JP6755571B1 - 駆動力伝達装置およびロボットハンド - Google Patents

駆動力伝達装置およびロボットハンド Download PDF

Info

Publication number
JP6755571B1
JP6755571B1 JP2020075787A JP2020075787A JP6755571B1 JP 6755571 B1 JP6755571 B1 JP 6755571B1 JP 2020075787 A JP2020075787 A JP 2020075787A JP 2020075787 A JP2020075787 A JP 2020075787A JP 6755571 B1 JP6755571 B1 JP 6755571B1
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
driving force
rotating
spheres
transmission device
sphere
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2020075787A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2021092309A (ja
Inventor
嘉丈 片山
嘉丈 片山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kamo Seiko KK
Original Assignee
Kamo Seiko KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kamo Seiko KK filed Critical Kamo Seiko KK
Priority to KR1020227005736A priority Critical patent/KR102662086B1/ko
Priority to US17/639,542 priority patent/US11806869B2/en
Priority to CN202080062283.6A priority patent/CN114364498B/zh
Priority to PCT/JP2020/033807 priority patent/WO2021106305A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6755571B1 publication Critical patent/JP6755571B1/ja
Publication of JP2021092309A publication Critical patent/JP2021092309A/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/109Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements comprising mechanical programming means, e.g. cams
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/102Gears specially adapted therefor, e.g. reduction gears
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J15/00Gripping heads and other end effectors
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J17/00Joints
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25JMANIPULATORS; CHAMBERS PROVIDED WITH MANIPULATION DEVICES
    • B25J9/00Programme-controlled manipulators
    • B25J9/10Programme-controlled manipulators characterised by positioning means for manipulator elements
    • B25J9/102Gears specially adapted therefor, e.g. reduction gears
    • B25J9/103Gears specially adapted therefor, e.g. reduction gears with backlash-preventing means
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/04Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying rotary motion
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/18Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions
    • F16H25/183Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying or interconverting oscillating or reciprocating motions conveying only reciprocating motion, e.g. wedges
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H35/00Gearings or mechanisms with other special functional features

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Robotics (AREA)
  • Transmission Devices (AREA)
  • Manipulator (AREA)
  • Friction Gearing (AREA)

Abstract

【課題】入力側の回転軸と出力側の回転軸とが非平行である駆動力伝達装置のバックラッシを改善する。【解決手段】駆動力伝達装置1は、次の第1、第2回転部2、3および、球体5A、5B、5Cを備える。まず、第1回転部2は、駆動力の入出力の一方を担うとともに凹面7を有し、第2回転部3は、駆動力の入出力の他方を担うとともに凹面7に嵌まる凸面13を有する。また、球体5A、5B、5Cは、凹面7と凸面13との間に保持される。また、凹面7には、球体5A、5B、5Cそれぞれが個別に収容される穴32A、32B、32Cが設けられ、凸面13には、球体5A、5B、5Cそれぞれの穴32A、32B、32Cから突き出た部分が収容される溝29、30が設けられている。【選択図】図3

