JP6757045B2 - 容器 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴミ袋等の袋を保持して、ゴミ箱等の容器に設置するための袋ホルダーを備えた容器に関する。
従来から、ゴミ袋等の袋を開口した状態で保持する袋保持手段を有する容器が公知である(特許文献1)。
特許文献1の容器は、上部に開口部が形成された容器本体と、該容器本体に嵌合すると共に、容器本体内に収容される袋の開口端部を容器本体との間に挟み込んで、袋を開口した状態で保持する袋保持手段とを備える。
袋保持手段は、板状の一対の横片と該一対の横片を連結する中間片とを有し、コの字形に形成されている。特許文献1の容器に袋を設置する場合には、まず、袋を容器本体内に入れ、一対の横片及び中間片の内側に通した後、袋の開口端部を袋保持手段の内側から外側に向けて折り返す。袋の開口端部で一対の横片及び中間片を巻き込むようにして袋を袋保持手段の上端部分に掛止する。このように、特許文献1の容器では、袋の開口端部を袋保持手段の形状に沿って開口させた状態で容器本体内に設置することができる。
特開平6−219501号公報
しかしながら、上記従来の容器は、袋保持手段によって設定される袋の開口径に対して袋の実際の開口径が大きい場合には、袋を袋保持手段に掛止すると袋の開口端部が袋保持手段に対して余り、袋保持手段に沿って弛み部分が形成される。そのため、袋の開口端部の余った部分が容器の内側に向けて盛り上がってしまい、袋の開口が狭くなってしまう。
そこで、本発明は、かかる実情に鑑み、袋をしっかりと開口させることができる袋ホルダーを備えた容器を提供することを課題とする。
本発明に係る袋ホルダーは、袋の開口端部を外側に折り返し、該袋を開口した状態で保持するように構成された袋ホルダーであって、
前記開口端部の折り返し点となる折返部を掛止するための掛止部と、
該掛止部よりも下方側に設けられ、折返部よりも袋の開口側に位置する外開口端部を挿通するための挿通部が形成された袋調整部であって、挿通された外開口端部を挿通状態で保持可能に構成された袋調整部と、を備えている。
かかる構成によれば、袋を開口させ、開口端部を外側に折り返して袋を掛止部に掛止させる。続いて、袋の開口側の外開口端部を袋調整部の挿通部に挿通し、該外開口端部を挿通部から引き出すように引っ張る。袋調整部は、挿通された袋の外開口端部を挿通状態で保持可能に構成されているので、かかる構成の袋ホルダーは、袋の余り部分を挿通部に挿通して袋調整部に保持させることで袋の開口端部を掛止部に沿って張った状態とすることができるので、袋をしっかりと開口させることができる。
本発明の一態様として、前記挿通部は、所定の大きさで形成された第1挿通部と、
第1挿通部に連通し、該第1挿通部よりも小さく形成された第2挿通部と、を含み、
前記袋調整部は、挿通された外開口端部を第2挿通部の開口端縁で係止可能に構成されていてもよい。
かかる構成によれば、袋の外開口端部を第1挿通部から挿通して、そのまま第2挿通部に移動させ第2挿通部の開口端縁で係止することができる。そのため、かかる構成の袋ホルダーによれば、袋を挿通部に挿通し易く、且つ袋の余り部分が挿通部の開口端縁に係止されるので袋が袋調整部から抜け難くなっている。
本発明の他態様として、前記第2挿通部は、上下方向に対して交差する方向に延びるように形成されていてもよい。
かかる構成によれば、挿通部に挿通された袋を上下方向に対して交差する方向に延びる第2挿通部の開口端縁に沿って係止することができるので、袋に収容物等の重みがかかっても、袋が引っ張られる方向に対して袋の外開口端部が第2挿通部の前記開口端縁によって係止されるので、袋が袋調整部から抜け難くなっている。
本発明の別の態様として、袋ホルダーは、環状に形成され、上端縁が前記掛止部を構成する本体部を備え、
本体部は、袋の外開口端部が自身の下端縁よりも下方側に位置するように袋を掛止可能に構成され、
