JP6756990B2 - アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体及びその製造方法 - Google Patents

アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体及びその製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、窒素原子と結合する置換基として、アルコキシ基を含む置換基を1つ有する新規なイソシアヌル酸誘導体、及びその新規な製造方法に関する。
イソシアヌル酸誘導体及びその合成方法は従来から知られている。例えば、非特許文献1には、モノアルキルイソシアヌレートに関する合成方法が393ページ乃至396ページに記載されている。さらに非特許文献4には、非特許文献1の394ページに記載される内容の詳細に関して記載されているが、3618ページのCH基及びsec−C基を有するモノアルキルイソシアヌル酸誘導体の合成に関する記載は250℃と高温条件下で反応を行っていることに加え、いずれもアルキル基に限定されたものである。また、非特許文献2には、2,4,6−トリス(ベンジルオキシ)1,3,5−トリアジン、4,6−ビス(ベンジルオキシ)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオン及び6−(ベンジルオキシ)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンのうち、6−(ベンジルオキシ)−1,3,5−トリアジン−2,4(1H,3H)−ジオンがベンジル化試薬として最もすぐれた反応性を示す研究結果が紹介されている。非特許文献3には、テトラブチルアンモニウムイソシアヌレートを用いたN−メチル化が記載され、モノ、ジ、及びトリメチルイソシアヌレートがいずれも生成している。すなわち、本非特許文献3に記載された方法では、これら3種のN−メチル化イソシアヌレートの混合物が非選択的に生成することを避けられない。
イソシアヌル酸誘導体は様々な用途に使用される。例えば、特許文献1には、イソシアヌル酸誘導体を含む、リソグラフィー用反射防止膜形成組成物が記載されている。特許文献2には、イソシアヌル酸誘導体と他のモノマーとを重合させて得たポリマーを含む、接着剤組成物が記載されている。
Edwin M.Smolin;Lorence Rapoport."Isocyanuric acid and derivatives".The chemistry of heterocyclic compounds.s−Triazines and derivatives.,INTERSCIENCE PUBLISHERS,INC.,pp.389−422(1959) Journal of Organic Chemistry,80,pp.11200−11205(2015) Tetrahedron Letters,44,pp.4399−4402(2003) Journal of American Chemical Society,75,pp.3617−3618(1953)
国際公開WO02/086624号 国際公開WO2013/035787号
本発明は、例えばレジスト下層膜形成組成物の原料としての用途が期待される、新規なイソシアヌレート化合物及びその新規な製造方法を提供することを目的とする。
本発明の発明者は、前記課題を解決するため鋭意研究を重ねた結果、窒素原子と結合する置換基として、アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌレート化合物を合成し得ることを認め、本発明を完成するに至ったものである。すなわち、本発明は下記式(1)で表される、アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体である。






(式中、Rは炭素原子数1乃至10のアルキル基を表し、Rは炭素原子数1乃至5のアルキレン基を表し、nは0乃至5の整数を表す。)
本発明はまた、前記式(1)で表されるイソシアヌル酸誘導体の製造中間体である、下記式(1’)で表される、前記アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体である。






(式中、R、R及びnはそれぞれ前記式(1)と同義であり、Bnはベンゼン環の少なくとも1つの水素原子がメチル基で置換されていてもよいベンジル基を表す。)
前記式(1)及び式(1’)におけるRは、例えば炭素原子数1又は2のアルキル基を表す。
前記式(1)及び式(1’)におけるRは、例えば炭素原子数1又は2のアルキレン基を表す。
本発明はまた、下記式(2)で表される化合物を、芳香族炭化水素類及びエーテル類からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒中でアルカリ金属炭酸塩と反応させた後に、下記式(3)で表される化合物と反応させることにより下記式(1’)で表される化合物(但し、式(3)及び式(1’) 中、nは0を表す。)を含む溶液を得る第一工程、及び
前記式(1’)で表される化合物を含む溶液とアルコール化合物とを、トリフルオロメタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルの存在下で反応させて得られた反応生成物に、有機塩基を加え当該反応生成物を濃縮し、その後、これをエステル類からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒を用いて洗浄することにより下記式(1)で表される化合物(但し、式中nは0を表す。)を得る第二工程を含み、
全ての工程が100℃を超えない温度で行われる、アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法である。
さらにまた、本発明は下記式(2)で表される化合物を、芳香族炭化水素類及びエーテル類からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒中でアルカリ金属炭酸塩と反応させた後に、下記式(3)で表される化合物と反応させることにより下記式(1’)で表される化合物(但し、式(3)及び式(1’)中、nは1乃至5の整数を表す。)を含む溶液を得る第一工程、及び
前記式(1’)で表される化合物を含む溶液とアルコール化合物とを、トリフルオロメタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルの存在下で反応させて得られた反応生成物に、有機塩基を加え当該反応生成物を濃縮し、そして非プロトン性極性溶媒に溶解し、その後、これをエステル類からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒を用いて再結晶させることにより下記式(1)で表される化合物(但し、式中nは1乃至5の整数を表す。)を得る第二工程を含み、
全ての工程が100℃を超えない温度で行われる、アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法である。







