JP6745976B2 - 排気ターボ過給機用タービンのケーシング、排気ターボ過給機用タービン、及び製造方法 - Google Patents

排気ターボ過給機用タービンのケーシング、排気ターボ過給機用タービン、及び製造方法 Download PDF

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Description

本発明は、排気ターボ過給機用タービンのケーシング、排気ターボ過給機用タービン、及び排気ターボ過給機用タービンのケーシングの製造方法に関する。
従来、排気ターボ過給機用タービンに関する技術が知られている。例えば、特許文献1には、エンジンからの排気ガスを、ケーシングに形成されたスクロール内及びスクロールの内周側に設けられた複数のノズルベーンを通してタービンロータに作用させる可変容量型排気ターボ過給機が開示されている。
特許第4275081号公報
ところで、排気ターボ過給機用タービンでは、スクロールの内壁面の表面粗度が高いと、スクロール内における排気ガスの流れの圧力損失が増加する。また、スクロールの内壁面の表面粗度が高い場合、内壁面近傍での排気ガスの流れが乱れやすいことから、内壁面と排気ガスの流れとの間で熱伝達が促進されてしまい、排気ガスがタービンロータに導入される前にエネルギー損失が発生する。その結果、タービン効率の低下を招く。しかしながら、スクロールの全周にわたって内壁面の表面粗度を低下させる処理を施すと、排気ターボ過給機用タービンの製造コストの増加や量産性の低下につながってしまう。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、安価かつ量産性に優れ、タービン効率を向上させることが可能な排気ターボ過給機用タービンの提供を目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、排気ガスにより駆動されるタービンロータを収容し、前記タービンロータへの前記排気ガスの供給経路である渦巻状のスクロールを形成する排気ターボ過給機用タービンのケーシングであって、前記スクロールは、巻き始めの位置から所定角度までの第一範囲と、前記所定角度から巻き終わりの位置の第二範囲とを含み、前記巻き始めの位置から前記巻き終わりの位置に向かうにつれて内壁面の表面積が減少し、前記第一範囲は、前記第二範囲よりも、前記内壁面の表面粗度が低い、ことを特徴とする。
この構成によれば、スクロールの内壁面のうち、相対的に表面積が大きい巻き始めの位置から所定角度までの第一範囲の内壁面について、第二範囲の内壁面よりも表面粗度を低下させることにより、排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を抑制することができる。また、相対的に表面積が小さく、排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生が第一範囲よりも少ないスクロールの第二範囲の内壁面においては、表面粗度を低下させる処理を行わないことで、製造コストの増加や量産性の低下を抑制することができる。従って、本発明によれば、安価かつ量産性に優れ、タービン効率を向上させることが可能な排気ターボ過給機用タービンを提供することが可能となる。
また、前記所定角度は、180度以下であることが好ましい。
この構成によれば、流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を抑制する効果が相対的に大きい巻き始めの位置から180度以下までの第一範囲の内壁面のみ表面粗度を低下させるため、タービン効率の向上と、製造コストの増加及び量産性の低下の抑制との両立を、より良好に図ることができる。
また、前記所定角度は、120度以下であることが好ましい。
この構成によれば、流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を抑制する効果が相対的に最も大きい巻き始めの位置から120度以下までの第一範囲の内壁面のみ表面粗度を低下させるため、タービン効率の向上と、製造コストの増加及び量産性の低下の抑制との両立を、さらに良好に図ることができる。
また、前記第一範囲における前記内壁面の表面粗度は、前記第二範囲における前記内壁面の表面粗度に対して、1/2以下の値であることが好ましい。
この構成によれば、第一範囲における内壁面の表面粗度を十分に低下させて、第一範囲での流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を良好に抑制することができる。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明の排気ターボ過給機用タービンは、前記排気ターボ過給機用タービンのケーシングと、前記ケーシング内に収容され、前記スクロールを介して供給される排気ガスにより駆動されるタービンロータと、を備えることを特徴とする。
