JP6744663B2 - ゴルフピン位置検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ゴルフ場のグリーン毎に設定されるピン位置を精度よく検出するゴルフピン位置検出装置に関する。
ゴルフ場の各ホールでは、カップの位置となるグリーン上のピン(旗)位置が個々に設定される。ピン位置は基本的に毎日、グリーンキーパーがピンを切って、すなわちホールカッターでグリーンに穴を開けて、そこに凹状のカップを設置することで、その日の位置を決定しており、ピン位置次第で各ホールの難易度が大きく変わってしまう。そのため、ゴルファーがプレイの戦略を立てる上で、ピン位置は非常に大切なポイントとなっている。
従来、ピン位置をプレイ前のゴルファーに伝えるには、グリーンキーパーがピン位置をメモして、それを管理サーバの画面上で手入力する作業が行なわれていた。この場合、手入力された内容を、通信手段によりゴルフカートに取付けたナビゲーション端末や、ゴルファーが保有する携帯端末(主にスマートフォン)にピン位置情報として配信し、これらの端末に備えた表示器でピン位置を表示していた。
また、このような手入力に代わって、グリーン上のカップ位置に装置を移動し、タッチ操作によりカップ位置の地点登録を行なうと、GPS(Global Positioning System)受信部から取得した現在位置をバッファメモリに登録して、プレイ中にそのカップ位置を旗アイコンで表示させる考えが提案されている(特許文献1を参照)。
特開2011−212419号公報
しかし、上述した手入力での作業は煩雑である上に、入力の際に人為的なエラーが発生する可能性があり、問題であった。また、手入力を省くために、特許文献1に示すようなGPS受信部でカップ位置を取得して、その情報を何らかの通信手段で管理サーバ側に伝達することも可能であるが、GPS受信部の測位精度は誤差が数メートル程度で低く、カップ位置を正確に検出して表示させることができず、実用に耐えられなかった。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、設定したピン位置を実用に耐え得る高い精度で検出して、ゴルファーに伝えることができるゴルフピン位置検出装置を提供することを主な目的とする。
本発明のゴルフピン位置検出装置は、ゴルフ場に設置したカップに着脱可能に設けられる装置本体と、前記装置本体を前記カップに装着した状態で操作が可能な測定開始指示手段と、準天頂衛星からの補強信号と航法衛星からの航法信号とを受信して、前記航法信号により特定された位置を前記補強信号で補正処理した測位データを出力する受信モジュールと、外部機器への情報送信を可能にする通信手段と、前記測定開始指示手段への操作に伴い、前記受信モジュールからの測位データの取込みを開始し、前記カップの位置となるピン位置の情報を前記通信手段に送出する制御手段と、を備えたことを特徴とする。
また本発明は、前記制御手段で算出したピン位置の情報を記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする。
請求項1の発明によれば、グリーンキーパーがピンを切って任意の位置にカップを設置したら、装置本体をカップに装着して測定開始指示手段を操作すると、制御手段が受信モジュールからの測位データの取込みを開始して、カップの位置となるピン位置を算出し、そのピン位置の情報を通信手段から外部機器に送出する。このとき受信モジュールは、航法衛星からの航法信号に加えて、準天頂衛星からの補強信号に対応した受信が可能で、受信モジュールの位置を示す測位データの測位精度を、数センチメートル程度の誤差に大幅に向上させて制御手段に送出できるので、設定したピン位置を実用に耐え得る高い精度で検出して、外部機器によりゴルファーに伝えることが可能となる。
請求項2の発明によれば、制御手段で算出した精度の高いピン位置の情報を記憶手段に一旦記憶させておき、後でそこから情報を取り出して、通信手段により外部機器に送信することができる。そのため、例えば各ホールのピン位置の情報を記憶手段にその都度記憶させて、後で一度に外部機器へ送信でき、装置の使い勝手が向上する。
本発明の一実施形態におけるゴルフピン位置検出装置と、ゴルフ場のカップ周辺の外観斜視図である。 同上、図1に示すゴルフピン位置検出装置の電気的構成を示すブロック図である。 同上、通信手段に接続する外部機器の一形態を示す図である。 同上、通信手段に接続する外部機器の別な形態を示す図である。 同上、通信手段に接続する外部機器のさらに別な形態を示す図である。 同上、管理サーバの表示器に表示されるコース管理用画面を示す図である。 同上、 図である。
