JP2014028667A - エスカレータ監視システム - Google Patents

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Abstract

【課題】容易に導入可能なエスカレータ監視システムを提供する。
【解決手段】エスカレータ監視システム1は、距離画像センサ11と、処理部12とを備える。距離画像センサ11は、所定の撮像範囲における被撮像物までの距離を所定の時間間隔で測定し、測定した距離の情報を画素ごとに有する距離画像を形成する。処理部12は、距離画像を処理する。距離画像センサ11の撮像範囲は、エスカレータ2全体よりも狭い範囲に設定される。処理部12は、距離画像に基づいて、エスカレータ2の乗客を検知するとともに、乗客の頭部位置を3次元位置として検出する。これにより、距離画像センサ11の設置制約が少なくなる。
【選択図】図1

Description

本発明は、エスカレータを監視するためのエスカレータ監視システムに関する。
鉄道駅等の交通機関の施設、ショッピングセンター等の商業施設等にエスカレータが設置されている。これらの施設において、エスカレータの乗客が転倒する事故が発生している。エスカレータは、バリアフリー化を促進する整備によって設置台数が増加しており、それに伴い、転倒事故の発生件数も増大傾向にある。年代別の転倒事故の件数では、60歳以上の高齢者の転倒事故が多い。人口構造が高齢化していく社会状況において、転倒事故への一層の対策が望まれている。
従来から、エスカレータの乗客が転倒したことを検知するエスカレータ監視システムが提案されている(例えば、特許文献1参照)。このエスカレータ監視システムでは、2台のカメラがエスカレータ全体を監視可能な場所に設置され、そのカメラで撮影したステレオ画像を解析して乗客の転倒を検知する。
しかしながら、鉄道駅等においては通常、エスカレータ全体を監視可能な場所が無いので、エスカレータ全体を監視するためには複数のカメラを設置する必要がある。このため、エスカレータ監視システムは、多くのコストと長い工事期間を要し、導入が困難であった。また、エスカレータでの乗客の転倒事故が、実際にどのような箇所で、どのような原因で発生しているかを把握できていないことから、カメラの台数を少なくすることは困難であった。
特開2010−64821号公報
本発明は、上記問題を解決するものであり、容易に導入可能なエスカレータ監視システムを提供することを目的とする。
本発明のエスカレータ監視システムは、エスカレータを監視するためのものであって、所定の撮像範囲における被撮像物までの距離を所定の時間間隔で測定し、測定した距離の情報を画素ごとに有する距離画像を形成する距離画像センサと、前記距離画像を処理する処理部とを備え、前記距離画像センサの撮像範囲は、エスカレータ全体よりも狭い範囲に設定され、前記処理部は、前記距離画像に基づいて、エスカレータの乗客を検知するとともに、前記乗客の頭部位置を3次元位置として検出することを特徴とする。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記距離画像センサは、光を前記撮像範囲で走査して出射し、被撮像物からの反射光を受光し、光を出射したタイミングと反射光を受光したタイミングとから被撮像物までの距離を前記画素ごとに測定することが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記撮像範囲は、エスカレータの乗り口が含まれる範囲に設定されることが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、前記距離画像における一塊の被撮像物を1つの被検知体として検知し、その距離画像における被検知体の合計面積の割合が所定値以下のとき、前記被検知体が乗客であるか否かを判定し、前記割合が前記所定値を超えているとき、前記被検知体が乗客であるか否かを判定しないことが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、前記被検知体を乗客であると判定するとともに、その被検知体の頂部位置を3次元位置として検出することが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、前記被検知体の頂部位置を3次元位置として検出し、その頂部位置のエスカレータの踏段からの高さが所定値以上である場合にその被