Description

本開示は、主に駆動力伝達装置に関する。
従来より、入力側の回転軸と出力側の回転軸とが非平行である駆動力伝達装置が、様々な分野で利用されている。例えば、ロボットハンドでは、モータ等の駆動力発生部で発生する駆動力を、アーム等の被駆動部に伝達するため、上記のような駆動力伝達装置が組み付けられている。
ところで、入力側の回転軸と出力側の回転軸とが非平行である駆動力伝達装置では、傘歯歯車同士の噛み合いを利用したものが汎用されているが、バックラッシが大きい(例えば、特許文献1参照。)。
このような現状に対し、近年、ロボットハンド等を用いる各種の工程では、動作の高精度化が要求されており、駆動力伝達装置に関してもバックラッシの改善が求められている。
特開昭59−182083号公報
本開示は、入力側の回転軸と出力側の回転軸とが非平行である駆動力伝達装置のバックラッシを改善することを課題とする。
本開示の駆動力伝達装置は、次の第1、第2回転部および複数の球体を備える。まず、第1回転部は、駆動力の入出力の一方を担うとともに凹面を有し、第2回転部は、駆動力の入出力の他方を担うとともに凹面に嵌まる凸面を有する。また、複数の球体は、凹面と凸面との間に保持される。さらに、凹面には、複数の球体それぞれが個別に収容される複数の穴が設けられ、凸面には、複数の球体それぞれの穴から突き出た部分が収容される溝が設けられている。
また、溝は、1つの頂部、および、第2回転部の回転軸の方向に関して一方側に伸びる2つの辺部からなる屈折部を有する。
そして、第1回転部または第2回転部の一方に外部から駆動力が入力されて回転駆動されると、凹面と凸面とが接触せずに、複数の球体が、それぞれ、穴に収容されつつ、第1回転部の回転軸の周囲を公転して溝内を移動する。
ここで、屈折部の各位置において、屈折部の外側の開口縁の法線の方向と球体の進行方向とのなす角度を圧力角と定義し、さらに、複数の球体の中に圧力角が60°以下となる球体が存在する状態を加圧状態と定義すると、複数の穴および溝は、第1回転部および第2回転部の全回転範囲において、加圧状態となるように設けられている。
これにより、本開示の駆動力伝達装置は、潜在的に、バックラッシを改善する、という効果を奏する。
駆動力伝達装置の一部断面を含む正面図である(実施例1)。 駆動力伝達装置を第2軸方向の他方側から視た側面図である(実施例1)。 駆動力伝達装置の分解図である(実施例1)。 基準状態における第1、第2回転部を第2軸方向の他方側から視た図である(実施例1)。 基準状態における第2伝達部を第1軸方向の他方側から視た図である(実施例1)。 基準状態における第1伝達部を第1軸方向の一方側から視た図である(実施例1)。 第2回転部を−45°だけ回転駆動したときの第1、第2回転部を第2軸方向の他方側から視た図である(実施例1)。 第2回転部を−45°だけ回転駆動したときの第2伝達部を、図7のVIIIの方向から視た図である(実施例1)。 第2回転部を−45°だけ回転駆動したときの第1伝達部を、第1軸方向の一方側から視た図である(実施例1)。 第2回転部を+45°だけ回転駆動したときの第1、第2回転部を第2軸方向の他方側から視た図である(実施例1)。 第2回転部を+45°だけ回転駆動したときの第2伝達部を、図10のXIの方向から視た図である(実施例1)。 第2回転部をプラス側に回転駆動したときの凹面を、第1軸方向の一方側から視た図である(実施例1)。 溝を構成する屈折部の開口縁の内、外側の開口縁を示す説明図である(実施例1)。 第2回転部をプラス側に回転駆動したときの動作特性を示す特性図である(実施例1)。 第2回転部をマイナス側に回転駆動したときの動作特性を示す特性図である(実施例1)。 駆動力伝達装置の斜視図である(実施例2)。 駆動力伝達装置の平面図である(実施例2)。 駆動力伝達装置を第3軸方向の一方側から視た側面図である(実施例2)。 基準状態における第2伝達部および球体を第1軸方向の他方側から視た図である(実施例2)。 基準状態における第1伝達部を第1軸方向の一方側から視た図である(実施例2)。 基準状態における第2伝達部および球体を第3軸方向の一方側から視た図である(実施例2)。 基準状態における第2回転部および球体を第2軸方向の他方側から視た図である(実施例2)。 第2回転部を+10°だけ回転駆動したときの第2伝達部および球体を第1軸方向の他方側から視た図である(実施例2)。 第2回転部を+10°だけ回転駆動したときの第1伝達部を第1軸方向の一方側から視た図である(実施例2)。 第2回転部を+10°だけ回転駆動したときの第2伝達部および球体を第3軸方向の一方側から視た図である(実施例2)。 第2回転部を+10°だけ回転駆動したときの第2回転部および球体を第2軸方向の他方側から視た図である(実施例2)。 第2回転部をプラス側に回転駆動したときの動作特性を示す特性図である(実施例2)。 駆動力伝達装置の斜視図である(変形例)。 駆動力伝達装置の平面図である(変形例)。 駆動力伝達装置を第3軸方向の一方側から視た側面図である(変形例)。
本開示を実施するための形態を以下の実施例により詳細に説明する。
〔実施例1の構成〕
実施例1の駆動力伝達装置1を図1〜図12等を用いて説明する。
駆動力伝達装置1は、例えば、ロボットハンドに用いられ、モータ等の駆動力発生部で発生する駆動力を、アーム等の被駆動部に伝達するものである。
駆動力伝達装置1は、以下に説明する第1回転部2、第2回転部3、支持部4および3つの球体5A、5B、5Cを備える。
まず、第1回転部2は、駆動力の入出力の一方を担うとともに、駆動力により回転駆動される部品であり、次の第1伝達部2a、および、回転軸部2bを有する。
第1伝達部2aは、第2回転部3との間で駆動力の入出力を行う部分であり、駆動力の伝達に関わる部位として、球面形の凹面7を有する。凹面7により形成される空間は、第1回転部2の回転軸αの方向に関して一方側に開口している(以下の説明では、回転軸αの方向を第1軸方向と呼ぶことがある。)
なお、凹面7により形成される空間の開口は、第1軸方向に関して一方側から視たときに円形に視える。また、凹面7の外周側は、第1軸方向の一方側、他方側がそれぞれ大径、小径の円筒面7a、7bをなし、大径の円筒面7aと小径の円筒面7bとの間は、第1軸方向の他方側ほど縮径する円錐面7cをなす(図3参照。)。
回転軸部2bは、第1伝達部2aから第1軸方向の他方側に伸びる部分であり、駆動力発生部または被駆動部の一方をなす部品と締結され、駆動力の入出力部を構成する。また、回転軸部2bの内、第1軸方向の一方側の部分は、軸受8が装着される被軸受部9をなす。さらに、回転軸部2bにおいて、被軸受部9の第1軸方向の他方側の部分は、被軸受部9よりも径小であり、被軸受部9との間に段10が設けられている。なお、第1伝達部2aの第1軸方向の他端をなす部分、つまり、円筒面7bを有する部分と被軸受部9との間にも段11が設けられている。
次に、第2回転部3は、駆動力の入出力の他方を担うとともに、駆動力により回転駆動される部品であり、次の第2伝達部3a、および、2つの回転軸部3b1、3b2を有する。
第2伝達部3aは、第1回転部2との間で駆動力の入出力を行う部分であり、駆動力の伝達に関わる部位として、球面形の凸面13を有する。さらに、第2回転部3は、自身の回転軸βが回転軸αと直交するように、かつ、凹面7に凸面13が嵌るように組み付けられている(以下の説明では、回転軸βの方向を第2軸方向と呼ぶことがある。)。
回転軸部3b1、3b2は、それぞれ、第2伝達部3aから第2軸方向の一方側、他方側に伸びる部分であり、それぞれ、軸受14b1、14b2が装着される被軸受部15b1、15b2を有する。つまり、第2回転部3は、第2伝達部3aの第2軸方向の両側で軸受されて支持される。また、回転軸部3b2は、回転軸部3b1よりも長い。
このため、例えば、被軸受部15b1は、回転軸部3b1の第2軸方向の一方端に設けられ、被軸受部15b2は、回転軸部3b2において、第2軸方向の他方端と第2伝達部3aの間に設けられている。また、第2軸方向に関して、第2伝達部3aと被軸受部15b1との距離、および、第2伝達部3aと被軸受部15b2との距離は互いに等しい。
また、回転軸部3b2の内、被軸受部15b2よりも第2軸方向の他方側の部分は、駆動力発生部または被駆動部の一方をなす部品と締結され、駆動力の入出力部を構成する。
なお、回転軸部3b1、3b2は、互いに径が等しく、回転軸部3b1、3b2それぞれにおいて、被軸受部15b1、15b2をなす部分、および、回転軸部3b2の内、被軸受部15b2よりも第2軸方向の他方側の部分がごくわずかに他の部分よりも径小である。
次に、支持部4は、ベース部17とサイド部18A、18Bとをネジ締結することで設けられ、第1、第2回転部2、3を回転自在に支持する構造体である。
ベース部17は、第1回転部2を回転自在に支持する部分である。また、ベース部17は、例えば、厚めの1枚の矩形状の板からなり、矩形の中央を厚さ方向に貫通するように孔19が設けられている。また、矩形の4角にサイド部18A、18Bとのネジ締結に用いられるネジ穴20が設けられている。
そして、孔19の内周に第1回転部2および軸受8が装着されている。ここで、軸受8は、例えば、内輪と外輪との間にボールを挟んで保持するボールベアリングであり、外輪が、孔19の内周に装着されてベース部17と一体化され、内輪は、被軸受部9に装着されて第1回転部2と一体化されている。
なお、第1伝達部2aは、ベース部17の第1軸方向の一方側に配置され、回転軸部2bは、小径の部分が孔19からベース部17の第1軸方向の他方側に突き出ている。
