JP6748505B2 - 信号処理回路 - Google Patents

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Description

本発明は、信号処理回路に関し、特に、多層構造を有し、アナログ信号をデジタル信号に変換してビット値を出力する信号処理回路に関する。なお、本発明についてイメージセンサを例として説明をするが、本発明の信号処理回路の用途はイメージセンサに限られるものではない。
従来、イメージセンサ(固体撮像素子)は、光電変換された信号(電荷量又は電圧)をアナログ信号として処理していたが、信号をイメージセンサ内でA/D(アナログ/デジタル)変換し、デジタルデータとして出力することにより、光電変換のダイナミックレンジを拡大するとともに、出力信号の処理を容易化することができる。
例えば、CMOSイメージセンサなどにおいて、縦横にアレイ状に並んだ画素の列毎にA/D変換回路を共有する方式の列並列信号処理のイメージセンサが作製されている。しかし、このような一列の画素のA/D変換処理を一つのA/D変換回路で行う構成では、イメージセンサの高精細度化に伴って(すなわち、一列あたりの画素数の増大に伴って)、A/D変換処理にかかる時間が長時間化し、動画イメージ処理において1フレームレートの時間内で全画素の信号処理を行うことが困難になってきている。
そこで、イメージセンサの低雑音化や処理の高速化を目的として、各画素内にA/D変換回路を備え、光電変換した信号を全画素並列に出力することができる画素並列信号処理方式のイメージセンサが提案されている。画素並列信号処理イメージセンサは、従来の列並列信号処理イメージセンサの欠点である走査線数とフレームレートのトレードオフを解消することができるため、将来の高性能イメージセンサの有力な候補として研究が進められている。中でも、非特許文献1に記載のイメージセンサは、1ビット型A/D変換回路(1bitADC)と称される回路を搭載しており、入力可能な光量がフォトダイオードの蓄積容量で制限されないため、イメージセンサのダイナミックレンジを格段に向上することができるとされている。
非特許文献1で提案されているイメージセンサの読み出し回路の動作を、以下に説明する。非特許文献1中のFig.3に回路が図示されているが、説明を簡単にするため、回路動作に本質的ではないトランジスタ(Tr1、Tr3、Tr4)とそれらを含むフィードバック回路やカウンタの詳細を省略した回路(図12)を用いて説明する。
図12に、非特許文献1に記載された従来の1ビット型A/D変換回路(1bit ADC)を用いた信号読み出し回路を示す。
読み出し回路は、光電変換素子としてのフォトダイオード(PD)10と、リセット電圧VRSTをフォトダイオード10の電極に印加するためのリセットトランジスタ(TR)20と、インバータ回路(インバータ・チェーン)30と、カウンタ40とにより構成される。インバータ回路30は、反転回路であるインバータ(Inv_1、Inv_2,・・・Inv_n)が奇数段接続された多段反転回路であり、フォトダイオード10の電圧検出ノード(NPD)11の電位が初段のインバータ(Inv_1)に入力される。インバータ回路30の出力は、A/D変換回路の出力(ADC_OUT)として、カウンタ40に入力されるとともに、リセットトランジスタ20のゲート電極に印加される。カウンタ40は、1ビット型A/D変換回路出力(ADC_OUT)のパルス数をカウントして、例えば8ビットのカウンタ出力として出力する。
次に、図12のイメージセンサの信号読み出し回路の動作を説明する。
(1)フォトダイオードのリセットが解除された時点から説明する。すなわち、フォトダイオード(PD)10の電位がリセット(≒VRST)された状態で、初段のインバータ(Inv_1)の入力がHighで出力がLow、2段目のインバータ(Inv_2)の出力がHigh、最終段のインバータ(Inv_n)の出力、すなわちA/D変換回路出力(ADC_OUT)がLowであり、リセットトランジスタ(TR)20がオフ(OFF)状態になっているとする。[初期化状態]
(2)フォトダイオード10に光が入射すると、光電変換により生成した電子がフォトダイオード10内に蓄積して、フォトダイオード10の電極(電圧検出ノードNPD)11の電位が下がる。
(3)フォトダイオード10の電圧検出ノード(NPD)11の電圧が初段のインバータ(Inv_1)の反転しきい値電圧に達するとインバータ(Inv_1)の出力がHighに反転する。インバータはn段(nは奇数)接続されており、順次出力が反転して伝達され、最終段のインバータ(Inv_n)の出力、すなわち、A/D変換回路出力(ADC_OUT)がHighとなる。なお、インバータが1段ではなくn段接続されているのは、n段のインバータによる遅延を利用して、回路動作を安定化するためである。なお、n段のインバータのうち、初段のインバータ(Inv_1)の代わりに、コンパレータを用いることもできる。
(4)A/D変換回路出力(ADC_OUT)がHighになると、リセットトランジスタ20がオン(ON)状態になり、フォトダイオード10の電極にリセット電圧VRSTが印加され、フォトダイオード10が再度リセットされる。
