部16d)が設けられたホームドア装置14が示されているが、ホームドア装置14に設けられた開口部16の数は4つとは限らない。
また、図1に示すように、本実施形態では、車側灯型通信モジュール20が、一般的な車側灯の代わりに鉄道車両12の側面に設けられている。
図2は、本発明の一実施形態に係る乗降通路開閉制御システム1の構成の一例を示す図である。図3は、本発明の一実施形態に係る車側灯型通信モジュール20の一例を示す図である。
図2に示すように、本実施形態に係る乗降通路開閉制御システム1には、車側灯型通信モジュール20と、制御装置30と、が含まれる。
本実施形態に係る車側灯型通信モジュール20には、発光制御部22、パターン発光部24、車側灯部26、が含まれる。
発光制御部22は、本実施形態では例えば、パターン発光部24の発光パターンを制御するプロセッサ等の制御デバイスである。発光制御部22が、メモリ等の記憶デバイスを含んでいてもよい。また、本実施形態に係る発光制御部22は、走行検知リレー線の信号に基づいて、鉄道車両12の速度が時速5キロメートル以上であるか否かを特定できるようになっている。
パターン発光部24は、本実施形態では例えば、発光制御部22によって発光パターンが制御される発光デバイスである。パターン発光部24は、赤外線を発光するLEDであって、発光制御部22によって制御される発光パターンでの赤外線発光を行ってもよい。図3に示すように、パターン発光部24は、車側灯型通信モジュール20の中央に配置されてもよい。
車側灯部26は、本実施形態では例えば、赤色光等の可視光を発光するLEDなどの発光デバイスである。図3に示すように、車側灯部26は、パターン発光部24の周囲を囲むよう車側灯型通信モジュール20に設けられていてもよい。車側灯部26は、一般的な車側灯と同様、鉄道車両12が備える複数の扉10のすべてが閉状態である場合に消灯し、当該複数の扉10のうちの少なくとも1つが開状態である場合に点灯するよう制御される。
本実施形態に係る制御装置30には、プロセッサ32、記憶部34、通信部36、撮影部38、が含まれる。
プロセッサ32は、例えば制御装置30にインストールされるプログラムに従って動作するCPU等のプログラム制御デバイスである。
記憶部34は、ROMやRAM等の記憶素子やソリッドステートドライブなどである。記憶部34には、プロセッサ32によって実行されるプログラムなどが記憶される。
通信部36は、例えばネットワークボードなどの通信インタフェースである。
撮影部38は、例えばビデオカメラなどの撮影デバイスであり、図1に示すように、プラットホームに入線する鉄道車両12が備えた車側灯型通信モジュール20を撮影可能な位置(例えば、鉄道車両12の側面を撮影可能な位置)に配置される。撮影部38は、発光制御部22によって制御される発光パターンで発光するパターン発光部24が写る画像を撮影する。本実施形態に係る撮影部38には、例えば、赤外線が撮影可能な赤外線ビデオカメラ、及び、可視光が撮影可能なビデオカメラが含まれる。そのため、本実施形態に係る撮影部38は、赤外線も可視光も撮影可能である。また、本実施形態に係る撮影部38の画角は、例えば、鉄道車両12の側面の全体が撮影可能な程度の画角である。
本実施形態に係る車側灯型通信モジュール20に含まれるパターン発光部24は、例えば、所定時間の間隔で赤外線信号を送信する。そして、制御装置30は、撮影部38によって撮影される、パターン発光部24が写る動画像を解析することで、パターン発光部24によって送信された赤外線信号を特定(デコード)する。このようにして、本実施形態に係る乗降通路開閉制御システム1では、車側灯型通信モジュール20から制御装置30に信号が伝送される。
そして、本実施形態に係る制御装置30は、車側灯型通信モジュール20から送信される赤外線信号に基づいて、ホームドア装置14を制御する。
図4A及び図4Bは、上述の所定時間の長さの、赤外線信号の送信が行われる時間区間の一例を示す図である。図4A及び図4Bの例では、1つの時間区間で1ビットの信号が送信される。本実施形態では例えば、値1を示す信号を送信する時間区間には図4Aに示すようにパルス発光が行われ、値0を示す信号を送信する時間区間には図4Bに示すように消灯状態が継続するようパターン発光部24は発光制御部22によって制御される。なお、本実施形態に係る赤外線信号は図4A及び図4Bに示すものには限定されない。
本実施形態では例えば、鉄道車両12の速度が時速5キロメートル以上である場合は、パターン発光部24は、消灯状態となるよう制御される。
そして、鉄道車両12の速度が時速5キロメートル未満であって、扉10の開閉状態の指令信号が閉状態である場合は、パターン発光部24は、鉄道車両12における複数の扉10の位置を示す第1の発光パターンで繰り返し発光する。
