JP3118066B2 - 難燃性複合材 - Google Patents

難燃性複合材

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JP3118066B2 JP04084489A JP8448992A JP3118066B2 JP 3118066 B2 JP3118066 B2 JP 3118066B2 JP 04084489 A JP04084489 A JP 04084489A JP 8448992 A JP8448992 A JP 8448992A JP 3118066 B2 JP3118066 B2 JP 3118066B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃性複合に関するも
のであり、詳しくは、新規な構造を有し、特に、外装用
建材として好適な難燃性複合材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】熱可塑性樹脂シートの芯材の両面に金属
シートを接合して構成された複合材は、よく知られてお
り(例えば、特公昭39−4739号公報)、軽量性、
耐腐食性、断熱性、耐候性、表面美麗、金属類似の加工
性等の数多くの特徴を兼備した材料である。しかしなが
ら、上記の複合材は、ビルの外壁材を始めとする外装用
建材としては必ずしも満足出来るものではない。すなわ
ち、外装用建材は、構造材料として所定の剛性が必要と
され、また、望ましい物性として難燃性が要求される。
例えば、アメリカにおける難燃性規格では、燃焼熱が6
000BTU/ft2 以下であることが要求されてい
る。
【0003】一般的に言えば、樹脂シートの芯材の両面
に金属シートを接合して構成された複合材の場合、芯材
の樹脂シートを厚くすることにより、その軽量性を犠牲
にすることなく剛性を高めることが出来る。しかしなが
ら、芯材の樹脂シートを厚くした場合、可燃物質である
樹脂の使用量が多くなって難燃性が低下する。
【0004】従来より、芯材の難燃化法としては、樹脂
に無機フィラーを配合する方法が知られており、無機フ
ィラーとしては、炭酸カルシウム、酸化マグネシウム、
炭酸マグネシウム、ケイ酸カルシウム、ケイ酸アルミニ
ウム、タルク等の結晶水を持たない無機フィラー、水酸
化アルミニウム、水酸化マグネシウム等の結晶水を持つ
無機フィラーが知られている。
【0005】しかしながら、特開昭61−144340
号公報に詳細に記載されている通り、結晶水を持たない
無機フィラーの場合は、ポリオレフィン樹脂100重量
部に対して400重量部以上配合しなければ十分な効果
がなく、また、結晶水を持つ無機フィラーの場合であっ
てもポリオレフィン樹脂100重量部に300重量部以
上配合しなければ十分な効果がない。従って、いずれの
無機フィラーの場合も、樹脂組成物の流動性が著しく悪
化して樹脂組成物のペレット化や成形が困難となり、し
かも、複合材の特徴である軽量性を損なう。
【0006】特開昭61−144340号公報に記載の
発明は、芯材の樹脂組成物として、ポリオレフィン樹脂
100重量部に対し、板状結晶及び/又はアスペクト比
が3以上の針状結晶を30重量%以上含み、前記板状結
晶及び/又は針状結晶が凝集した二次凝集体から成る粉
体であって、嵩比重が0.5以下の珪酸カルシウム水和
物を10〜100重量部含有するポリオレフィン樹脂組
成物を使用することにより、上記の問題を解決した発明
である。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、特開昭
61−144340号公報記載発明で使用する無機フィ
ラーは、限定的な組成と形状を有する特殊な物質である
ため、高価であり且つ入手が必ずしも容易ではない。こ
れに対し、特開昭61−144340号公報において否
定された各種の無機フィラーは、いずれも、各種分野に
おいて汎用されて入手が容易である。従って、前記の複
合材において上記の汎用無機フィラーの使用を可能にす
ることは、コストの低下、技術の豊富化等の観点からも
望ましい。本発明は、上記実情に鑑みなされたものであ
り、その目的は、新規な構造を有し、特に、外装用建材
として好適な難燃性複合材を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は、上記の目
的を達成すべく種々検討を重ねた結果、当業者において
実用的でないと考えられていた汎用無機フィラーであっ
ても、樹脂を発泡するならば、実用的な少量使用により
十分な難燃性を達成することが出来、しかも、樹脂組成
物の流動性を良好に維持できて芯材シートの成形を円滑
に行い得るとの知見を得た。そして、更に検討を重ねた
結果、無機フィラーの使用量と発泡倍率の間には、芯材
シートの難燃性(発熱量)を一定以下に抑えるに必要な
一定の関係が存在するとの知見を得た。
【0009】本発明は、上記の知見を基に完成されたも
のであり、その要旨は、芯材シートの両面に金属シート
を接合して構成され、上記の芯材シートは、無機フィラ
ーを20〜80重量%含有し、発泡倍率が1.1〜3.
