JP6748149B2 - 屈曲部材の製造方法 - Google Patents

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Description

本開示は、屈曲部材の製造方法に関する。
プレス成形により、板材の孔を囲むバーリング部を成形する技術が知られている。特許文献1のバーリング加工装置は、固定ダイにより板材の孔部を囲む周辺領域を押圧することで、バーリング部を成形する。
特開2017−196632号公報
しかしながら、例えば、板材を構成する材料の特性、板材の厚さ、又はバーリング部の高さ等によっては、バーリング角部にダレが生じる可能性がある。すなわち、プレス成形時にバーリング角部まで十分に材料が移動せず、バーリング角部の丸みが大きくなり過ぎる恐れがある。その結果、例えば、バーリング部の反対側にて孔の周辺をシールするのが困難になる恐れがある。なお、バーリング角部とは、バーリング部における屈曲した部分の外側の角部であり、バーリング部が設けられた孔の縁に位置する部分である。
これに対し、例えば、プレス成形の成形荷重を大きくしたり、鍛造や切削等を行ったりすることで、バーリング角部のダレを抑制できると考えられる。しかしながら、このような手段を適用することで、順送型のプレス成形によるバーリング部の成形が困難となり、製造コストが増加する恐れがある。
本開示の一側面においては、ダレを抑制しながら、順送型のプレス成形により部材を成形するのが望ましい。
本開示の一態様は、屈曲部材の製造方法である。ここで、板状の本体部と、本体部の縁から突出側に屈曲した屈曲部とを有する板材を、対象板材とする。本製造方法では、対象板材を、突出側に位置する内側金型と、外側金型とにより挟んで押圧方向に押圧することで、本体部の縁から屈曲部が突出側に突出した屈曲部材を成形する。外側金型は、外側主面と、外側主面の縁から延びる外側側面とを有する。また、外側主面と外側側面との境界をなす部分を、金型角部とする。対象板材を押圧する際、外側主面は本体部に当接し、外側側面は屈曲部に当接し、金型角部は屈曲部の外周側に位置する。内側金型は、内側主面と、傾斜面とを有する。対象板材を押圧する際、内側主面は本体部に当接し、傾斜面は、押圧方向に対し傾斜し、且つ、金型角部に向かい、さらに、屈曲部の内周側を押圧し、屈曲部に含まれる材料を金型角部に向けて移動させる。
上記構成によれば、屈曲部が既に設けられた対象板材を、内側金型と外側金型とにより挟んで押圧することで、屈曲部材が成形される。これにより、内側金型と外側金型とにより対象板材を押圧する際の成形荷重を抑制できる。このため、順送型のプレス成形により屈曲部を成形することが可能となる。
また、内側金型と外側金型とによる押圧の際、内側金型の傾斜面は、屈曲部の内周側を押圧し、屈曲部に含まれる材料を金型角部に向けて移動させる。さらにこの時、板材の本体部は、内側金型と外側金型とにより両側から押圧される。このため、屈曲部の材料が本体部に移動するのが抑制され、金型角部に向けての材料の移動がさらに促される。これにより、金型角部の付近に効果的に材料を移動させながら、対象板材における金型角部に当接する部分に、屈曲部の外側の角部(以後、外側角部)を成形できる。
したがって、屈曲部材の外側角部のダレ(換言すれば、外側角部の丸みが過度に大きくなること)を抑制しながら、順送型のプレス成形により屈曲部材を成形可能となる。
また、本開示の一態様では、板材を屈曲させることで、対象板材を成形してもよい。そして、対象板材を、内側金型と外側金型とにより挟んで押圧してもよい。
上記構成によれば、板材を屈曲させて屈曲部を成形した後、該板材を内側金型と外側金型とにより挟んで押圧する。つまり、少なくとも2段階の押圧で屈曲部が成形されるため、各段階における成形荷重を抑制できる。このため、順送型のプレス成形により屈曲部を成形することが可能となる。
また、本開示の一態様では、対象板材の屈曲部の内周側には、湾曲面が設けられていても良い。そして、対象板材を押圧する際、傾斜面は湾曲面を押圧してもよい。
上記構成によれば、傾斜面が屈曲部の内周側を押圧する際、材料が外側金型に向かって移動し易くなり、より一層、ダレを抑制できると共に、内側金型と外側金型とによる押圧の際の成形荷重を抑制できる。このため、順送型のプレス成形により屈曲部材を成形し易くなる。
また、本開示の一態様では、内側金型として、第1内側金型と第2内側金型とが用いられてもよい。また、外側金型と第1内側金型とにより対象板材を押圧した後、外側金型と第2内側金型とにより対象板材を押圧してもよい。そして、第1内側金型の傾斜面は、第2内側金型の傾斜面よりも、押圧方向に対し傾斜していてもよい。
