JP2008151063A - インペラの翼構造、タービン、過給機 - Google Patents

インペラの翼構造、タービン、過給機 Download PDF

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Abstract

【課題】タービンインペラの翼に発生する振動を効果的に抑えることができるインペラの翼構造等を提案する。
【解決手段】ラジアルタービンのインペラの翼Bの構造であって、ハブとチップを含む断面形状が、ハブからチップに向かうに従ってインペラの円周方向に徐々に屈曲するように形成される。翼弦方向に沿った断面がハブからチップに向かうに従ってインペラの半径方向に沿った位置から後縁近傍の翼弦方向に徐々に移動させた位置に形成される。
【選択図】図7

Description

本発明は、ラジアルタービン(輻流式タービン)のインペラの翼構造、これを用いたタービン、過給機に関する。
過給機(ターボチャージャ)は、内燃機関の排気ガスにより回転軸を回転させ、その回転軸に連結した圧縮機(コンプレッサ)を作動させて気体を圧縮し、高圧になった気体を内燃機関に供給することで、エンジンの出力や効率を向上させるものである。
近年の過給機では、タービンインペラの上流に複数の可変翼等の前置翼を配置して、低速から高速域まで広い範囲での性能向上させて、低公害化と低燃費の改善を図っている。
特開2006−125588号公報
低公害と低燃費の更なる向上を図るため、複数の前置翼とタービンインペラとがより近接するようになってきた。これに伴って、前置翼の後流がタービンインペラの翼(ブレード)を振動させる現象が見受けられるようになってきている。
従来、タービンインペラの翼形状は、半径方向の荷重に対して強くするために、翼のハブ(Hub:翼基端)とチップ(Tip:翼先端)を含む断面形状が、半径方向に対して真っ直ぐに伸びるように形成されている。このため、タービンインペラの振動を抑えるためには、翼の厚みを厚くする方法が主に採られていた。
しかしながら、タービンインペラには、空力的な制約があり、また慣性モーメントの低減が要請されている。このため、翼の厚みを厚くする方法では、空力的な損失や慣性モーメントが増大してしまうため、その調整限界があり、前置翼に起因するタービンインペラの翼の振動を十分に抑えることができない、という問題がある。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、タービンインペラの翼に発生する振動を効果的に抑えることができるインペラの翼構造、タービン、過給機を提案することを目的とする。
本発明に係るインペラの翼構造、タービン、過給機では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第一の発明は、ラジアルタービンのインペラの翼構造であって、ハブとチップを含む断面形状がハブからチップに向かうに従って前記インペラの円周方向に徐々に屈曲するように形成されることを特徴とする。
また、前記円周方向は、前記インペラの回転方向又は反回転方向であることを特徴とする。
また、前記翼の前縁側が後縁側よりも屈曲するように形成されることを特徴とする。
また、前記翼は、ハブからチップに向かう翼高さ方向の中間位置よりもチップ側または前記翼の後縁の半径よりも外側のいずれかにおいて、屈曲するように形成されることを特徴とする。
ラジアルタービンのインペラの翼の構造であって、翼弦方向に沿った断面がハブからチップに向かうに従って前記インペラの半径方向に沿った位置から後縁近傍の翼弦方向に徐々に移動させた位置に形成されることを特徴とする。
また、前記後縁近傍の翼弦方向は、前記後縁近傍の翼面に沿って流れる流体の流れ方向又は反流れ方向であることを特徴とする。
第二の発明は、タービンが、第一の発明に係るインペラの翼構造を備えたタービンインペラと、前記タービンインペラに流体を流入させるノズルの断面積を調整する複数の前置翼と、を備えることを特徴とする。
第三の発明は、内燃機関からの排気ガスにより駆動される排気タービンと、前記排気タービンにより回転駆動されるコンプレッサインペラにより前記内燃機関に向けて圧縮空気を供給するコンプレッサと、を有する過給機において、前記排気タービンとして、第二の発明に係るタービンを用いたことを特徴とする。
