JP6749280B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

本発明は、LED照明を用いて加熱室内を照らす加熱調理器に関するものである。
近年の加熱調理器においては、加熱室内を照らす照明にLEDを備えるものがある。
特許文献1に示すものは、加熱室側面の上方に開孔した照射部をガラスで塞ぎ、LED照射部の光を導く導光部の先端部をガラス近傍に配置して加熱室内を照らす加熱調理器が記載されている。
特開2016−200327号公報
特許文献1に示された加熱調理器においては、原価低減のため、加熱室側面に設けた開孔した照射部を覆うガラスを削減すると、この開孔部から加熱室内の熱が流入して、LED照射部の光を導く導光部が溶解する課題がある。
本発明の加熱調理器は、上記の課題を解決するためになされたものであり、被調理物を入れて加熱するための加熱室と、前記被調理物を加熱する加熱手段と、前記加熱室の外側面を覆い前記加熱室との間に空気層を形成する遮熱板と、前記加熱室と前記遮熱板に開孔部を設け該開孔部より前記加熱室内を照らす照明ユニットと、前記加熱室の下方に前記加熱手段と前記照明ユニットとを冷却する冷却手段とを備え、前記遮熱板には、前記冷却手段からの冷却風を前記空気層に導き入れ棚上段よりも上に配置された切り起こしダクトと、前記空気層に導いた前記冷却風を流す開口部とを設け、前記照明ユニットには、LEDを有したLED照射部と、該LED照射部の放す明りを前記加熱室内に導く導光部とを設け、前記導光部は、上部に位置する導光部上と下部に位置する導光部下とを備え、前記導光部上の基部から該導光部の先端部までの距離が、前記導光部下の基部から該導光部の先端部までの距離より短く形成され、前記遮熱板の前記開孔部より前記導光部上および前記導光部下を通し、該導光部の先端部と前記加熱室の前記開孔部との間に前記冷却風を流す風路を設けたものである。
本発明は、LED照射部の光を導く導光部の溶解を防ぐことができる。
本発明の加熱調理器の本体を前方側から見た斜視図である。 図1のA−A断面図である。 本発明の加熱調理器の本体から外枠を取り外した状態を前方側から見た斜視図である。 同加熱調理器の本体から外枠を取り外した状態で後方側から見た斜視図である。 同加熱調理器の加熱室の正面図である。 同加熱調理器の加熱室の左前上方より見た斜視図である。 同加熱調理器の加熱室の左側面図である。 同加熱調理器の加熱室の左より見た照明ユニット取付け部の斜視図である。 同加熱調理器の加熱室と遮熱板の左方より見た照明ユニット取付け部の側面図である。 同加熱調理器の照明ユニット取付け部を切り起こしダクト中心で断面した図7のB-B断面図である。 同加熱調理器の基板保持部材の斜視図である。 同加熱調理器の基板保持部材の正面図である。 同加熱調理器の基板保持部材の側面図である。 同加熱調理器の基板保持部材の背面図である。 本発明の加熱調理器の制御手段を表わしたブロック図である。
以下に、本発明の具体的内容について上記した図1から図15の図面を参照しながら詳細に説明する。
図1から図4において、加熱調理器の本体1は、上下左右と奥に壁を備える加熱室28の中に加熱する被調理物を入れ、マイクロ波やヒータ,水蒸気の熱を使用して被調理物を加熱調理する。
ドア2は、加熱室28の内部に被調理物を出し入れするために開閉するもので、ドア2を閉めることで加熱室28を密閉状態にし、被調理物を加熱する時に使用するマイクロ波の漏洩を防止し、熱を封じ込め、効率良く加熱することを可能とする。
取っ手9は、ドア2に取り付けられ、ドア2の開閉を容易にするもので、手で握りやすい形状になっている。
ガラス窓3は、調理中の食品の状態が確認できるようにドア2に取り付けられ、ヒータ等の発熱による高温に耐えるガラスを使用している。
入力手段71は、ドア2の前面下側の操作パネル4に設けられ、マイクロ波で被調理物を加熱するレンジ加熱手段77(図15)、加熱室28の加熱室上面28eの外側に設けたヒータで被調理物を加熱するグリル加熱手段12、水蒸気により被調理物を加熱する水蒸気発生手段43、加熱室奥壁面28bに上方と下方に熱風ヒータ14a,14bなどを設けた熱風ユニット11によって発生する熱風で加熱室28を加熱するオーブン加熱手段などの加熱手段を選択し、加熱する時間等の調理条件や自動メニューを入力するための操作部6と、操作部6から入力された内容や調理の進行状態を表示する表示部5とで構成される。
