JP6751978B1 - 炊飯器 - Google Patents
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Description
まず、図8に示すAの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を60±10℃の範囲内に維持するふやかし工程Aを実行する。このように、内なべ部2の底部の温度をかかる範囲内に設定することで、玄米と小豆の両方に十分な水分を含ませることができると共に、玄米と小豆の両方の糖化を促進することができる。なお、本実施例におけるふやかし工程Aにかかる時間は約20分である。なお、当該工程Aで使用される加熱部3は炊飯用加熱部7である。
次に、内なべ部2内の圧力を1.8気圧〜2.2気圧に保った状態で、図8に示すBの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を120±10℃の範囲内に維持する第一加熱工程Bを実行する。内なべ部2内の圧力と内なべ部2の底部の温度をかかる範囲内に設定することで、玄米と小豆の両方を軟化させることができる。なお、120℃前後という温度は、内なべ部2内の圧力を上述のように2気圧前後に保って水の沸点を上昇させることで達成できるものであり、例えば圧力なべと同様の効果が得られる。例えば、第一加熱工程Bにかかる時間は約30分である。なお、当該工程Bで使用される加熱部3は炊飯用加熱部7及び上側保温用加熱部8Aである。
第一加熱工程Bを経た後、内なべ部2内の圧力を1.8気圧〜2.2気圧に保った状態で、図8に示すCの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を第一加熱工程Bよりも高い135±20℃の範囲内にする第二加熱工程を実行する。内なべ部2内の圧力と内なべ部2の底部の温度をかかる範囲内に設定することで、第一加熱工程Bで軟らかくなった玄米と小豆を短時間で炊き上げることができる。なお、第二加熱工程Cにおいて、仮に135±20℃の範囲内とする上記温度を所定時間だけ過剰に維持してしまうと、水分が十分でなくなるため酵素玄米ごはんがこげてしまうおそれがある。なお、当該工程Cで使用される加熱部3は炊飯用加熱部7及び上側保温用加熱部8Aである。
第二加熱工程Cを経た後、図8に示すDの領域において、開閉弁部4を30分間だけ閉鎖し、その後開閉弁部4を3分間だけ開放する蒸らし工程Dを実行する。上記したようにふやかし工程A、第一加熱工程B、及び第二加熱工程Cを経た酵素玄米ごはんは、蒸らし工程Dにかかる時間を約30分という短時間とすることができる。なお、蒸らし工程Dにおいては、後述する第一保温工程における設定温度である74±2℃の温度範囲より低い温度とならないように保温用加熱部8が制御される。なお、ふやかし工程Aと、第一加熱工程Bと、第二加熱工程Cと、蒸らし工程Dとによって、炊飯制御内容が構成される。
本実施例においては、蒸らし工程Dが終了した後、図8に示すEの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を74±2℃の範囲内に維持する第一保温工程Eを実行する。ここで、74±2℃という温度は従来の炊飯器において設定されている保温温度よりも高いが、内なべ部2の底部の温度をかかる範囲内に定めることで、早い段階で玄米や小豆に含まれるでんぷんに基づくメイラード反応による熟成を進めることができる。なお、例えば第一保温工程Eにかかる時間は約24時間である。
第一保温工程Eにおいて24時間経過した後は、図8に示すFの領域において、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度を第一保温工程Eのときよりも低い72±2℃の範囲内に維持する第二保温工程Fを実行する。なお、第一保温工程E及び第二保温工程Fによって保温制御内容が構成される。
蒸らし工程Dが終了してから1時間の間、図9に示すGの領域において、開閉弁部4は開放状態を維持する。なお、蒸らし工程Dを終えた酵素玄米ごはんは水分を十分に含んでいるため、内なべ部2の内部を閉鎖しておくと、過剰な水分が玄米や小豆の表面にべたつきを与えてしまい、食感が悪くなる。このため、開閉弁部4を開放状態とすることで余計な水分を外部に放出し、酵素玄米ごはんのべたつきを抑制することができる。
蒸らし工程Dが終了してから1時間経過後は、そこからさらに12時間経過するまでの間、図9に示すHの領域において、開閉弁部4は開放状態を5分間だけ維持した後閉鎖状態を5分間だけ維持するステップを繰り返す通常モードαで作動する。
12時間経過した後は、そこからさらに48時間経過するまでの間、図9に示すIの領域において、開閉弁部4は開放状態を5分間だけ維持した後、閉鎖状態を10分間だけ維持するステップを繰り返す通常モードβで作動する。
48時間経過した後は、図9に示すJの領域において、開閉弁部4は開放状態を5分間だけ維持した後、閉鎖状態を15分間だけ維持するステップを繰り返す通常モードγを実行する。
