JP6747205B2 - 車両用制御装置 - Google Patents

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Description

本発明は、車両用制御装置に関し、詳しくは、車両に搭載され、システムを停止するための停止操作がなされたときには複数の終了処理を実行する処理装置を備える車両用制御装置に関する。
従来、この種の車両用制御装置としては、車載電装品に電力を供給する車両用電源をオフにするものが提案されている(例えば、特許文献1参照)。この装置では、システムを停止するためにエンジンスイッチが操作された場合において、電源状態をオフにするときには、ユーザの位置および車載電装品の使用状況の少なくとも一方に基づいて車両用電源をオフにする。これにより、ユーザが電装品を使用しているにも拘わらず電源がオフにされることを抑制している。
特開2010−64607号公報
しかしながら、上述の車両用制御装置では、ユーザによりシステムを停止するための操作がなされてから比較的短時間でシステムを起動するための起動操作をすると、車両用電源をオフする処理が終了するのを待って、システムを起動する処理を開始する。そのため、ユーザが起動操作をしてから車両のシステムが起動するまで比較的長い時間を要してしまう。
本発明の車両用制御装置は、ユーザによりシステムの起動操作がなされたときに、より迅速に車両を起動することを主目的とする。
本発明の車両用制御装置は、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明の車両用制御装置は、
システムを停止するための処理を実行する処理装置を備える車両用制御装置であって、
前記処理装置は、システムを停止するための停止操作がなされたときには、複数の終了処理のうち、前記停止操作がなされてからシステムを起動するための起動操作がなされるまでの時間として予測される予測時間内に終了可能な処理を実行する、
ことを要旨とする。
この本発明の車両用制御装置では、システムを停止するための停止操作がなされたときには、複数の終了処理のうち、停止操作がなされてからシステムを起動するための起動操作がなされるまでの時間として予測される予測時間内に終了可能な処理を実行する。これにより、起動操作がなされたときには、実行途中の終了処理がないから、迅速にシステムを起動することができる。
こうした本発明の車両用制御装置において、前記処理装置は、前記複数の終了処理のうち、前記予測時間内に終了可能な範囲内で、且つ、処理の実行に要する実行時間が小さい処理から順番に実行する、ものとしてもよい。こうすれば、車両を起動するまでに、より多くの終了処理を実行することができる。
また、本発明の車両用制御装置において、前記処理装置は、前記複数の終了処理のうち、前記予測時間内に終了可能な範囲内で、且つ、優先度の高い処理として予め定められた処理から順番に実行する、ものとしてもよい、こうすれば、車両を起動するまでに、複数の終了処理のうち優先度の高い処理をより確実に実行することができる。
本発明の一実施例としての車両20の構成の概略を示す構成図である。 実施例のHVECU70のCPUによって実行されるシステム停止処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。 判定用予測時間tprが和(ta+tb+tc+td)以上和(ta+tb+・・・+te)未満であるときのシステムの状態の時間変化と各終了処理の所要時間ta〜tfとの関係を一例を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としての車両20の構成の概略を示す構成図である。実施例の車両20は、エンジン22と、遊星歯車機構30と、モータMG1,MG2と、インバータ41,42と、高圧バッテリ44と、低圧バッテリ46と、ハイブリッド用電子制御ユニット(以下、「HVECU」という)70と、を備える。
遊星歯車機構30は、シングルピニオン式の遊星歯車機構として構成されている。この遊星歯車機構30は、サンギヤがモータMG1の回転子に接続され、キャリアがエンジン22のクランクシャフト26に接続され、リングギヤが駆動輪36a,36bにデファレンシャルギヤ34を介して連結された駆動軸32に接続されている。
高圧バッテリ44は、システムメインリレー43を介してインバータ41,42に接続されると共に、システムメインリレー43とDC/DCコンバータ45とを介して低圧バッテリ46に接続されている。
低圧バッテリ46は、図示しないメータやインフォメーションディスプレイなどの各種補機類に接続されている。