(5)フォトダイオード10がリセットされると、初段のインバータ(Inv_1)の入力がHigh、A/D変換回路出力(ADC_OUT)がLowになり、(1)に戻る。
その後、上記(1)〜(5)が繰り返され、インバータ回路(インバータ・チェーン)30の出力がHighとLowを繰り返す。フォトダイオード10へ入射する光量が多ければフォトダイオード10の電位変化が速くなり、インバータ回路30の反転タイミングが早くなる。したがって、画像の1フレーム期間内にA/D変換回路出力(ADC_OUT)には光量に比例した数のパルスが発生する。
カウンタ40では逐次パルスを積算しており、1フレーム期間終了後に、カウンタ出力を読み出し、カウントをリセットする。
このA/D変換回路は、1フレーム期間にフォトダイオード(PD)を複数回リセットし、そのリセット回数(パルス数に相当)が出力となるため、従来のイメージセンサのようにフォトダイオード(PD)の蓄積容量に起因してダイナミックレンジが制限されることなく、カウンタで数えられる範囲までダイナミックレンジを向上することができる。
非特許文献1の試作例では、カウンタ40は8ビットであるが、1ビット型A/D変換回路(1bit ADC)を利用した読み出し回路の能力としては、60フィールド/秒の動作で18〜19ビットのダイナミックレンジを実現できるとされている。
このような画素並列の信号処理回路をイメージセンサに適用するために、平面的にアレイ配置すると、主にカウンタ回路の面積が大きいことが理由で、画素が小さくできず、解像度が低下してしまう。そこで、このA/D変換回路を用いた信号処理回路を各画素に設けたイメージセンサを、3次元集積回路で実現する試みも行われている(非特許文献2)。
F.Andoh et.al, "A Digital Pixel Image Sensor for Real-Time Readout", IEEE Transaction on electron devices, (2000年), vol.47, No.11, pp.2123-2127 M.Goto et.al, " Pixel-Parallel 3-D Integrated CMOS Image Sensors With Pulse Frequency Modulation A/D Converters Developed by Direct Bonding of SOI Layers", IEEE Transaction on electron devices, (2015年),Vol.62, No.11, pp.3530-3535
非特許文献2では、1bitあたりのカウンタ回路の面積が計算されており、0.2μmプロセスで9.5μm角、20nmプロセスでは1μm角であるとされている。このように、カウンタ面積はプロセステクノロジーに依存するが、近年のイメージセンサの画素サイズが3μm角以下であることを考えると、このような画素並列の信号処理回路では、フォトダイオード(PD)、インバータチェーン、カウンタ回路は別々の基板に分けて形成して積層し、TSV(through-silicon via:シリコン貫通電極)やその他の微細電極等を用いて、層間の信号を接続することで、面積を削減することが求められる。またさらに、カウンタ回路を複数の層に分けることも有効である。
図13に、1ビット型A/D変換回路(1bit ADC)を利用した画素並列信号処理イメージセンサを3次元集積回路で構成した、従来のデバイス構造のイメージを示す。図13は、1画素が16bitのカウンタ回路を備えるイメージセンサについて、1画素の各層における回路と接続電極の配置の例を示している。
図13(A)は、フォトダイオード(PD)10、インバータチェーン30、カウンタ回路40、走査回路105を別々の基板(チップ)に分けて、これらを積層してイメージセンサの一画素を形成した例である。各層の回路を動作させるのに必要な接続電極はフォトダイオード(PD)10とインバータチェーン30間の信号線1が2本、インバータチェーン30とカウンタ回路40間のパルスが伝達される信号線2が1本である。これらの電極を点線で図示している。これらの電極は貫通電極を用いても良いし、非特許文献2に示されるように、基板を貫通しない埋め込み電極を用いることもできる。
カウンタ回路40は、1bitをカウントするカウンタが16個平面的に配列されており、それぞれのカウンタからの各bitの出力は、例えば貫通電極からなるカウンタ出力線3(実線で図示)を用いて最下層の走査回路105に接続している。カウンタ出力は走査回路105により走査されて、シリアルな画素信号として出力信号線4から出力される。この回路構成では、1bitカウンタが16個平面的に配列されているため、カウンタ回路の面積(すなわち、1画素の面積)に大面積が必要であり、画素の高密度化ができない。