まず、図10に示すLの領域において、開閉弁部4を開放した状態で、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度が所定の切換温度になるまで炊飯用加熱部7を使用して加熱する。ここで、切換温度は、上述の低温調理温度よりも低い値で設定されるものであり、具体的には、低温調理温度より10℃低い温度で切換温度が設定されるようにしている。本実施例では60℃に自動設定される。
次に、温度検出部5が検出する内なべ部2の底部の温度が切換温度である60℃に達したところで、図10に示すMの領域において、開閉弁部4を開放した状態で、加熱部3で使用する加熱部を炊飯用加熱部7よりも最大加熱出力の小さな保温用加熱部8に切り換えて加熱を続ける。
すなわち、通常モードα,β,γにおける開閉弁部4の開放状態が続く時間である第一開放時間に対して、特別モードとしての最初の開放状態を、第一開放時間より長い第二開放時間だけ開放する構成が提案される。
すなわち、通常モードα,β,γにおける開閉弁部4が閉鎖されている時間である第一閉鎖時間に対して、特別モードとしての最初の閉鎖状態を、第一閉鎖時間より短い第二閉鎖時間だけ閉鎖する構成が提案される。
2 内なべ部
3 加熱部
4 開閉弁部
6 制御部(制御手段)
9 蓋部
10 排気口
α,β 通常モード
A,B,C 特別モード
Claims (3)
- 少なくともごはんを内容物とする内なべ部と、
前記内なべ部内を外部から遮蔽して密閉状態で保持するロック状態と、開閉自在な非ロック状態とに選択的に状態変換される開閉式の蓋部と、
前記内なべ部内と外部とを連通する排気口を開閉する開閉弁部と、
前記内なべ部を加熱する加熱部と、
前記開閉弁部を繰り返し開閉すると共に、前記内なべ部内の内容物を前記加熱部によって所定の温度で保温する保温工程を実行する制御内容を備えている制御手段と、
を具備した炊飯器であって、
前記保温工程において前記蓋部のロック状態又は非ロック状態を検知する開閉検知手段を有し、
前記制御手段は、
前記保温工程で前記開閉弁部を、あらかじめ定められた通常モードで開放状態と閉鎖状態とを繰り返してロック状態での内なべ部内を大気圧状態または大気圧状態よりも高圧な状態とする通常開閉弁部制御内容と、
前記通常モードで開閉弁部が開放状態または閉鎖状態となっているときに前記蓋部が所定時間開放されてからロック状態となったことを前記開閉検知手段が検知すると、蓋部が開放されたことにより大気圧状態となっている内なべ部内が当該ロック状態において継続して大気圧状態で維持されるように、前記開閉弁部を開放状態から制御開始し、その後閉鎖状態とし、これ以降、前記開閉弁部を繰り返し開放状態または閉鎖状態とする特別モードを実行開始する特別開閉弁部制御内容と、
を備える
ことを特徴とする炊飯器。 - 前記通常モードにおける開放状態は、所定の第一開放時間だけ開放されるものであり、
前記特別モードにおける最初の開放状態は、前記第一開放時間より長い第二開放時間だけ開放されるものである
請求項1に記載の炊飯器。 - 前記通常モードにおける閉鎖状態は、所定の第一閉鎖時間だけ閉鎖されるものであり、
前記特別モードにおける最初の閉鎖状態は、前記第一閉鎖時間より短い第二閉鎖時間だけ閉鎖されるものである
請求項1に記載の炊飯器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020017883A JP6751978B1 (ja) | 2020-02-05 | 2020-02-05 | 炊飯器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2020017883A JP6751978B1 (ja) | 2020-02-05 | 2020-02-05 | 炊飯器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
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JP6751978B1 true JP6751978B1 (ja) | 2020-09-09 |
JP2021122495A JP2021122495A (ja) | 2021-08-30 |
Family
ID=72333510
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2020017883A Active JP6751978B1 (ja) | 2020-02-05 | 2020-02-05 | 炊飯器 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6751978B1 (ja) |
-
2020
- 2020-02-05 JP JP2020017883A patent/JP6751978B1/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
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JP2021122495A (ja) | 2021-08-30 |
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