以下、本発明におけるゴルフピン位置検出装置(以下、単に「装置」と称する)の好ましい実施形態について、添付図面を参照しながら説明する。
図1は、ゴルフ場のグリーンGに開けられた穴Hに設置されるカップ100と、このカップ100に装着される装置200の外観構成を示したものである。同図において、装置200は円柱状の装置本体1と、装置本体1の上部に取付け固定され、GNSS(Global Navigation Satellite System:全地球航法衛星システム)を実現する航法衛星S(図2を参照)からの航法信号や、QZSS(Quasi-Zenith Satellite System:準天頂衛星システム)を実現する準天頂衛星Sからの補正信号を受信する受信モジュール2とにより全体が構成される。装置本体1は、グリーンGの上面側からカップ100に着脱できる外形形状を有し、受信モジュール2は幾つかの航法信号を良好に受信できるように、好ましくは装置本体1をカップ100に装着した状態で、グリーンG上に露出して配置される。また3は、装置200による測定開始を指示するのに押動操作される測定開始ボタンであり、これは測定開始指示手段として、装置本体1をカップ100に装着した状態で手動の操作ができるように、好ましくは受信モジュール2の露出した上面に配設される。
背景技術でも説明したように、ゴルフ場の各ホールでは、グリーンキーパーがホールカッター(不図示)でグリーンGに穴Hを開け、そこにカップ100を挿入設置することで、カップ100の位置となるピン位置が設定される。カップ100は、平面視が円形で有底凹状の金属部材からなり、どのホールでも同じ大きさの穴Hに、同じ形状のカップ100が設置される。各ホールのピン位置は、その日の状況に応じて、若しくは決められたローテーションに従って、ゴルフ場側で変更しているが、本実施形態では装置本体1をカップ100に装着することで、受信モジュール2がピン位置に一致して配置されるように位置決めされる。
図2は、上述した装置200の電気的構成を示している。同図において、装置本体1の内部には、電源部11と、主制御手段12と、通信手段13がそれぞれ組み込まれる。また受信モジュール2は、電波を捕捉する受信アンテナ21と、受信モジュール2の制御部となるASIC(Application Specific Integrated Circuit、特定用途向け集積回路)22とを備えて構成される。電源部11は装置200の各部、具体的には主制御手段12や通信手段13の他に、受信モジュール2のASIC22に、所望の動作電圧を供給するものであり、例えば電池(一次電池や二次電池)と電源回路の組み合わせにより構成される。
装置本体1の外郭部材は、カップ100と同様に金属などの導体とするのが好ましい。この場合、装置本体1をカップ100に装着した時に、装置本体1の外郭部材が地面に埋められたカップ100に接触して電気的に接続し、受信モジュール2の受信アンテナ21として接地アンテナを使用できる。そのため、受信アンテナ21ひいては受信モジュール2のコンパクト化を図ることが可能になる。
ASIC22は、ソフトウエア上の機能構成として、受信モジュール2の位置を示す測位データを算出する測位データ生成手段23を備えている。ここでの測位データ生成手段23は、受信アンテナ21で捉えた4つ以上の航法衛星Sからの航法信号と、1つ以上の準天頂衛星Sからの補正信号とをそれぞれ取り込んで、受信モジュール2がどの時刻にどの位置にあるのかを航法信号で特定し、この特定した位置を補正信号で補正処理することで、測位精度を数センチメートル程度の誤差に向上させた測位データを算出する構成となっている。
なお現時点において、航法衛星Sは各国が打ち上げたGPS(Global Positioning System)、GLONASS(Global Navigation Satellite System)、ガリレオ、北斗などの人工衛星を指し、準天頂衛星Sは日本が打ち上げた人工衛星「みちびき」を指す。将来的には、それ以外の航法衛星Sや準天頂衛星Sを含んでもよい。また、補正信号は人工衛星「みちびき」が発するL6信号を指す。航法信号は周知のように、航法衛星Sに搭載された原子時計を使用して、航法衛星Sの軌道に基づき生成される測位信号である。
