JP6750823B1 - ひび割れに沿った止水工法 - Google Patents

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Abstract

【課題】中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れからの漏水を長期的に防止できる止水工法を提供する。【解決手段】本発明の止水工法は、ひび割れ4の周囲に樹脂接着剤を塗布して下地層141を形成する下地層形成ステップと、延伸性を有する防水シート11を、ひび割れ4を覆うように下地層141上に設ける防水シート設置ステップと、中空コンクリート構造物に下地層141を介して防水シート11を固定具13により固定する固定ステップと、固定具13を覆うと共に下地層141とで防水シート11の少なくとも周縁部を挟むように樹脂接着剤を塗布して、下地層141と一体の上塗層142を形成する上塗層形成ステップと、を備える。【選択図】 図4

Description

中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れからの漏水、或いは、中空コンクリート構造物を1周するように屈曲或いは湾曲したひび割れからの漏水を防止するためのひび割れに沿った止水工法に関する。
特許文献1には、中空コンクリート構造物100の貫通間隙K(既存目地)を防水シート101を用いて止水する止水工法が開示されている(図13参照)。当該特許文献1の止水工法では、貫通間隙Kの周囲に樹脂接着剤が塗布されることで下地層が形成された後、防水シート101が下地層の上に載置されて貫通間隙Kが防水シート101で覆われた状態とされる。そして当該防水シート101の上に防護膜102が載置されるとともに、固定具を用いて防水シート101及び防護膜102が中空コンクリート構造物100に固定される。そして防水シート101及び防護膜102の周縁部を挟み且つ固定具を覆うように樹脂接着剤を塗布して上塗層を形成することで、上塗層及び下地層からなる樹脂固定部103が形成される。
また従来、中空コンクリート構造物に生じたひび割れからの漏水を防止するために、ウレタン等の注入材をひび割れに注入することが行なわれていた。注入材は、ひび割れに侵入してくる水と反応して発泡するものである。
特許第5377715号
ところで、特許文献1の止水工法は、止水の対象を、中空コンクリート構造物100の周方向(中空コンクリート構造物100の長手方向と直交する方向)に延びて、中空コンクリート構造物100を1周する貫通間隙Kとするものであるが、中空コンクリート構造物に発生するひび割れは、上記のように中空コンクリート構造物の周方向に1周するものになるとは限らず、周方向に対して屈曲或いは歪曲するひび割れや、断続的なひび割れ(中空コンクリート構造物を1周しないひび割れ)も発生し得る。
またひび割れに注入材を注入する従来の方法では、注入材に経時的な劣化(発泡で生じた気泡が潰れることや、加水分解など)が生じることや、ひび割れの形状変化に注入材の形状が追従せず注入材の接着が外れることなどから、ひび割れからの漏水を長期的に防止することができなかった(上記の「ひび割れの形状変化」は、地震時に中空コンクリート構造物に剪断力が加えられることや、中空コンクリート構造物の温度が変化すること等によって、生じるものである)。
本発明は、上記課題を解決するためになされたものであり、中空コンクリート構造物を1周するように発生した屈曲或いは歪曲したひび割れからの漏水、或いは、中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れからの漏水を、長期的に防止できる止水工法を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明は、次の項に記載の主題を包含する。
項1.中空コンクリート構造物に生じたひび割れからの漏水を防止するためのひび割れに沿った止水工法であって、
前記ひび割れは、前記中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ、或いは、前記中空コンクリート構造物を1周するように屈曲或いは湾曲したひび割れであり、
前記止水工法は、
前記中空コンクリート構造物の内面における前記ひび割れの周囲に樹脂接着剤を塗布することで、下地層を前記ひび割れの周囲に形成する下地層形成ステップと、
