JP6756752B2 - モータ装置、モータ駆動制御装置、及びモータの駆動方法 - Google Patents

モータ装置、モータ駆動制御装置、及びモータの駆動方法 Download PDF

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Description

この発明は、モータ装置、モータ駆動制御装置、及びモータの駆動方法に関し、特に、モータ装置、モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置、及びモータの駆動方法に関する。
単相モータでは、いわゆるデッドポイントに陥るという問題を避けて駆動を開始させる必要がある。このような問題に関して、単相モータにおいて、マグネットとステータのティースとの間のエアギャップに偏りを設け、デッドポイントが発生しないようにして安定駆動できるようにすることが一般的に行われている(例えば、特許文献1参照)。
特開2006−333585号公報
ところで、上記の特許文献1に記載されているような構造では、マグネットとティースとのエアギャップに偏りが設けられているので、コギングトルクが大きくなり、モータの回転に伴う振動が発生しやすいという問題がある。
この発明はそのような問題点を解決するためになされたものであり、確実に回転を開始させることができ、かつ、振動が発生しにくいモータ装置、モータ駆動制御装置、及びモータの駆動方法を提供することを目的としている。
上記目的を達成するためこの発明のある局面に従うと、モータ装置は、モータと、モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置と、モータのロータの位置に応じて位置検出信号を出力する位置検出器とを備えるモータ装置であって、モータは、1以上の整数nに6を乗じた数の磁極と、複数のティースのそれぞれに巻回された複数のコイルとを備え、ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせの数は、整数nに4を乗じた数であり、複数のコイルのそれぞれは、互いに直列に接続された第1系統のコイルと、互いに直列に接続された第2系統のコイルとのいずれかに含まれ、ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせは、第1系統のコイルと第2系統のコイルとが交互に並ぶように周方向に並んでおり、モータ駆動制御装置は、第1の駆動回路と第2の駆動回路とを有し、第1の駆動回路と第2の駆動回路とのそれぞれは、インバータ回路と、位置検出信号に基づいてインバータ回路の動作を制御する制御回路部とを有し、第1の駆動回路のインバータ回路は、第1の駆動回路の制御回路部の制御に基づいて第1系統のコイルに通電し、第2の駆動回路のインバータ回路は、第2の駆動回路の制御回路部の制御に基づいて、第1系統のコイルの通電タイミングとは異なる通電タイミングで第2系統のコイルに通電する。
好ましくは、モータは、複数のティースと同数の、コイルが巻回されない補助突極をさらに備え、それぞれの補助突極は、互いに隣り合う2つのティースの間に配置されている。
好ましくは、ティースの先端部の周方向の幅は、360度を磁極の数で除した角度と同じかそれより小さい。
好ましくは、磁極の数は6であり、ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組合せの数は4であり、ティースの先端部の周方向の幅は、50度以上60度以下の範囲である。
好ましくは、位置検出器は、第1系統のコイルに対応する位置に配置されており第1の駆動回路の制御回路部に位置検出信号を出力する第1の位置検出器と、第2系統のコイルに対応する位置に配置されており第2の駆動回路の制御回路部に位置検出信号を出力する第2の位置検出器とを含む。
好ましくは、第2の位置検出器は、第1の位置検出器に対して、モータの回転軸周りに、360度を磁極の数と系統数との積で除した角度に対応する角度だけ回転した位置にある。
好ましくは、第1の位置検出器は、位置検出信号として第1のホール信号を出力する第1のホール素子であり、第2の位置検出器は、位置検出信号として第2のホール信号を出力する第2のホール素子であり、第1の駆動回路の制御回路部は、入力された第1のホール信号に応じたタイミングで第1系統のコイルに流れる電流の向きを切り替え、第2の駆動回路の制御回路部は、入力された第2のホール信号に応じたタイミングで第2系統のコイルに流れる電流の向きを切り替える。
