JP6269101B2 - 監視システム及び監視方法 - Google Patents

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Description

本発明は、駅のプラットホームの監視システム及び監視方法に関する。
従来より、不特定多数の人物が利用する空間の安全を確認するため、この空間を複数のカメラで撮影し監視する監視システムが知られている。例えば、鉄道車両の駅等では、プラットホームの天井下に複数のカメラを設置し、鉄道車両を利用する乗客の安全を確認可能にしている。
複数のカメラを設けた監視システムでは、サーバと複数のカメラとを通信可能に接続する必要があるところ、特許文献1には、複数のカメラをデイジーチェーン接続し、夫々のカメラで取得された監視情報を他のカメラを経由してサーバに伝送する監視システムが開示されている。
特開2012−11989号公報
特許文献1の監視システムによれば、駅のプラットホーム内で異常な状態が生じたことを検知できるものの、検知した状態を駅員に対して迅速に伝えるための更なる工夫の余地があった。即ち、駅のプラットホームは細長い空間であるため、どこか一部の場所で異常状態が生じたとしても、この場所を特定することが困難であり、異常状態が生じた場所を周知する工夫が求められている。
本発明は、このような要望に鑑みてなされたものであり、プラットホームに異常状態が生じたことを迅速に周知する監視システム及び監視方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の第1の態様においては、駅のプラットホームに沿ってデイジーチェーン接続された複数の撮影装置を有する撮影装置群と、前記プラットホームに沿ってデイジーチェーン接続された複数のLED照明を有するLED照明群と、前記撮影装置群及び前記LED照明群を制御する制御装置と、を備える監視システムを提供する。上記の監視システムにおいて、前記制御装置は、前記撮影装置の夫々において撮影された画像から、前記プラットホームの状態を検知する状態検知部と、検知した前記プラットホームの状態に基づいて、少なくとも1の前記LED照明の点灯状態を制御する制御部と、を備える。
上記の監視システムにおいて、前記状態検知部は、前記プラットホーム内における緊急状態を検知する緊急状態検知部を備え、前記制御部は、前記緊急状態が検知された場合、前記緊急状態を撮影した前記撮影装置の近傍に位置するLED照明である第1LED照明の点灯状態を制御することとしてもよい。
上記の監視システムにおいて、前記制御部は、前記緊急状態が前記プラットホームからの人の落下である場合、前記デイジーチェーン接続された複数のLED照明のうち、前記第1LED照明からの距離が遠い第2LED照明から、前記第1LED照明からの距離が近い第3LED照明の順に点灯するように前記LED照明の点灯状態を制御することとしてもよい。
上記の監視システムにおいて、前記制御部は、前記緊急状態が検知された場合、前記プラットホームの鉄道車両の進入側に位置するLED照明の点灯状態を制御することとしてもよい。
上記の監視システムにおいて、前記状態検知部は、前記プラットホームに存在する人の存在及び当該人の動作を検知する人検知部と、前記プラットホームを通過した鉄道車両の本数を計数する通過車両計数部と、を備え、前記制御部は、通過した鉄道車両の本数が所定数を超える時間にわたって、前記人検知部が所定の動きをしている人を検知した場合、当該人を撮影した前記撮影装置の近傍に位置するLED照明の発光色を変更することとしてもよい。
上記の監視システムにおいて、前記状態検知部は、前記プラットホームに止まっている鉄道車両の乗車口の開閉状態を検知する開閉検知部を備え、前記制御部は、前記開閉検知部が、前記乗車口が開いていることを検知すると、前記乗車口の近傍に位置する前記LED照明の発光量を増大することとしてもよい。
本発明の第2の態様においては、駅のプラットホームに沿ってデイジーチェーン接続された複数の撮影装置を有する撮影装置群と、前記プラットホームに沿ってデイジーチェーン接続された複数のLED照明を有するLED照明群と、を制御するコンピュータが実行する、前記撮影装置の夫々において撮影された画像から、前記プラットホームの状態を検知するステップと、検知した前記プラットホームの状態に基づいて、少なくとも1の前記LED照明の点灯状態を制御するステップと、を含む監視方法を提供する。