前記ひび割れが延伸性を有する防水シートで覆われ、且つ、前記下地層の周縁部が前記防水シートの外側に延び出るように、前記ひび割れに沿う防水シートを前記下地層の上に設置する防水シート設置ステップと、
固定具によって前記防水シートを前記下地層を介して前記中空コンクリート構造物に固定する固定ステップと、
前記固定具を覆い、且つ、前記下地層と共に前記防水シートの周縁部を挟むように、樹脂接着剤を塗布して、前記下地層と一体の上塗層を形成することで、前記下地層及び前記上塗層を有する樹脂部内で前記防水シート及び前記固定具が固定された状態とされる上塗層形成ステップとを備えるひび割れに沿った止水工法。
項2.前記ひび割れは、前記中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れであり、
前記下地層形成ステップでは、前記ひび割れの周囲を囲むように前記樹脂接着剤を塗布することで、前記ひび割れを囲む環状の前記下地層が形成され、
前記上塗層形成ステップでは、前記下地層と一体の環状の前記上塗層を形成することで、前記下地層及び前記上塗層を有する環状の前記樹脂部によって前記ひび割れが囲まれた状態とされる項1に記載のひび割れに沿った止水工法。
項3.前記ひび割れは、前記中空コンクリート構造物を1周するように屈曲或いは湾曲したひび割れであり、
前記防水シート設置ステップでは、前記中空コンクリート構造物の内壁に沿って帯状の防水シートを配置して、当該帯状の防水シートが中空コンクリート構造物の内周を1周するものとし、且つ、当該帯状の防水シートの長手方向の両端部を熱融着或いは接着で接続することで、前記ひび割れが前記防水シートで覆われた状態とされる項1に記載のひび割れに沿った止水工法。
項4.前記固定具は、前記防水シートの周縁に沿って延びるステンレスバーと、前記ステンレスバーの延伸方向に間隔をあけて設置される複数の固定ボルトとを備え、前記固定ステップでは、前記ステンレスバーによって前記防水シートの周縁部を押さえた状態で、前記ステンレスバー及び前記防水シートを貫通させた前記複数の固定ボルトを、前記中空コンクリート構造物にねじ込むことで、前記防水シートが前記下地層を介して前記中空コンクリート構造物に固定される項1乃至3のいずれかに記載のひび割れに沿った止水工法。
項5.前記防水シート設置ステップの後に、前記防水シートよりも延伸性の少ない防護膜を前記防水シートの上に設置する防護膜設置ステップをさらに備え、
前記固定ステップでは、前記ステンレスバーによって前記防水シート及び前記防護膜の周縁部を押さえた状態で、前記ステンレスバー、前記防護膜、及び前記防水シートを貫通させた前記複数の固定ボルトを、前記中空コンクリート構造物にねじ込むことで、前記防護膜及び前記防水シート防水シートが、前記下地層を介して前記中空コンクリート構造物に固定され、前記上塗層形成ステップでは、前記固定具を覆い、且つ、前記下地層とで前記防水シート及び前記防護膜の少なくとも周縁部を挟むように、樹脂接着剤を塗布することで、前記下地層と一体の前記上塗層が形成される、項1乃至4のいずれかに記載のひび割れに沿った止水工法。
項6.前記防水シートは、前記ひび割れを覆う屈曲或いは湾曲した形状を呈する項1乃至5のいずれかに記載のひび割れに沿った止水工法。
項7.前記防水シートは、複数のシート材が一連となったものであり、
前記複数のシート材は、それぞれ、前記ひび割れの一部を覆うように向きが調整された状態で設置されており、隣接して設置される2つの前記シート材が、熱融着或いは接着される項1乃至6のいずれかに記載のひび割れに沿った止水工法。
本発明に係る止水工法及によれば、中空コンクリート構造物を1周するように発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ、或いは中空コンクリート構造物に断続的に生じた屈曲或いは歪曲したひび割れを覆うように、防水シートが配置且つ固定される。このため、上記ひび割れからの漏水を防止できる。さらに防水シートが延伸性を有することで、中空コンクリート構造物の温度変化や、地震等による剪断力が中空コンクリート構造物に加えられること等によって、上記ひび割れの形状が変化しても、防水シートが、ひび割れの変形に追従して延伸することで、当該防水シートは、ひび割れを覆い続けるものとなる。このため上記ひび割れからの漏水を防止する効果を長期的に持続できる。