水タンク42は、水蒸気を作るのに必要な水を溜めておく容器であり、本体1の前面下側に設けられ、本体1の前面から着脱可能な構造とすることで給水および排水が容易にできるようになっている。
外枠7は、加熱調理器の本体1の上面と左右側面を覆うキャビネットである。
後板10は、前記したキャビネットの後面を形成するものであり、上部に外部排気ダクト18が取り付けられ、前記外部排気ダクト18の取り付けられる内側に、被調理物から排出した蒸気や本体1の内部の部品を冷却した後の冷却風(廃熱)39dを排出する排気孔36が設けられている。
また、外部排気ダクト18は、排気孔36を通過した冷却風39を本体1の外に排出するもので、排気は外部排気ダクト18の外部排気口8から排出し、排気の排出方向は本体1の上部方向で且つ前面側に排気する。排気の排出方向を上部方向で且つ前面側に向けることで、背面を壁面に寄せた時でも排気によって壁面を汚すことがないようにしている。
機械室20は、加熱室底面28aと本体1の底板21との間の空間部に設けられ、底板21上には食品を加熱するためのマグネトロン33,マグネトロン33に接続された導波管47,制御基板23,その他、後述する各種部品、これらの各種部品を冷却する冷却手段50(図4)等が取り付けられている。
加熱室28の加熱室左側面28cと加熱室右側面28d(図6)には棚上段27a、棚中段27b、棚下段27cからなる棚27を設け、調理によって使用する各種の加熱皿を載せる。
加熱室底面28aは、略中央部が凹状に窪んでおり、その中に回転アンテナ26が設置され、マグネトロン33より放射されるマイクロ波は、導波管47,回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aが貫通する結合穴47aを通して回転アンテナ26の下面に流入し、回転アンテナ26で拡散されて加熱室28内に放射される。回転アンテナ26は、回転アンテナ駆動手段46の出力軸46aに連結されている。回転アンテナ駆動手段46には回転アンテナ26の位置を検出するアンテナ位置検出手段(図示せず)を備える。
加熱室28の後部には熱風ユニット11が取り付けられ、熱風ユニット11は加熱室奥壁面28bの外側の後部側に熱風ケース11aを設け、加熱室奥壁面28bと熱風ケース11aとの間に熱風ファン32とその外周側に位置するように熱風ヒータ14a、および14bを設け、熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を取り付け、そのモータ軸を熱風ケース11aに設けた穴を通して熱風ファン32と連結している。
そして、熱風ユニット11は加熱室奥壁面28bに設けた空気の通り道となる熱風吸気孔31と熱風吹出し孔30を通して連結し、熱風ケース11a内の熱風ファン32を熱風モータ13により回転することで、加熱室28と熱風ユニット11との空気を循環し、熱風ヒータ14a、および14bで循環する空気を加熱する。
また、熱風ユニット11の代わりに、加熱室28の上面と下面にヒータを設けて加熱室28を加熱しても良い。
加熱室上面28eの外側には、ヒータよりなるグリル加熱手段12が取り付けられている。グリル加熱手段12は、マイカ板にヒータ線を巻き付けて平面状に形成し、加熱室上面28eの外側に押し付けて固定し、加熱室上面28eを加熱して加熱室28内の被調理物を輻射熱によって焼くものである。
また、加熱室底面28aには、複数個の重量検出手段25、例えば前側左右に右側重量センサ25a,左側重量センサ25b,後側中央に奥側重量センサ25cが設けられ、その上にテーブルプレート24が載置されている。
テーブルプレート24は、食品を載置するためのもので、ヒータ加熱とマイクロ波加熱の両方に使用できるように耐熱性を有し、かつ、マイクロ波の透過性が良く、衛生面でも問題がない磁器等の材料で成形されている。
加熱室28の後部上方には、加熱室28内の温度を検出する温度検出手段a85が設けられている。温度検出手段a85は、グリル加熱手段12及び熱風ユニット11の熱風吹出し孔30から加熱室28内に吹出される熱風の影響を直接受けない位置に設けられている。
また、加熱室28の後部上方には、被加熱物の温度を赤外線で検出する赤外線センサ部Eが設けられている。