図13(B)は、フォトダイオード(PD)10、インバータチェーン30、走査回路105をそれぞれ一層の基板(チップ)とし、さらに、16bitのカウンタ回路40をmbitずつ複数層に分けて形成した例である。各層の動作に必要な接続電極(点線で図示)は、図13(A)と同様に、フォトダイオード(PD)10とインバータチェーン30間の信号線1が2本、それ以外の各カウンタ層40を接続するパルスが伝達される信号線2は各層間1本である。また、カウンタからの各bitの出力は、例えば貫通電極からなるカウンタ出力線3(実線で図示)を用いて最下層の走査回路105に伝送され、走査回路105により走査されて、シリアルな画素信号として出力信号線4から出力される。
16bitのカウンタ回路を高集積化するために、図13(B)のように、m(mは整数)bitごとにカウンタ回路40を分割して積層すると、カウンタ回路の面積(1画素の面積)をm/16に縮小することができる。しかしながら、各画素領域内でカウンタ出力を伝送するためには、各bitの信号を下に伝えるために貫通電極を用いる必要があり、下の層になるほど貫通電極の数が増えるため、回路の有効面積が少なくなる。貫通電極の直径は少なくとも1μm以上になるため、上記のような16本の電極を貫通させるには、最下層では貫通電極のみで16μm2以上の面積が必要となり、ここにさらにカウンタ回路や走査回路等を作製しなければならないから、13図(A)と同様に、単位画素を小さくすることが困難であるという問題があった。
なお、この問題は、イメージセンサのみならず、単位センサからの信号をA/D変換してパルスをカウントし、並列出力する信号処理回路において、共通の問題である。
従って、上記のような問題点に鑑みてなされた本発明の目的は、貫通電極の数を減少させて、単位センサに対応する単位回路領域の面積を縮小し、高集積化が可能な積層型の信号処理回路を提供することにある。
上記課題を解決するために本発明に係る信号処理回路は、アナログ信号をデジタル信号に変換してビット値を出力する信号処理回路であって、前記信号処理回路は、各ビットを決定するための要素回路を複数含み、前記要素回路は複数の層に分割されて積層構成され、各層の前記要素回路は要素回路エリアの所定の単位回路領域内に配置され、前記要素回路を動作させるパルス信号は、前記単位回路領域内に設けられた積層方向の配線により伝送され、前記要素回路の出力ビット値は、各層の面内方向に読み出され、前記要素回路エリアの外側で外部に取り出され、各層の前記出力ビット値の取り出し位置は、層ごとに面内の位置が互いに異なることを特徴とする。

また、前記信号処理回路は、各層の異なる単位回路領域内に設けられ、異なる信号源に属する前記要素回路の出力が、各層に設けられた信号線又は出力パッドを共有することが望ましい。
また、前記信号処理回路は、前記要素回路が配置された層が、一つの方向の走査ラインと、前記走査ラインと直交する複数の信号線と、前記信号線の選択スイッチとを有し、前記要素回路エリアに対応する共通の出力パッドを備えることが望ましい。
また、前記信号処理回路は、前記要素回路が配置された層が、一つの方向の走査ラインと、前記走査ラインと直交する複数の信号線とを有し、前記複数の信号線に対応する出力パッドを備えることが望ましい。
また、前記信号処理回路は、走査ライン又は信号線の選択スイッチを制御する走査回路は、前記要素回路が配置された複数の層の少なくとも一層に設けられ、前記走査回路は、他の層の走査ライン又は信号線の選択スイッチを同時に制御することが望ましい。
また、前記信号処理回路は、前記要素回路の出力ビット値が、前記要素回路エリアの外側で貫通電極により他の層に伝送され、外部に取り出されることが望ましい。
また、前記信号処理回路は、前記要素回路が配置された層の少なくとも前記要素回路エリアは、複数の層で同じ基板レイアウトであることが望ましい。
また、前記信号処理回路は、前記要素回路が配置された層を、基板レイアウトが隣接する層ごとに90度ずらした配置で積層することが望ましい。
また、前記信号処理回路は、センサで検出した信号に基づいてパルスを発生するA/D(アナログ/デジタル)変換回路をさらに含み、前記パルスを前記要素回路でカウントすることが望ましい。
本発明における信号処理回路によれば、貫通電極の数を減少させて、単位センサに対応する単位回路領域の面積を縮小し、高集積化が可能な積層型の信号処理回路を実現できる。
本発明の信号処理回路を説明するための回路図である。 本発明の信号処理回路を実現するためのカウンタ層の平面図の例を示す図である。 本発明の信号処理回路の実施例1の積層構造を示す図である。 本発明の信号処理回路の実施例1の積層構造を構成するチップの元となるチップの平面図である。 本発明の信号処理回路の実施例2の積層構造を示す図である。 本発明の信号処理回路の実施例3の積層構造を示す図である。 本発明の信号処理回路を実現するためのカウンタ層の平面図の別の例を示す図である。 本発明の信号処理回路の実施例4の積層構造を示す図である。 本発明の信号処理回路の実施例5の積層構造を示す図である。 本発明の信号処理回路のデバイス構造の例を示す図である。 本発明の信号処理回路のデバイス構造の別の例を示す図である。 従来のイメージセンサの読み出し回路を示す図である。 イメージセンサを3次元集積回路で構成した従来のデバイス構造のイメージ図である。
以下、本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態)
