JP6749621B1 - 算出システム - Google Patents

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Abstract

【課題】電気料金を容易に算出できる算出システムを提供する。【解決手段】算出システム10は、分電盤12と交流電力の受電量を計測する第1計測装置14と交流電力の使用量を計測する第2計測装置16と第1〜第3住戸1〜3の1日の電気料金を算出する制御装置18とを備える。制御装置18は、(1)1日のうちの各単位時間における、分電盤12が受電した2つの交流電力のそれぞれの受電量に、2つの交流電力のそれぞれの単価を乗算することによって、2つの交流電力のそれぞれの受電料金を算出し、2つの交流電力のそれぞれの受電料金を合算することによって合計受電料金を算出し、合計受電料金を第1〜第3住戸1〜3の使用量の比率に応じて分配することによって、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの電気料金を算出し、(2)第1〜第3住戸1〜3のそれぞれについて、各単位時間における電気料金を合算することによって1日の電気料金を算出する。【選択図】図1

Description

本発明は、算出システムに関し、特に、電気料金を算出する算出システムに関する。
従来、太陽光等を利用して発電する発電事業者が知られている。たとえば、特許文献1には、太陽光等を利用して発電する発電事業者と需要家とが電力取引を行えるシステムが開示されている。当該システムは、需要家の有する電力量計と、電力量計とデータ通信を行う発電事業者の有するサーバー装置と、発電事業者の有する発電装置とを備える。サーバー装置は、電力量計に売電価格を提示し、電力量計は、提示された売電価格に基づいてサーバー装置に電力購入希望の旨を伝え、発電装置は、需要家に対して電力供給を行う。
ところで、発電事業者の中には、需要家と電力販売契約(以下、PPA(Power Purchase Agreement)ともいう)を締結し、需要家の住宅の屋根等にソーラーパネルを設置し、当該ソーラーパネルによって発電を行うソーラーPPA発電事業者が知られている。需要家は、系統電力事業者からの電力に加えて、ソーラーPPA発電事業者からの電力を購入して使用できる。これによって、たとえば、災害等によって系統電源からの電力が不通となった場合でも、ソーラーPPA発電事業者からの電力を購入して使用できる。このように、ソーラーPPA発電事業者からの電力を使用できるようにすることによって、防災対応型の配電網を構築できる。言い換えると、分散型すなわちフェイルセーフ型の配電網を構築できる。
特開2019−50054号公報
しかしながら、マンション等の共同住宅においては、系統電力事業者または新電力事業者からの電力とソーラーPPA発電事業者からの電力とを用いて、複数の需要家に電力を供給する場合、複数の需要家のそれぞれが、系統電力事業者または新電力事業者からの電力とPPA発電事業者からの電力とをどれだけ使用したのかがわからず、電気料金の算出が困難であるという課題がある。この課題によって、共同住宅における、いわゆるソーラーPPAの普及が妨げられ、防災対応型の配電網の構築が妨げられている。
この発明は、上記課題に鑑みてなされたものであり、電気料金を容易に算出できる算出システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明に係る算出システムの一形態は、系統電源からの交流電力と直流電源からの直流電力を変換することによって得られる交流電力とを含む複数の交流電力を受電し、受電した前記複数の交流電力を用いて複数の需要家に交流電力の供給を行う中継装置と、前記中継装置が受電した前記複数の交流電力のそれぞれの、1日のうちの各単位時間における受電量を計測する第1計測装置と、前記複数の需要家のそれぞれについて、前記中継装置から供給を受けた前記交流電力の前記各単位時間における使用量を計測する第2計測装置と、前記複数の交流電力のそれぞれの前記受電量と、前記複数の需要家のそれぞれの前記使用量とに基づいて、前記複数の需要家のそれぞれの1日の電気料金を算出する制御装置とを備え、前記第2計測装置は、前記複数の需要家のそれぞれに対応して設けられる複数のスマートメータを有し、前記複数のスマートメータのそれぞれは、前記複数の需要家のうちの対応する需要家について、前記中継装置から供給を受けた前記交流電力の前記各単位時間における前記使用量を計測し、前記制御装置は、(1)前記各単位時間における、前記中継装置が受電した前記複数の交流電力のそれぞれの受電量に、前記複数の交流電力のそれぞれの単価を乗算することによって、前記複数の交流電力のそれぞれの受電料金を算出し、前記複数の交流電力のそれぞれの前記受電料金を合算することによって、前記複数の交流電力の合計受電料金を算出し、前記合計受電料金を、前記複数の需要家の前記使用量の比率に応じて分配することによって、前記複数の需要家のそれぞれの電気料金を算出し、(2)前記複数の需要家のそれぞれについて、前記各単位時間における前記電気料金を合算することによって前記1日の電気料金を算出する。
本発明により、電気料金を容易に算出できる算出システムが提供される。
図1は、本発明の実施の形態に係る算出システムの構成を示すブロック図である。 図2は、図1の算出システムにおける第1計測装置が、ある1日において計測した第1受電量、および第2受電量を示すグラフであり、(a)は、0時〜12時までを示すグラフであり、(b)は、12時〜24時までを示すグラフである。 図3は、図1の算出システムにおける第2計測装置が、ある1日において計測した使用量を示すグラフであり、(a)は、第1使用量を示すグラフであり、(b)は、第2使用量を示すグラフであり、(c)は、第3使用量を示すグラフである。 図4は、図1の算出システムにおける制御装置の動作の一例を示すフロー図である。 図5は、図4のステップS1に含まれる動作の一例を示すフロー図であり、図1の算出システムにおける制御装置が、単位時間における電気料金を算出する際の動作の一例を示すフロー図である。 図6は、図1の算出システムにおける制御装置が、昼間の単位時間における電気料金を算出する際の動作の一例を示すフロー図である。 図7は、図1の算出システムにおける制御装置が、夜間の単位時間における電気料金を算出する際の動作の一例を示すフロー図である。 図8は、図1の算出システムにおける制御装置が、早朝または夕方の単位時間における電気料金を算出する際の動作の一例を示すフロー図である。 図9は、複数の需要家の他の例を示すブロック図である。
