JP6751978B1 - 炊飯器 - Google Patents

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Abstract

【課題】保温されている内なべ部内が想定以上に過剰高圧となることを防止することのできる炊飯器を提供する。【解決手段】炊飯器1の制御部6は、開閉弁部4を、あらかじめ定められた通常モードで開放状態または閉鎖状態とするステップを繰り返す通常開閉弁部制御内容と、通常モードにおいて蓋部9が所定時間開放されて閉鎖されたときに、通常モードの実行を中止して、開閉弁部4が開放状態から制御開始される特別モードを実行する特別開閉弁部制御内容と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、ごはんを炊飯することのできる炊飯器に関する。
近年、玄米と小豆に塩と水を加えて炊飯したいわゆる酵素玄米ごはん(発酵玄米ごはん、あるいは寝かせ玄米ごはんともいう)は、栄養価の高い食物として注目されている。
そこで発明者らは、酵素玄米ごはんをおいしく炊飯できる炊飯器として特許文献1に開示されているような、炊飯後の酵素玄米ごはんを所定の温度範囲内に維持する保温工程を備えた炊飯器を提案した。また当該構成に加えて、炊き上がった酵素玄米ごはんの水分量を最適な状態で維持するために、内なべ部の内部と外部とを連通又は非連通とする開閉弁部を開放状態または閉鎖状態とするステップを繰り返す構成も提案した。
特許第6355292号公報
ところで、炊飯器の中で保温されている内容物を取り出すときには、炊飯器の蓋を開放することになるため、取り出し後に再度保温すべく蓋を閉じると、内なべ部内に入り込んだ外気が温められることによって膨張し、内なべ部内が想定以上に過剰高圧となってしまうことがある。そうすると、ロック状態の蓋が上方へ押圧されることで当該蓋のロック機構の係合圧が過多となり、ロック機構の解除操作ができず蓋が開けにくくなるという不具合が生じてしまう。
本発明は、保温されている内なべ部内が過剰高圧となることを防止することのできる炊飯器を提供することを目的とする。
本発明は、少なくともごはんを内容物とする内なべ部と、前記内なべ部内を外部から遮蔽して密閉状態で保持するロック状態と、開閉自在な非ロック状態とに選択的に状態変換される開閉式の蓋部と、前記内なべ部内と外部とを連通する排気口を開閉する開閉弁部と、前記内なべ部を加熱する加熱部と、前記開閉弁部を繰り返し開閉すると共に、前記内なべ部内の内容物を前記加熱部によって所定の温度で保温する保温工程を実行する制御内容を備えている制御手段と、を具備した炊飯器であって、前記保温工程において前記蓋部のロック状態又は非ロック状態を検知する開閉検知手段を有し、前記制御手段は、前記保温工程で前記開閉弁部を、あらかじめ定められた通常モードで開放状態と閉鎖状態とを繰り返す通常開閉弁部制御内容と、前記通常モードで開閉弁部が開放状態または閉鎖状態となっているときに前記蓋部が所定時間開放されてからロック状態となったことを前記開閉検知手段が検知すると、前記通常モードの実行を中止して、前記開閉弁部が開放状態から制御開始される特別モードを実行開始する特別開閉弁部制御内容と、を備えることを特徴とする炊飯器である。
かかる構成にあって、保温工程において蓋が開放されて内なべ部に外気が入り込んだときは、特別モードとして開閉弁部を開放状態とする制御を開始する。このため、蓋がロック状態となった際に前記内なべ部内に入り込んだ外気が温められて膨張しても前記排気口を介して適正に排出されるため、内なべ部の内圧が適正化されて過剰高圧となることがない。
また、前記通常モードにおける開放状態は、所定の第一開放時間だけ開放されるものであり、前記特別モードにおける最初の開放状態は、前記第一開放時間より長い第二開放時間だけ開放されるものである構成が提案される。
かかる構成とすることにより、膨張した空気が前記内なべ部から外部へ排出される時間が通常モード実行時よりも長くなるため、内なべ部の内圧が適正化されて過剰高圧となることがない。
また上述の開放時間を長くする構成とは別に、前記通常モードにおける閉鎖状態は、所定の第一閉鎖時間だけ閉鎖されるものであり、前記特別モードにおける最初の閉鎖状態は、前記第一閉鎖時間より短い第二閉鎖時間だけ閉鎖されるものである構成が提案される。