(式中、Rは炭素原子数1乃至10のアルキル基を表し、Rは炭素原子数1乃至5のアルキレン基を表し、nは0、又は1乃至5の整数を表し、Bnはベンゼン環の少なくとも1つの水素原子がメチル基で置換されていてもよいベンジル基を表し、Xはクロロ基、ブロモ基又はヨード基を表す。)
前記式(3)で表される化合物の例としては、nが0を表す場合、例えば、クロロメチルメチルエーテル、ブロモメチルメチルエーテル又はクロロメチルエチルエーテルであり、またnが1乃至5の整数を表す場合、例えば、2−メトキシエトキシメチルクロリドである。
前記第一工程で用いるアルカリ金属炭酸塩は、例えば炭酸カリウム又は炭酸セシウムである。
前記第一工程で用いる芳香族炭化水素類及びエーテル類は、それぞれ、例えばトルエン及びシクロペンチルメチルエーテルである。
前記第二工程で用いる少なくとも1種の溶媒は、例えば酢酸エチルである。
前記100℃を超えない温度は、0℃乃至100℃、例えば0℃乃至50℃である。
本発明に係るアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体は、レジスト下層膜形成組成物等のポリマー又はオリゴマー成分の原料としての用途が期待される。また、本発明に係るアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体は、多官能エポキシ化合物等との反応生成物にすることによって、当該反応生成物を含むレジスト下層膜形成組成物等から形成される膜のエッチングレート向上、及び溶解性の向上が見込まれる。さらに、本発明に係るアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法は、第一工程で得られる中間体を単離する必要はなく第二工程における反応を進行させることができ、全行程を通して100℃を超える温度で行われる工程が存在しないため、工業的に有用である。
図1は、実施例1の反応条件下得られた反応溶液を、高速液体クロマトグラフィーで測定した結果を示すクロマトグラムである。 図2は、実施例4の反応条件下得られた反応溶液を、高速液体クロマトグラフィーで測定した結果を示すクロマトグラムである。
本発明に係るアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体は、前記式(1)で表される。当該式(1)において、Rで表される炭素原子数1乃至10のアルキル基は、直鎖状、分岐鎖状、環状いずれでもよい。当該アルキル基として、例えば、メチル基、エチル基、n−プロピル基、イソプロピル基、n−ブチル基、イソブチル基、n−ペンチル基、n−ヘキシル基、n−ヘプチル基、n−オクチル基、n−ペンチル基、n−ノニル基、n−デシル基、シクロヘキシルメチル基、及びシクロペンチルメチル基が挙げられる。また当該式(1)において、Rで表される炭素原子数1乃至5のアルキレン基として、例えば、メチレン基、エチレン基、プロピレン基、トリメチレン基、ブチレン基、及びペンチレン基が挙げられる。
本発明のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体として、例えば、下記式(1−1)乃至式(1−20)で表される化合物が挙げられる。





