JP6746770B1 - ブラッシング方法 - Google Patents
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Abstract
Description
歯磨き(以下ブラッシングという)において大事なことは、各個人の口腔状態を熟知したブラッシングの専門知識を持つ人が処方をした歯ブラシを使用するか、あるいは使用者自身の口腔内の理解を深めて意識してカスタマイズした歯ブラシを使用することにより、各歯に対し適正なブラッシングが可能となるのである。
そして、可及的に部分的区分、エリアごとにブラッシングをすることでブラッシングの圧をコントロールできるのであり、そのためには、一本、一本の歯のブラシング意識からさらに1歯5面を有することから一面、一面のブラッシング意識へと変化、認識をさせることが必要である。
さらには、口腔内疾患から身を守り、口腔機能の維持、健康増進するためには、口腔疾患原因菌を含む口腔プラークの排除が必要である。そのひとつの方法にブラッシングがある。
そこで硬組織付着プラークはもちろん舌や歯肉をはじめとする軟組織に付着しているプラークの除去に加えて血行促進、マッサージ効果による唾液分泌効果、歯肉引き締めによる食物残渣のポケット進入阻止効果、無意識から意識化効果、モチベーション維持なども重要なブラッシング目的となる。
この発明は、1本の歯ブラシの先端形状と全体形状の自由度を持たせて、使用者個人の口腔内環境に適切化したブラッシングを可能とする。
この実施形態にかかる歯ブラシ1の構成について説明する。
この実施形態にかかる歯ブラシ1は、ホルダ部材2と、ネック部材3と、ヘッド部材4,5,6,7とを備える。歯ブラシ1の各構成部品のホルダ部材2、ネック部材3、およびヘッド部材4,5,6,7の角部は、適宜に面取り加工されている。また、歯ブラシ1は、たとえば透明またはその他の色に着色された樹脂部材を主要な材質として構成されている。なお、歯ブラシ1においては、たとえば毛束40〜60を固定する部位に用いられる真鍮のように、少なくとも一部が樹脂部材以外の部材から構成されていても良い。
ホルダ部材2は、図1〜図6に示すように、ほぼ円筒形状をなすが、円筒形状でない筒形状でも良い。ホルダ部材2には、スライド孔20が、ホルダ部材2の中心線方向(長手方向A。以下「ホルダ部材2の長手方向A」と称する)に貫通して設けられている。図6に示すように、スライド孔20の断面形状は四角形状となっているが、それ以外の形状であっても良い。
また、図1に示すように、ホルダ部材2の一端には、略球形状のフロント部材21が設けられている。このフロント部材21はホルダ部材3に対して着脱自在であり、ネック部材3の固定及び動きのコントロールを可能としている。すなわちフロント部材21の孔21aの断面形状はネック部材3の断面形状と同一であり、ネック部材3がスライドできる大きさである。
図16に示すように歯ブラシのホルダ部2の後端部に、バランス部材100、あるいは他のネック部材(図示せず)を取り付けることができる。他のネック部材は、図1に示すヘッド部材4,5,6,7を備えたネック部材3と同一のもので良いし、ほかの形状でもよい。この他のネック部材を付けた効果は、ブラッシングの対応性がよくなり、ブラシの歯に対する処方が2倍できるので効果が倍増する。
バランス部材100は、ホルダ部材2を保持した時の指先の保持力を、過度な歯牙と歯肉への圧力を最小限にする効果を有する。あるいは使用者のホルダ部材2を持つ位置の変化による歯ブラシの不安定さや、指でホルダ部材2の後ろを持ったとき重心位置が前にずれることによる歯ブラシの不安定さを解消する効果を有する。また、バランス部材100は球形にすると頬粘膜のマッサージができる。