図5Aは、鉄道車両12が備える扉10が4つである場合における、第1の発光パターンに対応する第1種の信号のデータ構造の一例を示す図である。第1種の信号には、所定のaヘッダ、車側灯位置データ、及び、鉄道車両12が備える扉10の数と同じ数の扉位置データが含まれる。図5Aの例では、所定のaヘッダ、車側灯位置データ、第1扉位置データ、第2扉位置データ、第3扉位置データ、及び、第4扉位置データが、この順で含まれている。
車側灯位置データは、車側灯型通信モジュール20の位置を示すデータであって、例えば、鉄道車両12の先頭から車側灯型通信モジュール20の中心までの距離(例えば、図1に示す距離d0)を示すデータである。
扉位置データは、扉10の位置を示すデータである。例えば、第1扉位置データ、第2扉位置データ、第3扉位置データ、第4扉位置データは、それぞれ、第1の扉10a、第2の扉10b、第3の扉10c、第4の扉10dの位置に対応する。第1扉位置データは、例えば、鉄道車両12の先頭から第1の扉10aの中心までの距離(例えば、図1に示す距離d1)を示すデータである。第2扉位置データは、例えば、鉄道車両12の先頭から第2の扉10bの中心までの距離(例えば、図1に示す距離d2)を示すデータである。第3扉位置データは、例えば、鉄道車両12の先頭から第3の扉10cの中心までの距離(例えば、図1に示す距離d3)を示すデータである。第4扉位置データは、例えば、鉄道車両12の先頭から第4の扉10dの中心までの距離(例えば、図1に示す距離d4)を示すデータである。第1扉位置データ、第2扉位置データ、第3扉位置データ、及び、第4扉位置データは、それぞれ、所定のビット数の信号を示すデータであってもよい。
鉄道車両12から送信される第1種の信号の値は、当該鉄道車両12の車側灯型通信モジュール20の位置、扉10の位置、及び、扉10の数に基づいて一意に特定可能であり、この値を示すデータは予め発光制御部22に記憶されている。
鉄道車両12の速度が時速5キロメートル未満であって、開閉状態の指令信号が開状態である場合は、パターン発光部24は、鉄道車両12における複数の扉10のそれぞれの状態の組合せを示す第2の発光パターンで繰り返し発光する。
図5Bは、鉄道車両12が備える扉10が4つである場合における、第2の発光パターンに対応する第2種の信号のデータ構造の一例を示す図である。第2種の信号には、所定のbヘッダ、及び、鉄道車両12が備える扉10の数と同じ数の扉状態データが含まれる。図5Bの例では、所定のbヘッダ、第1扉状態データ、第2扉状態データ、第3扉状態データ、及び、第4扉状態データが、この順で含まれている。
扉状態データは、扉10の状態に対応するデータである。例えば、第1扉状態データ、第2扉状態データ、第3扉状態データ、第4扉状態データは、それぞれ、第1の扉10a、第2の扉10b、第3の扉10c、第4の扉10dの状態に対応する。第1扉状態データ、第2扉状態データ、第3扉状態データ、及び、第4扉状態データは、それぞれ、所定のビット数(例えば、1ビット)の信号を示すデータであってもよい。
例えば、すべての扉10が正常であって開状態である場合は、すべての扉状態データに値1が設定される。例えば、非常用ドアコックが閉状態であって、開閉状態の指令信号が開状態である場合は、すべての扉状態データに値1が設定される。
また例えば、開閉状態の指令信号が開状態である際に異常な扉10が存在する場合は、異常な扉10に対応する扉状態データには値0が設定され、正常な扉10に対応する扉状態データには値1が設定される。例えば、車両中央制御装置による故障判定によって異常と特定される扉10に対応する扉状態データには値0が設定され、正常な扉10に対応する扉状態データには値1が設定される。ここで、非常用ドアコックが開状態である扉10が異常な扉10として取り扱われるようにしてもよい。この場合は、非常用ドアコックが開状態である扉10に対応する扉状態データには値0が設定され、正常な扉10に対応する扉状態データには値1が設定されることとなる。例えば、第3の扉10cの非常用ドアコックが開状態であり、他の扉10の非常用ドアコックが閉状態である場合は、第1扉状態データの値、第2扉状態データの値、第3扉状態データの値、及び、第4扉状態データの値は、それぞれ、1、1、0、1となる。
そして、本実施形態に係る制御装置30のプロセッサ32は、本実施形態では例えば、撮影部38により撮影される、第1の発光パターンで発光するパターン発光部24を撮影した画像に基づいて、当該第1の発光パターンを特定する。そして、プロセッサ32は、特定される第1の発光パターンに基づいて、上述の距離d0〜d4を特定する。
