JP6753908B2 - ワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置に関する。
従来、ワイヤ放電加工機は、ワイヤ電極(ワイヤ)と、ワイヤ電極に接触する上部給電子及び下部給電子と、加工電源と、加工対象物を搭載するテーブルと、テーブルをX軸方向、Y軸方向に進退移動させるX軸駆動装置及びY軸駆動装置を備えた駆動装置と、ワイヤ電極が貫通する上部ダイス及び下部ダイスとを備えて構成されている。
上部ダイス及び下部ダイスはそれぞれ、ガイド孔にワイヤ電極を挿通してこれを案内し、加工対象物の上方と下方でワイヤ電極を位置決めする。また、上部ダイス及び下部ダイスはワイヤ電極が傾斜する際にワイヤ電極の上下の支点となる。
ワイヤ放電加工機は、ワイヤ電極を繰り出して供給するワイヤボビンと、ワイヤボビンから繰り出されたワイヤ電極を挟み込むように配設され、ワイヤ電極の繰り出し方向をテーブル及び加工対象物側に変換させる一対の給送ローラと、テーブル及び加工対象物から下方に送られたワイヤ電極の繰り出し方向を変換する下部ローラと、下部ローラによって方向変換されたワイヤ電極を回収する回収ローラとを備えている。
上部給電子及び下部給電子と、加工対象物とがそれぞれ加工電源に接続され、上部給電子及び下部給電子と加工対象物との間に電圧が印加される。ワイヤ放電加工機では、テーブルに搭載された加工対象物と、ワイヤ電極との間で放電を発生させることにより、加工対象物を加工することができる。
また、オペレータがCNC(コンピュータ数値制御装置:Computerized Numerical Control Device)に、加工条件、加工プログラム、及び制御パラメータを入力し、これらに基づいて駆動制御する。
さらに、加工対象物の放電加工に供されたワイヤ電極は、下部ダイスを通過した後、下部ローラ、回収ローラを通じて回収箱に順次送られて回収される(例えば、特許文献1参照)。
特開平04−057626号公報
一方、ワイヤ放電加工機の回収箱に回収された使用済みのワイヤ電極は、加工電源によって通電している可能性があり、作業者が感電することがないようにワイヤ放電加工機の電源を落としてから回収するようにしている。また、放電加工中は、常時、使用済みワイヤ電極を排出しているため、ワイヤ回収箱を取り外して使用済みワイヤ電極を回収、廃却することができない。このため、使用済みのワイヤ電極の回収作業によって加工の作業性、ひいては歩掛りの低下を招くという不都合があった。
本発明は、ワイヤ放電加工機の電源を落とすことなく、また、放電加工中であっても、使用済みのワイヤ電極を回収することが可能なワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置を提供することを目的とする。
本発明者は、ワイヤ放電加工機の電源を落とすことなく、また、放電加工中であっても、使用済みのワイヤ電極を回収する手段を見出し、本発明を完成するに至った。
(1)本発明は、放電加工に使用されて順次送られてくる使用済みのワイヤ電極(例えば、後述のワイヤ電極3)を回収するためのワイヤ放電加工機(例えば、後述のワイヤ放電加工機A)のワイヤ回収装置(例えば、後述のワイヤ回収装置B)であって、上部に前記ワイヤ電極を導入するワイヤ導入口(例えば、後述のワイヤ導入口15a)を有する第1の回収箱(例えば、後述の第1の回収箱15)と、上部に前記ワイヤ電極を導入するワイヤ導入口(例えば、後述のワイヤ導入口16a)を有し、前記第1の回収箱の内部に格納されるとともに、前記第1の回収箱に形成された出入口(例えば、後述の出入口15b)を通じて外部に取り出し可能に設けられた第2の回収箱(例えば、後述の第2の回収箱16)と、前記第1の回収箱の内部を前記第2の回収箱を格納するための下部空間(例えば、後述の下部空間18)と、前記第1の回収箱のワイヤ導入口に連通する上部空間(例えば、後述の上部空間17)とに区画するとともに、前記下部空間と前記上部空間を連通させるように開閉可能に設けられた仕切り部材(例えば、後述の仕切り板19b)とを備え、前記仕切り部材が開いた状態で、前記ワイヤ電極が前記第1の回収箱と前記第2の回収箱のワイヤ導入口を通じて前記第2の回収箱の内部に送られて回収され、前記仕切り部材が閉じた状態で、前記ワイヤ電極が前記第1の回収箱のワイヤ導入口を通じて前記仕切り部材上に溜まって回収されるように構成されていることを特徴とする。