0倍である発泡樹脂層とその両面に積層された無発泡樹
脂層から成り、金属シートの厚さが0.1〜2mm、発
泡樹脂層の厚さが2〜8mm、無発泡樹脂層の厚さが
0.05〜0.5mmであり、芯材シートの樹脂がポリ
オレフィンであり且つ燃焼熱が6000BTU/ft2
以下であることを特徴とする難燃性複合材に存する。
【0010】以下、本発明を詳細に説明する。図1は、
本発明の難燃性複合材の概念図である。本発明の難燃性
複合材は、芯材シート(13)の両面に金属シート(1
4)、(14′)を接合して構成される。
【0011】芯材シート(13)は、無機フィラーを含
有する発泡樹脂層(a)とその両面に積層された無発泡
樹脂層(b)、(b′)から成る。芯材シート(13)
と金属シート(14)、(14′)との接合性は、表皮
層を構成する無発泡樹脂層(b)、(b′)の存在によ
り向上する。また、無発泡樹脂層(b)、(b′)の存
在により、発泡樹脂層(a)の形成時にその表面付近の
粗面化が防止され、発泡樹脂層(a)の表面が平滑化さ
れる。
【0012】無機フィラーは、特に制限はなく、各種の
汎用無機フィラーを使用することが出来る。具体的に
は、マグネシウム、カルシウム、バリウム又はアルミニ
ウムの酸化物、水酸化物、ケイ酸塩、炭酸塩または硫酸
塩の群から選択された1種又は2種以上の無機フィラー
が挙げられる。また、シリカやクレーも挙げることがで
きる。無機フィラーとしては、水酸化物を使用するのが
好ましく、特に、水酸化マグネシウム又は水酸化カルシ
ウムが好適に使用される。これらの水酸化物は、脱水分
解反応が高いため、本発明の難燃性複合材の製造時に安
定であるという特徴も有する。無機フィラーは、通常
0.03〜10μm程度、好ましくは0.1〜5μm程
度の大きさで使用される。
【0013】発泡樹脂層(a)は、無機フィラーを20
〜80重量%含有し、発泡倍率が1.1〜3.0倍であ
ることが必要である。一方、無発泡樹脂層(b)、
(b′)は、無機フィラーは必須ではないが、発泡樹脂
層(a)と同様に、無機フィラーを20〜80重量%含
有するのが好ましい。発泡樹脂層(a)における無機フ
ィラーの含有量が20重量%未満の場合は十分な難燃性
が付与されず、80重量%を超える場合は成形性が困難
となる。発泡倍率が1.1倍未満の場合は十分な難燃性
が付与されず、3.0倍を超える場合は十分な強度が発
現されない。なお、本発明において、発泡倍率は、原料
の熱可塑性樹脂組成物の発泡前後における比重の割合と
して求めることが出来、上記の比重は、電子比重計(ミ
ラージュ貿易社製商品「ED−120T」)によって測
定することが出来る。
【0014】特開昭63−247031号公報には、耐
熱性の向上を図るために、芯材シートとして、発泡プラ
スチックを用いた複合材が提案されている。しかしなが
ら、特開昭63−247031号公報の実施例に記載さ
れた複合材のように、発泡倍率6.4倍の発泡ポリエチ
レンを芯材とする複合材は、剛性が不十分なために外装
用建材としては不適当である。勿論、芯材シートを単に
発泡させただけでは、耐熱性の向上は図られるものの、
十分な難燃性は付与されない。
【0015】図2は、熱可塑性樹脂としてポリオレフィ
ンの代表例であるポリエチレンを使用し且つ発泡樹脂層
のみから成る芯材シートにおいて、燃焼熱を6000B
TU/ft2 以下に抑えるために必要な無機フィラーの
充填量と発泡倍率との関係を芯材シートの厚さをパラメ
ータ曲線として示すグラフである。そして、縦軸は発泡
倍率(倍)、横軸は無機フィラーの充填量(重量%)を
表し、図中の数値は、芯材シート、すなわち、発泡樹脂
層の厚さを表す。図2中、芯材シートの厚さパラメータ
曲線より上方であって且つ実線で囲まれた範囲におい
て、芯材シートの燃焼熱は、6000BTU/ft2
下に抑えられる。例えば、芯材シートの厚さが5mmの
場合は、実線で囲まれた範囲内の5mmの厚さ曲線で区
切られた右上領域に位置する条件において燃焼熱を60
00BTU/ft2 以下に抑えることが出来る。
【0016】本発明において、芯材シート(13)の樹