上記本発明の製造方法のいずれにおいても、第一工程では、前記式(2)で表される化合物を、溶媒中でアルカリ金属炭酸塩と反応させた後に、前記式(3)で表される化合物を反応させる。前記式(3)で表される化合物の使用量は、前記式(2)で表される化合物1モル当量に対して、1モル当量乃至1.5モル当量が好ましく、1.25モル当量がより好ましい。アルカリ金属炭酸塩の使用量は、前記式(2)で表される化合物1モル当量に対して、1モル当量乃至1.5モル当量が好ましく、1.25モル当量がより好ましい。前記溶媒として、芳香族炭化水素類又はエーテル類が好ましい。前記芳香族炭化水素類として、前記トルエンの他、ベンゼン、キシレン、メシチレン、クロロベンゼン、ジクロロベンゼン、ニトロベンゼン、及びテトラリンが好ましい例として挙げられる。前記溶媒としてエーテル類を選択する場合、前記シクロペンチルメチルエーテルの他、ジエチルエーテル、ジイソプロピルピルエーテル、メチルtert−ブチルエーテル、テトラヒドロフラン、及びジオキサンが好ましい例として挙げられる。上記第一工程により、前記式(1’)で表される化合物すなわち中間体を再現良く得るためには、あらかじめ前記式(2)で表される化合物とアルカリ金属炭酸塩を、溶媒中で、反応温度が40℃乃至100℃、好ましくは40℃乃至60℃で、反応時間が30分乃至2時間、好ましくは30分乃至1時間反応させることが好ましい。この反応によって、前記式(2)で表される化合物の−NH−基から水素原子が引き抜かれ、アニオンが形成されると考えられる。このアニオンが前記式(3)で表される化合物と反応する。前記式(2)で表される化合物とアルカリ金属炭酸塩を、溶媒中で、反応温度40℃未満、且つ反応時間30分未満で反応させた場合、前記式(2)で表される化合物がアルカリ金属炭酸塩と完全に反応しない。そのため、未反応の前記式(3)で表される化合物が残存し、当該式(3)で表される化合物はアルカリ金属炭酸塩により優先的に分解するため前記式(1’)で表される化合物の収率が低下する。前記式(2)で表される化合物とアルカリ金属炭酸塩を、溶媒中で反応させた後に、前記式(3)で表される化合物を加える際の反応温度は、特に限定されないが、通常0℃乃至25℃であり、好ましくは0℃乃至5℃である。反応時間は、通常30分乃至2時間であり、好ましくは30分乃至1時間である。上記反応によって得られた反応生成物に対し分液操作を行うことにより、前記式(1’)で表される化合物を含む反応溶液が得られる。
上記本発明の製造方法のいずれにおいても、本発明の製造方法の第二工程では、前記式(1’)で表される化合物を含む反応溶液とアルコール化合物とを、トリフルオロメタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルの存在下で反応させる。前記アルコール化合物として、メタノールの他、例えばエタノール、イソプロパノール、n−プロパノール、sec−ブチルアルコール、tert−ブチルアルコール、n−ブタノール、シクロヘキサノール、及びフェノールが挙げられる。前記アルコール化合物の使用量は、前記式(2)で表される化合物1モル当量に対して、2モル当量乃至3モル当量が好ましく、2.4モル当量がより好ましい。前記トリフルオロメタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルの使用量は、前記式(2)で表される化合物1モル当量に対して、0.1モル当量乃至0.5モル当量が好ましく、0.2モル当量乃至0.3モル当量がより好ましい。前記トリフルオロメタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルを0.6モル当量以上で使用して反応させた場合、目的とする前記式(1)で表される化合物とは異なる不純物が副生する。そのため、前記式(1)で表される化合物の純度及び収率が低下する。上記反応の際の温度は特に限定されないが、通常0℃乃至40℃であり、好ましくは20℃乃至30℃である。反応時間は、通常1時間乃至5時間であり、好ましくは1時間乃至2時間である。