スチームユニット43a(図15)は水蒸気発生手段43とポンプ手段87により成る。
水蒸気発生手段43は、加熱室左側面28cの外側面に取り付けられ、水蒸気を噴出するスチーム噴出口44は加熱室28内に臨ませている。
また、水蒸気発生手段43は、アルミの鋳造で作られ、鋳造時にボイラー加熱手段89であるシーズヒータを一体となるように埋め込んでいる。そのヒータの消費電力は600W前後と大きく、水蒸気発生手段43は短時間で水を沸騰できる温度に加熱することができる。
水蒸気発生手段43への水の供給は、ポンプ手段87を駆動することによって水タンク42からパイプ45を通してポンプ手段87へ供給され、パイプ40を通って水蒸気発生手段43に供給され、水蒸気発生手段43で加熱されて沸騰し、水蒸気となってスチーム噴出口44から加熱室28へ噴出する。
温度検出手段b88は、水蒸気発生手段43の温度を検出するもので、その検出結果を後述する制御手段151(図15)に伝え、ボイラー加熱手段89やポンプ手段87を制御する。
ポンプ手段87は、水タンク42の水を水蒸気発生手段43まで汲み上げるもので、ポンプとポンプを駆動するモータで構成される。水蒸気発生手段43への給水量の調節はモータに供給する電力のON/OFFの比率で決定する。
冷却手段50は、機械室20に設けられた冷却モータにファンが連結されたファン装置であり、図4に示すように、本体1の後方の右、中央、左に配置するそれぞれ右側ファン装置15a、中央ファン装置15b、左側ファン装置15cよりなる。この冷却手段50は、本体1下方の後方より吸気して本体内に冷却風39dとして送風される。
加熱室28の外側両側面には遮熱板503が設けられ、加熱室28の側面と遮熱板503との間には略10mm程度の空気層が設けられるように、加熱室28の側面の各辺部もしくは遮熱板503の四辺部にはフランジ部が設けられている。そして、この空気層によって調理中の加熱室28の熱の放熱を抑え、この遮熱板503によって後述する冷却風39dが直接加熱室28の側面に当たって冷やすのを防止している。
図5から図6を用いて加熱室左側面28cに設けた照射部28tについて説明する。
照射部28tは、後述する照明ユニット500の放す明りを加熱室28内に照らすための開孔部で、ここでは計二カ所の開孔部となる照射部上28gと照射部下28hを備える。照射部28tは加熱室左側面28cに設けている。
照射部28tは、複数段有る棚27のどの位置に皿を載置した場合でも前記皿に載せた被加熱物を十分に照らせるように、棚上段27aより上方に照射部上28gを設け、棚中段27bや棚下段27cに皿を載置した場合でも皿に載せられた被加熱物を明るく照らせるように、棚上段27aと棚中段27bとの間に照射部下28hを配置し、照射部28tの外側にはLED照明部400(後述)を有した照明ユニット500を備えている。
図7から図14を用いて、照明ユニット500について説明する。
照明ユニット500は、501の基板保持部材と502のプリント基板と504の導光部から構成し、プリント基板502にはLED照明部400が設けられた状態を示す。
図11から図14において、501は基板保持部材である。基板保持部材501は透明樹脂で成形されている。501aはベース部で、切欠き状の接続部501hを備える。ベース部501aの上には、ウデ部上501dを備える。またベース部501aの下には、ウデ部下501eを備える。ウデ部上501dとウデ部下501eには同形状のリブGを備える。また、ベース部501aから正面側に延び出たL字状部に固定穴部501fを備え、遮熱板503と固定する。
ベース部501aの正面側に略円錐台形状の導光部504を上下に備える。ベース部501aの上部に導光部上504u、下部に導光部下504sを備える。導光部504はLED照明部400からの光を加熱室28内に導くものである。導光部504のベース部501aとの交点は、上下に長い長円の基部504bである。先端部506は円形で、基部504bと先端部506を側面部504aでつないでいる。側面部504aは、光沢面である。先端部506はシボ加工が施されている。
また、ベース部501aの背面側には平面部501cから外周部501bが立ち上がった導光部504の入光部501mを設けている。入光部501mは、上下に長い長円で光沢面である。またベース部501aの背面側には台501pと4個のツメ部501kを備えている。
