JP5116863B2 - 加熱調理器 - Google Patents

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Description

この発明は、加熱用ヒータを備えた加熱調理器に関する。
従来、加熱用ヒータを備えた加熱調理器として、特開2005‐9765公報(特許文献1)に開示されたようなものがある。この加熱調理器においては、加熱室の天面に外側方向に向かって凸部を設け、その凸部内に少なくとも1本の棒状ヒータを配設している。また、上記凸部の縦断面形状を、上記加熱室の開口部側は略垂直であり、上記加熱室の後側は後方に向かって傾斜している形状になっている。こうして、上記棒状ヒータからの熱によって被加熱物全体に均等な焦げ目を付けるようにしている。
しかしながら、上記特許文献1に開示された従来の加熱調理器には、以下のような問題がある。従来より、可視光線を照射可能なランプによって、加熱調理中の上記加熱室内を照らすようにしている。そして、近年、長寿命・省電力の観点から、照明ランプをLED(Light Emitting Diode:発光ダイオード)ランプに切り換えるようになってきている。加熱調理器においても、上記加熱室内照射用のランプとしてLEDランプを用いることが検討されている。
ところで、上記LEDランプは半導体素子であるため温度の影響を受け易いという問題がある。上述したように、特許文献1に開示された加熱調理器においては、上記棒状ヒータは、上記凸部内に配設されてとは言え、実質的には上記加熱室内に露出している。そのために、オーブンモードやグリルモード等の上記棒状ヒータを使用する調理モードでは上記加熱室の庫内温度が数百度になり、その温度が上記LEDランプが設置されている周辺にも伝わっていく。さらに、上記LEDランプ自体も発熱する。その結果、雰囲気温度と自己発熱の温度とによる上記LED素子に対する熱的影響(ストレス)が無視できなくなって、寿命の短命化に繋がるという問題がある。
特開2005‐9765公報
そこで、この発明の課題は、加熱室内を照射するLEDに対する熱的影響を低減できる加熱用ヒータを備えた加熱調理器を提供することにある。
上記課題を解決するため、この発明の加熱調理器は、
本体ケーシングと、
上記本体ケーシング内に配置されると共に、被加熱物を加熱するための加熱室と、
上記加熱室内に露出して配置され、上記加熱室内の被加熱物を加熱すると共に、上記加熱時に発光して上記加熱室内を照射する加熱用ヒータと、
上記加熱室を開閉するドアと、
上記本体ケーシング内における上記加熱室の外側に設置されると共に、穴あるいは透明部材を介して上記加熱室内を照射するLEDと、
上記加熱用ヒータの出力が予め定められた設定出力値より高い場合には、上記LEDの輝度を予め定められた設定輝度よりも下げて、上記加熱室内の輝度の大きな変動を抑制するように上記LEDの輝度を制御するLED制御部と
を備えたことを特徴としている。
上記構成によれば、加熱室内に露出して設置されて、加熱時に発光して上記加熱室内を照射する被加熱物の加熱用ヒータの出力が設定出力値よりも高い場合には、上記加熱室内を照射するLEDの輝度を設定輝度よりも下げるので、上記加熱用ヒータを補助光源として見なすことによって、上記加熱室内の輝度の大きな変動を抑制することができ、上記被加熱物の仕上がり状態が確認し易くできる。さらに、上記加熱室内の温度が高く上記LEDの雰囲気温度が高い場合には、上記LEDの駆動電力を小さくすることができる。したがって、上記LEDにおける雰囲気温度と自己発熱の温度との合計温度が上記LEDの許容温度を超えないようにすることができ、上記LEDに対する熱的影響を少なくして寿命の低下を抑制することができる。
さらに、上記加熱用ヒータが高出力時には上記LEDの駆動電力を小さくできるので、その分だけ消費電力を少なくすることが可能になる。
また、1実施の形態の加熱調理器では、
上記LED制御部は、上記加熱用ヒータの出力が予め定められた所定出力値より低い場合には、上記LEDの輝度を、上記設定輝度以上にして、上記加熱室内の輝度の大きな変動を抑制するように制御する。