(2)本発明は、上記(1)において、前記第1の回収箱の内部に前記第2の回収箱が格納されたことを検知するための回収箱検知手段(例えば、後述の回収箱検知センサ22)と、前記仕切り部材上に積み上がってゆく前記ワイヤ電極の上限量を検知する第1ワイヤ検知手段(例えば、後述の第1ワイヤ検知センサ23)と、前記第2の回収箱の内部に回収されて積み上がってゆく前記ワイヤ電極があらかじめ設定した外部に排出する排出設定量に達したか否かを検知する第2ワイヤ検知手段(例えば、後述の第2ワイヤ検知センサ24)と、前記第2の回収箱の内部に回収されて積み上がってゆく前記ワイヤ電極の上限量を検知するオーバーフロー防止用の第3ワイヤ検知手段(例えば、後述の第3ワイヤ検知センサ25)とを備えてもよい。
(3)本発明は、上記(2)において、ワイヤ切断信号が送られてきた際に、前記回収箱検知手段が前記第2の回収箱を検知し、前記第1ワイヤ検知手段、前記第2ワイヤ検知手段、前記第2ワイヤ検知手段がいずれも検知していない状態の場合には前記仕切り部材を開いた状態にし、前記回収箱検知手段、前記第2ワイヤ検知手段がいずれも検知状態である場合には前記仕切り部材を閉じた状態にしてもよい。
(4)本発明は、上記(2)、(3)において、前記第2ワイヤ検知手段又は前記第3ワイヤ検知手段が前記ワイヤ電極を検知した場合には、警告を発するように構成されていてもよい。
本発明によれば、ワイヤ放電加工機が加工中であっても、言い換えれば、ワイヤ放電加工機の電源を落とすことなく、加工作業を続けながら、第2の回収箱を取り外して使用済みのワイヤ電極を回収、廃棄することが可能になる。
本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機(ワイヤ回収装置)の一例を示す斜視図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置を示す正面図である。 図2のX1−X1線矢視図であり、本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置の第2の回収箱で使用済みのワイヤ電極を回収している状況を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置の第1の回収箱の仕切り板上に溜めて使用済みのワイヤ電極を回収している状況を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置の第1の回収箱から第2の回収箱を取り出して使用済みのワイヤ電極を回収、廃棄している状況を示す側面図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置によって使用済みのワイヤ電極を回収する手順、制御方法を示すフロー図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置の変更例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置の変更例を示す正面図である。 本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置の変更例を示す正面図である。
以下、図1から図10を参照し、本発明の一実施形態に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置について説明する。
ここで、本実施形態は、ワイヤ電極と加工対象物(ワーク、被加工物)との間の極間(隙間)に電圧を印加し放電を発生させることで、加工対象物に対して加工を施すワイヤ放電加工機に関するものであり、特に、順次送られて加工対象物を加工した後の使用済みのワイヤ電極を回収するためのワイヤ回収装置に関するものである。
本実施形態のワイヤ放電加工機Aは、図1に示すように、加工機本体1とCNC(コンピュータ数値制御装置:Computerized Numerical Control Device)などの制御装置2とワイヤ回収装置Bを備えている。
加工機本体1は、ワイヤ電極3と、ワイヤ電極3に接触する上部給電子及び下部給電子(不図示)と、加工電源(不図示)と、加工対象物を搭載するテーブル4と、テーブル4をX軸方向、Y軸方向に進退移動させるX軸駆動装置及びY軸駆動装置を備えた駆動装置(不図示)と、ワイヤ電極3が貫通する上部ダイス5及び下部ダイス6とを備えて構成されている。