以下、本発明に係る算出システムの実施の形態について、図面を用いて詳細に説明する。なお、以下で説明する実施の形態は、いずれも本発明の好ましい一具体例を示すものである。以下の実施の形態で示される数値、構成要素、構成要素の配置位置および接続形態、ステップ、ステップの順序等は、一例であり、本発明を限定する主旨ではない。また、各図は、必ずしも厳密に図示されたものではない。
図1は、本発明の実施の形態に係る算出システム10の構成を示すブロック図である。図1に示すように、算出システム10は、分電盤12と、第1計測装置14と、第2計測装置16と、制御装置18とを備えている。算出システム10は、複数の需要家のそれぞれの1日の電気料金を算出するシステムである。本実施の形態では、複数の需要家は、マンションにおける第1〜第3住戸1〜3である。なお、複数の需要家は、2つの住戸であってもよいし、4つ以上の住戸であってもよい。また、複数の需要家は、複数の戸建て住宅であってもよいし、マンションにおける複数の住戸と複数の戸建て住宅とを含んでいてもよい。
分電盤12は、複数の交流電力を受電し、受電した複数の交流電力を用いて第1〜第3住戸1〜3に交流電力を供給する。本実施の形態では、分電盤12は、2つの交流電力を受電する。2つの交流電力は、系統電源4からの交流電力である第1交流電力、およびソーラーパネル5からの直流電力を変換することによって得られる交流電力である第2交流電力である。本実施の形態では、分電盤12が、中継装置に相当する。
分電盤12は、第2交流電力を優先的に受電する。具体的には、第2交流電力のみを用いて、第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄える場合には、分電盤12は、第2交流電力のみを受電し、第2交流電力のみを用いて第1〜第3住戸1〜3に交流電力を供給する。一方、第2交流電力のみでは、第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄えない場合には、分電盤12は、第1交流電力をさらに受電し、第1交流電力および第2交流電力を用いて第1〜第3住戸1〜3に交流電力を供給する。
また、分電盤12は、災害等で第1交流電力を受電できない場合に、蓄電池6からの直流電力を変換することによって得られる交流電力である第3交流電力を受電する。言い換えると、第3交流電力は、災害等で分電盤12が第1交流電力を受電できない場合に、分電盤12に供給される交流電力である。この場合にも、第2交流電力のみを用いて、第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄える場合には、分電盤12は、第2交流電力のみを受電し、第2交流電力のみを用いて第1〜第3住戸1〜3に交流電力を供給する。一方、第2交流電力のみでは、第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄えない場合には、分電盤12は、第3交流電力をさらに受電し、第2交流電力および第3交流電力を用いて第1〜第3住戸1〜3に交流電力を供給する。
このように、分電盤12が、第1交流電力だけでなく、第2交流電力および第3交流電力を受電できるように、分散型の配電網が構築されている。
なお、複数の交流電力の個数は2つに限定されず、たとえば、分電盤12は、他の交流電源からの交流電力、および/または他の直流電源からの直流電力を変換することによって得られる交流電力をさらに受電してもよい。本実施の形態では、ソーラーパネル5が、直流電源に相当する。
系統電力事業者7は、第1交流電力を供給する事業者である。言い換えると、第1交流電力は、系統電力事業者7から供給される交流電力である。第1交流電力は、トランス20によって、たとえば、6600[V]から100〜200[V]に変圧される。なお、第1交流電力は、系統電力事業者7ではなく、新電力事業者から供給される交流電力であってもよい。このように、系統電源4からの交流電力は、系統電力事業者7からの交流電力であってもよいし、新電力事業者からの交流電力であってもよい。
第1発電事業者8は、マンションにおける第1〜第3住戸1〜3とPPAを締結し、当該マンションに設置されたソーラーパネル5を用いて太陽光発電を行うPPA発電事業者である。第2交流電力は、ソーラーパネル5からの直流電力を、蓄電池等に蓄電することなく、パワーコンディショナー22によって変換することにより得られる。また、第2交流電力は、パワーコンディショナー22によって、第1交流電力と同様の電圧に変圧される。
第2発電事業者9は、蓄電池6に直流電力を蓄電し、蓄電池6に蓄電した直流電力を供給する事業者である。たとえば、電気自動車を蓄電池6として用いてもよい。第2発電事業者9は、系統電力事業者7とは異なる直流の電力網を有しており、蓄電池6に蓄電した直流電力を、当該電力網を用いて送電する。たとえば、第2発電事業者9は、120万kWhの容量を確保する。第3交流電力は、蓄電池6からの直流電力を、パワーコンディショナー24によって変換することにより得られる。また、第3交流電力は、パワーコンディショナー24によって、第1交流電力および第2交流電力と同様の電圧に変圧される。
第2発電事業者9は、災害等によって、分電盤12が第1交流電力を受電できなった場合に、蓄電池6からの直流電力をパワーコンディショナー24を介して供給することによって第1〜第3住戸1〜3の電力を賄う停電保険を提供する。たとえば、第2発電事業者9は、第1〜第3住戸1〜3から月々の保険料の支払いを受け、分電盤12が第1交流電力を受電できなくなった場合に、第1〜第3住戸1〜3に電力を供給する。算出システム10は、このような停電保険に基づいて第3交流電力が供給された場合でも、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの1日の電気料金を算出できる。