本発明によれば、プラットホームに異常状態が生じたことを迅速に周知することができる。
実施形態に係る監視システムの構成例を示す図である。 監視システムの使用態様の一例を示す図である。 駅プラットホームにおける撮影装置の設置例を示す図である。 駅プラットホームにおける撮影装置の設置例を示す図である。 データ管理装置の機能構成を示すブロック図である。 プラットホームの状態とLED照明の点灯制御との関係を示す図である。 データ管理装置による点灯状態の制御例を示す図である。 監視システムの処理の流れを示すフローチャートである。
[監視システム10の全体構成]
図1は、一実施形態に係る監視システム10の全体構成を示す図であり、図2は、監視システム10の使用態様の一例を示す図であり、図3A,3Bは、撮影装置101及びLED照明111の駅のプラットホームにおける設置例を示す図である。なお、図3Aは、鉄道車両の進行方向から駅のプラットホームを見た図であり、図3Bは、鉄道車両の進行方向に対して直交する方向から駅のプラットホームを見た図である。
図1に示すように監視システム10は、撮影装置群100と、LED照明群110と、撮影装置群100及びLED照明群110と通信可能に接続されたデータ管理装置200と、を含んで構成される。
なお、監視システム10は、データ管理装置200と撮影装置群100及びLED照明群110との間にハブ300を備えてもよく、また、ハブ300に接続される撮影装置群100及びLED照明群110を複数備えてもよい。この場合、例えば、夫々の撮影装置群100及びLED照明群110を、駅にある複数のプラットホームの夫々に設置することとしてもよい。また、監視システム10は、撮影装置群100で撮影された画像を表示するモニタ400を備えてもよい。
撮影装置群100は、複数の撮影装置101(撮影装置101−1、撮影装置101−2・・・撮影装置101−n、ただしnは3以上の自然数)が所定方向に沿ってデイジーチェーン接続されて構成される。なお、図3Bに示すように、本実施形態では、複数の撮影装置101は、駅のプラットホームPの長さ方向(AからB)に沿ってデイジーチェーン接続される。
撮影装置101は、2つの撮像素子を有するステレオカメラであり、駅のプラットホームPの上部(天井)に、夫々の撮影装置101の撮影範囲Rが隣接する撮影装置101の撮影範囲Rと重なり合うように設置される(図3B等参照)。
撮影装置101は、例えば、駅に停車中の鉄道車両のドアを含む周辺画像を俯瞰的に撮影する。なお、周辺画像には、鉄道車両を待つ乗客やプラットホームPの様子、及び、ドアの周辺の鉄道車両の一部を撮影した画像が含まれる。図2に示したモニタ400では、駅に停車中の鉄道車両のドア及びドア周辺の乗降客を含む周辺画像が表示されている。撮影装置101が撮影した周辺画像は、所定の通信線を介してデータ管理装置200に送信される。
LED照明群110は、撮影装置101の夫々に対応付けられた複数のLED照明111(LED照明111−1、LED照明111−2・・・LED照明111−n、ただしnは3以上の自然数)がデイジーチェーン接続されて構成される。また、LED照明群110は、撮影装置101の夫々に対応付けられ、デイジーチェーン接続された複数のLED照明112(LED照明112−1、LED照明112−2・・・LED照明112−n、ただしnは3以上の自然数)を含むこととしてもよい。
複数のLED照明111及びLED照明112は、撮影装置101と同様に、駅のプラットホームPの長さ方向(AからB)に沿ってデイジーチェーン接続される。
図3A,3Bに示すように、LED照明111は、駅のプラットホームPの上部(天井)に取り付けられ、プラットホームPを照明する。また、LED照明112は、駅のプラットホームPの線路側側面に取り付けられ、プラットホームPの下部領域(線路近傍)を照明する。
なお、撮影装置101とLED照明111との対応関係は任意であり、1の撮影装置101に対して複数のLED照明111が対応付けられてもよく、また、1のLED照明111が複数の撮影装置101に対応付けられていてもよい。撮影装置101とLED照明112との対応関係も同様である。ただし、対応する撮影装置101とLED照明111,112とは、駅のプラットホームPの長さ方向において近傍の位置に設置されている。
[データ管理装置200の機能構成]