脂は、安価で入手し易いポリオレフィンであり、そし
て、金属シート(14)、(14′)の厚さは0.1〜
2mm、発泡樹脂層(a)の厚さは2〜8mm、無発泡
樹脂層(b)、(b′)の厚さは0.05〜0.5mm
である。すなわち、図1に示す芯材シート(13)にお
いて、無発泡樹脂層(b)、(b′)の厚さは、上記の
通り、発泡樹脂層(a)に比較して相当に薄いため、発
泡樹脂層(a)の無機フィラー含有量および発泡倍率が
前記の範囲を満足する限り、その燃焼熱は、上記の発泡
樹脂層(a)のみから成る芯材シートの場合と同様であ
って、図2に示すグラフに基づいて6000BTU/f
2 以下に抑えられる。また、後述するように、芯材シ
ート(13)と金属シート(14)、(14′)との接
合は接着剤フイルムを介して行われるが、当該接着剤フ
イルムの厚さも発泡樹脂層(a)に比較して相当に薄い
ために、芯材シート(13)の燃焼熱には殆ど影響しな
い。
【0017】金属シート(14)、(14′)として
は、例えば、アルミニウム、ステンレス、鉄、銅、チタ
ン、錫、ニッケル等の金属または各種の合金から成るシ
ートが使用される。特に、アルミニウム、ステンレス又
は鉄から成るシートが好ましい。
【0018】本発明の難燃性複合材は、芯材シート(1
3)の樹脂がポリオレフィン、金属シート(14)、
(14′)がアルミニウムである場合、曲げ弾性率が5
00〜7000Kg/mm2 、また、芯材シート(1
3)の樹脂がポリオレフィン、金属シート(14)、
(14′)がステンレス又は鉄である場合、曲げ弾性率
が1400〜20000Kg/mm2 の条件を容易に満
足させることが出来る。そして、曲げ弾性率が500〜
20000Kg/mm2 の特性は、外装用建材として好
適である。
【0019】次に、本発明の難燃性複合材の製造法につ
いて説明する。図1に示す難燃性複合材は、無機フィラ
ー及び発泡剤を含有し且つ無機フィラーの含有量が発泡
剤を除く全量に対して20〜80重量%である熱可塑性
樹脂組成物(A)と発泡剤および無機フィラーのいずれ
をも含有しない熱可塑性樹脂組成物(B)又は発泡剤を
含有せずに無機フィラーのみを含有し且つ無機フィラー
の含有量が20〜80重量%である熱可塑性樹脂組成物
(B′)とを発泡条件下に共押出成形して発泡倍率1.
1〜3.0倍の発泡シートの両面に無発泡樹脂層を有す
る3層構造の芯材シート(13)を得、次いで、当該芯
材シート(13)の両面に接着剤フイルムを介して金属
シートを接合することにより製造することが出来る。
【0020】上記の製造法において、発泡剤としては、
重炭酸ナトリウム等の炭酸塩が好適に使用される。そし
て、他の発泡剤としては、各種のアジド化合物等の無機
系発泡剤、アゾジカルボンアミド、ベンゼンスルホニル
ヒドラジド、p,p′ーオキシビスベンゼンスルホニル
カルバジド、バリウムアゾジカルボキシレート等の有機
系発泡剤が挙げられ、これらの発泡剤は、使用する樹脂
の成形温度において適切に発泡し得るものを適宜選択し
て使用される。また、発泡剤は、樹脂および無機フィラ
ーとドライブレンドして使用され、そして、その使用量
は、発泡性能によって異なるが、通常、樹脂100重量
部当たり0.1〜10重量部の範囲から適宜選択され
る。
【0021】また、接着剤フイルムとしては、芯材シー
トと金属シートの両者に親和性のある熱可塑性樹脂のフ
イルムが使用される。熱可塑性樹脂の具体例としては、
エチレン・アクリル酸共重合体、エチレン・酢酸ビニル
共重合体、エチレン・グリシジルアクリレート共重合
体、エチレン・無水マレイン酸共重合体、ポリエチレン
のアクリル酸グラフト共重合体、ポリエチレンの無水マ
レイン酸グラフト共重合体、エチレン・プロピレン共重
合体の無水マレイン酸グラフト共重合体等が挙げられ
る。
【0022】図3は、本発明の難燃性複合材の製造工程
の一例の概念図である。先ず、押出ダイ(1)により、
熱可塑性樹脂組成物(A)を所定の温度に溶融してシー
ト状に押し出す。そして、2基の押出機(図示せず)を
準備し、これらの2基の押出機により、熱可塑性樹脂組