上記構成によれば、内側金型と外側金型とによる押圧が、さらに2段階の押圧に分けられる。このため、各段階における成形荷重を抑制できる。さらに、1段階目の押圧に用いられる第1内側金型の傾斜面は、2段階目の押圧に用いられる第2内側金型の傾斜面に比べ押圧方向に対する傾斜が大きく、より大きな成形荷重を生じ易い。このため、1段階目の押圧で、屈曲部の材料を金型角部に向けて効果的に移動させることができる。そして、2段階目の押圧で、屈曲部の材料を金型角部に向けて移動させながら、屈曲部を押圧方向に延ばすことができる。このため、ダレを効果的に抑制しながら、各段階の押圧に必要な成形荷重を抑制でき、より一層、順送型のプレス成形により屈曲部材を成形し易くなる。
また、本開示の一態様では、第1内側金型は、さらに端面を有してもよい。また、対象板材を押圧する際、端面は、屈曲部の先端に当接してもよい。また、対象板材を押圧する際、第2内側金型は、傾斜面の突出側に、屈曲部の先端が金型に当接しないようにするための空間を、外側金型との間に成形してもよい。
上記構成によれば、第1内側金型を用いた1段階目の押圧では、端面により屈曲部の先端が押圧されるため、屈曲部の材料を金型角部に向けて効果的に移動させることができる。このため、好適にダレを抑制できる。また、第2内側金型を用いた2段階目の押圧では、屈曲部の先端が押圧されず、第2内側金型と外側金型との間の空間に向けて屈曲部を伸ばすことができる。このため、各段階の押圧に必要な成形荷重を抑制でき、より一層、順送型のプレス成形により屈曲部材を成形し易くなる。
また、本開示の一態様では、内側金型として、第1内側金型と第2内側金型とが用いられてもよい。また、外側金型と第1内側金型とにより対象板材を押圧した後、外側金型と第2内側金型とにより対象板材を押圧してもよい。また、第1内側金型は、さらに端面を有してもよい。また、対象板材を押圧する際、端面は、屈曲部の先端に当接してもよい。また、対象板材を押圧する際、第2内側金型は、傾斜面の突出側に、屈曲部の先端が金型に当接しないようにするための空間を、外側金型との間に成形してもよい。
上記構成であっても、同様にして、第1内側金型を用いた1段階目の押圧と、第2内側金型を用いた2段階目の押圧とに必要な成形荷重を抑制できる。その結果、より一層、順送型のプレス成形により屈曲部材を成形し易くなる。
また、本開示の一態様では、屈曲部とは、屈曲部材を貫通する孔を囲むバーリング状の部位であってもよい。
バーリング部材における外側角部は、上述したバーリング角部に相当する。上記構成によれば、バーリング角部のダレを抑制しながら、順送型のプレス成形によりバーリング部材を成形可能となる。
また、本開示の一態様では、屈曲部材の接合面は、他の部材に接合するよう構成されていてもよい。なお、接合面とは、孔の周囲に位置する面であって、屈曲部が突出する側の反対側に位置する面である。
上記構成によれば、バーリング角部の周囲に、他の部材との接合面が成形される。そして、バーリング角部のダレが抑制されているため、接合面と他の部材との隙間を良好にシールすることが可能となる。
また、本開示の一態様では、板材は、ステンレスにより構成されてもよい。
上記構成によれば、ステンレスから構成される屈曲部材における外側角部のダレを抑制しながら、順送型のプレス成形により屈曲部材を成形可能となる。
図1は、バーリング部材の斜視図である。 図2は、バーリング部材のII-II断面図である。 図3は、変形例のバーリング部材のII-II断面図である。 図4は、第1工程でプレス成形される板材及び金型の概略断面図である。 図5は、第1工程でプレス成形される第1屈曲部及び金型の拡大断面の概略図である。 図6は、第2工程でプレス成形される板材及び金型の概略断面図である。 図7は、第2工程でプレス成形される第2屈曲部及び金型の拡大断面の概略図である。 図8は、第3工程でプレス成形される板材及び金型の概略断面図である。 図9は、第3工程でプレス成形される第3屈曲部及び金型の拡大断面の概略図である。 図10は、第4工程でプレス成形される板材及び金型の概略断面図である。 図11は、第4工程でプレス成形される第4屈曲部及び金型の拡大断面の概略図である。 図12は、第5工程でプレス成形される板材及び金型の概略断面図である。 図13は、第5工程でプレス成形されるバーリング部及び金型の拡大断面の概略図である。
以下、本開示の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本開示の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本開示の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
[構成について]
図1,2に示すように、本実施形態のバーリング部材1は、本体部10と、バーリング部11と、孔12と、配置部13とを有する。