この構成によれば、スクロールの内壁面のうち、相対的に表面積が大きい巻き始めの位置から所定角度までの第一範囲の内壁面について、第二範囲の内壁面よりも表面粗度を低下させることにより、排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を抑制することができる。また、相対的に表面積が小さく、排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生が第一範囲よりも少ないスクロールの第二範囲の内壁面においては、表面粗度を低下させる処理を行わないことで、製造コストの増加や量産性の低下を抑制することができる。従って、本発明によれば、安価かつ量産性に優れ、タービン効率を向上させることが可能な排気ターボ過給機用タービンを提供することが可能となる。
また、本発明の排気ターボ過給機用タービンは、前記タービンロータへと供給される前記排気ガスの容量を制御する可変ノズル機構をさらに備えることが好ましい。
この構成によれば、特に小流量で作動させる際にスクロール内で熱エネルギー損失が発生しやすい可変容量型の排気ターボ過給機用タービンにおいて、熱エネルギー損失の発生を良好に抑制することができる。すなわち、本発明は、可変容量型の排気ターボ過給機用タービンへの適用に好適である。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、本発明は、タービンロータへと排気ガスを供給する渦巻状のスクロールを形成する排気ターボ過給機用タービンのケーシングの製造方法であって、予め表面粗度を異ならせた二つの範囲を設けた鋳型を用いて前記ケーシングを鋳造することにより、前記スクロールを巻き始めの位置から所定角度までの第一範囲と、前記所定角度から巻き終わりの位置の第二範囲とを区画して形成し、前記第一範囲は、前記第二範囲よりも、内壁面の表面粗度が低い、ことを特徴とする。
この構成によれば、スクロールの内壁面のうち、相対的に表面積が大きい巻き始めの位置から所定角度までの第一範囲の内壁面について、第二範囲の内壁面よりも表面粗度を低下させることにより、排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を抑制することができる。また、相対的に表面積が小さく、排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生が第一範囲よりも少ないスクロールの第二範囲の内壁面においては、表面粗度を低下させる処理を行わないことで、製造コストの増加や量産性の低下を抑制することができる。また、予め表面粗度を異ならせた二つの範囲を設けた鋳型を用いて、第一範囲よりも表面粗度が低い第二範囲を含むスクロールを形成するケーシングを鋳造することができるため、量産性の低下を良好に抑制することができる。従って、本発明によれば、安価かつ量産性に優れ、タービン効率を向上させることが可能な排気ターボ過給機用タービンを提供することが可能となる。
また、前記第一範囲の内壁面と前記第二範囲の内壁面とに、異なる材質の表面コーティングを施すことが好ましい。
この構成によれば、異なる材質の表面コーティングによって、第一範囲の内壁面の表面粗度と、第二範囲の内壁面の表面粗度とを、容易かつ適正に調整することができる。
本発明にかかる排気ターボ過給機用タービンのケーシング、排気ターボ過給機用タービン、及び排気ターボ過給機用タービンのケーシングの製造方法は、安価かつ量産性に優れ、タービン効率を向上させることが可能な排気ターボ過給機用タービンを提供することができるという効果を奏する。
図1は、本発明の実施形態にかかるケーシング及び排気ターボ過給機用タービンを備えた排気ターボ過給機の概略構成図である。 図2は、スクロールを含むタービンの要部を示す斜視図である。 図3は、スクロールを含むタービンの要部を示す正面図である。 図4は、一般的な可変容量型の排気ターボ過給機用タービンにおける流量とタービン効率との関係を示す説明図である。 図5は、実施形態にかかる排気ターボ過給機用タービンにおけるスクロール内の流れの解析結果の一例を示す。 図6は、所定角度の増加に伴うタービン効率の向上代の解析結果の一例である。