例えば、プロセッサ32は、入線した鉄道車両12の開閉状態の指令信号が閉状態から開状態になる前に撮影された画像に基づいて、第1の発光パターン、すなわち、第1種の信号を特定する。そして、プロセッサ32は、例えば、特定された第1種の信号に基づいて、上述の距離d0〜d4を特定する。
また、本実施形態に係る制御装置30のプロセッサ32は、本実施形態では例えば、撮影部38により撮影される、第2の発光パターンで発光するパターン発光部24を撮影した画像に基づいて、当該第2の発光パターンを特定する。そして、プロセッサ32は、特定される第2の発光パターンに基づいて、ホームドア装置14に形成された、鉄道車両12が備える複数の扉10のそれぞれに対応する開口部16の開閉を制御する。ここで例えば、制御装置30の通信部36が、制御信号をホームドア装置14に送信してもよい。そして、ホームドア装置14が、当該制御信号に応じた動作をしてもよい。
プロセッサ32は、例えば、入線した鉄道車両12の開閉状態の指令信号が閉状態から開状態になった後に撮影された画像に基づいて、第2の発光パターン、すなわち、第2種の信号を特定する。そして、プロセッサ32は、例えば、特定される第2の発光パターンに基づいて、ホームドア装置14に形成された、鉄道車両12が備える複数の扉10のそれぞれに対応する開口部16の開閉を制御する。
ここで、上述のように、パターン発光部24が、複数の扉10のうち異常な扉10を特定可能な第2の発光パターンで発光してもよい。例えば、パターン発光部24が、複数の扉10のうち非常用ドアコックが開状態である扉10を特定可能な第2の発光パターンで発光してもよい。
そして、プロセッサ32が、撮影部38により撮影される、このようなパターン発光部24が写る画像に基づいて、パターン発光部24が発光する第2の発光パターンを特定してもよい。そして、プロセッサ32が、特定される第2の発光パターンに基づいて、異常な扉10を特定してもよい。ここで、特定される第2の発光パターンに基づいて、非常用ドアコックが開状態である扉10が特定されてもよい。そして、プロセッサ32が、異常と特定される扉10に対応(例えば対向)する開口部16が開口しないようホームドア装置14を制御してもよい。ここで例えば、プロセッサ32が、非常用ドアコックが開状態であると特定される扉10に対応(例えば対向)する開口部16が開口しないようホームドア装置14を制御してもよい。
例えば、プロセッサ32が、受信した第2種の信号の、第1扉状態データの値、第2扉状態データの値、第3扉状態データの値、及び、第4扉状態データの値が、それぞれ、1、1、1、1であることを特定したとする。この場合は、プロセッサ32は、ホームドア装置14のすべての開口部16が開口するよう制御する。
また、例えば、プロセッサ32が、受信した第2種の信号の、第1扉状態データの値、第2扉状態データの値、第3扉状態データの値、及び、第4扉状態データの値が、それぞれ、1、1、0、1であることを特定したとする。この場合は、プロセッサ32は、第1の開口部16a、第2の開口部16b、及び、第4の開口部16dが開口し、第3の開口部16cが開口しないよう制御する。
また、上述のように、パターン発光部24が、鉄道車両12が備える扉10の数が特定可能な第2の発光パターンで発光してもよい。そして、プロセッサ32が、このような第2の発光パターンで発光するパターン発光部24が写る画像に基づいて、鉄道車両12が備える扉10の数を特定してもよい。例えば、プロセッサ32は、2つのbヘッダの間の信号のビット数を、鉄道車両12が備える扉10の数として特定してもよい。そして、プロセッサ32が、特定される数の開口部16が開口するようホームドア装置14を制御してもよい。
また、プロセッサ32が、撮影部38によって撮影される、パターン発光部24が写る画像内においてパターン発光部24が写る位置、及び、特定される第1の発光パターンが示す扉10の位置に基づいて、開口部16の開閉を制御してもよい。
ここで例えば、プロセッサ32は、撮影部38によって撮影される画像に基づいて、鉄道車両12が走行する路線上における所定の基準位置を基準とした、当該鉄道車両12の位置を特定してもよい。ここで例えば、第1種の信号の受信が確認されたタイミングに撮影されたフレーム画像に基づいて、所定の基準位置を基準とした鉄道車両12の位置が特定されてもよい。鉄道車両12が一両編成である場合は、例えば、所定の基準位置は、停止位置目標の位置である。そして、鉄道車両12が複数両編成である場合は、例えば、先頭車両の基準位置は、停止位置目標の位置であり、2両目以降の鉄道車両12の基準位置は、先頭車両が停止位置目標に停止した際の当該鉄道車両12の先頭の位置である。