かかる構成とすることにより、前記内なべ部に入り込んだ外気が温められる時間が短くなり、内なべ部が想定以上に過剰高圧となることを効果的に防止することができる。
本発明は、蓋がロック状態であるときに内なべ部内が想定以上に過剰高圧となることを防止することができる優れた効果がある。
実施例にかかる炊飯器の概略図である。 実施例にかかる炊飯器の蓋部を開けた状態を示す斜視図である。 実施例にかかる内なべ部の斜視図である。 実施例にかかる炊飯器の蓋部を閉じた状態を示す斜視図である。 実施例にかかる蓋部のロック機構を示す説明図であり、(a)はロック状態における係止爪部を示し、(b)はロック状態における非係止爪部分を示している。 実施例にかかる蓋部のロック機構を示す部分拡大断面図であり、(a)は非ロック状態における係止爪部を示し、(b)は非ロック状態における非係止爪部分を示している。 実施例にかかる炊飯器のブロック図である。 実施例にかかる酵素玄米ごはんの炊飯手順に伴う、温度検出部が検出する温度の変化を示したグラフである。 実施例にかかる酵素玄米ごはんの保温手順に伴う、開閉弁部の開閉状態を示すタイムチャートである。 実施例にかかる低温調理工程に伴う、温度検出部が検出する温度の変化を示したグラフである。 実施例にかかる洗浄工程を実行している炊飯器の概略図である。 実施例にかかる開閉弁部が特別モードAで開閉制御される状態における内なべ部の内圧の高低を示すタイムチャートである。 実施例にかかる開閉弁部が特別モードBで開閉制御される状態における内なべ部の内圧の高低を示すタイムチャートである。 実施例にかかる開閉弁部が特別モードCで開閉制御される状態における内なべ部の内圧の高低を示すタイムチャートである。
以下、本発明の炊飯器を具体化した実施例を詳細に説明する。なお、本発明は、下記に示す実施例に限定されることはなく、適宜設計変更が可能である。
図1に示すように、炊飯器1は、耐圧性を有する内なべ部2と、内なべ部2が収容される本体部100と、内なべ部2を加熱するヒーターを有した加熱部3と、内なべ部2内の圧力等を調整するために内なべ部2内と外部とを連通(開放状態)又は非連通(閉鎖状態)とする開閉弁を有した開閉弁部4と、内なべ部2の底部の温度を検出する温度検出部5と、本体部100に軸支されて、内なべ部2内を外部から遮蔽する開閉式の蓋部9と、蓋部9の外面部において開閉弁部4を通じて外部と連通する排気口10と、を備えている。
さらに詳述すると、図2に示すように、蓋部9の裏面には、薄型円盤状のベース板部21が軸支されており、このベース板部21の外周縁部には、蓋部9の中心に向かって突き出された係止爪部22が、間隔をおいて複数設けられている。さらに、ベース板部21のほぼ中央には、炊飯器1の本体に装着された内なべ部2の上端開口を閉鎖する内蓋部23が設けられている。なお、内蓋部23の外周部には、リング状のパッキン24が取り付けられている。
また、上述のベース板部21は、蓋部9の外面部に回動自在に設けられたロックハンドル部25(図4参照)と連係しており、ロックハンドル部25を左右に回動させると、これと同期してベース板部21が回動し、これに伴い係止爪部22の位置が内蓋部23回りに変動する。
一方、図2,3に示すように、内なべ部2は、本体部100から取外し可能であり、上端部には、外向きに突き出された幅広のフランジ部11が間隔をおいて複数設けられている。ここで、フランジ部11の間隔は、上述したベース板部21の各係止爪部22の配置に対応している。また、内なべ部2の側部には、一対の持ち手部12,12が対向状に設けられている。
ここで、内なべ部2を本体部100に装着した上で、蓋部9を閉鎖状態とし、かつ、ロックハンドル部25をロック位置(図4中実線)に位置させると、図5aに示すように、内なべ部2におけるフランジ部11の下側に、ベース板部21の係止爪部22が入り込んで、フランジ部11と係止爪部22とが上下に重なり合って相互が噛み合い、内蓋部23のパッキン24が内なべ部2の内壁に押し付けられて蓋部9が開放不能な状態(ロック状態)となる。なお、かかるロック状態においては、図5bに示すように、フランジ部11の間に形成された非フランジ部分と、係止爪部22の間に形成された非係止爪部分とが、上下方向において同じ位置に配置されることとなる。