検知体を乗客であると判定してもよい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、前記頂部位置の踏段からの高さを、エスカレータにおける複数の踏段前端部を結ぶ仮想面からの高さとして算出することが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、乗客と判定した被検知体の頂部位置の踏段からの高さが所定値以上減少した場合にその乗客が転倒したと判定する転倒検知をすることが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、乗客と判定した被検知体の頂部位置の踏段からの高さの前記減少は、一定時間における高さの減少であることが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、乗客と判定した被検知体の頂部位置のエスカレータ前後方向における加速度の大きさが所定値以上である場合にその乗客が転倒したと判定する転倒検知をしてもよい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、乗客と判定した被検知体が前記撮像範囲を移動する途中で検知されなくなったとき、それ以降、その被検知体を前記転倒検知の対象としないことが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、乗客と判定した被検知体の分裂を検知したとき、分裂した被検知体を前記転倒検知の対象としないことが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、検知した被検知体が前記距離画像の端からその距離画像内に入ったものではないとき、その被検知体を前記転倒検知の対象としないことが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記エスカレータを撮影する監視カメラと、前記エスカレータから離れた位置に設けられて、前記処理部が乗客の転倒を検知したときに警報を発報する発報端末と、前記監視カメラが撮影した映像を表示するための表示端末と、前記エスカレータの運転及び停止を遠隔制御するための制御端末とを備えることが好ましい。
このエスカレータ監視システムにおいて、前記処理部は、乗客と判定した被検知体のエスカレータ幅方向の頂部位置に基づいて乗客のエスカレータからの乗り出しを検知することが好ましい。
本発明のエスカレータ監視システムによれば、距離画像センサの撮像範囲がエスカレータ全体よりも狭く設定されるので、エスカレータ全体を撮像するよりも設置制約が少なく、容易に導入可能となる。また、エスカレータ監視システムは、乗客の頭部位置を3次元位置として検出するので、乗客の挙動の監視に用いることができる。
本発明の一実施形態に係るエスカレータ監視システムのブロック構成図。 同システムにおける距離画像センサの配置を示す側面図。 同システムにおける転倒検知の処理を示すフローチャート。 (A)は同システムが設けられたエスカレータに乗客が立っている状況を示す平面図、(B)は同状況を示す側面図。 (A)は同システムが設けられたエスカレータで乗客が転倒した状況を示す平面図、(B)は同状況を示す側面図。 同システムにおける乗り出し検知の処理を示すフローチャート。 同システムが警報を発した場合の、対応手順を示す図。
本発明の一実施形態に係るエスカレータ監視システムを図1及び図2を参照して説明する。図1に示されるように、エスカレータ監視システム1は、エスカレータ2の乗客の挙動等、エスカレータ2を監視するためのものであり、エスカレータ2が設置された施設内に、距離画像センサ11と、処理部12と、監視カメラ13と、録画装置14と、遠隔監視制御盤15とを備える。距離画像センサ11は、撮像範囲における被撮像物までの距離を測定し、距離画像を形成する。距離画像は、距離画像センサ11が測定した距離の情報を画素ごとに有する。処理部12は、その距離画像を処理する。監視カメラ13は、エスカレータ2を撮影する。録画装置14は、監視カメラ13が撮影した映像を録画する。
監視対象であるエスカレータ2は、エスカレータ制御盤21によって運転及び停止、運転速度の増減等の制御がされる。エスカレータ2に異常が発生した場合、エスカレータ制御盤21は、警報盤22から警報音を発する。