本体部10は、平板状に広がる部位であり、中央に円形又は略円形の孔12が成形されている。孔12は、厚さ方向に本体部10を貫通する。以後、孔12の中心を通過し、本体部10に直交する直線を、中心線16と記載する。
バーリング部11は、孔12の縁から中心線16に沿った突出方向14に突出するフランジ状の部位である。バーリング部11は、孔12を囲む。
配置部13は、後述するガスケットが配置される窪み状の部位である。配置部13は、孔12に隣接し、且つ、囲んだ状態で、本体部10におけるバーリング部11の反対側の面(以後、接合面15)に設けられる。
バーリング部材1は、一例として、車両に搭載された排気部材における、排気が通過する開口に取り付けられる。なお、排気部材とは、エンジンからの排気を流下させる排気管又はマフラ等の部材である。バーリング部材1の接合面15は、孔12と排気部材の開口とが接続した状態で、例えばボルト等により排気部材に接合される。なお、バーリング部材1は、車両に搭載される他の部材に取り付けられても良い。
ここで、バーリング部材1の接合面15と排気部材との隙間からの排気の流出を抑制することが求められる。このため、配置部13にガスケットが配置され、接合面15と排気部材とによりガスケットが挟まれた状態で、接合面15と排気部材とが接合される。これにより、接合面15と排気部材との隙間がシールされる。
なお、図3に示すように、バーリング部材1は、配置部13を有さない構成としても良い。この場合、接合面15における孔12の周囲にシール剤を塗布し、シール剤を挟んで接合面15と排気部材とが接合されても良い。
[バーリング部材の製造方法]
本実施形態のバーリング部材1は、中央に円形又は略円形の孔が成形された板材に対し第1〜第5工程を施すことで製造される。孔は、厚さ方向に板材を貫通する。
板材は、面圧の高い金属の材料で構成されている。面圧の高い材料とは、プレス成形の際に、相対的に高い面圧を加える必要がある材料を意味する。該板材に厚さ方向の荷重が加えられた際、板材を構成する材料は、まず、荷重が加えられた位置から離れるように面に沿って移動し、その後厚さ方向に移動する。つまり、該材料は、面に沿って移動し易く、厚さ方向に移動し難いという特性を有している。具体的には、該材料とは、例えば、ステンレスであっても良い。より詳しくは、該材料は、例えば、JIS規格におけるSUS400系のステンレスであっても良い。
なお、板材を構成する面圧の高い材料は、バーリング部材の用途等に応じて適宜選択され得る。具体的には、板材は、例えば、SUS400系以外のステンレス、鉄、アルミ、又は、アルミ合金等により構成されていても良い。また、板材は、面圧の高い金属の材料以外の材料により構成されていても良い。
以下では、第1〜第5工程について説明する。なお、各工程で用いられる金型の各面の境界には、丸みが設けられている。
[第1工程]
図4,5が示すように、第1工程では、孔20を有する板材2に対し、第1押圧金型30と、第1及び第2固定金型31,32とを用いたプレス成形が行われる。これにより、孔20の縁に第1屈曲部22が成形される。第1屈曲部22は、孔20を囲み、板材2の本体部23の縁から下側に突出している。
第1工程では、まず、水平に配置された板材2の両面が第1及び第2固定金型31,32により挟まれ、各面が各金型により上下方向3に押圧される。この時、板材2の外縁28は金型に当接せず、逃された状態となる。
第1固定金型31は、板材2の上側に配置され、第1押圧金型30が通過する第1通過孔31aを有する。また、第1固定金型31は、第1通過孔31aの周りに水平に広がり、板材2を押圧する主面31bを有する。
一方、第2固定金型32は、板材2の下側に配置され、第1押圧金型30が通過する第2通過孔32aを有する。また、第2固定金型32は、主面32bと側面32cとを有する。主面32bは、第2通過孔32aの周りに水平に広がり、板材2を押圧する。また、側面32cは、第2通過孔32aの側面をなし、主面32bの縁から下側に延びる。なお、主面32bと側面32cとの境界には、丸みが設けられている。以後、該丸みが設けられた部分の外面を、湾曲面32dと記載する。
また、第1及び第2固定金型31,32と板材2とは、第1,第2通過孔31a,32aの縁と、孔20の縁とが同心円状となるように配置される。第1通過孔31aは、第2通過孔32aよりも径が大きく、第2通過孔32aの縁は、第1通過孔31aの縁よりも内側に位置する。また、板材2が第1及び第2固定金型31,32により挟まれた際、板材2における対象部21が、これらの金型からはみ出した状態となる。対象部21とは、孔20の縁に位置し、且つ、孔20を囲む部分である。換言すれば、対象部21は、これらの金型に当接しない状態となる。
