JP6749261B2 - 注出容器 - Google Patents

注出容器 Download PDF

Info

Publication number
JP6749261B2
JP6749261B2 JP2017015736A JP2017015736A JP6749261B2 JP 6749261 B2 JP6749261 B2 JP 6749261B2 JP 2017015736 A JP2017015736 A JP 2017015736A JP 2017015736 A JP2017015736 A JP 2017015736A JP 6749261 B2 JP6749261 B2 JP 6749261B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
agent
hinge
pouring
hole
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017015736A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018122883A (ja
Inventor
古原 裕嗣
裕嗣 古原
阿部 孝之
孝之 阿部
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Original Assignee
Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yoshino Kogyosho Co Ltd filed Critical Yoshino Kogyosho Co Ltd
Priority to JP2017015736A priority Critical patent/JP6749261B2/ja
Publication of JP2018122883A publication Critical patent/JP2018122883A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6749261B2 publication Critical patent/JP6749261B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Package Specialized In Special Use (AREA)
  • Closures For Containers (AREA)

Description

本発明は、注出容器に関する。
従来から、下記特許文献1に示されるような二剤混合容器が知られている。この二剤混合容器は、第1剤が収容される第1収容室と、第1収容室の上方に設けられ、第2剤が収容される第2収容室と、第2収容室の下端部を閉塞する底蓋と、を備えている。この二剤混合容器を操作すると、底蓋が外れて第2収容室内の第2剤が落下し、第1剤と第2剤とが混合される。
特開2003−292059号公報
この種の容器では、第1剤を簡易的に計量し、第2剤に接触させてから注出させることが望まれている。これに対して、特許文献1の二剤混合容器では、使用に際して第1剤および第2剤のほぼ全量同士が接触するため、上記の要求に応えることが難しかった。
また、この種の容器では、第1剤と第2剤とを接触させることで水素を生成し、この水素を含有した液体を注出させることについての要望があった。
本発明はこのような事情を考慮してなされたもので、第1剤を簡易的に計量して第2剤に接触させ、水素を含有した液体を注出可能な注出容器を提供することを目的とする。
上記課題を解決するために、本発明の注出容器は、液状の第1剤が収容される弾性変形可能な容器本体と、前記容器本体の口部に装着され、注出孔が形成された装着キャップと、前記口部内に挿入され、その下端開口が前記容器本体の底部に配置されるパイプと、を備え、前記装着キャップには、前記第1剤と接触することで水素を発生させる第2剤が収容されるとともに、前記注出孔に連通する収容部と、前記収容部内および前記パイプ内を連通させる連通孔と、が設けられ、前記収容部の下端部は前記連通孔より下方に位置していることを特徴とする。
本発明によれば、容器本体を弾性変形させて減容させると、液状の第1剤がパイプおよび連通孔を通じて収容部内に流入する。ここで、収容部の下端部は連通孔より下方に位置しているため、収容部内の第1剤の水位が連通孔より高い位置にあった場合、容器本体が復元変形する際、第1剤のうち連通孔より上方に位置する部分が容器本体内に戻されるとともに、収容部内の第1剤のうち連通孔より下方に位置する部分は収容部内に留まる。これにより、第1剤が計量される。また、例えば収容部内の第1剤の水位が外部から視認可能である場合には、この水位を確認しながら容器本体を弾性変形させることで、水位が連通孔より低い範囲内であっても、収容部内に流入する第1剤を任意の量に計量することができる。
このように、本発明によれば、液状の第1剤を簡易的に計量し、収容部内で第2剤と接触させ、この接触により発生した水素を含有した状態で、注出孔から注出させることができる。
ここで、前記装着キャップは、前記収容部が設けられたキャップ本体部と、前記収容部を開放可能に覆い、前記注出孔が形成された内蓋と、前記注出孔を開放可能に閉塞する外蓋と、を有していてもよい。
この場合、外蓋によって注出孔が閉塞されることで、例えば不使用時に不意に収容部内の液体が注出孔から注出されるのを防止することができるとともに、注出容器の使用が繰り返されて、第2剤の効能が弱まったり残量が少なくなったりした場合には、内蓋を操作して収容部を開放させることで、第2剤を容易に交換したり補充したりすることができる。
また、前記内蓋は第1ヒンジ回りに前記キャップ本体部に対して回動可能であり、前記外蓋は操作部を有するとともに、第2ヒンジ回りに前記内蓋に対して回動可能であり、前記操作部および前記第1ヒンジは、容器軸を径方向で挟む前記第2ヒンジの反対側に配置されていてもよい。