ITS用電子制御ユニット(以下、「ITSECU」という)52は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポートを備える。
ITSECU52には、高度道路交通システム(ITS)90を構成する各種システムからの情報、例えば、信号機からの信号情報や道路情報など路車間通信システムからの情報が無線通信を介して入力されている。
ITSECU52は、車載インフォティメント用電子制御ユニット(以下、「IVIECU」という)54と通信ポートを介して接続されており、必要に応じて、IVIECU54と各種信号やデータのやりとりを行なっている。
IVIECU54は、図示しないCPUを中心とするマイクロプロセッサとして構成されており、CPUの他に、処理プログラムを記憶するROMやデータを一時的に記憶するRAM,入出力ポートを備える。
IVIECU54には、車両の周辺を監視する周辺監視機器56からの信号が入力ポートを介して入力されている。周辺監視機器56としては、例えば、車両の後部中央に取り付けられたミリ波レーダや、車両前方に設置されて車両前方の風景画像を動画や静止画として撮影可能なカメラを挙げることができる。
IVIECU54は、ITSECU52,HVECU70と通信ポートを介して接続されており、必要に応じて、各種信号やデータのやりとりを行なっている。
HVECU70は、図示しないCPUを中心とするマイクロコンピュータとして構成されており、CPUの他に、図示しないが、処理プログラムを記憶するROMや一時的にデータを記憶するRAM,入出力ポート,通信ポートとを備える。
HVECU70には、各種センサからのデータが入力ポートを介して入力されている。各種センサからのデータとしては、運転席前面のパネルに取り付けられたパワースイッチ80からのプッシュ信号やユーザがシートに着座していることを検出する着座センサ82からの着座信号Ssit,モータMG1,MG2の回転子の回転位置を検出する回転位置検出センサからの回転位置やモータMG1,MG2の各相の電力ラインに取り付けられた電流センサからの相電流,高圧バッテリ44の出力端子近傍に取り付けられた電圧センサおよび電流センサからの出力電圧および出力電流,シフトポジションセンサからのシフトポジション,アクセルペダルポジションセンサからのアクセル開度,車速センサからの車速などを挙げることができる。
HVECU70からは、各種制御信号などが出力されている。各種制御信号としては、インバータ41,42のスイッチング素子へのスイッチング制御信号やシステムメインリレー43への駆動信号,DC/DCコンバータ45への駆動信号,パワースイッチ80に内蔵されたインジケータ81への点灯信号などが出力されている。
HVECU70は、IVIECU54と通信ポートを介して接続されており、必要に応じてデータや制御信号のやりとりを行なう。
HVECU70は、パワースイッチ80が所定時間未満(例えば3秒未満)だけ押された短押しのプッシュ信号を入力する毎に、システムメインリレー43による高圧バッテリ44や低圧バッテリ46の接続は解除されているが低圧バッテリ46からの電力で補機類を駆動可能なアクセサリーオン(ACCON),高圧バッテリ44をシステムメインリレー43によりインバータ41,42の電力ラインに接続してシステムを起動状態とするイグニッションオン(IGON),システムメインリレー43による高圧バッテリ44の接続を解除してシステムを停止状態とするイグニッションオフ(IGOFF)の各状態がこの順に繰り返すよう制御する。HVECU70は、走行中に一定時間以内にパワースイッチ80から複数の短押しのプッシュ信号を入力したときやパワースイッチ80が所定時間以上押された長押しのプッシュ信号を入力したときには、エンジン22,モータMG1,MG2の駆動を停止した後にシステムメインリレー43による高圧バッテリ44や低圧バッテリ46の接続を解除してシステムを停止状態とする。
HVECU70は、システムを停止状態とする際には、複数の終了処理を順番に実行する。複数の終了処理としては、エンジン22を停止するためのエンジン停止処理や、システムメインリレー43をオフして高圧バッテリ44とインバータ41,42の電力ラインとの接続を解除する高圧遮断処理、各種制御を行なうためのアプリケーションにおけるパラメータや設定値などの情報を図示しないメモリに書き込む複数のメモリ書き込み処理をこの順で実行する。メモリ書き込み処理としては、車両20のシステムの起動・停止状態の制御を実行するためのアプリケーションにおけるメモリ書き込み処理(以下、「メモリ書き込み処理1」という)や,走行時における制御を実行するためのアプリケーションにおけるメモリ書き込み処理(以下、「メモリ書き込み処理2」という),高圧バッテリ44の蓄電状態を管理するためのアプリケーションにおけるメモリ書き込み処理(以下、「メモリ書き込み処理3」という),DC/DCコンバータ45を制御するためのアプリケーションにおけるメモリ書き込み処理(以下、「メモリ書き込み処理4」という)などを挙げることができる。これらの終了処理は、処理を実行している途中で中断することができない。