この発明の他の局面に従うと、モータ駆動制御装置は、モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置であって、モータは、1以上の整数nに6を乗じた数の磁極と、複数のティースのそれぞれに巻回された複数のコイルとを備え、ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせの数は、整数nに4を乗じた数であり、複数のコイルのそれぞれは、互いに直列に接続された第1系統のコイルと、互いに直列に接続された第2系統のコイルとのいずれかに含まれ、ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせは、第1系統のコイルと第2系統のコイルとが交互に並ぶように周方向に並んでおり、モータ駆動制御装置は、第1の駆動回路と第2の駆動回路とを有し、第1の駆動回路と第2の駆動回路とのそれぞれは、インバータ回路と、モータのロータの位置に応じた位置検出信号に基づいてインバータ回路の動作を制御する制御回路部とを有し、第1の駆動回路のインバータ回路は、第1の駆動回路の制御回路部の制御に基づいて第1系統のコイルに通電し、第2の駆動回路のインバータ回路は、第2の駆動回路の制御回路部の制御に基づいて、第1系統のコイルの通電タイミングとは異なる通電タイミングで第2系統のコイルに通電する。
この発明のさらに他の局面に従うと、モータの駆動方法は、モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置と、モータのロータの位置に応じて位置検出信号を出力する位置検出器とを用いてモータを駆動するモータの駆動方法であって、モータは、1以上の整数nに6を乗じた数の磁極と、複数のティースのそれぞれに巻回された複数のコイルとを備え、ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせの数は、整数nに4を乗じた数であり、複数のコイルのそれぞれは、互いに直列に接続された第1系統のコイルと、互いに直列に接続された第2系統のコイルとのいずれかに含まれ、ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせは、第1系統のコイルと第2系統のコイルとが交互に並ぶように周方向に並んでおり、モータ駆動制御装置は、第1の駆動回路と第2の駆動回路とを有し、第1の駆動回路と第2の駆動回路とのそれぞれは、インバータ回路を有し、モータの駆動方法は、位置検出信号に基づいて、第1の駆動回路のインバータ回路によって第1系統のコイルに通電させる第1のステップと、位置検出信号に基づいて、第2の駆動回路のインバータ回路によって、第1系統のコイルの通電タイミングとは異なる通電タイミングで第2系統のコイルに通電させる第2のステップとを有する。
これらの発明に従うと、確実に回転を開始させることができ、かつ、振動が発生しにくいモータ装置、モータ駆動制御装置、及びモータの駆動方法を提供することができる。
本発明の実施の形態の1つにおけるモータ装置の構成を模式的に示す図である。 モータのステータの構成を説明する図である。 モータのステータと磁極とを示す概略図である。
以下、本発明の実施の形態におけるモータ装置について説明する。
なお、以下の説明において、ティースに対するコイルの巻回方向とは、ティースの先端部分からモータの回転軸に向かう方向から見て、コイルがティースに巻回されている方向をいう。すなわち、コイルは、ティースに対して時計回り方向(CW方向)か、反時計回り方向(CCW方向)か、いずれかの巻回方向でティースに巻回されている。
[実施の形態]
図1は、本発明の実施の形態の1つにおけるモータ装置1の構成を模式的に示す図である。
図1に示されるように、モータ装置1は、モータ50と、モータ50の駆動を制御するモータ駆動制御装置1aと、位置検出器41,42(第1の位置検出器41及び第2の位置検出器42)とを備えている。モータ装置1には、外部から電源電圧Vdcが供給される。また、モータ装置1から外部に、モータ50の回転に応じたFG信号が出力される。モータ装置1には、外部から速度指令が入力される。モータ装置1は、入力された速度指令に応じて、モータ50を駆動させる。
モータ50は、複数の磁極51(51a,51b,51c,51d,51e,51f)と、複数のティース70(各ティースを総称した符号)のそれぞれに巻回された複数のコイル80(各コイルを総称した符号)とを備えている。本実施の形態において、モータ50は、コイル80が巻回されない複数の補助突極75(各補助突極を総称した符号)を備えている。ステータ60は、複数のティース70と、複数のコイル80と、複数の補助突極75とで構成されている。