一方、炊飯器1の蓋部9を開ける際には、ロックハンドル部25をロック解除位置(図4中2点鎖線)に位置させる。そうすると、ベース板部21が連動して、図6aに示すように、係止爪部22がフランジ部11の下側から退避し、図6bに示すように、係止爪部22が非フランジ部分に位置することとなる。これにより、蓋部9が開放可能となり、内なべ部2の内容物(例えばご飯)を取り出したり、内なべ部2ごと外に取り出したりすることが可能となる(非ロック状態)。
なお、図1等に示すように、加熱部3は、1000Wの最大加熱出力を有する炊飯用加熱部7と、炊飯用加熱部よりも小さい40Wの最大加熱出力を有する上側保温用加熱部8A(8)と、60Wの最大加熱出力を有する側方保温用加熱部8B(8)とで構成されている。具体的に、炊飯用加熱部7は内なべ部2の下方に配置されており、上側保温用加熱部8Aは内なべ部2の上方に配置されており、側方保温用加熱部8Bは内なべ部2の側方に配置されている。ところで、上側保温用加熱部8Aは、内なべ部2に装着される内蓋部23を直接加熱可能であり、内なべ部2の上側を補助的に加熱する機能と、内なべ部2で発生した水分が内蓋部23との温度差によって結露が生じることを防止する機能とを備えている。これらの機能は、上述のように例えば40Wとすることで好適に有効となる。また、側方保温用加熱部8Bは、内なべ部2を取り出し可能とする構造上、内なべ部2との間に隙間が生じることになるため、かかる構造でも保温可能とすべく、例えば60Wが好適である。
また、炊飯器1には、図7に示すように、中央制御処理装置(CPU)と、記憶装置(ROM,RAM)と、を有した制御部6が備えられている。
また、制御部6には、炊飯器1の表面に設けられた入力用パネル部31が接続されており、使用者が入力用パネル部31を操作することで炊飯器1の様々な機能を活用することができるよう設定されている。
そして、図7に示すように、温度検出部5が検出した温度に基づいて制御部6が加熱部3及び開閉弁部4を電気的に制御する。また、制御部6には、蓋部9の開放状態又は閉鎖状態を検知する開閉検出手段32が接続されており、制御部6は、開閉検出手段32が検知した開閉状態に基づいて、開閉弁部4を開放状態又は閉鎖状態に切り替える。なお、こうした制御部6によって、本発明に係る制御手段が構成されている。
以下に炊飯器1を用いた炊飯工程の一例を説明する。
まず、十分に洗われた所定量の玄米及び小豆を内なべ部2内に投入し、所定量の水と塩とを加える。例えば玄米を4合(洗米前で約180ml)使用する場合、小豆は28g程度、塩は4g程度、水は920ml程度である。なお、炊飯器1において、使用する玄米の量に応じた水量を示す目盛りが内なべ部2内に設けられていてもよく、その目盛りを目安にして水を加えるようにしてもよい。
次に、内なべ部2内に材料を入れた後、入力用パネル部31を用いて制御部6に酵素玄米ごはん用の炊飯手順を順に実行するよう指示する。当該指示に対応する指令信号を受信した制御部6は、以下に記載する条件を満たすように加熱部3及び開閉弁部4を順に制御する。
(ふやかし工程A)
まず、図8に示すAの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を60±10℃の範囲内に維持するふやかし工程Aを実行する。このように、内なべ部2の底部の温度をかかる範囲内に設定することで、玄米と小豆の両方に十分な水分を含ませることができると共に、玄米と小豆の両方の糖化を促進することができる。なお、本実施例におけるふやかし工程Aにかかる時間は約20分である。なお、当該工程Aで使用される加熱部3は炊飯用加熱部7である。
ここで例えばふやかし工程Aにおける温度が50℃に満たない場合、玄米と小豆に十分な水分を含ませるための時間が長くなってしまう。もしくは、炊飯後の蒸らし工程の時間を長くしないと炊飯時の酵素玄米ごはんに硬さが残る。
また、ふやかし工程Aにおける温度が70℃を超える場合、玄米と小豆の糖化が進み難くなったり、食味が落ちたり、あるいはポリフェノールが抜けることで小豆の色が落ちて見た目が不良となる。
(第一加熱工程B)