上記構成によれば、上記加熱用ヒータの出力が所定出力値より低い場合には、上記LEDの輝度を上記設定輝度以上にするので、上記加熱室内の温度が低く上記LEDの雰囲気温度が低い場合には、上記LEDの駆動電力を大きくすることができる。したがって、上記LEDにおける雰囲気温度と自己発熱の温度との合計温度の大きな変動を抑制することができ、上記LEDに対する熱的影響を少なくして寿命の低下を抑制することができる。
さらに、上記加熱用ヒータを補助光源として見なすことによって、上記加熱室内の輝度の大きな変動も抑制することができ、上記被加熱物の仕上がり状態が確認し易くなる。
また、1実施の形態の加熱調理器では、
上記加熱室の庫内温度を検出する庫内温度検出部を備え、
上記LED制御部は、上記庫内温度検出部によって検出された上記庫内温度が高くなる程、上記LEDの輝度が低くなるように制御する。
この実施の形態によれば、上記加熱室の庫内温度を監視することによって上記LEDの温度を間接的に監視するので、より確実に上記LEDの温度が許容温度を超えないようにできる。
また、1実施の形態の加熱調理器では、
上記加熱用ヒータをオン・オフ制御する加熱用ヒータ制御部を備え、
上記LED制御部は、上記加熱用ヒータがオフの場合には、上記LEDの輝度を、上記加熱用ヒータがオンの場合よりも上げるように制御する。
この実施の形態によれば、上記加熱用ヒータがオフの場合には、上記LEDの輝度を、上記加熱用ヒータがオンの場合よりも上げるので、上記加熱用ヒータをオン・オフ制御する場合にも、上記LEDに対する熱的影響を少なくして寿命の低下を抑制することができる。さらに、上記LEDの消費電力を低くすることが可能になる。
また、1実施の形態の加熱調理器では、
上記LEDに冷却風を供給する冷却ファンと、
上記ドアが開かれたことを検知して、上記冷却ファンを停止する冷却ファン制御部と
を備え、
上記LED制御部は、上記ドアが開かれた場合に、上記LEDの輝度を上記設定輝度よりも下げるように制御する。
この実施の形態によれば、上記加熱室を開閉するドアが開かれて上記LEDに冷却風を供給する冷却ファンが停止された場合には、上記LEDの輝度が上記設定輝度よりも下げられるので、上記冷却ファンが停止されて上記LEDの温度が許容温度を超えることを防止できる。
以上より明らかなように、この発明の加熱調理器は、加熱室内に露出して設置されて、加熱時に発光して上記加熱室内を照射する被加熱物の加熱用ヒータの出力が設定出力値よりも高い場合には、上記加熱室内を照射するLEDの輝度を設定輝度よりも下げるので、上記加熱用ヒータを補助光源として見なすことによって、上記加熱室内の輝度の大きな変動を抑制することができ、上記被加熱物の仕上がり状態を確認し易くできる。さらに、上記加熱室内の温度が高く上記LEDの雰囲気温度が高い場合には、上記LEDの駆動電力を小さくすることができる。したがって、上記LEDにおける雰囲気温度と自己発熱の温度との合計温度が上記LEDの許容温度を超えないようにすることができ、上記LEDに対する熱的影響を少なくして寿命の低下を抑制することができる。
さらに、上記加熱用ヒータが高出力時には上記LEDの駆動電力を小さくできるので、その分だけ消費電力を少なくすることが可能になる。
この発明の加熱調理器における正面図である。 ドアを全開にした状態の本加熱調理器の正面図である。 ドアを取り外した状態の本加熱調理器の斜視図である。 図3におけるA‐A'矢視断面図である。 本加熱調理器の制御ブロック図である。
以下、この発明を図示の実施の形態により詳細に説明する。図1は、本実施の形態の加熱調理器における正面図である。
図1において、本加熱調理器は、ケーシング1と、このケーシング1の前面側に取り付けられた把手付きドア2とを備えており、把手付きドア2の略中央には耐熱ガラス3が取り付けられている。また、ケーシング1の前面側には、閉鎖時の把手付きドア2と隣り合うように操作パネル4が設けられている。さらに、把手付きドア2および操作パネル4の下方には露受容器5が配置されている。この露受容器5は、ケーシング1の底部の前側に設けられた2つの前脚6,6に着脱可能になっている。操作パネル4には複数の押ボタン等が設けられており、上記押ボタンの操作等に応じて操作パネル4の液晶表示部7が表示される。
図2は、上記把手付きドア2を全開にした状態の本加熱調理器の正面図である。図2に示すように、ケーシング1内に被加熱物を加熱するための加熱室8が設置されており、加熱室8の開口8aが把手付きドア2によって開閉される。ここで、把手付きドア2は、ケーシング1の操作パネル4側とは反対の側部にヒンジ(図示せず)によって回動自在に取り付けられており、ラッチフック9と挿通孔10とにより閉鎖時に解除可能に係止される。尚、11は、加熱室8の後側に配置された蒸気発生装置(図示せず)からの蒸気を加熱室8内に吹き出す蒸気吹出口である。