本実施の形態においては、6つの磁極51a,51b,51c,51d,51e,51fが設けられている。また、4組のティース70とそのティース70に巻回されたコイル80との組み合わせが設けられている。また、4つのティース70と同数の、4つの補助突極75が設けられている。6つの磁極51a,51b,51c,51d,51e,51fは、N極(磁極51a,51c,51e)とS極(磁極51b,51d,51f)とが周方向に交互に並ぶようにして配置されている。
なお、図1において、矢印は、コイル80の巻回方向を示すものである。
後述するように、複数のコイル80のそれぞれは、互いに直列に接続された第1系統のコイル80a(図2に示す)と、互いに直列に接続された第2系統のコイル80b(図2に示す)とのいずれかに含まれている。
本実施の形態において、モータ駆動制御装置1aは、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとを有している。第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのそれぞれは、インバータ回路15,15bと、制御回路部12,12bとを有している。また、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのそれぞれは、ヒューズ19,19bを有している。
以下、第1の駆動回路10の制御回路部12を第1の制御回路部12と呼び、第2の駆動回路10bの制御回路部12bを第2の制御回路部12bと呼ぶことがある。また、第1の駆動回路10のインバータ回路15を第1のインバータ回路15と呼び、第2の駆動回路10bのインバータ回路15bを第2のインバータ回路15bと呼ぶことがある。
第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのそれぞれに、モータ装置1に入力された電源電圧Vdc及び速度指令が入力される。本実施の形態において、FG信号は、第1の駆動回路10から出力され、モータ装置1の外部に出力される。
第1の駆動回路10には、第1の位置検出器41が接続されている。第2の駆動回路10bには、第2の位置検出器42が接続されている。
位置検出器41,42は、モータ50のロータの位置に応じて位置検出信号を出力する。後述するように、第1の位置検出器41は、第1の駆動回路10の制御回路部12に位置検出信号を出力する。第2の位置検出器42は、第2の駆動回路10bの制御回路部12bに位置検出信号を出力する。
本実施の形態において、第1,第2の位置検出器41,42は、互いに同じホール素子(第1,第2のホール素子)である。第1,第2のホール素子は、位置検出信号として、正負の極性を有する信号である、ホール信号(第1,第2のホール信号)を出力する。なお、第1,第2の位置検出器は互いに同じ素子に限られず、また、ホール素子に限られるものではない。
本実施の形態において、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとは、第1の駆動回路10からFG信号の出力が行われるほかは、互いに同じ回路構成を有している。そのため、以下に第1の駆動回路10についての構成を説明し、第2の駆動回路10bの説明も兼ねる。
第1の駆動回路10において、電源電圧Vdcは、ヒューズ19を経由して、第1の制御回路部12と、第1のインバータ回路15に入力される。
第1の制御回路部12は、例えばモータ駆動用の汎用のICである。第1の制御回路部12には、速度指令と、第1の位置検出器41から出力された位置検出信号とが入力される。第1の制御回路部12は、位置検出信号に基づいて、第1のインバータ回路15を動作させる出力信号を出力し、第1のインバータ回路15の動作を制御する。例えば、第1の制御回路部12は、位置検出信号に基づいてモータ50の回転速度を検出し、モータ50の回転速度が入力された速度指令に対応する回転速度になるように、第1のインバータ回路15に含まれるスイッチング素子のオン、オフ動作を制御する。
第1のインバータ回路15は、第1の制御回路部12から出力された出力信号に基づいてモータ50が備えるコイル80に通電する。第1のインバータ回路15は、例えば、電源電圧Vdcの両端に設けられた2つのスイッチ素子の直列回路の対を2つ有している。2つのスイッチ素子の各対において、スイッチ素子同士の接続点が、複数のコイル80が含まれるコイル80の通電系統(第1系統のコイル80a又は第2系統のコイル80b)に通電するための出力端子16,17となっている。第1の制御回路部12からインバータ回路15の各スイッチ素子に対応する出力信号が出力されることで、それぞれの出力信号に対応するスイッチ素子がオン、オフ動作を行い、出力端子16,17に接続されたコイル80の通電系統の通電が行われる。