次に、第1押圧金型30により第1屈曲部22が成形される。第1押圧金型30は、円柱状の金型であり、その径は、孔20の径よりも大きく、第1通過孔31aの径よりも小さい。第1押圧金型30は、底面を囲む傾斜面30aを有している。傾斜面30aにより、第1押圧金型30の下端がテーパ状に成形される。第1押圧金型30は、板材2の孔20に向かって下側に移動する。この時、第1押圧金型30の傾斜面30aが、対象部21を下側に押圧する。該押圧により対象部21が屈曲し、第1屈曲部22が成形される。また、該押圧により、対象部21に含まれる材料は下側に移動する。
また、第1工程の押圧の際、傾斜面30aと第2固定金型32との間に逃し30b(換言すれば、空間)が設けられる。このため、第1屈曲部22は逃し30bに向かって延び、その先端22aは金型に当接しない。
[第2工程]
続く第2工程では、図6,7が示すように、第1屈曲部22が成形された板材2に対し、第2押圧金型33と、第1工程と同様の第1及び第2固定金型31,32とを用いたプレス成形が行われる。これにより、第1屈曲部22から第2屈曲部24が成形される。第2屈曲部24は、第1屈曲部22よりも下側に延び、第1屈曲部22よりも薄い。
第2工程では、まず、第1屈曲部22が成形された板材2が、第1工程と同様、第1及び第2固定金型31,32により押圧された状態で配置される。この時、第1屈曲部22は、第1及び第2固定金型31,32からはみ出した状態となる。
次に、第2押圧金型33により第2屈曲部24が成形される。第2押圧金型33は、円柱状の金型であり、その径は孔20の径よりも大きく、上下方向3に延びた状態で配置される。第2押圧金型33は、第1面33aと、第2面33bと、上側面33cと、下面33dとを有する。
上側面33cは、第2押圧金型33の側面をなし、第2押圧金型33の上端から下側に延びる。
第1面33aは、上側面33cの下側の縁から第2押圧金型33の中央に向かって水平に広がる。第1面33aは、幅が一定であるリング状の面である。つまり、第2押圧金型33の側面には、第1面33aにより段差が成形されており、第1面33aの下側の部分は、上側の部分によりも径が小さい。
第2面33bは、第2押圧金型33の側面を成形し、第1面33aの内側の縁から下側に広がる。
下面33dは、第2押圧金型33の底部を成形する。
第2押圧金型33は、第1工程と同様、板材2の孔20に向かって下側に移動する。そして、第1及び第2面33a,33bにより、第1屈曲部22を下側に押圧する。この時、第1面33aは第1屈曲部22の上部を下側に押圧する。また、第2面33bは、孔20側から第1屈曲部22に当接し、第1屈曲部22が下側に延びるように促す。これにより、第1屈曲部22は、更に屈曲すると共に下側に延び、第1屈曲部22から第2屈曲部24が成形される。また、これにより、第1屈曲部22に含まれる材料が下側に移動する。
また、第1面33aの押圧により、第2屈曲部24の上面に、孔20に隣接し、孔20を囲む凹部25が成形される。凹部25は、上述した配置部13に対応する部位である。つまり、第1工程で第1屈曲部22を成形した後、第1屈曲部22の上部を押圧することで凹部25が成形される。このため、凹部25を成形するための成形荷重が抑制される。また、第1面33aによる押圧により、第2押圧金型33と第1固定金型31との境界付近に位置する板材2の材料が、外縁28側に移動する。
また、第2工程の押圧の際、第2面33bと第2固定金型32との間には、逃し33eが設けられる。このため、第1屈曲部22は逃し30eに向かって延び、その先端22aが金型に当接しない。その結果、第2工程の成形荷重が抑制される。
また、第2押圧金型33による押圧により、第1屈曲部22の内周側の部分は、第2固定金型32の湾曲面32dに向けて押圧される。これにより、第2屈曲部24の内周側の部分に、湾曲面24bが成形される。湾曲面24bは、第2屈曲部24の外周側に膨らむ弧状に湾曲している。
[第3工程]
続く第3工程では、図8,9が示すように、第2屈曲部24が成形された板材2に対し、第1内側金型34と外側金型35とを用いたプレス成形が行われる。第1内側金型34は板材2の下側に、外側金型35は板材2の上側に配置され、板材2は、これらの金型により上下方向3に押圧される。そして、第2屈曲部24から第3屈曲部26が成形される。第3屈曲部26は、本体部23の縁(換言すれば、孔20の縁)から下側に突出する。
外側金型35は、下側に突出する円柱部35aを有する。円柱部35aは、第2屈曲部24を有する板材2の孔20と同程度の径を有する。また、外側金型35は、第1外側主面35bと、第2外側主面35cと、外側側面35dと、下面35eとを有する。また、第1外側主面35bと外側側面35dとの境界をなす部分を、金型角部35gとする。