また、加工機本体1は、ワイヤ電極3を繰り出して供給するワイヤボビン7と、ワイヤボビン7から繰り出されたワイヤ電極3を挟み込むように配設され、ワイヤ電極3の繰り出し方向をテーブル4及び加工対象物側に変換させる一対の給送ローラ8、9と、テーブル4及び加工対象物から下方に送られたワイヤ電極3の送り方向を変換する下部ローラ10と、下部ローラ10によって方向変換されたワイヤ電極3をワイヤ回収装置Bに送って回収するための回収ローラ11、12とを備えている。
このワイヤ放電加工機Aでは、上部給電子及び下部給電子と、加工対象物とがそれぞれ加工電源に接続され、上部給電子及び下部給電子と加工対象物との間に電圧が印加される。そして、テーブル4に搭載された加工対象物と、ワイヤ電極3との間で放電を発生させることにより、加工対象物を放電加工することができる。
加工対象物の放電加工に供されたワイヤ電極3は、下部ダイス6を通過した後、下部ローラ10、回収ローラ11、12を通じてワイヤ回収装置Bに回収される。
なお、本実施形態のワイヤ放電加工機Aは、オペレータが制御装置(CNC)2に加工条件、加工プログラム、及び制御パラメータを入力し、これらに基づいて駆動が制御される。
一方、本実施形態のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置Bは、図1、図2、図3に示すように、第1の回収箱(外側回収箱)15と、第1の回収箱15の内部に配設される第2の回収箱(内側回収箱)16と、第1の回収箱15の内部を上部空間17と下部空間18に区画する開閉機構19と、ワイヤ切断機構30とを備えて構成されている。
第1の回収箱15は、方形箱状に形成されるとともに、上面を開口してワイヤ導入口15aを備え、且つ一側面を下端から所定の高さ位置まで開口して第2の回収箱16の出入口15bを備えて形成されている。
開閉機構19は、図2、図3に示すように、第1の回収箱15の内部に設けられ、内面に取り付けて水平に配設された回転軸19aと、回転軸19aによって回動可能に支持され、水平に配されることによって第1の回収箱15の内部を上部空間17と下部空間18に区画し(下部空間18を閉じ)、回動して下方に配されることによって上部空間17と下部空間18を連通する(下部空間18を開く)仕切り板(仕切り部材)19bと、仕切り板19bを回動させるためのモータなどの駆動装置(不図示)とを備えている。
開閉機構19は、仕切り板19bが水平に配されて上部空間17と下部空間18を区画するとともに、この閉姿勢で仕切り板19bを保持するための仕切り板保持機構20を備えている。
仕切り板保持機構20は、例えば、仕切り板19bの先端部に、先端から外側、内側に進退自在(出没可能)に設けられた係止部(ストッパ部)20aと、第1の回収箱15の内面の所定位置に一体に突設され、進出した係止部20aと係合して仕切り板19bを保持する係止受け部(ストッパ支持部)20bと、係止部20aを進退させるためのピストンシリンダーなどのアクチュエータ(不図示)とを備えて構成されている。
この開閉機構19においては、駆動装置を駆動して仕切り板19bが水平に配されるとともに、アクチュエータが駆動して仕切り板19bの先端から横方向外側に係止部20aが突出し、対向する第1の回収箱15の内面に突設された係止受け部20bに係合し、仕切り板19bが閉じた状態で保持される。これにより、仕切り板19bによって第1の回収箱15の内部を上部空間17と下部空間18とに区画することができる。
また、アクチュエータを駆動し、仕切り板19bの先端から係止部20aが退避すると、係止部20aと係止受け部20bとの係止状態が解除され、仕切り板19bが下方に回動して開く。これにより、第1の回収箱15の内部の上部空間17と下部空間18とが連通する。
第2の回収箱16は、例えば、第1の回収箱15よりも小さな方形箱状に形成されるとともに、上面を開口しワイヤ導入口16aを備えて形成されている。第2の回収箱16は、第1の回収箱15の出入口15bから内部に格納され、仕切り板19bが閉じた際に下部空間18となる部分、すなわち、開閉機構19の回転軸19aよりも下方の空間部分に配設される。
第2の回収箱16は、例えば、下端に車輪16bを設けたり、レール上に配設するなどして移動手段を備え、第1の回収箱15の出入口15bを通じて内部から外部に、外部から内部に出し入れ自在に設けられている。