図4は、データ管理装置200の機能構成を示すブロック図である。データ管理装置200は、状態検知部210と、制御部220と、記憶部230と、を含んで構成される。
なお、データ管理装置200が備える状態検知部210乃至記憶部230のうちの1部の機能を複数の撮影装置101の夫々が備えることとしてもよい。即ち、本発明の制御装置(コンピュータ)は、データ管理装置200により実現されることとしてもよく、また、複数の撮影装置101の夫々により実現されることとしてもよく、また、データ管理装置200と複数の撮影装置101の夫々とにより実現されることとしてもよい。
状態検知部210は、撮影装置101の夫々において撮影された周辺画像から、駅のプラットホームPの状態を検知する。状態検知部210が検知するプラットホームPの状態は様々であり、例えば、プラットホームPで生じた緊急状態や、プラットホームP上の人の動作等が含まれる。
そこで、状態検知部210は、緊急状態検知部211と、人検知部212と、通過車両計数部213と、開閉検知部214と、を含んで構成される。
緊急状態検知部211は、プラットホームP内における緊急状態を検知する。緊急状態検知部211が検知する緊急状態としては、例えば、プラットホームPから線路への人の落下や、プラットホームPにおける急病人、乗客間トラブル等が含まれる。
なお、プラットホームPから線路への人の落下の検知は、任意の方法により実現することができ、例えば、上記特許文献1等に記載された公知の方法により実現することができる。また、急病人や乗客間トラブルは、任意の方法により検知することができ、例えば、プラットホームPの一部の領域のみに人が密集している場合に、緊急状態検知部211は、急病人や乗客間トラブルが生じたことを検知することとしてもよい。
人検知部212は、プラットホームPに存在する人の存在及び当該人の動作を検知する。通過車両計数部213は、プラットホームPを通過した鉄道車両の本数を計数する。
これら人検知部212及び通過車両計数部213は、鉄道車両が所定数通過したにもかかわらず、鉄道車両に乗ることなくプラットホームPに留まっている人を検知するために用いられる。
開閉検知部214は、プラットホームPに止まっている鉄道車両の乗車口の開閉状態を検知する。言い換えると、開閉検知部214は、プラットホームPに鉄道車両が止まっている状態で、この鉄道車両に人が乗り降りする様子を監視する。
制御部220は、状態検知部210が検知したプラットホームPの状態に基づいて、LED照明群110のうちの少なくとも1のLED照明111,112の点灯状態を制御する。ここで、制御部220は、プラットホームPの状態に応じて異なる数のLED照明111,112の点灯状態を制御することとしてもよい。一例として、制御部220は、プラットホームPの広い範囲において異常な状態が生じた場合には多くのLED照明111,112の点灯状態を制御する一方で、プラットホームPの狭い範囲において異常な状態が生じた場合には少ないLED照明111,112の点灯状態を制御する。また、制御部220は、プラットホームPに生じた異常な状態が緊急性の高い状態(緊急状態)である場合には、多くのLED照明111,112の点灯状態を制御する等してもよい。
なお、点灯状態の制御には、LED照明111,112の発光態様(点滅、発光色)を制御することに加え、LED照明111,112の発光量(明るさ)を制御することを含む。
記憶部230は、撮影装置群100を構成する複数の撮影装置101の夫々において撮影された周辺画像を記憶する。また、記憶部230は、プラットホームPの状態とLED照明111,112の点灯状態の制御との関係性を記憶する。
制御部220は、記憶部230に記憶された関係性に従い、プラットホームPの状態に応じてLED照明111,112の点灯状態を制御する。
[LED照明111,112の点灯状態の制御例]
続いて、図5を参照して、制御部220によるLED照明111,112の点灯状態の制御例について説明する。図5は、プラットホームPの状態とLED照明111,112の点灯状態の制御との関係性の一例を示す図である。
例えば、人がプラットホームPの線路側端を歩いている場合、制御部220は、この人の近傍のLED照明111の点灯状態を制御し、このLED照明111を黄色で発光させる。より具体的には、状態検知部210の人検知部212が、撮影された周辺画像からプラットホームPの線路側端を歩いている人を検知すると、制御部220は、この周辺画像を撮影した撮影装置101に対応するLED照明111の発光色を変更し、黄色で発光させる。これにより、プラットホームPの線路側端を歩く人に対して注意を促すことができる。
