JP6746759B1 - 手芸用具 - Google Patents

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Abstract

【課題】繊維材料を確実に保持可能であると共に、羊毛フェルト手芸における作品の完成までに要する時間を短縮可能な手芸用具を提供する。【解決手段】第1把持部1と、第1把持部1と対向する状態で設けられた第2把持部2と、第1把持部1の一端部及び第2把持部2の一端部を接続する接続部3と、を備え、第1把持部1及び第2把持部2は、互いに離れる方向、及び、互いに近づく方向に移動可能であると共に、第1把持部1と第2把持部2との間に繊維材料Mを挟持可能に構成されており、第1把持部1は、使用者の親指が接当可能な第1接当部11と、使用者の親指を保護する第1保護部12と、を有しており、第2把持部2は、使用者の五指のうちの少なくとも人差し指が接当可能な第2接当部と、第2接当部に接当する使用者の指を保護する第2保護部22と、を有している。【選択図】図4

Description

本発明は、羊毛フェルト手芸に用いられる手芸用具に関する。
特許文献1には、手芸用のニードル(特許文献1では「ニードルパンチャー」)の発明が記載されている。このニードルを、羊毛の塊に繰り返し突き刺すことにより、繊維同士を絡ませることができる。その結果、羊毛をフェルト化することができる。
特開2014−31593号公報
特許文献1に記載のニードルは、羊毛フェルト手芸に用いることができる。羊毛フェルト手芸とは、羊毛のわた材料にニードルを繰り返し突き刺すことにより、わた材料を、球形等の任意の3次元形状に成形する手芸である。また、羊毛フェルト手芸においては、羊毛以外の繊維材料が用いられることもある。
ここで、羊毛フェルト手芸においては、羊毛等の繊維材料を保持した状態で、この繊維材料にニードルを繰り返し突き刺す必要がある。
ニードルは、繊維材料を貫通することがあるため、特に、比較的小さなパーツや薄い部分にニードルを繰り返し突き刺す場合は、例えば、繊維材料を保持している手を保護するために、繊維材料を厚紙等を介して挟持する手法が採用されている。
この手法においては、厚紙等に挟持された繊維材料を狙ってニードルを突き刺す必要がある。このとき、厚紙等を保持する手の指と、繊維材料と、は互いに近接している。そのため、厚紙等を保持する手の指に、誤ってニードルを突き刺してしまいがちである。
従って、この手法においては、厚紙等を保持する手の指に誤ってニードルを突き刺してしまうことを回避するべく、比較的ゆっくりとしたペースで、ニードルを繰り返し突き刺す必要がある。これにより、作品の完成までに比較的長い時間を要することとなる。
本発明の目的は、繊維材料を確実に保持可能であると共に、羊毛フェルト手芸における作品の完成までに要する時間を短縮可能な手芸用具を提供することである。
本発明の特徴は、第1把持部と、前記第1把持部と対向する状態で設けられた第2把持部と、前記第1把持部の一端部及び前記第2把持部の一端部を接続する接続部と、を備え、前記第1把持部及び前記第2把持部は、互いに離れる方向、及び、互いに近づく方向に移動可能であると共に、前記第1把持部と前記第2把持部との間に繊維材料を挟持可能に構成されており、前記第1把持部は、使用者の親指が接当可能な第1接当部と、使用者の親指を保護する第1保護部と、を有しており、前記第2把持部は、使用者の五指のうちの少なくとも人差し指が接当可能な第2接当部と、前記第2接当部に接当する使用者の指を保護する第2保護部と、を有していることにある。
本発明であれば、使用者は、第1接当部に親指を接当させると共に、第2接当部に五指のうちの少なくとも人差し指を接当させることにより、第1把持部及び第2把持部を把持することができる。
そして、使用者が、第1把持部及び第2把持部を把持した状態で、第1把持部と第2把持部との間に繊維材料を位置させると共に、第1把持部及び第2把持部を互いに近づけることにより、第1把持部と第2把持部との間に繊維材料が挟持される。
ここで、使用者は、少なくとも親指及び人差し指によって第1把持部と第2把持部とを挟み込むことができるので、繊維材料を安定的に保持しやすい。
また、接続部により、第1把持部の一端部及び第2把持部の一端部が接続されているので、第1把持部と第2把持部との間に繊維材料が挟持されているときの第1把持部と第2把持部との位置関係が一定になりやすい。