ワイヤ切断機構30は、第1の回収箱15の内部にワイヤ導入口15aから送られたワイヤ電極3を切断して使用済みのワイヤ電極3を分離して回収箱15、16に回収するためのものであり、例えば、ワイヤ電極3を切断する切刃を有する切断具を備えて構成されている。また、切断具は、ワイヤ電極3と接触する切刃などに電気的な絶縁処理を施して形成されている。本実施形態では、ワイヤ切断機構30が第1の回収箱15の内部でワイヤ導入口15a側の上部側の所定位置に設けられている。なお、ワイヤ切断機構30の設置位置は特に限定を必要としない。
次に、図2、図3に示すように、本実施形態のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置Bにおいては、第1の回収箱15の内部に第2の回収箱16が格納されたことを検知するための回収箱検知センサ(回収箱検知手段)22が設けられている。
仕切り板19bを閉じた状態とし、第1の回収箱15のワイヤ導入口15aから導入されて仕切り板19b上に積み上がってゆくワイヤ電極3の上限量(上限高さ位置)を検知するための第1ワイヤ検知センサ(第1ワイヤ検知手段)23が設けられている。
第2の回収箱16の内部に回収されて積み上がってゆくワイヤ電極3があらかじめ設定した外部に排出する量に達するとともに、これを検知する第2ワイヤ検知センサ(第2ワイヤ検知手段)24と、第2の回収箱16の内部に回収されて積み上がってゆくワイヤ電極3の上限量(上限高さ位置)を検知するオーバーフロー防止用の第3ワイヤ検知センサ(第3ワイヤ検知手段)25が設けられている。
なお、第1ワイヤ検知センサ23、第2ワイヤ検知センサ24、第3ワイヤ検知センサ25にはワイヤ電極3が接触することによりこれを検知する接触式センサを用いることが好ましい。
上記構成からなる本実施形態のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置Bでは、図4に示すように、仕切り板19bが開いた状態で、ワイヤ放電加工機Aから送られる使用済みのワイヤ電極3が、ワイヤ導入口15a、16aを通じて第2の回収箱16の内部に入って回収される。
そして、図5、図6に示すように、第2の回収箱16内のワイヤ電極3が一定量(排出設定量)に達したら、ワイヤ切断機構30で使用済みのワイヤ電極3を切断するとともに、仕切り板19bを閉じた状態にし、さらに、仕切り板保持機構20で仕切り板19bを閉姿勢で保持する。これにより、ワイヤ放電加工機Aから送られる使用済みのワイヤ電極3が仕切り板19bの上に溜まってゆく。
また、仕切り板19bに使用済みワイヤ電極3を溜めている間に第2の回収箱16を第1の回収箱15の内部から出入口15bを通じて外部に移動させ、溜まった使用済みワイヤ電極3を廃棄する。
そして、ワイヤ電極3を廃棄して空になった第2の回収箱16を第1の回収箱15の内部の下部空間18に再度格納するとともに、仕切り板19bを回動させ、仕切り板19b上に溜まったワイヤ電極3を第2の回収箱16内に入れ、ワイヤ放電加工機Aから送られる使用済みのワイヤ電極3を再度第2の回収箱16内に入れて回収してゆく。
なお、第1の回収箱15の内部に第2の回収箱16が格納されたことを検知する回収箱検知センサ22が設けられているため、空になった第2の回収箱16を第1の回収箱15の下部空間18に戻すとともに、これを検知した回収箱検知センサ22の検知結果を基に、開閉機構19の駆動装置を駆動制御し仕切り板19bを自動的に開くようにしてもよい。
また、本実施形態のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置Bでは、図7に示すように、第1の回収箱15の内部から第2の回収箱16が外部に取り出されているとき、回収箱検知センサ22がこれを検知し(Step1)、第2の回収箱16が第1の回収箱15内に無いことを加工機側の制御装置2に知らせる(Step2)。
本実施形態のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置Bでは、上記の通り、第2の回収箱16が取り出されている状態であっても、使用済みのワイヤ電極3が仕切り板19bの上に溜まり、第1の回収箱15で回収し続けることができる。これにより、第2の回収箱16が第1の回収箱15内に無い場合であっても、ワイヤ放電加工機Aの停止制御を行わずに済む。
一方、第1の回収箱15の内部に第2の回収箱16が格納されている場合には、回収箱検知センサ22がこれを検知し(Step1)、第2の回収箱16の内部に回収されて積み上がってゆくワイヤ電極3の排出設定量、限界量に達したか否かを検知する第2ワイヤ検知センサ24と第3ワイヤ検知センサ25の検知状態を確認する(Step3)。