また、第2発電事業者9は、パワーコンディショナー24を介して第3交流電力を供給する他、たとえば、パワーコンディショナー24を介さずに、蓄電池6からの直流電力を分電盤12に供給する。分電盤12に供給された直流電力は、第1〜第3住戸1〜3の電話線のメタル回線を介して、第1〜第3住戸1〜3に供給される。
また、第2発電事業者9は、たとえば、蓄電池6からの直流電力を、分電盤12に供給せず、専用の回線を介してマンションの各フロアに送電してもよい。各フロアに送電された直流電力は、各フロアの各住戸に供給される。
これによって、第1〜第3住戸1〜3は、蓄電池6からの直流電力を用いて、ラジオ、およびLED(Light Emitting Diode)照明等を使用できる。たとえば、当該直流電力の電流は、30[A]である。また、たとえば、当該直流電力の電圧は、50[V]である。
第1計測装置14は、分電盤12が受電した2つの交流電力(第1交流電力および第2交流電力)のそれぞれの、1日のうちの各単位時間における受電量を計測する。また、第1計測装置14は、停電保険に基づいて供給される第3交流電力の各単位時間における受電量を計測する。第1計測装置14は、第1電力計26と、第2電力計28と、第3電力計30とを有する。第1電力計26は、第1交流電力の受電量である第1受電量を計測する。具体的には、第1電力計26は、各単位時間における第1受電量を計測する。第2電力計28は、第2交流電力の受電量である第2受電量を計測する。具体的には、第2電力計28は、各単位時間における第2受電量を計測する。第3電力計30は、第3交流電力の受電量である第3受電量を計測する。具体的には、第3電力計30は、各単位時間における第3受電量を計測する。単位時間は、30分または1時間等である。たとえば、第1電力計26、第2電力計28、および第3電力計30は、スマートメータであり、1日のうちの各30分間の受電量を計測する。言い換えると、第1電力計26、第2電力計28、および第3電力計30は、受電量の30分値を計測する。
図2は、図1の算出システム10における第1計測装置14が、ある1日において計測した第1受電量、および第2受電量を示すグラフであり、(a)は、0時〜12時までを示すグラフであり、(b)は、12時〜24時までを示すグラフである。縦軸は、受電量を示し、横軸は、時間を示している。なお、図2において、横軸の0は、0時〜1時までの1時間を示し、横軸の1は、1時〜2時までの1時間を示し・・・横軸の23は、23時〜24時までの1時間を示している。たとえば、図2に示すように、第1計測装置14によって、ある1日のうちの0時〜24時までの各30分間における第1受電量、および第2受電量が得られる。言い換えると、第1計測装置14によって、ある1日のうちの0時〜24時までの30分毎の第1受電量、および第2受電量が得られる。
図2に示すように、昼間の時間帯では、第2交流電力のみを受電していることがわかる(図2の第2受電量参照)。このように、分電盤12は、単価の安い第2交流電力を優先的に受電し、第2交流電力のみを用いて第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄える場合には、第2交流電力のみを用いて、第1〜第3住戸1〜3に交流電力を供給する。分電盤12は、第2交流電力のみでは、第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄えない場合には、第1交流電力をさらに受電し、第2交流電力と第1交流電力とを用いて、第1〜第3住戸1〜3に交流電力を供給する。また、夜間の時間帯では、ソーラーパネル5による発電が行えず、第2交流電力を受電できないので、分電盤12は、第1交流電力のみを受電し、第1交流電力のみを用いて、第1〜第3住戸1〜3に交流電力を供給する。
図1に戻って、第2計測装置16は、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれについて、分電盤12から供給された交流電力の各単位時間における使用量を計測する。第2計測装置16は、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれに対応して設けられる第1〜第3スマートメータ32〜36を有する。第1〜第3スマートメータ32〜36のそれぞれは、第1〜第3住戸1〜3のうちの対応する住戸について、分電盤12から供給を受けた交流電力の各単位時間における使用量を計測する。第1スマートメータ32は、第1住戸1に対応して設けられ、分電盤12から第1住戸1に供給された交流電力である第4交流電力の使用量を計測する。つまり、第1スマートメータ32は、第1住戸1が使用した第4交流電力の使用量である第1使用量を計測する。第1スマートメータ32は、各単位時間における第1使用量を計測する。第2スマートメータ34は、第2住戸2に対応して設けられ、分電盤12から第2住戸2に供給された交流電力である第5交流電力の使用量を計測する。つまり、第2スマートメータ34は、第2住戸2が使用した第5交流電力の使用量である第2使用量を計測する。第2スマートメータ34は、各単位時間における第2使用量を計測する。第3スマートメータ36は、第3住戸3に対応して設けられ、分電盤12から第3住戸3に供給された交流電力である第6交流電力の使用量を計測する。つまり、第3スマートメータ36は、第3住戸3が使用した第6交流電力の使用量である第3使用量を計測する。第3スマートメータ36は、各単位時間における第3使用量を計測する。上述したように、単位時間は、30分または1時間等である。この実施の形態では、第1スマートメータ32、第2スマートメータ34、および第3スマートメータ36は、1日のうちの各30分間の使用量を計測する。言い換えると、第1スマートメータ32、第2スマートメータ34、および第3スマートメータ36は、使用量の30分値を計測する。