例えば、エスカレータ2が鉄道の駅に設置される場合、警報盤22は、駅員がいる駅事務室に設置される。エスカレータ2が駅の自由通路に設置される場合、駅員が駅に不在の時間帯においてもエスカレータ2は運転される。このため、エスカレータ2は、遠隔監視される。なお、エスカレータ2の設置箇所は駅に限定されない。
処理部12、監視カメラ13、録画装置14、エスカレータ制御盤21は、遠隔監視制御盤15に接続される。遠隔監視制御盤15は、通信回線3を介して遠隔監視センター4にある各種端末と接続される。通信回線3は、例えば公衆回線であり、専用線であってもよい。遠隔監視センター4は、エスカレータ2を遠隔監視するところであり、エスカレータ2から離れた位置にあり、監視員が常時配置されている。
エスカレータ監視システム1は、遠隔監視センター4に発報端末41と、制御端末42と、表示端末43とを有する。発報端末41は、処理部12における処理結果に基づく警報を音又は光等によって発報する。制御端末42は、監視員の操作を受けてエスカレータ2の運転及び停止を遠隔制御するための制御信号を出力するとともに、エスカレータ制御盤21から出力されるエスカレータ2に関する運行状態信号を受信する。表示端末43は、ディスプレイを有し、監視カメラ13が撮影した映像を表示する。
図2に示されるように、距離画像センサ11は、エスカレータ2の上方に設けられる。距離画像センサ11の撮像範囲111は、エスカレータ2全体よりも狭い範囲に設定される。
従来は、エスカレータ監視システムを導入する場合、エスカレータ全体を監視する必要があると考えられていた。このため、エスカレータ全体の監視が難しい箇所には、エスカレータ監視システムの導入が困難であった。しかしながら、エスカレータを撮影した大量の映像を分析した結果、エスカレータにおける転倒事故は、エスカレータの乗り口で最も多く発生していることが分かった。転倒事故の映像の分析によれば、エスカレータの乗り口には、例えば、次のような転倒リスクがある。乗客が乗り口の段差につまづいてバランスを崩す。乗客が踏段に乗る際にバランスを崩す。乗客が車輪付き鞄を踏段に乗せる際にバランスを崩す。駆け上がりが原因で安全装置が作動し、エスカレータの急停止によって乗客がバランスを崩す。雨水の侵入により手摺がスリップして乗客がバランスを崩す。水平から傾斜に差し掛かる際に乗客がバランスを崩す。このような多くの転倒リスクが存在するため、転倒事故は、主にエスカレータの乗り口で発生している。
このような転倒事故に対応するため、本実施形態では、撮像範囲111は、エスカレータ全体ではなく、エスカレータ2の乗り口が含まれる範囲に設定される。エスカレータ2の乗り口は、踏段23の高さが一定な箇所及びその箇所に連続する傾斜の一部である。距離画像センサ11は、エスカレータ2の乗り口を俯瞰する位置に設けられ、エスカレータ2の乗り口を撮像する。
なお、エスカレータ監視システム1における撮像範囲111をエスカレータの降り口や中間部としても構わない。
距離画像センサ11は、光を撮像範囲111で走査して出射し、被撮像物からの反射光を受光し、光を出射したタイミングと反射光を受光したタイミングとから被撮像物までの距離を画素ごとに測定する。距離画像センサ11が出射する光は、赤外線のレーザ光である。レーザ光の走査は、MEMS(Micro Electro Mechanical Systems)スキャナを用いた2次元スキャニングによって行われる。距離の測定は、光の飛行時間(TOF:Time of Flight)に基づく光飛行時間測距法によって行われる。このため、距離画像センサ11は、TOFカメラと呼ばれることもある。ステレオカメラを用いた従来の距離測定では、撮像範囲111が暗い場合や、乗客とその背景との照明光でのコントラストが低い場合、距離を測定することが難しく、また、太陽光等の外乱光や影の影響等に起因する測定誤りが起きる。本実施形態の距離画像センサ11は、光を出射して距離を測定するので、撮像範囲111が暗い場合や、乗客とその背景との照明光でのコントラストが低い場合であっても、距離を測定することができる。また、太陽光等の外乱光や影の影響等に起因する測定誤りが防止される。
距離画像センサ11が形成した距離画像は、処理部12に入力される(図1参照)。処理部12は、距離画像を処理するための処理プログラム等が記憶されるメモリと、画像処理プログラム等を実行するCPU等を有する。処理部12の一部又は全部の機能部分を距離画像センサ11の筐体内に組み込んでもよい。