前記挿通部は、本体部の下端縁よりも下方側で、且つ該本体部の外周縁よりも径方向内側に位置していてもよい。
かかる構成によれば、袋の開口端部を外側に折り返した状態で外開口端部を挿通部に挿通すると、袋の外開口端部のうちの本体部よりも下方側に位置した(延出した)部分が、本体部の外周縁よりも内側に引き込まれた状態となる。そのため、袋に収容物等の重みがかかって外開口端部が上方に引っ張られても本体部の外周縁よりも内側に引き込まれた部分が本体部の下端縁で係止され、袋が袋ホルダーから外れにくくなっている。
本発明の別の態様として、袋ホルダーは、環状に形成され、上端縁が前記掛止部を構成する本体部と、
本体部の周方向に沿って設けられ、袋の外開口端部を本体部に対して係止するように構成された一対の袋止部と、を備え、
前記袋調整部は、本体部の周方向に沿って少なくとも一対設けられ、
本体部は、周方向に沿って一対の袋調整部のうちの一方の袋調整部から他方の袋調整部までの間に位置する第1領域と、他方の袋調整部から一方の袋調整部までの間に位置する第2領域と、を有し、
一対の袋止部は、本体部の開口を介して対向するように、一方の袋止部が第1領域に位置し、他方の袋止部が第2領域に位置するように設けられていてもよい。
かかる構成によれば、袋調整部が袋止部と袋止部との間に配置されると共に、一対の袋止部が本体部の開口を介して対向している。そのため、一対の袋止部に袋を係止することで、袋調整部で袋の余り部分を調整しつつ(吸収しつつ)袋を開口させることができる。このように、かかる構成の袋ホルダーによれば、複数の袋を所定の大きさに開口させた状態で保持することができる。
本発明に係る容器は、上端部に開口部が形成され、下端部に底部を備える容器本体と、
前記袋ホルダーと、を備え、
容器本体は、袋ホルダーを該容器本体の内側で保持するための保持部を有し、
袋ホルダーは、保持部に保持された状態で、上端縁が容器本体の上端縁よりも下方側に位置する高さで形成されている。
かかる構成によれば、袋ホルダーを容器本体に設置すると、袋ホルダーの上端縁が容器本体の上端縁よりも下方側に位置するので、袋ホルダーが容器本体の内側に隠れた状態となる。そのため、袋ホルダーに保持された袋も容器本体の外側に食み出し難くすっきりとした外観となっている。
以上より、本発明によれば、袋をしっかりと開口させることができる袋ホルダー及び該袋ホルダーを備えた容器を提供することができる。
本発明の一実施形態に係る容器の斜視図である。 同実施形態に係る袋ホルダーの斜視図である。 同袋ホルダーの正面図である。 同袋ホルダーの背面図である。 同袋ホルダーの右側面図である。 図5のVI−VI線位置における断面図である。 同袋ホルダーの平面図である。 同袋ホルダーの底面図である。 袋ホルダーに袋を設置した状態の斜視図である。 袋ホルダーに袋を設置した状態の袋調整部の断面拡大図である。 袋を設置した状態を示す容器の斜視図である。 袋ホルダーに複数の袋を設置する場合を説明するための図であって、(a)は、本体部の一部に袋が設置された状態の袋ホルダーの斜視図、(b)は、袋止部に袋を係止した状態を説明するための拡大図である。 他実施形態に係る容器の斜視図であって、蓋が外された状態の斜視図である。 同実施形態に係る袋ホルダーの斜視図である。 同実施形態に係る容器の側断面図である。
以下、本発明の一実施形態に係る容器について、図面を参照しつつ説明する。
図1に示すように、本実施形態に係る容器1は、上端部に開口部21が形成され、下端部に底部22を備える容器本体2と、袋9(図9〜図12参照)の開口端部93を外側に折り返し、該袋9を開口した状態で保持するように構成された袋ホルダー3と、容器本体2の開口部21を開閉する蓋8とを備える。容器1は、例えばゴミ箱である。
容器本体2は、内部に袋9を設置するためのものである。容器本体2は、底部22と、該底部22の端縁から上方に延びる筒状の胴部23と、袋ホルダー3を該容器本体2の内側で保持するための保持部24とを備える。本実施形態の容器本体2は、底部22が矩形板状に形成され、且つ胴部23が角筒状に形成された直方体状に形成されている。