従って、本発明であれば、繊維材料を確実に保持可能である。
また、第1把持部と第2把持部との間に挟持された繊維材料を狙ってニードルを突き刺すとき、突き刺す位置がずれた場合であっても、第1保護部及び第2保護部によって、使用者の指は保護される。即ち、誤って指にニードルを突き刺してしまう事態を回避しやすい。これにより、比較的早いペースで、ニードルを繰り返し突き刺すことが可能となる。
従って、本発明であれば、羊毛フェルト手芸における作品の完成までに要する時間を短縮可能である。
即ち、本発明であれば、繊維材料を確実に保持可能であると共に、羊毛フェルト手芸における作品の完成までに要する時間を短縮可能な手芸用具を実現できる。
さらに、本発明において、前記第1保護部は、前記第1把持部の縁部に位置すると共に、前記第2把持部から離れる方向に曲げられた状態に形成されており、前記第2保護部は、前記第2把持部の縁部に位置すると共に、前記第1把持部から離れる方向に曲げられた状態に形成されていると好適である。
この構成によれば、第1保護部及び第2保護部を、比較的簡素な構成により設けることができる。
しかも、この構成によれば、ニードルを突き刺す方向から見て、使用者の各指が、第1保護部及び第2保護部により隠された状態となる。従って、第1保護部及び第2保護部によって使用者の指を確実に保護することが可能となる。
さらに、本発明において、前記第1把持部の縁部に、湾曲した輪郭形状を有する第1湾曲部が形成されており、前記第2把持部の縁部に、前記第1湾曲部に沿う輪郭形状を有する第2湾曲部が形成されており、前記第1把持部と前記第2把持部とが互いに接当した状態において、前記第1湾曲部と前記第2湾曲部とは互いに隣接すると好適である。
この構成によれば、第1湾曲部と第2湾曲部の間に繊維材料が挟持された状態で、繊維材料にニードルを繰り返し突き刺すことにより、繊維材料は、第1湾曲部及び第2湾曲部に沿った形状に成形されることとなる。
従って、この構成によれば、繊維材料を、湾曲した形状に容易に成形することができる。
さらに、本発明において、前記第1把持部の縁部に、直線的な輪郭形状を有する第1直線部が形成されており、前記第2把持部の縁部に、前記第1直線部に沿う輪郭形状を有する第2直線部が形成されており、前記第1把持部と前記第2把持部とが互いに接当した状態において、前記第1直線部と前記第2直線部とは互いに隣接すると好適である。
この構成によれば、第1直線部と第2直線部の間に繊維材料が挟持された状態で、繊維材料にニードルを繰り返し突き刺すことにより、繊維材料は、第1直線部及び第2直線部に沿った形状に成形されることとなる。
従って、この構成によれば、繊維材料を、直線的な形状に容易に成形することができる。
さらに、本発明において、前記接続部は、前記第1把持部及び前記第2把持部を互いに離れる方向に付勢すると好適である。
この構成によれば、接続部の付勢力によって、第1接当部は、使用者の親指に押し付けられる。また、接続部の付勢力によって、第2接当部は、第2接当部に接当している使用者の各指に押し付けられる。
これにより、使用者の手から脱落しにくい手芸用具を実現できる。
さらに、本発明において、前記第1接当部は、第1接当領域を有すると共に、前記第1接当領域内の何れの位置においても使用者の指の接当を許容するように構成されており、前記第2接当部は、第2接当領域を有すると共に、前記第2接当領域内の何れの位置においても使用者の指の接当を許容するように構成されていると好適である。
この構成によれば、使用者は、第1接当部における指の接当位置を、第1接当領域内で任意に変更することができる。また、使用者は、第2接当部における指の接当位置を、第2接当領域内で任意に変更することができる。
これにより、様々な把持の仕方に対応可能な手芸用具を実現できる。
第1把持部側から見た手芸用具を示す図である。 第2把持部側から見た手芸用具を示す図である。 手芸用具の左側面図である。 手芸用具の斜視図である。 繊維材料を作業台に押さえ付ける場合を示す図である。
本発明を実施するための形態について、図面に基づき説明する。尚、以下の説明においては、特に断りがない限り、図3に示す矢印Fの方向を「前」、矢印Bの方向を「後」として、図1及び図2に示す矢印Lの方向を「左」、矢印Rの方向を「右」とする。また、図1から図3に示す矢印Uの方向を「上」、矢印Dの方向を「下」とする。
〔手芸用具の全体構成〕