次に、内なべ部2内の圧力を1.8気圧〜2.2気圧に保った状態で、図8に示すBの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を120±10℃の範囲内に維持する第一加熱工程Bを実行する。内なべ部2内の圧力と内なべ部2の底部の温度をかかる範囲内に設定することで、玄米と小豆の両方を軟化させることができる。なお、120℃前後という温度は、内なべ部2内の圧力を上述のように2気圧前後に保って水の沸点を上昇させることで達成できるものであり、例えば圧力なべと同様の効果が得られる。例えば、第一加熱工程Bにかかる時間は約30分である。なお、当該工程Bで使用される加熱部3は炊飯用加熱部7及び上側保温用加熱部8Aである。
ここで例えば内なべ部2内の圧力が1.8気圧に満たないと、120℃前後という温度に達することなく水が沸騰してしまい、玄米と小豆を軟化させることが困難となる。
また、内なべ部2内の圧力が2.2気圧を超えると、玄米と小豆が過度に軟化してしまい、小豆が割れたり、炊きあがった酵素玄米ごはんの食感が悪くなったりしてしまう。
そして、内なべ部2の底部の温度が110℃に満たないと、玄米と小豆を軟化させることが困難となる。
そして、内なべ部2の底部の温度が130℃を超えると、小豆が割れてしまって外観や食感が悪くなる。さらに小豆の甘みも減少してしまう。また、130℃を超えた温度を維持すると、酵素玄米ごはんがこげる可能性がある。
(第二加熱工程C)
第一加熱工程Bを経た後、内なべ部2内の圧力を1.8気圧〜2.2気圧に保った状態で、図8に示すCの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を第一加熱工程Bよりも高い135±20℃の範囲内にする第二加熱工程を実行する。内なべ部2内の圧力と内なべ部2の底部の温度をかかる範囲内に設定することで、第一加熱工程Bで軟らかくなった玄米と小豆を短時間で炊き上げることができる。なお、第二加熱工程Cにおいて、仮に135±20℃の範囲内とする上記温度を所定時間だけ過剰に維持してしまうと、水分が十分でなくなるため酵素玄米ごはんがこげてしまうおそれがある。なお、当該工程Cで使用される加熱部3は炊飯用加熱部7及び上側保温用加熱部8Aである。
また、ここで例えば、第二加熱工程Cにおける内なべ部2の底部の温度が115℃に満たない場合、玄米と小豆の炊き上げにかかる時間が長くなり、全体として炊飯にかかる時間が長くなってしまう。そのうえ、長い時間をかけたとしても玄米と小豆を十分に軟化させることができず、食味が悪い。
また、内なべ部2の底部の温度が155℃を超えると、内容物を焦げ付かせてしまい、酵素玄米ごはんの熟成が阻害されてしまう。
(蒸らし工程D)
第二加熱工程Cを経た後、図8に示すDの領域において、開閉弁部4を30分間だけ閉鎖し、その後開閉弁部4を3分間だけ開放する蒸らし工程Dを実行する。上記したようにふやかし工程A、第一加熱工程B、及び第二加熱工程Cを経た酵素玄米ごはんは、蒸らし工程Dにかかる時間を約30分という短時間とすることができる。なお、蒸らし工程Dにおいては、後述する第一保温工程における設定温度である74±2℃の温度範囲より低い温度とならないように保温用加熱部8が制御される。なお、ふやかし工程Aと、第一加熱工程Bと、第二加熱工程Cと、蒸らし工程Dとによって、炊飯制御内容が構成される。
なお、蒸らし工程Dが極端に短い(例えば10分)と、玄米や小豆の中心部分に硬さが残り、食感が悪くなり、消化も悪くなる。また、メイラード反応が十分に進行せず、酵素玄米ごはんの栄養価を十分に発揮することができなくなる。
なお、蒸らし工程Dを経た酵素玄米ごはんは、その時点でも十分に食すことができるが、所定の温度で保温し、玄米や小豆に含まれるでんぷんに基づくメイラード反応によって熟成を行うことで、さらに栄養価が高まり、軟らかく消化吸収が良く、おいしさが向上する。
(第一保温工程E)
本実施例においては、蒸らし工程Dが終了した後、図8に示すEの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を74±2℃の範囲内に維持する第一保温工程Eを実行する。ここで、74±2℃という温度は従来の炊飯器において設定されている保温温度よりも高いが、内なべ部2の底部の温度をかかる範囲内に定めることで、早い段階で玄米や小豆に含まれるでんぷんに基づくメイラード反応による熟成を進めることができる。なお、例えば第一保温工程Eにかかる時間は約24時間である。