胴部23は、所定の開口径を有する大径部231と、該大径部231の下方側に位置し、大径部231よりも開口径が小さい小径部232とを備える。大径部231と小径部232との間には水平方向に延びる段差が形成されている。
保持部24は、容器本体2の内周面に形成されている。本実施形態では、保持部24は、胴部23の内周面に形成されている。具体的には、保持部24は、大径部231と小径部232との間に形成された段差であり、袋ホルダー3を容器本体2の内側で載置するように構成されている。
図2〜図8に袋ホルダー3を示す。袋ホルダー3は、袋9の開口端部93の折り返し点となる折返部91を掛止するための掛止部4と、該掛止部4よりも下方側に設けられ、折返部91よりも袋9の開口側に位置する外開口端部931を挿通するための挿通部51が形成された袋調整部5とを備える。本実施形態では、袋調整部5は、本体部6の周方向に沿って少なくとも一対設けられている。また、本実施形態では、袋ホルダー3は、環状に形成され、上端縁63が掛止部4を構成する本体部6と、袋9の外開口端部931を本体部6に対して係止するように構成された一対の袋止部7とを備える。
袋ホルダー3は、保持部24に保持された状態で、上端縁63が容器本体2の上端縁20よりも下方側に位置する高さで形成されている。袋ホルダー3は、容器本体2の開口部21の形状及び大きさに対応した形状で形成されている。袋ホルダー3は、容器本体2の内周面に沿って配置される。本実施形態の袋ホルダー3は、矩形枠状に形成されている。
ここで、袋9について説明する。図9及び図10に示すように、袋ホルダー3に保持される袋9は、ゴミなどの収容対象物を収容する収容部92と、開口を形成する開口端部93とから構成された一般的な袋である。袋9は、開口端部93が袋9の外側に向けて折り返された状態で袋ホルダー3に設置される。開口端部93のうちの折返部91を境に開口側に位置する開口端部93を外開口端部931とし、収容部92側に位置する開口端部93を内開口端部932とする。
図10に示すように、掛止部4は、袋9の開口端部93の折り返し点を形成する。即ち、袋9は、掛止部4を境に折り返され、開口端部93が掛止部4の一方側及び他方側に位置することによって掛止部4の前後で重なった状態となる。掛止部4は、袋ホルダー3の上端縁63である。具体的には、掛止部4は、本体部6の上端縁63である。
図2及び図8に示すように、本体部6は、外周縁61及び内周縁62を有し、環状に形成されている。また、本体部6は、袋9の外開口端部931が自身の下端縁64よりも下方側に位置するように袋9を掛止可能に構成されている(図9及び図10も参照)。本体部6は、周方向に沿って一対の袋調整部5のうちの一方の袋調整部5aから他方の袋調整部5bまでの間に位置する第1領域6aと、他方の袋調整部5bから一方の袋調整部5aまでの間に位置する第2領域6bと、を有する。図2では、一方の袋調整部5aを基準に本体部6の一方側(正面側)に第1領域6aが位置し、他方側(背面側)に第2領域6bが位置している。
本実施形態の本体部6は、板枠状に形成されている。図2及び図7に示すように、本体部6は、外周縁61を構成する外枠部65と、該外枠部65の内側に外枠部65に沿って配置され、内周縁62を構成する内枠部66と、外枠部65と内枠部66とを連結部する連結部67とを備える。即ち、本体部6は、外枠部65と内枠部66とによって2重構造で形成されている。