中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れに対し、本発明の止水工法を適用した状態を示す斜視図である。 図1の中空コンクリート構造物のA−A断面図である。 図1の中空コンクリート構造物のB−B断面図である。 図1の中空コンクリート構造物のC−C断面図である。 図4の止水構造に設けられる防水シートが膨張した状態を示す断面図である。 本発明の実施形態に係る止水方法の手順を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る止水方法の手順を示す斜視図である。 本発明の実施形態に係る止水方法の手順を示す斜視図である。 (a)及び(b)は、中空コンクリート構造物の内壁に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れに対する実施形態に係る止水構造を示す平面図である。 中空コンクリート構造物の内壁に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れに対し、本発明の止水工法を適用した状態を示す斜視図である。 中空コンクリート構造物の内壁を1周する様に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れに対し、本発明を適用した状態を示す斜視図である。 中空コンクリート構造物の内壁を1周する様に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れに対し、本発明を適用した状態を示す斜視図である。 特許文献1に関わる止水構造の一実施形態を中空コンクリート構造物の目地に適用した状態を示す斜視図である。
以下、本発明に係る止水工法及び止水構造の実施形態について、図面を参照して説明する。図1は、中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れに沿って、本発明の止水工法を適用した状態を示す斜視図である。図2は、図1の中空コンクリート構造物のA−A断面図であり、図3は、図1の中空コンクリート構造物のB−B断面図である(図2,図3は、中空コンクリート構造物の横断面図である)。図4は、図1の中空コンクリート構造物のC−C断面図である(図1は、中空コンクリート構造物の縦断面図である)。
本発明の実施形態に係る止水工法及び止水構造は、「中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れからの漏水」を防止するために使用される。「中空コンクリート構造物」とは、コンクリートを用いて形成された中空の構造物であり、主として地下に埋設されるものを意味する。
「中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ」とは、「中空コンクリート構造物」の周方向及び長手方向に端があると認められる範囲に生じた屈曲或いは歪曲したひび割れである。「中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ」が生じる主な理由として、コンクリートの乾燥収縮、気温変化、不同沈下、地震、施工不良等によるひび割れがあげられる。
図1〜図3に示す本実施形態の「中空コンクリート構造物1」は、通信ケーブル或いはガス管等が内部に通されるシールドトンネルであり、組み合わされる複数のシールドセグメント5と、二次覆工コンクリート6とを備えており、シールドセグメント5の継ぎ目7にはシール材(図示せず)が配置される。二次覆工コンクリート6は、シールドセグメント5の内側に打設されたコンクリート及びスチール製の鋼板が設置されたものであり、中空コンクリート構造物1(シールドトンネル)の内壁を構成する。
中空コンクリート構造物1の内壁を構成する二次覆工コンクリート6には、上記の「断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ4」が生じており、当該ひび割れ4からの高水圧の漏水を防止するために止水構造10が設けられる。
上記の「ひび割れ4」からの漏水は、地下水が、シールドセグメント5の継ぎ目7に流入して、シールドセグメント5と二次覆工コンクリート6の界面8を流れた後、ひび割れ4に流入して、二次覆工コンクリート6の内側の空間へ流出するものであり、上記の「地下水が継ぎ目7に流入すること」は、例えば、継ぎ目7に配置されるシール材(図示せず)が経年劣化することで生じる。
上記の漏水を防止するための止水構造10は、ひび割れ4を覆う防水シート11、防水シート11を覆う防護膜12、防水シート11及び防護膜12を固定する固定具13、並びに、防水シート11、防護膜12及び固定具13を固定する樹脂部14を備えている。