なお、制御部220は、プラットホームPの線路端側を歩く人の前方に位置するLED照明111を黄色で発光し、後方に位置するLED照明111を通常の色(白色)で発光することとしてもよい。このような制御は、人検知部212が人の動線を監視し、プラットホームPの線路端側を歩く人の進行方向を検知することで実現することができる。
また、児童がプラットホームPの線路側端にいる場合、制御部220は、この児童の近傍のLED照明111の点灯状態を制御し、このLED照明111を橙色で発光させる。より具体的には、状態検知部210の人検知部212が、撮影された周辺画像からプラットホームPの線路側端に児童がいることを検知すると、制御部220は、この周辺画像を撮影した撮影装置101に対応するLED照明111の発光色を変更し、橙色で発光させる。
これにより、児童の周囲にいる人に対して注意を促すことができる。
また、プラットホームPにおいて全体的に人が密集している場合、制御部220は、プラットホームPに設置されたLED照明111の全ての点灯状態を制御し、このLED照明111を薄い黄色で発光する。より具体的には、状態検知部210の人検知部212が、撮影された周辺画像からプラットホームPの人口密度が所定以上であることを検知すると、制御部220は、全てのLED照明111の発光色を変更し、薄い黄色で発光させる。
これにより、プラットホームPが混雑していることを周知することができ、駅員や乗客に対して注意を促すことができる。
また、プラットホームPの一部の領域に人が密集している場合、制御部220は、密集している領域の近傍のLED照明111の点灯状態を制御し、このLED照明111を薄い赤色で発光させる。より具体的には、状態検知部210の緊急状態検知部211が、撮影された周辺画像からプラットホームPの他の領域と比べて人口密度の高い領域を検知すると、制御部220は、この領域を撮影した撮影装置101に対応するLED照明111の発光色を変更し、薄い赤色で発光させる。
これにより、プラットホームPの一部の領域のみに人が密集する急病人や乗客間トラブルのような緊急事態発生時に、その領域を駅員に対して迅速に伝えることができる。
また、プラットホームPから線路に人が落下した場合、制御部220は、落下地点の近傍のLED照明111,112を赤色で発光させるとともに、このLED照明111,112に向かって光が流れるように、デイジーチェーン接続された複数のLED照明111,112の点灯状態を制御する。即ち、状態検知部210の緊急状態検知部211が、撮影された周辺画像から線路への人の落下を検知すると、制御部220は、落下地点の近傍のLED照明111,112の点灯状態を制御する。
ここで、線路落下時の点灯制御の具体例を図6に示す。図中、地点Xは、落下地点を示し、撮影装置101aは、この地点Xを撮影する撮影装置101を示す。また、LED照明111a,112aは、撮影装置101aに対応付けられたLED照明111,112を示す。
制御部220は、線路への落下を撮影した撮影装置101に対応するLED照明111a,112aの発光色を赤色に変更し、落下地点である地点Xを赤く照らす。また、制御部220は、デイジーチェーン接続された複数のLED照明111,112のうちの赤色で発光させたLED照明111a,112a(第1LED照明)から所定範囲にある複数のLED照明111,112の点灯状態を制御する。具体的には、制御部220は、この所定範囲にある複数のLED照明111,112のうち、赤色で発光させたLED照明111a,112aからの距離が遠いLED照明111d,112d(第2LED照明)から、赤色で発光させたLED照明111a,112aからの距離が近いLED照明111b,112b(第3LED照明)の順に点灯するように、LED照明111,112の点灯状態を制御する。
これにより、所定範囲にある複数のLED照明111,112は、赤色で発光させたLED照明111a,112aに向かって光が流れるように、点灯状態が制御される。
図5に戻り、また、プラットホームPから線路に人が落下した場合、制御部220は、デイジーチェーン接続された複数のLED照明111,112のうち、プラットホームPの鉄道車両の進入側(プラットホームPの後端)に設置されたLED照明111,112を赤色で発光させる。