図1は、図12で説明した1ビット型A/D変換回路(パルス周波数変調型A/D変換回路)を利用したイメージセンサを例として、本発明の信号処理回路を説明するための回路図である。回路は、単位センサとしてのフォトダイオード(PD)10と、リセットトランジスタ(TR)20と、インバータ回路(インバータ・チェーン)30と、カウンタ回路40とにより構成されている。カウンタ回路40は、例えば16bit(1bitのカウンタ16個)からなり、各カウンタ41〜56はパルスをカウントしてビット値を出力する。1つのカウンタを経るとパルス数が半分になり、直列に接続して多ビットのカウンタ回路を構成できる。ここで、各カウンタ41〜56は、各ビットを決定するための要素回路である。なお、要素回路は、1bitカウンタに限らず、例えば、2bitカウンタを1つの要素回路としてもよい。1フレーム期間ごとに確定した出力ビット値を読み出す。
本発明の実施の形態では、カウンタ回路40は、4bit(1bitカウンタ4個)ごとに層を分割している。すなわち、信号処理回路は、フォトダイオード(PD)10を表面側から1層目、インバータ回路30を2層目とし、カウンタ回路40は、カウンタ1〜4bit(3層目)、カウンタ5〜8bit(4層目)、カウンタ9〜12bit(5層目)、カウンタ13〜16bit(6層目)と分割し、この6層の基板(チップ)が積層されて、3次元集積回路として構成される。なお、カウンタ回路40をどのように分割して多層化するかは、積層数や一画素(単位センサ)あたりの面積等の設計条件によって適宜決定することができ、例えば、各層あたり1bit〜9bitに設定できる。
本発明の信号処理回路を実現するためのカウンタ層(チップ)の平面図の例を図2に示す。この平面図は、イメージセンサのカウンタ回路のうち、例えば、カウンタ1〜4bitを備える層(チップ)101の配置を示す。
3次元集積回路の1層目(表面)の画素アレイに対応して、カウンタアレイ(要素回路アレイ)が配置されており、各画素(単位センサ)に対応する位置の単位回路領域にはカウンタ群61が設けられている。この例では、カウンタ群61は、1〜4bitの4つのカウンタ41〜44からなる4bitカウンタである。各画素に対応するカウンタ群61がアレイ状に形成されている領域をカウンタエリア(要素回路エリア)60と呼ぶこととする。このカウンタエリア60の面積は、1層目の画素エリアの面積にほぼ等しい。
各カウンタ群61の4bit分の出力は、1フレーム期間ごとに、垂直走査回路70と水平走査回路73により選択されて読み出される。垂直走査回路70の走査ライン71で一行分のカウンタを選択すると、垂直信号線72には該当する行のカウンタの信号が出力される。次に、水平走査回路73で垂直信号線72を順次選択して、X−Yアドレス方式で出力信号線74からカウンタアレイの信号を順次出力する。なお、図2では簡単のため各信号線を1本の線で図示しているが、実際には4bit分あるので、4本の配線が並列に配置される。また、出力パッド75については、4本の配線に対応して4つのパッド75が設けられており、カウンタエリア60の外側に配置される。したがって、各カウンタの出力ビット値は、各層の面内方向に読み出され、カウンタエリア60の外側で外部に取り出される。また、この回路構成により、異なる単位回路領域内に設けられ、異なる画素(信号源)に属するカウンタ群61の出力が、各層に設けられた信号線74や出力パッド75を共有することができる。
図3は、本発明の信号処理回路の実施例1の積層構造を示す図である。図3(A)は、4層あるカウンタ層(チップ)を積層した時の平面図であり、図3(B)は、その積層のイメージ図である。
図3は、各画素のカウンタ回路の1〜4bitカウンタを集積したチップ101と、5〜8bitカウンタを集積したチップ102と、9〜12bitカウンタを集積したチップ103と、13〜16bitカウンタを集積したチップ104とを積層した様子を示している。各チップのカウンタエリアは、図2で説明した平面構造を有しており、各カウンタ群61の出力を垂直走査回路70と水平走査回路73で走査して、出力パッド75から順次出力する。このとき、カウンタが配置された層は、基板レイアウトが同一方向の配置で積層することとなる。図3(B)のようにチップのサイズを少しずつ異なるようにする、あるいは同一サイズのチップを水平方向にずらして積層することで、各層に設けられた出力パッド75上には、上層のチップが重ならないように配置することができる。
この結果、4層計16個の出力パッド75を上面に露出させて、ワイヤーボンディングなどを用いてチップの外に取り出して、信号を出力できる。なお、各層の垂直走査回路70と水平走査回路73は同じタイミングで動作すると、同じ画素に関連するカウンタの出力ビットを同時に読み出すことができる。この16bit分の出力を合成して、一画素の出力信号として読み出すことができる。