以下、第1のインバータ回路15において、一方のスイッチ素子の対の接続点を第1の出力端子16と呼び、他方のスイッチ素子の対の接続点を第2の出力端子17と呼ぶことがある。第2のインバータ回路15bにおいては、一方のスイッチ素子の対の接続点を第1の出力端子16bと呼び、他方のスイッチ素子の対の接続点を第2の出力端子17bと呼ぶことがある。
なお、第1の駆動回路10においては、第1の制御回路部12がモータ50の回転に応じてFG信号を出力する。この点、第2の駆動回路10bにおいて、第2の制御回路部12bはFG信号の出力を行わない。なお、FG信号は、第2の制御回路部12bから出力され、第1の制御回路部12からは出力されないようにしてもよい。
図2は、モータ50のステータ60の構成を説明する図である。図3は、モータ50のステータ60と磁極51とを示す概略図である。
図2及び図3において、矢印は、コイル80の巻回方向を示すものである。なお、図2及び図3において、各コイル80は模式的に示されている。
複数のコイル80(81,82,83,84)のそれぞれは、互いに直列に接続された第1系統のコイル80a(81,83)と、互いに直列に接続された第2系統のコイル80b(82,84)とのいずれかに含まれている。ティース70とそのティース70に巻回されたコイル80との組み合わせは、第1系統のコイル80aと第2系統のコイル80bとが交互に並ぶように周方向に並んでいる。
各ティース70(71,72,73,74)と各補助突極75(76,77,78,79)とは、回転軸に近い部位において互いに接続されて一体のステータヨークを構成している。
各ティース70は、回転軸に近い部位から径方向外側に放射状に延び、ティース70の径方向の先端部70aがロータの磁極51に近接するように構成されている。各ティース70は、周方向に等間隔に、すなわち回転軸を中心に90度ずつの間隔で並んでいる。
各補助突極75は、ティース70と同様に、回転軸に近い部位から径方向外側に放射状に延び、径方向の先端部がロータの磁極51に近接するように構成されている。各補助突極75は、周方向に等間隔に、すなわち回転軸を中心に90度ずつの間隔で並んでいる。回転軸方向から見て、各補助突極75の幅寸法は、各ティース70の幅寸法よりも小さい。これにより、各ティース70にコイル80を巻回するスペースが確保されている。
4つの補助突極76,77,78,79は、それぞれ、互いに隣り合う2つのティース70の間に配置されている。すなわち、ティース71とティース72との間に補助突極76が、ティース72とティース73との間に補助突極77が、ティース73とティース74との間に補助突極78が、ティース74とティース71との間に補助突極79が、それぞれ配置されている。各補助突極75と各ティース70とは、周方向に等間隔に、すなわち回転軸を中心に45度ずつの間隔で並んでいる。
本実施の形態において、第1系統のコイル80aのそれぞれは、周方向に隣り合う他の第1系統のコイル80aとはティース70に対する巻回方向が異なっており、第2系統のコイル80bのそれぞれは、周方向に隣り合う他の第2系統のコイル80bとはティース70に対する巻回方向が異なっている。
具体的には、図2に示されるように、本実施の形態において、4つのティース71,772,73,74に、それぞれ、合計4つのコイル81,82,83,84が巻回されている。
第1系統のコイル80aと第2系統のコイル80bとは、互いに同数が設けられている。すなわち、第1系統のコイル80aの数と第2系統のコイル80bの数とは、それぞれ2つずつである。
第1系統のコイル80aには、互いに回転軸を挟んで対向する2つのコイル81,83が含まれる。コイル81,83は、一方が巻き始め、他方が巻き終わりとなるように、直列に、ティース71,73に巻回されている。
第2系統のコイル80bには、互いに回転軸を挟んで対向する2つのコイル82,84が含まれる。コイル82,84は、一方が巻き始め、他方が巻き終わりとなるように、直列に、ティース72,74に巻回されている。
各コイル80は、以下のように、第1系統のコイル80aと第2系統のコイル80bとが交互に並ぶように周方向に並んでいる。すなわち、第1系統のコイル81から、図2において反時計回りに、第2系統のコイル82、第1系統のコイル83、第2系統のコイル84が並んでいる。
第1系統のコイル81と、第2系統のコイル84とは、それぞれのティース71,74に対する巻回方向が同一となっている(ここでは、この巻回方向をCCW方向とする)。第1系統のコイル83と、第2系統のコイル82とは、それぞれのティース73,72に対する巻回方向が同一であって、コイル81,84の巻回方向とは逆方向となっている(ここでは、この巻回方向をCW方向とする)。