本体部6は、矩形枠状に形成されている。以下、上下方向(容器本体2の深さ方向)を高さ方向、本体部6の交差する2辺のうちの一方の辺が延びる方向(容器本体2の前後方向)を縦方向、他方の辺が延びる方向(容器本体2の左右方向)を横方向とする。本実施形態の本体部6は、短辺と長辺とを有する矩形状に形成されている。短辺が延びる方向を縦方向、長辺が延びる方向を横方向とする。本体部6は、外枠部65及び内枠部66の高さが、容器本体2の上端縁20と保持部24との間の長さよりも短くなるように形成されている。これにより、袋ホルダー3は、容器本体2に設置された状態で容器本体2よりも上方に露出せず、容器本体2内に隠れた状態となる。外枠部65と内枠部66とは、略同じ高さで形成されている。本体部6は、外枠部65の高さ方向における中央部と内枠部66の高さ方向における中央部とが連結部67によって連結されることで、断面H状に形成されている。
図7及び図8に示すように、一対の袋止部7は、本体部6の周方向に沿って設けられている。一対の袋止部7は、本体部6の開口Qを介して対向するように、一方の袋止部7aが第1領域6aに位置し、他方の袋止部7bが第2領域6bに位置するように設けられている。本実施形態の袋止部7は、袋9を引っ掛けるための袋止本体71と、袋9を袋止本体71へガイドするためのガイド部72とを備える。
図3及び図4に示すように、外枠部65には、上端縁63から下端縁64にかけて貫通するスリット651が形成されている。スリット651を形成する一対の側面65aは、高さ方向における中央部がスリット651の開口側に突出している。この形状により、スリット651は、上端縁63から中央部に向けて狭くなり、該中央部から下端縁64にかけて広がるように形成されている。スリット651は、外枠部65の長辺側に形成されている。図7及び図8に示すように、スリット651は、一対の長辺の両方に形成されており、本体部6の開口Qを介して対向する位置に形成されている。本実施形態では、スリット651は、各長辺に対して3つ形成されている。
スリット651は、横方向における中央に形成された第1スリット651aと、横方向における外枠部65の一端と第1スリット651aとの間に形成された第2スリット651bと、横方向における外枠部65の他端と第1スリット651aとの間に形成された第3スリット651cとを備える。第2スリット651bは、外枠部65の一端から長辺の略1/3の長さに相当する距離離れた位置に形成されている。第3スリット651cは、外枠部65の一端から長辺の略2/3の長さに相当する距離離れた位置に形成されている。言い換えれば、第3スリット651cは、外枠部65の他端から長辺の略1/3の長さに相当する距離離れた位置に形成されている。
図6に示すように、内枠部66には、上端縁63に下方側に窪む凹部661が複数形成されている。凹部661は、内枠部66の長辺側に形成されている。図7及び図8に示すように、凹部661は、一対の長辺の両方に形成されており、本体部6の開口Qを介して対向する位置に形成されている。本実施形態では、凹部661は、各長辺に対して3つ形成されている。凹部661は、横方向における中央に形成された第1凹部661aと、横方向における内枠部66の一端と第1凹部661aとの間に形成された第2凹部661bと、横方向における内枠部66の他端と第1凹部661aとの間に形成された第3凹部661cとを備える。第2凹部661bは、内枠部66の一端から長辺の略1/3の長さに相当する距離離れた位置に形成されている。第3凹部661cは、内枠部66の一端から長辺の略2/3の長さに相当する距離離れた位置に形成されている。言い換えれば、第3凹部661cは、内枠部66の他端から長辺の略1/3の長さに相当する距離離れた位置に形成されている。
図7に示すように、第1スリット651aと第1凹部661aは、縦方向で重なる位置に形成されている。第2スリット651bと第2凹部661bは、縦方向で重なる位置に形成されている。また、第3スリット651cと第3凹部661cは、縦方向で重なる位置に形成されている。本実施形態では、スリット651が袋止本体71を構成し、凹部661がガイド部72を構成している。スリット651と凹部661とが縦方向に重なって配置されることで、袋9の外開口端部931を凹部661でガイドしながらスリット651に引っ掛けることができる。