監視カメラ13は、可視光の映像を撮影するビデオカメラであり、エスカレータ2の状況を把握するために設けられる。録画装置14は、デジタル・ビデオレコーダーである。監視カメラ13が撮影したリアルタイムの映像及び録画装置14に録画された映像は、遠隔監視画像として、遠隔監視センター4におけるエスカレータ2の監視に利用される。
上記のように構成されたエスカレータ監視システム1において、処理部12は、距離画像センサ11が形成した距離画像に基づいて、エスカレータ2の乗客を検知するとともに、その乗客の頭部位置を3次元位置として検出する。
エスカレータ監視システム1は、乗客と判定した被検知体の転倒等を検知する。エスカレータ監視システム1における被検知体の転倒検知について図3を参照して説明する。転倒検知が開始されると、処理部12は、処理プログラムを実行するための初期化処理を行う(ステップS101)。
距離画像センサ11は、撮像範囲111を所定の時間間隔で撮像し、距離を測定して距離画像を形成する(ステップS102)。形成された距離画像は、処理部12に入力される。
処理部12は、距離画像における一塊の被撮像物を1つの被検知体として検知する(ステップS103)。
処理部12は、撮像範囲111における被検知体の密度を計測する(ステップS104)。被検知体の密度とは、距離画像における被検知体の合計面積の割合、すなわち、全ての被検知体の合計の画素数を距離画像全体の画素数で割った値として算出される。撮像範囲111におけるエスカレータ2の面積は一定であるので、被検知体の合計の画素数をエスカレータの画素数で割った値として被検知体の密度を算出しても実質的に同じである。また、距離画像全体の画素数及びエスカレータの画素数は一定であるので、割り算を省略し、被検知体の合計の画素数を被検知体の密度としても実質的に同じである。エスカレータ2の乗客が多いほど、被検知体の密度が高くなる。
被検知体の密度が所定値を超えているとき(ステップS105のNo)、処理部12は、被検知体が乗客であるか否かを判定しない(ステップS106)。すなわち、この場合、乗客を検知せず、転倒検知を行わないことになる。被検知体の密度が所定値を超えているときは、エスカレータ2の乗客が多いときであり、互いに接近した複数の乗客が1つの被検知体として検知されることがあるため、個々の乗客の検知が難しい。このため、従来のエスカレータ監視システムでは、乗客が多いときにシステムの誤動作が起きることがある。本実施形態では、エスカレータ2の乗客が多いとき、乗客の転倒等の異常が発生しても、他の乗客による救助が可能であるので、被検知体が乗客であるか否かを判定しないこととし、安全性を損なわずにシステムの誤動作を防止している。
被検知体の密度が所定値以下のとき(ステップS105のYes)、処理部12は、被検知体の頂部位置を3次元位置(x,y,z)として検出する(ステップS107)。距離画像から、距離画像センサ11から見た三次元極座標系における位置情報が得られ、その位置情報を三次元直交座標系に変換することによって、3次元位置(x,y,z)が得られる。本実施形態では、図4(A)(B)に示されるように、エスカレータ2の奥行方向をx方向、エスカレータ幅方向(正面から見て右向き)をy方向、鉛直下向きをz方向としている。
処理部12は、被検知体Pの頂部位置のエスカレータ2の踏段23からの高さTを算出し、その高さが所定値未満のとき(ステップS108でNo)、被検知体を乗客ではないと判定する(ステップS109)。高さの所定値は、乗客と荷物等を区別するために設定され、例えば、0.5mである。被検知体Pが乗客ではないとの判定により、その被検知体Pは転倒検知の対象外となる。処理部12は、踏段23からの高さを、エスカレータ2における複数の踏段231〜234の前端部を結ぶ仮想面SLからの高さとして算出する。仮想面SLは、側面視では線であるので、ステップラインと呼ばれる。エスカレータ2の踏段23が移動しても仮想面SL(ステップライン)は、時間変化しないので、容易に高さTを算出することができる。処理部12は、被検知体Pの頂部位置のエスカレータ2の踏段232からの高さTを、被検知体Pの頂部位置のz座標と、被検知体Pのx座標に相当する仮想面SLのz座標との差から算出する。