この場合、操作部および第1ヒンジが、容器軸を径方向で挟む第2ヒンジの反対側に配置されているため、例えば操作部を操作して外蓋を第2ヒンジ回りに回動させる際に、この操作力によって不意に内蓋が第1ヒンジ回りに回動してしまうのを抑止することができる。
また、前記注出孔は、複数の細孔を有する規制部によって覆われていてもよい。
この場合、注出孔が規制部によって覆われているため、注出容器を傾けた際に、第2剤が注出孔から出てしまうのを抑えることができる。さらに、規制部が有する複数の細孔のうち、一部の細孔から収容部内の液体を注出させつつ、残りの細孔から外気を収容部内に導入することが可能となる。これにより、収容部内における液体と外気との置換を円滑にして、収容部内の液体をスムーズに注出させることができる。
本発明によれば、第1剤を簡易的に計量して第2剤に接触させ、水素を含有した液体を注出可能な注出容器を提供することができる。
第1実施形態に係る注出容器の縦断面図である。 外蓋を開いた状態における注出容器の縦断面図である。 図2の注出容器のA部矢視図である。 図1の注出容器の使用状態を示す図である。 内蓋を開いた状態における注出容器の縦断面図である。 第2実施形態に係る注出容器の縦断面図である。
(第1実施形態)
以下、本実施形態に係る注出容器の構成を、図1〜図5を参照しながら説明する。なお、以下の説明に用いる各図面では、各部材を認識可能な大きさとするため縮尺を適宜変更している。
図1に示すように、注出容器10は、液状の第1剤Pが収容される弾性変形可能な有底筒状の容器本体1と、容器本体1の口部1aに装着され、注出孔35aが形成された装着キャップ2と、口部1a内に挿入されたパイプ3と、を備えている。第1剤Pとしては、例えば水分を含んだ化粧水や液体洗剤などが用いられる。
ここで、図1に示すように、容器本体1の口部1aおよびパイプ3は、それぞれの中心軸が共通軸上に位置する状態で配置されている。以下、この共通軸を容器軸Oといい、容器軸Oに沿う方向を上下方向といい、上下方向に沿った口部1a側を上方、その反対側を下方という。また、上下方向から見た平面視で容器軸Oに直交する方向を径方向といい、容器軸O周りに周回する方向を周方向という。また、平面視において、後述する第2ヒンジH2から操作部mに向かう方向を前後方向といい、前後方向における操作部m側を前方、第2ヒンジH2側を後方という。
装着キャップ2は、容器本体1の口部1aに螺着されたキャップ本体部20と、キャップ本体部20の上端部に配置された蓋体30と、を備えている。図示の例では、キャップ本体部20と蓋体30とが別体に形成されているが、これらは一体に形成されていてもよい。また、容器本体1、キャップ本体部20、および蓋体30は、これらの内部が視認可能となるように、例えば透明の樹脂材料などによって形成されていてもよい。
(キャップ本体部)
キャップ本体部20は、上下方向に延びる外筒部21と、外筒部21の下端部から径方向内側に向けて延びる環状の底壁部22と、底壁部22から下方に向けて延びる内筒部23、螺着筒部24、および外装筒部25と、底壁部22の内周縁から上方に向けて延びる取付筒部26と、外筒部21から上方に向けて延びる固定筒部28と、を有している。これら外筒部21、底壁部22、内筒部23、螺着筒部24、外装筒部25、取付筒部26、および固定筒部28の中心軸は、容器軸Oと同軸上に位置している。
底壁部22は、容器本体1の口部1aに上方から近接若しくは当接している。内筒部23は、口部1a内に嵌合している。底壁部22および内筒部23によって、口部1aはシールされている。螺着筒部24の内周面には、口部1aの外周面に形成された雄ネジ部と螺合する雌ネジ部が形成されている。螺着筒部24は内筒部23の径方向外側に位置し、外装筒部25は螺着筒部24の径方向外側に位置している。外装筒部25の外周面は、外筒部21の外周面と連なっている。
取付筒部26内には、パイプ3の上端部が嵌合されている。これにより、パイプ3は、装着キャップ2に取り付けられている。取付筒部26の上端部には、径方向内側に向けて延びる突き当て部27が形成されている。パイプ3は、突き当て部27に下方から当接若しくは近接しており、これによってパイプ3の装着キャップ2に対する上下方向の位置が定まっている。パイプ3の下端開口部と容器本体1の底壁との間には、上下方向の隙間が設けられている。
突き当て部27の径方向中央部には、この突き当て部27を上下方向に貫通する連通孔27aが形成されている。突き当て部27および連通孔27aは、上下方向において、底壁部22よりも上方に位置している。連通孔27aは、後述する収容部2a内とパイプ3内とを連通している。
固定筒部28の内周面は、外筒部21の内周面に連なっている。固定筒部28の外周面には、径方向外側に向けて突出する被嵌合部28aが形成されている。
ここで本実施形態では、外筒部21、底壁部22、および取付筒部26により形成された空間(以下、収容部2aという)内に、第2剤Sが収容されている。第2剤Sは、第1剤Pと接触することで水素を発生させる水素生成剤である。このような水素生成剤としては、例えば金属マグネシウム自体や、金属マグネシウムを含んだ固形物などを用いることができる。水素生成剤として金属マグネシウムなどを用いた場合、この金属マグネシウムが第1剤Pに含まれる水分と反応することで水素が発生し、この水素が第1剤Pに溶け込む。第2剤Sの形状は、粒状、球状、ブロック状などであってもよい。
上下方向において、収容部2aの下端部(底壁部22の上面)は、連通孔27aより下方に位置している。