防水シート11は、延伸性を有するシートであり、ひび割れ4を完全に覆った上で、周縁部が中空コンクリート構造物1に固定され得る大きさを有している。防水シート11として、例えば、オレフィン系エラストマー、スチレン系エラストマー、塩化ビニル系エラストマー、ウレタン系エラストマー、エチレンプロピレン系エラストマー、ブチル系エラストマー、ブタジエン系エラストマー、(アクリル)ニトリル系エラストマー、イソプレン系エラストマー、クロロプレン系エラストマー等の防水性を有するシートを使用できる。
防護膜12は、防水シート11よりも延伸性の少ないネット又はシート等である。具体的には、防護膜12として、ステンレスネット、ビニロンシート、ポリエステルシート、ナイロンシート、炭素繊維シート、アラミドシート、繊維補強シート、金属シート等を使用できる。
固定具13は、防水シート11及び防護膜12の周縁に沿って延びるステンレスバー(ステンレス製のバー)131と、ステンレスバー131の延伸方向に間隔をあけて配置される複数の固定ボルト132とを備え、防水シート11及び防護膜12の周縁部をステンレスバー131で押さえた状態で、複数の固定ボルト132により、防水シート11及び防護膜12を中空コンクリート構造物1に固定している。
樹脂部14は、下地層141と、下地層141と一体の上塗層142及び堰の充填部143とから構成されており、樹脂接着剤により形成されている。下地層141は、ひび割れ4の周囲を囲む環状を呈しており、中空コンクリート構造物1と防水シート11との間に介在する。上塗層142も、環状を呈するものであって、固定具13を覆い、且つ、下地層141と共に、防水シート11及び防護膜12の周縁部を挟むように設けられる。堰の充填部143は、中空コンクリート構造物1のひび割れ4の周囲に設けられる凹部1aに樹脂接着剤を充填することにより形成される。ここで、下地層141は、堰の充填部143からひび割れ4と離れる方向に広がるように形成する。このように下地層141を形成することで、ひび割れ4から中空コンクリート構造物1と防水シート11との間に流入した水が堰の充填部143により留められ、中空コンクリート構造物1と下地層141との間に水が入り込まなくなる。これにより、下地層141が中空コンクリート構造物1から剥離するのを確実に防止することができる。
下地層141、上塗層142及び堰の充填部143は、いずれも同一の樹脂接着剤から形成されている。上述のように下地層141、上塗層142及び堰の充填部143が同一樹脂接着剤で形成されることで、樹脂部14内に界面ができず、樹脂部14は強固に一体化される。また、下地層141と中空コンクリート構造物1との間には、例えば、無溶剤型エポキシ樹脂等を塗布してプライマー層(図示せず)を形成することもできる。プライマー層を設けると、下地層141を中空コンクリート構造物1に強固に固着させることができ、樹脂部14と中空コンクリート構造物1との接着性を向上させることができる。
上記の樹脂部14によれば、下地層141と上塗層142とで、防水シート11及び防護膜12の少なくとも周縁部をサンドイッチ状に挟み、上塗層142で固定具13を覆っていることで、樹脂部14内で防水シート11、防護膜12及び固定具13が一体に固定される。また、下地層141は、中空コンクリート構造物1に直接樹脂接着剤を塗布することで形成されているため、下地層141は中空コンクリート構造物1に固着されている。これにより、防水シート11及び防護膜12は、固定具13により固定される部分、すなわち、ステンレスバー131で押さえられる部分に加えて、下地層141上に載置されている部分全面が中空コンクリート構造物1に固着されるため、強固な固着が得られる。
以上の特徴を有する止水構造10は、中空コンクリート構造物1に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ4を沿うようにして設けられる(上記の「止水構造10がひび割れ4に沿うようにして設けられる」とは、「ひび割れ4が防水シート11で覆われるように、ひび割れ4に沿って防水シート11を設置すること」を意味する)。このとき、ひび割れ4には、予め充填材15を充填しておくことができる。充填材15を充填することで、ひび割れ4に水が侵入することが抑制される。これにより、止水効果を向上させることができる。また、ひび割れ4に水が侵入しにくくなるため、施工時に地下水によって中空コンクリート構造物1と樹脂部14との接着面が濡らされることで、樹脂部14が中空コンクリート構造物1に接着しにくくなることを防止することができる。これにより、施工環境が大幅に改善される。この充填材15としては、目地等を充填する一般的な充填材が使用できるが、特に、弾性エポキシ樹脂を使用することが好ましい。弾性エポキシ樹脂は、耐久性に優れている上、柔軟性を有するため、例えば、地盤沈下や地震等により、中空コンクリート構造物1の周囲の地面が異なる方向に動いたとしても、弾性エポキシ樹脂の柔軟性により、ひび割れ4の間隙を埋め続けることができる。