第1外側主面35bは、円柱部35aの根元から水平に広がるリング状の面である。また、第1外側主面35bの外周縁には、上側への段差35fが設けられている。
第2外側主面35cは、段差35fから水平に広がる。つまり、第2外側主面35cは、第1外側主面35bよりも上側に位置する。
外側側面35dは、円柱部35aの側面に相当する。外側側面35dは、第1外側主面35bの縁から下側に延びる。
下面35eは、円柱部35aの底部を成形する。
一方、第1内側金型34は、外側金型35の円柱部35aに応じた形状の円柱孔34aを有する。第3工程では、円柱部35aが円柱孔34aに挿入された状態で、第1内側金型34及び外側金型35により板材2が押圧される。
第1内側金型34は、第1内側主面34bと、傾斜面34cと、段差面34fと、端面34dと、側面34eとを有する。
第1内側主面34bは、円柱孔34aの開口の周囲に水平に広がる。
傾斜面34cは、円柱孔34aの開口を囲むリング状の面であり、第1内側主面34bの縁から平面状に広がる。また、傾斜面34cは、下側に向かうに従い外側側面35d(換言すれば、円柱孔34a)に接近するように上下方向3に対し傾斜している。つまり、第3工程での押圧の際、傾斜面34cは、金型角部35gに向かう状態になる。以後、傾斜面34cが上下方向3に対して傾斜する角度を、第1傾斜角度34gとする。
段差面34fは、傾斜面34cの下側の縁から下側に延びる。
端面34dは、段差面34fの下側の縁から、円柱孔34aに挿入された円柱部35aの外側側面35dに向かって水平に広がる。
側面34eは、端面34dの縁から下側に延びる。なお、側面34eと外側金型35との間に隙間が設けられていている。しかし、側面34eは、外側金型35に当接していても良い。
第3工程では、外側金型35の第1及び第2外側主面35b,35cと、第1内側金型34の第1内側主面34bとにより、板材2の本体部23の両面が押圧される。この時、第1,2工程と同様、板材2の外縁28は逃された状態となる。これにより、成形荷重が抑制される。
また、金型角部35gは、第2屈曲部24の外周側に位置する。また、外側側面35dは、第2屈曲部24の孔20側の部分に当接する。また、第1外側主面35bは、第2屈曲部24の上部を下側に押圧する。これにより、凹部25が成形される。また、第1外側主面35bによる押圧により、段差35fの付近に位置する板材2の材料が、外縁28側に移動する。
また、傾斜面34c及び段差面34fは、第2屈曲部24における孔20の反対側の部分を押圧する。より詳しくは、傾斜面34cは、第2屈曲部24を挟んで外側側面35dに対面し、第2屈曲部24の内周側の湾曲面24bを、金型角部35gに向けて押圧する。なお、湾曲面24bの全域が傾斜面34cにより押圧されても良い。この時、端面34dは、第2屈曲部24の先端24aを上側に押圧する。
これにより、第2屈曲部24の材料が金型角部35gに向かって移動し、第2屈曲部24から第3屈曲部26が成形される。その結果、板材2の孔20の縁における上側の角部であるバーリング角部29のダレ(換言すれば、バーリング角部29の丸み)を抑制しつつ、第3屈曲部26が成形される。
[第4工程]
続く第4工程では、図10,11が示すように、第3屈曲部26が成形された板材2に対し、第2内側金型36と、上述した外側金型35とを用いたプレス成形が行われる。第2内側金型36は板材2の下側に、外側金型35は板材2の上側に配置され、板材2は、これらの金型により上下方向3に押圧される。そして、第3屈曲部26から第4屈曲部27が成形される。第4屈曲部27は、本体部23の縁から下側に突出する。
第2内側金型36は、外側金型35の円柱部35aに応じた形状の円柱孔36aを有する。第4工程では、円柱部35aが円柱孔36aに挿入された状態で、第2内側金型36及び外側金型35により板材2が押圧される。
第2内側金型36は、第2内側主面36bと、傾斜面36cと、側面36dとを有する。
第2内側主面36bは、円柱孔36aの開口の周囲に水平に広がる。
傾斜面36cは、円柱孔36aの開口に隣接し、且つ、該開口を囲む面であり、第2内側主面36bの縁から平面状に広がる。また、傾斜面36cは、下側に向かうに従い外側側面35d(換言すれば、円柱孔36a)に接近するように上下方向3に対し傾斜している。つまり、第4工程での押圧の際、傾斜面36cは、金型角部35gに向かう状態になる。以後、傾斜面36cが上下方向3に対して傾斜する角度を、第2傾斜角度36fとする。なお、第2傾斜角度36fは、一例として、136°以上160°以下であっても良い。また、上述した第1傾斜角度34gは、第2傾斜角度36fよりも大きい。
側面36dは、傾斜面36cの縁から下側に延びる。