成物(A)のシートの表裏に熱可塑性樹脂組成物(B)
又は熱可塑性樹脂組成物(B′)のシートが位置するよ
うに押出ダイ(1)より共押出を行う必要がある。溶融
押し出し温度は、樹脂の溶融温度と発泡剤の種類とを考
慮し、溶融樹脂がシート状に押し出された直後に適切な
発泡が行われるように適宜選択される。
【0023】押出成形されたシート(12)は、冷却手
段を有する三本ロール(2)で所定の厚さの固体状の芯
材シート(13)に成形される。芯材シート(13)の
厚さは、前述の通り、発泡シート(発泡樹脂層(a))
が2〜8mm、無発泡表皮層(無発泡樹脂層(b)、
(b′))が0.05〜0.5mmとされる。冷却温度
は40〜90℃が好ましい。芯材シート(13)は、図
示したように、押出成形後、圧着接合ロール(3)、
(3′)と引取ロール(4)、(4′)とから成る圧着
接合工程に連続的に供給されるが、一旦、ロールに巻き
取り、その後に接合工程に供給することも出来る。
【0024】金属シート(14)、は、アンコイラー
(5)から、予熱器(6)、加熱ロール(7)及び冷却
ロール(11)間を経由して圧着接合工程に供給され
る。一方、金属シート(14′)、は、アンコイラー
(5′)から、予熱器(6′)、加熱ロール(7′)及
び冷却ロール(11′)間を経由して圧着接合工程に供
給される。そして、金属シート(14)、(14′)に
は、脱脂処理等の表面処理が施されているが、接着剤や
接着層を有しないものが使用される。
【0025】接着剤フイルム(8)は、ニップロール
(9)、エキスパンダーロール(10)、加熱ロール
(7)及び冷却ロール(11)間を経由して圧着接合工
程に供給される。一方、接着剤フイルム(8′)は、ニ
ップロール(9′)、エキスパンダーロール(1
0′)、加熱ロール(7′)及び冷却ロール(11′)
間を経由して圧着接合工程に供給される。そして、接着
剤フイルム(8)、(8′)の各厚さは、通常5〜10
0μm、好ましくは10〜80μmである。
【0026】上記の製造工程の特徴は、金属シート(1
4)を圧着接合ロール(3)に供給するに際し、予熱器
(6)及び加熱ロール(7)を経由させる点と加熱ロー
ル(7)と対をなす冷却ロール(11)を用いて接着剤
フイルム(8)のドライラミネーションを行う点にあ
る。
【0027】そして、上記の製造工程によれば、圧着接
合工程の直前において、金属シート(14)と接着剤フ
イルム(8)とを平滑かつ均一にドライラミネーション
することが出来るため、表面平滑性の良好な難燃性複合
材を製造することが出来る。しかも、金属シート(1
4)と接着剤フイルム(8)とを互いに独立して取り扱
うことが出来るため、それらの製造、購入、保管等の取
扱い容易であり、その結果、金属シート(14)及び/
又は接着剤フイルム(8)の種類、厚さ、幅などの変更
に際して対応が容易となる。
【0028】圧着接合ロール(3)、(3′)は、芯材
シート(13)の表面を溶融状態とし、接着剤フイルム
(8)又は(8′)を介して金属シート(14)又は
(14′)と接合させる作用を有する。従って、圧着接
合ロール(3)、(3′)の各表面温度は、芯材シート
(13)の種類によっても異なるが、通常、芯材シート
(13)の融点以上の温度から300℃とされる。芯材
シート(13)がポリエチレン樹脂の場合は、120〜
250℃の範囲が好適である。
【0029】予熱器(6)、(6′)及び加熱ロール
(7)、(7′)は、金属シート(14)、(14′)
を十分な加熱状態に保持し、接着剤フイルム(8)又は
(8′)を溶融状態とする作用を有する。従って、各予
熱器を出る金属シート(14)、(14′)及び加熱ロ
ール(7)、(7′)の表面温度は、使用する接着剤フ
イルムの種類によっても異なるが、通常、180〜25
0℃の範囲が好適である。
【0030】各接着剤フイルム(8)、(8′)は、エ
キスパンダーロール(10)、(10′)を経由し、冷
却ロール(11)、(11′)に導かれ、各冷却ロール
と対をなす加熱ロール(7)、(7)との間に引き込ま