次に、上記止水構造10を中空コンクリート構造物1に設ける止水工法について説明する。
まず、中空コンクリート構造物1のひび割れ4に、充填材15を充填する。その後、コンクリート構造物1の内面におけるひび割れ4の周囲に、凹部1aを設ける。この凹部1aに樹脂接着剤を充填して堰143を形成するとともに、中空コンクリート構造物1の内面におけるひび割れ4の周囲を囲むように樹脂接着剤を塗布することで、ひび割れ4を囲む環状の下地層141を堰143と一体的に形成する(図6(a))。このとき、堰143からひび割れ4と離れる方向に広がるように下地層141を形成することが好ましい。また、堰143及び下地層141を形成する前に、例えば、無溶剤型エポキシ樹脂等を塗布してプライマー層(図示せず)を形成することもできる。
下地層141を形成した後には、防水シート11を下地層141の上に設置することが行なわれる(図6(b))。この際には、図6(b)に示すように、防水シート11でひび割れ4が覆われ、且つ、下地層141の周縁部141aが防水シート11の外側に延び出るように、防水シート11が下地層141の上に設置される。
ついで図7(a)に示すように、延伸性の少ない防護膜12を、防水シート11の上に設置する(図7(a)では、防護膜12の下に防水シート11が配置されることで、防水シートの符号11を()付きで示している。後述の図7(b)、図8、図10、図11も同様である。)。本実施形態では、上述のように防護膜12の下に防水シート11が配置されることで、地中から中空コンクリート構造物1内に侵入する水の水圧で生じる防水シート11の膨張(図5参照)が、防護膜12によって抑制される。。
防護膜12が設置された後には、固定具13によって、防水シート11及び防護膜12を、下地層141を介して中空コンクリート構造物1に固定することが行なわれる(図7(b),図8(a))。具体的には、図7(b)に示すように、ステンレスバー131によって防護膜12及び防水シート11の周縁部を押さえた状態で、図8(a)に示すように、ステンレスバー131、防護膜12、及び防水シート11を貫通させた複数の固定ボルト132を、中空コンクリート構造物1の二次覆工コンクリート6にねじ込むことが行なわれる。これにより、防水シート11及び防護膜12が下地層141を介して中空コンクリート構造物1に固定される。
その後、固定具13(ステンレスバー131・複数の固定ボルト132)を覆い、且つ、下地層141と共に防水シート11及び防護膜12の周縁部を挟むように、樹脂接着剤を塗布して、下地層141と一体の環状の上塗層142を形成することが行なわれる。これにより、下地層141及び上塗層142を有する環状の樹脂部14によってひび割れ4が囲まれ、且つ、当該樹脂部14内で、防水シート11、防護膜12、及び固定具13が固定された状態となる(図8(b))。
本実施形態の止水工法及び止水構造10によれば、中空コンクリート構造物1に断続的に生じた屈曲或いは歪曲したひび割れ4を覆うように、防水シート11が配置且つ固定されることで(つまり、断続的に生じた屈曲或いは歪曲したひび割れ4に沿って防水シート11が配置且つ固定されることで)、ひび割れ4からの漏水を防止できる。さらに防水シート11が延伸性を有するため、地震時に中空コンクリート構造物1に剪断力が加えられることや、中空コンクリート構造物1の温度が変化すること等によって、ひび割れ4の形状が変化しても、防水シート11が、ひび割れ4の変形に追従して延伸することで、当該防水シート11は、ひび割れ4を覆い続けるものとなる。このためひび割れ4からの漏水を防止する効果を長期的に持続できる。
また本実施形態の止水工法及び止水構造10によれば、防水シート1を固定する環状の樹脂部14が、ひび割れ4の周囲を囲むことで、ひび割れ4からの漏水を確実に防止できる。