処理部12は、被検知体Pの頂部位置の踏段23からの高さが所定値以上のとき(ステップS108でYes)、被検知体Pを乗客と判定する(ステップS110)。被検知体Pの頂部位置Pの踏段23からの高さによらず、その被検知体Pを乗客であると判定しても構わない。処理部12は、このような判定により、乗客を検知する。乗客と判定した被検知体Pの頂部位置は、乗客の頭部位置である。処理部12は、乗客と判定した被検知体Pを追尾する。乗客はエスカレータ2に乗って移動し、乗客の頭部位置が時間変化するので、処理部12は、被検知体Pの頂部位置を略連続的な所定の時間間隔で算出することによって、被検知体Pの頂部座標を追尾する。
処理部12は、乗客であると判定して追尾中の被検知体Pをロストしたとき(ステップS111でNo)、それ以降、その被検知体Pを転倒検知の対象としない(ステップS112)。ロストとは、撮像範囲111において複数の乗客が重なったために、他の乗客の背後にいる乗客が検知されなくなることをいう。すなわち、処理部12は、乗客と判定した被検知体Pが撮像範囲111を移動する途中で検知されなくなったとき、それ以降、その被検知体Pを転倒検知の対象としない。ロストは、乗客が多いときに生じる。このような場合、ロストした乗客の転倒が発生しても、他の乗客による救助が可能であるので、ロストした乗客を転倒検知の対象外としても安全性は損なわれない。
処理部12は、乗客であると判定して追尾中の被検知体の分裂を検知したとき(ステップS113でNo)、分裂した被検知体を転倒検知の対象としない(ステップS112)。エスカレータ2の乗客同士が接近している場合、その複数の乗客が1つの被検知体として検知され、その後、乗客相互の間隔が拡がって、その被検知体の分裂が検知されることがある。このような場合、乗客の転倒が発生しても、他の乗客による救助が可能であるので、転倒検知の対象外としても安全性は損なわれない。
また、処理部12は、検知した被検知体が距離画像の端からその距離画像内に入ったものではないとき、その被検知体を転倒検知の対象としない(図示せず)。撮像範囲111において複数の乗客が重なったために、他の乗客の背後にいる乗客が検知されず、その後、検知されなかった乗客が、乗客同士の位置関係の変化によって撮像範囲111の中で突然検知されることがある。このとき、被検知体は、距離画像の端からその距離画像内に入らずに距離画像に現れる。このような場合、乗客の転倒が発生しても、他の乗客による救助が可能であるので、転倒検知の対象外としても安全性は損なわれない。
処理部12は、乗客と判定した被検知体Pの転倒を検知する。この転倒検知において、処理部12は、被検知体Pの頂部位置のエスカレータの踏段23からの高さT、すなわち、複数の踏段230〜233の前端部を結ぶ仮想面SLからの高さTを算出する(図4(B)参照)。
処理部12は、乗客と判定した被検知体Pの頂部位置の踏段23からの高さTが一定時間に所定値T1以上減少した場合(図3のステップS114でYes)、その乗客が転倒したと判定する転倒検知をする(ステップS115)。図5(A)(B)に示されるように、被検知体Pの頂部位置の高さが一定時間にTからT’に変化したとき、高さの変化量ΔTはT−T’である。実験によれば、乗客が転倒した場合、乗客が自発的に頭部を下げた場合と比べて、高さの変化量ΔTが大きくなる。このため、ΔT≧T1のとき、乗客が転倒したと判定し(ステップS115)、ΔT<T1のとき、乗客が転倒していないと判定する(ステップS116)。ここで、一定時間及び所定値T1は、実験等によって適宜に定められる。なお、被検知体Pの頂部位置の踏段23からの高さTの減少を算出する基準となる高さTは、一定時間前の高さTに限定されない。例えば、処理部12は、乗客と判定した被検知体Pの頂部位置の踏段23からの高さTが、被検知体Pを乗客と判定した時よりも所定値T1以上減少した場合、その乗客が転倒したと判定する転倒検知をしてもよい。
処理部12は、乗客と判定した被検知体Pの頂部位置のエスカレータ前後方向(x方向)における加速度(dx/dt)の大きさが所定値α1以上である場合にその乗客が転倒したと判定する転倒検知をしてもよい(図示せず)。実験によれば、乗客が転倒した場合、乗客が自発的に頭部を動かした場合と比べて、前後方向の加速度(dx/dt)が大きくなる。ここで、所定値α1は、実験等によって適宜に定められる。
処理部12が乗客の転倒を検知したとき(ステップS115)、エスカレータ監視システム1は、エスカレータ2を監視する箇所に警報を発報する(ステップS117)。例えば、エスカレータ2が駅に設置されている場合、エスカレータ2を監視する箇所は、駅事務室と遠隔監視センター4である(図1参照)。駅事務室では、警報盤22が警報を発報する。遠隔監視センター4では、発報端末41が警報を発報する。