続いて上記第二工程での反応によって得られた反応生成物に有機塩基を加え当該反応生成物を濃縮し、その後、これをエステル類を溶媒として用い洗浄することにより、前記式(1)で表される化合物(但し、式中nは0を表す。)が得られる。前記有機塩基として、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセンが好ましい例として挙げられる。前記有機塩基の使用量は、前記式(2)で表される化合物1モル当量に対して、1.0モル当量乃至2.0モル当量が好ましく、1.2モル当量がより好ましい。前記エステル類として、前記酢酸エチルの他、酢酸メチル、酢酸ブチル及びプロピオン酸メチルが好ましい例として挙げられる。前記エステル類の使用量は、前記式(2)で表される化合物に対して、2.0質量倍乃至5.0質量倍が好ましく、3.0質量倍がより好ましい。前記洗浄時の温度は特に限定されないが、通常0℃乃至40℃であり、好ましくは20℃乃至30℃である。洗浄時間は、通常10分間乃至1時間であり、好ましくは10分乃至30分間である。
また、上記第二工程での反応によって得られた反応生成物に有機塩基を加え当該反応生成物を濃縮し、非プロトン性極性溶媒に溶解し、その後、これをエステル類を溶媒として用いて再結晶させることにより、前記式(1)で表される化合物(但し、式中nは1乃至5の整数を表す。)が得られる。前記有機塩基として、ピリジン、4−ジメチルアミノピリジン、トリエチルアミン、トリブチルアミン、N,N−ジメチルアニリン、及び1,8−ジアザビシクロ[5.4.0]−7−ウンデセンが好ましい例として挙げられる。前記有機塩基の使用量は、前記式(2)で表される化合物1モル当量に対して、1.0モル当量乃至2.0モル当量が好ましく、1.2モル当量がより好ましい。前記非プロトン性極性溶媒として、例えば、ジメチルスルホキシド、N−メチルピロリドン、ジメチルアセトアミド、及びジメチルホルムアミドが挙げられる。前記エステル類として、前記酢酸エチルの他、酢酸メチル、酢酸ブチル及びプロピオン酸メチルが好ましい例として挙げられる。前記非プロトン性極性溶媒の使用量は、前記式(2)で表される化合物に対して、0.5質量倍乃至1.0質量倍が好ましく、0.8質量倍がより好ましい。前記溶解時の温度は特に限定されないが、通常90℃乃至120℃であり、好ましくは100℃乃至110℃である。溶解時間は、通常10分間乃至1時間であり、好ましくは10分乃至30分間である。前記エステル類の使用量は、前記式(2)で表される化合物に対して、6.0質量倍乃至10.0質量倍が好ましく、8.0質量倍がより好ましい。前記再結晶時の温度は特に限定されないが、通常0℃乃至40℃であり、好ましくは0℃乃至5℃である。再結晶時間は、通常30分間乃至2時間であり、好ましくは1時間乃至2時間である。
以下、具体例を挙げて、本発明に係るアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法を説明する。しかし、本発明は以下に挙げる具体例に限定されない。
[HPLC分析条件]
後述する例に示す選択率は、HPLCによる測定結果であり、測定条件等は次のとおりである。
装置:(株)島津製作所製、LC−2010A
カラム:XBridge〔登録商標〕BEH C18 Column,130Å,5μm,4.6mm×250mm(日本ウォーターズ(株))
溶離液:アセトニトリル/0.2%酢酸アンモニウム水溶液=3/7(v/v)(0分〜5分),3/7(v/v)から8/2(v/v)へ組成比を変更(5分〜10分),8/2(v/v)(10分〜15分)
流量 :1.0mL/分
検出器 :UV(210nm)
カラム温度 :40℃
分析時間 :25分
注入量 :1.0μL
希釈溶媒 :アセトニトリル/水=1/1(w/w)
[選択率算出方法]
後述する実施例及び比較例に示す選択率は、HPLC分析条件より得られた式(1’−1)又は式(1’−2)で表される中間体の面積値、及び図1に示すリテンションタイム13.88分又は図2に示すリテンションタイム13.82分の副生成物の割合を百分率で算出したものである。
[収率算出方法]
後述する合成例及び実施例に示す収率は、得られた化合物の質量と理論収量を用いて百分率で算出したものである。なお、前記理論収量は、合成に使用した原料化合物のモル数と得られる化合物の分子量を乗じることにより算出したものである。
[原料化合物の合成]
<合成例1>