図4は、図3に示した実施例1の積層構造を構成するチップ101〜104の元となるチップ100の平面図を示したものである。後述するように、1〜4bitカウンタの回路構成(基板レイアウト)と、例えば5〜8bitカウンタの回路構成を同一とすることができるから、共通の回路構造を有するチップ100を準備し、チップのサイズを少しずつ異なるように、点線部分(101’〜103’)でダイシングするか、又はそのまま使用するかにより、4つのチップ101〜104を作製することができる。なお、出力信号線74と出力パッド75は、どの点線部分でダイシングしてもチップ外縁に出力パッド75が配置されるよう、図4のように、チップ100上に複数準備しておくと良い。
図5は、本発明の信号処理回路の実施例2の積層構造を示す図である。図5(A)は、4層あるカウンタ層(チップ)を積層した時の平面図(ただし、透視図的に記載)であり、図5(B)は、その積層のイメージ図である。
図5は、各画素のカウンタ回路の1〜4bitカウンタを集積したチップ101と、5〜8bitカウンタを集積したチップ102と、9〜12bitカウンタを集積したチップ103と、13〜16bitカウンタを集積したチップ104とを、時計回りに90度ずつ回転させて積層した様子を示している。このとき、カウンタが配置された層は、基板レイアウトが隣接する層ごとに90度ずらした配置で積層することとなる。チップを回転させて積層することで、4つの辺に各層の出力パッド75を上面に露出させることができ、ワイヤーボンディングなどを用いてチップの外に取り出して、信号を出力できる。なお、図5(B)はイメージ図であって、各チップの下側には、それを支える構造があってよい。
後述するように、貫通電極を利用してチップ間配線を行う場合等に、90度ずつずらした回路構成を有利に用いることができる。なお、平面視で同じ場所になるように(重なるように)配置されたカウンタ群は、同じ画素に関連するカウンタとなる。したがって、各層の垂直走査回路70と水平走査回路73は同じタイミングで同じ画素に関連するカウンタ出力を読み出すことができるように、各層ごとに異なる順で走査線を選択することが望ましい。この4つのチップ101〜104から16bit分の出力を合成して、一画素の出力信号として読み出すことができる。
図6は、本発明の信号処理回路の実施例3の積層構造を示す図である。図6は、カウンタ層(チップ)を4層と、走査回路層を積層したときの積層のイメージを示している。
各画素のカウンタ回路の1〜4bitカウンタを集積したチップ101と、5〜8bitカウンタを集積したチップ102と、9〜12bitカウンタを集積したチップ103と、13〜16bitカウンタを集積したチップ104は、それぞれカウンタエリア外に出力パッド75を備えており、且つ、その出力パッド75の位置が互いに異なっている。例えば、各カウンタ層(チップ)101〜104は、各層のレイアウトが図3と同様であって、チップサイズが同じであるチップを使用することができる。
図6では、各層の出力信号(ここでは各層4本)を貫通電極3で下層に伝えて、最下層の走査回路105で16本を選択してシリアル変換して出力信号線4から読み出すことができる。各層の出力パッド75は、カウンタエリアの外側に引き出されており、この場合の貫通電極は、画素エリア(カウンタエリア)の外に配置されるため、画素のサイズに影響を与えることはない。
この実施例では、あるいは、最下層の走査回路層105を設けずに、4層目のチップ104のカウンタ回路の周辺部に、16本の信号をシリアル変換して読むための走査回路を設けることもできる。
なお、図6は、実施例1の図3に示すチップの積層構造を前提として、ワイヤーボンディングに代えて貫通電極3を用いることを説明したが、これ以外にも、実施例2の図5に示すチップの積層構造を前提として、各層の出力信号を上面から引き出すのに代えて、貫通電極3で各層の出力を下層に伝えて、最下層から読み出すこともできる。
本発明の信号処理回路を実現するためのカウンタ層(チップ)の平面図の別の例を図7に示す。図7は、垂直走査回路70のみを用い、水平走査回路を使用しない信号処理回路である。
この平面図は、イメージセンサのカウンタ回路のうち、例えば、カウンタ1〜4bitを備える層(チップ)111の配置を示す。3次元集積回路の1層目(表面)の画素アレイに対応して、カウンタアレイが配置されており、各画素(単位センサ)に対応する位置の単位回路領域にはカウンタ群61が設けられている。この例では、カウンタ群61は、1〜4bitの4つのカウンタ41〜44からなる4bitカウンタである。図2と同様に、カウンタアレイが形成されている領域がカウンタエリア60である。
各カウンタ群61の4bit分の出力は、1フレーム期間ごとに、水平走査回路を用いずに、垂直走査回路70により選択されて読み出される。垂直走査回路70の走査ライン71で一行分のカウンタを選択すると、垂直信号線72には該当する行のカウンタの信号が出力される。垂直信号線72に読み出された出力信号は、垂直信号線72に対応する各出力パッド75に出力され、列ごとの並列出力として取り出すことができる。なお、図では簡単のため各信号線を1本で図示しているが、実際には4bit分あるので、4本の配線が並列に配置される。また、出力パッド75については、1列(4本)の配線に対応して4つのパッド75が設けられており、全体では4列のカウンタ列に対して計16(4×4)個設けられている。なお、出力パッド75は、カウンタエリア60の外側に配置され、各カウンタの出力ビット値は、各層の面内方向に読み出され、カウンタエリア60の外側で外部に取り出される。また、この回路構成により、異なる単位回路領域内に設けられ、異なる画素(信号源)に属するカウンタ群61の出力が、各層に設けられた垂直信号線72や出力パッド75を共有することができる。なお、走査ライン71と信号線72は、行と列の配置を入れ換えることもできる。