第1のインバータ回路15は、第1の制御回路部12の制御に基づいて第1系統のコイル80aに通電する。第2のインバータ回路15bは、第2の制御回路部12bの制御に基づいて、第2系統のコイル80bに通電する。
第1のインバータ回路15は、第1系統のコイル80aに接続されている。第1の出力端子16は、コイル81に接続されており、第2の出力端子17は、コイル83に接続されている。また、第2のインバータ回路15bは、第2系統のコイル80bに接続されている。第1の出力端子16bは、コイル82に接続されており、第2の出力端子17bは、コイル84に接続されている。
第1の制御回路部12は、入力された位置検出信号(第1のホール信号)に応じたタイミングで第1系統のコイル80aに流れる電流の向きを切り替え、第2の制御回路部12bは、入力された位置検出信号(第2のホール信号)に応じたタイミングで第2系統のコイル80bに流れる電流の向きを切り替える。
ここで、第1の位置検出器41は、第1系統のコイル80aに対応する位置に配置されている。第2の位置検出器42は、第1の位置検出器41に対して、モータ50の回転軸周りに、360度を磁極51の数と系統数との積で除した角度に対応する角度だけ回転した位置にある。
図3に示されるように、本実施の形態においては、第1の位置検出器41と、第2の位置検出器42とは、モータ50の回転軸周りに、30度(360度を磁極51の数と系統数との積で除した角度に対応する角度の一例)だけ間隔を開けて配置されている。この角度(機械角で30度)は、電気角で90度に相当する角度であり、次式により求めることができる。
360度/(6極×2(系統の数))=30度
なお、第1の位置検出器41と、第2の位置検出器42とは、モータ50の回転軸周りに、上述のように求めることができる角度(30度)に磁極数の1/2で360度を除した角度の倍数を追加した角度、すなわち、30度+120m(mは1以上の整数)度(360度を磁極51の数で除した角度に対応する角度の一例)だけ間隔を開けて配置されていてもよい。なお、コイル80の両端に対する第1のインバータ回路15の第1の出力端子16と第2の出力端子17の接続位置、あるいは、第2のインバータ回路15bの接続点を第1の出力端子16bと第2の出力端子17bの接続位置を入れ替えた場合は、30度+60度+120m(mは0以上の整数)度だけ間隔を開けて配置されていてもよい。さらに、第1の位置検出器41の第1の制御回路部12に対する接続、あるいは、第2の位置検出器42の第2の制御回路部12bに対する接続を入れ替えた場合でも、30度+60度+120m(mは0以上の整数)度だけ間隔を開けて配置されていてもよい。
このように2つの位置検出器41,42が配置されているため、互いに同様の構成を有する第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとがそれぞれに入力される位置検出信号に応じてコイル80の通電動作を行うとき、第1系統のコイル80aの通電タイミングと第2系統のコイル80bとの通電タイミングとが異なることになる。
すなわち、第1の駆動回路10のインバータ回路15は、第1の駆動回路10の制御回路部12の制御に基づいて、第1系統のコイル80aに通電する。制御回路部12は、位置検出信号に基づいて、インバータ回路15によって、第1系統のコイル80aに通電させる(第1のステップ)。また、第2の駆動回路10bのインバータ回路15bは、第2の駆動回路10bの制御回路部12bの制御に基づいて、第1系統のコイル80aの通電タイミングとは異なる通電タイミングで、第2系統のコイル80bに通電する。制御回路部12bは、位置検出信号に基づいて、インバータ回路15bによって、第1系統のコイル80aの通電タイミングとは異なる通電タイミングで、第2系統のコイル80bに通電させる(第2のステップ)。ロータの回転位置に伴い、第1系統のコイル80aと第2系統のコイル80bのそれぞれに電流が流れることにより、モータ50に回転トルクが発生し、モータ50が回転する。
本実施の形態において、各ティース70の先端部70aの周方向の幅は、360度を磁極51の数で除した角度と同じかそれより小さい。より具体的には、磁極51の数は6であるところ、先端部70aの周方向の幅は、50度以上60度以下の範囲であることが好ましい。すなわち、本実施の形態において、各磁極51の周方向の幅は、60度である。先端部70aの周方向の幅は、各磁極51の周方向の幅と略同じであることが好ましい。