これにより、線路落下時のような緊急事態発生時に、プラットホームPの後端が赤色で発光することになるため、プラットホームPに進入する鉄道車両の運転士に対して緊急状態(落下)を周知することができる。なお、線路落下時に限らず、他の緊急事態発生時であっても、プラットホームPの鉄道車両の進入側のLED照明111,112を赤色で発光させ、プラットホームPに進入する鉄道車両の運転士に対して緊急状態を周知することとしてもよい。
また、線路落下や急病人発生等の緊急事態発生時には、LED照明111,112の点灯状態を制御するだけでなく、プラットホームPに設けられたブザー等の音発生装置を用いて緊急事態の発生を報知することとしてもよい。即ち、制御部220は、状態検知部210の緊急状態検知部211が緊急状態を検知すると、警報音を出力するように音発生装置を制御することとしてもよい。
これにより、プラットホームPにいる駅員等に対して、警報音に基づいて緊急状態の発生が報知することができるとともに、LED照明111,112の点灯状態に基づいて緊急状態の発生場所を周知することができる。
図5に戻り、また、鉄道車両が所定数経過したにも関わらず、鉄道車両に乗車することなくプラットホームP上で所定の動きを繰り返す人がいる場合、制御部220は、この人の近傍のLED照明111の点灯状態を制御し、このLED照明111を青色で発光させる。より具体的には、撮影された周辺画像から、状態検知部210の通過車両計数部213が所定数を超える本数の鉄道車両の通過を計数するまでの時間にわたって、状態検知部210の人検知部212が所定の動きをしている人を検知すると、制御部220は、この周辺画像を撮影した撮影装置101に対応するLED照明111の発光色を変更し、青色で発光させる。なお、人検知部212が検知する所定の動きとは、例えば、プラットホームPの先端側又は後端側において、鉄道車両を所定数見送る動きをいい、プラットホームPに設けられたベンチに座って鉄道車両を見送ることを含まない。
プラットホームPの先端又は後端は、相対的に人が少なく、プラットホームPから線路への落下等が起こりやすい。そこで、制御部220は、プラットホームPの先端又は後端に不要に滞留している人がいる場合、その周囲を青色で照明し、その人を冷静にさせる。
また、プラットホームPに止まっている鉄道車両に人が乗り降りしている場合、制御部220は、鉄道車両のドアの近傍のLED照明111,112の点灯状態を制御し、このLED照明111,112の発光量を増大させる。より具体的には、撮影された周辺画像から、状態検知部210の開閉検知部214がプラットホームPに止まっている鉄道車両の乗車口が開いていることを検知すると、制御部220は、この周辺画像を撮影した撮影装置101に対応するLED照明111,112の発光量を増大する。
これにより、鉄道車両への乗り降りの安全性を高めることができるとともに、車掌がドアを閉める際の乗り降りの完了確認を確実に行うことができる。
なお、鉄道車両への乗り降りの際の発光量の増大は、周囲が明るい場合には必ずしも行う必要はない。そのため、制御部220は、日中等の所定の時間帯又はプラットホームPの照度が所定以上である場合には、発光量を増大することなく、早朝や夜間等の時間帯又はプラットホームPの照度が所定未満である場合に限り、乗車口近傍のLED照明111,112の発光量を増大することとしてもよい。
以上、プラットホームPの状態に基づくLED照明111,112の点灯状態の制御例について説明した。なお、制御した点灯状態を元に戻すタイミングは、任意のタイミングとすることができ、一例として、駅員の操作に基づいて元に戻すこととしてもよく、また、点灯状態を制御してから所定時間が経過した後に元に戻すこととしてもよい。また、プラットホームPの状態に基づいて元に戻すこととしてもよく、この場合には、状態検知部210がプラットホームPの状態が通常の状態に戻ることを検知することを条件に、制御部220が点灯状態を元に戻すこととしてもよい。
また、制御した点灯状態を元に戻すタイミングは、プラットホームPの状態に基づいて異なることとしてもよい。例えば、プラットホームPの状態が緊急状態であることに基づいて点灯状態が制御された場合には、駅員の操作に基づいて点灯状態を元に戻す。他方、プラットホームPの状態がその他の状態(線路側端を歩く等)であることに基づいて点灯状態が制御された場合には、状態検知部210がその状態を検知しなくなることに基づいて点灯状態を元に戻すこととしてもよい。