サイド部18A、18Bは、第2回転部3を回転自在に支持する部分である。また、サイド部18A、18Bは、ベース部17との締結に用いられる締結部22、および、第2回転部3の支持に用いられる本体部23とを有する。
締結部22は、サイド部18A、18Bそれぞれにおいて、ネジ穴24が2か所離れて設けられ、これらのネジ穴24が第1、第2軸方向の2方向に垂直な第3軸方向に平行に並ぶように組み付けられる(図2参照。)。
本体部23は、締結部22から隆起しており、ネジ穴24が並ぶ方向と平行な板状に設けられている。さらに、本体部23を厚さ方向に貫通するように孔25が設けられ、サイド部18Aの孔25の内周に回転軸部3a1および軸受14b1が装着され、サイド部18Bの孔25の内周に回転軸部3a2および軸受14b2が装着される。なお、軸受14b1、14b2は、軸受8と同様のボールベアリングであり、それぞれの外輪が、孔25の内周に装着されてサイド部18A、18Bと一体化され、それぞれの内輪は、被軸受部15b1、15b2に装着されて第2回転部3と一体化されている。
そして、サイド部18Aは、ベース部17の第1軸方向の一方側、かつ、第2軸方向の一方端に配置され、ベース部17に2角でネジ締結される。また、サイド部18Bは、ベース部17の第1軸方向の一方側、かつ、第2軸方向の他方端に配置され、ベース部17に2角でネジ締結される。
次に、3つの球体5A、5B、5Cは、凹面7と凸面13との間に保持され、第1、第2回転部2a、3a間で駆動力の受け渡しを行う。
ここで、凸面13には、2本の溝29、30が設けられ、凹面7には、3つの穴32A、32B、32Cが設けられている。そして、球体5A、5B、5Cは、それぞれ穴32A、32B、32Cに部分的に収容されている。また、球体5A、5Bは、それぞれ穴32A、32Bから突き出た部分が溝29に収容され、球体5Cは、穴32Cから突き出た部分が溝30に収容されている。
また、穴32A、32B、32Cは、凹面7を第1軸方向の一方側から視たときに正三角形の3角に位置するように設けられている。つまり、穴32A、32B、32Cは、回転軸αの周囲に120°間隔で設けられている。
また、溝29、30は、例えば、第2軸方向の一方側と他方側とに離れており、回転軸β、および、凸面13において最も突き出ている位置を含む面を対称面として鏡像対称性を有する。
より具体的には、溝29は、略V字形状の1つの屈折部からなる。ここで、屈折部とは、1つの頂部、および、第2軸方向に関して一方側に伸びる2つの辺部とからなるものである(以下、溝29では、屈折部の頂部を頂部29T、2つの辺部を辺部29A、29Bと呼ぶことがある。)。そして、溝29では、頂部29Tが対称面に位置し、頂部29Tから第2軸方向の一方側に2つの辺部29A、29Bが伸びている。
また、溝30は、溝29よりも扁平な略V字形状であり、溝29と同様に1つの屈折部からなる(以下、溝30では、屈折部の頂部を頂部30T、2つの辺部を辺部30A、30Bと呼ぶことがある。)。そして、溝30では、頂部30Tが対称面に位置し、頂部30Tから第2軸方向の一方側に2つの辺部30A、30Bが伸びている。
ここで、第1回転部2の回転の方向(つまり、第1回転部2の周方向:以下、第1周方向と呼ぶことがある。)に関して、次のように定義する。
すなわち、第1回転部2を第1軸方向に関して一方側から視たときに、第1回転部2が時計回りに見える方向に回転する側をプラス側、反時計回りに見える方向に回転する側をマイナス側と定義する(図6等参照。)。
また、第2回転部3の回転の方向(つまり、第2回転部3の周方向:以下、第2周方向と呼ぶことがある。)に関して、次のように定義する。
すなわち、第2回転部3を第2軸方向に関して他方側から視たときに、第2回転部3が時計回りに見える方向に回転する側をプラス側、反時計回りに視える方向に回転する側をマイナス側と定義する(図4等参照。)。
そして、溝29の2つの辺部29A、29Bに関し、第2周方向のプラス側、マイナス側に存在するものを、それぞれ一方部29A、他方部29Bと呼ぶことがある。同様に、溝30の2つの辺部30A、30Bに関し、第2周方向のプラス側、マイナス側に存在するものを、それぞれ一方部30A、他方部30Bと呼ぶことがある(図5等参照。)。さらに、一方部29A、他方部29Bそれぞれの頂部29Tとは反対側の端部を、一方端29AE、他方端29BEと呼ぶことがある。また、一方部30A、他方部30Bそれぞれの頂部30Tとは反対側の端部を、それぞれ一方端30AE、他方端30BEと呼ぶことがある(図5等参照。)。
ここで、駆動力伝達装置1の回転角0°の基準状態、つまり、第1、第2回転部2、3の回転角が両方とも0°の位置を次のように定義する。
すなわち、基準状態では、図4〜図6に示すように、穴32A、32B、および、球体5A、5Bが第2軸方向に関して同じ位置、かつ、回転軸βを含んで第3軸方向に垂直な面を対称面として鏡像対称性を有する位置に存在している。また、穴32Cおよび球体5Cは、第2軸方向に関して穴32A、32B、および、球体5A、5Bよりも第2軸方向の他方側、かつ、第3軸方向に関して回転軸βと同じ位置に存在している。
また、基準状態では、溝29、30それぞれの頂部29T、30Tが第3軸方向に関して回転軸βと同じ位置に存在している。また、一方部29A、他方部29Bは、頂部29Tから第2軸方向の一方側に伸びており、回転軸βを含んで第3軸方向に垂直な面を対称面として鏡像対称性を有する。また、一方部30A、他方部30Bも、溝29と同様の鏡像対称性を有する。
さらに、基準状態において、球体5A、5Bは、それぞれ一方部29A、他方部29Bの内、頂部29Tと一方端29AEとの間、頂部29Tと他方端29BEとの間に存在している。また、球体5Cは、頂部30Tに存在している。さらに、凹面7と凸面13とは接触していない。
そして、溝29、30は、例えば、次のような第1、第2回転部2、3の回転範囲を実現するように設けられている。
すなわち、第1回転部2の回転範囲は、回転軸αの周囲に、−45°から+45°に設定されている。また、第2回転部3の回転範囲は、回転軸βの周囲に、+45°から−45°に設定されている。
つまり、第1回転部2が回転軸αの周囲を回転角0°から+45°まで回転する間、第2回転部3は、回転軸βの周囲を回転角0°から−45°まで回転する。このとき、球体5A、5B、5Cは、それぞれ穴32A、32B、32Cに収容されつつ回転軸αの周囲を+45°だけ公転する。また、球体5Aは、溝29において一方部29A内を、基準状態の位置から一方端29AEまで移動し、球体5Bは、溝29において他方部29B内を、基準状態の位置から頂部29Tまで移動する。さらに、球体5Cは、溝30において頂部30Tから、一方部30A内を一方端30AEまで移動する(図4〜図6、および、図7〜図9参照。)。
また、第1回転部2が回転軸αの周囲を回転角0°から−45°まで回転する間、第2回転部3は、回転軸βの周囲を回転角0°から+45°まで回転する。このとき、球体5A、5B、5Cは、それぞれ穴32A、32B、32Cに収容されつつ回転軸αの周囲を−45°だけ公転する。また、球体5Aは、溝29において一方部29A内を、基準状態の位置から頂部29Tまで移動し、球体5Bは、溝29において他方部29B内を、基準状態の位置から他方端29BEまで移動する。さらに、球体5Cは、溝30において頂部30Tから、他方部30B内を他方端30BEまで移動する(図4〜図6、および、図10〜図12参照。)。
〔実施例1の動作特性〕
実施例1の駆動力伝達装置1の動作特性を図13〜図15等を用いて説明する。ここで、取り上げる動作特性は、以下に説明する圧力角である。
圧力角は、球体5A、5B、5Cごとに定義されるものであり、具体的には、次のように定義される。
すなわち、球体5Aの圧力角θAは、溝29の開口縁全体の内、屈折部の外側の開口縁29eoと球体5Aとの間で駆動力の伝達が行われているときに、外側の開口縁29eoの法線の方向と球体5Aの進行方向(つまり、球体5Aの回転軸αを中心軸とする公転の方向)とのなす角度として定義される。同様に、球体5Bの圧力角θBは、外側の開口縁29eoと球体5Bとの間で駆動力の伝達が行われているときに、外側の開口縁29eoの法線の方向と球体5Bの進行方向(つまり、球体5Bの回転軸αを中心軸とする公転の方向)とのなす角度として定義される。
さらに、球体5Cの圧力角θCは、溝30の開口縁全体の内、屈折部の外側の開口縁30eoと球体5Cとの間で駆動力の伝達が行われているときに、外側の開口縁30eoの法線の方向と球体5Cの進行方向(つまり、球体5Cの回転軸αを中心軸とする公転の方向)とのなす角度として定義される。
ここで、外側の開口縁29eoとは、溝29の開口縁全体の内、屈折部の外側の部分であり、具体的には、一方部29A、他方部29Bおよび頂部29Tの開口縁の内、第2軸方向の他方側の部分である。具体的に図示すれば、図13に示すように、溝29の開口縁全体の内、実太線で示す部分である。なお、図13では、溝29の開口縁全体の内、外側の開口縁29eo以外の部分は点線で示してある。
なお、溝30における外側の開口縁30eoに関しても同様である。
以下、駆動力伝達装置1の動作の内、第2回転部3に外部から駆動力が入力され、第2回転部3が、球体5A、5B、5Cを介して第1回転部2を回転させる場合、つまり、第2回転部3が入力を担うとともに第1回転部2が出力を担う場合を取り上げて、圧力角θA、θB、θCの変化を説明する。
まず、第2回転体3が外部からの駆動力の入力により回転角−45°から+45°まで回転する場合を考える。この場合、第1回転部2は、+45°から−45°まで回転駆動される。このとき、外側の開口縁29eoと球体5Bとの間、および、外側の開口縁30eoと球体5Cとの間で、駆動力の伝達が行われ、圧力角θB、θCが発生し、外側の開口縁29eoと球体5Aとの間では、駆動力の伝達が行われないので、圧力角θAは発生しない。