導光部上504uと導光部下504sは、略円錐台形状の高さに相当する基部504bから先端部506までの距離Lが異なる。導光部上504uは導光部下504sよりも距離Lを短く低く設けている。これは、加熱室28に設ける熱風ユニット11で300℃の温度制御でオーブン調理をする場合に、導光部上504uが加熱室28の上方に位置することで高温の熱の影響を受けて導光部504の温度が高くなる。
図10に示すように、導光部上504uを導光部下504sより短くして、照射部上28gと導光部上504uの先端部506とに間隙Pに風路Fを設けている。この風路Fに冷却風39dを流すことで、照射部上28gの開孔部からの熱風を風路に流れる冷却風39dの流れに沿って風下へ流し、また、冷却風39dによって導光部上504uの先端部506を冷却できることで加熱室28からの熱が導光部上504uへ伝わり難いようにしている。
図7から図10を用いて、加熱室28に照明ユニット500を取り付ける構造について説明する。
プリント基板502は細長い長方形で、上下に白色LEDによるLED照明部上401とLED照明部下402であるLED照明部400を実装している(図7)。図8はプリント基板502の上下のLED照明部400の搭載の部分を切り取って、LED照明部上401とLED照明部下402に対向する基板保持部材501の入光部501mを示している。プリント基板502は制御手段151と接続する端子502aを備えている。プリント基板502は、LED照明部上401とLED照明部下402の自己発熱を放熱するために放熱性の良い材料、例えばアルミニウムなどで構成されるアルミ基板である。また、LED照明部上401とLED照明部下402のプリント基板を一体とし、放熱面積を大きく確保することで、放熱性を高めることもできる。
一般的に、LEDはジャンクション温度が120℃程度を超えると破壊に至るため、破壊温度を超えない範囲で使用する必要がある。
LED照明部400の温度上昇には、グリル加熱手段12と熱風ユニット11によって加熱される加熱室28からの輻射熱と、LED電流とLEDオン電圧の積で求められるLEDの自己発熱によるものとがある。
本体1の使用条件では、前記した加熱室28に設ける熱風ユニット11で300℃の温度制御でオーブン調理をする場合がLED照明部400の温度条件として最も厳しい。
プリント基板502は、LED照明部400を実装している面を基板保持部材501の背面側に接するように基板保持部材501の背面側に挿入され、台501pに載置してツメ部501kで固定されている。プリント基板502は台501pによってベース部501aとの間に隙間を設け後述する冷却風39dを流す風路を設けている。また端子502aは基板保持部材501の接続部501hから加熱室28側に突出している。
プリント基板502を基板保持部材501に固定したことにより、プリント基板502に実装したLED照明部上401とLED照明部下402は、基板保持部材501の入光部501mに接近して隙間を設けて固定される。発光面が平らなLED照明部上401とLED照明部下402の光は損失なく平らな入光部501mから光が導光部504に入っていく。
プリント基板502を保持した基板保持部材501を加熱室28に固定するには、前記加熱室28に設けた照射部28tと同じ位置になるように、遮熱板503にも開孔部となる導光部通し穴503cを設け、光を導く導光部504を前記導光部通し穴503cに挿入し、前記照射部28tより加熱室28内を照らすものである。そして導光部504の先端部506が加熱室左側面28cに設けた照射部28tの平面に近接する。その後、遮熱板503に設けたウデ部挿入穴503dに基板保持部材501のウデ部上501d、ウデ部下501eを挿入し、該ウデ部上501d、ウデ部下501eに設けたリブGと遮熱板503が接触することによりプリント基板502を保持した基板保持部材501の位置決めをする。固定穴部501fと遮熱板503に設けた固定穴503eをねじ止めすることにより、固定する。
このように、プリント基板502を保持した基板保持部材501を加熱室28に固定することにより、導光部504の先端部506が照射部28tに対応する位置に定まる。
また、基板保持部材501は、例えば、ポリカーボネートなどの耐熱性を有する透明樹脂によって構成される。
次に図7〜10を参照して基板保持部材501の冷却方法について説明する。