図1及び図2に示すように、手芸用具Aは、第1把持部1と、第2把持部2と、接続部3と、を備えている。尚、第1把持部1及び第2把持部2は、互いに対称な形状を有している。
図3及び図4に示すように、第1把持部1と第2把持部2とは、前後方向に並んでいると共に、互いに対向している。即ち、手芸用具Aは、第1把持部1と対向する状態で設けられた第2把持部2を備えている。
また、接続部3は、第1把持部1の下端部と、第2把持部2の下端部と、を接続している。即ち、手芸用具Aは、第1把持部1の一端部及び第2把持部2の一端部を接続する接続部3を備えている。
このように、手芸用具Aは、第1把持部1と、第1把持部1と対向する状態で設けられた第2把持部2と、第1把持部1の一端部及び第2把持部2の一端部を接続する接続部3と、を備えている。
また、図3に示すように、手芸用具Aは、前後方向に開閉可能に構成されている。
詳述すると、第1把持部1及び第2把持部2は、互いに離れる方向、及び、互いに近づく方向に移動可能である。第1把持部1及び第2把持部2が互いに離れる方向に移動することにより、手芸用具Aは、前後方向に開く。このときの第1把持部1及び第2把持部2は、図3に仮想線で示されている。
また、第1把持部1及び第2把持部2が互いに近づく方向に移動することにより、手芸用具Aは、前後方向に閉じる。このときの第1把持部1及び第2把持部2は、図3に実線で示されている。
そして、第1把持部1と第2把持部2との間に繊維材料Mを位置させた状態で、使用者が、第1把持部1及び第2把持部2を互いに近づく方向に移動させることにより、図4に示すように、第1把持部1と第2把持部2との間に繊維材料Mが挟持される。
即ち、第1把持部1及び第2把持部2は、第1把持部1と第2把持部2との間に繊維材料Mを挟持可能に構成されている。
尚、本実施形態における繊維材料Mは、羊毛である。しかしながら、本発明はこれに限定されず、繊維材料Mは、羊毛以外のいかなる繊維であっても良い。
また、本実施形態において、接続部3は、弾性体により構成されている。そして、接続部3は、第1把持部1及び第2把持部2を互いに離れる方向に付勢する。
〔第1接当部及び第1保護部の構成〕
図1、図3、図4に示すように、第1把持部1は、第1接当部11及び第1保護部12を有している。第1接当部11は、第1接当領域16を有している。
本実施形態において、第1接当領域16は、第1接当部11における後面の全体である。
第1接当部11に、使用者の親指が接当可能である。また、第1接当部11は、第1接当領域16内の何れの位置においても使用者の指の接当を許容するように構成されている。
このように、第1接当部11は、第1接当領域16を有すると共に、第1接当領域16内の何れの位置においても使用者の指の接当を許容するように構成されている。
尚、本実施形態において、第1接当領域16は、使用者の親指の接当面積に比べて、大幅に広く確保されている。これにより、使用者の親指の接当位置の自由度は、比較的高い。
第1保護部12は、第1把持部1における縁部に位置している。また、第1保護部12は、第1接当部11に接当している使用者の親指の左方、上方、右方を覆うように形成されている。そして、第1保護部12は、第2把持部2から離れる方向に曲げられた状態に形成されている。
このように、第1保護部12は、第1把持部1の縁部に位置すると共に、第2把持部2から離れる方向に曲げられた状態に形成されている。
そして、第1保護部12は、ニードルNから使用者の親指を保護する。
このように、第1把持部1は、使用者の親指が接当可能な第1接当部11と、使用者の親指を保護する第1保護部12と、を有している。
〔第2接当部及び第2保護部の構成〕
図2、図3、図4に示すように、第2把持部2は、第2接当部21及び第2保護部22を有している。第2接当部21は、第2接当領域26を有している。
本実施形態において、第2接当領域26は、第2接当部21における前面の全体である。
第2接当部21に、使用者の五指のうちの少なくとも人差し指が接当可能である。また、第2接当部21は、第2接当領域26内の何れの位置においても使用者の指の接当を許容するように構成されている。
このように、第2接当部21は、第2接当領域26を有すると共に、第2接当領域26内の何れの位置においても使用者の指の接当を許容するように構成されている。
尚、本実施形態において、第2接当部21に、使用者の五指のうち、人差し指と中指と薬指と小指とが接当可能である。