図6は、鉄道車両12の位置の特定に用いられる、赤外線ビデオカメラによって撮影された画像の一例を示す図である。ここで例えば、当該画像に基づいて、実空間内における位置が予め定められている鉛直面と、パターン発光部24の中心の位置と、の間の距離d5が特定されてもよい。図6には、上述の鉛直面に相当する、画像内における位置が予め定められている縦方向に延伸する基準線Lが示されている。そして例えば、基準線Lと、当該画像に写るパターン発光部24の中心の位置と、の間の画素数に基づいて、距離d5が特定されてもよい。なお、画像に写るパターン発光部24の中心が基準線Lよりも左にある場合は、距離d5を示す値は負の値となる。なお本実施形態では例えば、赤外線ビデオカメラによって撮影された画像内における長さ(画素数)と実空間における長さとの関係は予め特定されており、赤外線ビデオカメラによって撮影された画像に基づいて、距離d5を特定できるようになっている。
そして、本実施形態では例えば、第1種の信号に含まれる車側灯位置データの値(距離d0)に基づいて、基準距離d6が算出される。本実施形態では例えば、鉄道車両12が停止位置目標に停止した際にパターン発光部24と上述の鉛直面との間の距離が基準距離d6となるよう車側灯位置データの値(距離d0)と基準距離d6との対応が予め定められている。具体的には例えば、距離d0の値に、所定値を加算あるいは減算することで、基準距離d6の値は決定される。鉄道車両12によって車側灯型通信モジュール20が設けられている位置がまちまちであるため、基準距離d6は、距離d0の値に基づいて算出される必要がある。
そして、本実施形態では、上述の距離d5から基準距離d6を引いた値である、鉄道車両12の実際の停止位置と停止位置目標とのずれを示す距離d7が算出される。本実施形態では例えば、鉄道車両12が停止位置目標の手前に停止すると距離d7の値は正となり、鉄道車両12が停止位置目標を超えて停止すると距離d7の値は負となる。
そして、このようにして特定される距離d7と、距離d7の特定までに送信された第1の種類の信号に基づいて特定される距離d1〜d4と、に基づいて、所定の基準位置を基準とした第1の扉10a〜第4の扉10dの位置が特定されてもよい。
例えば、基準位置から第1の扉10aの中心までの距離が、d1+d7と特定されてもよい。また、基準位置から第2の扉10bの中心までの距離が、d2+d7と特定されてもよい。また、基準位置から第3の扉10cの中心までの距離が、d3+d7と特定されてもよい。また、基準位置から第4の扉10dの中心までの距離が、d4+d7と特定されてもよい。
そして、プロセッサ32が、このようにして特定された、第1の扉10a〜第4の扉10dの位置に基づいて、開口部16の開閉を制御してもよい。またプロセッサ32が、特定される第1の発光パターン、及び、特定される第2の発光パターンに基づいて、開口部16の開閉を制御してもよい。
例えば、第2種の信号に基づいて、扉10の数が2であり、これら2つの扉10が正常と特定されたとする。そして、第1種の信号に基づいて、これら2つの扉10のそれぞれについて最も近い開口部16が、第1の開口部16a及び第3の開口部16cであると特定されたとする。この場合、プロセッサ32が、例えば、第1の開口部16a、及び、第3の開口部16cが開口し、第2の開口部16b、及び、第4の開口部16dが開口しないよう制御してもよい。
以下、本実施形態に係る車側灯型通信モジュール20において行われる処理の流れの一例を、図7に例示するフロー図を参照しながら説明する。なお、以下で説明する処理の開始時において、鉄道車両12は停止しており、開閉状態の指令信号は閉状態であることとする。
まず、車側灯型通信モジュール20は、鉄道車両12の速度が時速5キロメートル未満であるか否かを監視する(S101)。
鉄道車両12の速度が時速5キロメートル未満であることが検出された際に、車側灯型通信モジュール20は、第1種の信号の送信を開始する(S102)。
そして、車側灯型通信モジュール20は、鉄道車両12の速度が時速5キロメートル以上であるか否かを監視するとともに(S103)、開閉状態の指令信号が開状態に変化したか否かを監視する(S104)。
鉄道車両12の速度が時速5キロメートル以上になる前に開閉状態の指令信号が開状態に変化したことが検出された際には、車側灯型通信モジュール20は、複数の扉10のそれぞれの状態を特定する(S105)。例えば、非常用ドアコックが開状態であるか閉状態であるか、などに基づいて、複数の扉10のそれぞれの状態が特定可能である。
そして、車側灯型通信モジュール20は、S105に示す処理で特定された複数の扉10のそれぞれの状態に基づいて第2種の信号を生成する(S106)。
そして、車側灯型通信モジュール20は、第1種の信号の送信を終了し、S106に示す処理で生成された第2種の信号の送信を開始する(S107)。