第4工程でのプレス成形では、外側金型35の第1及び第2外側主面35b,35cと、第2内側金型36の第2内側主面36bとにより、板材2の本体部23の両面が押圧される。この時、第1〜3工程と同様、板材2の外縁28は逃された状態となる。これにより、成形荷重が抑制される。
また、金型角部35gは、第3屈曲部26の外周側に位置する。また、外側側面35dは、第3屈曲部26の孔20側の部分に当接する。また、第1外側主面35bは、第3屈曲部26の上部を下側に押圧する。これにより、凹部25が成形される。また、傾斜面36cは、第3屈曲部26における孔20の反対側の部分を押圧する。より詳しくは、傾斜面36cは、第3屈曲部26を挟んで外側側面35dに対面し、第3屈曲部26の内周側の部分を、金型角部35gに向けて押圧する。
これにより、第3屈曲部26の材料が金型角部35gに向かって移動し、第3屈曲部26から第4屈曲部27が成形される。その結果、バーリング角部29のダレを抑制しつつ、第4屈曲部27が成形される。
また、第2内側金型36の側面36dと、外側金型35との間には、逃し36e(換言すれば、空間)が設けられる。このため、第3屈曲部26の先端26aは、金型に当接せず、逃し30eに向かって延びる。これにより、第4工程の成形荷重が抑制される。
[第5工程]
続く第5工程では、図12,13が示すように、第4屈曲部27が成形された板材2に対し、第3内側金型37と、上述した外側金型35とを用いたプレス成形が行われる。第3内側金型37は板材2の下側に、外側金型35は板材2の上側に配置され、板材2は、これらの金型により上下方向3に押圧される。そして、板材2からバーリング部材1が成形される。つまり、第4屈曲部27からバーリング部11が成形され、バーリング部11は、本体部10の縁(換言すれば、孔12の縁)から下側に突出する。
第3内側金型37は、外側金型35の円柱部35aに応じた形状の円柱孔37aを有する。第5工程では、円柱部35aが円柱孔37aに挿入された状態で、第3内側金型37及び外側金型35により板材2が押圧される。
第3内側金型37は、第3内側主面37bと、傾斜面37cと、側面37dとを有する。
第3内側主面37bは、円柱孔37aの開口の周囲に水平に広がる。
傾斜面37cは、円柱孔37aの開口を囲むリング状の面であり、第3内側主面37bの縁から平面状に広がる。また、傾斜面37cは、下側に向かうに従い外側側面35d(換言すれば、円柱孔37a)に接近するように上下方向3に対し傾斜している。つまり、第5工程での押圧の際、傾斜面37cは、金型角部35gに向かう状態になる。以後、傾斜面37cが上下方向3に対して傾斜する角度を、第3傾斜角度37eとする。第3傾斜角度37eは、上述した第2傾斜角度36fよりも大きい。
側面37dは、傾斜面37cの縁から下側に延びる。
第5工程でのプレス成形では、外側金型35の第1及び第2外側主面35b,35cと、第3内側金型37の第3内側主面37bとにより、板材2の本体部23の両面が押圧される。この時、第1〜4工程と同様、板材2の外縁28は逃された状態となる。これにより、成形荷重が抑制される。
また、外側側面35dは、第4屈曲部27の孔20側の部分に当接する。また、第1外側主面35bは、第4屈曲部27の上部を下側に押圧する。これにより、凹部25から配置部13が成形される。また、傾斜面37cは、第4屈曲部27における孔20の反対側の部分を押圧する。より詳しくは、傾斜面37cは、第4屈曲部27を挟んで外側側面35dに対面し、第4屈曲部27を金型角部35gに向けて押圧する。これにより、第4屈曲部27の材料が金型角部35gに向かって移動する。また、第4屈曲部27の材料は、傾斜面37cに沿って上側に移動する。
[その他]
バーリング部材1に配置部13が設けられていない場合には、第1〜第5工程の一部を、次のように変更しても良い。すなわち、第2工程では、押圧時の第2押圧金型33の位置を上側にすることで、凹部25が成形されないようにしても良い。また、第3〜第5工程に関しては、外側金型35を、第1外側主面35bと第2外側主面35cとが面一な(換言すれば、段差35fを有さない)構成としても良い。これにより、第3〜5工程で凹部25が成形されないようにしても良い。
[効果]
(1)上記実施形態の板材は、面圧の高い金属の材料で構成されている。上述したように、該材料は、プレス成形の際、板材の面に沿って移動し易く、板材の厚さ方向に移動し難いという特性を有している。このため、プレス成形により板材にバーリング部を成形する際、例えば、バーリング部が高い場合や、板材が薄い場合等には、仮にバーリング部の先端を押圧したとしても、材料をバーリング角部まで十分に移動させるのが困難であった。このため、バーリング角部にダレが生じる場合があり、例えば、プレス成形の成形荷重を大きくしたり、鍛造や切削等を行ったりすることで、バーリング角部のダレを抑制する必要があった。しかし、このような手段を適用すると、順送型のプレス成形による製造が困難となり、製造コストが増加する恐れがある。