なお、第一保温工程Eおよび当該工程E以降の工程を含む保温工程では、使用される加熱部3は保温用加熱部8(8A,8B)である。
(第二保温工程F)
第一保温工程Eにおいて24時間経過した後は、図8に示すFの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を第一保温工程Eのときよりも低い72±2℃の範囲内に維持する第二保温工程Fを実行する。なお、第一保温工程E及び第二保温工程Fによって保温制御内容が構成される。
第一保温工程Eでは、従来よりも高めの74±2℃の温度で保温するため、酵素玄米ごはんが乾燥しやすくなる。そこで、24時間の経過を契機に、72±2℃まで温度を下げて保温することで、酵素玄米ごはんの過剰な乾燥を防ぐことができる。このように各保温工程E,Fで温度を適切に管理することにより、酵素玄米ごはんの熟成を促しつつ、いつ食してもおいしいものとすることができる。
さらに詳述すると、特に上述のふやかし工程Aを経ているために、玄米や小豆の軟化が促進されており、消化吸収が良く、風味の良いおいしい酵素玄米ごはんを炊きあげることができる。また、玄米やあずきの軟化が促進されることで、保温時(少なくとも第一保温工程E)のメイラード反応が従来と変わらず活発に行われるため、蒸らし工程Dが30分程度の短時間でも十分にメラノイジンが生成されて酵素玄米ごはんの栄養価を高めることができる。なお、上記保温工程E,Fにおいて例えば69℃以下で保温すると、酵素玄米ごはんが腐敗しやすくなるおそれがある。
また、制御部6は、上記の第一保温工程E及び第二保温工程Fを実行するとともに、開閉弁部4をあらかじめ定められた通常モードに基づいて開放又は閉鎖のステップを繰り返す通常開閉弁部制御内容を実行することが可能である。以下に制御内容について詳述する。
(炊飯直後〜1時間)
蒸らし工程Dが終了してから1時間の間、図9に示すGの領域において、開閉弁部4は開放状態を維持する。なお、蒸らし工程Dを終えた酵素玄米ごはんは水分を十分に含んでいるため、内なべ部2の内部を閉鎖しておくと、過剰な水分が玄米や小豆の表面にべたつきを与えてしまい、食感が悪くなる。このため、開閉弁部4を開放状態とすることで余計な水分を外部に放出し、酵素玄米ごはんのべたつきを抑制することができる。
(1時間〜12時間)
蒸らし工程Dが終了してから1時間経過後は、そこからさらに12時間経過するまでの間、図9に示すHの領域において、開閉弁部4は開放状態を5分間だけ維持した後閉鎖状態を5分間だけ維持するステップを繰り返す通常モードαで作動する。
(12時間〜48時間)
12時間経過した後は、そこからさらに48時間経過するまでの間、図9に示すIの領域において、開閉弁部4は開放状態を5分間だけ維持した後、閉鎖状態を10分間だけ維持するステップを繰り返す通常モードβで作動する。
(48時間以降)
48時間経過した後は、図9に示すJの領域において、開閉弁部4は開放状態を5分間だけ維持した後、閉鎖状態を15分間だけ維持するステップを繰り返す通常モードγを実行する。
換言すれば、炊飯が終わった後の保温工程において、時間経過とともに閉鎖状態を維持する時間を前回の閉鎖状態の時間よりも増やしていく構成が特徴となる。これは、酵素玄米ごはんの熟成が進行するに伴って水分が発生するものの、単純に開放状態を維持するだけでは酵素玄米ごはんが乾燥しすぎてしまい、酵素玄米ごはんの熟成が阻害されるおそれがある。また、酵素玄米ごはんの乾燥によって食感が悪くなり、栄養素の消化吸収も抑制されてしまうおそれがある。そこで、食感の悪化がおこらず、軟らかい状態を維持して栄養素を十分に消化吸収できる酵素玄米ごはんを提供できるよう、開放状態の時間を確保しながら閉鎖状態の時間を時間経過とともに長くしていく着想に至った。これによって酵素玄米ごはんが過剰に乾燥することなく、また逆に酵素玄米ごはんに余計なべたつきが発生することなく、いつでもおいしい酵素玄米ごはんを提供することが可能となる。
なお、酵素玄米ごはんの熟成にかける時間は最大でも約7日間(168時間)程度であり、その期間以内に食すことが望ましい。7日を越えて保温を続けると、腐敗はしないが水分が抜けて硬くなってしまい、食べづらくなる。
次に、炊飯器1に設けられた低温調理機能について説明する。