より具体的には、圧力角θB、θCは、例えば、次のように推移するように設定されている。すなわち、図14に示すように、圧力角θBは、第2回転体3の回転角−45°から+45°までの回転に対応して、例えば、54°から15°まで一様に低減する。また、圧力角θCは、第2回転体3の回転角−45°から0°までの間、外側の開口縁30eoと球体5Cとの間で、駆動力の伝達が行われないので、発生せず、第2回転体3の回転角0°から+45°までの回転に対応して、例えば、90°から68°まで一様に低減する。
次に、第2回転体3が外部からの駆動力の入力により回転角+45°から−45°まで回転する場合を考える。この場合、第1回転部2は、−45°から+45°まで回転駆動される。このとき、外側の開口縁29eoと球体5Aとの間、および、外側の開口縁30eoと球体5Cとの間で、駆動力の伝達が行われ、圧力角θA、θCが発生し、外側の開口縁29eoと球体5Bとの間では、駆動力の伝達が行われないので、圧力角θAは発生しない。
より具体的には、圧力角θA、θCは、例えば、次のように推移するように設定されている。すなわち、図15に示すように、圧力角θAは、第2回転体3の回転角+45°から−45°までの回転に対応して、例えば、54°から15°まで一様に低減する。また、圧力角θCは、第2回転体3の回転角+45°から0°までの間、外側の開口縁30eoと球体5Cとの間で、駆動力の伝達が行われないので、発生せず、第2回転体3の回転角0°から−45°までの回転に対応して、例えば、90°から68°まで一様に低減する。
以上により、駆動力伝達装置1において第2回転部3が入力側であり、第1回転部2が出力側である場合、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、以下に定義する加圧状態となる。すなわち、加圧状態とは、凹面7と凸面13との間に保持されるすべての球体5A、5B、5Cそれぞれの圧力角θA、θB、θCの中に60°以下となるものが存在する状態、と定義されるものである。
つまり、駆動力伝達装置1に関し、第2回転部3が入力側、第1回転部2が出力側である場合、第1、第2回転部2、3がどの回転角に存在しても、圧力角θA、θB、θCの中に60°以下となるものが存在している。
より具体的には、第2回転部3が入力側として第2周方向のプラス側に回転駆動されるときには、第1、第2回転部2、3がどの回転角に存在しても、圧力角θBが常に60°以下になる(図14参照。)。さらに具体的には、第2回転部3が入力側として第2周方向のプラス側に回転駆動されるときには、球体5Bが、外側の開口縁29eoの内、頂部29Tおよび他方部29Bを形成する部分に対して圧力角60°以下となるように当接している。
同様に、第2回転部3が第2周方向のマイナス側に回転駆動されるときには、第1、第2回転部2、3がどの回転角に存在しても、圧力角θAが常に60°以下になる(図15参照。)。つまり、第2回転部3が入力側として第2周方向のマイナス側に回転駆動されるときには、球体5Aが、外側の開口縁29eoの内、頂部29Tおよび一方部29Aを形成する部分に対して圧力角60°以下となるように当接している。
なお、第1回転部2が入力側、かつ、第2回転部3が出力側である場合でも、第1回転部2が第1周方向のプラス側、マイナス側いずれの側に回転駆動されても、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、加圧状態となるが、第1回転部2が入力側、かつ、第2回転部3が出力側である場合については、説明を省略する。
〔実施例1の作用効果〕
実施例1の駆動力伝達装置1は、次の第1、第2回転部2、3および、球体5A、5B、5Cを備える。まず、第1回転部2は、駆動力の入出力の一方を担うとともに凹面7を有し、第2回転部3は、駆動力の入出力の他方を担うとともに凹面7に嵌まる凸面13を有する。また、球体5A、5B、5Cは、凹面7と凸面13との間に保持される。
また、凹面7には、球体5A、5B、5Cそれぞれが個別に収容される穴32A、32B、32Cが設けられ、凸面13には、球体5A、5B、5Cそれぞれの穴32A、32B、32Cから突き出た部分が収容される溝29、30が設けられている。また、溝29は、1つの頂部29T、および、第2軸方向に関して一方側に伸びる2つの辺部としての一方部、他方部29A、29Bからなる屈折部を有し、同様に、溝30も、1つの頂部30T、および、第2軸方向に関して一方側に伸びる2つの辺部としての一方部、他方部30A、30Bからなる屈折部を有する。
そして、第1回転部2または第2回転部3の一方に外部から駆動力が入力されて回転駆動されると、凹面7と凸面13とが接触せずに、球体5A、5B、5Cが、それぞれ、穴32A、32B、32Cに収容されつつ、回転軸αの周囲を公転して溝29、30内を移動する。
さらに、穴32A、32B、32Cおよび溝29、30は、第1回転部2および第2回転部3の全回転範囲において加圧状態となるように設けられている。
これにより、傘歯歯車を利用した従来の駆動力伝達方式に比べ、バックラッシを大幅に改善することができる。
また、穴32A、32B、32Cおよび溝29、30は、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において加圧状態となるように設けられている。すなわち、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、球体5A、5B、5Cそれぞれの圧力角θA、θB、θCの中に60°以下となるものが存在する。これにより、第1、第2回転部2、3はそれぞれ第1、第2周方向に確実に駆動力が作用して回転することができる。
より具体的には、例えば、第2回転部3が入力側であって第2周方向のプラス側に回転駆動される場合、圧力角θBが常に60°以下になる(図14参照。)。つまり、球体5Bが、外側の開口縁29eoの内、頂部29Tおよび他方部29Bを形成する部分に対して圧力角θBが60°以下となるように当接している。これにより、外側の開口縁29eoから球体5Bに対して、第1周方向に作用する分力を確実に発生させることができる。このため、第1回転部2を、出力側として第1周方向に確実に回転させることができる。
また、第2回転部3が入力側であって第2周方向のマイナス側に回転駆動される場合、圧力角θAが常に60°以下になる(図15参照。)。つまり、球体5Aが、外側の開口縁29eoの内、頂部29Tおよび一方部29Aを形成する部分に対して圧力角θAが60°以下となるように当接している。これにより、外側の開口縁29eoから球体5Aに対して、第1周方向に作用する分力を確実に発生させることができる。このため、第1回転部を、出力側として第1周方向に確実に回転させることができる。
なお、第1回転部2が入力側であって第1周方向のプラス側、マイナス側いずれかの側に回転駆動される場合にも、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、同様に、加圧状態となるので、第2回転部3を出力側として第2周方向に確実に回転させることができる。
また、実施例1の駆動力伝達装置1によれば、凹面7と凸面13との間には、3個の球体5A、5B、5Cが保持されている。
これにより、第1、第2回転部2、3は、互いに3点で支持し合うことができる。このため、第1、第2回転部2、3の回転を安定させることができる。
〔実施例2の構成〕
実施例2の駆動力伝達装置1を図16〜図26等を用いて説明する。
実施例2の駆動力伝達装置1は、第1、第2回転部2、3間で、6つの球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jを介して、駆動力を伝達する(図19参照。)。
まず、実施例2の第1回転部2は、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jをそれぞれ収容する穴32E、32F、32G、32H、32I、32Jを有する(図20参照。)。なお、穴32E、32F、32G、32H、32I、32Jは、凹面7を第1軸方向の一方側から視たときに正六角形の6角に位置するように設けられている。また、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jおよび穴32E、32F、32G、32H、32I、32Jは、凹面7を第1軸方向の一方側から視たときに、第1周方向のマイナス側の方向に向かって順次並ぶ。
次に、実施例2の第2回転部3は、第2伝達部3aが略球体状であり、表面の全体が凸面13をなす。そして、第2伝達部3aは、次のような溝35を有する。
すなわち、実施例2の溝35は、実施例1と同様の略V字形状の屈折部が第2周方向に、6個、連続する形状であり、6個の屈折部は、回転軸βを包囲する周を形成する(図22等参照。)。
また、凸面13の内、第2軸方向に関して所定の位置よりも一方側の領域は、溝35の深さだけ縮小する縮小面36を形成しており、溝35は、第2軸方向に関して所定の位置よりも他方側に設けられている。なお、縮小面36は球面である(図17および図18等参照。)
以下、溝35において、個々の屈折部を、それぞれ、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jと呼ぶことがある。なお、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jは、第2軸方向の他方側から視たときに、第2周方向のマイナス側の方向に順次並ぶ(図22等参照)。