本発明によれば以下の効果を得ることができる。
本発明に係るインペラの翼構造では、タービンインペラの重量の増大を招くことはなく、翼の翼弦方向前縁側のチップ近傍の剛性を従来例に比べて増大させることができる。このため、翼の共振のうち二次モードの周波数を従来例よりも高い周波数に変移させることができる。そして、二次モードの周波数をタービンインペラの運転領域を越える周波数領域に変移させることで、前置翼に起因する振動周波数と二次モードの共振周波数が一致して翼が励振されて損傷・破壊するという不具合を確実に解消することができる。
本発明に係るタービン、過給機では、タービンインペラの上流に複数の可変翼等の前置翼を配置して、低速から高速域まで広い範囲での性能向上させることができる。そして、低公害と低燃費の向上を図ることができる。
以下、本発明に係るインペラの翼構造、タービン、過給機の実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る過給機(ターボチャージャ)10の全体構成を示す断面図である。図2は、タービンインペラ11を示す斜視図である。
過給機10は、排気タービン部Tとコンプレッサ部Cとから構成される。具体的には、過給機10は、タービンインペラ11と、コンプレッサインペラ12と、タービンインペラ11とコンプレッサインペラ12とを連結する回転軸としてのシャフト13と、これらを囲むハウジング14と、ハウジング14内でシャフト13を回転自在に支持する軸受15等とを備えており、タービンインペラ11側が排気タービン部Tを、コンプレッサインペラ12側がコンプレッサ部Cを構成する。
タービンインペラ11とシャフト13とは溶接等により一体化され、コンプレッサインペラ12とシャフト13とはナット等を介して結合されている。
また、ハウジング14は、タービンハウジング21、ベアリングハウジング22、シールプレート23、及びコンプレッサハウジング24等が順に連結された構成からなる。
タービンハウジング21の外周側には、排気ガス入口31が形成される。この排気ガス入口31は内燃機関Eの排気口E2に接続されて、内燃機関Eから排気ガスが導かれる。
また、タービンハウジング21には、シャフト13と同軸上に、排気ガス出口32が形成される。この排気ガス出口32は、排気筒(図示せず)等に接続される。
コンプレッサハウジング24には、シャフト13と同軸上に、吸気口33が形成される。この吸気口33から外気が吸引される。
また、コンプレッサハウジング24の円周所要位置には、吐出口34が形成される。この吐出口34は、内燃機関Eの給気口E1に接続されて、加圧空気を内燃機関Eに向けて導く。
このような構成により、内燃機関Eから、高温・高圧の排気ガスGが排気ガス入口31よりタービンハウジング21内に流入し、タービンインペラ11を回転させた後に、排気ガス出口32より外部に排気される。そして、タービンインペラ11の回転は、シャフト13を介して、コンプレッサインペラ12を伝達される。
これにより、吸気口33より外気がコンプレッサハウジング24内に吸入され、更に圧縮された後に、吐出口34を経て内燃機関Eに供給される。なお、シャフト13の回転数は、例えば数万〜数10万rpm程度となる。
図3は、排気ガス入口31に配置される可変容量装置50を示す図である。
可変容量装置50は、図2に示すように、環状の排気ガス入口31の円周上に配置された複数のノズルベーン51によって構成されたベーンノズル52を備えている。各ノズルベーン51は、タービンインペラ11の回転軸と平行に配置された中心軸を中心にして、回動可能に設けられている。
そして、各ノズルベーン51を同期して回動することで、ベーンノズル52の流路の大きさを変化させることができ、タービンインペラ11に向けて供給される排気ガスGの流速を変えることが可能となっている。
低公害と低燃費の要請から、過給機全体のサイズアップ、即ち重量増加を抑えるとともにタービンでの流れの損失増加を抑えて過給機全体の効率低下を避けるため、各ノズルベーン51とタービンインペラ11との距離がより近接する傾向にある。これに伴って、各ノズルベーン51の後流のタービンインペラ11の各翼Bへの加振力が増加するようになってきた。タービンインペラ11の各翼Bには、タービンインペラ11の回転数とノズルベーン51の数に応じた加振力が作用する。