れながら金属シート(14)、(14′)に圧着され
る。各金属シート(14)、(14′)の表面に各接着
剤フイルム(8)、(8)を平坦かつ均一にドライラミ
ネーションするためには、引き込み張力を0.05〜
0.8Kg/mm2 、圧着力を5〜50Kg/cmとす
るのが適当である。
【0031】冷却ロール(11)、(11′)は、各接
着剤フイルム(8)、(8)が溶融状態となるように冷
却する作用を有る。従って、冷却ロール(11)、(1
1′)の各表面温度は、接着剤フイルム(8)、
(8′)の種類によっても異なるが、通常、室温から接
着剤フイルムの融点以下、好ましくは30〜100℃の
の範囲である。
【0032】圧着接合ロール(3)、(3′)及び加熱
ロール(7)、(7)は、上記のように高温で操作され
ることから、金属シート(13)との離型性や滑り性を
向上させるために、セラミックコーティングを施した金
属ロールを使用するのが好ましい。一方、冷却ロール
(11)、(11′)は、接着剤フイルム(8)、
(8′)の引き込み圧と圧着力を大きくするために、ゴ
ムコーティングを施し、その上に離型性を高めるための
フッソ樹脂コーティング(塗布やシュリンクチューブ被
覆など)を施した金属ロールを使用するのが好ましい。
【0033】エキスパンダーロール(10)、(1
0′)は、接着剤フイルム(8)、(8′)をその走行
方向と幅方向に伸長させた状態で冷却ロール(11)、
(11′)に導するために必要であり、そして、円筒状
ロールでもよいが、バナナ型に多少湾曲ロールの方が幅
方向の伸長が効果的に行われるので好ましい。ニップロ
ール(9)、(9′)は、不可欠ではないが、 接着剤
フイルム(8)、(8′)を安定に引き出してエキスパ
ンダーロール(10)、(10′)の作用を確実にもの
とする。
【0034】圧着接合ロール(3)、(3′)は、フリ
ーロール又は駆動ロールのいずれであってもよいが引取
ロール(4)、(4′)は、駆動ロールでなければなら
ない。そして、引取ロール(4)、(4′)の駆動力に
より、金属シート(13)に所定の張力が付与され、皺
や波のない表面平滑性の良好な難燃性複合材を製造する
ことが出来る。金属シート(13)に付与する張力は、
金属シート(13)がアルミニウムの場合は2Kg/m
2 以上、鉄の場合は6Kg/mm2 以上が好ましい。
【0035】
【実施例】以下、本発明を実施例により更に詳細に説明
するが、本発明は、その要旨を超えない限り、以下の実
施例に限定されるものではない。なお、以下の例におい
ては、2基の押出機を使用し、図3に示した製造工程に
従って本発明の難燃性複合材を製造した。
【0036】また、難燃性複合材の機械的物性および燃
焼性は、次の方法にて測定した。 (1)曲げ弾性率、曲げ剛性、最大強度: 2点支持の中央1点荷重方式を採用し、荷重速度50m
m/分の条件下に測定した(サンプル幅60mm、スパ
ン200mm)。 (2)面材剥離強度: ASTM D1781に準拠して測定した。 (3)凍結融解: +10℃に0.5時間保持した後1.5時間要して−2
0℃に冷却し、−20℃で1.0時間保持した後1.0
時間要して+10℃に昇温する操作を1サイクルとし、
難燃性複合材の機械的物性が変化するサイクル数を測定
した。 (4)芯材発熱量:ASTM D2015に準拠して測
定した。 (5)引火点 :ASTM D1929に準拠して測
定した。 (6)発火点 :ASTM D1929に準拠して測
定した。
【0037】実施例1 1.使用素材 <マスターコンパンドI> ジメチルシリコンで表面処理された平均粒径0.6μm
の水酸化マグネシウム80重量部と低密度ポリエチレン
(三菱化成(株)製、商品名「F261」)20重量部
とを混合して調製した。 <マスターコンパンドII> ジメチルシリコンで表面処理された平均粒径2.0μm
のタルク80重量部と低密度ポリエチレン(三菱化成
(株)製、商品名「F261」)20重量部とを混合し
て調製した。
【0038】<希釈用樹脂> 線状低密度ポリエチレン(三菱油化(株)製、商品名