屈折部35Eは、回転軸βを含む面を対称面として鏡像対称性を有し、頂部35Tが対称面に位置し、頂部35Tから第2軸方向の一方側に2つの辺部としての一方部、他方部35A、35Bが伸びている(図19等参照。)。2つの辺部の内、一方部35Aは、実施例1の一方部29A、30Aと同様に、第2周方向のプラス側に存在するものであり、他方部35Bは、実施例1の他方部29B、30Bと同様に、第2周方向のマイナス側に存在するものである。
なお、実施例1と同様に、一方部35A、他方部35Bそれぞれの頂部35Tとは反対側の端部を、一方端35AE、他方端35BEと呼ぶことがある。
また、屈折部35F、35G、35H、35I、35Jも、屈折部35Eと同じ形状であり、それぞれ、頂部35T、一方部35A、他方部35B、および、一方端35AE、他方端35BEを有する。さらに、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jは、それぞれ、実施例1の溝29、30と同様の外側の開口縁35eoを有する(図19および図22等参照)。
そして、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35J全ての一方端35AE、他方端35BEが縮小面36に接続している。また、第2周方向に隣り合う屈折部35E、35F同士は、屈折部35Eの他方端35BEと、屈折部Fの一方端35AEとが縮小面36との境界において接続しており、屈折部35F、35G同士、屈折部35G、35H同士、屈折部35H、35I同士、屈折部35I、35J同士、屈折部35J、35E同士も同様である。
以上により、実施例2の駆動力伝達装置1では、溝35は、第2軸方向に関して、縮小面36の他方側に存在し、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jが第2周方向に連続して周を形成している。
ここで、実施例2の駆動力伝達装置1の回転角0°の基準状態、つまり、第1、第2回転部2、3の回転角が両方とも0°の位置を次のように定義する。
すなわち、基準状態では、図19および図20等に示すように、穴32F、32J、および、球体5F、5Jが第2軸方向に関して同じ位置、かつ、回転軸βを含んで第3軸方向に垂直な面を対称面として鏡像対称性を有する位置に存在している。同様に、穴32G、32I、および、球体5G、5Iが第2軸方向に関して同じ位置、かつ、回転軸βを含んで第3軸方向に垂直な面を対称面として鏡像対称性を有する位置に存在している。そして、穴32F、32J、および、球体5F、5Jは、第2軸方向に関して穴32G、32I、および、球体5G、5Iよりも他方側に位置している。
さらに、穴32Eおよび球体5Eは、第2軸方向に関して穴32F、32J、および、球体5F、5Jよりも他方側に位置し、穴32Hおよび球体5Hは、第2軸方向に関して穴32G、32I、および、球体5G、5Iよりも一方側に位置している。また、穴32Eおよび球体5E、ならびに、穴32Hおよび球体5Hは、回転軸βを含んで第3軸方向に垂直な面に存在している。
また、溝35の内、屈折部35E、35F、35Jそれぞれに球体5E、5F、5Jが存在している(図19および図22等参照)。より具体的には、屈折部35Eの頂部35Tに球体5Eが存在している。また、屈折部35Fの一方端35AEに球体5Fが存在している。また、屈折部35Jの他方端35BEに球体5Jが存在している。そして、他の球体5G、5H、5Iは、それぞれ、穴35G、35H、35Iに収容されつつ、縮小面36により抑えられて保持されている。なお、実施例2の駆動力伝達装置1でも、凹面7と凸面13とは接触していない。
以上のような構成により、第1、第2回転部2、3は、次のように回転する。
すなわち、第1回転部2がプラス側またはマイナス側に所定の回転角の範囲だけ回転すると、第2回転部も、第1回転部2と同じ側に同じ回転角の範囲だけ回転する。また、第1、第2回転部2、3は、プラス側、マイナス側いずれの側にも360°以上回転可能である。さらに、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jと屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jとは、60°回転するごとに、同様の動作を繰り返す。
そして、溝35は、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jに関し、例えば、以下に説明する動作を実現するように設けられている。
なお、この動作は、第1、第2回転部2、3の60°の回転ごとに同様に繰り返されるので、第1、第2回転部2、3が回転角0°から+60°まで回転する場合を取り上げて説明する。
回転角0°、つまり、基準状態では、上記のように、屈折部35Eの頂部35Tに球体5Eが存在している。また、屈折部35Fの一方端35AEに球体5Fが存在している。また、屈折部35Jの他方端35BEに球体5Jが存在している。そして、他の球体5G、5H、5Iは、それぞれ、穴32G、32H、32Iに収容されつつ、縮小面36により抑えられて保持されている。
このような基準状態から回転角+60°まで第1、第2回転部2、3が回転すると、球体5Eは、回転軸αの周囲を公転しながら、屈折部35Eにおいて、他方部35B内を頂部35Tから他方端35BEまで移動する。また、球体5Fは、回転軸αの周囲を公転しながら、屈折部35Fにおいて、一方部35A内を一方端35AEから頂部35Tまで移動する。
さらに、球体5Jは、例えば、回転角+10°の位置で、屈折部35Jの他方端35BEから離脱して縮小面36により保持される状態になる(図23〜図26等参照。)。そして、新規に球体5Gが、回転角+60°の位置で、縮小面36により保持される状態から、屈折部35Gの一方端35AEに収容される。
〔実施例2の動作特性〕
実施例2の駆動力伝達装置1の動作特性を、図27等を用いて説明する。ここで、取り上げる動作特性は、実施例1と同様の圧力角であり、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jごとに、次のように圧力角θE、θF、θG、θH、θI、θJを定義する。
すなわち、球体5Eの圧力角θEは、屈折部35Eの開口縁全体の内、外側の開口縁35eoと球体5Eとの間で駆動力の伝達が行われているときに、外側の開口縁35eoの法線の方向と球体5Eの進行方向(つまり、球体5Eの回転軸αを中心軸とする公転の方向)とのなす角度として定義される。また、球体5F、5G、5H、5I、5Jの圧力角θF、θG、θH、θI、θJに関しても同様に定義される。
以下、実施例2の駆動力伝達装置1の動作の内、第2回転部3に外部から駆動力が入力され、第2回転部3が、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jを介して第1回転部2を回転させる場合、つまり、第2回転部3が入力を担うとともに第1回転部2が出力を担う場合を取り上げて、圧力角θE、θF、θG、θH、θI、θJの変化を説明する。
まず、第2回転体3が外部からの駆動力の入力により回転角0°から+60°まで回転する場合を考える。この場合、第1回転部2は、0°から+60°まで回転駆動される。このとき、屈折部35Eでは、他方部35Bの外側の開口縁35eoと球体5Eとの間で、駆動力の伝達が行われ、圧力角θEが発生する。また、屈折部35Jでは、球体5Jが他方端35BEから離脱するまで、他方部35Bの外側の開口縁35eoと球体5Jとの間で、駆動力の伝達が行われ、圧力角θJが発生する。
なお、第2回転部3が回転角0°から+60°まで回転する間、屈折部35Fでは、球体5Fが存在するが、外側の開口縁35eoと球体5Fとの間で駆動力の伝達が行われないので、圧力角θFは発生しない。また、他の球体35G、35H、35Iは、そもそも、溝35に嵌まっておらず、駆動力の伝達に寄与しないので、圧力角θG、θH、θIは発生しない。
より具体的には、圧力角θE、θJは、例えば、次のように推移するように設定されている。すなわち、圧力角θEは、第2回転体3の回転角0°から+60°までの回転に対応して、例えば、90°から急減し、回転角+21°で下側のピークである22°を示し、その後、緩やかに34°まで上昇する。また、圧力角θEは、急減している間、例えば、回転角+4°において45°を下回る。
また、圧力角θJは、回転角が0°から、屈折部35Jにおいて球体5Jが他方端35BEから離脱する+10°に到達するまでの間に、例えば、34°から38°まで上昇する。
なお、圧力角θEは、回転角+60°に到達後、回転角+70°まで上昇を続け、34°から38°に到達するが、回転角+60°から+70°の間は、球体5Eが屈折部35Eの他方端35BEから離脱して縮小面36により保持される状態に移行する期間である。この期間では、屈折部35Eにおいて、他方部35Bの外側の開口縁35eoと球体5Eとの間で駆動力の伝達が行われるので、圧力角θEが発生し続ける。
また、上記のように第2回転体3が回転角0°から+60°まで回転する間、球体5Fは、屈折部35Fにおいて外側の開口縁35eoとの間で駆動力の伝達を行わないので、圧力角θFは発生しないが、回転角+60°に到達した時点で(つまり、球体5Fが屈折部35Fの頂部35Tに到達した時点で)、球体5Fに、外側の開口縁35eoから駆動力が作用し始める。このため、圧力角θFは、回転角が+60°に到達した時点で、90°になる。