そして、車側灯型通信モジュール20は、開閉状態の指令信号が閉状態に変化したか否かを監視する(S108)。
開閉状態の指令信号が閉状態に変化したことが検出された際に、車側灯型通信モジュール20は、第2種の信号の送信を終了し(S109)、S102に示す処理に戻る。すなわち、第1種の信号の送信を開始する。
S103に示す処理で鉄道車両12の速度が時速5キロメートル以上であることが検出された際に、車側灯型通信モジュール20は、第1種の信号の送信を終了して(S110)、S101に示す処理に戻る。
以下、本実施形態に係る制御装置30において行われる処理の流れの一例を、図8に例示するフロー図を参照しながら説明する。図8に示す処理は、所定のフレームレートで繰り返し実行される。
まず、プロセッサ32は、当該フレームにおいて撮影部38の赤外線ビデオカメラによって撮影された赤外線画像を取得する(S201)。
そして、プロセッサ32は、直近の所定数のフレームで撮影された赤外線画像を解析することで第1種の信号を特定することが可能か否かを判定する(S202)。
S202に示す処理で第1種の信号を特定することが可能であると判定されたとする(S202:Y)。この場合は、プロセッサ32は、当該第1種の信号に基づいて、上述の距離d0〜d4を特定する(S203)。
そして、プロセッサ32は、S201に示す処理で取得された赤外線画像と、S203に示す処理で特定された距離d0と、に基づいて、図6に示す距離d7を特定する(S204)。
そして、プロセッサ32は、S203に示す処理で特定された距離d0〜d4を示す値、及び、S204に示す処理で特定された距離d7を示す値を、記憶部34に記憶させる(S205)。このとき、記憶部34に、距離d0〜d4、及び、d7を示す値が既に記憶されている場合、記憶されている値は、S203に示す処理で新たに特定された距離d0〜d4を示す値、及び、S204に示す処理で新たに特定された距離d7を示す値に上書きされる。
そして、プロセッサ32は、直近の所定数のフレームで撮影された赤外線画像を解析することで、受信した信号が第2種の信号から第1種の信号に変化したか否かを判定する(S206)。
S206に示す処理で受信した信号が第2種の信号から第1種の信号に変化したと判定されなかった場合は(S206:N)、S201に示す処理に戻る。
S206に示す処理で受信した信号が第2種の信号から第1種の信号に変化したと判定されたとする(S206:Y)。この場合は、プロセッサ32は、閉指示信号をホームドア装置14に送信するよう通信部36を制御して(S207)、S201に示す処理に戻る。
S202に示す処理で第1種の信号を特定することが可能でないと判定されたとする(S202:N)。この場合は、プロセッサ32は、直近の所定数のフレームで撮影された赤外線画像を解析することで、第2種の信号を特定することが可能か否かを判定する(S208)。
S208に示す処理で第2種の信号を特定することが可能でないと判定された場合は(S208:N)、S201に示す処理に戻る。
S208に示す処理で第2種の信号を特定することが可能であると判定されたとする(S208:Y)。この場合は、プロセッサ32は、当該第2種の信号が示す、複数の扉10の状態を特定する(S209)。
そして、プロセッサ32は、直近の所定数のフレームで撮影された赤外線画像を解析することで、受信した信号が第1種の信号から第2種の信号に変化したか否かを判定する(S210)。
S210に示す処理で受信した信号が第1種の信号から第2種の信号に変化したと判定されなかった場合は(S210:N)、S201に示す処理に戻る。
S210に示す処理で受信した信号が第1種の信号から第2種の信号に変化したと判定されたとする(S210:Y)。この場合は、プロセッサ32は、直近のS210に示す処理で特定された複数の扉10の状態、及び、記憶部34に記憶されている、最新の距離d0〜d4、及び、距離d7の値、に基づいて、開指示信号を生成する(S211)。S211に示す処理で生成される開指示信号には、例えば、開口するよう制御すべき開口部16を示すデータが関連付けられてもよい。また、S212に示す開指示信号には、例えば、開口しないよう制御すべき開口部16を示すデータが関連付けられてもよい。
そして、プロセッサ32は、S211に示す処理で生成される開指示信号をホームドア装置14に送信するよう通信部36を制御して(S212)、S201に示す処理に戻る。
ホームドア装置14は、開指示信号の受信に応じて、当該開指示信号に関連付けられているデータに従って、開口部16の開制御を実行する。ホームドア装置14は、例えば、開指示信号に関連付けられているデータが示す、開口するよう制御すべき開口部16を開口させてもよい。また、ホームドア装置14は、例えば、開指示信号に関連付けられているデータが示す、開口しないよう制御すべき開口部16以外の開口部16を開口させてもよい。