冷却手段50(図4の15a、15b、15c)によって送風される冷却風39dは、機械室20内の自己発熱するマグネトロン33やインバータ基板22,重量検出手段25、照明ユニット500等を冷却する(図2)。
特に左側ファン装置15c(図4)からの冷却風39dはマグネトロン33に送風された後、加熱室左側面28c側の遮熱板503(図4)と外枠7(図1)との間を下方から上方に向けて送風される。上方に流れた冷却風39dの一部は遮熱板503に設けた切り起こしダクト503bから加熱室左側面28cと遮熱板503との間の風路Fを流れる。
冷却風39dを遮熱板50と外枠7との間を通すことで、冷却風39dが加熱室28の熱を受けて温度上昇をするのを防止し、この冷却風39dを冷却したい部品の近傍で遮熱板50と加熱室28との間に導くことで冷却風39dの温度上昇を抑えて効率良く部品を冷やすことができる。
風路Fを流れる冷却風39dは、遮熱板503に設けた切り起こしダクト503bから加熱室左側面28cと遮熱板503との間を通り、遮熱板503に設けた開口部503Wを通り本体1の上方に設けた外部排気口8より排出される。そして切り起こしダクト503bから開口部503wへ流れる冷却風によって、加熱室左側面28cに設けられた照明上部28gの開口より吹き出る加熱室からの熱風を風下に吹き流して導光部上504uの先端部506に熱風が直接触れるのを防止すると同時に導光部上504uの先端部506を冷却する(図10)。
風路Fを形成する前記切り起こしダクト503bの形状は、下方から上方に向けて送風される冷却風39dを効率よく受け止めて風路Fへ導けるように下方側に開口を設けた切り起こし形状、そして切り起こしダクト503bの設ける位置は棚上段27aの上方に設けられている。理由は、棚上段27aに加熱皿を載置された時、棚上段27aより上方の温度が高くなるため、温度の高い位置からの熱伝達を効率良く防止するためである。また、その位置に冷却したい導光部上504uが設けられているためである。
また後方に設けた左側ファン装置15cは、本体1の後方から冷却風を吸込み、左側ファン装置15cより前方に有るマグネトロン33に送風した冷却風を切り起こしダクト503bに導けるように、マグネトロン33より前方側に切り起こしダクト503bを設けている。開口部503wは、左側ファン装置15cから送風される風圧が弱い位置に設けられている。本実施例では、左側ファン装置15cと略同じ後方側、左側ファン装置15cの上方側に設けられている(図4)。
また、遮熱板503と外枠7との間に流れた前記冷却風39dの一部は、遮熱板503の外側に出ている基板保持部材501とプリント基板502とプリント基板502に実装しているLED照明部400を冷却する。特にプリント基板502は前述したベース部501aとの間に設けた隙間によって、プリント基板502は加熱室28側に向く面と、外板7側に向く面の両面を効率よく冷却が可能である。またLED照明部400の発光面と入光部501mとの隙間にも冷却風39dが流れLED照明部400も効率よく冷却できる。
さらに、導光部504を前記のようにベース部501aの正面側に基部504bから先端部506まで略円錐台形状に長くすることで、加熱室28の壁面の温度からの熱伝導を防止する(図11)。さらに、LED照明400を実装したプリント基板502を遮熱板503よりも外側の外枠7側に配置することで、遮熱板503を介在して輻射熱を遮る役目をもっている。
導光部上504uの先端部506の冷却が一番必要なオーブン調理時は、マグネトロン33が非動作なため、左側ファン装置15cからの冷却風39dの温度は低くなるので、効率良く、導光部上504uの先端部506、基板保持部材501、プリント基板502、LED照明部400を効率よく冷却する。
図15は本加熱調理器の制御手段を表わしたブロック図である。次に、図15を用いて加熱調理器のシステムの動作について説明する。電源76は、加熱調理器の本体1を動作させるためのものである。
熱風ユニット11は、熱風吸気孔31熱風吹出し孔30を備える加熱室奥壁面28b外側に設けた熱風ケース11aの後側に熱風モータ13を備え、熱風ケース11aの穴を通してそのモータ軸に熱風ファン32を設け、熱風ファン32の外周側に熱風ヒータ14a、および14bを設け、加熱室28に熱風を循環して供給する。