図3は、図1の算出システム10における第2計測装置16が、ある1日において計測した使用量を示すグラフであり、(a)は、第1使用量を示すグラフであり、(b)は、第2使用量を示すグラフであり、(c)は、第3使用量を示すグラフである。縦軸は、使用量を示し、横軸は、時間を示している。なお、図3において、横軸の0は、0時〜1時までの1時間を示し、横軸の1は、1時〜2時までの1時間を示し・・・横軸の23は、23時〜24時までの1時間を示している。たとえば、図3の(a)に示すように、第2計測装置16によって、ある1日のうちの0時〜24時までの各30分間における第1使用量が得られる。また、図3の(b)に示すように、第2計測装置16によって、ある1日のうちの0時〜24時までの各30分間における第2使用量が得られる。また、図3の(c)に示すように、第2計測装置16によって、ある1日のうちの0時〜24時までの各30分間における第3使用量が得られる。このように、第2計測装置16によって、ある1日のうちの0時〜24時までの30分間毎の第1使用量、第2使用量、および第3使用量が得られる。
なお、単位時間における第1受電量と第2受電量との合計値は、当該単位時間における第1使用量と第2使用量と第3使用量との合計値と、略等しくなる。具体的には、ある1日のうちの0時〜0時30分までの30分間における第1受電量と第2受電量との合計値は、当該ある1日のうちの0時〜0時30分までの30分間における第1使用量と第2使用量と第3使用量との合計値と、略等しくなる。0時30分〜24時までの各30分間についても同様である。
また、第1交流電力を受電できず、第3交流電力を受電している場合において、単位時間における第2受電量と第3受電量との合計値は、当該単位時間における第1使用量と第2使用量と第3使用量との合計値と、略等しくなる。具体的には、ある1日のうちの0時〜0時30分までの30分間における第2受電量と第3受電量との合計値は、当該ある1日のうちの0時〜0時30分までの30分間における第1使用量と第2使用量と第3使用量との合計値と、略等しくなる。0時30分〜24時までの各30分間についても同様である。
図1に戻って、制御装置18は、分電盤12が受電した2つの交流電力(第1交流電力および第2交流電力)のそれぞれの受電量を、第1計測装置14から取得する。また、制御装置18は、分電盤12が受電した第3交流電力の受電量を、第1計測装置14から取得する。具体的には、制御装置18は、第1受電量を第1電力計26から取得し、第2受電量を第2電力計28から取得し、第3受電量を第3電力計30から取得する。
また、制御装置18は、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれについて、分電盤12から供給を受けた交流電力の使用量を取得する。具体的には、制御装置18は、第1使用量を第1スマートメータ32から取得し、第2使用量を第2スマートメータ34から取得し、第3使用量を第3スマートメータ36から取得する。
詳細は後述するが、制御装置18は、2つの交流電力(第1交流電力および第2交流電力)のそれぞれの受電量と、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの使用量とに基づいて、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの1日の電気料金を算出する。このように、制御装置18は、電気料金を算出する装置であり、たとえば、プロセッサ等によって実現される。
以上、本実施の形態に係る算出システム10の構成について説明した。次に、以上のように構成された算出システム10の動作の一例について説明する。
図4は、図1の算出システム10における制御装置18の動作の一例を示すフロー図である。図5は、図4のステップS1に含まれる動作の一例を示すフロー図であり、図1の算出システム10における制御装置18が、単位時間における電気料金を算出する際の動作の一例を示すフロー図である。図4および図5を参照して、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの1日の電気料金を算出する際の制御装置18の動作の一例について説明する。
図4に示すように、まず、制御装置18は、1日のうちの各単位時間における、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの電気料金を算出する(ステップS1)。具体的には、制御装置18は、1日のうちの各単位時間における、第1住戸1の電気料金である第1電気料金、第2住戸2の電気料金である第2電気料金、および第3住戸3の電気料金である第3電気料金を算出する。
たとえば、制御装置18は、0時〜24時までの各30分間における、第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。具体的には、制御装置18は、0時〜0時30分までの30分間における、第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出し、0時30分〜1時までの30分間における、第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。1時〜1時30分までの30分間・・・23時30分〜24時までの30分間についても同様である。
ここで、図5を参照して、1日のうちの単位時間当たりの第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する際の制御装置18の動作の一例について説明する。制御装置18は、図5に示す動作を1日のうちの各単位時間について行うことによって、1日のうちの各単位時間における、第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。
たとえば、制御装置18は、図5に示す動作を0時〜0時30分までの30分間について行うことによって、0時〜0時30分までの30分間当たりの第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。同様に、制御装置18は、図5に示す動作を0時30分〜1時までの30分間について行うことによって、0時30分〜1時までの30分間当たりの第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。1時〜1時30分までの30分間・・・23時30分〜24時までの30分間についても同様である。
