JP6747794B2 - テーブル天板 - Google Patents

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Description

本発明は、テーブル天板に関する。
テーブル天板は、それぞれの特徴を活かしてステンレス、人造大理石、メラミン化粧板、天然石、集成材、むく板、タイルなどの多様な材質が使用されている。むく板のように木質本来のやわらかさを特徴とするものもある(特許文献1参照)が、上記各種材質は基本的に硬いことを特徴としている。硬いことによって、物を置く際の安定感を得ることが出来ると共に、鉛筆やボールペンで紙に文字を書く際に下敷きがいらないものとなっている。
しかしながら、高齢者や幼児などにとっては、不意に衝突した際に、その衝突の状況によっては、その硬さにより怪我を負う可能性がある。
とりわけ高齢者や幼児にとっては硬いテーブル天板の表面に柔らかい材料が求められるようになっている。しかし、衝撃吸収のために単に柔らかい材料を緩衝層として使用するだけでは、鉛筆やボールペン等により文字を書く際に不安定で書き難く、ものを置いた際に安定感が悪い。また、硬すぎると本来の意図を達成できない。
実開昭63−103433号公報
本発明は、上記のような点に着目したもので、簡易な構成で、使用者の衝突に対する所定の緩衝性を持たせつつ天板上面での紙へのボールペンなどによる書き込みが可能なテーブル天板を提供することを目的とする。
課題を解決するため、本発明に係るテーブル天板は、天板本体と、上記天板本体の上面に形成された表面層と、を少なくとも備え、上記表面層、厚さが1mm以上30mm以下で、JIS K6253に準拠して測定した硬度が5以上40以下の弾性を有する緩衝層と、その緩衝層上に形成された表面保護層とを有し、上記緩衝層は、発泡倍率が3倍以上30倍以下の発泡ポリプロピレン系樹脂からなり、上記表面保護層は、厚さが0.5mm以上3mm以下で、皮革又は合成皮革からなり、上記天板本体は、矩形状の枠芯と、その枠芯内に配置された中芯と、を有する芯体部を備えることを特徴とする。
ここで、本明細書における硬度は、JIS K6253に準拠して測定した硬度である。
表面保護層の下層に所定の硬度の弾性の緩衝層を有することで、衝撃吸収が可能となると共に、緩衝層の上に皮革又は合成皮革からなる表面保護層を構成することで、衝突の際の緩衝層による変形を許容しつつ、表面上に載置した紙にボールペンなどでの文字の書き込みが可能なだけの剛性を表面に確保可能となる。
ここで、緩衝層上の表面保護層を硬化樹脂で形成して表面を硬くすることも想定される。硬化樹脂で表面を形成した場合、天板上面において、紙等に文字を書く安定性は向上すると推定されるが、表面自体が硬くなる分、下層の緩衝層への衝撃伝達上、不利となる。
この点、表面保護層を、皮革又は合成皮革すると、表面も多少の弾性を有することで、緩衝層による衝撃吸収能がより有効に発揮させることが出来る。
本発明に基づく実施形態に係る天板の構造を説明する模式的断面図である。 図1のA−A′断面図である。 表面層の構造を説明する模式的断面図である。
次に、本発明の実施形態について図面を参照しつつ説明する。
本発明は、主に高齢者向けあるいは幼児向けにて使用するテーブル天板として有効な発明である。
本実施形態のテーブル天板1は、図1及び図2に示すように、天板本体2と、天板本体2の上面に形成された表面層7と、天板本体2の側面全周に配置された額縁部8とを有する。
天板本体2は、矩形状の枠芯3とその枠芯3内に配置された中芯4とを有する芯体部を備える。枠芯3は、合板などの木製の材料を組み立てて構成されている。その中に充填される中芯4には、例えば、スチレンフォームが適用される。
その芯体部の上面に表面下材5としての合板が水平に固定されている。
また枠体部の下面には、裏面板6が固定されている。裏面板6は、例えば、白色の耐水紙が表面に貼り合わされた合板からなる。この裏面板6が、天板の裏面を形成する。
そして、天板本体2の表面下材5の上に、表面層7が形成されている。
表面層7は、図3に示すように、天板表面を形成する表面保護層11と、その裏面に配置された弾性を有する緩衝層10とを有する。
表面保護層11は、皮革、合成皮革又は布からなる。厚さは例えば、0.5mm以上3mmである。
合成皮革は、例えば、塩ビレザー(レザー調に製造された塩化ビニル)からなる。
皮革、合成皮革及び布は、可撓性を有するが、伸縮性が低いことから、その上において、紙を置いて、鉛筆やボールペンで文字を書いても、問題無く書くことだけの剛性を確保可能となる。すなわち、表面保護層11は可撓性を有する事で、衝撃を下層の緩衝層10に伝達して有効に衝撃を緩衝層10で有効に吸収出来ると共に、紙に文字を書く程度の圧に対して孔が空くことがないだけの剛性を有する。
皮革としては、例えば動物の皮からなる本革、牛革などが例示出来る。
布としては、厚手の表面に凹凸の少ない布が好ましい。
緩衝層10は、衝撃を吸収可能な弾性を有する材料からなる。その緩衝層10は、例えば発泡倍率が3以上30倍以下の発泡ポリオレフィン系樹脂、発泡ゴムからなる。緩衝層10の弾性は、硬度が5〜40に設定されている。好ましくは20〜40の固めの弾性であることが好ましい。文字を書く程度の力には、さほど変形することない程度の硬度の弾性を有することが好ましい。
ここで、発泡ポリオレフィン系樹脂に使用されるポリオレフィン系樹脂としては、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリブテン、ポリイソプレン、ポリメチルペンテン、エチレン−プロピレン共重合体、エチレン−酢酸ビニル共重合体、エチレン−α−オレフィン共重合体、エチレン−エチルアクリレート共重合体、エチレン−不飽和カルボン酸共重合体金属中和物(アイオノマー)等、或いはそれらの2種以上の混合物等から適宜選択して使用することができる。中でも、寸法安定性などの面で、ホモポリプロピレン、ランダムポリプロピレン、ブロックポリプロピレン、プロピレン−α−オレフィン共重合体などのポリプロピレン系樹脂が最も適している。
発泡ゴムとしては、CR、EPDMなどが例示出来る。
緩衝層10を発泡ポリオレフィン系樹脂や発泡ゴムで構成する場合、発泡ポリオレフィン系樹脂や発泡ゴムの発泡倍率が3倍以上30倍以下となるよう調整する。すなわち、上記のポリオレフィン系樹脂やゴムに対し、発泡剤、充填剤を添加して、その添加量や発泡方法、発泡条件を適宜調整して、目的の発泡倍率とする。
ここで、発泡倍率が3倍より低いと硬すぎて痛みを和らげることが出来ず、30倍を越えると紙を置いての筆記作業が困難なものとなる。
緩衝層の厚さは1mm以上30mm以下が好ましい。1mmより薄いとゆっくり重圧がかかった場合の痛みを和らげるだけの弾性を付与することが困難になり、30mmを越えるとゆっくり重圧がかかった後の表面の凹みの戻りが悪くなる。
また、天板側面を構成する額縁部8が、天板本体2の側面全周に配置される。具体的には、天板本体2を構成する枠体の側面に図2に示すような段差を形成し、その段差に嵌め込むようにして額縁部8が取り付けられている。
額縁部8は、加工性に優れ、また衝突が吸収可能な材料で構成することが好ましい。額縁部8は、例えば、ウレタン樹脂をモールド成型して構成する。額縁部8は、硬質ゴムなどから構成されていても良い。この額縁部8の厚さは、例えば2mm以上15mm以下とする。
(性能例その他)
以上のようなテーブル天板1として、表面保護層11を1mmの塩ビレザーとし、緩衝層10を、2mmの発泡ポリオレフィン系樹脂で構成して、次の評価を行った。
なお、発泡ポリオレフィン系樹脂からなる緩衝層10は、エチレン・酢酸ビニル共重合物に充填剤として炭酸カルシウムを配合し、コンパウンド後10倍発泡させ、2mm厚にスライスして製造した
そして、以上の天板の上においた紙に対し、HBの鉛筆及びボールペンにて紙に文字を書いたが、不安定でなく書くことが出来きた。すなわち、ペン先が表面保護層11を突き破ることなく書くことができた。
また、5人の被験者を対象に前記テーブル天板上面に肘をついて20kgの荷重が肘に掛かるようにして立ち上がった際にも特に痛みを訴える被験者はなかった。
また、30cm上方から矩形の積み木(17g)を落下させてみたが、表面を突き破ることはなかった。
このように、本実施形態にテーブル天板1は、表面保護層11の下層に弾性の緩衝層10を有することで、衝撃吸収が可能となると共に、緩衝層10の上に皮革、合成皮革又は布からなる表面保護層11を構成することで、衝突の際の緩衝層10による変形を許容しつつ、表面上での紙にボールペンなどによって文字の記入が可能なだけの剛性を表面に確保可能となる。
また、表面保護層11を、皮革、合成皮革又は布とすると、表面も多少の弾性を有することで、緩衝層10による衝撃吸収能がより有効に発揮させることが出来る。
以上のように、本実施形態のテーブル天板1は、主に高齢者向けあるいは幼児向けにて使用するテーブル天板1として好適である。
1 テーブル天板
7 表面層
8 額縁部
10 緩衝層
11 表面保護層