シアヌル酸クロリド(東京化成工業(株)製)100.00g、ベンジルアルコール(関東化学(株)製)234.56g、及びクロロホルム600.00gを混合し、撹拌しながら0℃まで冷却した。そこへ、ジイソプロピルエチルアミン280.33gおよびクロロホルム300.00gを混合した溶液を滴下した。滴下終了後、25℃まで昇温し15時間撹拌を行い、反応溶液へ飽和NHCl水溶液200.00g加え、分液し、有機層を取り出した。引き続き、その有機層に飽和食塩水200.00gを加え、この分液操作を2回繰り返した。得られた有機層を減圧下で溶媒留去した後、残渣を40℃にて減圧乾燥した。そこへエタノール200.00gを加え0℃で30分撹拌を行った。撹拌後、ろ過し、ろ物をエタノール100.00gで2回洗浄した。得られた結晶を40℃にて減圧乾燥することで、上記式(4)で表されるトリアジン化合物を淡黄色固体として127.24g得た(収率71.2%)。






得られた前記式(4)で表されるトリアジン化合物127.24g、酢酸(関東化学(株)製)46.62g及びメタノール636.20gを混合し、5℃まで冷却した。そこへ、N−メチルモルホリン(東京化成工業(株)製)157.07gを撹拌しながら加えた。引き続き、25℃まで昇温し30分間撹拌を行い、反応溶液へクロロホルム1272.40g、1M HCl 1272.40gを加え分液した。さらに有機層へ飽和食塩水1272.40gを加え分液し、有機層を取り出した。その有機層を40℃にて減圧乾燥し、トルエン254.48gを加え25℃で10分撹拌を行った。撹拌後、ろ過し、ろ物をトルエン127.24gで2回洗浄した。得られた結晶を40℃にて減圧乾燥することで、上記式(2)で表されるトリアジン−オン化合物を白色固体として109.21g得た(収率90.9%)。
<実施例1>






合成例1で得られた前記式(2)で表されるトリアジン−オン化合物100.00g、炭酸セシウム(東京化成工業(株)製)131.67g及びトルエン1000.00gを混合し、40℃で30分撹拌した。撹拌後、25℃まで冷却し、そこへ、クロロメチルメチルエーテル(東京化成工業(株)製)32.54gを滴下した。滴下終了後、0℃で30分撹拌を行い、化合物を含む反応溶液を得た。得られた化合物をHPLCにて分析を行ったところ、上記式(1’−1)で表される中間体の選択率は91.2%であった。当該測定により得られたクロマトグラムを図1に示す。
<実施例2>
合成例1で得られた前記式(2)で表されるトリアジン−オン化合物1.00g及び溶媒としてトルエンに替えてシクロペンチルメチルエーテル10.00gを用いたこと以外は、実施例1と同様に行い、化合物を含む反応溶液を得た。得られた化合物をHPLCにて分析を行ったところ、上記式(1’−1)で表される中間体の選択率は85.8%であった。
<比較例1>
合成例1で得られた前記式(2)で表されるトリアジン−オン化合物1.00g及び溶媒としてトルエンに替えてジメチルスルホキシド10.00gを用いたこと以外は実施例1と同様に行い、化合物を含む反応溶液を得た。得られた化合物をHPLCにて分析を行ったところ上記式(1’−1)で表される中間体の選択率は32.0%であった。
<比較例2>
合成例1で得られた前記式(2)で表されるトリアジン−オン化合物1.00g及び溶媒としてトルエンに替えてクロロホルム10.00gを用いたこと以外は実施例1と同様に行い、化合物を含む反応溶液を得た。得られた化合物をHPLCにて分析を行ったところ上記式(1’−1)で表される中間体の選択率は82.0%であった。
<比較例3>
合成例1で得られた前記式(2)で表されるトリアジン−オン化合物1.00g及び溶媒としてトルエンに替えて酢酸エチル10.00gを用いたこと以外は実施例1と同様に行い、化合物を含む反応溶液を得た。得られた化合物をHPLCにて分析を行ったところ上記式(1’−1)で表される中間体の選択率は83.1%であった。
<比較例4>
合成例1で得られた前記式(2)で表されるトリアジン−オン化合物1.00g及び溶媒としてトルエンに替えてアセトン10.00gを用いたこと以外は実施例1と同様に行い、化合物を含む反応溶液を得た。得られた化合物をHPLCにて分析を行ったところ上記式(1’−1)で表される中間体の選択率は63.5%であった。
上記実施例1及び実施例2、並びに比較例1乃至比較例4の結果を、下記表1にまとめた。下記表1において、“Tol”はトルエン、“CPME”はシクロペンチルメチルエーテル、“DMSO”はジメチルスルホキシド、“EtOAc”は酢酸エチルの略称である。