図5に示すように、まず、制御装置18は、2つの交流電力(第1交流電力および第2交流電力)のそれぞれの単位時間における受電量に、2つの交流電力のそれぞれの当該単位時間における単価を乗算することによって、2つの交流電力のそれぞれの当該単位時間における受電料金を算出する(ステップS11)。以下の説明では、第1交流電力の受電料金を第1受電料金とし、第2交流電力の受電料金を第2受電料金として説明する。制御装置18は、単位時間における第1受電量に、当該単位時間における第1交流電力の単価を乗算することによって、当該単位時間における第1受電料金を算出する。また、制御装置18は、単位時間における第2受電量に、当該単位時間における第2交流電力の単価を乗算することによって、当該単位時間における第2受電料金を算出する。
たとえば、19時から19時30分までの30分間における第1受電料金、および第2受電料金を算出する場合には、制御装置18は、19時から19時30分までの30分間における第1受電量に、19時から19時30分までの30分間における第1交流電力の単価を乗算することによって、19時から19時30分までの30分間における第1受電料金を算出する。また、制御装置18は、19時から19時30分までの30分間における第2受電量に、19時から19時30分までの30分間における第2交流電力の単価を乗算することによって、19時から19時30分までの30分間における第2受電料金を算出する。
次に、制御装置18は、2つの交流電力のそれぞれの単位時間における受電料金を合算することによって、当該単位時間における合計受電料金を算出する(ステップS12)。具体的には、制御装置18は、単位時間における第1受電料金と第2受電料金とを合算することによって、当該単位時間における合計受電料金を算出する。
たとえば、19時から19時30分までの30分間における合計受電料金を算出する場合には、19時から19時30分までの30分間における第1受電料金と第2受電料金とを合算することによって、19時から19時30分までの30分間における合計受電料金を算出する。
次に、制御装置18は、単位時間における合計受電料金を、第1〜第3住戸1〜3の当該単位時間における使用量の比率に応じて配分し、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの当該単位時間における電気料金を算出する(ステップS13)。具体的には、制御装置18は、単位時間における合計受電料金を、当該単位時間における第1使用量、第2使用量、および第3使用量の比率に応じて配分することによって、当該単位時間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。第1〜第3住戸1〜3の使用量の比率は、(第1使用量):(第2使用量):(第3使用量)で表すことができる。制御装置18は、(合計受電料金)×(第1使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第1電気料金を算出する。また、制御装置18は、(合計受電料金)×(第2使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第2電気料金を算出する。また、制御装置18は、(合計受電料金)×(第3使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第3電気料金を算出する。
たとえば、19時から19時30分までの30分間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する場合には、19時から19時30分までの30分間における合計受電料金を、19時から19時30分までの30分間における第1使用量、第2使用量、および第3使用量の比率に応じて配分することによって、19時から19時30分までの30分間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。
なお、単位時間における第1電気料金を、当該単位時間における2つの交流電力の受電量の比率に応じて配分することによって、当該単位時間における第1電気料金のうちの系統電力事業者7に支払う料金、および第1発電事業者8に支払う料金を算出できる。単位時間における第1電気料金のうち、系統電力事業者7に支払う料金については、(第1電気料金)×(第1受電量)/((第1受電量)+(第2受電量))によって算出できる。また、単位時間における第1電気料金のうち、第1発電事業者8に支払う料金については、(第1電気料金)×(第2受電量)/((第1受電量)+(第2受電量))によって算出できる。
第2電気料金および第3電気料金についても、同様の方法によって、系統電力事業者7に支払う料金、および第1発電事業者8に支払う料金を算出できる。
1日のうちの各単位時間について、系統電力事業者7に支払う料金、および第1発電事業者8に支払う料金を算出すれば、系統電力事業者7に支払う1日の料金、および第1発電事業者8に支払う1日の料金を算出できる。
上述したように、制御装置18は、1日のうちの単位時間について、図5に示す動作を行うことによって、当該単位時間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。そして、制御装置18は、1日のうちの各単位時間について、図5に示す動作を行うことによって、各単位時間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。このように、制御装置18は、1日のうちの各単位時間における、分電盤12が受電した2つの交流電力のそれぞれの受電量に、2つの交流電力のそれぞれの単価を乗算することによって、2つの交流電力のそれぞれの受電料金を算出し、2つの交流電力のそれぞれの受電料金を合算することによって、2つの交流電力の合計受電料金を算出し、合計受電料金を第1〜第3住戸1〜3の使用量の比率に応じて分配することによって、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの電気料金を算出する。