図11(A)に示すように、ネック部材3の断面形状は、四角柱形状に近似していて下辺の両端の角部は直角で上面両端は湾曲している。一方、スライドヘッド部材6の孔61の断面形状はネック部材3の断面形状と同一である。そのため、スライドヘッド部材6をネック部材3に装着するときに、上下方向を間違えることがない。スライドヘッド部材5、7についても同様である。しかし、ネック部材3は、スライド孔20の断面形状に対応じた形状であれば、上記の形状以外の形状であっても良い。なお、ネック部材3の長手方向Aとホルダ部材2の長手方向Aとは、図1(A)、図2(A)等に示すように一致する。
ネック部材3は、フラント部材21側がわずかに細くなっている。その範囲は、ネック部材3の後端(図1の右端)から、ネック部材3全体の3分の2の長さの位置3aまでである(図1参照)。
図1〜図4に示すように、ヘッド部材4,5,6,7は、ネック部材3の一端部分に装着されている。ヘッド部材4,5,6,7は、4個に分割されている。4個のヘッド部材4,5,6,7の正面には、それぞれ、毛束40,50,60,70が起設されている。
4個のヘッド部材4,5,6,7のうち、1個のヘッド部材4は、ネック部材3の一端部分の先端に一体に固定されている固定ヘッド部材4である。
3個のヘッド部材5,6,7は、ネック部材3に、ネック部材3の長手方向Aにスライド可能に装着されているスライドヘッド部材5,6,7である。なお、スライドヘッド部材は、3個には限られず、1個以上であれば幾つ設けても良い。
図11(B)に示すように、ネック部材3の正面と、ネック部材3の正面に対向する第3スライドヘッド部材7のスライド孔71の対向面との間には、隙間Cが設けられている。このような隙間Cの存在により、第3スライドヘッド部材7は、ネック部材3に、第3スライドヘッド部材7のスライド方向に対して交差(直交)する方向(図11(B)中の実線矢印の方向および反対方向)に移動可能に装着されている。なお、この例では、第3スライドヘッド部材7の毛束70に対し、長手方向Aにおいて所定の力(たとえば200g)の圧力が作用すると、第3スライドヘッド部材7がネック部材3に対して移動する。上記の説明は、スライドヘッド部材7の
図12および図13に示すように、ネック部材3の正面には、3個のスライドヘッド部材5,6,7の適正使用位置を表示する表示部31,32が、2本付されている。
2本の表示部31,32は、ネック部材3の表面から凹んだV形状の凹部(すなわち刻み目)から構成されている。なお、表示部31,32は、1本でも良く、3本以上でも良い。また、表示部31,32は、V形状以外の形状の凹部であっても良い。さらに、表示部31,32を形作る面は、凸面あるいは平面状でも良く、曲面状でも良く、さらに色彩の変化によって表示部を作成できる。
図8に示すように、固定ヘッド部材4の毛束40は、2行2列に配置されている。第1スライドヘッド部材5の毛束50および第2スライドヘッド部材6の毛束60は、2行3列に配置されている。第3スライドヘッド部材7の毛束70は、2行3列の配置に、さらに1行2列の配置を追加した状態となっている。
図5および図6に示すように、ホルダ部材2とネック部材3とには、ネック部材3がホルダ部材2から長手方向Aに突出する長さを調整する長さ調整機構22,33,34が設けられている。長さ調整機構22,33,34は、係合孔22と、弾性部33と、係合凸部34とを有する。
このため、係合凸部34は、係合孔22に容易に係合できる。なお、係合凸部34と係合孔22との係合状態は、係合凸部34の外側面と係合孔22の内側面とが相互に当接している状態である。
この実施形態にかかる歯ブラシ1は、以上のごとき構成からなり、以下、この実施形態にかかる歯ブラシ1の作用について説明する。
まず、長さ調整機構の係合凸部34と係合孔22との係合状態の解除について、図5、図6を参照して説明する。図5(A)、図6(A)に示すように、係合凸部34と係合孔22とが相互に係合している状態の時は、ネック部材3がホルダ部材2に保持されている。そして、ネック部材3がホルダ部材2から長手方向Aに突出する長さを調整する場合は、係合凸部34と係合孔22との係合状態を解除する必要がある。