<実施例3>






実施例1で得られた上記式(1’−1)で表される中間体を含む反応溶液をろ過することにより、炭酸セシウムの残渣を除去し、トルエン100.00gで2回洗浄を行った。その後、ろ液に水1000.00gを加え、2回分液し、有機層を取り出した。上記式(1’−1)で表される中間体を単離することなく得られた前記有機層へメタノール24.86gを混合し、撹拌しながら25℃で、トリフルオロメタンスルホン酸(東京化成工業(株)製)14.56gを滴下した。滴下終了後、25℃で2時間撹拌を行い、反応溶液へトリエチルアミン39.26g加えた。減圧下で反応溶液から溶媒を留去した後、残渣を40℃にて減圧乾燥した。引き続き、酢酸エチルを300.00g加え、25℃で10分撹拌を行った。撹拌後、ろ過し、さらにろ物を酢酸エチル100.00gで2回洗浄した。得られた結晶を40℃にて減圧乾燥することで、上記式(1−1)で表されるモノメトキシメチルイソシアヌル酸を白色固体として26.33g得た(収率47.0%)。また、この化合物のHNMR(500MHz,DMSO−d)を測定したところ、δ 11.50(s,2H),5.00(s,2H),3.27(s,3H)であった。
<実施例4>






合成例1で得られた前記式(2)で表されるトリアジン−オン化合物100.00g、炭酸セシウム(東京化成工業(株)製)131.67g及びトルエン1000.00gを混合し、40℃で30分撹拌した。撹拌後、25℃まで冷却し、そこへ、2−メトキシエトキシメチルクロリド(東京化成工業(株)製)50.34gを滴下した。滴下終了後、0℃で30分撹拌を行い、化合物を含む反応溶液を得た。得られた化合物をHPLCにて分析を行ったところ上記式(1’−2)で表される中間体の選択率は90.3%であった。当該測定により得られたクロマトグラムを図2に示す。
<実施例5>






実施例4で得られた上記式(1’−2)で表される中間体を含む反応溶液をろ過することにより、炭酸セシウムの残渣を除去し、トルエン100.00gで2回洗浄を行った。その後、ろ液に水1000.00gを加え、2回分液し、有機層を取り出した。上記式(1’−2)で表される中間体を単離することなく得られた前記有機層へメタノール24.86gを混合し、撹拌しながら25℃で、トリフルオロメタンスルホン酸(東京化成工業(株)製)9.70gを滴下した。滴下終了後、25℃で2時間撹拌を行い、反応溶液へトリエチルアミン39.26g加えた。減圧下で反応溶液から溶媒を留去した後、残渣を40℃にて減圧乾燥した。引き続き、ジメチルスルホキシドを80.00g加え、100℃で完全に溶解させた後、25℃まで冷却し、酢酸エチル800.00gを加え、0℃で1時間撹拌を行った。撹拌後、ろ過し、さらにろ物を酢酸エチル100.00gで2回洗浄した。得られた結晶を40℃にて減圧乾燥することで、上記式(1−13)で表されるモノメトキシエトキシメチルイソシアヌル酸を白色固体として26.44gで得た(収率37.7%)。また、この化合物のHNMR(500MHz,DMSO−d)を測定したところ、δ 11.51(s,2H),5.10(s,2H),3.63(t,2H),3.40(t,2H),3.22(s,3H)であった。
本発明に係る1つのアルコキシ基を有するイソシアヌル酸誘導体は、例えば、リソグラフィー用反射防止膜形成組成物、レジスト下層膜形成組成物、レジスト上層膜形成組成物、光硬化性樹脂組成物、熱硬化性樹脂組成物、平坦化膜形成組成物、接着剤組成物、その他の組成物に適用することができる。

Claims (18)