エスカレータ監視システム1は、乗客の転倒を検知するだけでなく、乗客と判定した被検知体Pのエスカレータ幅方向の頂部位置(y)に基づいて乗客のエスカレータからの乗り出しを検知する(図4(A)参照)。図6に示されるように、被検知体Pのエスカレータ幅方向の頂部位置(y)がエスカレータ2の欄干24の外にあるとき(ステップS118でYes)、処理部12は、乗客がエスカレータ2から乗り出していると判定する(ステップS119)。被検知体Pのエスカレータ幅方向の頂部位置(y)がエスカレータ2の欄干24の外にないとき、処理部12は、乗客がエスカレータ2から乗り出していないと判定する(ステップS120)。処理部12が乗客のエスカレータ2からの乗り出しを検知したとき、エスカレータ監視システム1は、エスカレータ2を監視する箇所に警報を発報する(ステップS121)。
次に、エスカレータ監視システム1が警報を発報したときの対応手順を、駅に設置されたエスカレータ2を例に図7を参照して説明する。駅事務室及び遠隔監視センター4で、エスカレータ監視システム1による警報が受報される(ステップS201)。遠隔監視センター4には監視カメラ13による遠隔監視画像が表示端末43に表示される。表示端末43は、平常時は遠隔監視画像を表示せず、エスカレータ監視システム1による警報をトリガーとして遠隔監視画像を表示するようにしてもよい。
警報を認識した現地の駅員等又は遠隔監視センター4の監視員は、それぞれ現地又は遠隔監視画像で転倒状況等を確認する(ステップS202)。
乗客の転倒が確認された場合、転倒した乗客(転倒者)の救助が必要となる。この状況に対応する駅員等が現地にいる場合(ステップS203でYes)、駅員等によりエスカレータ2の停止、転倒者の救助が行われる(ステップS204)。
この状況に対応する駅員等が現地にいない場合(ステップS203でNo)、遠隔監視センター4による救助処理が開始される(ステップS205)。
救助処理では、遠隔監視センター4での監視員の遠隔操作によるエスカレータ2の停止が行われ、転倒者を救助するための救助者の手配が行われる(ステップS206)。
遠隔監視センター4での遠隔操作によるエスカレータ2の機能診断・点検が行われる(ステップS207)。
機能診断・点検の結果、エスカレータ2に異常が無ければ(ステップS208のYes)、遠隔監視センター4での制御端末42を用いた遠隔操作によるエスカレータ2の運転復帰が行われる(ステップS209)。エスカレータの運転復帰が行われると、エスカレータ監視システム1による転倒検知が開始される(図3のステップS101)。
以上、本実施形態に係るエスカレータ監視システム1によれば、距離画像センサ11の撮像範囲111がエスカレータ全体よりも狭く設定されるので、エスカレータ全体を撮像するよりも設置制約が少なく、容易に導入可能となる。また、エスカレータ監視システム1は、乗客の頭部位置を3次元位置として検出するので、乗客の挙動の監視に用いることができる。
距離画像センサ11は、光を撮像範囲111で走査して出射し、光を出射したタイミングと反射光を受光したタイミングとから距離を測定するので、撮像範囲111が暗い場合や、乗客とその背景との照明光でのコントラストが低い場合であっても、距離を測定することができる。また、太陽光等の外乱光や影の影響等に起因する測定誤りが防止される。
エスカレータにおける転倒事故は、主にエスカレータの乗り口で発生している。距離画像センサ11の撮像範囲111をエスカレータ2の乗り口が含まれる範囲に設定することにより、エスカレータ監視システム1をエスカレータ2の安全性の向上に有効に用いることができる。
処理部12は、距離画像におけるエスカレータ2の面積に対する被検知体の総面積の比率が所定値を超えているとき、被検知体が乗客であるか否かを判定しないので、エスカレータ2の乗客が多くて個々の乗客を検知することが難しい状況において、システムの誤動作が防がれる。乗客が多いときは、乗客の転倒等の異常が発生しても、他の乗客による救助が可能であるので、安全性は損なわれない。なお、距離画像におけるエスカレータ2の面積に対する被検知体の総面積の比率が所定値を超えているとき、エスカレータ2の運転速度を自動的に減速するようにエスカレータ監視システム1を構成してもよい。
処理部12は、被検知体Pの頂部位置を3次元位置として検出し、その頂部位置のエスカレータ2の踏段23からの高さTが所定値以上である場合にその被検知体を乗客であると判定することにより、乗客よりも高さの低い荷物等を乗客と誤検知することを防ぐことができる。