図14に示すように、毛束40,50,60,70により、歯81,82,83,84,85,86,87(以下「歯81から87」と称する)を磨く場合、使用者が自分の歯81から87に合わせてスライドヘッド部材5,6,7をスライド調整することができる。たとえば、図1(A),(B)、図3、図4等に示すように、3個のスライドヘッド部材5,6,7を固定ヘッド部材4側にスライドさせて、4個のヘッド部材4,5,6,7を相互に密着させて1つにまとめる。
ネック部材3の長さを調整し、かつスライドヘッド部材5,6,7をスライド調整した後に、図14に示すように、ヘッド部材4,5,6,7の毛束40,50,60,70により、歯81から87を磨く。
ホルダ部材2の持ち方として、いわゆる鉛筆を持つときのペングリップと物を握るときのパームグリップがあるが、ペングリップの方が微細なブラッシングができる。なぜなら力のコントロールを安定化させるためにバランス部材100を付けることによって最小の指先の力によるコントロールができ、かつ毛先の状態を指先に感じることができる。オーラルブラッシングは歯牙1本1本のブラッシングの積み重ねであり、歯牙1本1本の隅々までブラッシングするために、本来歯牙1本1本を指先で触れることにより歯牙を感じることであるが、本発明においてはその指先の代わりとして固定ヘッド部材4を使っている。
プラーク形成機序として頬粘膜の口腔の細菌が遊離して歯面に付着して繁殖、形成されることをスタート起点とする。この頬粘膜に付着している細菌を除去するためにブラッシングを行うのであり、かつマッサージ効果により唾液分泌促進等がされる。
口腔内歯列および歯牙の特徴は、次の通りである。すなわち、下顎の骨は上顎の骨より緻密である。鼓形空隙(歯と歯の間)は内側が外側より広い。歯頚線は曲線である。歯の表面はすべて凸形状ではない。及び1歯5面を持つ。したがって、ブラッシングは、次の通り従来の限定された条件のもとにおこなわれている。
1)口腔内に歯ブラシを、きき手を使って前方から挿入するが、根本的にブラッシング機材は異物であるため、無意識レベルで挿入を拒んでいる。
2)そのとき指先にブラシヘッドが近いほど実感覚を伴うが目視により細部を確認した方がよい。
3)口唇開口により一部の前歯は目視しやすく、歯列は舌圧および頬粘膜、口唇圧を受けている。
その結果、依然として、噛む面、歯の縁、歯の間は3大磨き残しエリアとして残っている。そのため、歯間ブラシ、デンタルフロスの補助清掃部材が使われていた。
しかし、歯は側方圧に弱いが、従来の歯ブラシでは、歯と歯の間を毛先を挿入しようとするとブラシによる過度な側方圧を加えてしまう。更に歯頚線は直線でなく曲線であるためブラシの直線運動に対して歯肉の退縮及び歯牙の楔状欠損と問題が残っている。
デンタルフロスでは、使用の際はピンと張ってその張力を利用してコンタクトポイントと歯間を清掃するものであるが、実際の歯の表面形状はすべて凸面でなく凹面をも持つため、凹面部分の清掃はできない。
歯間ブラシは、直線の金属等の芯の周囲にナイロン毛が植毛されたものでありこれを用いて歯間部を清掃するものである。これでは、噛む面、歯の縁、歯の面は3大磨き残しエリアをすべてブラッシングすることは非効率的である。
ここで、ヘッド部材4,5,6,7の毛束40,50,60,70が歯81から87に所定の力、すなわち、必要以上の力(一例として200g)の圧力以上の力で作用すると、第3スライドヘッド部材7が第2スライドヘッド部材6から離れ、また、第3スライドヘッド部材7がネック部材3に対して移動する。
この実施形態にかかる歯ブラシ1は、以上のごとき構成、作用からなり、以下、この実施形態にかかる歯ブラシ1の効果について説明する。
・自己に最適なブラシにより歯牙切削耗を抑える。すなわち歯に対する力、方向、動作を コントロールし物理的歯牙清掃を有害な力を減じながら行うことができる。
・歯牙圧の調整が可能となり、歯牙の弱点である側方圧をおさえて、1歯1歯その歯のコンディションに最適なブラッシングを行うことができる。