[監視システム10の処理]
続いて、図7を参照して、本発明の監視システム10の処理の流れについて説明する。
初めに、撮影装置101は、プラットホームPを撮影し、撮影した周辺画像をデータ管理装置200に送信する(ステップS1)。続いて、データ管理装置200の状態検知部210は、周辺画像からプラットホームPの状態を検知する(ステップS2)。
続いて、状態検知部210は、プラットホームPの状態が所定の状態であるか否かを判定する(ステップS3)。一例として、予め所定の状態に対応する特徴を記憶しておき、撮影した周辺画像がこの特徴に合致するか否かにより、状態検知部210はプラットホームPの状態が所定の状態であるか否かを判定する。この判定がYESのときは、処理はステップS4に移り、NOのときは、処理は終了する。
ステップS4では、制御部220は、プラットホームPの状態に基づいてLED照明111,112の点灯状態を制御する(図5参照)。なお、プラットホームPの状態が緊急状態である場合には、制御部220は、プラットホームPに設置されたブザー等の音発生装置を制御し、音発生装置から警報音を発生させることとしてもよい。
続いて、制御部220は、点灯状態を戻すタイミングであるか否かを判定する(ステップS5)。一例として、駅員等の操作があった場合や、状態検知部210が所定の状態を検知しなくなった場合等に、制御部220は、点灯状態を戻すタイミングであると判定する。点灯状態を戻すタイミングになると、制御部220は、ステップS4で制御した点灯状態を元に戻し(ステップS6)、処理を終了する。
[監視システム10における効果]
以上、本発明の監視システム10の実施形態について説明した。続いて、監視システム10における効果について説明する。
本発明の監視システム10では、駅のプラットホームPの長さ方向に沿って、複数の撮影装置101及び複数のLED照明111,112の夫々をデイジーチェーン接続し、プラットホームPの状況を複数の撮影装置101で撮影する。データ管理装置200は、撮影装置101が撮影した周辺画像を解析し、周辺画像の特徴からプラットホームPの状態を検知する。そして、データ管理装置200は、検知したプラットホームPの状態に基づいて少なくとも1のLED照明111,112、即ち、周辺画像を撮影した撮影装置101の近傍に位置するLED照明111,112の点灯状態を制御する。
これにより、プラットホームPに設置された複数の撮影装置101のうちの1の撮影装置101がプラットホームPの異常状態を撮影した場合に、異常状態が生じた場所の近傍に位置するLED照明111,112の点灯状態が制御される。その結果、監視システム10では、プラットホームPのような細長い空間の中の異常状態が生じた一部の場所を、駅員等に対して迅速に周知することができる。
また、本発明の監視システム10では、制御部220は、プラットホームPの状態に応じて異なる数のLED照明111,112の点灯状態を制御する。これにより、プラットホームPの状態に応じて周知の度合いを異ならせることができ、例えば、緊急性の高い緊急状態が生じた場合には、駅員等に対して迅速に周知することができる。
また、本発明の監視システム10では、プラットホームPから線路への人の落下や、プラットホームPにおける急病人、乗客間トラブル等の緊急状態を検知する緊急状態検知部211を備え、制御部220は、緊急状態が検知された場合に、緊急状態を撮影した撮影装置101の近傍に位置するLED照明111,112の点灯状態を制御する。これにより、プラットホームPにおける緊急状態が生じた場所を、駅員等に対して迅速に周知することができる。
また、本発明の監視システム10では、緊急状態がプラットホームPからの人の落下である場合、制御部220は、緊急状態が生じた場所に向かって光が流れるように、デイジーチェーン接続された複数のLED照明111,112の点灯状態を制御する。これにより、駅員は、落下場所を迅速に把握することができ、迅速な救助活動を行うことができる。
また、本発明の監視システム10では、緊急状態が検知された場合、プラットホームPの鉄道車両の進入側に位置するLED照明111,112の点灯状態を制御する。これにより、プラットホームPに進入する鉄道車両の運転士に対して緊急状態を周知することができ、鉄道車両の安全な運行を実現することができる。