図3は、上記把手付きドア2を取り外した状態の本加熱調理器を、前方斜め下から見た斜視図である。図3に示すように、加熱室8の天面側には、加熱用ヒータ12が加熱室8内に露出して設置されている。この加熱用ヒータ12は、発熱体を絶縁物と金属シースとで覆ったシーズヒータである。また、加熱室8の側壁13には複数のパンチング穴が形成されてなる矩形の領域14が設けられ、この領域14の外側には、図4に示すように、加熱室8内を照射するためのLEDランプが取り付けられている。
図4は、図3に示す領域14のA‐A'矢視断面図である。加熱室8の側壁13における矩形の領域14内には複数の上記パンチング穴15が形成されており、パンチング穴15はガラス板16で外側から塞がれている。加熱室8の側壁13における領域14の外側には、金属板を断面コ字状に折り曲げてなる留め板17が取り付けられて、パンチング穴15が留め板17で覆われている。留め板17の側板17aの内面にはヒートシンク19が設置されており、ヒートシンク19上にLEDランプ18が搭載されている。そして、LEDランプ18の蛍光体20を封止している封止ガラス21が、加熱室8の側壁13に取り付けられたガラス板16に対向するようになっている。
こうして、上記蛍光体20から放射された光が、ガラス板16を介してパンチング穴15を通過し、加熱室8内を照射するようになっている。尚、22は基板であり、23はLEDモジュールであり、24は口金であり、25は接続端子である。
また、以上の説明では省略しているが、上記蒸気発生装置内には蒸気発生ヒータが設置されており、給水ポンプで供給された水を加熱し、発生した蒸気を蒸気吹出口11から加熱室8内に吹き出す。さらに、加熱室8の側壁13の外側に設けられた電装品室にはマグネトロンが設置されている。そして、上記マグネトロンから発生したマイクロ波が導波管を介して加熱室8の下部中央に導かれ、回転アンテナ用モータで駆動される回転アンテナによって攪拌されながら、加熱室8内に放射される。さらに、上記マグネトロンの後方には冷却ファンが配置されており、この冷却ファンからの冷却空気が上記電装品室内を流れて、上記マグネトロンおよびLEDランプ18等の電装品を冷却するようになっている。
図5は、本加熱調理器の制御ブロック図を示す。図5に示すように、マイクロコンピュータと入出力回路等からなる制御装置26には、上記蒸気発生ヒータ27,加熱用ヒータ12,上記冷却ファン28,上記回転アンテナ用モータ29,ドア開閉センサ30,操作パネル4,上記庫内温度検出部としての庫内温度センサ31,上記給水ポンプ32,上記マグネトロン33およびLEDランプ18が接続されている。
そして、上記制御装置26は、操作パネル4からの信号およびドア開閉センサ30,庫内温度センサ31からの各検出信号に基づいて、蒸気発生ヒータ27,加熱用ヒータ12,冷却ファン28,回転アンテナ用モータ29,操作パネル4,給水ポンプ32,マグネトロン33およびLEDランプ18等を制御する。
また、上記制御装置26は、調理モードがオーブンモードあるいはグリルモードの場合に、LEDランプ18の輝度を制御するLEDランプ制御部34を有している。
上記構成において、使用者が操作パネル4を操作して、過熱水蒸気によるオーブンモードを指定した場合には、制御装置26の制御の下に、以下のようにしてオーブンモードによる調理が行われる。
すなわち、上記加熱室8内の上側に配置された加熱用ヒータ12および蒸気発生ヒータ27をオンすると共に、給水ポンプ32を駆動して給水タンク(図示せず)内の水を上記蒸気発生装置に供給し、上記蒸気発生装置に供給された水を蒸気発生ヒータ27で加熱して水蒸気を発生させる。そして、上記蒸気発生装置で発生した水蒸気が蒸気吹出口11から加熱室8内に吹き出され、加熱室8内で加熱用ヒータ12によって加熱されて100℃以上の過熱水蒸気となる。こうして、加熱室8内の被加熱物である食品が、加熱室8内の上側の加熱用ヒータ12からの輻射熱と100℃以上の過熱水蒸気とによって加熱調理される。このとき、食品表面に供給されて付着した過熱水蒸気が食品表面で凝縮して大量の凝縮潜熱を食品に与え、食品に熱を効率よく伝えられる。