なお図1や図8(b)に示すように、ひび割れ4を囲む樹脂部14が、ひび割れ4の延伸方向に延びる矩形の環状を呈する場合には、樹脂部14の長手方向の端部14aは、弾性接着剤を用いて形成されてもよい(上記の「ひび割れの延伸方向」とは、中空コンクリート構造物1の内面に生じる「ひび割れ4の開口」の延伸方向を意味する)。このようにすれば、樹脂部14の長手方向の端部14aに可とう性を付与できるので、ひび割れ4の幅に応じて樹脂部14を変形可能なものとすることができる(つまり、ひび割れ4の幅が大きくなるときに、樹脂部14の長手方向の端部14aが長くなり、ひび割れ4の幅が小さくなるときに、樹脂部14の長手方向の端部14aが短くなるように、樹脂部14を変形可能なものにすることができる)。
以上、本発明の一実施形態について説明したが、本発明は、その趣旨を逸脱しない限りにおいて、種々の変更が可能である。例えば、上記実施形態では、止水構造10は、防水シート11及び防護膜12を備えているが、防水シート11のみで十分な耐水圧性を得られる場合は、防護膜12は省略されてもよい。この場合、固定具13は、防水シート11の周縁に沿って延びるステンレスバー131と、ステンレスバー131の延伸方向に間隔をあけて設置される複数の固定ボルト132とを備えるものとされる。そして図7(b),図8(a)に対応する工程では、ステンレスバー131によって防水シート11の周縁部を押さえた状態で、ステンレスバー131及び防水シート11を貫通させた複数の固定ボルト132を、中空コンクリート構造物1にねじ込むことが行なわれる。その結果、防水シート11が下地層141を介して中空コンクリート構造物1に固定された状態となる。また図8(b)に対応する工程では、固定具13を覆い、且つ、下地層141と共に防水シート11の少なくとも周縁部を挟むように、樹脂接着剤が塗布されることで、下地層141と一体の環状の上塗層142が形成される。その結果、下地層141及び上塗層142を有する環状の樹脂部14によってひび割れ4が囲まれて、当該樹脂部14内で防水シート11及び固定具13が固定された状態とされる。
また上記実施形態では、樹脂部14が堰143を備える例を示したが、堰143を設けなくても中空コンクリート構造物1に対する十分な接着力が樹脂部14に得られる場合は、堰143は省略されてもよい。
また図9(a)に示すように、防水シート11は、ひび割れ4を覆う屈曲或いは歪曲した形状を呈するものであってもよい。このようにすれば、中空コンクリート構造物1の長い範囲に屈曲或いは歪曲するひび割れが生じる場合でも、当該ひび割れ4に沿って止水構造10を成形できる(ひび割れ4に沿って防水シート11を設置して、防水シート11でひび割れ4を覆うことができる)。
また図9(b)に示すように、防水シート11は、複数のシート材110が一連とされたものであってもよい。この場合、複数のシート材110は、それぞれ、ひび割れ4の一部の範囲を覆うように向き(角度)が調整されたものとされ、隣接して配置される2つのシート材110,110は、熱融着或いは接着される。このようにすれば、中空コンクリート構造物1の長い範囲に屈曲或いは歪曲するひび割れ4が生じる場合でも、当該ひび割れ4に追従させて一連の防水シート11を設置できる
また中空コンクリート構造物1の断面形状は、図1〜図3に示すような断面形状に限られるものではなく、断面形状が長方形、円形、楕円形又は馬蹄形等の任意の種々の形状を取り得る。
また上記実施形態では、中空コンクリート構造物1がシールドトンネルである例を示したが、本発明の止水工法及び止水構造が適用可能な中空コンクリート構造物1は、シールドトンネルに限定されず、例えば山岳トンネルや開削トンネルとされ得る。
図10は、開削トンネルである断面長方形の中空コンクリート構造物20に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ21に対して、本発明の止水構造22を適用した状態を示す斜視図である。図10に示す止水構造22も、上記実施形態で示した止水構造10と同様の構造を有するものであり、上記実施形態で示した工法と同様の止水工法で構築できる。
また図11に示すように、本発明の止水工法及び止水構造は、中空コンクリート構造物20を周方向に1周するように発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ23を止水するためにも適用され得る。以下、図11に示す止水構造24を構築するために実施される止水工法を説明する。なお、上記実施形態に示したものと対応する構成については、以下の説明で同一の符号を付して、詳細な説明を省略する。