図8は、本発明の信号処理回路の実施例4の積層構造を示す図である。図8は、4層あるカウンタ層(チップ)を積層した時の平面図である。
図8は、各画素のカウンタ回路の1〜4bitカウンタを集積したチップ111と、5〜8bitカウンタを集積したチップ112と、9〜12bitカウンタを集積したチップ113と、13〜16bitカウンタを集積したチップ114とを積層した様子を示している。各チップのカウンタエリアは、図7で説明した平面構造を有しており、各カウンタ群61の出力を垂直走査回路70で走査して、複数の垂直信号線72に対応する出力パッド75から並列的に出力する。このとき、カウンタが配置された層は、基板レイアウトが同一方向の配置で積層することとなる。図7のチップのサイズを少しずつ異なるようにする、あるいは同一サイズのチップを水平方向にずらして積層することで、各層に設けられた出力パッド75上には、上層のチップが重ならないように配置することができる。
この結果、各層16個、4層で計64個の出力パッド75を上面に露出させて、ワイヤーボンディングなどを用いてチップの外に取り出して、信号を出力できる。なお、各層の垂直走査回路70は同じタイミングで動作すると、同じ画素に関連するカウンタ出力を同時に読み出すことができ、さらに同じ行の画素の出力を各列から同時に並列出力として読み出すことができる。
また、このように垂直走査回路70により出力信号を各列から並列出力として読み出す構造のチップの場合も、図6と同じように垂直信号線72の出力を貫通電極3で下層に伝えて、最下層から読み出すこともできる。図8において、カウンタを集積したチップ111〜114は、それぞれカウンタエリア外に出力パッド75を備えており、且つ、その出力パッド75の位置が互いに異なっている。よって、例えば各出力パッド75の位置で、各層の出力信号(ここでは各層4×4本)を貫通電極3で下層に伝えて、最下層の走査回路でシリアル変換して出力信号線4から読み出すことができる。
図9は、本発明の信号処理回路の実施例5の積層構造を示す図である。図9は、カウンタ層(チップ)を4層積層したときの積層のイメージを示しており、各画素のカウンタ回路の1〜4bitカウンタを集積したチップ121と、5〜8bitカウンタを集積したチップ122と、9〜12bitカウンタを集積したチップ123と、13〜16bitカウンタを集積したチップ124とを積層した様子を、透明な斜視図で表わしている。
各チップのカウンタエリアの配置は共通であるが、走査回路の構造が層により異なっている。すなわち、垂直走査回路70と水平走査回路73は最下層のチップ124にのみ配置し、垂直走査回路70の出力線(走査ライン出力信号)を貫通電極76で各チップ121〜123の行を選択する走査ライン71に接続し、また、水平走査回路73の出力線(スイッチ選択信号)を貫通電極77で各チップ121〜123の各垂直信号線72を選択するスイッチに接続する。この構成により、各チップの同じ位置にある各カウンタ群61を同じタイミングで駆動することができ、さらに、走査回路の数を低減することができる。
なお、図9では、出力パッド75の配置は特に限定されておらず、例えば、図3に示すようにチップごとに位置をずらしてワイヤーボンディングで引き出す手段や、図6に示すようにチップごとに位置をずらして貫通配線により最下層から出力する手段等を、適宜採用することができる。なお、図9では、垂直走査回路70と水平走査回路73は最下層のチップ124に配置したが、各走査回路を貫通電極76,77で接続可能であれば、4つのカウンタ層(チップ)のいずれか1つの層にあれば良い。また、4つのカウンタ層(チップ)の2層に走査回路を形成し、各走査回路が2層ずつ制御を行うこともできる。
(デバイス構造)
以下に、これまで説明した本発明の積層構造を実現するための、デバイス構造について説明する。
図10に、本発明の信号処理回路のデバイス構造の例を示す。ここではカウンタ層における1画素(単位センサ)に対応する単位回路領域の構造を示しており、図10(A)が断面構造のイメージ図を示し、図10(B)、(C)が各層の平面図(レイアウト)を示している。
図10(B)、(C)から明らかなように、画素に対応する単位回路領域にカウンタ群61,62が配置され、各カウンタ群は例えば4bitのカウンタを有する。各カウンタ間の配線はnbit目の出力を(n+1) bit目に入力することにより、多ビットのカウンタ動作が可能となる。なお、図10では、各bitカウンタの出力をカウンタエリア外に取り出すための配線は省略している。