尚、本加熱調理器では、上記過熱水蒸気によるオーブンモードの他に、蒸気を用いることなく加熱用ヒータ12のみを用いたグリルモードや、加熱用ヒータ12を用いることなく上記蒸気発生装置で発生した水蒸気のみを用いた蒸しモード等の調理モードを行うことができる。
ところで、上記オーブンモードあるいはグリルモードでの調理を実行する場合には、加熱室8の側壁13の外側に設けられてLEDランプ18が設置される上記電装品室内は、加熱室8の開口8a(図2に示す)を除く周囲に配置された遮熱板(図示せず)による遮熱効果と、冷却ファン28からの冷却空気による冷却効果とによって冷却されるものの、使用条件によって70度近くになる場合がある。一方、LEDモジュール23自体の許容温度は略80度程度である。したがって、雰囲気温度と自己発熱の温度とによってLEDモジュール23に対する熱的影響が大きくなり、寿命が短命化してしまう。
そこで、本実施の形態においては、上記制御装置26のLEDランプ制御部34によって、調理モードがオーブンモードあるいはグリルモードの場合にLEDランプ18の輝度を制御して、LEDモジュール23の温度が80度以下になるようにするのである。
すなわち、上述したように、上記オーブンモード時あるいは上記グリルモード時には、加熱用ヒータ12がオンされるため、加熱用ヒータ12の上記金属シースは赤色に発光する。そして、加熱用ヒータ12は、加熱室8内に露出して配置されている。そのため、上記オーブンモード時あるいは上記グリルモード時には、加熱室8内は加熱用ヒータ12によって照射されることになる。
そこで、上記制御装置26は、上記オーブンモード時あるいは上記グリルモード時においては、加熱用ヒータ12を加熱室8内を照射するための補助光源と見なし、加熱用ヒータ12の出力が高い(つまり、LEDランプ18の輝度が高い)場合には、LEDランプ18の輝度を予め設定された設定輝度よりも低下させるように、LEDランプ18の出力を低下させるのである。
すなわち、予め、使用者が加熱室8内にある被加熱物の仕上がり状態を確認するのに必要な加熱室内の輝度である定格輝度を設定し、制御装置26を構成する上記マイクロコンピュータのメモリ部(図示せず)に記憶させておく。そして、制御装置26が上記オーブンモードあるいは上記グリルモードの制御を行う際には、制御装置26のLEDランプ制御部34によって、加熱用ヒータ12の出力が予め設定された第1設定出力値より高くて熱量が多い場合には、加熱用ヒータ12から放射される光を考慮して、LEDランプ18の駆動電圧を低くしてLEDランプ18の輝度を上記設定輝度よりも下げる。一方、加熱用ヒータ12の出力が上記第1設定出力値より低く設定された第2設定出力値より低くて熱量が少ない場合には、LEDランプ18の駆動電圧を高くしてLEDランプ18の輝度を上記設定輝度以上(例えば、上記定格輝度)にするのである。
こうすることによって、上記加熱用ヒータ12の出力が上記第1設定出力値よりも高くて加熱室8内の温度が高く、LEDランプ18が設置されている上記電装品室内の温度も高いときには、LEDランプ18の駆動電圧を低くする。そして、加熱用ヒータ12の出力が上記第2設定出力値よりも低くて加熱室8内の温度が低く、上記電装品室内の温度も低いときには、LEDランプ18の駆動電圧を高くすることができる。したがって、LEDランプ18における雰囲気温度と自己発熱の温度との合計温度の大きな変動を抑制することができ、LEDモジュール23に対する熱的影響を少なくして寿命の低下が抑えることができる。それと同時に、加熱室8内の輝度の大きな変動も抑制でき、加熱室8内の様子が確認し易くなる。
さらに、上記加熱用ヒータ12の出力が上記第1設定出力値よりも高い場合にはLEDランプ18の駆動電圧を低くできるので、その分だけ消費電力を少なくすることが可能になる。
ここで、上記加熱用ヒータ12の出力が上記第1設定出力値より高い場合としては、例えば加熱用ヒータ12が常時オン状態の場合がある。また、加熱用ヒータ12の出力が上記第2設定出力値より低い場合としては、例えば断続オン(オン・オフ制御)状態の場合がある。