たとえば、制御装置18は、0時から24時までの各30分間における、第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。言い換えると、制御装置18は、0時から24時までの30分間毎の第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。
図4に戻って、最後に、制御装置18は、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれについて、各単位時間における電気料金を合算することによって1日の電気料金を算出する(ステップS2)。具体的には、制御装置18は、各単位時間における第1電気料金を合算することによって、1日の第1電気料金を算出する。また、制御装置18は、各単位時間における第2電気料金を合算することによって、1日の第2電気料金を算出する。また、制御装置18は、各単位時間における第3電気料金を合算することによって、1日の第3電気料金を算出する。
たとえば、制御装置18は、0時から24時までの各30分間における第1電気料金を合算することによって合計金額を算出し、当該合計金額が1日の第1電気料金となる。また、制御装置18は、0時から24時までの各30分間における第2電気料金を合算することによって合計金額を算出し、当該合計金額が1日の第2電気料金となる。また、制御装置18は、0時から24時までの各30分間における第3電気料金を合算することによって合計金額を算出し、当該合計金額が1日の第3電気料金となる。
以上のようにして、算出システム10は、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの1日の電気料金を算出する。
次に、上述したような単位時間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する際の制御装置18の動作について、具体的な場合に分けて説明する。なお、以下の説明では、30分間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する際の動作の一例について説明する。
図6は、図1の算出システム10における制御装置18が、昼間の単位時間における電気料金を算出する際の動作の一例を示すフロー図である。ここでは、太陽が照っており、第2交流電力のみを用いて、第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄える場合について説明する。すなわち、第1受電量が0[kWh]であり、第1受電料金が0[円]である場合について説明する。
まず、制御装置18は、30分間における第2受電量に、当該30分間における第2交流電力の単価を乗算することによって、当該30分間における第2受電料金を算出する(ステップS21)。
次に、制御装置18は、30分間における第2受電料金を、第1〜第3住戸1〜3の当該30分間における使用量の比率に応じて配分し、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの当該30分間における電気料金を算出する(ステップS23)。具体的には、制御装置18は、30分間における第2受電料金を、当該30分間における第1使用量、第2使用量、および第3使用量の比率に応じて配分することによって、当該30分間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。制御装置18は、(第2受電料金)×(第1使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第1電気料金を算出する。また、制御装置18は、(第2受電料金)×(第2使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第2電気料金を算出する。また、制御装置18は、(第2受電料金)×(第3使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第3電気料金を算出する。
図7は、図1の算出システム10における制御装置18が、夜間の単位時間における電気料金を算出する際の動作の一例を示すフロー図である。ここでは、太陽が照っておらず、ソーラーパネル5による発電が行えない状態であり、第1交流電力のみを用いて、第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄う場合について説明する。すなわち、第2受電量が0[kWh]であり、第2受電料金が0[円]である場合について説明する。
まず、制御装置18は、30分間における第1受電量に、当該30分間における第1交流電力の単価を乗算することによって、当該30分間における第1受電料金を算出する(ステップS31)。
次に、制御装置18は、30分間における第1受電料金を、第1〜第3住戸1〜3の当該30分間における使用量の比率に応じて配分し、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの当該30分間における電気料金を算出する(ステップS23)。具体的には、制御装置18は、30分間における第1受電料金を、当該30分間における第1使用量、第2使用量、および第3使用量の比率に応じて配分することによって、当該30分間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。制御装置18は、(第1受電料金)×(第1使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第1電気料金を算出する。また、制御装置18は、(第1受電料金)×(第2使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第2電気料金を算出する。また、制御装置18は、(第1受電料金)×(第3使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第3電気料金を算出する。