また、袋9が一対の第1スリット651aに係止されると、本体部6の開口Qを1/2の領域に分けて袋9を設置することができる。また、袋9が一対の第2スリット651b又は一対の第3スリット651cに係止されると、本体部6の開口Qを1/3及び2/3の領域に分けて袋9を設置することができる。
袋調整部5は、袋9の開口端部93の余り部分を吸収する部分である。図5に示すように、袋調整部5には、袋9の外開口端部931を挿通するための挿通部51が形成されている。袋調整部5は、挿通部51に挿通された袋9の外開口端部931を挿通状態で保持可能に構成されている。本実施形態では、袋調整部5は、袋9が引っ張られると挿通部51から外開口端部931が抜け得る程度に袋9を緩く保持する。
図10に示すように、袋調整部5は、本体部6の下端縁64から径方向内側に延出し、且つ本体部6の下端縁64よりも下方側に延出している。袋調整部5は、本体部6に固定されている。
図2に示すように、本実施形態では、袋調整部5は、一対設けられている。一対の袋調整部5は、本体部6の開口Qを介して対向するように配置されている。袋調整部5は、本体部6の短辺に設けられている。具体的には、袋調整部5は、短辺の中央部に設けられている。袋調整部5は、下端縁が湾曲して形成された片状部材である。
図10に示すように、挿通部51は、本体部6の下端縁64よりも下方側で、且つ該本体部6の外周縁61よりも径方向内側に位置している。図5に示すように、挿通部51は、所定の大きさで形成された第1挿通部511と、第1挿通部511に連通し、該第1挿通部511よりも小さく形成された第2挿通部512とを含む。袋調整部5は、挿通された外開口端部931を第2挿通部512の開口端縁512aで係止可能に構成されている。即ち、挿通部51は、袋9を通すための大孔と、通した袋9を係止するための小孔とによって構成されている。袋9は、第2挿通部512の開口端縁512aだけでなく、第1挿通部511の開口端縁511aでも係止され得る。
第1挿通部511は、円形状に形成されている。第2挿通部512は、上下方向に対して交差する方向に延びるように形成されている。具体的には、第2挿通部512は、第1挿通部511から、該第1挿通部511の径外方向に向けて延びる長孔である。第2挿通部512は、上下方向に対して直交する方向に延びている。本実施形態では、第2挿通部512は、第1挿通部511に対して反対方向に延びる2つの長孔として形成されている。
本実施形態に係る容器1の説明は以上である。続いて、本実施形態に係る容器1へ袋9を設置する方法について、図9〜図11を参照しつつ説明する。
まず、袋ホルダー3に一枚の袋9を設置する場合について説明する。図9に示すように、袋9の収容部92を本体部6の内側に通し、開口端部93を外側に折り返す。続いて、袋9の外開口端部931を挿通部51に挿通する。図10は、袋9の外開口端部931を挿通部51に挿通した状態の拡大図である。袋9の外開口端部931の余り部分が多量である場合には、外開口端部931を絞って第1挿通部511から挿通し、ある程度引出した後に第2挿通部512にも挿通されるように広げる。このように、第2挿通部512を通るように外開口端部931を広げることで、袋9の収容部92に重みがかかって外開口端部931が上方に引っ張られても、袋9の外開口端部931が第2挿通部512の開口端縁512aの上側部分に引っ掛かるので、袋9が挿通部51から抜け難くなっている。
また、上記の場合、図10に示すように、袋9の外開口端部931のうちの本体部6よりも下方側に位置した(延出した)部分が、本体部6の外周縁61よりも内側に引き込まれた状態となる。そのため、この状態で外開口端部931が上方に引っ張られても、本体部6から挿通部51までの部分(図10のSで示す部分)が本体部6の下端縁64(特に角64a)で係止され、袋9が袋ホルダー3から外れ難い。
袋9の外開口端部931の余り部分が少量である場合には、外開口端部931を指で押し込むようにして挿通部51に挿通してもよい。