「UE320」、MI:0.7)を使用した。 <発泡剤含有マスターバッチ> 重炭酸ソーダ20重量部と低密度ポリエチレン(三菱化
成(株)製、商品名「F261」)80重量部とを混合
して調製した。 <金属シート> 幅1250、厚み0.5mmのアルミニウムシート(1
100 H24) <接着剤フイルム> 厚さ40μmのエチレン・アクリル酸共重合体フイルム
【0039】2.各原料の調製および準備 マスターコンパンドIとマスターコンパンドII及び希釈
用樹脂を同割合で混合し、更に、全樹脂100重量部に
対して5重量部の発泡剤含有マスターバッチを混合し、
水酸化マグネシウム含有量が30重量%、タルク含有量
が30重量%の熱可塑性樹脂組成物(A)を得た。一
方、マスターコンパンドIと希釈用樹脂とを混合し、水
酸化マグネシウム含有量が30重量%の熱可塑性樹脂組
成物(B′)を得た。
【0040】3.難燃性複合材の製造 先ず、2基の押出機により、熱可塑性樹脂組成物(A)
のシートの表裏に熱可塑性樹脂組成物(B′)のシート
が位置するように、樹脂温度220℃、発泡倍率1.5
倍の条件下に共押出を行い、鏡面仕上げした三本ロール
(2)で成形し、発泡樹脂層(a)とその両面に積層さ
れた無発泡樹脂層(b)、(b′)から成る次の寸法の
3層構造の芯材シート(13)を得、表面温度160℃
の圧着接合ロール(3)、(3′)(直径600mm、
幅150mm)に供給した。表面温度の測定は、接触式
表面温度計を用いて行った(以下、同じ)。
【表1】 発泡樹脂層(a) :3.0mm 無発泡樹脂層(b)、(b′):0.1mm 幅 :1300mm
【0041】一方、引取ロール(4)により、アンコイ
ラー(5)からアルミニウムシートを(14)を引出
し、予熱器(6)においてその表面を220℃とした。
その後、予熱されたアルミニウムシートを誘導発熱型加
熱ロール(7)(直径300mm、幅150mm)を通
過させ、圧着接合ロール(3)、(3′)に供給した。
【0042】更に、ニップロール(9)により、接着剤
フイルム(8)を引出し、バナナ形状のエキスパンダー
ロール(直径120mm、幅、1400mm)を経由さ
せて冷却ロール(11)に供給した。冷却ロール(1
1)は、表面をテフロンチューブ加工した、直径300
mm、幅1650mmのゴムロール(ゴム材質:EPD
M)より成る。そして、冷却ロール(11)の内部に冷
却水を循環することにより、その表面温度をロール80
〜90℃に保持した。
【0043】引取ロール(4)、(4′)にて引き取ら
れた難燃性複合材(15)は、全体厚みが4.2mmで
あり、以下に示す機械的物性と燃焼性を有していた。
【表2】<物性> 曲げ弾性率 :3700Kgf/mm2 曲げ剛性 :1.3×106 Kgmm2 最大強度 :27Kgf
【0044】
【表3】<燃焼性> 芯材発熱量 :5050BTU/ft2 ASTM E84合格 ModifiedASTM E108合格 UBC17−6(Multistory Test)合格
【0045】実施例2 実施例1の方法において、芯材原料として、次の熱可塑
性樹脂組成物(A)及び(B′)を使用した他は、実施
例1と同様の方法により、難燃性複合材を製造した。 <熱可塑性樹脂組成物(A)> 平均粒径0.6μmの水酸化マグネシウム30重量%、
平均粒径2.5μmの炭酸カルシウム30重量%、線状
低密度ポリエチレン(三菱化成(株)製、商品名「F1
00」、MI:0.4)40重量%から成り、全樹脂1
00重量部に対して1重量部の重炭酸ソーダを含有する
組成物。
【0046】<熱可塑性樹脂組成物(B′)> 平均粒径0.6μmの水酸化マグネシウム30重量%と
上記と同様の線状低密度ポリエチレン60重量%から成
る組成物。なお、寸法の3層構造の芯材シート(13)
の寸法は次の通りであった。
【表4】 発泡樹脂層(a) :2.9mm(発泡倍
率:1.4) 無発泡樹脂層(b)、(b′):0.05mm 幅 :1300mm
【0047】引取ロール(4)、(4′)にて引き取ら
れた難燃性複合材(15)は、全体厚みが4.0mmで