  1. 下記式(1)で表される、アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体。
    (式中、Rは炭素原子数1乃至10のアルキル基を表し、Rは炭素原子数1乃至5のアルキレン基を表し、nは乃至5の整数を表す。)
  2. 請求項1に記載の式(1)で表されるアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造中間体である、下記式(1’)で表される、前記アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体。
    (式中、R、R及びnはそれぞれ前記式(1)と同義であり、Bnはベンゼン環の少なくとも1つの水素原子がメチル基で置換されていてもよいベンジル基を表す。)
  3. 前記Rは炭素原子数1又は2のアルキル基を表す、請求項1に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体。
  4. 前記Rは炭素原子数1又は2のアルキレン基を表す、請求項1に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体。
  5. 前記Rは炭素原子数1又は2のアルキル基を表す、請求項2に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体。
  6. 前記Rは炭素原子数1又は2のアルキレン基を表す、請求項2に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体。
  7. 下記式(2)で表される化合物を、芳香族炭化水素類及びエーテル類からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒中でアルカリ金属炭酸塩と反応させた後に、下記式(3)で表される化合物と反応させることにより下記式(1’)で表される化合物を含む溶液を得る第一工程、及び
    前記式(1’)で表される化合物を含む溶液とアルコール化合物とを、トリフルオロメタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルの存在下で反応させて得られた反応生成物に、有機塩基を加え当該反応生成物を濃縮し、その後、これをエステル類からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒を用いて洗浄することにより下記式(1)で表される化合物を得る第二工程を含み、
    全ての工程が100℃を超えない温度で行われる、アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
    (式中、Rは炭素原子数1乃至10のアルキル基を表し、Rは炭素原子数1乃至5のアルキレン基を表し、nは0を表し、Bnはベンゼン環の少なくとも1つの水素原子がメチル基で置換されていてもよいベンジル基を表し、Xはクロロ基、ブロモ基又はヨード基を表す。)
  8. 下記式(2)で表される化合物を、芳香族炭化水素類及びエーテル類からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒中でアルカリ金属炭酸塩と反応させた後に、下記式(3)で表される化合物と反応させることにより下記式(1’)で表される化合物を含む溶液を得る第一工程、及び
    前記式(1’)で表される化合物を含む溶液とアルコール化合物とを、トリフルオロメタンスルホン酸又はトリフルオロメタンスルホン酸トリメチルシリルの存在下で反応させて得られた反応生成物に、有機塩基を加え当該反応生成物を濃縮し、そして非プロトン性極
    性溶媒に溶解し、その後、これをエステル類からなる群から選択される少なくとも1種の溶媒を用いて再結晶させることにより下記式(1)で表される化合物を得る第二工程を含み、
    全ての工程が100℃を超えない温度で行われる、アルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
    (式中、Rは炭素原子数1乃至10のアルキル基を表し、Rは炭素原子数1乃至5のアルキレン基を表し、nは1乃至5の整数を表し、Bnはベンゼン環の少なくとも1つの水素原子がメチル基で置換されていてもよいベンジル基を表し、Xはクロロ基、ブロモ基又はヨード基を表す。)
  9. 前記式(3)で表される化合物はクロロメチルメチルエーテル、ブロモメチルメチルエーテル又はクロロメチルエチルエーテルである、請求項7に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  10. 前記第一工程で用いるアルカリ金属炭酸塩は炭酸カリウム又は炭酸セシウムである、請求項7又は請求項9に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  11. 前記第一工程で用いる芳香族炭化水素類及びエーテル類はそれぞれトルエン及びシクロペンチルメチルエーテルである、請求項7、請求項9又は請求項10に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  12. 前記第二工程で用いる少なくとも1種の溶媒は酢酸エチルである、請求項7、請求項9乃至請求項11のいずれか一項に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  13. 前記100℃を超えない温度は0℃乃至50℃である、請求項7、請求項9乃至請求項12のいずれか一項に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  14. 前記式(3)で表される化合物は2−メトキシエトキシメチルクロリドである、請求項8に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  15. 前記第一工程で用いるアルカリ金属炭酸塩は炭酸カリウム又は炭酸セシウムである、請求項8又は請求項14に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  16. 前記第一工程で用いる芳香族炭化水素類及びエーテル類はそれぞれトルエン及びシクロペンチルメチルエーテルである、請求項8、請求項14又は請求項15に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  17. 前記第二工程で用いる少なくとも1種の溶媒は酢酸エチルである、請求項8、請求項14乃至請求項16のいずれか一項に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
  18. 前記100℃を超えない温度は0℃乃至50℃である、請求項8、請求項14乃至請求項17のいずれか一項に記載のアルコキシ基を含む置換基を1つ有するイソシアヌル酸誘導体の製造方法。
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