これに対し、上記実施形態によれば、第3,第4工程では、屈曲部が既に設けられた板材2を内側金型と外側金型とにより挟んで押圧する。このため、各工程における成形荷重を抑制でき、順送型のプレス成形により屈曲部を成形することが可能となる。
また、第3,第4工程の押圧の際、第1,第2内側金型34,36の各傾斜面は、第2又は第3屈曲部24,26の内周側を押圧し、屈曲部に含まれる材料を金型角部35gに向けて移動させる。さらにこの時、板材2の本体部23は、第1又は第2内側金型34,36と外側金型35とにより両面から押圧される。このため、これらの屈曲部の材料が本体部23に移動するのが抑制され、金型角部35gへの材料の移動がさらに促される。これにより、金型角部35gの付近に効果的に材料を移動させながら、板材2における金型角部35gに当接する部分に、バーリング角部29を成形できる。
したがって、バーリング角部29のダレを抑制しながら、順送型のプレス成形によりバーリング部材1を成形可能となる。
(2)また、第3工程では、第2工程にて第2屈曲部24が成形された板材2を、第1内側金型34と外側金型35とにより挟んで押圧する。このため、各工程における成形荷重を抑制できる。
(3)また、第3工程では、第1内側金型34の傾斜面34cは、第2屈曲部24の湾曲面24bを押圧する。これにより、材料が金型角部35gに向かって移動し易くなり、より一層、ダレを抑制できると共に、第3工程の成形荷重を抑制できる。
(4)また、第1内側金型34の傾斜面34cは、第2内側金型36の傾斜面36cに比べ、上下方向3に対する傾斜が大きく、より大きな成形荷重を生じ易い。このため、第3工程にて、第2屈曲部24の内側の材料を、バーリング角部29に向けて十分に移動させることができる。そして、第4工程で、材料がバーリング角部29に向かって移動するよう促しながら、第3屈曲部26を上下方向3に延ばすことができる。このため、ダレを効果的に抑制しながら、第3,4工程の各々に必要な成形荷重を抑制でき、より一層、順送型のプレス成形によりバーリング部材1を成形し易くなる。
(5)また、第3工程では、端面34dにより第2屈曲部24の先端24aが押圧されるため、バーリング角部29に向けて材料を効果的に移動させることができる。また、第4工程では、第3屈曲部26の先端26aが押圧されず、逃し36eに向けて第3屈曲部26を伸ばすことができる。このため、各構成の成形荷重を抑制でき、その結果、順送型のプレス成形によるバーリング部材1の製造が可能となる。このため、第3,4工程の各々に必要な成形荷重を抑制でき、より一層、順送型のプレス成形によりバーリング部材1を成形し易くなる。
(6)また、バーリング角部29のダレが抑制されているため、バーリング部材1の接合面15を他の部材に接合する際、接合面15と他の部材との間を良好にシールできる。
[他の実施形態]
(1)上記実施形態では、第1〜第5工程では、板材2が複数の金型により上下方向3に押圧される。しかしながら、板材が押圧される向きは、随時定められる。また、金型における板材2を押圧する各面の向き,形状等も、例えば、押圧の方向や、部材の形状等に応じて随時定められる。
(2)上記実施形態では、第1〜第5工程によりバーリング部材1が成形されるが、一部の工程が省略されても良い。例えば、バーリング部11が低い場合には、第1工程を省略し、屈曲部が成形されていない板材から第2屈曲部24を成形しても良い。また、例えば、バーリング角部29のダレが許容される度合いによっては、第3,第4工程のうちの一方を省略しても良い。
(3)上記実施形態では、第1〜第5工程によりバーリング部11が成形される。しかしながら、バーリング部材1に限らず、本体部と、本体部の縁から突出する屈曲部とを有する屈曲部材を板材から成形する際に、第1〜第5工程と同様の方法が用いられても良い。
(4)上記実施形態における1つの構成要素が有する複数の機能を、複数の構成要素によって実現したり、1つの構成要素が有する1つの機能を、複数の構成要素によって実現したりしてもよい。また、複数の構成要素が有する複数の機能を、1つの構成要素によって実現したり、複数の構成要素によって実現される1つの機能を、1つの構成要素によって実現したりしてもよい。また、上記実施形態の構成の一部を省略してもよい。また、上記実施形態の構成の少なくとも一部を、他の上記実施形態の構成に対して付加又は置換してもよい。
[特許請求の範囲との対応]
第2工程により成形された板材2が、対象板材の一例に相当する。また、上下方向3が押圧方向の一例に相当し、下側が突出側の一例に相当する。