蓋体30は、キャップ本体部20の上部に取り付けられ、収容部2aを閉塞している。蓋体30は、キャップ本体部20に固定された固定部30aと、固定部30aに第1ヒンジH1を介して連結された内蓋30bと、内蓋30bに第2ヒンジH2を介して連結された外蓋30cと、を有している。図示の例では、固定部30a、内蓋30b、および外蓋30cが一体に形成されているが、これらは別体に形成されていてもよい。
(固定部)
固定部30aは、上下方向に延びる外嵌筒部31と、外嵌筒部31の上端部から径方向内側に向けて延びる環状のフランジ部32と、フランジ部32の内周縁から下方に向けて延びる第1シール筒33と、フランジ部32の内周縁から上方に向けて延びる傾斜筒部34と、を有している。
外嵌筒部31の内周面には、径方向内側に向けて突出する嵌合部31aが形成されている。嵌合部31aが被嵌合部28aにアンダーカット嵌合することで、固定部30aがキャップ本体部20に固定されている。
第1シール筒33は、固定筒部28内および外筒部21内に嵌合している。第1シール筒33の上端部には、径方向内側に向けて突出する被係止部33aが形成されている。傾斜筒部34は、その内径および外径が、上方に向かうに従って漸次大きくなるように傾斜している。
(内蓋)
内蓋30bは、キャップ本体部20に設けられた収容部2aを開放可能に覆っている。内蓋30bは、容器軸Oを中心とした有頂筒状に形成されている。内蓋30bにおける周壁38の下端部は、第1ヒンジH1を介して、固定部30aのフランジ部32に連結されている。第1ヒンジH1は、内蓋30bおよび固定部30aの前端部に設けられている。内蓋30bは、第1ヒンジH1回りに、固定部30aおよびキャップ本体部20に対して回動可能に構成されている。内蓋30bの下端開口縁は、固定部30aのフランジ部32に、上方から当接若しくは近接している。
内蓋30bの頂壁35は収容部2aを覆っており、頂壁35の下面は、収容部2aに面している。内蓋30bには、頂壁35を上下方向に貫通する注出孔35aと、頂壁35から上方に向けて延びる注出筒37と、が形成されている。注出筒37内は、注出孔35a内に連通している。注出孔35aおよび注出筒37は、容器軸Oよりも前方(操作部m側)に位置している。注出筒37の上端部は、上方に向かうに従って漸次拡径している。
図1および図3に示すように、本実施形態では、注出孔35aが、上面視で格子状の規制部35bによって覆われている。規制部35bは、複数の細孔を有している。なお、規制部35bの形状は格子状に限らず、十字スリット状、複数の平行スリット状、あるいは互いに部分的に連結された複数の同心環状などであってもよい。また、このような規制部35bが設けられていない装着キャップ2を採用してもよい。
内蓋30bの頂壁35には、下方に向けて延びる第2シール筒36が形成されている。第2シール筒36は、内蓋30bの周壁38および固定部30aの傾斜筒部34よりも径方向内側に位置している。第2シール筒36は、傾斜筒部34の下端部内に嵌合している。第2シール筒36の下端部には、径方向外側に向けて突出する係止部36aが形成されている。係止部36aは、固定部30aの被係止部33aに係止される。傾斜筒部34は、内蓋30bの周壁38と第2シール筒36との間に形成された径方向の隙間内に位置している。
(外蓋)
外蓋30cは、容器軸Oを中心とした有頂筒状に形成されている。外蓋30cにおける周壁の下端部は、第2ヒンジH2を介して、内蓋30bの頂壁35に連結されている。第2ヒンジH2は、外蓋30cおよび内蓋30bの後端部に設けられている。第1ヒンジH1および第2ヒンジH2は、容器軸Oを径方向で挟むように対向して配置されている。外蓋30cは、第2ヒンジH2回りに、内蓋30bに対して回動可能に構成されている。外蓋30cの下端開口縁は、内蓋30bの頂壁35の外周縁部に、上方から当接若しくは近接している。
外蓋30cの頂壁には、下方に向けて延びる筒状のシール体39が形成されている。シール体39は、容器軸Oより前方に配置されており、内蓋30bの注出筒37内に嵌合している。シール体39の下端部は、外蓋30cの周壁の下端部より上方に位置している。外蓋30cのシール体39は、注出孔35aおよび注出筒37を開放可能に閉塞している。
外蓋30cの周壁における下端部には、径方向外側に向けて突出する操作部mが形成されている。操作部mは、容器軸Oを径方向で挟んだ第2ヒンジH2の反対側に配置されている。操作部mは、第1ヒンジH1の真上に配置されている。外蓋30cの周壁と、内蓋30bの周壁38と、固定部30aの外嵌筒部31と、キャップ本体部20における外筒部21および外装筒部25と、の外径は互いに同等となっており、操作部mは、これらの外周面よりも径方向外側に位置している。
次に、以上のように構成された注出容器10の作用について説明する。
図2に示すように、操作部mを操作して外蓋30cを第2ヒンジH2回りに回動させて、注出孔35aおよび注出筒37を開放し、容器本体1をスクイズして弾性変形させると、容器本体1の内容積の減少に伴って、容器本体1内の第1剤Pが、パイプ3内を上昇して連通孔27aから収容部2a内に流入する。このとき、収容部2aの下端部(底壁部22)が上下方向において連通孔27aより下方に位置しているため、連通孔27aから流出した第1剤Pは、収容部2aの下端部に向けて流れ落ちる。収容部2aの下端部において、第1剤Pは第2剤Sと接触し、この接触によって発生した水素が第1剤Pに溶け込む。
次に、容器本体1をスクイズする操作を止めると、容器本体1が復元変形する。このとき、収容部2a内に流入した第1剤Pのうち連通孔27aより上方に位置する部分が、連通孔27aを通じて容器本体1内に戻る。このように、本実施形態によれば、収容部2a内に留まって第2剤Sと接触する第1剤Pを簡易的に計量し、略定量とすることができる。なお、例えば収容部2a内を視認可能とするため、キャップ本体部20を透明な樹脂材料などで形成した場合や、内蓋30bを第1ヒンジH1回りに回動させて収容部2aを開放し、収容部2aを上方から覗き込む場合には、収容部2a内の第1剤Pの水位を確認しながら容器本体1をスクイズすることで、水位が連通孔27aより低い範囲内であっても、第1剤Pを簡易的に任意の量に計量することができる。このような用途の場合、キャップ本体部20における外筒部21または取付筒部26の外周面に、第1剤Pの水位を示す目盛部が形成されていてもよい。