1bitあたりのカウンタは同一の構成であるため、画素に対応する単位回路領域を均等に分けるように(ここでは4等分に)配置し、連続するbitのカウンタが隣接するように配置する。たとえば、第3層のチップ101に形成されるカウンタ1〜4bitを図10(B)のように配置し、矢印のように、カウンタ1bit41→カウンタ2bit42→カウンタ3bit43→カウンタ4bit44と直列接続する。また、第4層のチップ102に形成されるカウンタ5〜8bitを図10(C)のように配置し、矢印のように、カウンタ5bit45→カウンタ6bit46→カウンタ7bit47→カウンタ8bit48と直列接続する。
図10(A)は、SOI(Silicon On Insulator)構造80を有し、1〜4bitのカウンタを備える層(チップ)101の下に、同様のSOI構造80を有し5〜8bitのカウンタを備える層(チップ)102を配置して、カウンタを接続する例を示している。ここでは、入力信号を受けるトランジスタ81でその層の初段のカウンタを代表させ、出力信号を次の層に伝送するトランジスタ82でその層の終段のカウンタを代表している。
上層のA/D変換回路(図示せず)とカウンタ1bit41との間、及びカウンタ4bit44とカウンタ5bit45の間は、図10(A)のように、層間配線や埋め込み電極を用いて接続する。上層配線83,84は、カウンタを構成するトランジスタの上側に形成される金属配線であり、上側のチップの裏面と接続して入力信号を受け、その信号をトランジスタ81の入力端子85に伝送する。下層配線は、例えば、FDSOI(fully depleted silicon on insulator:完全空乏型SOI)基板に形成したトランジスタの裏面にある埋め込み酸化膜層88内に、金属電極87を形成することによって実現され(非特許文献2)、トランジスタ82の出力領域86の真下から信号を取り出すことができる。断面図に示すように、このデバイス構成では、トランジスタまたは回路の上と下に異なる配線を形成できるため、たとえばカウンタ4bitの下とカウンタ8bitの上で層間の配線(電極87、垂直配線83、水平配線84)を接続し、その配線をカウンタ5bitに入力することで、カウンタの直列接続が可能となる。よって、カウンタを動作させる信号(パルス)は、単位回路領域内に設けられた積層方向の配線により伝送することができる。
ここで、全部で16bit分のカウンタを4bitずつに層を分ける場合、各層のカウンタ回路自体は同一であるので、図10のように層間配線を同一のレイアウトで形成し、上下のチップを同じ位置関係で接続できれば、カウンタ層(チップ)101〜104において同一のウェハを共用することが可能となる。また、層によって走査回路の有無が異なる場合であっても、少なくともカウンタエリアを同じ基板レイアウトとすることができる。したがって、この図10のレイアウト及びデバイス構造は、実施例1及び実施例4の積層構造(各層を同一方向の配置で積層する構造)に利用できる。
図10の層間配線で用いた裏面電極87は、回路配置の自由度が高いものの、FDSOI基板の埋め込み酸化膜88に穴を開けて電極を埋め込む工程が必要であり、製造工程の難度が高い。そこで、従来の3次元集積回路で用いられている、より一般的なTSV等の貫通電極を用いたデバイス構造について説明する。
図11に、本発明の信号処理回路のデバイス構造の別の例を示す。図10と同様に、カウンタ層における1画素(単位センサ)に対応する単位回路領域の構造を示しており、図11(A)が断面構造のイメージ図を示し、図11(B)〜(E)が各層の平面図(レイアウト)を示している。
図11(B)は、画素に対応する単位回路領域にカウンタ群61(カウンタ1〜4bit)が配置された第3層のレイアウトであり、図11(C)はカウンタ群62(カウンタ5〜8bit)が配置された第4層のレイアウトであり、図11(D)はカウンタ群63(カウンタ9〜12bit)が配置された第5層のレイアウトであり、図11(E)はカウンタ群64(カウンタ13〜16bit)が配置された第6層のレイアウトである。各カウンタ間の配線はnbit目の出力を(n+1) bit目に入力することにより、多ビットのカウンタ動作が可能となる。なお、各bitカウンタの出力を画素外に取り出すための配線は省略しているのは、図10と同様である。
図11(A)の断面図において、カウンタ層が一つの基板90に形成されている。ここでは、入力信号を受けるトランジスタ91でその層の初段のカウンタを代表させ、出力信号を次の層に伝送するトランジスタ92でその層の終段のカウンタを代表している。
上層からの信号は配線93を介して入力トランジスタ91の入力端子94に入力される。また、終段のカウンタの出力信号は、トランジスタ92の出力領域95から配線96と貫通電極97を介して下層に伝送される。図11のデバイス構造は、4bit目からその下の層に出力する電極が基板を貫通していることが図10の構造と異なっている。
この場合、貫通電極がチップ90の上面から下面まで貫通するので、図10と同様に上下のチップを同じカウンタの位置関係で接続すると、全ての層の貫通電極97がつながり、カウンタが動作しない。そこで、図11(B)〜(E)のように層を変えるごとに基板を時計回りに90度ずつ回転させる。これにより、貫通電極97の位置が層ごとにずれ、且つ、下層チップの配線93と接続するので、同一のウェハを用いて、カウンタの積層方向の直列接続が可能となる。よって、カウンタを動作させる信号(パルス)は、単位回路領域内に設けられた積層方向の配線により伝送することができる。また、この図11のレイアウト及びデバイス構造は、実施例2の積層構造(隣接する層ごとに90度ずらした配置で積層する構造)に利用できる。