第2保護部22は、第2把持部2における縁部に位置している。また、第2保護部22は、第2接当部21に接当している使用者の各指の左方、上方、右方を覆うように形成されている。そして、第2保護部22は、第1把持部1から離れる方向に曲げられた状態に形成されている。
このように、第2保護部22は、第2把持部2の縁部に位置すると共に、第1把持部1から離れる方向に曲げられた状態に形成されている。
そして、第2保護部22は、ニードルNから、第2接当部21に接当している使用者の各指を保護する。
このように、第2把持部2は、使用者の五指のうちの少なくとも人差し指が接当可能な第2接当部21と、第2接当部21に接当する使用者の指を保護する第2保護部22と、を有している。
ただし、使用者が手芸用具Aを使用する際、第2接当部21に何れの指を接当させるかについては、使用者が自由に決定することができる。即ち、使用者は、親指以外の四指のうちの一部または全てを任意に選択して、第2接当部21に接当させても良い。例えば、使用者は、第2接当部21に、使用者の五指のうちの中指のみを接当させても良い。
また、使用者は、第2接当部21に親指を接当させても良い。この場合、使用者は、親指以外の四指のうちの一部または全てを任意に選択して、第1接当部11に接当させても良い。
尚、本実施形態において、手芸用具Aは、上述の接続部3を含め、全体が弾性体により構成されていると共に、一体形成されている。これにより、使用者の各指が、第1接当部11及び第2接当部21になじみやすい。また、第1把持部1及び第2把持部2が、繊維材料Mの外形に沿って変形しやすいため、繊維材料Mを安定的に保持しやすい。
また、第1保護部12及び第2保護部22は、ニードルNが貫通しにくいように構成されている。
本実施形態において、第1保護部12及び第2保護部22は、弾性体により構成されている。そして、第1保護部12及び第2保護部22は、ニードルNが貫通しにくいように、十分な厚みを有している。
しかしながら、本発明はこれに限定されず、第1保護部12及び第2保護部22は、ニードルNが貫通しにくいように、硬質な素材により構成されていても良い。また、第1保護部12及び第2保護部22は、第1把持部1及び第2把持部2におけるその他の部分と同一の素材により構成されていても良いし、異なる素材により構成されていても良い。
尚、従来は、図4に示すように繊維材料Mが比較的薄くなっている場合、特に、誤って指にニードルNを突き刺してしまいがちであった。これに対して、本発明に係る手芸用具Aであれば、繊維材料Mが比較的薄くなっている場合であっても、第1保護部12及び第2保護部22によって使用者の指は保護されるので、誤って指にニードルNを突き刺してしまう事態を回避しやすい。
〔第1湾曲部及び第2湾曲部の構成〕
図1及び図4に示すように、第1把持部1の縁部に、湾曲した輪郭形状を有する第1湾曲部15が形成されている。尚、本実施形態において、第1湾曲部15は、第1保護部12における右側部分に位置している。
また、図2及び図4に示すように、第2把持部2の縁部に、湾曲した輪郭形状を有する第2湾曲部25が形成されている。尚、本実施形態において、第2湾曲部25は、第2保護部22における右側部分に位置している。
第2湾曲部25は、第1湾曲部15に沿う輪郭形状を有している。即ち、第2把持部2の縁部に、第1湾曲部15に沿う輪郭形状を有する第2湾曲部25が形成されている。
そして、第1把持部1と第2把持部2とが互いに接当した状態において、第1湾曲部15と第2湾曲部25とは互いに隣接する。
〔第1上側直線部及び第2上側直線部の構成〕
図1、図3、図4に示すように、第1把持部1の縁部に、直線的な輪郭形状を有する第1上側直線部13(本発明に係る「第1直線部」に相当)が形成されている。尚、本実施形態において、第1上側直線部13は、第1保護部12における上側部分に位置している。
また、図2から図4に示すように、第2把持部2の縁部に、直線的な輪郭形状を有する第2上側直線部23(本発明に係る「第2直線部」に相当)が形成されている。尚、本実施形態において、第2上側直線部23は、第2保護部22における上側部分に位置している。
第2上側直線部23は、第1上側直線部13に沿う輪郭形状を有している。即ち、第2把持部2の縁部に、第1上側直線部13に沿う輪郭形状を有する第2上側直線部23が形成されている。