炊飯器1にあっては、入力用パネル部31を操作することで、複数あるメニューのなかから低温調理工程を実行するメニューを選択することができる。また、制御部6は、低温調理温度設定機能を実行する制御内容を具備しており、低温調理温度を25℃以上70℃以下の範囲で設定することが可能となっている。以下、詳述する。
低温調理工程は、ごはん以外の食材を内容物とし、内なべ部2を低温調理温度の範囲(25℃以上70℃以下)内において1℃単位で適宜設定し、その設定温度を所定時間保つ工程である。ここで、低温調理温度はごはん保温工程における内なべ部2の底部の温度より低い温度であり、例えば黒豆等の乾燥豆を水に浸して短時間でもどしたり、米麹を用いた発酵調味料において米麹を短時間で好適に発酵させたりする低温仕込みを行うことができる。以下は黒豆の仕込みを用いて説明する。
まず、十分に洗われた所定量の黒豆を内なべ部2内に投入し、投入された黒豆が浸るくらいの水を加える。
次に、内なべ部2内に所要の材料を入れた後、入力用パネル部31を操作して、制御部6に低温調理(低温仕込み)用の調理手順を実行するように指示する。具体的には、低温調理温度設定機能を用いて低温調理温度を70℃に設定し、かつ、仕込み時間を60分に設定する。そして、当該指示に対応する指令信号を受信した制御部6は、以下に記載する条件を満たすように加熱部3及び開閉弁部4を順に制御する。
(初期加熱工程L)
まず、図10に示すLの領域において、開閉弁部4を開放した状態で、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度が所定の切換温度になるまで炊飯用加熱部7を使用して加熱する。ここで、切換温度は、上述の低温調理温度よりも低い値で設定されるものであり、具体的には、低温調理温度より10℃低い温度で切換温度が設定されるようにしている。本実施例では60℃に自動設定される。
(低温維持工程M)
次に、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度が切換温度である60℃に達したところで、図10に示すMの領域において、開閉弁部4を開放した状態で、加熱部3で使用する加熱部を炊飯用加熱部7よりも最大加熱出力の小さな保温用加熱部8に切り換えて加熱を続ける。
そして温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を設定温度である低温調理温度である70℃に維持する。設定した仕込み時間である図10に示すNの領域(60分)が終了すると、加熱部3による加熱が中止されて、内なべ部2の底部の温度は外気温と同じ温度になるまで自然と低下する。なお、設定した時間が終了した時点を、図示しないスピーカー等の報知手段を使って報知する構成を採用してもよい。
上記のように、まず初期加熱において最大加熱出力の大きな炊飯用加熱部7によって一気に切換温度まで加熱することにより、全体として短時間で設定温度である低温調理温度まで加熱することができる。例えば低温調理温度が70℃の場合、約30分という短時間で当該低温調理時間に達する。
また、米麹の発酵を促進する場合、例えば低温調理温度を60℃に設定し、設定時間を6〜8時間として低温調理工程を実行し、短時間で米麹の発酵を行うことができる。
次に、炊飯器1に設けられた洗浄機能について説明する。
炊飯器1にあっては、入力用パネル部31を操作することで、複数あるメニューのなかから洗浄工程を実行するメニューを選択することができる。以下、詳細に説明する。
まず、内なべ部2内に水を投入する。投入する水量は、内なべ部2の全容積に対して1割程度が好ましい。
次に、入力用パネル部31を用いて制御部6に洗浄工程用の手順を実行するように指示する。当該指示に対応する指令信号を受信した制御部6は、以下に記載する条件を満たすように加熱部3及び開閉弁部4を順に制御する。
開閉弁部4が閉塞した状態で、炊飯用加熱部7を用いて内なべ部2を加熱する。この際、開閉弁部4が閉塞しているため、内なべ部2内は加圧されることになり、水の沸点上昇によって約120℃程度まで加熱される。また、内なべ部2内が1.8気圧を超えると、開閉弁部4は安全のために開放され、図11に示すように、排気口10から水蒸気が排出される。そして、当該水蒸気により、内なべ部2のみならず、排気口10も煮沸消毒され、ゴミ等が排出されて洗浄される。なお、所定の時間(約1時間)が経過したら加熱部3の加熱が終了して洗浄工程が終了する。