以上の作業によって袋9を本体部6の上端縁63に沿って張った状態とし、図11に示すように、袋ホルダー3を容器本体2に設置する。この状態で袋9は、容器本体2の外周面よりも内側に設置された状態となるので容器本体2からはみ出さず、容器1はすっきりとした外観となっている。また、この状態で蓋8を閉めることで、袋9が完全に容器本体2内に隠れるので、袋9にゴミなどが付着して汚れていたとしても、容器1の外に露出せず衛生的である。
次に、袋ホルダー3に複数の袋9を設置する場合について説明する。図12(a)及び図12(b)は、便宜上1枚の袋9を設置した状態を示しているが、本体部6の開口Q内における残りの領域に別の袋9を設置することができる。図12(a)に示すように、開口させた袋9の一端を挿通部51に挿通し、他端を一対の袋止部7に係止する。図12(a)は、第3スリット651c及び第3凹部661cに袋9を係止した状態、即ち、本体部6の開口Qの1/3の領域に袋9を設置した状態の図である。第3凹部661cで袋9をガイドしながら、第3スリット651cに袋9の外開口端部931を差し込んで、図12(b)に示すように、スリット651の側面65aに袋9を引っ掛ける。上記の作業によって、袋9をしっかりと開口させた状態に保つことができる。
以上のように、上記実施形態の容器1によれば、袋9を開口させ、開口端部93を外側に折り返して袋9を掛止部4に掛止させる。続いて、袋9の開口側の外開口端部931を袋調整部5の挿通部51に挿通し、該外開口端部931を挿通部51から引き出すように引っ張る。袋調整部5は、挿通された袋9の外開口端部931を挿通状態で保持可能に構成されているので、かかる構成の袋ホルダー3は、袋9の余り部分を挿通部51に挿通して袋調整部5に保持させることで袋9の開口端部93を掛止部4に沿って張った状態とすることができるので、袋9をしっかりと開口させることができる。
また、上記実施形態では、挿通部51がサイズの大きな第1挿通部511と該第1挿通部511よりも小さい第2挿通部512とを含んでいるので、袋9の外開口端部931を第1挿通部511から挿通して、そのまま第2挿通部512に移動させ第2挿通部512の開口端縁512aで係止することができる。そのため、かかる構成の袋ホルダー3によれば、袋9を挿通部51に挿通し易く、且つ袋9の余り部分が挿通部51の開口端縁512aに係止されるので袋9が袋調整部5から抜け難くなっている。
また、上記実施形態では、第2挿通部512は、上下方向に対して交差する方向に延びるように形成されているので、挿通部51に挿通された袋9を第2挿通部512の開口端縁512aに沿って係止することができる。そのため、袋9に収容物等の重みがかかっても、袋9が引っ張られる方向に対して袋9の外開口端部931が第2挿通部512の前記開口端縁512aによって係止されるので、袋9が袋調整部5から抜け難くなっている。
また、上記実施形態では、袋9の開口端部93を外側に折り返した状態で外開口端部931を挿通部51に挿通すると、袋9の外開口端部931のうちの本体部6よりも下方側に位置した(延出した)部分が、本体部6の外周縁61よりも内側に引き込まれた状態となる。そのため、袋9に収容物等の重みがかかって外開口端部931が上方に引っ張られても本体部6の外周縁61よりも内側に引き込まれた部分が本体部6の下端縁64で係止され、袋9が袋ホルダー3から外れにくくなっている。
また、上記実施形態では、袋調整部5が袋止部7と袋止部7との間に配置されると共に、一対の袋止部7が本体部6の開口Qを介して対向している。そのため、一対の袋止部7に袋9を係止することで、袋調整部5で袋9の余り部分を調整しつつ(吸収しつつ)袋9を開口させることができる。このように、かかる構成の袋ホルダー3によれば、複数の袋9を所定の大きさに開口させた状態で保持することができる。