以上のような回転角0°から+60°における圧力角θJ、θE、θFの推移は、回転角+60°から+120°における圧力角θE、θF、θGの推移、回転角+120°から+180°における圧力角θF、θG、θHの推移、回転角+180°から+240°における圧力角θG、θH、θIの推移、回転角+240°から+300°における圧力角θH、θI、θJの推移、および、回転角+300°から+360°における圧力角θI、θJ、θEの推移でも同様であり、また、回転角360°以上でも同様に繰り返される。
以上により、実施例2の駆動力伝達装置1において第2回転部3が入力側であり、第1回転部2が出力側である場合、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、以下に定義する強加圧状態となる。すなわち、強加圧状態とは、凹面7と凸面13との間に保持されるすべての球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jそれぞれの圧力角θE、θF、θG、θH、θI、θJの中に45°以下となるものが存在する状態、と定義されるものである。
つまり、実施例2の駆動力伝達装置1では、第2回転部3が入力側、第1回転部2が出力側である場合、第1、第2回転部2、3がどの回転角に存在しても、圧力角θE、θF、θG、θH、θI、θJの中に45°以下となるものが存在している。
より具体的には、第2回転部3が入力側として第2周方向のプラス側に回転駆動されるときには、第1、第2回転部2、3がどの回転角に存在しても、圧力角θE、θF、θG、θH、θI、θJのいずれかが45°以下になる(図27参照。)。つまり、第2回転部3が入力側として第2周方向のプラス側に回転駆動されるときには、次の状態のいずれかが成立している。
すなわち、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jが、それぞれ、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jの外側の開口縁35eoの内、頂部35Tおよび他方部35Bを形成する部分に対して圧力角45°以下となるように当接している状態の少なくとも1つが成立している。
さらに具体的には、回転角0°から+60°の範囲で考えると、回転角0°から4°までは、圧力角Jが45°以下であり、回転角4°から10°までは、圧力角J、Eが両方とも45°以下であり、回転角10°から60°までは、圧力角Eが45°以下である。そして、回転角+60°から+120°の範囲では圧力角E、Fが同様の態様であり、回転角+120°から+180°の範囲では圧力角F、Gが同様の態様であり、回転角+180°から+240°の範囲では圧力角G、Hが同様の態様であり、回転角+240°から+300°の範囲では圧力角H、Iが同様の態様であり、回転角+300°から+360°の範囲では圧力角I、Jが同様の態様である(図27参照。)。
また、第2回転部3が第2周方向のマイナス側に回転駆動されるときも、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、強加圧状態となるが、第2回転部3が第2周方向のマイナス側に回転駆動される場合については、説明を省略する。さらに、第1回転部2が入力側、かつ、第2回転部3が出力側である場合でも、第1回転部2が第1周方向のプラス側、マイナス側いずれの側に回転駆動されても、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、強加圧状態となるが、第1回転部2が入力側、かつ、第2回転部3が出力側である場合である場合については、説明を省略する。
〔実施例2の作用効果〕
実施例2の駆動力伝達装置1によれば、第1回転部2の穴32E、32F、32G、32H、32I、32J、および、第2回転部3の溝35は、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、強加圧状態となるように設けられている。すなわち、第1、第2回転部2、3の全回転範囲において、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jそれぞれの圧力角θE、θF、θG、θH、θI、θJの中に45°以下となるものが存在する。これにより、第1、第2回転部2、3はそれぞれ第1、第2周方向に確実に駆動力が作用して回転することができる。
例えば、第2回転部3が入力側であって第2周方向のプラス側に回転駆動される場合、上記のように、回転角10°から60°までは、圧力角Eが45°以下である。つまり、球体5Eが、屈折部35Eの外側の開口縁35eoの内、頂部35Tおよび他方部35Bを形成する部分に対して圧力角θEが45°以下となるように当接している。これにより、回転角10°から60°の間、屈折部35Eの外側の開口縁35eoから球体35Eに対して、第1周方向に作用する分力を確実に発生させることができる。
同様に、他の回転角の範囲でも、圧力角θE、θF、θG、θH、θI、θJの中の少なくとも1つが45°以下となっており、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jの少なくとも1つに対して第1周方向に作用する分力を確実に発生させることができる。
このため、第1回転部2を、出力側として第1周方向に確実に回転させることができる。
さらに、回転角10°から60°の範囲で考えた場合、圧力角θEが45°以下であることから、球体35Eに対して第1周方向に作用する分力を、第1軸方向に作用する分力や、第1軸方向および第1周方向に垂直な径方向に作用する分力よりも強くすることができる。
同様に、他の回転角の範囲でも、圧力角θE、θF、θG、θH、θI、θJの中の少なくとも1つが45°以下であることから、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jの少なくとも1つに対して第1周方向に作用する分力を、第1軸方向および径方向に作用する分力よりも強くすることができる。
このため、より効率的に、駆動力を第1、第2回転部2、3の回転に利用することができる。
また、実施例2の駆動力伝達装置1によれば、第2回転部3において溝35を構成する屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jが第2周方向に連続して回転軸βを包囲する周を形成する。
これにより、第1、第2回転部2、3を、回転角360°を超えて同じ方向に回転させ続けることができる。
さらに、実施例2の駆動力伝達装置1によれば、凸面13の内、第2軸方向に関して所定の位置よりも一方側の領域は、溝35の深さだけ縮小する縮小面36を形成している。また、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jは、第2軸方向に関して所定の位置よりも他方側に設けられている。そして、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jそれぞれの一方端35AE、他方端35BEは縮小面36に接続している。
これにより、溝35に関し、球体5E、5F、5G、5H、5I、5Jと第2回転部3との間の駆動力の伝達に関わらない部分を設ける必要がなくなるので、製造コストを下げることができる。
〔変形例〕
本願発明は、その要旨を逸脱しない範囲で様々な変形例を考えることができる。
例えば、実施例1の駆動力伝達装置1によれば、3つの穴32A、32B、32Cおよび2本の溝29、30が設けられており、実施例2の駆動力伝達装置1によれば、6つの穴32E、32F、32G、32H、32I、32Jおよび1本の溝35が設けられていたが、穴や溝の数は、このような態様に限定されない。すなわち、穴を4つまたは5つ設けてもよく、6つよりも多く設けてもよい。また、溝を3本以上設けてもよい。
また、実施例1の駆動力伝達装置1によれば、溝29、30それぞれが1つの屈折部を有し、実施例2の駆動力伝達装置1によれば、溝35が6つの屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jを有していたが、1つの溝が有する屈折部の数は、このような態様に限定されない。すなわち、1つの溝が屈折部を、2〜5つ有してもよく、6つよりも多く有してもよい。
また、実施例2の駆動力伝達装置1によれば、凸面13の内、第2軸方向に関して所定の位置よりも一方側の領域は縮小面36を形成していたが、縮小面36を形成しない態様にしてもよい。例えば、図28〜図30に示すように、縮小面36を形成せず、屈折部35E、35F、35G、35H、35I、35Jそれぞれの一方部35A、他方部35Bを延長し、異なる屈折部同士で一方部35Aと他方部35Bとを交差させてもよい。
さらに、実施例1、2の駆動力伝達装置1によれば、凹面7および凸面13は、両方とも球面状に設けられていたが、凹面7および凸面13の形状はこのような態様に限定されない。すなわち、凹面7と凸面13とが接触することなく、球体の溝および穴における接触により第1、第2回転部2、3が回転することができれば、上記の効果を得ることができる。このため、例えば、凹面7および凸面13を、円錐面、多面体の外側面など、球面以外の形状として設けてもよい。
1 駆動力伝達装置 2 第1回転部 3 第2回転部 5A、5B、5C、5E、5F、5G、5H、5I、5J 球体 7 凹面 13 凸面 29、30、35 溝 32A、32B、32C、32E、32F、32G、32H、32I、32J 穴 35E、35F、35G、35H、35I、35J 屈折部 29T、30T、35T 頂部 29A、30A、35A 一方部(辺部) 29B、30B、35B 他方部(辺部) 29eo、30eo、35eo 外側の開口縁