図11に示す止水構造24は、中空コンクリート構造物20の内面におけるひび割れ23の周囲に樹脂接着剤を塗布することで、下地層141をひび割れ23の周囲に形成する下地層形成ステップと、ひび割れ23が防水シート11で覆われ、且つ、下地層141の周縁部が防水シート11の外側に延び出るように、防水シート11を下地層141の上に設置する防水シート設置ステップと、固定具13によって防水シート11を下地層141を介して中空コンクリート構造物20に固定する固定ステップと、固定具13を覆い、且つ、下地層141と共に防水シート11の周縁部を挟むように、樹脂接着剤を塗布して、下地層141と一体の上塗層142を形成することで、下地層141及び上塗層142を有する樹脂部14内で、防水シート11及び固定具13が固定された状態とされる上塗層形成ステップとを備えるものとされる。
上記の止水工法で構築される止水構造24によれば、中空コンクリート構造物20を周方向に1周するように発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ23を覆うように防水シート11が配置且つ固定されることで(つまり、ひび割れ23に沿って防水シート11が配置且つ固定されることで)、ひび割れ23から発生する高水圧の漏水を防止することが可能となる。さらに防水シート11が延伸性を有することで、地震時に中空コンクリート構造物20に剪断力が加えられることや、中空コンクリート構造物20の温度が変化すること等によって、ひび割れ23の形状が変化しても、防水シート11が、ひび割れ23の変形に追従して延伸することで、当該防水シート11は、ひび割れ23を覆い続けるものとなる。このため、ひび割れ23からの漏水を防止する効果を長期的に持続できる。
なお上記の防水シート設置ステップでは、例えば、中空コンクリート構造物20の内面に沿って帯状の防水シート11を配置することで、当該帯状の防水シート11が中空コンクリート構造物20の内周を1周延びた状態にして、当該帯状の防水シート11の長手方向の両端部を熱融着或いは接着で接続することで、ひび割れ23が防水シート11で覆われた状態とされる。上記の帯状の防水シート11は、例えば、一定幅のロール状で提供されるシート材が、中空コンクリート構造物20の内空の大きさに応じた長さで切断されたものである。上記の「帯状の防水シート11の長手方向の両端部を熱融着或いは接着で接続すること」は、例えば、中空コンクリート構造物20の底版20a上で行われる。上記の方法で防水シート設置ステップを実施すれば、防水シート11の長さを、「中空コンクリート構造物20を1周延びる長さ」に調整することが容易なので、中空コンクリート構造物20を1周するひび割れ23を防水シート11で覆うことを、容易に実現できる。
或いは、上記の防水シート設置ステップでは、中空コンクリート構造物20の内壁に沿って環状の防水シート11を配置して、当該環状の防水シート11が中空コンクリート構造物20の内周を1周するものとすることで、環状の防水シート11によってひび割れ23が覆われた状態とされてもよい。
或いは図12に示す止水構造25のように、防水シート11は、複数のシート材110が、一連とされたものであってもよい。複数のシート材110は、それぞれ、ひび割れ23の一部を覆うように向き(角度)が調整されるものであり、隣接して設置される2つのシート材110,110を熱融着或いは接着することを繰り返すことで、中空コンクリート構造物20の内周を1周する環状の防水シート11が形成されて、当該防水シート11によってひび割れ23が覆われた状態となる。以上のようにすれば、長尺の防水シートを準備しなくとも、ひび割れ23を覆うことが可能となる(比較的短い長さのシート材110を複数準備することで、ひび割れ23を覆うことが可能となる)。
また図11及び図12に示す止水構造24,25でも、実施形態に示した止水構造と同様に、固定具として、防水シートの周縁に沿って延びるステンレスバー131と、ステンレスバー131の延伸方向に間隔をあけて設置される複数の固定ボルト132とを備えるものを使用できる。また上記実施形態と同様に、防水シート設置ステップの後に、防水シート11よりも延伸性の少ない防護膜12を、防水シート11の上に設置する防護膜設置ステップが実施されてもよい(図11,図12では、防護膜12の下に防水シート11が配置されるため、防水シートの符号11や、シート材の符号110を、()付きで記している)。
また図11及び図12に示す止水構造24,25でも、防水シート11が、ひび割れ23を覆う屈曲或いは湾曲した形状を呈してもよい。
1,20 中空コンクリート構造物、
4 ひび割れ