次に、こうして構成された実施例の車両20のシステムを停止する際の動作について説明する。図2は、実施例のHVECU70のCPUによって実行されるシステム停止処理ルーチンの一例を示すフローチャートである。このルーチンは、システムが起動状態でパワースイッチ80から短押しのプッシュ信号が入力されたとき、すなわち、ユーザによりシステムを停止するための停止操作がなされたときに実行される。
本ルーチンが実行されると、HVECU70は、所要時間ta〜tfや判定用予測時間tprなど処理に必要なデータを入力する処理を実行する(ステップS100)。所要時間ta〜tfは、それぞれ上述したエンジン停止処理,高圧遮断処理,メモリ書き込み処理1〜4の実行の開始から終了までに要する時間として予め定められた時間であり、例えば、所要時間ta〜tfから順に1秒,1秒,0.5秒,0.5秒,0.5秒,0.5秒などである。判定用予測時間tprは、システムが起動した状態でパワースイッチ80が短押しされて、すなわち、システムを停止するための停止操作がなされてから、次にパワースイッチ80が短押しされる、すなわち、システムを起動するための起動操作を行なうまでの時間として予測される時間である。判定用予測時間tprは、IVIECU54により設定されたものを通信により入力している。
ここで、IVIECU54による判定用予測時間tprの設定について説明する。IVIECU54は、システムを停止するための停止操作がなされると、最初に、周辺監視機器56からの信号や信号機情報,プッシュ信号,ブレーキペダルポジションBP,着座信号Ssitなど処理に必要データを入力する。信号機情報は、ITS90から無線通信により送信された情報をITSECU52を介して入力する。プッシュ信号,ブレーキペダルポジションBP,着座信号Ssitは、パワースイッチ80からのプッシュ信号や図示しないブレーキペダルの踏み込み量を検出するブレーキペダルポジションセンサからのブレーキペダルポジションBP,着座センサ82からの着座信号Ssitを通信を介してHVECU70から入力する。
続いて、車両情報に基づく各条件が成立しているか否かを判定する。各条件としては、以下の条件を挙げることができる。
(1)ブレーキペダルポジションBPが閾値を超えており、ブレーキペダルがオンされている条件。すなわち、ユーザが発進のためのシステム起動を意図しているためブレーキペダルを踏んでいるとき。なお、この場合、ユーザは、システムが起動している状態での車両停止時に車両を発進させる必要が生じたが、誤ってパワースイッチ80を短押してシステムを停止してしまっており、比較的短時間にシステムを起動するためにパワースイッチ80を短押して車両を発進させると考えられる。
(2)着座信号Ssitがオンである条件。すなわち、ユーザが発進のためのシステム起動を意図しているため降車していないとき。なお、この場合、ユーザは比較的短時間にシステムを起動するためにパワースイッチ80を短押して車両を発進させると考えられる。
(3)システムを停止する操作を行なったときの信号機情報が赤信号(停止)である条件。すなわち、ユーザが信号待ちによる燃費の低下を抑制するためにシステムを停止しているとき。なお、この場合、ユーザは、信号が青信号(進行可)に切り替わるとシステムを起動するためにパワースイッチ80を短押して車両を発進させると考えられる。
(4)システムが起動状態にあるときに車両が走行している状態で一定時間以内に複数のプッシュ信号がパワースイッチ80から入力されることにより、システムを停止した場合においては、周辺監視機器56からの信号により後続車の車速が所定値以上であり、後続車との車間距離が所定距離以下である条件。すなわち、後続車からの衝突回避をする必要があるとき。なお、この場合、ユーザは、緊急発進をしようとしてシステムを起動するためにパワースイッチ80を短押して車両を発進させると考えられる。