なお、容器本体1の復元変形に伴って、空気が注出孔35aおよび連通孔27aを通じて容器本体1内に吸い込まれる。
次に、図4に示すように注出容器10を傾けると、水素が溶け込んだ第1剤Pが、注出孔35aおよび注出筒37から注出される。このとき、先述の通り容器本体1内には空気が入り込んでいるため、上下反転された容器本体1内の底部には空気溜まり(ヘッドスペース)が形成されており、容器本体1内におけるパイプ3の開口部は、このヘッドスペース内に位置することとなる。これにより、注出容器10を傾けた際に、容器本体1内の第1剤Pが、パイプ3および連通孔27aを通って注出孔35aから流出するのを抑えることができる。
以上説明したように、本実施形態によれば、液状の第1剤Pを簡易的に計量し、収容部内2aで第2剤Sと接触させ、この接触により発生した水素を含有した状態で、注出孔35aから注出させることができる。
また、本実施形態における注出孔35aは複数の細孔を有する規制部35bによって覆われているため、例えば注出孔35aの内径を第2剤Sの粒径より大きくして、収容部2a内の液体を注出孔35aから注出しやすくしつつ、注出容器10を傾けた際に、第2剤Sが注出孔35aから出てしまうのを抑えることができる。
さらに、図4に示すように、規制部35bが有する複数の細孔のうち、径方向外側に位置する細孔から収容部2a内の液体を注出させつつ、径方向内側に位置する細孔から外気を収容部2a内に導入することで、収容部2a内における液体と外気との置換を円滑にして、この液体をスムーズに注出させることができる。
また、例えば注出容器10の使用が繰り返されて、第2剤Sの効能が弱まったり残量が少なくなったりした場合には、図5に示すように内蓋30bを第1ヒンジH1回りに回動させることで収容部2aを開放し、第2剤Sを容易に交換したり補充したりすることができる。
また、操作部mおよび第1ヒンジH1が、容器軸Oを径方向で挟む第2ヒンジH2の反対側に配置されているため、例えば操作部mを操作して外蓋30cを第2ヒンジH2回りに回動させる際に、この操作力によって不意に内蓋30bが第1ヒンジH1回りに回動してしまうのを抑止することができる。
(第2実施形態)
次に、本発明に係る第2実施形態について説明するが、第1実施形態と基本的な構成は同様である。このため、同様の構成には同一の符号を付してその説明は省略し、異なる点についてのみ説明する。
図6に示すように、本実施形態の内蓋30bには、その頂壁35を上下方向に貫通する通気孔35cが形成されている。通気孔35cは、注出孔35aおよび容器軸Oよりも後方(第2ヒンジH2側)に配置されている。また、本実施形態の外蓋30cには、その頂壁から下方に向けて延びる閉塞ピン41および複数の縦リブ41aが形成されている。閉塞ピン41の下端部は、通気孔35c内に挿入されて、これを開放可能に閉塞する。複数の縦リブ41aは、閉塞ピン41の外周面に形成され、閉塞ピン41を補強している。本実施形態のシール体39aは、外蓋30cの頂壁から下方に向けて延びる中実の円柱状に形成されている。
本実施形態の第2剤Sは、その内径が取付筒部26の外径より大きく、その外径が外筒部21の内径よりも小さいリング状に形成されており、取付筒部26に挿通された状態で収容部2a内に収容されている。
本実施形態によれば、注出容器10を傾けて注出孔35aから収容部2a内の液体を注出させる際に、注出孔35aよりも後方に位置する通気孔35cを通じて、収容部2a内に外気を導入することができる。これにより、注出孔35aの内径が比較的小さい場合であっても、収容部2a内における液体と外気との置換を円滑にして、この液体をスムーズに注出させることができる。
さらに、外蓋30cに、通気孔35cを開放可能に閉塞する閉塞ピン41が形成されているため、このような通気孔35cを設けたとしても、例えば注出容器10の流通時に、通気孔35cから液体が漏れ出るのを防止することができる。
なお、本発明の技術的範囲は前記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
例えば、前記実施形態では固定部30a、内蓋30b、および外蓋30cが、第1ヒンジH1および第2ヒンジH2によって互いに連結されていたが、これに限らず、例えばこれらの部材30a、30b、30cは互いに螺着されていてもよい。
また、前記実施形態では、パイプ3の上方に突き当て部27が設けられ、この突き当て部27を上下方向に貫通する貫通孔が連通孔27aとされていたが、このような突き当て部27が設けられていない装着キャップ2を採用してもよい。この場合、パイプ3の上端開口部を、収容部2a内およびパイプ3内を連通させる連通孔として用いてもよい。
また、操作部mの形態は図示の例に限られず、例えば外蓋30cの周壁に設けられた凹部などであってもよい。
また、第1剤Pは化粧水や液体洗剤などに限らず、水素生成剤と反応して水素を生成し、この水素を含有し利用することができる液体であればよい。
その他、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で、上記した実施の形態における構成要素を周知の構成要素に置き換えることは適宜可能であり、また、上記した実施形態や変形例を適宜組み合わせてもよい。
1…容器本体 1a…口部 2…装着キャップ 2a…収容部 3…パイプ 10…注出容器 20…キャップ本体部 27a…連通孔 30b…内蓋 30c…外蓋 35a…注出孔 35b…規制部 H1…第1ヒンジ H2…第2ヒンジ m…操作部 O…容器軸 P…第1剤 S…第2剤