第2ワイヤ検知センサ24又は第3ワイヤ検知センサ25でワイヤ電極3が検知された場合には、開閉機構19を駆動して仕切り板19bを閉じ(Step4)、この仕切り板19bの閉動作の信号をワイヤ放電加工機Aの制御装置2へ送信し、加工機にメッセージを表示させる(Step5)。
このメッセージ等に基づいて作業者が第2の回収箱16を第1の回収箱15から取り出し、使用済みのワイヤ電極3を廃棄する(Step6)。使用済みのワイヤ電極3を廃棄した後、空の第2の回収箱16を第1の回収箱15内に戻す(Step7)。
第2の回収箱16が第1の回収箱15内に戻されているか否かが回収箱検知センサ22によって確認され(Step8)、戻されている場合には、仕切り板19bを開き、仕切り板19b上に溜まったワイヤ電極3を第2の回収箱16内に投入する(Step9)。
そして、再度、第2の回収箱16の内部に回収されて積み上がってゆくワイヤ電極3の排出設定量、限界量に達したか否かを検知する第2ワイヤ検知センサ24と第3ワイヤ検知センサ25の検知状態を確認する(Step3)。
他方、第2ワイヤ検知センサ24又は第3ワイヤ検知センサ25でワイヤ電極3が検知され、開閉機構19を駆動して仕切り板19bを閉じた場合(Step4)には、仕切り板19b上に溜まったワイヤ電極3が第1ワイヤ検知センサ23で検知されたか否かが確認される(Step10)。
仕切り板19b上に溜まったワイヤ電極3が第1ワイヤ検知センサ23で検知されていない場合には、そのまま、第1ワイヤ検知センサ23による確認を継続する。
仕切り板19b上に溜まったワイヤ電極3が第1ワイヤ検知センサ23で検知された場合には、第2の回収箱16が第1の回収箱15内に戻されているか否かが回収箱検知センサ22によって確認され(Step11)、戻されている場合には、仕切り板19b上に溜まったワイヤ電極3が第1ワイヤ検知センサ23で検知された信号をワイヤ放電加工機Aの制御装置2に送信し、メッセージを表示させ、上記のStep5〜9の操作を行うようにする。
これに対し、仕切り板19b上に溜まったワイヤ電極3が第1ワイヤ検知センサ23で検知されたにもかかわらず、第2の回収箱16が第1の回収箱15内に戻されていない場合には、第2の回収箱16が第1の回収箱15内に戻されているか否かを継続して回収箱検知センサ22によって確認し(Step11)、戻されている場合には、これを示す信号をワイヤ放電加工機Aの制御装置2へ送信し、加工機にメッセージを表示させる(Step12)。また、これとともにワイヤ放電加工機Aの駆動を停止させる(Step13)。
なお、第2ワイヤ検知センサ24又は第3ワイヤ検知センサ25がワイヤ電極3を検知した場合には、加工機側(制御装置2)からアラーム信号(警告)を発するように構成することが好ましい。
したがって、本実施形態のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置Bにおいては、仕切り板19bの上に溜まる使用済みのワイヤ電極3が第1ワイヤ検知センサ23で検知されないように第2の回収箱16に溜まった使用済みのワイヤ電極3を撤去、廃棄すれば、ワイヤ放電加工機Aが加工中であっても、言い換えれば、ワイヤ放電加工機Aによる加工作業を続けながら、第2の回収箱16を取り外して使用済みのワイヤ電極3を回収、廃棄することが可能になる。
よって、本実施形態のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置Bによれば、従来、使用済みのワイヤ電極3を回収、廃棄するために必要だったワイヤ放電加工機Aの電源の停止を不要にできるため、作業性、生産性(歩掛り)の向上を図ることが可能になる。
ここで、本実施形態のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置Bにおいては、ワイヤ放電加工機Aの制御装置2からワイヤ切断信号が送られてきた場合において、回収箱検知センサ22が第2の回収箱16を検知し、第1ワイヤ検知手段23、第2ワイヤ検知手段24、第3ワイヤ検知手段25がいずれも検知していない状態の場合には仕切り板19bを開いた状態にし、回収箱検知センサ22、第2ワイヤ検知センサ24がいずれも検知状態である場合には仕切り板19bを閉じた状態にする。
これにより、例えば、ワイヤ電極3を切断して移動が必要になる場合などにおいて、ワイヤ切断を行っても、使用済みのワイヤ電極3を好適に回収箱15、16内に回収することが可能になる。