踏段23からの高さは、エスカレータ2における複数の踏段前端部を結ぶ仮想面SLからの高さとして算出され、エスカレータ2の踏段23が移動しても仮想面SLは時間変化しないので、踏段23からの高さを容易に算出することができる。
処理部12は、乗客と判定した被検知体Pの頂部位置の踏段23からの高さTが一定時間に所定値以上減少した場合にその乗客が転倒したと判定するので、乗客が自発的に頭部を下げた場合を転倒と誤検知することを防ぎ、乗客の転倒を検知することができる。
処理部12は、乗客と判定した被検知体Pの頂部位置のエスカレータ前後方向における加速度(dx/dt)の大きさが所定値以上である場合にその乗客が転倒したと判定することにより、乗客が自発的に頭部を動かした場合を転倒と誤検知することを防ぎ、乗客の転倒を検知することができる。
処理部12は、乗客と判定した被検知体Pが撮像範囲111を移動する途中で検知されなくなったとき、それ以降、その被検知体Pを転倒検知の対象としないので、乗客が多く、撮像範囲111において複数の乗客が重なったために、他の乗客の背後にいる乗客を検知できなくなっても、誤検知や誤動作が防がれる。乗客が多いときは、乗客の転倒が発生しても、他の乗客による救助が可能であるので、安全性は損なわれない。なお、乗客と判定した被検知体Pが撮像範囲111を移動する途中で検知されなくなったとき、エスカレータ2の運転速度を自動的に減速するようにエスカレータ監視システム1を構成してもよい。
処理部12は、乗客と判定した被検知体の分裂を検知したとき、分裂した被検知体を転倒検知の対象としないので、乗客が多く、乗客同士が接近しているために、その複数の乗客が1つの被検知体として検知され、その後、乗客相互の間隔が拡がって、その被検知体の分裂が検知されても、誤検知や誤動作が防がれる。乗客が多いときは、乗客の転倒が発生しても、他の乗客による救助が可能であるので、安全性は損なわれない。なお、乗客であると判定した被検知体の分裂が検知されたとき、エスカレータ2の運転速度を自動的に減速するようにエスカレータ監視システム1を構成してもよい。
処理部12は、検知した被検知体が前記距離画像の端からその距離画像内に入ったものではないとき、その被検知体を転倒検知の対象としないので、乗客が多く、撮像範囲111において複数の乗客が重なったために、他の乗客の背後にいる乗客が検知されず、検知されなかった乗客が、乗客同士の位置関係の変化によって撮像範囲111の中で突然検知されても、誤検知や誤動作が防がれる。乗客が多いときは、乗客の転倒が発生しても、他の乗客による救助が可能であるので、安全性は損なわれない。
エスカレータ監視システム1は、処理部12が乗客の転倒を検知したときに警報を発報する発報端末41と、監視カメラ13が撮影した映像を表示するための表示端末43と、エスカレータ2の運転及び停止を遠隔制御するための制御端末42とを有するので、監視員は、発報端末41が発報した警報を認識し、表示端末43に表示された映像を確認し、制御端末42を用いてエスカレータ2を停止等することができる。このようにエスカレータ監視システム1を用いることにより、乗客の転倒を検知したとき、自動的にエスカレータ2を停止せず、エスカレータ2の突然の自動停止による2次的な乗客の転倒を防ぐことができる。
処理部12は、乗客と判定した被検知体Pのエスカレータ幅方向の頂部位置(y)に基づいて乗客のエスカレータ2からの乗り出しを検知するので、エスカレータ2の安全性が一層向上する。
なお、本発明は、上記の実施形態の構成に限られず、発明の要旨を変更しない範囲で種々の変形が可能である。例えば、エスカレータ監視システム1は、百貨店やショッピングセンター等の商業施設に設置されるエスカレータを監視するものであってもよい。また、監視する対象のエスカレータ2の運転方向は、上昇運転及び下降運転のいずれであってもよい。
1 エスカレータ監視システム
11 距離画像センサ
111 撮像範囲
12 処理部
13 監視カメラ
2 エスカレータ
23 踏段
41 発報端末
42 制御端末
43 表示端末
SL 仮想面(ステップライン)

Claims (15)

  1. エスカレータを監視するためのエスカレータ監視システムであって、
    所定の撮像範囲における被撮像物までの距離を所定の時間間隔で測定し、測定した距離の情報を画素ごとに有する距離画像を形成する距離画像センサと、