Claims (4)

  1. 液状の第1剤が収容される弾性変形可能な容器本体と、
    前記容器本体の口部に装着され、注出孔が形成された装着キャップと、
    前記口部内に挿入され、その下端開口が前記容器本体の底部に配置されるパイプと、を備え、
    前記装着キャップには、
    前記第1剤と接触することで水素を発生させる第2剤が収容されるとともに、前記注出孔に連通する収容部と、
    前記収容部内および前記パイプ内を連通させる連通孔と、が設けられ、
    前記収容部の下端部は前記連通孔より下方に位置していることを特徴とする注出容器。
  2. 前記装着キャップは、
    前記収容部が設けられたキャップ本体部と、
    前記収容部を開放可能に覆い、前記注出孔が形成された内蓋と、
    前記注出孔を開放可能に閉塞する外蓋と、
    を有することを特徴とする、請求項1に記載の注出容器。
  3. 前記内蓋は第1ヒンジ回りに前記キャップ本体部に対して回動可能であり、
    前記外蓋は操作部を有するとともに、第2ヒンジ回りに前記内蓋に対して回動可能であり、
    前記操作部および前記第1ヒンジは、容器軸を径方向で挟む前記第2ヒンジの反対側に配置されていることを特徴とする、請求項2に記載の注出容器。
  4. 前記注出孔は、複数の細孔を有する規制部によって覆われていることを特徴とする、請求項1から3のいずれか1項に記載の注出容器。
JP2017015736A 2017-01-31 2017-01-31 注出容器 Active JP6749261B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017015736A JP6749261B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 注出容器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017015736A JP6749261B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 注出容器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018122883A JP2018122883A (ja) 2018-08-09
JP6749261B2 true JP6749261B2 (ja) 2020-09-02