主制御手段12は、ソフトウエア上の機能構成として、測位データ生成手段23で生成出力される測位データに基づいて、受信モジュール2の位置に一致するピン位置の情報を生成して、これを通信手段13に送出するピン位置情報生成手段31を備えている。ピン位置情報生成手段31は、測定開始ボタン3からの操作信号を受けて、測位データ生成手段23からの測位データの取込みを開始し、測位データそのものをピン位置の情報(緯度、経度)として、若しくは測位データからピン位置の情報を算出して、通信手段13に送出する構成を備えている。
また主制御手段12は、ピン位置情報生成手段31で生成されたピン位置の情報を記憶する記憶手段32を好ましくは備える。これにより、ピン位置情報生成手段31はピン位置の情報をすぐに通信手段13に送出するのではなく、記憶手段32に一旦記憶させてから、後で装置200とは別体の外部機器300が通信手段13と接続されたときに、それまで記憶手段32に記憶保持させていたピン位置の情報を、通信手段13を介して外部機器に送出できる。
通信手段13は、ピン位置情報生成手段31から送り出されたピン位置の情報を、ゴルフ場でプレイする複数のゴルファーに伝えるために、適切な外部機器300に送出するものである。外部機器300の具体的な構成については、次に詳しく説明する。
図3〜図5は、外部機器300の具体的な形態を示したものである。これらの各図に共通して、311は装置200の測定対象となるゴルフ場の各ホールの地図情報を記憶部(図示せず)に保有する管理サーバ、321aはゴルファーが携帯するスマートフォンやタブレット端末などの携帯情報端末、321bはゴルフ場内を走行するゴルフカート(図示せず)に搭載可能なナビゲーション端末である。管理サーバ311と携帯端末321aとの間は、例えばインターネット331を経由して、また管理サーバ311とナビゲーション端末321bとの間は、例えばUHF無線回線332を経由して、相互にデータや情報のやり取りが行なえるようになっている。通信手段13に接続する外部機器300は様々な形態を有するが、どの形態であっても、最終的にはゴルファーがピン位置の情報を取得するために、携帯端末321aやナビゲーション端末321bなどの端末機器321を終端に備える。なお、管理サーバ311には表示器を備えた何台の端末機器321が接続されてもよく、携帯情報端末321aやナビゲーション端末321b以外の端末機器321を用いてもよい。
図3に示す外部機器300は、装置200の通信手段13とインターネット331とを接続する接続手段として、例えば携帯電話網341が用いられる。この場合、携帯電話網341などを使用して装置200の通信手段13とインターネット331とを接続し、ピン位置情報生成手段31で生成されたピン位置の情報を、記憶手段32に記憶することなく通信手段13から携帯電話網341とインターネット331を順に経由して、管理サーバ311にアップロードすることができる。ここでは、携帯電話網341以外の接続手段を利用してもよい。また、記憶手段32にピン位置の情報を一旦記憶させた後に、装置200を別な場所に移動して通信手段13と携帯電話網341との通信を確立させ、記憶手段32に記憶されているピン位置の情報を、上述の経路で管理サーバ311にアップロードさせてもよい。
図4に示す外部機器300は、記憶手段32に記憶したピン位置の情報を取り出す機器として、例えばパーソナルコンピュータ351が用いられる。この場合、測定後に装置200を別な場所に移動させ、例えばBluetooth(登録商標)のような近距離無線通信を利用して、装置200の通信手段13とパーソナルコンピュータ351とを無線で接続し、記憶手段32に記憶されているピン位置の情報をパーソナルコンピュータ351に転送する。この後、パーソナルコンピュータ351を管理サーバ311と接続することで、パーソナルコンピュータ351から管理サーバ311にピン位置の情報をアップロードできる。ここでは、パーソナルコンピュータ351以外の機器を利用してもよい。
図5に示す外部機器300は、装置200の通信手段13とインターネット331との間に接続する情報転送機器として、例えばハンディ端末(主にスマートフォン)361が用いられる。この場合、例えばBluetoothのような近距離無線通信を利用して、装置200の通信手段13とハンディ端末361とを無線で接続し、ピン位置情報生成手段31で生成されたピン位置の情報を、記憶手段32に記憶することなく通信手段13を介してハンディ端末361に転送し、ハンディ端末361からインターネット331を経由して、管理サーバ311にアップロードすることができる。ここでは、ハンディ端末361以外の情報転送機器を利用してもよい。また、記憶手段32にピン位置の情報を一旦記憶させた後に、装置200を別な場所に移動して通信手段13とハンディ端末361との通信を確立させ、記憶手段32に記憶されているピン位置の情報を、上述の経路で管理サーバ311にアップロードさせてもよい。