なお、例えば、鉄道車両12が基準位置から大きく離れた位置に停止した際に、開指示信号の送信が実行されないようにしてもよい。この場合は、ホームドア装置14は、いずれの開口部16も開口させない。例えば、上述のずれを示す距離d7の絶対値が所定距離よりも長い場合などにおいては、ホームドア装置14は、いずれの開口部16も開口させなくてもよい。
また、ホームドア装置14は、閉指示信号の受信に応じて、開口されている開口部16を閉口させる。
本実施形態では、以上のようにして、制御装置30は、複数の扉10のそれぞれの状態の組合せを示す第2の発光パターンを読み取ることで、異常な扉10があってもホームドア装置14に形成された開口部16の開閉を適切に制御できる。
なお、本実施形態において、受信した信号が第1種の信号から第2種の信号に変化したと判定された際に撮影された画像に基づいて、上述の距離d7が特定されてもよい。このようにすれば、鉄道車両12が停止している際の距離d7が特定されることとなる。
また、本実施形態において、S201に示す処理で、直前のフレームで撮影された画像内においてパターン発光部24が写る位置と当該フレームで撮影された画像内においてパターン発光部24が写る位置との間の距離が特定されてもよい。そして当該距離が所定距離以下である際に、当該フレームで撮影されたフレーム画像に基づいて、鉄道車両12の位置が特定されてもよい。このようにすれば、鉄道車両12が停止したタイミングあるいは停止する直前における距離d5が特定されることとなる。
また、本実施形態において、ホームドア装置14が自走式であってもよい。この場合に、制御装置30は、特定される第1の発光パターンに基づいて、開口部16の位置を制御してもよい。例えば、制御装置30は、第1の発光パターンで発光するパターン発光部24が写る画像内においてパターン発光部24が写る位置、及び、当該第1の発光パターンに対応する第1種の信号が示す扉位置データの値に基づいて、開口部16の位置を制御してもよい。例えば、制御装置30は、上述のようにして特定される、基準位置を基準とした扉10の中心の位置に開口部16の中心が対向するようホームドア装置14を移動させる制御を行ってもよい。以上のようにすれば、自走式であるホームドア装置14における開口部16の位置合わせを的確に行うことが可能となる。
また、制御装置30は、撮影部38が備える可視光が撮影可能なビデオカメラが撮影した車側灯部26が写る画像に基づいて、車側灯部26が点灯しているか否かを特定してもよい。そして、制御装置30は、車側灯部26が点灯しているか否か、及び、特定される第2の発光パターンに基づいて、開口部16の開閉を制御してもよい。
上述の第1種の信号が送信される際には、車側灯部26が消灯状態である。また、第2種の信号が送信される際には、車側灯部26は点灯状態である。そのため、車側灯部26が消灯状態から点灯状態に変化するタイミングは、送信される信号が第1種の信号から第2種の信号に変化するタイミングに相当する。また、車側灯部26が点灯状態から消灯状態に変化するタイミングは、送信される信号が第2種の信号から第1種の信号に変化するタイミングに相当する。そのため、このようにすることで、aヘッダやbヘッダの代わりに共通のヘッダを用いることが可能となる。ただしこの場合、開扉している異常な扉10が存在する場合には、車側灯部26は常に点灯状態となることに留意する必要がある。
なお、本発明は上述の実施形態に限定されるものではない。
例えば、パターン発光部24が赤外線信号の代わりに可視光信号を送信してもよい。そして、制御装置30が、可視光が撮影可能な撮影部38によって撮影される、パターン発光部24が写る画像に基づいて、ホームドア装置14の開口部16の開閉制御を行ってもよい。
また、ホームドア装置14の機能と制御装置30の機能の役割分担は、上述のものに限定されない。例えば、ホームドア装置14が、撮影部38により撮影する画像に基づいて、発光パターンを特定してもよい。また、ホームドア装置14が、特定される発光パターンに基づいて、複数の扉10のそれぞれに対応する開口部16の開閉を制御してもよい。
また、本実施形態に係る車側灯型通信モジュール20は、ホームドア装置14の開口部16を開閉制御する用途以外の様々な用途に利用可能である。例えば、本実施形態に係る車側灯型通信モジュール20は、鉄道車両12で発生した様々な状況を通知する用途などに利用可能である。そして、パターン発光部24が、鉄道車両12の状態や鉄道車両12が受け付けた操作に応じた発光パターンで発光するようにしてもよい。例えば、急病人が発生した場合などといった鉄道車両12の非常通報装置が操作された場合に、パターン発光部24が非常の発生を示す赤外線信号や可視光信号を送信するよう制御されてもよい。そして、当該赤外線信号や当該可視光信号を受信した制御装置30が、当該信号音受信に応じて警報音の出力や駅員への通知などといった所定の処理を実行してもよい。