尚、本実施の形態においては、上記加熱用ヒータ12の出力が上記第1設定出力値より高い場合にはLEDランプ18の輝度を上記設定輝度よりも下げる一方、加熱用ヒータ12の出力が上記第2設定出力値より低い場合にはLEDランプ18の輝度を上記設定輝度以上にするようにしている。しかしながら、この発明では、加熱用ヒータ12の出力が上記第1設定出力値より高い場合にLEDランプ18の輝度を上記設定輝度よりも下げる制御のみを行うようにしても一向に構わない。
また、本実施の形態においては、上記パンチング穴15が形成された領域14をガラス板16で外側から塞いでいる。しかしながら、領域14を矩形の穴で構成し、上記矩形の穴にガラス板や透明樹脂板等の透明部材を嵌め込むようにしても構わない。
また、上述したように、上記制御装置26は、加熱調理時には、冷却ファン28を駆動して、冷却空気をLEDランプ18が設置されている上記電装品室内に流してLEDランプ18を冷却するようにしている。ところが、ドア開閉センサ30が「開」の検出信号を出力した(ドア2が開放された)場合には、安全のために冷却ファン28を停止するようにしている。その場合には、LEDランプ18は冷却されず、LEDモジュール23の温度が上記許容温度(80度)を超える恐れがある。そこで、LEDランプ制御部34は、制御装置26からドア開の指示を受けた場合には、LEDランプ18の駆動電圧を低くしてLEDランプ18の輝度を上記設定輝度よりも下げるようにしている。
こうして、上記ドア2開放時に冷却ファン28が停止された場合でも、LEDランプ18の自己発熱のためにLEDモジュール23の温度が許容温度を超えることを防止することができるのである。
尚、上記実施の形態においては、上記LEDランプ制御部34は、加熱用ヒータ12の出力と上記第1,第2設定出力値との比較に結果に応じて、LEDランプ18の輝度を制御するようにしている。しかしながら、加熱用ヒータ12が、オン・オフ制御が行われる加熱用ヒータ12の場合には、加熱用ヒータ12がオン時にLEDランプ18の輝度を上記設定輝度よりも低い第1所定輝度に下げる一方、加熱用ヒータ12がオフ時に上記LEDランプの輝度を上記設定輝度よりも高い第2所定輝度(例えば、上記定格輝度)に上げるように、LEDランプ18を制御するようにしてもよい。
あるいは、上記オン時間の長さを制御することによって出力が制御される加熱用ヒータ12の場合には、加熱用ヒータ12のオン時間の長さに応じて、LEDランプ18の駆動電圧を(つまり、LEDランプ18の輝度を)制御するようにすることも可能である。その場合には、LEDランプ18における自己発熱の温度をよりきめ細かく制御することが可能になる。
また、上記加熱用ヒータ12の出力に比例して加熱室8内の温度も高くなってくる。そこで、制御装置26によって、例えば庫内温度センサ31からの出力によって加熱室8内の温度を監視することによって、LEDモジュール23の温度を間接的に監視する。そして、LEDランプ制御部34によって、庫内温度センサ31からの出力によって検出された加熱室8内の温度が高くなる程、LEDランプ18の輝度が低くなるように制御しても良い。こうすることによって、確実に、LEDモジュール23の温度が上記許容温度である80度を超えないようにすることができる。あるいは、ヒートシンク19に温度計(図示せず)を設置して、LEDモジュール23の温度を直接監視するようにしても良い。
ところで、通常、上記加熱用ヒータ12は、上記被加熱物の表面に焦げ目を付けることができるように、加熱室8の天面側に設置されている。そこで、加熱室8内を照射するための補助光源として機能する加熱用ヒータ12がオンされた場合には、加熱室8の天面側の輝度は充分高くなる一方、加熱室8の底面側の輝度は低く、加熱室8内の輝度が不均一になる。そこで、加熱室8の側壁13における矩形の領域14の上側を開閉自在に遮蔽するシャッタ(図示せず)を設け、制御装置26によって、加熱用ヒータ12をオンした場合には領域14の上側を上記シャッタで遮蔽して、LEDランプ18による照射方向を下方にする。一方、加熱用ヒータ12をオフした場合には領域14の上側を開放してLEDランプ18による照射方向を水平方にし、加熱室8内の全体を照射する。こうすることによって、加熱室8内を略均一に照射することができる。
勿論、上記LEDランプ18を接続端子25を含む軸の回りに回動可能にすると共に、回動装置(図示せず)によってLEDランプ18を上記軸の回りに回動させて、LEDランプ18の照射方向を制御することも可能である。あるいは、LEDランプ18を上下二段(LEDランプ18aおよびLEDランプ18b)に設置して、切換装置(図示せず)によって上段のLEDランプ18aのオン/オフを切り換えることによって、LEDランプ18の照射方向を制御することも可能である。