また、上記実施形態では、袋ホルダー3を容器本体2に設置すると、袋ホルダー3の上端縁63が容器本体2の上端縁20よりも下側に位置するので、袋ホルダー3が容器本体2の内側に隠れた状態となる。そのため、袋ホルダー3に保持された袋9も容器本体2の外側に食み出し難くすっきりとした外観となっている。
上記実施形態では、本体部6が内枠部66と外枠部65とによって2重構造で形成され、且つ断面がH形状となるように形成されている。即ち、本体部6は、H鋼状の形状を成しており、十分な強度で形成されている。
尚、本発明の容器1は、上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論である。
上記実施形態では、容器1が袋ホルダー3を備えるものとして容器1について説明したが、袋ホルダー3の発明としても捉えることができる。この場合、袋ホルダー3は、上記実施形態に係る袋ホルダー3と同様の構成を有していてもよい。
上記実施形態では、袋ホルダー3は、保持部24に保持された状態で、容器本体2内に隠れる大きさで形成されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。例えば図13〜図15に示すように、他実施形態として、袋ホルダー3は容器本体2から上方に延出し、容器本体2から露出していてもよい。
本実施形態では、袋調整部5と本体部6とが一体的に、即ち、挿通部51が本体部6に直接形成されている点で上記実施形態とは異なる。
図13及び図14に示すように、本実施形態では、本体部6は、蓋8に嵌合する蓋嵌合部601と、容器本体2に嵌合する容器嵌合部602とを備える。即ち、図14に示すように、袋ホルダー3は、容器本体2と蓋8とを接続する中間部材として機能している。本実施形態では、掛止部4は、蓋嵌合部601の上端縁63である。本実施形態では、本体部6の一対の長辺のうちの一方が切欠かれた形状を成しているが、上記実施形態と同様、本体部6は環状に形成されていてもよい。
また、図15に示すように、本実施形態の容器1は、複数の袋9を容器本体2内に未使用状態で保持しておくための袋保持部26を備えていてもよい。袋保持部26は、容器本体2の胴部23の内面から離間して設けられ、胴部23に沿って横方向に延びる仕切部Lによって区画された領域である。袋保持部26に複数枚の袋9を予備として保持しておくことで、袋9の取り替えの際に袋保持部26から袋9を取り出すことでそのまま袋ホルダー3に設置することができるので、袋9の取り替えの際に手早く袋9を設置することができる。また、本体部6(蓋嵌合部601)の一対の長辺のうちの一方が切欠かれた形状を成しているため、蓋8を開けると、切欠かれている分だけ本体部6が大きく開口し、袋保持部26から袋9を取り出し易くなっている。
上記実施形態では、容器1は、直方体状に形成されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。容器1は、例えば円筒状に形成されていてもよく、容器1の形状については自由に設定することができる。
上記実施形態では、容器1が例えばゴミ箱である場合について説明したが、これに限定されるものではない。容器1は、ゴミ箱に限られず、収納用として使用される容器1であってもよい。
上記実施形態では、本体部6は、外枠部65と内枠部66とによって2重構造で形成されている場合について説明したが、これに限定されるものではない。本体部6は1重構造で形成されていてもよい。
上記実施形態では、袋調整部5が一対設けられている場合について説明したが、これに限定されるものではない。袋調整部5は、1つ設けられていてもよく、又は3つ以上設けられていてもよい。袋調整部5の数については限定されるものではない。また、上記実施形態では、一対の袋調整部5が本体部6の短辺に設けられている場合について説明したが、袋調整部5の位置についても限定されるものではない。一対の袋調整部5は、長辺に設けられていてもよく、また、長辺と短辺とが交差する角部に設けられていてもよい。更に、一対の(複数の)袋調整部5は、長辺、又は短辺に並ぶようにして設けられていてもよい。