10,22,24,25 止水構造、
11 防水シート、
12 防護膜、
13 固定具、
14 樹脂部、
110 シート材、
131 ステンレスバー、
132 固定ボルト、
141 下地層、
142 上塗層

Claims (6)

  1. 中空コンクリート構造物に生じたひび割れからの漏水を防止するためのひび割れに沿った止水工法であって、
    前記ひび割れは、前記中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れ、或いは、前記中空コンクリート構造物を1周するように屈曲或いは湾曲したひび割れであり、
    前記止水工法は、
    前記中空コンクリート構造物の内面における前記ひび割れの周囲に樹脂接着剤を塗布することで、下地層を前記ひび割れの周囲に形成する下地層形成ステップと、
    前記ひび割れが延伸性を有する防水シートで覆われ、且つ、前記下地層の周縁部が前記防水シートの外側に延び出るように、前記ひび割れに沿う防水シートを前記下地層の上に設置する防水シート設置ステップと、
    固定具によって前記防水シートを前記下地層を介して前記中空コンクリート構造物に固定する固定ステップと、
    前記固定具を覆い、且つ、前記下地層と共に前記防水シートの周縁部を挟むように、樹脂接着剤を塗布して、前記下地層と一体の上塗層を形成することで、前記下地層及び前記上塗層を有する樹脂部内で前記防水シート及び前記固定具が固定された状態とされる上塗層形成ステップとを備え、
    前記防水シートは、複数のシート材が一連となったものであり、
    前記複数のシート材は、それぞれ、前記ひび割れの一部を覆うように向きが調整されており、隣接して設置される2つの前記シート材が、熱融着或いは接着されるひび割れに沿った止水工法。
  2. 前記ひび割れは、前記中空コンクリート構造物に断続的に発生した屈曲或いは歪曲したひび割れであり、
    前記下地層形成ステップでは、前記ひび割れの周囲を囲むように前記樹脂接着剤を塗布することで、前記ひび割れを囲む環状の前記下地層が形成され、
    前記上塗層形成ステップでは、前記下地層と一体の環状の前記上塗層を形成することで、前記下地層及び前記上塗層を有する環状の前記樹脂部によって前記ひび割れが囲まれた状態とされる請求項1に記載のひび割れに沿った止水工法。
  3. 前記ひび割れは、前記中空コンクリート構造物を1周するように屈曲或いは湾曲したひび割れであり、
    前記防水シート設置ステップでは、前記中空コンクリート構造物の内壁に沿って帯状の防水シートを配置して、当該帯状の防水シートが中空コンクリート構造物の内周を1周するものとし、且つ、当該帯状の防水シートの長手方向の両端部を熱融着或いは接着で接続することで、前記ひび割れが前記防水シートで覆われた状態とされる請求項1に記載のひび割れに沿った止水工法。
  4. 前記固定具は、前記防水シートの周縁に沿って延びるステンレスバーと、前記ステンレスバーの延伸方向に間隔をあけて設置される複数の固定ボルトとを備え、前記固定ステップでは、前記ステンレスバーによって前記防水シートの周縁部を押さえた状態で、前記ステンレスバー及び前記防水シートを貫通させた前記複数の固定ボルトを、前記中空コンクリート構造物にねじ込むことで、前記防水シートが前記下地層を介して前記中空コンクリート構造物に固定される請求項1乃至3のいずれかに記載のひび割れに沿った止水工法。
  5. 前記防水シート設置ステップの後に、前記防水シートよりも延伸性の少ない防護膜を前記防水シートの上に設置する防護膜設置ステップをさらに備え、
    前記固定ステップでは、前記ステンレスバーによって前記防水シート及び前記防護膜の周縁部を押さえた状態で、前記ステンレスバー、前記防護膜、及び前記防水シートを貫通させた前記複数の固定ボルトを、前記中空コンクリート構造物にねじ込むことで、前記防護膜及び前記防水シートが、前記下地層を介して前記中空コンクリート構造物に固定され、前記上塗層形成ステップでは、前記固定具を覆い、且つ、前記下地層とで前記防水シート及び前記防護膜の少なくとも周縁部を挟むように、樹脂接着剤を塗布することで、前記下地層と一体の前記上塗層が形成される、請求項に記載のひび割れに沿った止水工法。
  6. 前記防水シートは、前記ひび割れを覆う屈曲或いは湾曲した形状を呈する請求項1乃至5のいずれかに記載のひび割れに沿った止水工法。
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