各磁極51の周方向の幅よりも先端部70aの幅が大きくなると、磁極51とティース70との間でモータ50の回転を妨げる反力が増加し、効率が悪化する。また、各磁極51の周方向の幅よりも先端部70aの幅が小さすぎると、そのティース70に巻回されるコイル80が先端部70aよりも幅広となったり、磁極51を効果的に利用することができなかったりし、効率が悪化する。先端部70aの周方向の幅を上述の範囲内に適切に設定することにより、反力を生じないようにしつつ、かつ、コイル80の巻き幅を確保することができ、モータ50の駆動時の効率を高めることができる。
以上説明したように、本実施の形態においては、モータ装置1は、以下の効果を有する。
通常、比較的小型の単相モータでは、4極4スロットの構成とする場合が多い。これに対して、本実施の形態においては、6極4スロットの構成を有するモータ50を、2スロットずつをそれぞれ独立した2系統の駆動回路10,10bによりそれぞれ位相をずらして(電気角90°)通電することで駆動させる。各系統ともデッドポイントを避けた位置にロータが停止するため、デッドポイントをなくすことができる。磁極とティースとの間のエアギャップが不均衡になるようにする必要がなくなるので、コギングトルクを小さくすることができ、振動や騒音の発生を低減させることができる。また、安定してモータ50を駆動することができる。
第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとして、位置検出器41,42からの位置検出信号に基づく同一の動作を行う、同一の回路構成のものを用いることができる。したがって、2系統のコイル80a,80bに通電するモータ装置1を簡素に構成することができる。2系統のコイル80a,80bのそれぞれを適切なタイミングで通電することにより、良好な効率で駆動できる。
モータ50のステータ60には、補助突極75が設けられている。補助突極75の先端部はティース70の先端部70aと同様に磁極51に近接しているため、補助突極75には磁束が流れる。すなわち、モータ50は、6極8スロット構造を有するものということもできる。補助突極75が設けられていることにより、モータ50を高い効率で駆動することができる。また、補助突極75が設けられていることにより、スロット間(ティース70と補助突極75との間隔)を小さくすることができ、コギングトルクを低減させることができる。
本実施の形態では、第1の駆動回路10と第2の駆動回路10bとのいずれか一方において、ヒューズ19,19bが切れたり故障したりして駆動が停止したときであっても、他方だけで、モータ50の駆動を継続させることができる。そのため、例えばモータ50に外的負荷が加えられている場合において、駆動回路10,10bの一方が停止しても、モータ50の回転トルクを発生させることができるため、外的負荷に抗し続けることができる。モータ50にショートブレーキをかける場合よりも強いトルクを発生させることができる。モータ50の回転が停止した状態において、いずれの系統についてもデッドポイントを避けた位置にロータが停止するため、駆動回路10,10bの一方のみを用いてモータ50の回転トルクを発生させることができる。
例えば、装置内を換気する用途に用いられる複数台のファンモータのうちの1台としてモータ装置1を用いる場合において、駆動回路10,10bの一方が停止しても、装置内外の圧力差に抗することができる。したがって、装置内外の圧力差によってモータ50が逆回転し、換気能力が落ちるという不具合が発生することを防止することができる。
なお、上述の実施の形態において、第1の駆動回路10の制御回路部12及び第2の駆動回路10bの制御回路部12bのいずれか一方は、入力された位置検出信号に基づく通電タイミングよりも所定時間ずれたタイミング(電気角で90度だけずれたタイミング)で通電を行うようにしてもよい。この場合、1つの位置検出器から出力される位置検出信号を2つの駆動回路10,10bで共用することができ、位置検出器の数を減らすことができる。
[その他]
モータ装置の回路構成は、上述の実施の形態やその変形例に示されるような具体例に限定されない。上述の実施の形態やその変形例における個々の構成を一部変形した構成と適宜組み合わせて本発明の目的に適合するように構成してもよい。ほかにも、本発明の目的に適合するように構成された、様々な回路構成が適用できる。
本実施の形態のモータ装置に用いられるモータは、上記の実施の形態のものに限定されるものではない。補助突極は設けられていなくてもよい。
また、磁極数、スロット数は、実施例に限定されない。磁極の数及びスロットの数は、次のように設定すればよい。すなわち、モータは、1以上の整数nに6を乗じた数の磁極を有し、かつ、ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせの数が、整数nに4を乗じた数となるように構成されていればよい。また、補助突極を設ける場合には、ティースの数と同数の補助突極を設けるようにすればよい。例えば、補助突極を含む、12極16スロット(上記の整数nが2の場合)のモータを用いることができる。