また、上記実施の形態においては、LEDランプ制御部34は、LEDランプ18の駆動電圧を制御するようにしているが、LEDランプ18の駆動電流を制御するようにしてもよい。要は、LEDランプ18の駆動電力を制御すればよいのである。
また、上記実施の形態においては、上記LEDランプ18を加熱室8の側壁13に取り付けているが、側壁13に限定されるものではない。加熱室8の上壁の前側に取り付けても一向に差し支えない。要は、加熱室8内を照射可能であり、加熱室8からの熱の影響を受けにくい箇所であれば良い。
また、上記実施の形態においては、上記ヒートシンク19上には、蛍光体20を封止する封止ガラス21および口金24を有するLEDランプ18を搭載しているが、基板22上に形成されたLEDモジュール23および蛍光体20でなる上記LEDを搭載しても一向に構わない。
また、上記実施の形態においては、上記加熱用ヒータ12を加熱室8の天面側(上側)に設置しているが、天面側に限定されるものではない。上下2段に設置しても良いし、加熱室8の側面に設置しても良い。但し、加熱室8内に露出して、補助光源として機能できる必要がある。
1…ケーシング、
4…操作パネル、
8…加熱室、
11…蒸気吹出口、
12…加熱用ヒータ、
13…加熱室の側壁、
15…パンチング穴、
16…ガラス板、
17…留め板、
18…LEDランプ、
23…LEDモジュール、
26…制御装置、
27…蒸気発生ヒータ、
28…冷却ファン、
29…回転アンテナ用モータ、
32…給水ポンプ、
33…マグネトロン、
34…LEDランプ制御部。

Claims (5)

  1. 本体ケーシングと、
    上記本体ケーシング内に配置されると共に、被加熱物を加熱するための加熱室と、
    上記加熱室内に露出して配置され、上記加熱室内の被加熱物を加熱すると共に、上記加熱時に発光して上記加熱室内を照射する加熱用ヒータと、
    上記加熱室を開閉するドアと、
    上記本体ケーシング内における上記加熱室の外側に設置されると共に、穴あるいは透明部材を介して上記加熱室内を照射する発光ダイオードと、
    上記加熱用ヒータの出力が予め定められた設定出力値より高い場合には、上記発光ダイオードの輝度を予め定められた設定輝度よりも下げて、上記加熱室内の輝度の大きな変動を抑制するように上記発光ダイオードの輝度を制御する発光ダイオード制御部と
    を備えたことを特徴とする加熱調理器。
  2. 請求項1に記載の加熱調理器において、
    上記発光ダイオード制御部は、上記加熱用ヒータの出力が予め定められた所定出力値より低い場合には、上記発光ダイオードの輝度を、上記設定輝度以上にして、上記加熱室内の輝度の大きな変動を抑制するように制御することを特徴とする加熱調理器。
  3. 請求項1あるいは請求項2に記載の加熱調理器において、
    上記加熱室の庫内温度を検出する庫内温度検出部を備え、
    上記発光ダイオード制御部は、上記庫内温度検出部によって検出された上記庫内温度が高くなる程、上記発光ダイオードの輝度が低くなるように制御する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  4. 請求項1から請求項3までの何れか一つに記載の加熱調理器において、
    上記加熱用ヒータをオン・オフ制御する加熱用ヒータ制御部を備え、
    上記発光ダイオード制御部は、上記加熱用ヒータがオフの場合には、上記発光ダイオードの輝度を、上記加熱用ヒータがオンの場合よりも上げるように制御する
    ことを特徴とする加熱調理器。
  5. 請求項1から請求項4までの何れか一つに記載の加熱調理器において、
    上記発光ダイオードに冷却風を供給する冷却ファンと、
    上記ドアが開かれたことを検知して、上記冷却ファンを停止する冷却ファン制御部と
    を備え、
    上記発光ダイオード制御部は、上記ドアが開かれた場合に、上記発光ダイオードの輝度を上記設定輝度よりも下げるように制御する
    ことを特徴とする加熱調理器。
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