IVIECU54は、上記(1)〜(4)の全ての条件が成立しないときには、通常のシステムの停止操作から起動操作までに要する時間の最小値として予め定められた時間(例えば、10秒,15秒,20秒など)を判定用予測時間tprに設定する。上記(1)〜(4)の条件のうち少なくとも1つが成立したときには、通常より早期にシステムを起動するための起動操作がなされると判断して、上記(1)〜(4)の条件毎に予め定められている予測時間(例えば、上記(1)〜(4)の条件から順に、0.8秒,1.5秒,3秒,4秒など)を判定用予測時間tprに設定する。以上、IVIECU54による判定用予測時間tprの設定について説明した。
続いて、判定用予測時間tprと所要時間taとを比較する(ステップS110)。判定用予測時間tprが所要時間ta未満であると判定されたときには、上述した複数の終了処理のうちの最初の処理であるエンジン停止処理を実行すると、次にパワースイッチ80が短押しされるまでにエンジン停止処理を終了することができないと判断して、終了処理を実行することなく、次にパワースイッチ80の短押しによるプッシュ信号の入力を待って(ステップS120)、本ルーチンを終了する。これにより、エンジン停止処理の終了を待つ必要がなく、次に、ユーザがパワースイッチ80を短押ししたときに迅速にシステムを起動することができる。
判定用予測時間tprが所要時間ta以上であると判定されたときには、判定用予測時間tprと所要時間ta,tbの和(ta+tb)とを比較する(ステップS130)。判定用予測時間tprが和(ta+tb)未満であるときには、次にパワースイッチ80が短押しされるまでに、上述した複数の終了処理のうちの最初の処理であるエンジン停止処理までは終了できるが、次の処理である高圧遮断処理の実行を開始してもその実行を終了することができないと判断して、エンジン停止処理を実行して(ステップS140)、本ルーチンを終了する。このように、複数の終了処理のうち、ユーザがパワースイッチ80を短押しするまでに確実に終了が可能なエンジン停止処理を実行するから、次に、ユーザがパワースイッチ80を短押ししたときに迅速にシステムを起動することができる。
判定用予測時間tprが和(ta+tb)以上であると判定されたときには、判定用予測時間tprと所要時間ta,tb,tcの和(ta+tb+tc)とを比較する(ステップS150)。判定用予測時間tprが和(ta+tb+tc)未満であるときには、次にパワースイッチ80が短押しされるまでに、上述した複数の終了処理のうちのエンジン停止処理および高圧遮断処理は終了できるが、メモリ書き込み処理1の実行を開始してもその実行を終了することができないと判断して、エンジン停止処理および高圧遮断処理を実行して(ステップS160)、本ルーチンを終了する。このように、複数の終了処理のうち、ユーザがパワースイッチ80を短押しするまでに確実に終了が可能なエンジン停止処理,高圧遮断処理を実行するから、次に、ユーザがパワースイッチ80を短押ししたときに迅速にシステムを起動することができる。
判定用予測時間tprが和(ta+tb+tc)以上であると判定されたときには、判定用予測時間tprと所要時間ta〜tdの和(ta+tb+tc+td)とを比較する(ステップS170)。判定用予測時間tprが和(ta+tb+tc+td)未満であるときには、次にパワースイッチ80が短押しされるまでに、上述した複数の終了処理のうちのエンジン停止処理〜メモリ書き込み処理1までは終了できるが、メモリ書き込み処理2の実行を開始してもその実行を終了することができないと判断して、エンジン停止処理〜メモリ書き込み処理1までを実行して(ステップS180)、本ルーチンを終了する。このように、複数の終了処理のうち、ユーザがパワースイッチ80を短押しするまでに確実に終了が可能なエンジン停止処理〜メモリ書き込み処理1までを実行するから、次に、ユーザがパワースイッチ80を短押ししたときに迅速にシステムを起動することができる。
このように、判定用予測時間tprと各終了処理の所要時間ta〜tfの和とを順次比較して、次にパワースイッチ80が短押しされるまでに、上述した複数の終了処理のうちのどの処理まで終了可能かどうかを順次調べ、エンジン停止処理から終了可能な処理まで実行する。そして、判定用予測時間tprが和(ta+tb+・・・+tf)以上であると判定されたときには(ステップ210)、全ての終了処理を実行して(ステップS230)、本ルーチンを終了する。このように、複数の終了処理のうち、ユーザがパワースイッチ80を短押しするまでに確実に終了が可能な処理までを実行するから、次に、ユーザがパワースイッチ80を短押ししたときに迅速にシステムを起動することができる。