・軟組織に対しての加圧、マッサージ効果なども可能となる。
・ブラッシング効率の向上ならびに時間短縮ができ、ブラッシングを無意識行動から意識行動へ変える。
・使用者自身で力のコントロールの学習ができると共に、各個人口腔内環境(いわゆるオーラルコンディション)に適したブラッシングが可能となり、電子機器を用いてのブラッシング教育、処方が可能となる。
ホルダ部材の後尾に、他のホルダ部材あるいはバランス部材を付けたため、ホルダ部材2を保持した時の指先の保持力を、過度な歯牙と歯肉への圧力を最小限にする効果を有する。あるいは使用者のホルダ部材2を持つ位置の変化による歯ブラシの不安定さや、指でホルダ部材2の後ろを持ったとき重心位置が前にずれることによる歯ブラシの不安定さを解消する効果を有する。また、バランス部材100は球形にすると頬粘膜のマッサージができる。
表示部は診察した歯科診療所において付したり、あるいは歯ブラシの製造工程において付したりする。製造工程において付した場合は、数種類の表示部が付された歯ブラシを、歯科診療所に取りそろえておく。
固定ヘッド部材とスライドヘッド部材を用いて歯面及び咬合面を、1本1本の歯を感じながら、こきざみに振動させながら行い、その後、スライドヘッド部材を固定ヘッド部材に寄せて、前歯の内側面(舌側面)と外側(唇側面)を1本1本ごとにブラッシングするから、為害作用を最小限として、かつ3つの大きな磨き残しエリアからブラッシングを行うことができる。
個人の磨き方の癖の弊害を除去するため、スライドヘッド部材の位置を変化させて、歯ブラシの毛束の歯及び歯肉にあたる数、方向、力等が変化することにより、毛先の当たり方の変化が生じてブラッシングのムラによる磨き残しをなくすことができる。
ネック部材の正面に対向する第3スライドヘッド部材のスライド孔の対向面との間に隙間を作成し、またネック部材の中央部がわずかに細くすることで、ネック部材とスライドヘッド部材の摩擦度を落としているために、スライドヘッド部材が過度な力が加わると移動するため、使用者自らの力と方向のコントロールトレーニングができる。さらに最後尾のバランス部材を用いて、口腔粘膜のブラッシングとマッサージ等を行うことができる。
2 ホルダ部材
20 スライド孔
21 フロント部材
22 係合孔
3 ネック部材
31 第1表示部
32 第2表示部
33 弾性部
34 係合凸部
4 固定ヘッド部材(ヘッド部材)
40 毛束
5 第1スライドヘッド部材(ヘッド部材、スライドヘッド部材)
50 毛束
51 スライド孔
6 第2スライドヘッド部材(ヘッド部材、スライドヘッド部材)
60 毛束
61 スライド孔
7 第3スライドヘッド部材(ヘッド部材、スライドヘッド部材)
70 毛束
71 スライド孔
81 中切歯
82 側切歯
83 犬歯
84 第1小臼歯
85 第2小臼歯
86 第1大臼歯
87 第2大臼歯
A 長手方向(ホルダ部材2の中心線ホルダ部材2の長手方向、ネック部材3の長手方向、一方向)
C 間隙
100 バランス部材
Claims (4)
- ホルダ部材と、
前記ホルダ部材に、少なくとも一端部分が前記ホルダ部材から突出した状態で保持されているネック部材と、
前記ネック部材の前記一端部分に装着されていて、毛束が起設されているヘッド部材とを備え、
前記ヘッド部材は、複数個に分割されていて、
複数個の前記ヘッドの部材のうち1個の前記ヘッド部材は、前記ネック部材の前記一端部分の先端に固定されている固定ヘッド部材であり、
残りの複数個の前記ヘッド部材は、前記ネック部材に、前記ネック部材の長手方向にスライド可能に装着されているスライドヘッド部材であり、
前記ネック部材には、複数個の前記スライドヘッド部材の適正使用位置を表示する表示部が付されている歯ブラシを用いたブラッシング方法であり、