図8は、図1の算出システム10における制御装置18が、早朝または夕方の単位時間における電気料金を算出する際の動作の一例を示すフロー図である。ここでは、太陽が昇りかけ、太陽が沈みかけ、または曇りの状態であり、ソーラーパネル5による発電が十分に行えず、第2交流電力のみでは、第1〜第3住戸1〜3に供給する交流電力を賄えない場合について説明する。すなわち、分電盤12が、第1交流電力および第2交流電力の両方を受電している場合について説明する。
まず、制御装置18は、30分間における第1受電量に、当該30分間における第1交流電力の単価を乗算することによって、当該30分間における第1受電料金を算出する(ステップS41)。
次に、制御装置18は、30分間における第2受電量に、当該30分間における第2交流電力の単価を乗算することによって、当該30分間における第2受電料金を算出する(ステップS42)。
次に、制御装置18は、30分間における第1受電料金と、当該30分間における第2受電料金とを合算することによって、当該30分間における合計受電料金を算出する(ステップS43)。
次に、制御装置18は、30分間における合計受電料金を、第1〜第3住戸1〜3の当該30分間における使用量の比率に応じて配分し、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの当該30分間における電気料金を算出する(ステップS44)。具体的には、制御装置18は、30分間における合計受電料金を、当該30分間における第1使用量、第2使用量、および第3使用量の比率に応じて配分することによって、当該30分間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。制御装置18は、(合計受電料金)×(第1使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第1電気料金を算出する。また、制御装置18は、(合計受電料金)×(第2使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第2電気料金を算出する。また、制御装置18は、(合計受電料金)×(第3使用量)/((第1使用量)+(第2使用量)+(第3使用量))によって、第3電気料金を算出する。
以上のようにして、制御装置18は、各場合において、第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出する。
なお、分電盤12が、災害等で第1交流電力を受電できない場合において、第2交流電力と第3交流電力とを受電している場合には、第2電力計28によって計測された単位時間における第2受電量に、当該単位時間における第2交流電力の単価を乗算することによって、当該単位時間における第2受電料金を算出する。そして、当該第2受電料金を、当該単位時間における第1使用量と第2使用量と第3使用量との比率に応じて配分することによって、当該単位時間における第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金を算出できる。なお、第2電力計28によって計測された単位時間における第2受電量を取得できない場合、たとえば、当該単位時間における第1使用量と第2使用量と第3使用量との合算値から、当該単位時間における第3受電量を差し引くことによって、当該単位時間における第2受電量を算出できる。
次に、第1電気料金、第2電気料金、および第3電気料金の支払い方法について説明する。
たとえば、まず、系統電力事業者7は、1日の第1電気料金のうちの第1発電事業者8に支払う料金を、第1発電事業者8に支払う。系統電力事業者7は、第1電力計26によって計測された各単位時間における第1受電量を把握している。したがって、系統電力事業者7は、各単位時間における第1受電量に、各単位時間における第1交流電力の単価を乗算することによって、1日の第1電気料金のうちの系統電力事業者7に支払う料金を算出できる。系統電力事業者7は、1日の第1電気料金から系統電力事業者7に支払う料金を差し引くことによって、1日の第1電気料金のうちの第1発電事業者8に支払う料金を算出できる。
その後、第1住戸1は、1日の第1電気料金を系統電力事業者7に支払う。このようにすることによって、第1住戸1は、系統電力事業者7に1日の第1電気料金の支払いをすればよいので、容易に1日の第1電気料金の支払うことができる。第2住戸2および第3住戸3についても同様である。
以上説明したように、本実施の形態に係る算出システム10は、系統電源4からの交流電力とソーラーパネル5からの直流電力を変換することによって得られる交流電力とを含む2つの交流電力を受電し、受電した2つの交流電力を用いて第1〜第3住戸4〜6に交流電力の供給を行う分電盤12と、分電盤12が受電した2つの交流電力のそれぞれの、1日のうちの各単位時間における受電量を計測する第1計測装置14と、第1〜第3住戸4〜6のそれぞれについて、分電盤12から供給を受けた交流電力の各単位時間における使用量を計測する第2計測装置16と、2つの交流電力のそれぞれの受電量と、第1〜第3住戸4〜6のそれぞれの使用量とに基づいて、第1〜第3住戸4〜6のそれぞれの1日の電気料金を算出する制御装置18とを備え、第2計測装置16は、第1〜第3住戸4〜6のそれぞれに対応して設けられる第1〜第3のスマートメータ32〜36を有し、第1〜第3のスマートメータ32〜36のそれぞれは、第1〜第3住戸4〜6のうちの対応する住戸について、分電盤12から供給を受けた交流電力の各単位時間における使用量を計測し、制御装置18は、(1)1日のうちの各単位時間における、分電盤12が受電した2つの交流電力のそれぞれの受電量に、2つの交流電力のそれぞれの単価を乗算することによって、2つの交流電力のそれぞれの受電料金を算出し、2つの交流電力のそれぞれの受電料金を合算することによって、2つの交流電力の合計受電料金を算出し、合計受電料金を、第1〜第3住戸4〜6の使用量の比率に応じて分配することによって、第1〜第3住戸4〜6のそれぞれの電気料金を算出し、(2)第1〜第3住戸4〜6のそれぞれについて、各単位時間における電気料金を合算することによって1日の電気料金を算出する。