また、図1に示す鉄道車両12は一両編成であるが、本発明は、複数両の鉄道車両12にも適用可能である。この場合、複数の鉄道車両12のそれぞれについて、当該鉄道車両12に設けられた車側灯型通信モジュール20を撮影可能な位置に撮影部38が配置されることとなる。
また、上述の具体的な文字列や数値、並びに、図面中の具体的な文字列は例示であり、これらの文字列や数値には限定されない。
1 乗降通路開閉制御システム、10 扉、10a 第1の扉、10b 第2の扉、10c 第3の扉、10d 第4の扉、12 鉄道車両、14 ホームドア装置、16 開口部、16a 第1の開口部、16b 第2の開口部、16c 第3の開口部、16d 第4の開口部、20 車側灯型通信モジュール、22 発光制御部、24 パターン発光部、26 車側灯部、30 制御装置、32 プロセッサ、34 記憶部、36 通信部、38 撮影部。

Claims (17)

  1. 発光装置と、制御装置と、を含み、
    前記発光装置は、
    鉄道車両に設けられた、当該鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光する発光部、を含み、
    前記制御装置は、
    前記発光パターンで発光する前記発光部が写る画像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部により撮影される画像に基づいて、前記発光パターンを特定する発光パターン特定部と、
    特定される前記発光パターンに基づいて、前記鉄道車両が入線するプラットホームに設けられた乗降通路開閉装置に形成された、前記複数の扉のそれぞれに対応する開口部の開閉を制御する開口制御部と、
    を含むことを特徴とする乗降通路開閉制御システム。
  2. 前記発光装置は、前記鉄道車両が備える複数の扉のすべてが閉状態である場合に消灯し、前記複数の扉のうちの少なくとも1つが開状態である場合に点灯する車側灯部、をさらに含み、
    前記車側灯部は、可視光を発光し、
    前記発光部は、前記発光パターンでの赤外線発光を行う、
    ことを特徴とする請求項1に記載の乗降通路開閉制御システム。
  3. 前記開口制御部は、前記車側灯部が写る画像に基づいて特定される当該車側灯部が点灯しているか否か、及び、特定される前記発光パターン、に基づいて、前記開口部の開閉を制御する、
    ことを特徴とする請求項2に記載の乗降通路開閉制御システム。
  4. 前記発光部は、前記鉄道車両が備える扉の数が特定可能な発光パターンで発光し、
    前記開口制御部は、特定される前記発光パターンに基づいて特定される数の前記開口部が開口するよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の乗降通路開閉制御システム。
  5. 前記開口制御部は、特定される前記発光パターンに基づいて異常と特定される扉に対応する前記開口部が開口しないよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乗降通路開閉制御システム。
  6. 前記開口制御部は、特定される前記発光パターンに基づいて非常用ドアコックが開状態であると特定される扉に対応する前記開口部が開口しないよう制御する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乗降通路開閉制御システム。
  7. 前記発光部は、前記複数の扉の開閉状態の指令信号が閉状態である際には、前記鉄道車両における前記複数の扉の位置を示す第1の発光パターンで発光し、
    前記発光部は、前記指令信号が開状態である際には、前記複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す第2の発光パターンで発光し、
    前記撮影部は、前記第1の発光パターンで発光する前記発光部が写る画像、及び、前記第2の発光パターンで発光する前記発光部が写る画像を撮影し、
    前記発光パターン特定部は、前記撮影部により撮影される、前記第1の発光パターンで発光する前記発光部が写る画像に基づいて、前記第1の発光パターンを特定し、
    前記発光パターン特定部は、前記撮影部により撮影される、前記第2の発光パターンで発光する前記発光部が写る画像に基づいて、前記第2の発光パターンを特定し、