以下に、本発明にかかる排気ターボ過給機用タービンのケーシング、排気ターボ過給機用タービン、及び排気ターボ過給機用タービンのケーシングの製造方法の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、この実施形態によりこの発明が限定されるものではない。
図1は、本発明の実施形態にかかるケーシング及び排気ターボ過給機用タービンを備えた排気ターボ過給機の概略構成図である。図1に示す排気ターボ過給機1は、例えば自動車等の内燃機関(図示せず)から導かれた排気ガスによって駆動される排気ターボ過給機用タービン2(以下の説明では、適宜、「タービン2」と称する。)と、タービン2の駆動に伴って駆動されて内燃機関に外気を圧送するコンプレッサ3と、タービン2に導入される排気ガスの容量を制御する可変ノズル機構4とを備えている。本実施形態において、排気ターボ過給機1は、可変容量型の排気ターボ過給機である。
タービン2は、本発明の実施形態にかかるケーシング21を有している。ケーシング21は、外周部に、渦巻状に形成されたスクロール22が形成されている。このスクロール22は、内燃機関の排気側に接続される。また、スクロール22の中心部には、輻流型のタービンロータ23が配置されている。タービンロータ23は、タービンシャフトSの一端に固定され、タービンシャフトSと共にタービンシャフトSの軸心C廻りに回転可能に設けられている。タービンロータ23は、複数のブレード23aが取り付けられている。また、ケーシング21の中央には、軸心Cに沿う方向に沿って開口し、排気管(図示せず)が接続される排気ガス出口24が設けられている。
コンプレッサ3は、コンプレッサハウジング31を有している。コンプレッサハウジング31は、外周部に、渦巻状の空気通路32が形成されている。この空気通路32は、内燃機関の給気側に接続される。また、空気通路32の中心部には、インペラ33が配置されている。インペラ33は、タービンシャフトSの一端に固定され、タービンシャフトSと共にタービンシャフトSの軸心C廻りに回転可能に設けられている。また、コンプレッサハウジング31の中央には、軸心Cに沿う方向に沿って開口し、給気管(図示せず)が接続される空気入口34が設けられている。
また、タービンシャフトSは、タービン2とコンプレッサ3との間に介在される軸受ハウジング51の内部に配置された軸受52により回転自在に支持されている。
可変ノズル機構4は、図1に示すように、ノズルマウント41と、ノズルプレート42と、ノズルベーン43と、ドライブリング44と、レバープレート45とを備えてなる。
ノズルマウント41は、円環状に形成され、ケーシング21内であって、軸受ハウジング51側にて、円環状の中心を軸心Cと一致するようにケーシング21に固定されている。
ノズルプレート42は、円環状に形成され、ケーシング21内であって、軸受ハウジング51とは反対側に、円環状の中心を軸心Cと一致するようにケーシング21に固定されている。ノズルプレート42は、ノズルマウント41と対向して設けられ、複数のノズルサポート48を介してノズルマウント41に連結されている。
ノズルベーン43は、ノズルマウント41のタービン2側、かつ、ノズルプレート42の軸受ハウジング51側であって、スクロール22内に設けられている。ノズルベーン43は、ノズルマウント41とノズルプレート42との間に画成される空間内に配置される。ノズルベーン43は、ノズル軸43aが一体に形成されており、このノズル軸43aをノズルマウント41に対して挿通することでノズル軸43aを中心に回転可能に支持されている。このノズルベーン43は、ノズルマウント41の円周方向に沿って複数配置されている。
ドライブリング44は、円環状に形成され、ノズルマウント41の軸受ハウジング51側にて、円環状の中心を軸心Cと一致するようにドライブリング44に支持されている。このドライブリング44は、ノズルマウント41に対し軸心C廻りに回転可能に設けられている。また、ドライブリング44は、コンプレッサ3のコンプレッサハウジング31に固定されたアクチュエータ46の作動部に対し、リンク47を介して接続されている。
レバープレート45は、ドライブリング44の軸受ハウジング51側に設けられている。レバープレート45は、一端側が自身に固定の連結ピン45aがドライブリング44に係合され、かつ他端側がノズルベーン43のノズル軸43aに連結されている。このレバープレート45は、ドライブリング44の円周方向に沿ってノズルベーン43と同数配置されている。