図3〜図5に共通して、管理サーバ311は装置200の通信手段13から送出されるピン位置の情報をアップロードして取り込むと、これを記憶部の地図情報とは別な記憶領域に保存する。ゴルファーが普段から携帯する携帯情報端末321aや、ゴルファーが利用するゴルフカートに設置したナビゲーション端末321bには、管理サーバ311にアクセスできる専用のアプリケーションが予めダウンロードされており、このアプリケーションを立ち上げて、自分がプレイを行なうゴルフ場の中で、表示させたいホールをアプリケーションの管理サーバ311に指示すると、管理サーバ311は指示されたホールの地図情報と、その地図情報内に位置するピン位置の情報とを記憶部から読み出して、指示されたホールの地図情報にピン位置を重ね合わせた表示用データを、指示された携帯情報端末321aやナビゲーション端末321bに送出する。これにより、携帯情報端末321aやナビゲーション端末321bの表示器には、ホールの地図情報にピン位置を重ね合わせた表示が行われるように構成している。
また、図4や図5では、何れも通信手段13に組み込まれた無線通信インターフェースなどの無線接続手段(図示せず)を介して、管理サーバ311にピン位置の情報を転送する通信端末としてのパーソナルコンピュータ351やハンディ端末361と無線通信を確立する構成となっているが、代わりに通信手段13に有線接続手段としての例えばUSB(Universal Serial Bus)ソケットを組み込み、このUSBソケットを利用して通信手段13と通信端末との間をUSBケーブルで接続して、有線通信を確立する構成としてもよい。
次に上記構成について、図6や図7を参照しながらその作用を説明する。先ず、装置200を利用したピン位置の測定手順から説明すると、ゴルフ場の各ホールでは、グリーンキーパーがその日のピン位置を設定するために、グリーンG上でピン位置に合せて穴Hを開け、その穴Hにカップ100を挿入設置する。
続いて、予め装置200の図示しない電源スイッチをオンにして、電源部11から装置200の各部への通電を開始させると、受信モジュール2や主制御手段12がそれぞれ起動し、受信モジュール2による航法衛星Sや準天頂衛星Sからの電波の受信が開始する。受信モジュール2は、所定数(例えば4つ)の別な位置にある航法衛星Sからの航法信号を受信アンテナ21で捕捉することにより、受信モジュール2がどの時刻にどの位置にあるのかを測位データ生成手段22で測位し、さらに少なくとも1つの準天頂衛星Sからの補正信号を受信アンテナ21で捕捉することにより、所定数の航法信号から測位した位置を測位データ生成手段22で補正処理する。こうして受信モジュール2の測位データ生成手段22で補正処理された測位データは、実際のピン位置に対して数センチメートル程度の誤差に留まり、主制御手段12に送出される。
この状態で、装置200の装置本体1をカップ100に装着して、受信モジュール2をピン位置に一致させた後、外部に露出する測定開始ボタン3を押動操作すると、主制御手段12のピン位置情報生成手段31は、測位データ生成手段23からの測位データの取込みを開始する。このときピン位置情報生成手段31は、短時間でのデータ送出を実現するために、測位データ生成手段23から取込んだ1回の測位データを、そのままピン位置の情報として通信手段13に送出してもよいし、或いは測位精度をさらに向上させるために、測位データ生成手段23からの測位データを複数回取込み、その測位データの平均値をピン位置の情報として通信手段13に送出してもよい。何れにせよピン位置情報生成手段31は、外部機器300に対する必要以上の送信を避けるために、ピン位置の情報を通信手段13に一旦送出すると、次に測定開始ボタン3が再び押動操作されるまで、測位データ生成手段23からの測位データの取込みを停止する。こうして、一つのホールでのピン位置の情報が、通信手段13を介して遠隔の管理サーバ311に送出され、装置200を利用したピン位置の測定が終了する。