上述のように洗浄工程においては、内なべ部2内が高圧となって水が100℃以上の高温となって沸騰するため、殺菌消毒効果が非常に高い。また、排気口10から水蒸気が勢いよく噴出すため、ゴミ等の異物を外部に好適に排出することができる。
次に、本発明の要部について説明する。
上記した第一保温工程E及び第二保温工程Fにおいて、開閉弁部4は通常開閉弁部制御内容に従って通常モードα,β,γで作動する。ここで、通常モードα,β,γの作動中において例えば内なべ部2内の内容物(例えば保温中のごはん)を取り出すために蓋部9を開放したときは、安全を確保するために開閉弁部4が開放状態とされる。そして再び蓋部9が閉鎖されると、これを契機として制御部6は、以下の態様で開閉弁部4を適正に作動させる。
本実施例にあっては、通常モードαを実行しているときに蓋部9が所定時間開放されて閉鎖される(ロック状態となる)と、図12の上段に示すように、制御部6は通常モードαの実行を中止し、開閉弁部4が開放状態から制御開始される特別モードAを実行する。具体的には、蓋部9が開放された際の開閉弁部4の状態にかかわらず、蓋部9がロック状態となった直後に、必ず開閉弁部4が5分だけ開放状態となり、そしてその後で閉鎖状態(5分)とされて、これ以降、通常モードαと同様の内容で開閉弁部4の開閉制御が継続される。
かかる構成のように、蓋部9が開けられてごはんが取り出された後は、開閉弁部4が開放状態から制御開始されることにより、内なべ部2内に入り込んだ外気が温められても内なべ部2の内圧は過剰に上昇してしまうことがない。なお、特別モードAを実行する制御部6の制御内容により、本発明に係る特別開閉弁部制御内容が構成される。なお、図示しないが、この後で再度蓋部9が開放されて閉鎖されれば、蓋部9の開放時の開閉弁部4の状態にかかわらず、上記内容の特別モードAを実行開始することが望ましい。
参考として、図12の下段に示す比較例のように、蓋部9を閉めた後に開閉弁部4が閉鎖状態で維持されてしまうと、内なべ部2内に入り込んだ外気がすぐに温められて内なべ部2内の内圧が適正内圧値Ptを超えて過剰に上昇してしまい、蓋部9が上方へ押圧されることで前記ロック機構の係合圧が過多となる。このような状態になると、ベース板部21が内なべ部2に対して回動することができず、ロックハンドル部25の解除操作が困難となる。なお、Ptとしては、ロックハンドル部25が解除位置へ適正に操作できる圧力として定めることができる。
また、より望ましい形態が提案される。
すなわち、通常モードα,β,γにおける開閉弁部4の開放状態が続く時間である第一開放時間に対して、特別モードとしての最初の開放状態を、第一開放時間より長い第二開放時間だけ開放する構成が提案される。
例えば図13に示すように、通常モードβにおいて開閉弁部4が開放されている時間が5分(第一開放時間)であるところ、特別モードBとしての最初の開放時間だけを10分(第二開放時間)とする構成が例示される。
かかる構成とすることにより、内なべ部2内に入り込んだ外気が温められて膨張したとしても、内圧の過剰な上昇を抑制することができる。また、最初の開放時間だけ延長することにより、保温時の過乾燥を防止できる。
さらに、別の望ましい形態が提案される。
すなわち、通常モードα,β,γにおける開閉弁部4が閉鎖されている時間である第一閉鎖時間に対して、特別モードとしての最初の閉鎖状態を、第一閉鎖時間より短い第二閉鎖時間だけ閉鎖する構成が提案される。
例えば図14に示すように、通常モードβにおいて開閉弁部4が閉鎖されている時間が10分(第一閉鎖時間)であるところ、特別モードCとしての最初の閉鎖時間だけを5分(第二閉鎖時間)とする構成が例示される。
かかる構成とすることにより、内なべ部2内に入り込んだ外気が温められて膨張したとしても、内圧の過剰な上昇を抑制することができる。また、最初の閉鎖時間だけ短縮することにより、保温時の過乾燥を防止できる。
上記した特別開閉弁部制御内容は、第一保温工程E及び第二保温工程F以外の工程で実行されてもよく、開閉弁部4が開放状態と閉鎖状態とを繰り返す工程であれば、例えば低温維持工程M等において実行されても構わない。