Claims (7)

  1. 駆動力を伝達する駆動力伝達装置において、
    駆動力の入出力の一方を担うとともに凹面を有する第1回転部と、
    駆動力の入出力の他方を担うとともに前記凹面に嵌まる凸面を有する第2回転部と、
    前記凹面と前記凸面との間に保持される複数の球体とを備え、
    前記凹面には、前記複数の球体それぞれが個別に収容される複数の穴が設けられ、前記凸面には、前記複数の球体それぞれの前記穴から突き出た部分が収容される溝が設けられ、
    前記溝は、1つの頂部、および、前記第2回転部の回転軸の方向に関して一方側に伸びる2つの辺部からなる屈折部を有し、
    前記第1回転部または前記第2回転部の一方に外部から駆動力が入力されて回転駆動されると、前記凹面と前記凸面とが接触せずに、前記複数の球体が、それぞれ、前記穴に収容されつつ、前記第1回転部の回転軸の周囲を公転して前記溝内を移動し、
    前記屈折部の開口縁の内、外側の開口縁と前記球体との間で駆動力の伝達が行われているときに、前記外側の開口縁の法線の方向と前記球体の進行方向とのなす角度を圧力角と定義し、
    さらに、前記複数の球体の中に前記圧力角が60°以下となる球体が存在する状態を加圧状態と定義すると、
    前記複数の穴および前記溝は、前記第1回転部および前記第2回転部の全回転範囲において、前記加圧状態となるように設けられていることを特徴とする駆動力伝達装置。
  2. 請求項1に記載の駆動力伝達装置において、
    前記複数の球体の中に前記圧力角が45°以下となる球体が存在する状態を強加圧状態と定義すると、
    前記複数の穴および前記溝は、前記第1回転部および前記第2回転部の全回転範囲において、前記強加圧状態となるように設けられていることを特徴とする駆動力伝達装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の駆動力伝達装置において、
    前記屈折部が前記第2回転部の周方向に、複数、連続して前記第2回転部の回転軸を包囲する周を形成することを特徴とする駆動力伝達装置。
  4. 請求項3に記載の駆動力伝達装置において、
    前記凸面の内、前記第2回転部の軸方向に関して所定の位置よりも一方側の領域は、前記溝の深さだけ縮小する縮小面を形成しており、
    前記屈折部は、前記第2回転部の軸方向に関して所定の位置よりも他方側に設けられ、
    前記辺部は、前記第2回転部の軸方向の一方端が前記縮小面に接続していることを特徴とする駆動力伝達装置。
  5. 請求項1ないし請求項4の内のいずれか1つに記載の駆動力伝達装置において、
    前記凹面と前記凸面との間には、前記球体が、3個以上、保持されていることを特徴とする駆動力伝達装置。
  6. 請求項1ないし請求項5の内のいずれか1つに記載の駆動力伝達装置において、
    前記凹面および前記凸面は球面であることを特徴とする駆動力伝達装置。
  7. 請求項1ないし請求項6の内のいずれか1つに記載の駆動力伝達装置と、
    前記第1回転部または前記第2回転部のいずれか一方に一体化されて前記駆動力伝達装置から伝達された駆動力により回転駆動されるアームとを備えるロボットハンド。
JP2020075787A 2019-11-29 2020-04-22 駆動力伝達装置およびロボットハンド Active JP6755571B1 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
KR1020227005736A KR102662086B1 (ko) 2019-11-29 2020-09-07 구동력 전달 장치 및 로봇 핸드
US17/639,542 US11806869B2 (en) 2019-11-29 2020-09-07 Driving force transmission device and robot hand
CN202080062283.6A CN114364498B (zh) 2019-11-29 2020-09-07 驱动力传递装置及机器人手
PCT/JP2020/033807 WO2021106305A1 (ja) 2019-11-29 2020-09-07 駆動力伝達装置およびロボットハンド