Family

ID=63109318

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017015736A Active JP6749261B2 (ja) 2017-01-31 2017-01-31 注出容器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6749261B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7311409B2 (ja) * 2019-11-28 2023-07-19 株式会社吉野工業所 混合キャップ、及び混合容器

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0372656U (ja) * 1989-11-14 1991-07-23
JPH10236500A (ja) * 1997-02-28 1998-09-08 Ayaka Koshiro 計量キャップ付容器およびこれを用いた液体計量方法
US6814229B2 (en) * 2002-05-03 2004-11-09 Belle Bottles Llc Bottle adapter and associated methods
JP5124673B2 (ja) * 2011-02-01 2013-01-23 株式会社ヒロマイト 水素水の調整方法及び生水器
JP6506945B6 (ja) * 2014-11-06 2019-07-17 大和製罐株式会社 ポンプ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018122883A (ja) 2018-08-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5199195B2 (ja) 計量注出容器
JP5960037B2 (ja) 泡吐出容器
JP5457567B2 (ja) 計量注出容器
JP6749261B2 (ja) 注出容器
JP2010095310A (ja) 計量注出容器
JP5415114B2 (ja) 二種混合容器
JP2017100748A (ja) 注出容器
JP6751678B2 (ja) 注出容器
JP5528055B2 (ja) 中栓及びこれを用いた粉粒物用容器
JP2012111526A (ja) 容器
JP6343558B2 (ja) スクイズ式計量注出容器
JP6494449B2 (ja) 定量吐出容器
JP6552205B2 (ja) 泡噴出容器
JP2021172424A (ja) 注出容器
JP6012947B2 (ja) 泡噴出容器
JP6688720B2 (ja) 二剤混合容器
JP2010173722A (ja) 二種混合容器
JP4913015B2 (ja) 泡噴出容器
JP4514035B2 (ja) 異種内容物収納容器
JP6226221B2 (ja) 注出ノズル
JP2016011149A (ja) 液体計量栓
JP6749260B2 (ja) 吐出容器
JP7250660B2 (ja) 注出キャップ
JP6842945B2 (ja) キャップ
JP7030009B2 (ja) 計量栓を備えたスクイズ容器

Legal Events

Date Code Title Description
RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181012

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190805

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200625

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200714

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200811

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6749261

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150