スライドヘッド部材に過度な力がかかった場合に、ネック部材がわずかに細くなっていることにより過度なブラッシング圧に反応してスライドヘッド部材の移動がおこり、使用者が自己のブラッシング圧の適否を判定することができるため、個人によるブラッシングの癖が補正され磨き残しがなくなることを特徴とするブラッシング方法。 - ホルダ部材と、
前記ホルダ部材に、少なくとも一端部分が前記ホルダ部材から突出した状態で保持されているネック部材と、
前記ネック部材の前記一端部分に装着されていて、毛束が起設されているヘッド部材とを備え、
前記ヘッド部材は、複数個に分割されていて、
複数個の前記ヘッドの部材のうち1個の前記ヘッド部材は、前記ネック部材の前記一端部分の先端に固定されている固定ヘッド部材であり、
残りの複数個の前記ヘッド部材は、前記ネック部材に、前記ネック部材の長手方向にスライド可能に装着されているスライドヘッド部材であり、
前記ネック部材には、複数個の前記スライドヘッド部材の適正使用位置を表示する表示部が付されていて、
前記表示部は、前記ネック部材の表面から凹んだ凹部から構成されている歯ブラシを用いたブラッシング方法であり、
スライドヘッド部材に過度な力がかかった場合に、ネック部材がわずかに細くなっていることにより過度なブラッシング圧に反応してスライドヘッド部材の移動がおこり、使用者が自己のブラッシング圧の適否を判定することができるため、個人によるブラッシングの癖が補正され磨き残しがなくなることを特徴とするブラッシング方法。 - ホルダ部材と、
前記ホルダ部材に、少なくとも一端部分が前記ホルダ部材から突出した状態で保持されているネック部材と、
前記ネック部材の前記一端部分に装着されていて、毛束が起設されているヘッド部材とを備え、
前記ヘッド部材は、複数個に分割されていて、
複数個の前記ヘッドの部材のうち1個の前記ヘッド部材は、前記ネック部材の前記一端部分の先端に固定されている固定ヘッド部材であり、
残りの複数個の前記ヘッド部材は、前記ネック部材に、前記ネック部材の長手方向にスライド可能に装着されているスライドヘッド部材であり、
前記ネック部材には、複数個の前記スライドヘッド部材の適正使用位置を表示する表示部が付されていて、
複数個の前記スライドヘッド部材のうち、前記ホルダ部材側に位置する前記スライドヘッド部材の前記毛束の長さは、他の前記スライドヘッド部材の前記毛束の長さよりも長い歯ブラシを用いたブラッシング方法であり、
スライドヘッド部材に過度な力がかかった場合に、ネック部材がわずかに細くなっていることにより過度なブラッシング圧に反応してスライドヘッド部材の移動がおこり、使用者が自己のブラッシング圧の適否を判定することができるため、個人によるブラッシングの癖が補正され磨き残しがなくなることを特徴とするブラッシング方法。 - ホルダ部材と、
前記ホルダ部材に、少なくとも一端部分が前記ホルダ部材から突出した状態で保持されているネック部材と、
前記ネック部材の前記一端部分に装着されていて、毛束が起設されているヘッド部材とを備え、
前記ヘッド部材は、複数個に分割されていて、
複数個の前記ヘッドの部材のうち1個の前記ヘッド部材は、前記ネック部材の前記一端部分の先端に固定されている固定ヘッド部材であり、
残りの複数個の前記ヘッド部材は、前記ネック部材に、前記ネック部材の長手方向にスライド可能に装着されているスライドヘッド部材であり、
前記ネック部材には、複数個の前記スライドヘッド部材の適正使用位置を表示する表示部が付されていて、
前記ホルダ部材の後端に、他のホルダ部材あるいはバランス部材を設けた歯ブラシを用いたブラッシング方法であり、
スライドヘッド部材に過度な力がかかった場合に、ネック部材がわずかに細くなっていることにより過度なブラッシング圧に反応してスライドヘッド部材の移動がおこり、使用者が自己のブラッシング圧の適否を判定することができるため、個人によるブラッシングの癖が補正され磨き残しがなくなることを特徴とするブラッシング方法。
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