図3は、判定用予測時間tprが和(ta+tb+tc+td)以上和(ta+tb+・・・+te)未満であるときのシステムの状態の時間変化と各終了処理の所要時間ta〜tfとの関係を一例を示す説明図である。図示するように、パワースイッチ80が短押しされてイグニッションがオフの状態となってから(時間t1)判定用予測時間tprが経過したときにパワースイッチ80が短押しされてイグニッションオンの状態となると(時間t2)、エンジン停止処理からメモリ書き込み処理2までは終了できるが、メモリ書き込み処理3については終了できない。各終了処理は、途中で処理を終了することができないから、判定用予測時間tprが和(ta+tb+tc+td)以上和(ta+tb+・・・+te)未満であるときにメモリ書き込み処理3を実行すると、メモリ書き込み処理3の実行が終了するのを待ってシステムを起動することになる。実施例では、判定用予測時間tprが和(ta+tb+tc+td)以上和(ta+tb+・・・+te)未満のときには、エンジン停止処理からメモリ書き込み処理2まで実行し、メモリ書き込み処理3を実行しないから、終了処理が途中で終了したり実行途中の処理の終了を待ってシステムを起動することを抑制することができる。これにより、より確実に迅速にシステムを起動することができる。
以上説明した実施例の車両20によれば、システムを停止するための停止操作がなされたときには、複数の終了処理のうち、判定用予測時間tpr内に終了可能な処理を実行するから、ユーザにより起動操作がなされたときに、より迅速にシステムを起動することができる。
実施例の車両20では、システムを停止状態とする際には、エンジン停止処理と、高圧遮断処理と、メモリ書き込み処理1〜4をこの順で実行している。しかしながら、各終了処理を行なう順番は、適宜変更してもよく、例えば、所要時間ta〜tfが短い処理から順に実行してもよい。こうすれば、より多くの終了処理を実行することができる。また、優先度の高い処理を先に実行してもよい。こうすれば、より確実に優先度の高い処理を実行することができる。
実施例の車両20では、システムを停止状態とする際には、エンジン停止処理と、高圧遮断処理と、メモリ書き込み処理1〜4をこの順で実行しているが、これらの処理に限定されるわけではなく、その他の処理を実行してもよい。
実施例では、本発明を、エンジン22とモータMG1,MG2を備えるハイブリッド自動車に適用しているが、例えば、走行用の駆動源としてエンジンのみを備えている車両など、如何なる車両にも適用しても構わない。
実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係について説明する。実施例では、ITSECU52とIVIECU54とHVECU70とが「処理装置」に相当する。
なお、実施例の主要な要素と課題を解決するための手段の欄に記載した発明の主要な要素との対応関係は、実施例が課題を解決するための手段の欄に記載した発明を実施するための形態を具体的に説明するための一例であることから、課題を解決するための手段の欄に記載した発明の要素を限定するものではない。即ち、課題を解決するための手段の欄に記載した発明についての解釈はその欄の記載に基づいて行なわれるべきものであり、実施例は課題を解決するための手段の欄に記載した発明の具体的な一例に過ぎないものである。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、車両用制御装置の製造産業などに利用可能である。
20 車両、22 エンジン、26 クランクシャフト、30 遊星歯車機構、32 駆動軸、34 デファレンシャルギヤ、36a,36b 駆動輪、41,42 インバータ、43 システムメインリレー、44 高圧バッテリ、45 DC/DCコンバータ、46 低圧バッテリ、52 ITS用電子制御ユニット(ITSECU)、54 車載インフォティメント用電子制御ユニット(IVIECU)、56 周辺監視機器、70 ハイブリッド用電子制御ユニット(HVECU)、80 パワースイッチ、81 インジケータ、90 高度道路交通情報システム(ITS)、MG1,MG2 モータ。

Claims (1)

  1. システムを停止するための複数の終了処理を実行する処理装置を備える車両用制御装置であって、
    前記処理装置は、システムを停止するための停止操作がなされたときには、前記停止操作がなされてからシステムを起動するための起動操作がなされるまでの時間として予測される予測時間を車両情報に基づく複数の条件が成立しているか否かの判定結果に基づいて設定し、複数の前記終了処理のうち前記予測時間内に終了可能な処理のみを実行する、
    車両用制御装置。

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