以上、図10と図11のデバイス構造により、カウンタ回路に用いる各層のウェハを、同じマスクプロセスで製造したものを用いることができるため、コスト・工程数の増大を回避することができる。また、ウェハの積層枚数を変えるだけで、イメージセンサに対して必要なbit数を自由に選択できる。
なお、本発明ではイメージセンサを例として説明したが、本発明はアレイ型圧力センサや指紋センサなど、微細な領域ごとに信号処理をする必要のあるセンサや、一般的な集積回路にも適用できる。信号処理回路としては、パルス周波数変調型A/D変換回路に限らず、シングルスロープ型、逐次比較型、サイクリック型、デルタシグマ型、パイプライン型などのA/D変換回路にも適用できる。
上述の実施形態は代表的な例として説明したが、本発明の趣旨及び範囲内で、多くの変更及び置換ができることは当業者に明らかである。したがって、本発明は、上述の実施形態によって制限するものと解するべきではなく、特許請求の範囲から逸脱することなく、種々の変形や変更が可能である。例えば、実施形態に記載の複数の構成ブロックを1つに組み合わせたり、あるいは1つの構成ブロックを分割したりすることが可能である。
10 フォトダイオード
20 リセットトランジスタ
30 インバータ回路
40 カウンタ回路
41〜56 カウンタ
60 カウンタエリア
61〜64 カウンタ群
70 垂直走査回路
71 走査ライン
72 垂直信号線
73 水平走査回路
74 出力信号線
75 出力パッド
76,77 貫通電極
80 SOI構造
81、82 トランジスタ
83、84 配線
85 入力端子
86 出力領域
87 電極
88 酸化膜
90 チップ
91、92 トランジスタ
93 配線
94 入力端子
95 出力領域
96 配線
97 貫通電極
100〜104 チップ(カウンタ層)
105 走査回路
111〜114 チップ(カウンタ層)
121〜124 チップ(カウンタ層)


Claims (9)

  1. アナログ信号をデジタル信号に変換してビット値を出力する信号処理回路であって、
    前記信号処理回路は、各ビットを決定するための要素回路を複数含み、前記要素回路は複数の層に分割されて積層構成され、各層の前記要素回路は要素回路エリアの所定の単位回路領域内に配置され、
    前記要素回路を動作させるパルス信号は、前記単位回路領域内に設けられた積層方向の配線により伝送され、
    前記要素回路の出力ビット値は、各層の面内方向に読み出され、前記要素回路エリアの外側で外部に取り出され
    各層の前記出力ビット値の取り出し位置は、層ごとに面内の位置が互いに異なる
    信号処理回路。
  2. 請求項1に記載の信号処理回路において、
    各層の異なる単位回路領域内に設けられ、異なる信号源に属する前記要素回路の出力が、各層に設けられた信号線又は出力パッドを共有することを特徴とする信号処理回路。
  3. 請求項1又は2に記載の信号処理回路において、
    前記要素回路が配置された層は、一つの方向の走査ラインと、前記走査ラインと直交する複数の信号線と、前記信号線の選択スイッチとを有し、前記要素回路エリアに対応する共通の出力パッドを備えることを特徴とする信号処理回路。
  4. 請求項1又は2に記載の信号処理回路において、
    前記要素回路が配置された層は、一つの方向の走査ラインと、前記走査ラインと直交する複数の信号線とを有し、前記複数の信号線に対応する出力パッドを備えることを特徴とする信号処理回路。
  5. 請求項3又は4に記載の信号処理回路において、
    走査ライン又は信号線の選択スイッチを制御する走査回路は、前記要素回路が配置された複数の層の少なくとも一層に設けられ、前記走査回路は、他の層の走査ライン又は信号線の選択スイッチを同時に制御することを特徴とする信号処理回路。
  6. 請求項1乃至5のいずれか一項に記載の信号処理回路において、
    前記要素回路の出力ビット値は、前記要素回路エリアの外側で貫通電極により他の層に伝送され、外部に取り出されることを特徴とする信号処理回路。
  7. 請求項1乃至6のいずれか一項に記載の信号処理回路において、
    前記要素回路が配置された層の少なくとも前記要素回路エリアは、複数の層で同じ基板レイアウトであることを特徴とする信号処理回路。
  8. 請求項1乃至7のいずれか一項に記載の信号処理回路において、
    前記要素回路が配置された層を、基板レイアウトが隣接する層ごとに90度ずらした配置で積層することを特徴とする信号処理回路。
  9. 請求項1乃至8のいずれか一項に記載の信号処理回路において、
    センサで検出した信号に基づいてパルスを発生するA/D(アナログ/デジタル)変換回路をさらに含み、前記パルスを前記要素回路でカウントする、信号処理回路。
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