この構成によれば、制御装置18は、1日のうちの各単位時間における、分電盤12が受電した2つの交流電力のそれぞれの受電量に、2つの交流電力のそれぞれの単価を乗算することによって、2つの交流電力のそれぞれの受電料金を算出し、2つの交流電力のそれぞれの受電料金を合算することによって、2つの交流電力の合計受電料金を算出し、合計受電料金を、第1〜第3住戸1〜3の使用量の比率に応じて分配することによって、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの電気料金を算出する。また、制御装置18は、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれについて、各単位時間における電気料金を合算することによって1日の電気料金を算出する。これによって、2つの交流電力を用いて、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれに交流電力を供給する場合でも、第1〜第3住戸1〜3のそれぞれの1日の電気料金を容易に算出できる。したがって、防災対応型の配電網の構築が妨げられることを抑制できる。
また、複数の需要家は、マンションにおける第1〜第3住戸1〜3であり、直流電源は、当該マンションに設置されたソーラーパネル5である。
この構成によれば、直流電源は、マンションに設置されたソーラーパネル5である。したがって、ソーラーパネル5からの直流電力を変換することによって得られる交流電力を、当該マンションにおける第1〜第3住戸1〜3に容易に供給できる。
次に、複数の需要家の他の例について説明する。図9は、複数の需要家の他の例を示すブロック図である。図9に示すように、この例では、複数の需要家は、複数の戸建て住宅である。なお、図面が煩雑になることを避けるため、図9では、第1戸建て住宅1a以外の戸建て住宅の図示を省略する。
この例に係る算出システム10aは、複数の戸建て住宅に対応して設けられる複数の分電盤12を有する。なお、図面が煩雑になることを避けるため、図9では、第1戸建て住宅1aに対応して設けられる分電盤12以外の図示を省略する。
複数の分電盤12は、2つの交流電力を受電し、受電した2つの交流電力を用いて、複数の戸建て住宅に交流電力の供給を行う。具体的には、複数の分電盤12のそれぞれは、2つの交流電力である第1交流電力および第2交流電力を受電し、第1交流電力および第2交流電力を用いて、複数の戸建て住宅のうちの対応する戸建て住宅に交流電力の供給を行う。第1戸建て住宅1aに対応して設けられる分電盤12は、第1交流電力および第2交流電力を用いて、第1戸建て住宅1aに交流電力の供給を行う。この例では、複数の分電盤12が、中継装置に相当する。
なお、複数の分電盤12のそれぞれが、第2交流電力を優先的に受電する点については、上述した実施の形態と同様である。また、複数の分電盤12のそれぞれが、第1交流電力が受電できなくなった場合に、第3交流電力を受電する点についても、上述した実施の形態と同様である。また、複数の分電盤12のそれぞれが、蓄電池6からの直流電力を、複数の戸建て住宅のうちの対応する戸建て住宅に供給する点についても、上述した実施の形態と同様である。
以上、本発明に係る算出システムについて、実施の形態に基づいて説明したが、本発明は、実施の形態に限定されるものではない。本発明の主旨を逸脱しない限り、当業者が思いつく各種変形を実施形態に施したものや、実施形態における一部の構成要素を組み合わせて構築される別の形態も、本発明の範囲内に含まれる。
本発明は、電気料金を算出するシステムとして、利用することができる。
10,10a 算出システム
12 分電盤
14 第1計測装置
16 第2計測装置
18 制御装置
26 第1電力計
28 第2電力計
30 第3電力計
32 第1スマートメータ
34 第2スマートメータ
36 第3スマートメータ

Claims (2)

  1. 系統電源からの交流電力と直流電源からの直流電力を変換することによって得られる交流電力とを含む複数の交流電力を受電し、受電した前記複数の交流電力を用いて複数の需要家に交流電力の供給を行う中継装置と、
    前記中継装置が受電した前記複数の交流電力のそれぞれの、1日のうちの各単位時間における受電量を計測する第1計測装置と、
    前記複数の需要家のそれぞれについて、前記中継装置から供給を受けた前記交流電力の前記各単位時間における使用量を計測する第2計測装置と、
    前記複数の交流電力のそれぞれの前記受電量と、前記複数の需要家のそれぞれの前記使用量とに基づいて、前記複数の需要家のそれぞれの1日の電気料金を算出する制御装置とを備え、
    前記第2計測装置は、前記複数の需要家のそれぞれに対応して設けられる複数のスマートメータを有し、
    前記複数のスマートメータのそれぞれは、前記複数の需要家のうちの対応する需要家について、前記中継装置から供給を受けた前記交流電力の前記各単位時間における前記使用量を計測し、
    前記制御装置は、
    (1)前記各単位時間における、
    前記中継装置が受電した前記複数の交流電力のそれぞれの受電量に、前記複数の交流電力のそれぞれの単価を乗算することによって、前記複数の交流電力のそれぞれの受電料金を算出し、
    前記複数の交流電力のそれぞれの前記受電料金を合算することによって、前記複数の交流電力の合計受電料金を算出し、
    前記合計受電料金を、前記複数の需要家の前記使用量の比率に応じて分配することによって、前記複数の需要家のそれぞれの電気料金を算出し、
    (2)前記複数の需要家のそれぞれについて、前記各単位時間における前記電気料金を合算することによって前記1日の電気料金を算出する、
    算出システム。
  2. 前記複数の需要家は、マンションにおける複数の住戸を含み、
    前記直流電源は、前記マンションに設置されたソーラーパネルである、
    請求項1に記載の算出システム。
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