1…バーリング部材、10…本体部、11…バーリング部、12…孔、15…接合面、2…板材、20…孔、22…第1屈曲部、23…本体部、24…第2屈曲部、24a…先端、24b…湾曲面、26…第3屈曲部、26a…先端、27…第4屈曲部、3…上下方向、34…第1内側金型、34b…第1内側主面、34c…傾斜面、34d…端面、35…外側金型、35b…第1外側主面、35c…第2外側主面、35d…外側側面、36…第2内側金型、36b…第2内側主面、36c…傾斜面、36e…逃し、37…第3内側金型、37b…第3内側主面、37c…傾斜面。

Claims (9)

  1. 屈曲部材の製造方法であって、
    板状の本体部と、前記本体部の縁から突出側に屈曲した屈曲部とを有する板材を、対象板材とし、
    前記対象板材を、前記突出側に位置する内側金型と、外側金型とにより挟んで押圧方向に押圧することで、前記本体部の縁から前記屈曲部が前記突出側に突出した前記屈曲部材を成形し、
    前記外側金型は、外側主面と、前記外側主面の縁から延びる外側側面とを有し、前記外側主面と前記外側側面との境界をなす部分を、金型角部とし、
    前記対象板材を押圧する際、前記外側主面は前記本体部に当接し、前記外側側面は前記屈曲部に当接し、前記金型角部は前記屈曲部の外周側に位置し、
    前記内側金型は、内側主面と、傾斜面とを有し、
    前記対象板材を押圧する際、前記内側主面は前記本体部に当接し、前記傾斜面は、前記押圧方向に対し傾斜し、且つ、前記金型角部に向かい、さらに、前記屈曲部の内周側を押圧し、前記屈曲部に含まれる材料を前記金型角部に向けて移動させる
    屈曲部材の製造方法。
  2. 請求項1に記載された屈曲部材の製造方法において、
    板材を屈曲させることで、前記対象板材を成形し、
    前記対象板材を、前記内側金型と前記外側金型とにより挟んで押圧する
    屈曲部材の製造方法。
  3. 請求項1又は請求項2に記載された屈曲部材の製造方法において、
    前記対象板材の前記屈曲部の内周側には、湾曲面が設けられており、前記対象板材を押圧する際、前記傾斜面は前記湾曲面を押圧する
    屈曲部材の製造方法。
  4. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載された屈曲部材の製造方法において、
    前記内側金型として、第1内側金型と第2内側金型とが用いられ、
    前記外側金型と前記第1内側金型とにより前記対象板材を押圧した後、前記外側金型と前記第2内側金型とにより前記対象板材を押圧し、
    前記第1内側金型の前記傾斜面は、前記第2内側金型の前記傾斜面よりも、前記押圧方向に対し傾斜している
    屈曲部材の製造方法。
  5. 請求項4に記載された屈曲部材の製造方法において、
    前記第1内側金型は、さらに端面を有し、
    前記対象板材を押圧する際、前記端面は、前記屈曲部の先端に当接し、
    前記対象板材を押圧する際、前記第2内側金型は、前記傾斜面の前記突出側に、前記屈曲部の先端が金型に当接しないようにするための空間を、前記外側金型との間に成形する
    屈曲部材の製造方法。
  6. 請求項1から請求項3のうちのいずれか1項に記載された屈曲部材の製造方法において、
    前記内側金型として、第1内側金型と第2内側金型とが用いられ、
    前記外側金型と前記第1内側金型とにより前記対象板材を押圧した後、前記外側金型と前記第2内側金型とにより前記対象板材を押圧し、
    前記第1内側金型は、さらに端面を有し、
    前記対象板材を押圧する際、前記端面は、前記屈曲部の先端に当接し、
    前記対象板材を押圧する際、前記第2内側金型は、前記傾斜面の前記突出側に、前記屈曲部の先端が金型に当接しないようにするための空間を、前記外側金型との間に成形する
    屈曲部材の製造方法。
  7. 請求項1から請求項6のうちのいずれか1項に記載された屈曲部材の製造方法において、
    前記屈曲部とは、前記屈曲部材を貫通する孔を囲むバーリング状の部位である
    屈曲部材の製造方法。
  8. 請求項7に記載された屈曲部材の製造方法において、
    前記屈曲部材は、前記孔の周囲に位置する面であって、前記屈曲部が突出する側の反対側に位置する面である接合面は、他の部材に接合するよう構成されている
    屈曲部材の製造方法。
  9. 請求項1から請求項8のうちのいずれか1項に記載された屈曲部材の製造方法において、
    前記対象板材は、ステンレスにより構成される
    屈曲部材の製造方法。
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