このような可変容量型の排気ターボ過給機1では、内燃機関からの排気ガスは、タービン2のスクロール22に導かれ、スクロール22の渦巻きに沿って周回しながらノズルマウント41とノズルプレート42との間の空間へと導かれ、可変ノズル機構4のノズルベーン43の位置に至る。さらに、排気ガスは、各ノズルベーン43の翼間を通過しつつタービンロータ23を回転させ、排気ガス出口24から機外に送出される。一方、コンプレッサ3において、タービンロータ23の回転に伴い、タービンシャフトSを介してインペラ33が回転する。すると、インペラ33の回転に伴って空気入口34からコンプレッサハウジング31内に空気が導入される。そして、導入された空気は、空気通路32にて圧縮されつつ内燃機関の給気側に過給される。ここで、可変ノズル機構4においては、アクチュエータ46を駆動することによりドライブリング44を回転させると、各レバープレート45が揺動して各ノズルベーン43の翼角が変化する。翼角が変化すると、各ノズルベーン43の翼間が狭くなったり広がったりするので、タービンロータ23に至る排気ガスの容量が制御できる。
ここで、図4は、一般的な可変容量型の排気ターボ過給機用タービンにおける流量とタービン効率との関係を示す説明図である。図示するように、一般的な排気ターボ過給機においては、流量が小さくなるほどタービン効率が低下する傾向にある。可変容量型の排気ターボ過給機は、例えば自動車等の内燃機関の負荷変動に合わせて流量を調整することができ、特に内燃機関の低負荷運転時におけるレスポンス性能を高めることができるものである。可変容量型の排気ターボ過給機において、小流量での作動時におけるタービン効率は、この内燃機関の低負荷運転時におけるレスポンス性能に大きく寄与する。そのため、特に、小流量での作動時にタービン効率を向上させることが求められる。以下、本実施形態にかかる排気ターボ過給機用タービン2において、タービン効率を向上させるための構成について説明する。
図2は、スクロールを含むタービンの要部を示す斜視図であり、図3は、スクロールを含むタービンの要部を示す正面図である。図2及び図3に示すように、スクロール22は、ケーシング21により、渦巻状の吸気経路として形成されている。スクロール22は、図示しない内燃機関からの排気ガスを導入する筒状の導入部221と、導入部221から延びる環状部222とを有する。
環状部222は、タービンロータ23を中心として渦巻状に形成されている。環状部222は、ノズルマウント41とノズルプレート42との外周部に連結されている。環状部222は、ノズルマウント41とノズルプレート42とにより区画され、ノズルベーン43が配置される空間と連通している。環状部222は、図2及び図3に示す巻き始めの位置222sから、巻き終わりの位置222eに向かうにつれて、タービンロータ23の軸方向(以下、単に「軸方向」と称する。)において、コンプレッサ3側(図1に示す左側、図2に示す右側、図3に示す奥側)に向かうにつれて、径が漸減する傾向に形成される。つまり、環状部222は、巻き始めの位置222sから巻き終わりの位置222eに向かうにつれて、その内壁面の表面積が減少する傾向に形成される。
巻き始めの位置222sは、環状部222の始点位置である。本実施形態において、巻き始めの位置222sは、スクロール22の最も内周側に位置する面が排気ガスの流れ方向(図3における反時計回り方向)において渦巻状となり始める位置である。巻き終わりの位置222eは、環状部222の終点位置である。本実施形態において、巻き終わりの位置222eは、正面視において、巻き始めの位置222sと重なる位置であるとする。巻き終わりの位置222eは、正面視において、巻き始めの位置222sよりも排気ガスの流れ方向の下流側に位置してもよく、巻き始めの位置222sよりも排気ガスの流れ方向の上流側に位置してもよい。また、巻き始めの位置222sは、正面視において、環状部222の排気ガスの流れ方向の下流側の部分と重なる位置と定義されてもよい。この場合、環状部222は、巻き始めの位置222sから所定範囲において、渦巻状ではなく、直線状に延びる部分を含んでもよい。
スクロール22の環状部222は、巻き始めの位置222sから、排気ガスの流れ方向(図3における反時計回り方向)に所定角度θだけ進んだ第一範囲222aと、所定角度θから、排気ガスの流れ方向に巻き終わりの位置222eまで進んだ第二範囲222bとを含む。第一範囲222a及び第二範囲222bは、巻き始めの位置222sから巻き終わりの位置222eまでの360度にわたる全周の範囲を、2つに区画した領域である。
環状部222の第一範囲222aは、第二範囲222bよりも、その内壁面の最大高さ粗さである表面粗度Rzが低く形成されている。本実施形態において、第一範囲222aの内壁面の表面粗度Rz1は、第二範囲222bの内壁面の表面粗度Rz2の1/2以下とされる。より具体的には、第一範囲222aの内壁面の表面粗度Rz1は、例えば、値40(s)程度である。また、第二範囲222bの内壁面の表面粗度Rz2は、例えば、値120(s)程度である。