    前記開口制御部は、特定される前記第1の発光パターン、及び、特定される前記第2の発光パターンに基づいて、前記開口部の開閉を制御する、
    ことを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の乗降通路開閉制御システム。
  8. 前記発光部は、前記指令信号が開状態である際には、前記複数の扉のうち異常である扉を特定可能な前記第2の発光パターンで発光し、
    前記開口制御部は、特定される前記第2の発光パターンに基づいて異常と特定される扉に対応する前記開口部が開口しないよう制御する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の乗降通路開閉制御システム。
  9. 前記発光部は、前記指令信号が開状態である際には、前記複数の扉のうち非常用ドアコックが開状態である扉を特定可能な前記第2の発光パターンで発光し、
    前記開口制御部は、特定される前記第2の発光パターンに基づいて非常用ドアコックが開状態であると特定される扉に対応する前記開口部が開口しないよう制御する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の乗降通路開閉制御システム。
  10. 前記開口制御部は、前記発光部が写る画像内において前記発光部が写る位置、及び、特定される前記第1の発光パターンが示す前記扉の位置に基づいて、前記開口部の開閉を制御する、
    ことを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の乗降通路開閉制御システム。
  11. 前記乗降通路開閉装置は自走式であり、
    前記開口制御部は、特定される前記第1の発光パターンに基づいて、前記開口部の位置を制御する、
    ことを特徴とする請求項7から9のいずれか一項に記載の乗降通路開閉制御システム。
  12. 前記開口制御部は、前記発光部が写る画像内において前記発光部が写る位置、及び、特定される前記第1の発光パターンが示す前記扉の位置に基づいて、前記開口部の位置を制御する、
    ことを特徴とする請求項11に記載の乗降通路開閉制御システム。
  13. 鉄道車両に設けられた、当該鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光する発光部が写る画像を撮影する撮影部と、
    前記撮影部により撮影される画像に基づいて、前記発光パターンを特定する発光パターン特定部と、
    特定される前記発光パターンに基づいて、前記鉄道車両が入線するプラットホームに設けられた乗降通路開閉装置に形成された、前記複数の扉のそれぞれに対応する開口部の開閉を制御する開口制御部と、
    を含むことを特徴とする乗降通路開閉制御装置。
  14. 鉄道車両に設けられた発光部を、当該鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光させるステップと、
    前記発光パターンで発光する前記発光部を撮影した画像に基づいて、前記発光パターンを特定するステップと、
    特定される前記発光パターンに基づいて、前記鉄道車両が入線するプラットホームに設けられた乗降通路開閉装置に形成された、前記複数の扉のそれぞれに対応する開口部の開閉を制御するステップと、
    を含むことを特徴とする乗降通路開閉制御方法。
  15. 鉄道車両が備える複数の扉のすべてが閉状態である場合に消灯し、前記複数の扉のうちの少なくとも1つが開状態である場合に点灯する車側灯部と、
    前記鉄道車両の状態又は前記鉄道車両が受け付けた操作に応じた発光パターンで発光する発光部と、を含み、
    前記車側灯部は、前記発光部の周囲を囲むよう設けられている、
    とを特徴とする車側灯型通信モジュール。
  16. 鉄道車両が備える複数の扉のすべてが閉状態である場合に消灯し、前記複数の扉のうちの少なくとも1つが開状態である場合に点灯する車側灯部と、
    前記鉄道車両の状態又は前記鉄道車両が受け付けた操作に応じた発光パターンで発光する発光部と、を含み、
    前記発光部は、前記鉄道車両が備える複数の扉のそれぞれの状態の組合せを示す発光パターンで発光する、
    ことを特徴とする車側灯型通信モジュール。
  17. 前記車側灯部は、可視光を発光し、
    前記発光部は、前記発光パターンでの赤外線発光を行う、
    ことを特徴とする請求項15又は16に記載の車側灯型通信モジュール。
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