なお、1つのゴルフ場では通常、複数のホール数を有してコースが造成されているので、上述したピン位置の設定と装置200によるピン位置の測定は、ホール毎に繰り返し行なわれ、ピン位置の情報が管理サーバ311にその都度送出される。また、主制御手段12の記憶手段32に、ピン位置の情報を記憶する領域が設けられている場合には、各ホールでピン位置の測定を行なう毎に、そのピン位置の情報を管理サーバ311に送出することなく記憶手段32に一旦記憶させ、全てのホールでピン位置の設定と装置200によるピン位置の測定が終了したら、それまで記憶手段32に記憶されていた全ホールのピン位置情報を、管理サーバ311に一括で送出してもよい。この場合、各ホールでのピン位置を測定開始する際には、例えば測定開始ボタン3を短い時間押動操作し、全ホールのピン位置情報を管理サーバ311に送出する際には、例えば測定開始ボタン3をそれよりも長い時間押動操作するなどして、操作の仕方を変えることで、一つの共通する操作部である測定開始ボタン3を利用して、別々の指示を行なうことが可能になる。
図6は、管理サーバ311に取り込まれた各ホールのピン位置の情報を地図情報上に表示させたコース管理用画面371の一例である。このコース管理用画面371は、管理サーバ311に備えた表示器372に表示されるもので、管理対象となるゴルフ場のコース名を示すコース表示部381や、ホール番号を示すホール番号表示部382や、管理サーバ311が予め記憶保存する各ホールの地図情報の中で、各ホールのグリーンGとその周辺を拡大して表示する拡大地図表示部383や、拡大地図表示部383の中で、管理サーバ311に取り込まれたその日のピン位置の情報を表示するピン位置表示部384などを備えて構成される。特にここでは、複数のコースのピン位置を一つのコース管理用画面371で同時に表示させるために、拡大地図表示部383が多分割表示され、例えば図6に示すような9分割の表示では、9つのホールに関するピン位置が現時点でグリーンG上のどこにあるのかを、一度に視認することができる。
図示しないが、管理サーバ311は表示器372の他に、一般的なパーソナルコンピュータと同じく、キーボードやマウスなどの操作部を備えており、表示器37の画面に表示されるカーソルを操作部への操作で移動させ、特定の表示部の上にカーソルを合わせてマウスをクリック操作することで、その表示部に対応した動作が行われる。例えば図6に示すコース管理用画面371で、コース表示部381として「越前浜コース」と「角田浜コース」の何れかにカーソルを合せてクリック操作すると、カーソル位置にあるコースが選択され、そのコースの中の9つのホールに関する拡大地図表示部383とピン位置表示部384がそれぞれ表示される。また、ホール番号表示部382として「1」〜「10」の何れかにカーソルを合せてクリック操作すると、カーソル位置にあるホール番号が選択され、そのホール番号を先頭に、9つのホールに関する拡大地図表示部383とピン位置表示部384がそれぞれ表示される。これにより、ゴルフ場の管理者側では、表示器372に表示されるコース管理用画面371を参照して、どのコースのどのホールであっても、現時点でのピン位置がグリーンGでどこにあるのかを、実用に耐え得る高い精度で確認することができる。
図7は、端末機器321としての携帯情報端末321aやナビゲーション端末321bの表示器391に表示されるナビゲーション画面392を示している。ここでのナビゲーション画面392は、管理サーバ311にアクセスできる専用のアプリケーションを立ち上げた後に表示されるもので、ゴルフ場内の1つのホールの地図情報を表示する地図情報表示部393や、地図情報表示部393に表示されるホールのグリーンGとその周辺を拡大して表示する拡大地図表示部394や、拡大地図表示部394の中で、その日のピン位置を表示するピン位置表示部395などを備えて構成される。
管理サーバ311は、端末機器321の位置に合せて、図7に示すようなナビゲーション画面392を表示させるためのデータを配信する。端末機器321には、航法衛星Sからの航法信号を受信してその位置を検出する位置検出装置が組み込まれており、位置検出装置からの測位データを所定時間毎に管理サーバ311へ送出する。これを受けて、管理サーバ311は端末機器321に対して、ナビゲーション画面392のほぼ全体に地図情報表示部393を表示させるために、端末機器321の検出位置近傍にあるホールの地図情報を配信すると共に、地図情報表示部393の一部にピン位置表示部395を含む拡大地図表示部394を重ね合わせて表示させるために、記憶部に記憶されているピン位置の情報を読み出して、そのピン位置を拡大した地図情報に記した表示用のデータを配信する。これにより、ゴルフ場でプレイをするゴルファーは、端末機器321の表示器391に表示されるナビゲーション画面392を参照して、どのコースのどのホールでプレイを行なっていても、現時点でのピン位置がグリーンGでどこにあるのかを、拡大地図表示部394に表示されるピン位置から、実用に耐え得る高い精度で確認することができる。