そして、第1把持部1と第2把持部2とが互いに接当した状態において、第1上側直線部13と第2上側直線部23とは互いに隣接する。
〔第1左側直線部及び第2左側直線部の構成〕
図1、図3、図4に示すように、第1把持部1の縁部に、直線的な輪郭形状を有する第1左側直線部14(本発明に係る「第1直線部」に相当)が形成されている。尚、本実施形態において、第1左側直線部14は、第1保護部12における左側部分に位置している。
また、図2から図4に示すように、第2把持部2の縁部に、直線的な輪郭形状を有する第2左側直線部24(本発明に係る「第2直線部」に相当)が形成されている。尚、本実施形態において、第2左側直線部24は、第2保護部22における左側部分に位置している。
第2左側直線部24は、第1左側直線部14に沿う輪郭形状を有している。即ち、第2把持部2の縁部に、第1左側直線部14に沿う輪郭形状を有する第2左側直線部24が形成されている。
そして、第1把持部1と第2把持部2とが互いに接当した状態において、第1左側直線部14と第2左側直線部24とは互いに隣接する。
また、図5に示すように、繊維材料Mを作業台の上に載置した状態で、第1左側直線部14及び第2左側直線部24によって、繊維材料Mを押さえ付けることにより、繊維材料Mを安定的に保持することができる。
尚、第1左側直線部14及び第2左側直線部24は平坦な面であり、さらに、第1左側直線部14と第1上側直線部13との間、及び、第2左側直線部24と第2上側直線部23との間に角部が形成されているため、繊維材料Mを広く安定的に押さえ付けることができる。
図5に示す状態において、ニードルNを繊維材料Mに繰り返し突き刺すことにより、第1左側直線部14と第1上側直線部13との間の角部、及び、第2左側直線部24と第2上側直線部23との間の角部を利用して、繊維材料Mの端部を直線的な形状に成形することができる。
そして、図5に示す状態では、第1上側直線部13及び第2上側直線部23によって、使用者の指が保護される。
尚、第1上側直線部13及び第2上側直線部23によって繊維材料Mを押さえ付ける場合でも、同様に、繊維材料Mの端部を直線的な形状に成形することができる。
この場合、第1上側直線部13及び第2上側直線部23は平坦な面であり、さらに、第1上側直線部13と第1左側直線部14との間、及び、第2上側直線部23と第2左側直線部24との間に角部が形成されているため、繊維材料Mを広く安定的に押さえ付けることができる。
そして、この場合、第1左側直線部14及び第2左側直線部24によって、使用者の指が保護される。
〔第1傾斜部及び第2傾斜部の構成〕
図3及び図4に示すように、第1把持部1の左端から右端に亘って、第1把持部1の前端部における上端部には、第1傾斜部17が形成されている。第1傾斜部17は、第1把持部1と第2把持部2とが互いに接当した状態において、第1把持部1と第2把持部2との合わせ面へ向かって落ち込む方向に傾斜している。
また、第2把持部2の左端から右端に亘って、第2把持部2の後端部における上端部には、第2傾斜部27が形成されている。第2傾斜部27は、第1把持部1と第2把持部2とが互いに接当した状態において、第1把持部1と第2把持部2との合わせ面へ向かって落ち込む方向に傾斜している。
この構成により、第1把持部1と第2把持部2との間に繊維材料Mが挟持された状態で、使用者がニードルNを繊維材料Mに突き刺す際、ニードルNが第1把持部1と第2把持部2との間に受け入れられやすくなる。
以上で説明した構成によれば、使用者は、第1接当部11に親指を接当させると共に、第2接当部21に五指のうちの少なくとも人差し指を接当させることにより、第1把持部1及び第2把持部2を把持することができる。
そして、使用者が、第1把持部1及び第2把持部2を把持した状態で、第1把持部1と第2把持部2との間に繊維材料Mを位置させると共に、第1把持部1及び第2把持部2を互いに近づけることにより、第1把持部1と第2把持部2との間に繊維材料Mが挟持される。
ここで、使用者は、少なくとも親指及び人差し指によって第1把持部1と第2把持部2とを挟み込むことができるので、繊維材料Mを安定的に保持しやすい。
また、接続部3により、第1把持部1の一端部及び第2把持部2の一端部が接続されているので、第1把持部1と第2把持部2との間に繊維材料Mが挟持されているときの第1把持部1と第2把持部2との位置関係が一定になりやすい。
従って、以上で説明した構成であれば、繊維材料Mを確実に保持可能である。