レンジ加熱手段77は、マグネトロン33とマグネトロン33を駆動するための電源を作るインバータ回路を搭載したインバータ基板22である。インバータ回路は入力手段71より入力された加熱パワーに応じた電源を作りマグネトロン33に供給する。
グリル加熱手段12は、加熱室28の天面の裏側に設けられたヒータよりなり、加熱室28の加熱室上面28eを加熱して加熱室28内の被調理物を輻射熱によって焼くものである。
回転アンテナ駆動手段46は、回転アンテナ26を駆動するためのモータである。
重量検出手段25は、テーブルプレート24に載置された被調理物の重量を測定するものである。
温度検出手段a85は、加熱室28に取り付けられ、加熱室28内の温度を検出し、制御手段151によってグリル加熱手段12のヒータの電力を調整するものである。
赤外線センサ部Eは被調理物の赤外線を検出して温度情報を制御手段151に送る。
スチームユニット43aは水蒸気発生手段43とポンプ手段87により成る。
水蒸気発生手段43は、水を加熱するヒータからなるボイラー加熱手段89と、水蒸気発生手段43の温度を検出する温度検出手段b88から構成し、制御手段151は温度検出手段b88の検出結果からボイラー加熱手段89やポンプ手段87を制御する。
71は入力手段で、ここでは、操作部6と表示部5を示す。
151は制御手段で、制御基板23に搭載され、入力手段71から入力のあった内容に従い、食品を加熱調理するように動作させるもので、各検知手段から食品の状態や加熱室の状態を検知し、その後各加熱手段や駆動手段を必要に応じて動作させるものである。
LED照明部400は、制御手段151によって制御されて、調理中に発光して加熱室28内を明るく照らす。
本実施例は、以上の構成からなり、LEDの温度上昇を低減することができ、LED寿命の信頼性を高め、被調理物を加熱する際、基板保持部材501のうち、加熱室左側面28cの上方部に位置して最も温度が高くなる導光部上504uの先端部506に冷却風39dが直接当たるため、高い冷却効果を見込むことができる。
また、冷却風39dが先端部506に届くまで、遮熱板503の下端側から遮熱板503と外枠7の空間を通った後に風路Fを通るので、冷却風39dが加熱室28で加熱されることなく遮熱板503と加熱室28の空間を通るよりも低い温度の冷却風39dで先端部506を冷却することができる。
11・・・熱風ユニット、12・・・グリル加熱手段、28・・・加熱室、28b・・・加熱室奥壁面、28c・・・加熱室左側面、28d・・・加熱室右側面、28e・・・加熱室上面、28t・・・照射部、33・・・マグネトロン、39d・・・冷却風、50・・・冷却手段、15c・・・左側ファン装置、400・・・LED照明部、500・・・照明ユニット、501・・・基板保持部材、502・・・プリント基板、503・・・遮熱板、503b・・・切り起こしダクト(切り起こし部)、504・・・導光部、504u・・・導光部上、504s・・・導光部下、506・・・先端部、F・・・風路

Claims (1)

  1. 被調理物を入れて加熱するための加熱室と、
    前記被調理物を加熱する加熱手段と、
    前記加熱室の外側面を覆い前記加熱室との間に空気層を形成する遮熱板と、
    前記加熱室と前記遮熱板に開孔部を設け該開孔部より前記加熱室内を照らす照明ユニットと、
    前記加熱室の下方に前記加熱手段と前記照明ユニットとを冷却する冷却手段とを備え、
    前記遮熱板には、
    前記冷却手段からの冷却風を前記空気層に導き入れ棚上段よりも上に配置された切り起こしダクトと、前記空気層に導いた前記冷却風を流す開口部とを設け、
    前記照明ユニットには、
    LEDを有したLED照射部と、
    該LED照射部の放す明りを前記加熱室内に導く導光部とを設け、
    前記導光部は、上部に位置する導光部上と下部に位置する導光部下とを備え、前記導光部上の基部から該導光部の先端部までの距離が、前記導光部下の基部から該導光部の先端部までの距離より短く形成され、
    前記遮熱板の前記開孔部より前記導光部上および前記導光部下を通し、該導光部の先端部と前記加熱室の前記開孔部との間に前記冷却風を流す風路を設けたことを特徴とする加熱調理器。
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