また、本発明の監視システム10では、通過した鉄道車両の本数が所定数を超える時間にわたって、所定の動きをしている人を検知した場合、当該人を撮影した撮影装置101の近傍に位置するLED照明111の発光色を青色に発光する。これにより、プラットホームPに不要に滞留している人を冷静にさせることができる。
また、本発明の監視システム10では、プラットホームPに止まっている鉄道車両の乗車口が開いている場合、乗車口の近傍に位置するLED照明111の発光量を増大する。これにより、鉄道車両への乗り降りの安全性を高めることができるとともに、車掌がドアを閉める際の乗り降りの完了確認を確実に行うことができる。
以上、本発明を実施の形態を用いて説明したが、本発明の技術的範囲は上記実施の形態に記載の範囲には限定されない。上記実施の形態に、多様な変更又は改良を加えることが可能であることが当業者に明らかである。その様な変更又は改良を加えた形態も本発明の技術的範囲に含まれ得ることが、特許請求の範囲の記載から明らかである。
10・・・監視システム、100・・・撮影装置群、101・・・撮影装置、110・・・LED照明群、111・・・LED照明、112・・・LED照明、200・・・データ管理装置、210・・・状態検知部、220・・・制御部、230・・・記憶部、300・・・ハブ、400・・・モニタ

Claims (5)

  1. 駅のプラットホームに沿ってデイジーチェーン接続された複数の撮影装置を有する撮影装置群と、前記プラットホームに沿ってデイジーチェーン接続された複数のLED照明を有するLED照明群と、前記撮影装置群及び前記LED照明群を制御する制御装置と、を備える監視システムであって、
    前記制御装置は、
    前記撮影装置の夫々において撮影された画像から、前記プラットホームの状態を検知する状態検知部と、
    検知した前記プラットホームの状態に基づいて、少なくとも1の前記LED照明の点灯状態を制御する制御部と、
    を備え
    前記状態検知部が、前記プラットホームから人が落下した緊急状態を検知した場合に、前記制御部は、前記デイジーチェーン接続された複数のLED照明のうち、前記緊急状態を撮影した前記撮影装置の近傍に位置するLED照明である第1LED照明からの距離が遠い第2LED照明から、前記第1LED照明からの距離が近い第3LED照明の順に点灯するように前記LED照明の点灯状態を制御する監視システム。
  2. 前記制御部は、前記緊急状態が検知された場合、前記プラットホームの鉄道車両の進入側に位置するLED照明の点灯状態を制御する、
    請求項に記載の監視システム。
  3. 前記状態検知部は、
    前記プラットホームに存在する人の存在及び当該人の動作を検知する人検知部と、
    前記プラットホームを通過した鉄道車両の本数を計数する通過車両計数部と、
    を備え、
    前記制御部は、通過した鉄道車両の本数が所定数を超える時間にわたって、前記人検知部が所定の動きをしている人を検知した場合、当該人を撮影した前記撮影装置の近傍に位置するLED照明の発光色を変更する、
    請求項1又は2に記載の監視システム。
  4. 前記状態検知部は、前記プラットホームに止まっている鉄道車両の乗車口の開閉状態を検知する開閉検知部を備え、
    前記制御部は、前記開閉検知部が前記乗車口が開いていることを検知すると、前記乗車口の近傍に位置する前記LED照明の発光量を増大する、
    請求項1から3のいずれかに記載の監視システム。
  5. 駅のプラットホームに沿ってデイジーチェーン接続された複数の撮影装置を有する撮影装置群と、前記プラットホームに沿ってデイジーチェーン接続された複数のLED照明を有するLED照明群と、を制御するコンピュータが実行する、
    前記撮影装置の夫々において撮影された画像から、前記プラットホームから人が落下した緊急状態を検知するステップと、
    前記緊急状態を検知した場合に前記デイジーチェーン接続された複数のLED照明のうち、前記緊急状態を撮影した前記撮影装置の近傍に位置するLED照明である第1LED照明からの距離が遠い第2LED照明から、前記第1LED照明からの距離が近い第3LED照明の順に点灯するように前記LED照明の点灯状態を制御するステップと、
    を含む監視方法。
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