また、第1把持部1と第2把持部2との間に挟持された繊維材料Mを狙ってニードルNを突き刺すとき、突き刺す位置がずれた場合であっても、第1保護部12及び第2保護部22によって、使用者の指は保護される。即ち、誤って指にニードルNを突き刺してしまう事態を回避しやすい。これにより、比較的早いペースで、ニードルNを繰り返し突き刺すことが可能となる。
従って、以上で説明した構成であれば、羊毛フェルト手芸における作品の完成までに要する時間を短縮可能である。
即ち、以上で説明した構成であれば、繊維材料Mを確実に保持可能であると共に、羊毛フェルト手芸における作品の完成までに要する時間を短縮可能な手芸用具Aを実現できる。
〔その他の実施形態〕
(1)上記実施形態において、上下、左右、前後の方向については、説明の都合上、定義された方向に過ぎないのであって、上記実施形態に限定されず、適宜変更が可能である。
(2)第1把持部1において、第2把持部2に対向する面に、滑り止めが設けられていても良い。
(3)第2把持部2において、第1把持部1に対向する面に、滑り止めが設けられていても良い。
(4)接続部3は、非弾性体により構成されていても良い。
(5)第1把持部1の材質と第2把持部2の材質とは、互いに同一であっても良いし、互いに異なっていても良い。例えば、第1把持部1の材質が樹脂である場合、第2把持部2の材質は、樹脂であっても良いし、ゴムや金属や皮革であっても良い。
(6)第1把持部1の材質と接続部3の材質とは、互いに同一であっても良いし、互いに異なっていても良い。例えば、第1把持部1の材質が樹脂である場合、接続部3の材質は、樹脂であっても良いし、ゴムや金属や皮革であっても良い。
(7)第2把持部2の材質と接続部3の材質とは、互いに同一であっても良いし、互いに異なっていても良い。例えば、第2把持部2の材質が樹脂である場合、接続部3の材質は、樹脂であっても良いし、ゴムや金属や皮革であっても良い。
(8)第1接当領域16は、第1接当部11における後面のうち、一部であっても良い。
(9)第2接当領域26は、第2接当部21における前面のうち、一部であっても良い。
(10)第1接当部11は、使用者の親指の接当位置を特定の位置に限定するように構成されていても良い。例えば、第1接当部11に、使用者の親指を固定するための固定具が設けられていても良い。
(11)第2接当部21は、使用者の人差し指を含む各指の接当位置を特定の位置に限定するように構成されていても良い。例えば、第2接当部21に、使用者の人差し指を含む各指を固定するための固定具が設けられていても良い。
(12)接続部3は、第1把持部1及び第2把持部2を互いに離れる方向に付勢しないように構成されていても良い。
(13)第1把持部1の縁部に、第1上側直線部13が形成されていなくても良い。
(14)第1把持部1の縁部に、第1左側直線部14が形成されていなくても良い。
(15)第1把持部1の縁部に、第1湾曲部15が形成されていなくても良い。
(16)第2把持部2の縁部に、第2上側直線部23が形成されていなくても良い。
(17)第2把持部2の縁部に、第2左側直線部24が形成されていなくても良い。
(18)第2把持部2の縁部に、第2湾曲部25が形成されていなくても良い。
(19)第1保護部12は、第1把持部1において、縁部以外の部位に位置していても良い。例えば、第1保護部12は、第1把持部1において、縁部よりも内側に位置していても良い。
(20)第2保護部22は、第2把持部2において、縁部以外の部位に位置していても良い。例えば、第2保護部22は、第2把持部2において、縁部よりも内側に位置していても良い。
(21)第1把持部1において、第1傾斜部17は形成されていなくても良い。
(22)第2把持部2において、第2傾斜部27は形成されていなくても良い。
(23)第1把持部1及び第2把持部2は、互いに、部分的に対称な形状を有していても良い。例えば、第1把持部1において使用者の親指が接当する部分と、第2把持部2において使用者の人差し指を含む各指が接当する部分と、が互いに対称な形状を有していると共に、第1把持部1及び第2把持部2におけるその他の部分が互いに非対称な形状であっても良い。
第1把持部1において使用者の親指が接当する部分と、第2把持部2において使用者の人差し指を含む各指が接当する部分と、が互いに対称な形状を有していれば、繊維材料Mを挟持する際、それらの部分の間に段差が生じない。そのため、繊維材料MにニードルNを突き刺しやすくなる。