あり、以下に示す物性と燃焼性を有していた。
【表5】<物性> 曲げ弾性率 :3300Kgf/mm2 曲げ剛性 :1.3×106 Kgmm2 最大強度 :26Kgf 面材剥離強度:100〜200mm・N/mm 凍結融解 :300サイクルで変化なし
【0048】
【表6】<燃焼性> 芯材発熱量:5330BTU/ft2 引火点 :790°F 発火点 :800°F
【0049】
【発明の効果】以上説明した本発明によれば、新規な構
造を有し、特に、外装用建材として好適な難燃性複合材
が提供される。そして、本発明の難燃性複合材は、芯材
を構成する発泡樹脂層に含有させる無機フィラーとし
て、汎用無機フィラーの使用が可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の難燃性複合材の概念である。
【図2】図2は、熱可塑性樹脂としてポリエチレンを使
用し且つ発泡樹脂層のみから成る芯材シートにおいて、
燃焼熱を6000BTU/ft2 以下に抑えるために必
要な無機フィラーの充填量と発泡倍率との関係を芯材シ
ートの厚さをパラメータ曲線として示すグラフである。
【図3】本発明の難燃性複合材の製造工程の一例の概念
図である。
【符号の説明】
a :発泡樹脂層 b、b′:無発泡樹脂層 1 :押出ダイ 2 :三本ロール 3、3′:圧着接合ロール 4、4′:引取ロール 5、5′:アンコイラー 6、6′:予熱器 7、7′:加熱ロール 8、8′:接着剤フイルム 9、9′:ニップロール 10、10 :エキスパンダーロール 11、11′:冷却ロール 12 :溶融状態の熱可塑性樹脂 13 :固体状体の熱可塑性樹脂(芯材シート 14、14′:金属シート 15 :難燃性複合材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 昭56−130342(JP,A) 特開 昭49−3421(JP,A) 特開 平2−61254(JP,A) 特開 昭55−108549(JP,A) 特開 平2−43033(JP,A) 実開 平3−19027(JP,U) 実開 昭57−21186(JP,U) 実開 昭50−115719(JP,U) 実開 昭57−202518(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B32B 1/00 - 35/00 E04B 1/94 E04F 13/00 - 13/18

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 芯材シートの両面に金属シートを接合し
    て構成され、上記の芯材シートは、無機フィラーを20
    〜80重量%含有し、発泡倍率が1.1〜3.0倍であ
    る発泡樹脂層とその両面に積層された無発泡樹脂層から
    成り、金属シートの厚さが0.1〜2mm、発泡樹脂層
    の厚さが2〜8mm、無発泡樹脂層の厚さが0.05〜
    0.5mmであり、芯材シートの樹脂がポリオレフィン
    であり且つ燃焼熱が6000BTU/ft2 以下である
    ことを特徴とする難燃性複合材。
  2. 【請求項2】 無発泡樹脂層が20〜80重量%の無機
    フィラーを含有する請求項1に記載の難燃性複合材。
  3. 【請求項3】 無機フィラーが、マグネシウム、カルシ
    ウム、バリウム又はアルミニウムの酸化物、水酸化物、
    ケイ酸塩、炭酸塩または硫酸塩の群から選択された1種
    又は2種以上である請求項1又は2に記載の難燃性複合
    材。
  4. 【請求項4】 金属シートがアルミニウムであり、曲げ
    弾性率が500〜7000Kg/mm2 である請求項1
    ないし3項のいずれかに記載の難燃性複合材。
  5. 【請求項5】 金属シートがステンレス又は鉄であり、
    曲げ弾性率が1400〜20000Kg/mm2 である
    請求項1ないし3項のいずれかに記載の難燃性複合材。
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