第1系統のコイルのそれぞれの巻数と、第2系統のコイルのそれぞれの巻数とは、互いに同一であることが望ましいが、異なっていてもよい。第1系統のコイルのそれぞれの巻数と、第2系統のコイルのそれぞれの巻数とが同一であれば、第1の駆動回路に流れる電流の大きさと第2の駆動回路に流れる電流の大きさとのバランスが取れるため、より好ましい。
各駆動回路部の制御回路部は、汎用ICに限られない。
位置検出器の数は、2個に限定されない。より多くの位置検出器を用いるようにしてもよい。
上記実施の形態は、すべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 モータ装置、1a モータ駆動制御装置、10 第1の駆動回路、10b 第2の駆動回路、12 第1の制御回路部、12b 第2の制御回路部、15 第1のインバータ回路、15b 第2のインバータ回路、16,16b 第1の出力端子、17,17b 第2の出力端子、19,19b ヒューズ、41 第1の位置検出器(第1のホール素子)、42 第2の位置検出器(第2のホール素子)、50 モータ、51(51a,51b,51c,51d,51e,51f) 磁極、60 ステータ、70(71,72,73,74) ティース、70a 先端部、75(76,77,78,79) 補助突極、80 コイル、80a(81,83) 第1系統のコイル、80b(82,84) 第2系統のコイル

Claims (7)

  1. モータと、前記モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置と、前記モータのロータの位置に応じて位置検出信号を出力する位置検出器とを備えるモータ装置であって、
    前記モータは、1以上の整数nに6を乗じた数の磁極と、複数のティースのそれぞれに巻回された複数のコイルとを備え、
    前記ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせの数は、前記整数nに4を乗じた数であり、
    前記複数のコイルのそれぞれは、互いに直列に接続された第1系統のコイルと、互いに直列に接続された第2系統のコイルとのいずれかに含まれ、
    前記ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせは、前記第1系統のコイルと前記第2系統のコイルとが交互に並ぶように周方向に並んでおり、
    前記モータ駆動制御装置は、第1の駆動回路と第2の駆動回路とを有し、
    前記第1の駆動回路と前記第2の駆動回路とのそれぞれは、インバータ回路と、前記位置検出信号に基づいて前記インバータ回路の動作を制御する制御回路部とを有し、
    前記第1の駆動回路の前記インバータ回路は、前記第1の駆動回路の前記制御回路部の制御に基づいて前記第1系統のコイルに通電し、
    前記第2の駆動回路の前記インバータ回路は、前記第2の駆動回路の前記制御回路部の制御に基づいて、前記第1系統のコイルの通電タイミングとは異なる通電タイミングで前記第2系統のコイルに通電し、
    前記位置検出器は、前記第1系統のコイルに対応する位置に配置されており前記第1の駆動回路の前記制御回路部に位置検出信号を出力する第1の位置検出器と、前記第2系統のコイルに対応する位置に配置されており前記第2の駆動回路の前記制御回路部に位置検出信号を出力する第2の位置検出器とを含み、
    前記第2の位置検出器は、前記第1の位置検出器に対して、前記モータの回転軸周りに、360度を前記磁極の数と系統数との積で除した角度に対応する角度だけ回転した位置にある、
    モータ装置。
  2. 前記モータは、前記複数のティースと同数の、コイルが巻回されない補助突極をさらに備え、
    それぞれの前記補助突極は、互いに隣り合う2つの前記ティースの間に配置されている、請求項1に記載のモータ装置。
  3. 前記ティースの先端部の周方向の幅は、360度を前記磁極の数で除した角度と同じかそれより小さい、請求項1又は2に記載のモータ装置。
  4. 前記磁極の数は6であり、
    前記ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組合せの数は4であり、
    前記ティースの先端部の周方向の幅は、50度以上60度以下の範囲である、請求項1から3のいずれか1項に記載のモータ装置。
  5. 前記第1の位置検出器は、前記位置検出信号として第1のホール信号を出力する第1のホール素子であり、