実施形態にかかる排気ターボ過給機用タービン2のケーシング21の製造方法について説明する。
本実施形態において、ケーシング21は、鋳造により製造される。ケーシング21を鋳造する際に用いる鋳型は、予め表面粗度を異ならせた二つの範囲を設けたものを用いる。すなわち、スクロール22の第一範囲222aに対応した範囲においては、鋳型の表面を相対的に細かい粒状で形成しておき、スクロール22の第二範囲222bに対応した範囲においては、鋳型の表面を相対的に荒い粒状で形成しておく。その結果、ケーシング21を鋳造する過程において、スクロール22の第一範囲222aと、第二範囲222bとの表面粗度Rzを異ならせることが可能となる。このように、予め表面粗度を異ならせた二つの範囲を設けた鋳型を用いてケーシング21を鋳造することで、量産性の低下をより良好に抑制し、第二範囲222bよりも表面粗度Rzが低い第一範囲222aを含むスクロール22を容易に形成することが可能となる。
さらに、本実施形態において、ケーシング21を鋳造した後、スクロール22の第一範囲222aの内壁面と、第二範囲222bの内壁面とに、異なる材質の表面コーティング処理を施す。第一範囲222aにおいては、相対的に表面粗度Rz1を低下させることができるコーティング材を用い、第二範囲222bにおいては、相対的に第一範囲222aよりも表面粗度Rz2が高くなるコーティング材を用いる。それにより、第一範囲222aの内壁面の表面粗度Rz1と、第二範囲222bの内壁面の表面粗度Rz2とを、容易かつ適正に調整することが可能となる。
図5は、実施形態にかかる排気ターボ過給機用タービンにおけるスクロール内の流れの解析結果の一例を示す。スクロール22内では、図中に破線矢印で示すように、表面積が大きい前半部分から、表面積が小さくなる後半部分にかけて、流れが捻じれながら流通する。この際、スクロール22の内壁面の表面粗度Rzが高いと、スクロール22内における排気ガスの流れの圧力損失が増加する。また、スクロール22の内壁面の表面粗度Rzが高い場合、内壁面近傍での排気ガスの流れが乱れやすいことから、内壁面と排気ガスの流れとの間で熱伝達が促進される。そのため、排気ガスがタービンロータ23に導入される前に、熱エネルギー損失が発生する。排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生は、タービン効率の低下につながる。特に、エネルギーの絶対量が少ない小流量でタービン2を作動させる際に、熱エネルギー損失によるタービン効率の低下への影響が大きくなる。
本実施形態にかかる排気ターボ過給機用タービン2のケーシング21は、上述したように、スクロール22が、巻き始めの位置222sから所定角度θまでの第一範囲222aと、所定角度θから巻き終わりの位置222eまでの第二範囲222bとを含む。第一範囲222aは、第二範囲222bよりも、内壁面の表面粗度Rzが低く形成されている。それにより、第二範囲222bに比べて、相対的に表面積が大きい第一範囲222aの内壁面近傍において、流れが乱れることを抑制することが可能となる。また、表面積が大きい前半部分から、表面積が小さくなる後半部分にかけて、排気ガスの流れを滑らかに案内することができる。その結果、排気ガスの流れの圧力損失の発生を抑制することが可能となる。さらに、第二範囲222bに比べて、相対的に表面積が大きい第一範囲222aの内壁面近傍において、流れが乱れることを抑制することで、この内壁面近傍における排気ガスの熱エネルギー損失の発生を抑制することができる。従って、タービン効率を向上させることが可能となる。
ここで、図6は、所定角度の増加に伴うタービン効率の向上代の解析結果の一例である。図6において、白色の棒グラフは、タービン効率の向上代を示す。「タービン効率の向上代」は、所定角度θを0度とした場合(すなわち、第一範囲222aを設けない場合)のタービン効率に対する向上代である。図示するように、タービン効率の向上代は、所定角度θが増加するほど高くなり、所定角度θが360度である場合に最大となる。
一方、図6において、斜線を付した棒グラフは、ケーシング21の製造コストを考慮したタービン効率の向上代を示す。「製造コストを考慮したタービン効率の向上代」は、所定角度θを0度とした場合のケーシング21の製造コストに対する、所定角度θの増加に伴うケーシング21の製造コストの増加量に基づいて、評価値を算出し、この評価値を上述したタービン効率の向上代から差し引いた値である。評価値は、所定角度θを360度とした場合(すなわち、第二範囲222bを設けない場合)の値を、上述したタービン効率の向上代と同一の値に設定する。つまり、所定角度θを360度とした場合において、製造コストを考慮したタービン効率の向上代を値0に設定する。評価値は、製造コストの増加量と比例関係にあるものとする。例えば、製造コストの増加量が、所定角度θを360度とした場合の製造コストの増加量に対して1/2である場合には、評価値の値も1/2として算出するものとする。