なお、以下、ノズルベーン51に起因するタービンインペラ11の翼Bの振動を、前置翼励振振動という。
図4は、翼Bに発生する振動の周波数を示す図であって、図4(a)は翼Bのキャンベル線図、図4(b)は従来例のキャンベル線図を示す。キャンベル線図は、縦軸に周波数、横軸にタービンインペラ11の回転数を示す。
なお、従来例とは、タービンインペラの翼形状が半径方向に対して真っ直ぐに伸びる断面形状(ハブとチップを含む断面)の例をいう(図7,図8の破線参照)。
タービンインペラ11の翼Bは、固有共振周波数を有している。周波数が低いものから、一次モード、二次モード、三次モード(の振動)と呼び、更に高次の振動モードも存在する。これら固有共振周波数は、翼Bの形状により定まる。
したがって、図4(a),(b)に示すように、タービンインペラ11の回転数の変化に関わらず、一次モード、二次モードの周波数は、殆ど一定或いは回転数が高くなるに従ってやや低い値を示す。
一方、前置翼励振振動は、タービンインペラ11の回転数に応じて変動する。このため、タービンインペラ11の回転数によっては、前置翼励振振動の周波数と固有共振周波数とが一致してしまう場合がある(図4(a),図4(b)の丸印部分)。
このような場合には、タービンインペラ11の翼Bが激しく共振するので、インペラの強度を確保するためにタービン効率を犠牲にして、翼の厚みを増やしたり、ノズルとベーンの距離を離したりしなければならなくなる。
タービンインペラ11の回転数は、翼Bの機械的強度等に応じて、上限(使用範囲)が設定される。このため、翼Bの固有共振周波数のうち、前置翼励振振動の周波数と一致する可能性があるのは、一次モード及び二次モードである(図4(a),図4(b)参照)。
特に、二次モードの周波数と前置翼励振振動の周波数とが一致する場合には、タービンインペラ11の翼Bの強度を十分確保するか、ノズルベーン後流の加振力を十分に低減する必要が生じる(図4(b)参照)。タービンインペラ11の回転数が高い場合には、翼Bには、既に半径方向に大きな力(遠心力)が加わっているため、更に翼Bが激しく共振した場合には、容易に翼Bの機械的強度を越える力が加わってしまうからである。
このような事情に鑑みて、本実施形態に係るタービンインペラ11では、図4(a)に示すように、翼Bの二次モードの周波数と前置翼励振振動の周波数とが一致しないように翼Bの形状を規定している。
図5は、タービンインペラ11の断面図(正中線断面)であって、共振する部位(領域)を示す図である。
タービンインペラ11は、複数の翼Bを備えている(図2参照)。これらの翼Bに発生する固有共振振動は、振動モードによって出現する場所が異なっている。
具体的には、図5に示すように、一次モードの振動は、コード方向TE側のチップ近傍に出現する。一方、二次モードの振動は、コード方向LE側のチップ近傍に出現する。特に、二次モードの振動は、翼Bのハブからチップに向かう翼高さ方向の略中間位置よりもチップ側(矢印P側)、または翼Bの後縁の半径よりも外側(矢印Q側)に出現する。
なお、コード(chord)方向とは翼弦方向(排気ガスGが翼面に沿って流れる方向、矢印Gの方向)を意味する。また、コード方向LE側は前縁(leading edge)側、コード方向TE側は後縁(trailing edge)側を示す。
翼Bの共振による損傷を回避するためには、一次モードの周波数は、より低く抑えることが好ましい。しかしながら、機械的強度を確保する必要があるため、翼Bの剛性を替えずに、一次モードの周波数を従来例とほぼ変わらないようにする。つまり、一次モードの振動が発生する箇所では、翼Bは、従来例と同じ形状として、剛性が変化しないようにする(なお、タービンインペラ11の形成材料は従来例と同一)。
一方、二次モードの周波数は、より高い周波領域に変移させる。具体的には、タービンインペラ11の運転領域(回転周波数)を越える領域まで上昇させる。二次モードの周波数を、タービンインペラ11の運転領域を越える領域に変移させることで、前置翼励振振動の周波数と二次モードの振動周波数が一致する可能性がなくなる。
したがって、タービンインペラ11の翼Bの二次モードの周波数における共振を避けることになる。
