JP6755767B2 - 難燃性積層体 - Google Patents
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Description
水酸化マグネシウム(キンセイマテック株式会社製:MasShield S、平均粒径:3〜5μm)67重量%と、ポリオレフィン系樹脂(日本ポリエチレン株式会社製:UR951 直鎖状低密度ポリエチレン、MFR=3.5(g/10min))30重量%、滑材として、ステアリン酸亜鉛(日本油脂株式会社製:ジンクステアレートG)0.75重量%、エチレンビスステアロアミド(コグニスジャパン株式会社製:LOXAMID)2.25重量%との混合物を混練して粒状体を作成した。次にこの粒状体を基本配合として、粒状体100部に対して発泡剤として熱膨張性マイクロカプセル(積水化学製:アドバンセル)を1部混合して、単軸押出機でシリンダー温度:140〜160℃、Tダイの温度:140℃としてシート状に押出成形し、発泡樹脂板を作成した。この発泡樹脂板を芯材として用いて、続いて接着層として芯材の両面に変性ポリエチレン樹脂シートを配して、更に金属板として厚さ0.2mmのアルミニウム板を配して、加熱接着により総厚4mmの積層体を作成した。なお、芯材中の難燃材の配合量は、発泡剤の添加により減少するので、芯材に含まれる難燃材の配合量も表1に記載した。
芯材の比重は、難燃性積層体の金属板及び接着層を除去して、芯材のみを取出し、比重測定器(新光電子株式会社:DME−220H)を用いて測定した。測定結果を表1に示す。
難燃性積層体の難燃性能を評価する試験として前記発熱性試験を実施した。実施例1で作成した難燃性積層体から10cm角の試料を3個作成し、3個ともに発熱性試験20分後の総発熱量が8MJ/平方メートルを超えなければ高い難燃性能を備えており合格と判断して評価を「○」とし、総発熱量が基準を超えた試料が一つでもあれば、難燃性能にばらつきがあるか、難燃性能が不足しており、不合格と判断して評価を「×」とした。この難燃性能の評価結果を表1に示す。
単位体積当たりの難燃材の重量は、次の方法によって測定した。積層体の金属板及び接着層を除去して、芯材のみを取出し、裁断した後、磁性るつぼに入れ、800℃で3時間加熱した。磁性るつぼ中に灰分として酸化マグネシウムが残存していると仮定して、加熱による重量変化量から水酸化マグネシウムの含有量を算出した。一方、芯材の比重の測定結果を用いて算出した単位体積当たりの芯材重量と、前記水酸化マグネシウムの含有量から単位体積当たりの難燃材の重量を算出した。その結果を表1に示す。
実施例1において、発泡剤を3部とした以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、発泡剤を4部とした以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、水酸化マグネシウム62重量%、ポリオレフィン系樹脂35重量%とし、発泡剤を2部とした以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、発泡剤を5部混練した以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、水酸化マグネシウム50重量%、ポリオレフィン系樹脂47重量%とし、発泡剤を混練しなかったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、水酸化マグネシウム45重量%、ポリオレフィン系樹脂52重量%とし、発泡剤を混練しなかったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、水酸化マグネシウム40重量%、ポリオレフィン系樹脂57重量%とし、発泡剤を混練しなかったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、水酸化マグネシウム35重量%、ポリオレフィン系樹脂62重量%とし、発泡剤を混練しなかったこと以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、水酸化マグネシウム72重量%、ポリオレフィン系樹脂25重量%とし、発泡剤を2部としたこと以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
実施例1において、水酸化マグネシウム57重量%、ポリオレフィン系樹脂40重量%とし、発泡剤を2部としたこと以外は、実施例1と同様にして積層体を得た。実施例1と同様に比重の測定結果、難燃性能の評価試験結果、単位体積当たりの難燃材の重量の算出結果を表1に示す。
2 芯材
3 金属板
4 接着層
Claims (1)
- ポリオレフィン系樹脂と難燃材とを含む発泡樹脂板からなる芯材の両面に積層された金属板とを備えた難燃性積層体であって、
前記難燃材は、水酸化マグネシウムからなり、前記芯材中に60〜67重量%含み、
前記金属板の厚さは0.1〜1mmであり、
当該難燃性積層体の厚さは1〜5mmであり、
発熱性試験における総発熱量が8MJ/平方メートル以下であることを満たし、
かつ、前記芯材の比重は0.6〜1.1であることを特徴とする難燃性積層体。
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JP2016194956A JP6755767B2 (ja) | 2016-09-30 | 2016-09-30 | 難燃性積層体 |
Applications Claiming Priority (1)
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2016
- 2016-09-30 JP JP2016194956A patent/JP6755767B2/ja active Active
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