上記実施形態では特に言及するものではないが、袋ホルダー3は、例えば、既存の容器1に設置して使用することができる。具体的には、図1に示すように、容器本体2は、従前の袋ホルダーを回動可能に設置するための軸部201と、ペダルPが踏まれることで蓋8を押し上げる蓋押上手段202と、を備えていてもよい。そして、袋ホルダー3には、軸部201を回避するための回避口604、及び蓋押上手段202を躱すように形成された回避凹部605が形成されていてもよい。
上記実施形態では、挿通部51が第1挿通部511と第2挿通部512とを含む場合について説明したが、これに限定されるものではない。挿通部51は、第1挿通部511のみ含んでいてもよい。また、挿通部51の形状については特に限定されるものではなく、スリットや切目として形成されていてもよい。
1…容器、2…容器本体、21…開口部、22…底部、23…胴部、24…保持部、26…袋保持部、231…大径部、232…小径部、3…袋ホルダー、4…掛止部、5…袋調整部、51…挿通部、511…第1挿通部、512…第2挿通部、6…本体部、6a…第1領域、6b…第2領域、61…外周縁、62…内周縁、63…上端縁、64…下端縁、65…外枠部、66…内枠部、601…蓋嵌合部、602…容器嵌合部、651…スリット、651a…第1スリット、651b…第2スリット、651c…第3スリット、661…凹部、661a…第1凹部、661b…第2凹部、661c…第3凹部、604…回避口、605…回避凹部、7…袋止部、71…袋止本体、72…ガイド部、8…蓋、9…袋、91…折返部、92…収容部、93…開口端部、931…外開口端部、932…内開口端部

Claims (2)

  1. 袋の開口端部を外側に折り返し、該袋を開口した状態で保持するように構成された袋ホルダーと、
    上端部に開口部が形成されると共に、下端部に底部を備える容器本体であって、該容器本体の内側で前記袋ホルダーを保持するための保持部を有する容器本体と、
    前記容器本体に形成された開口部を開閉する蓋と、を備え、
    前記袋ホルダーは、
    環状に形成され、且つ、上端縁が前記開口端部の折り返し点となる折返部を掛止するための掛止部を構成する本体部と、
    前記掛止部よりも下方側に設けられ、折返部よりも袋の開口側に位置する外開口端部を外側から内側に挿通するための挿通部が形成され、前記容器本体から露出するように設けられた袋調整部であって、挿通された外開口端部を挿通状態で保持可能に構成された袋調整部と、を備え、
    前記本体部は、
    前記容器本体に嵌合する容器嵌合部と、
    前記蓋に嵌合する蓋嵌合部と、を含み、
    前記袋調整部は、前記蓋嵌合部に設けられ、該蓋嵌合部に嵌合された前記蓋に覆われるものであり、
    前記挿通部は、
    所定の大きさで形成された第1挿通部と、
    前記第1挿通部に連通し、該第1挿通部よりも小さく形成されていると共に、上下方向に対して交差する方向に延びるように形成されている第2挿通部と、を含み、
    前記袋調整部は、挿通された外開口端部を第2挿通部の開口端縁で係止可能に構成されている、容器。
  2. 前記袋ホルダーは、前記本体部の周方向に沿って設けられ、袋の外開口端部を前記本体部に対して係止するように構成された一対の袋止部を備え、
    前記袋調整部は、前記本体部の周方向に沿って少なくとも一対設けられ、
    前記本体部は、該本体部の周方向に沿って一対の前記袋調整部のうちの一方の袋調整部から他方の袋調整部までの間に位置する第1領域と、前記他方の袋調整部から前記一方の袋調整部までの間に位置する第2領域と、を有し、
    前記一対の袋止部は、前記本体部の開口を介して対向するように、一方の袋止部が前記第1領域に位置し、他方の袋止部が前記第2領域に位置する、請求項1に記載の容器。
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