    前記第2の位置検出器は、前記位置検出信号として第2のホール信号を出力する第2のホール素子であり、
    前記第1の駆動回路の前記制御回路部は、入力された前記第1のホール信号に応じたタイミングで前記第1系統のコイルに流れる電流の向きを切り替え、
    前記第2の駆動回路の前記制御回路部は、入力された前記第2のホール信号に応じたタイミングで前記第2系統のコイルに流れる電流の向きを切り替える、請求項1から4のいずれか1項に記載のモータ装置。
  6. モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置であって、
    前記モータは、1以上の整数nに6を乗じた数の磁極と、複数のティースのそれぞれに巻回された複数のコイルとを備え、
    前記ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせの数は、前記整数nに4を乗じた数であり、
    前記複数のコイルのそれぞれは、互いに直列に接続された第1系統のコイルと、互いに直列に接続された第2系統のコイルとのいずれかに含まれ、
    前記ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせは、前記第1系統のコイルと前記第2系統のコイルとが交互に並ぶように周方向に並んでおり、
    前記モータ駆動制御装置は、第1の駆動回路と第2の駆動回路とを有し、
    前記第1の駆動回路と前記第2の駆動回路とのそれぞれは、インバータ回路と、前記モータのロータの位置に応じて位置検出器から出力された位置検出信号に基づいて前記インバータ回路の動作を制御する制御回路部とを有し、
    前記第1の駆動回路の前記インバータ回路は、前記第1の駆動回路の前記制御回路部の制御に基づいて前記第1系統のコイルに通電し、
    前記第2の駆動回路の前記インバータ回路は、前記第2の駆動回路の前記制御回路部の制御に基づいて、前記第1系統のコイルの通電タイミングとは異なる通電タイミングで前記第2系統のコイルに通電し、
    前記位置検出器は、前記第1系統のコイルに対応する位置に配置されており前記第1の駆動回路の前記制御回路部に位置検出信号を出力する第1の位置検出器と、前記第2系統のコイルに対応する位置に配置されており前記第2の駆動回路の前記制御回路部に位置検出信号を出力する第2の位置検出器とを含み、
    前記第2の位置検出器は、前記第1の位置検出器に対して、前記モータの回転軸周りに、360度を前記磁極の数と系統数との積で除した角度に対応する角度だけ回転した位置にある、
    モータ駆動制御装置。
  7. モータの駆動を制御するモータ駆動制御装置と、前記モータのロータの位置に応じて位置検出信号を出力する位置検出器とを用いて前記モータを駆動するモータの駆動方法であって、
    前記モータは、1以上の整数nに6を乗じた数の磁極と、複数のティースのそれぞれに巻回された複数のコイルとを備え、
    前記ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせの数は、前記整数nに4を乗じた数であり、
    前記複数のコイルのそれぞれは、互いに直列に接続された第1系統のコイルと、互いに直列に接続された第2系統のコイルとのいずれかに含まれ、
    前記ティースとそのティースに巻回されたコイルとの組み合わせは、前記第1系統のコイルと前記第2系統のコイルとが交互に並ぶように周方向に並んでおり、
    前記モータ駆動制御装置は、第1の駆動回路と第2の駆動回路とを有し、
    前記第1の駆動回路と前記第2の駆動回路とのそれぞれは、インバータ回路を有し、
    前記モータの駆動方法は、
    前記位置検出信号に基づいて、前記第1の駆動回路の前記インバータ回路によって前記第1系統のコイルに通電させる第1のステップと、
    前記位置検出信号に基づいて、前記第2の駆動回路の前記インバータ回路によって、前記第1系統のコイルの通電タイミングとは異なる通電タイミングで前記第2系統のコイルに通電させる第2のステップとを有し、
    前記位置検出器は、前記第1系統のコイルに対応する位置に配置されており前記第1の駆動回路に位置検出信号を出力する第1の位置検出器と、前記第2系統のコイルに対応する位置に配置されており前記第2の駆動回路に位置検出信号を出力する第2の位置検出器とを含み、
    前記第2の位置検出器は、前記第1の位置検出器に対して、前記モータの回転軸周りに、360度を前記磁極の数と系統数との積で除した角度に対応する角度だけ回転した位置にある、
    モータの駆動方法。
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