また上記した実施例においては、本発明の要旨を逸脱しない限り適宜変更自在である。例えば炊飯器1には酵素玄米ごはんの炊飯以外にも、白米や玄米の炊飯手順が制御部6のROM等に記憶されていても構わないし、タイマー等で希望の時間に炊飯手順を実行するように構成されていても構わない。また、内なべ部2の寸法形状も適宜自由に選択可能である。また、開閉弁部4は、製造コストを考慮して、電気的に制御される開閉弁と、自重のみで開口を閉鎖する公知の錘式圧力調整弁とを含む構造からなるものであってもよい。また、第一加熱工程B又は第二加熱工程Cは、炊飯用加熱部7のみを使用してもよい。
また、低温調理機能は、一般的な炊飯器に適用されてもよい。また、低温調理工程においては、設定時間が適宜自由に選択可能であるが、一般的な調理に用いることを考慮して最小で10分程度が好ましく、最大で48時間程度が好ましい。
また、低温調理温度は、食材を水にもどしたり、発酵を促進したりすることを目的として25℃以上70℃以下の範囲で設定できることが好ましい。仮に低温調理温度が25℃未満であると、仕込みの効果が十分に得られない。これに対して、低温調理温度が70℃を越えると、食材の変質等の不具合が発生して適する仕込みの効果が得られない。低温調理機能を使った調理としては、例えばヨーグルトが挙げられる。ヨーグルトの場合、例えば40℃で6時間の調理時間となる。また、低温調理機能を使った他の調理としては、例えば塩麹(発酵調味料)が挙げられる。塩麹の場合、例えば60℃で6〜8時間の調理時間となる。また、上記構成に加えて、70℃以上で調理することができる調理機能が付加されていてもよい。
また、洗浄工程においては、添加物を含む水を用いてもよい。また、洗浄工程にかかる時間は、制御部6にあらかじめ設定されている構成であってもよいし、使用者が自由に選択できるようにしてもよい。また、例えば錘式圧力調整弁と電子制御式圧力調整弁とを併用した構成では、洗浄工程で所定の内圧に達すると錘式圧力調整弁から蒸気が排出され、当該洗浄工程の終了間際に電子制御式圧力調整弁を開放するようにしてもよい。
1 炊飯器
2 内なべ部
3 加熱部
4 開閉弁部
6 制御部(制御手段)
9 蓋部
10 排気口
α,β 通常モード
A,B,C 特別モード

Claims (3)

  1. 少なくともごはんを内容物とする内なべ部と、
    前記内なべ部内を外部から遮蔽して密閉状態で保持するロック状態と、開閉自在な非ロック状態とに選択的に状態変換される開閉式の蓋部と、
    前記内なべ部内と外部とを連通する排気口を開閉する開閉弁部と、
    前記内なべ部を加熱する加熱部と、
    前記開閉弁部を繰り返し開閉すると共に、前記内なべ部内の内容物を前記加熱部によって所定の温度で保温する保温工程を実行する制御内容を備えている制御手段と、
    を具備した炊飯器であって、
    前記保温工程において前記蓋部のロック状態又は非ロック状態を検知する開閉検知手段を有し、
    前記制御手段は、
    前記保温工程で前記開閉弁部を、あらかじめ定められた通常モードで開放状態と閉鎖状態とを繰り返してロック状態での内なべ部内を大気圧状態または大気圧状態よりも高圧な状態とする通常開閉弁部制御内容と、
    前記通常モードで開閉弁部が開放状態または閉鎖状態となっているときに前記蓋部が所定時間開放されてからロック状態となったことを前記開閉検知手段が検知すると、蓋部が開放されたことにより大気圧状態となっている内なべ部内が当該ロック状態において継続して大気圧状態で維持されるように、前記開閉弁部開放状態から制御開始し、その後閉鎖状態とし、これ以降、前記開閉弁部を繰り返し開放状態または閉鎖状態とする特別モードを実行開始する特別開閉弁部制御内容と、
    を備える
    ことを特徴とする炊飯器。
  2. 前記通常モードにおける開放状態は、所定の第一開放時間だけ開放されるものであり、
    前記特別モードにおける最初の開放状態は、前記第一開放時間より長い第二開放時間だけ開放されるものである
    請求項1に記載の炊飯器。
  3. 前記通常モードにおける閉鎖状態は、所定の第一閉鎖時間だけ閉鎖されるものであり、
    前記特別モードにおける最初の閉鎖状態は、前記第一閉鎖時間より短い第二閉鎖時間だけ閉鎖されるものである
    請求項1に記載の炊飯器。

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