ケーシング21の製造コストは、基本的に、第一範囲222aが広いほど、すなわち所定角度θが増加するほど増加する。第二範囲222bに比べて第一範囲222aの内壁面の表面粗度Rzを低下させるための処理が必要となるためである。そのため、製造コストを考慮したタービン効率の向上代は、所定角度θを360度とした場合において最小となる。図示するように、製造コストを考慮したタービン効率の向上代は、所定角度θが120度で最大となることがわかる。また、所定角度θが180度の場合と、所定角度θが60度の場合とでは、概ね同程度の値となることがわかる。所定角度θを180度よりも大きく増加させていくと、製造コストを考慮したタービン効率の向上代は、低下していく。従って、第一範囲222aと第二範囲222bとを区画する所定角度θは、環状部222の巻き始めの位置222sから180度以下だけ進んだ角度とされることが好ましい。所定角度θは、環状部222の巻き始めの位置222sから120度だけ進んだ角度とされることが、最も好ましい。それにより、タービン効率の向上と、製造コストの増加の抑制との両立を良好に図ることができる。
以上説明したように、本発明の実施形態にかかるケーシング21及び排気ターボ過給機用タービン2は、スクロール22の内壁面のうち、相対的に表面積が大きい巻き始めの位置222sから所定角度θまでの第一範囲222aの内壁面について、第二範囲222bの内壁面よりも表面粗度Rz1を低下させることにより、排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を抑制することができる。また、相対的に表面積が小さく、排気ガスの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生が第一範囲222aよりも少ないスクロール22の第二範囲222bの内壁面においては、表面粗度Rz2を低下させる処理を行わないことで、製造コストの増加や量産性の低下を抑制することができる。従って、本発明の実施形態にかかるケーシング21及び排気ターボ過給機用タービン2によれば、安価かつ量産性に優れ、タービン効率を向上させることが可能となる。
また、本実施形態において、所定角度θは、180度以下である。
この構成によれば、流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を抑制する効果が相対的に大きい巻き始めの位置から180度以下までの第一範囲222aの内壁面のみ表面粗度Rz1を低下させるため、タービン効率の向上と、製造コストの増加及び量産性の低下の抑制との両立を、より良好に図ることができる。
また、本実施形態において、所定角度θは、120度以下である。
この構成によれば、流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を抑制する効果が相対的に最も大きい巻き始めの位置から120度以下までの第一範囲222aの内壁面のみ表面粗度Rz1を低下させるため、タービン効率の向上と、製造コストの増加及び量産性の低下の抑制との両立を、極めて良好に図ることができる。
また、本実施形態において、第一範囲222aにおける内壁面の表面粗度Rz1は、第二範囲222bにおける内壁面の表面粗度Rz2に対して、1/2以下の値である。
この構成によれば、第一範囲222aにおける内壁面の表面粗度Rz1を十分に低下させて、第一範囲222aでの流れの圧力損失及び熱エネルギー損失の発生を良好に抑制することができる。
また、本実施形態にかかる排気ターボ過給機用タービン2は、タービンロータ23へと供給される排気ガスの容量を制御する可変ノズル機構4をさらに備える。
この構成によれば、特に小流量で作動させる際にスクロール22内で熱エネルギー損失が発生しやすい可変容量型の排気ターボ過給機用タービン2において、熱エネルギー損失の発生を良好に抑制することができる。すなわち、本発明は、可変容量型の排気ターボ過給機用タービン2への適用に好適である。なお、本発明は、可変ノズル機構4を備えた可変容量型の排気ターボ過給機用タービンへの適用に限られず、一定容量型の排気ターボ過給機用タービンに適用してもよい。
なお、スクロール22の導入部221においても、環状部222の第一範囲222aと同様に、内壁面の表面粗度Rzを第二範囲222bの内壁面の表面粗度Rz2よりも低下させるものとしてもよい。