図6〜図8は、タービンインペラ11及び翼Bの断面図であって、図6は翼Bのコード方向に沿った断面図、図7は翼Bの半径方向に沿った断面図、図8は翼Bのコード方向に直交する方向に沿った断面図である。
図9は、タービンインペラ11の翼Bの形状を示す図であって、従来例の翼形状(左側)と本実施形態の翼Bの形状(右側)を比較する図である。図9(a)は翼BをLE側から見た図、図9(b)は翼Bを翼側面から見た図、図9(c)は翼BをTE側から見た図である。一般に従来のタービンインペラの流線方向の翼形状は後縁近傍において、曲率変化が小さい。
図6〜図8に示すように、タービンインペラ11の翼Bでは、コード方向TE側のチップ近傍の形状は変化させずに、コード方向LE側のチップ近傍の形状のみを変化させている。
具体的には、流線方向後縁側の翼形状の曲率変化が小さいことに着目して、図6に示すように、翼Bのコード方向の断面形状自体は従来例から変化させない(図6の断面AA−AA,AB−ABの破線参照)で、翼Bのチップ近傍においてコード方向の断面形状を従来例の位置から回転方向に平行移動させたような形状としている。つまり、コード方向に沿った断面の位置がハブからチップに向かう(断面AA−AAからAC−ACに向かう)に従ってタービンインペラ11の半径方向に沿った位置からTE近傍のコード方向(矢印Gの方向)に徐々に移動させた位置に形成される。
図9に示すように、翼Bのチップ近傍において、コード方向の断面形状をTE近傍の翼面に沿って流れる排気ガスGの流れ方向(図9(a)〜(c)の矢印Gの方向)に平行移動させたような形状に形成される。
この翼形状を他の断面から見ると、図7及び図8に示すように、ハブとチップを含む断面形状がハブからチップに向かうに従ってタービンインペラ11の円周方向に徐々に屈曲するように形成される。その円周方向は、タービンインペラ11の回転方向である。また、翼Bのチップ近傍のうち、コード方向LE側の形状がコード方向LE側よりも屈曲するように形成される。
このため、翼Bの重量の増大を招くことはなく、翼Bのコード方向LE側のチップ近傍の半径方向の断面二次モーメントを増大させることができる。したがって、一次モードの振動が出現する翼Bのコード方向TE側のチップ近傍の形状と剛性を変化させないことで、一次モードの周波数は従来通り低く抑えることができる。
その一方で、二次モードの振動が出現するコード方向LE側のチップ近傍の剛性を向上させることで、二次モードの周波数のみを従来よりも高い周波数に変移させることができる。また、TE近傍の翼形状の曲率変化が小さいので、従来例の翼形状に対してTE近傍の流れに与える影響が少なくなる。
図10は、翼Bの他の翼形状を示す図であって、コード方向に沿った断面図である。
翼Bのチップ近傍においてコード方向の断面形状を従来例の位置から平行移動させる場合に、図10に示すように、反回転方向(排気ガスGの反流れ方向)に平行移動させたような形状としてもよい。言い換えれば、翼Bが、ハブとチップを含む断面形状がハブからチップに向かうに従ってタービンインペラ11の反回転方向に徐々に屈曲するように形成してもよい。
このような形状であっても、図6〜図9に示した翼形状と同様に、翼Bの重量の増大を招くことはなく、翼Bのコード方向LE側のチップ近傍の半径方向の断面二次モーメントを増大させることができる。
したがって、一次モードの周波数を従来通り低く抑えつつ、二次モードの周波数を従来例よりも高い周波数に変移させることができる。
以上説明したように、本実施形態のタービンインペラ11によれば、重量の増大を招くことはなく、また翼Bのコード方向TE側のチップ近傍の形状及び剛性を殆ど変化させずに、各翼Bのコード方向LE側のチップ近傍の剛性(半径方向の断面二次モーメント)を従来例に比べて増大させることができる。
このため、一次モードの周波数は従来例通り低く抑えることができ、その一方で二次モードの周波数のみを従来例よりも高い周波数に変移させることができる。そして、二次モードの周波数をタービンインペラ11の運転領域を越える周波数領域に変移させることで、前置翼励振振動の周波数と二次モードの共振周波数が一致して翼Bが共振することを回避できる。