    前記距離画像を処理する処理部とを備え、
    前記距離画像センサの撮像範囲は、エスカレータ全体よりも狭い範囲に設定され、
    前記処理部は、前記距離画像に基づいて、エスカレータの乗客を検知するとともに、前記乗客の頭部位置を3次元位置として検出することを特徴とするエスカレータ監視システム。
  2. 前記距離画像センサは、光を前記撮像範囲で走査して出射し、被撮像物からの反射光を受光し、光を出射したタイミングと反射光を受光したタイミングとから被撮像物までの距離を前記画素ごとに測定することを特徴とする請求項1に記載のエスカレータ監視システム。
  3. 前記撮像範囲は、エスカレータの乗り口が含まれる範囲に設定されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のエスカレータ監視システム。
  4. 前記処理部は、前記距離画像における一塊の被撮像物を1つの被検知体として検知し、その距離画像における被検知体の合計面積の割合が所定値以下のとき、前記被検知体が乗客であるか否かを判定し、前記割合が前記所定値を超えているとき、前記被検知体が乗客であるか否かを判定しないことを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載のエスカレータ監視システム。
  5. 前記処理部は、前記被検知体を乗客であると判定するとともに、その被検知体の頂部位置を3次元位置として検出することを特徴とする請求項4に記載のエスカレータ監視システム。
  6. 前記処理部は、前記被検知体の頂部位置を3次元位置として検出し、その頂部位置のエスカレータの踏段からの高さが所定値以上である場合にその被検知体を乗客であると判定することを特徴とする請求項4に記載のエスカレータ監視システム。
  7. 前記処理部は、前記頂部位置の踏段からの高さを、エスカレータにおける複数の踏段前端部を結ぶ仮想面からの高さとして算出することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のエスカレータ監視システム。
  8. 前記処理部は、乗客と判定した被検知体の頂部位置の踏段からの高さが所定値以上減少した場合にその乗客が転倒したと判定する転倒検知をすることを特徴とする請求項5乃至請求項7のいずれか一項に記載のエスカレータ監視システム。
  9. 乗客と判定した被検知体の頂部位置の踏段からの高さの前記減少は、一定時間における高さの減少であることを特徴とする請求項8に記載のエスカレータ監視システム。
  10. 前記処理部は、乗客と判定した被検知体の頂部位置のエスカレータ前後方向における加速度の大きさが所定値以上である場合にその乗客が転倒したと判定する転倒検知をすることを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のエスカレータ監視システム。
  11. 前記処理部は、乗客と判定した被検知体が前記撮像範囲を移動する途中で検知されなくなったとき、それ以降、その被検知体を前記転倒検知の対象としないことを特徴とする請求項8乃至請求項10に記載のエスカレータ監視システム。
  12. 前記処理部は、乗客と判定した被検知体の分裂を検知したとき、分裂した被検知体を前記転倒検知の対象としないことを特徴とする請求項8乃至請求項11のいずれか一項に記載のエスカレータ監視システム。
  13. 前記処理部は、検知した被検知体が前記距離画像の端からその距離画像内に入ったものではないとき、その被検知体を前記転倒検知の対象としないことを特徴とする請求項8乃至請求項12のいずれか一項に記載のエスカレータ監視システム。
  14. 前記エスカレータを撮影する監視カメラと、
    前記エスカレータから離れた位置に設けられて、前記処理部が乗客の転倒を検知したときに警報を発報する発報端末と、前記監視カメラが撮影した映像を表示するための表示端末と、前記エスカレータの運転及び停止を遠隔制御するための制御端末とを備えることを特徴とする8乃至請求項13のいずれか一項に記載のエスカレータ監視システム。
  15. 前記処理部は、乗客と判定した被検知体のエスカレータ幅方向の頂部位置に基づいて乗客のエスカレータからの乗り出しを検知することを特徴とする請求項5又は請求項6に記載のエスカレータ監視システム。

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