Claims (7)

  1. 天板本体と、上記天板本体の上面に形成された表面層と、を少なくとも備え、
    上記表面層は、厚さが1mm以上30mm以下で、JIS K6253に準拠して測定した硬度が5以上40以下の弾性を有する緩衝層と、その緩衝層上に形成された表面保護層とを有し、
    上記緩衝層は、発泡倍率が3倍以上30倍以下の発泡ポリプロピレン系樹脂からなり、
    上記表面保護層は、厚さが0.5mm以上3mm以下で、皮革又は合成皮革からなり、
    上記天板本体は、矩形状の枠芯と、その枠芯内に配置された中芯と、を有する芯体部を備える
    ことを特徴とするテーブル天板。
  2. 上記表面保護層は合成皮革からなり、その合成皮革は塩ビレザーである
    ことを特徴とする請求項に記載したテーブル天板。
  3. 天板側面の額縁部は、ウレタン樹脂から構成されている
    ことを特徴とする請求項1又は請求項に記載したテーブル天板。
  4. 上記天板本体と上記表面層との間に位置し、上記芯体部の上面全てを覆う表面下材をさらに備える
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載したテーブル天板。
  5. 上記枠芯は、木製材料からなり、
    上記中芯は、スチレンフォームからなる
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載したテーブル天板。
  6. 上記枠芯と上記中芯とは、同じ厚さである
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載したテーブル天板。
  7. 天板側面に額縁部を備え、
    上記表面層は、上記額縁部の上端に形成されておらず、
    上記表面層の上面は、上記額縁部の上端よりも高い
    ことを特徴とする請求項1〜請求項のいずれか1項に記載したテーブル天板。
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