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2019216829 2019-11-29
JP2019216829 2019-11-29

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP6755571B1 true JP6755571B1 (ja) 2020-09-16
JP2021092309A JP2021092309A (ja) 2021-06-17

Family

ID=72432374

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2020075787A Active JP6755571B1 (ja) 2019-11-29 2020-04-22 駆動力伝達装置およびロボットハンド

Country Status (5)

Country Link
US (1) US11806869B2 (ja)
JP (1) JP6755571B1 (ja)
KR (1) KR102662086B1 (ja)
CN (1) CN114364498B (ja)
WO (1) WO2021106305A1 (ja)

Family Cites Families (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR1230646A (fr) * 1959-03-27 1960-09-19 Cardan sphérique
JPS4031045Y1 (ja) * 1962-05-06 1965-11-01
GB2085994A (en) 1980-09-18 1982-05-06 Craven Carden Sir John Device for Transmitting Rotary Motion at Changed Speed
CA1159677A (en) * 1980-09-18 1984-01-03 John C. Carden Motion transmitting devices
JPS59182083A (ja) * 1983-03-31 1984-10-16 株式会社東芝 ロボツトハンド
JP2002031206A (ja) * 2000-07-18 2002-01-31 Nsk Ltd トロイダル型無段変速機及び無段変速装置
JP3790715B2 (ja) * 2002-03-26 2006-06-28 三協オイルレス工業株式会社 揺動回転形減速装置
EP1338388A2 (en) * 2002-02-19 2003-08-27 Sankyo Oilless Industry, Inc. Rotatable-and-swingable type of rotary joint device
JP2013029195A (ja) * 2011-06-24 2013-02-07 Jtekt Corp モータ駆動力伝達装置
JP5904008B2 (ja) * 2012-05-23 2016-04-13 アイシン精機株式会社 ギヤ装置
JP5966010B2 (ja) * 2012-09-21 2016-08-10 ビー・エル・オートテック株式会社 工具交換装置
JP2017080875A (ja) * 2015-10-27 2017-05-18 並木精密宝石株式会社 回転装置
JP2017101801A (ja) * 2015-12-04 2017-06-08 ジヤトコ株式会社 変速機構
JP6182765B2 (ja) * 2016-07-04 2017-08-23 ビー・エル・オートテック株式会社 工具交換装置
JP2018182958A (ja) * 2017-04-18 2018-11-15 日本電産サンキョー株式会社 モータ
JP2019136796A (ja) * 2018-02-07 2019-08-22 三菱電機株式会社 ロボットハンド、ロボットハンドユニット、ロボットおよび作業ユニット
JP6968020B2 (ja) * 2018-03-29 2021-11-17 Kyb株式会社 把持装置

Also Published As

Publication number Publication date
US20220324097A1 (en) 2022-10-13
KR102662086B1 (ko) 2024-04-29
CN114364498B (zh) 2024-02-02
CN114364498A (zh) 2022-04-15
JP2021092309A (ja) 2021-06-17
KR20220038719A (ko) 2022-03-29
WO2021106305A1 (ja) 2021-06-03
US11806869B2 (en) 2023-11-07

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5088970B2 (ja) 偏心型減速機
US8992376B2 (en) Power transmission device
WO2014076771A1 (ja) クラウンギア減速機構
US20150224642A1 (en) Gear mechanism, speed reducer, and robot arm
US10401711B2 (en) Multidirectional drive device, and automatic camera
WO2017110739A1 (ja) リンク作動装置
JP6755571B1 (ja) 駆動力伝達装置およびロボットハンド
CN108609137A (zh) 能改变动力驱动方向的水下机器人
US9371864B2 (en) Constant velocity joint
US2578764A (en) Constant velocity universal joint
US11927260B2 (en) Gear housing for a planetary gear device that structurally isolates an inner gear
JP6692626B2 (ja) パラレルリンク機構を用いた作業装置
US20220025965A1 (en) Gear housing for a planetary gear device that structurally isolates an inner gear
JP7417917B2 (ja) パラレルリンク機構およびリンク作動装置
US11339858B2 (en) Actuator for a needle
JP7078250B2 (ja) 交差型歯車駆動機構
JP2020091028A (ja) パラレルリンク機構
JP5777034B2 (ja) 揺動形アクチュエータ
JP2004183878A (ja) 回転伝達装置
JP2005030421A (ja) 揺動回転形減速機構
WO2016080472A1 (ja) パラレルリンク機構を用いた作業装置
JP2020003017A (ja) 波動減速装置
JPH01188718A (ja) 自在継手
JPH04302743A (ja) 球形歯車
JPH01275932A (ja) 揺動方向変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20200603

A871 Explanation of circumstances concerning accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A871

Effective date: 20200603

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200616

AA64 Notification of invalidation of claim of internal priority (with term)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A241764

Effective date: 20200616

A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20200727

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200804

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6755571

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250