そして、上述したような翼形状を有すタービンインペラ11を用いることにより、タービンインペラ11とノズルベーン51をより近接させることが可能となる。したがって、過給機10(排気タービン部T)では、タービンにおける流れの損失を抑え、過給機の効率を維持しながら、タービンのサイズアップすなわち重量の増加を抑えることができ、低公害と低燃費の向上を図ることができる。
なお、上述した実施の形態において示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
上述した実施形態においては、タービンインペラ11の翼Bのコード方向LE側において、チップ近傍の形状のみを変化させた形状としているが、これに限らない。タービンインペラ11の翼Bのうち、よりハブ側まで翼形状を変化させてもよい。
また、タービンインペラ11の翼Bのコード方向LE側のみに限らず、コード方向TE側まで翼形状を変化させる場合であってもよい。
いずれの場合であっても、翼Bに発生する二次モードの共振周波数をタービンインペラ11の運転領域を越える周波数領域に変移させるために必要な範囲で翼形状を変化させればよい。そして、その翼形状としては、翼Bのハブとチップを含む断面形状がハブからチップに向かうに従ってタービンインペラ11の円周方向に徐々に屈曲するように形成される。
本発明の実施形態に係る過給機10の全体構成を示す断面図である。 本実施形態に係るタービンインペラ11を示す斜視図である。 排気ガス入口31に配置される可変容量装置50を示す図である。 翼Bに発生する振動の周波数を示す図である。 タービンインペラ11の断面図であって、共振する部位(領域)を示す図である。 翼Bのコード方向に沿った断面図である。 翼Bの半径方向に沿った断面図である。 翼Bのコード方向に直交する方向に沿った断面図である。 翼Bの形状を示す図(従来例の翼形状と本実施形態の翼Bの形状を比較する図)である。 翼Bの他の翼形状を示す図であって、コード方向に沿った断面図である。
符号の説明
10…過給機
11…タービンインペラ
12…コンプレッサインペラ
51…ノズルベーン
C…コンプレッサ部
T…排気タービン部
E…内燃機関
G…排気ガス
B…翼

Claims (8)

  1. ラジアルタービンのインペラの翼構造であって、
    ハブとチップを含む断面形状がハブからチップに向かうに従って前記インペラの円周方向に徐々に屈曲するように形成されることを特徴とするインペラの翼構造。
  2. 前記円周方向は、前記インペラの回転方向又は反回転方向であることを特徴とする請求項1に記載のインペラの翼構造。
  3. 前記翼の前縁側が後縁側よりも屈曲するように形成されることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載のインペラの翼構造。
  4. 前記翼は、ハブからチップに向かう翼高さ方向の中間位置よりもチップ側または前記翼の後縁の半径よりも外側のいずれかにおいて、屈曲するように形成されることを特徴とする請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載のインペラの翼構造。
  5. ラジアルタービンのインペラの翼の構造であって、
    翼弦方向に沿った断面がハブからチップに向かうに従って前記インペラの半径方向に沿った位置から後縁近傍の翼弦方向に徐々に移動させた位置に形成されることを特徴とするインペラの翼構造。
  6. 前記後縁近傍の翼弦方向は、前記後縁近傍の翼面に沿って流れる流体の流れ方向又は反流れ方向であることを特徴とする請求項4に記載のインペラの翼構造。
  7. 請求項1から請求項6のうちいずれか一項に記載のインペラの翼構造を備えたタービンインペラと、
    前記タービンインペラに流体を流入させるノズルの断面積を調整する複数の前置翼と、
    を備えることを特徴とするタービン。
  8. 内燃機関からの排気ガスにより駆動される排気タービンと、
    前記排気タービンにより回転駆動されるコンプレッサインペラにより前記内燃機関に向けて圧縮空気を供給するコンプレッサと、を有する過給機において、
    前記排気タービンとして、請求項7に記載のタービンを用いたことを特徴とする過給機。
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