以上、本発明に係るワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置の一実施形態について説明したが、本発明は上記の一実施形態に限定されるものではなく、その趣旨を逸脱しない範囲で適宜変更可能である。
本発明に係る開閉機構19は、第1の回収箱15の内部を上部空間17と第2の回収箱16が格納可能な大きさの下部空間18とに区画可能で連通可能(開閉可能)に構成されていればよく、必ずしも本実施形態のように構成しなくてもよい。
例えば、図8に示すように、複数の回動軸19aと複数の仕切り板19bを備えて構成したり、図9、図10に示すように、仕切り板19bを第1の回収箱15の内部と外部の間で挿入、引き出し(進退)可能に設けて開閉するように構成してもよい。
3 ワイヤ電極(ワイヤ)
15 第1の回収箱(外側回収箱)
15a ワイヤ導入口
15b 出入口
16 第2の回収箱(内側回収箱)
16a ワイヤ導入口
16b 車輪(移動手段)
17 上部空間
18 下部空間
19 開閉機構
19a 回転軸
19b 仕切り板(仕切り部材)
20 仕切り板保持機構
20a 係止部
20b 係止受け部
22 回収箱検知センサ(回収箱検知手段)
23 第1ワイヤ検知センサ(第1ワイヤ検知手段)
24 第2ワイヤ検知センサ(第2ワイヤ検知手段)
25 第3ワイヤ検知センサ(第3ワイヤ検知手段)
A ワイヤ放電加工機
B ワイヤ回収装置

Claims (4)

  1. 放電加工に使用されて順次送られてくる使用済みのワイヤ電極を回収するためのワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置であって、
    上部に前記ワイヤ電極を導入するワイヤ導入口を有する第1の回収箱と、
    上部に前記ワイヤ電極を導入するワイヤ導入口を有し、前記第1の回収箱の内部に格納されるとともに、前記第1の回収箱に形成された出入口を通じて外部に取り出し可能に設けられた第2の回収箱と、
    前記第1の回収箱の内部を前記第2の回収箱を格納するための下部空間と、前記第1の回収箱のワイヤ導入口に連通する上部空間とに区画するとともに、前記下部空間と前記上部空間を連通させるように開閉可能に設けられた仕切り部材とを備え、
    前記仕切り部材が開いた状態で、前記ワイヤ電極が前記第1の回収箱と前記第2の回収箱のワイヤ導入口を通じて前記第2の回収箱の内部に送られて回収され、
    前記仕切り部材が閉じた状態で、前記ワイヤ電極が前記第1の回収箱のワイヤ導入口を通じて前記仕切り部材上に溜まって回収されるように構成されている、ワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置。
  2. 前記第1の回収箱の内部に前記第2の回収箱が格納されたことを検知するための回収箱検知手段と、
    前記仕切り部材上に積み上がってゆく前記ワイヤ電極の上限量を検知する第1ワイヤ検知手段と、
    前記第2の回収箱の内部に回収されて積み上がってゆく前記ワイヤ電極があらかじめ設定した外部に排出する排出設定量に達したか否かを検知する第2ワイヤ検知手段と、
    前記第2の回収箱の内部に回収されて積み上がってゆく前記ワイヤ電極の上限量を検知するオーバーフロー防止用の第3ワイヤ検知手段とを備える、請求項1に記載のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置。
  3. ワイヤ切断信号が送られてきた際に、
    前記回収箱検知手段が前記第2の回収箱を検知し、前記第1ワイヤ検知手段、前記第2ワイヤ検知手段、前記第2ワイヤ検知手段がいずれも検知していない状態の場合には前記仕切り部材を開いた状態にし、
    前記回収箱検知手段、前記第2ワイヤ検知手段がいずれも検知状態である場合には前記仕切り部材を閉じた状態にする、請求項2に記載のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置。
  4. 前記第2ワイヤ検知手段又は前記第3ワイヤ検知手段が前記ワイヤ電極を検知した場合には、警告を発するように構成されている、請求項2または請求項3に記載のワイヤ放電加工機のワイヤ回収装置。
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