なお、ケーシング21の製造方法は、上述したものに限られない。例えば、ケーシング21を鋳造した後に、スクロール22の第一範囲222aの内壁面と第二範囲222bの内壁面とに、切削加工による表面処理を施し、第一範囲222aの内壁面の表面粗度Rz1を第二範囲222bの内壁面の表面粗度Rz2よりも低くするものとしてもよい。また、ケーシング21を鋳造した後に、スクロール22の第一範囲222aの内壁面と第二範囲222bの内壁面とに、異なる材質の板金を固定することによって、第一範囲222aの内壁面の表面粗度Rz1を第二範囲222bの内壁面の表面粗度Rz2よりも低くするものとしてもよい。これらの場合、ケーシング21を鋳造する際に用いる鋳物は、予め表面粗度を異ならせた二つの範囲を設けたものでなく、一定の表面粗度を有するものであってもよい。また、これらの場合においても、ケーシング21を鋳造した後、スクロール22の第一範囲222aの内壁面と、第二範囲222bの内壁面とに、異なる材質の表面コーティング処理を施してもよい。
1 排気ターボ過給機
2 排気ターボ過給機用タービン
21 ケーシング
22 スクロール
221 導入部
222s 巻き始めの位置
222e 巻き終わりの位置
222 環状部
222a 第一範囲
222b 第二範囲
23 タービンロータ
23a ブレード
24 排気ガス出口
3 コンプレッサ
31 コンプレッサハウジング
32 空気通路
33 インペラ
34 空気入口
4 可変ノズル機構
41 ノズルマウント
42 ノズルプレート
43 ノズルベーン
43a ノズル軸
44 ドライブリング
45 レバープレート
45a 連結ピン
46 アクチュエータ
47 リンク
48 ノズルサポート
51 軸受ハウジング
52 軸受
C 軸心
S タービンシャフト
θ 所定角度

Claims (8)

  1. 排気ガスにより駆動されるタービンロータを収容し、前記タービンロータへの前記排気ガスの供給経路である渦巻状のスクロールを形成する排気ターボ過給機用タービンのケーシングであって、
    前記スクロールは、前記排気ガスを導入する筒状の導入部と、前記導入部から延びる環状部とを有する鋳造物であり、
    前記環状部は、巻き始めの位置から所定角度までの第一範囲と、前記所定角度から巻き終わりの位置の第二範囲とを含み、前記巻き始めの位置から前記巻き終わりの位置に向かうにつれて内壁面の表面積が減少し、
    前記第一範囲は、前記第二範囲よりも、前記内壁面の表面粗度が低い、ことを特徴とする排気ターボ過給機用タービンのケーシング。
  2. 前記所定角度は、180度以下であることを特徴とする請求項1に記載の排気ターボ過給機用タービンのケーシング。
  3. 前記所定角度は、120度以下であることを特徴とする請求項1に記載の排気ターボ過給機用タービンのケーシング。
  4. 前記第一範囲における前記内壁面の表面粗度は、前記第二範囲における前記内壁面の表面粗度に対して、1/2以下の値であることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の排気ターボ過給機用タービンのケーシング。
  5. 請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の排気ターボ過給機用タービンのケーシングと、
    前記ケーシング内に収容され、前記スクロールを介して供給される排気ガスにより駆動されるタービンロータと、
    を備えることを特徴とする排気ターボ過給機用タービン。
  6. 前記タービンロータへと供給される前記排気ガスの容量を制御する可変ノズル機構をさらに備えることを特徴とする請求項5に記載の排気ターボ過給機用タービン。
  7. 排気ガスにより駆動されるタービンロータを収容し、前記タービンロータへの前記排気ガスの供給経路である渦巻状のスクロールを形成する排気ターボ過給機用タービンのケーシングの製造方法であって、
    予め表面粗度を異ならせた二つの範囲を設けた鋳型を用いて前記ケーシングを鋳造することにより、前記スクロールを巻き始めの位置から所定角度までの第一範囲と、前記所定角度から巻き終わりの位置の第二範囲とを区画して形成し、
    前記第一範囲は、前記第二範囲よりも、内壁面の表面粗度が低い、
    ことを特徴とする排気ターボ過給機用タービンのケーシングの製造方法。
  8. 前記第一範囲の内壁面と前記第二範囲の内壁面とに、異なる材質の表面コーティングを施すことを特徴とする請求項7に記載の排気ターボ過給機用タービンのケーシングの製造方法。
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