(24)第1把持部1及び第2把持部2の輪郭形状は、上記実施形態における輪郭形状に限定されず、いかなる輪郭形状であっても良い。
(25)第1接当部11に、使用者の親指の形状にフィットする凹凸が形成されていても良い。これにより、第1接当部11に接当している使用者の親指の位置がずれにくくなる。さらに、使用者は、第1接当部11における適切な位置に親指を接当させやすくなる。
(26)第2接当部21に、使用者の人差し指を含む各指の形状にフィットする凹凸が形成されていても良い。これにより、第2接当部21に接当している使用者の各指の位置がずれにくくなる。さらに、使用者は、第2接当部21における適切な位置に人差し指を含む各指を接当させやすくなる。
(27)第2接当部21は、使用者の五指のうちの人差し指のみが接当可能に構成されていても良い。例えば、第2接当部21の幅が、使用者の人差し指の幅と同等であることにより、第2接当部21に人差し指のみが接当可能であっても良い。同様に、第2接当部21は、使用者の五指のうちの人差し指及び中指のみが接当可能に構成されていても良いし、使用者の五指のうちの人差し指、中指、薬指のみが接当可能に構成されていても良い。
(28)第1接当部11の幅が、使用者の親指の幅と同等であっても良いし、使用者の親指の幅よりも大きくても良い。
本発明は、羊毛フェルト手芸に用いられる手芸用具に利用可能である。
1 第1把持部
2 第2把持部
3 接続部
11 第1接当部
12 第1保護部
13 第1上側直線部(第1直線部)
14 第1左側直線部(第1直線部)
15 第1湾曲部
16 第1接当領域
21 第2接当部
22 第2保護部
23 第2上側直線部(第2直線部)
24 第2左側直線部(第2直線部)
25 第2湾曲部
26 第2接当領域
A 手芸用具
M 繊維材料

Claims (6)

  1. 第1把持部と、前記第1把持部と対向する状態で設けられた第2把持部と、前記第1把持部の一端部及び前記第2把持部の一端部を接続する接続部と、を備え、
    前記第1把持部及び前記第2把持部は、互いに離れる方向、及び、互いに近づく方向に移動可能であると共に、前記第1把持部と前記第2把持部との間に繊維材料を挟持可能に構成されており、
    前記第1把持部は、使用者の親指が接当可能な第1接当部と、使用者の親指を保護する第1保護部と、を有しており、
    前記第2把持部は、使用者の五指のうちの少なくとも人差し指が接当可能な第2接当部と、前記第2接当部に接当する使用者の指を保護する第2保護部と、を有している手芸用具。
  2. 前記第1保護部は、前記第1把持部の縁部に位置すると共に、前記第2把持部から離れる方向に曲げられた状態に形成されており、
    前記第2保護部は、前記第2把持部の縁部に位置すると共に、前記第1把持部から離れる方向に曲げられた状態に形成されている請求項1に記載の手芸用具。
  3. 前記第1把持部の縁部に、湾曲した輪郭形状を有する第1湾曲部が形成されており、
    前記第2把持部の縁部に、前記第1湾曲部に沿う輪郭形状を有する第2湾曲部が形成されており、
    前記第1把持部と前記第2把持部とが互いに接当した状態において、前記第1湾曲部と前記第2湾曲部とは互いに隣接する請求項1または2に記載の手芸用具。
  4. 前記第1把持部の縁部に、直線的な輪郭形状を有する第1直線部が形成されており、
    前記第2把持部の縁部に、前記第1直線部に沿う輪郭形状を有する第2直線部が形成されており、
    前記第1把持部と前記第2把持部とが互いに接当した状態において、前記第1直線部と前記第2直線部とは互いに隣接する請求項1から3の何れか一項に記載の手芸用具。
  5. 前記接続部は、前記第1把持部及び前記第2把持部を互いに離れる方向に付勢する請求項1から4の何れか一項に記載の手芸用具。
  6. 前記第1接当部は、第1接当領域を有すると共に、前記第1接当領域内の何れの位置においても使用者の指の接当を許容するように構成されており、
    前記第2接当部は、第2接当領域を有すると共に、前記第2接当領域内の何れの位置においても使用者の指の接当を許容するように構成されている請求項1から5の何れか一項に記載の手芸用具。
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