なお、図7に示すナビゲーション画面392は一例に過ぎず、表示のレイアウトなどは適宜変更して構わない。どの表な表示形態であっても、各ホールにおけるピン位置の測位データは、数センチメートル程度の誤差に向上されており、最終的に端末機器321の表示器391には、実用に耐えうる精度でピン位置を正しく表示させることが可能となる。
また図7に示すように、管理サーバ311から送られてくる別な表示用データにより、グリーンGの幅や奥行きと、ピン位置表示部395で示すピン位置からグリーンGの端部までの最短距離を数字で示す距離表示部396により、拡大地図表示部394と共に表示させてもよい。これによりゴルファーは、グリーンGの大きさだけでなく、グリーンGの中にあるピン位置までの距離を、実用に耐え得る高い精度で確認することができる。図7では、距離表示部396の「31」や「37」が、グリーンGの幅と奥行きをヤード数として示し、距離表示部396の「8」が、ピン位置からグリーンGの端部までの最短距離をヤード数として示している。
以上のように、本実施形態における装置200は、ゴルフ場に設置した凹状のカップ100に着脱可能に設けられる装置本体1と、装置本体1をカップ100に装着した状態で手動操作が可能な測定開始指示手段としての測定開始ボタン3と、準天頂衛星Sからの補強信号と航法衛星Sからの航法信号とを受信して、航法信号により特定された位置を補強信号で補正処理した測位データを出力する受信モジュール2と、装置200とは別な外部機器300への情報送信を可能にする通信手段13と、測定開始ボタン3への操作に伴い、受信モジュール2からの測位データの取込みを開始し、カップ100の位置となるピン位置の情報を通信手段13に送出する制御手段としての主制御手段12と、を備えて構成される。
この場合、グリーンキーパーがピンを切って任意の位置にカップ100を設置したら、装置本体1をカップ100に装着して測定開始ボタン3を操作すると、主制御手段12のピン位置情報生成手段31が受信モジュール2からの測位データの取込みを開始して、カップ100の位置となるピン位置を算出し、そのピン位置の情報を通信手段13から外部機器300に送出する。このとき受信モジュール2は、航法衛星Sからの航法信号に加えて、準天頂衛星Sからの補強信号に対応した受信が可能で、受信モジュール2の位置を示す測位データの測位精度を、数センチメートル程度の誤差に大幅に向上させて主制御手段12に送出できるので、設定したピン位置を実用に耐え得る高い精度で検出して、外部機器300によりゴルファーに伝えることが可能となる。
また本実施形態では、主制御手段12のピン位置情報生成手段31で算出したピン位置の情報を記憶する記憶手段32をさらに備えている。
この場合、主制御手段12のピン位置情報生成手段31で算出した精度の高いピン位置の情報を記憶手段32に一旦記憶させておき、後でそこから情報を取り出して、通信手段13により外部機器300に送信することができる。そのため、例えば各ホールのピン位置の情報を記憶手段32にその都度記憶させて、後で一度に外部機器300へ送信でき、装置200の使い勝手が向上する。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の変更実施が可能である。例えば、装置本体1と受信モジュール2とを一体化して、装置本体1をカップ100に装着したときに、カップ100の外部に受信モジュール2を露出させる構成としてもよい。受信モジュール2をカップ100の外部に配置することで、受信モジュール2として良好な受信性能を維持できる。
1 装置本体
2 受信モジュール
3 測定開始ボタン(測定開始指示手段)
12 主制御手段(制御手段)
13 通信手段
100 カップ
200 ゴルフピン位置検出装置
300 外部機器
航法衛星
準天頂衛星

Claims (2)

  1. ゴルフ場に設置したカップに着脱可能に設けられる装置本体と、
    前記装置本体を前記カップに装着した状態で操作が可能な測定開始指示手段と、
    準天頂衛星からの補強信号と航法衛星からの航法信号とを受信して、前記航法信号により特定された位置を前記補強信号で補正処理した測位データを出力する受信モジュールと、
    外部機器への情報送信を可能にする通信手段と、
    前記測定開始指示手段への操作に伴い、前記受信モジュールからの測位データの取込みを開始し、前記カップの位置となるピン位置の情報を前記通信手段に送出する制御手段と、を備えたことを特徴とするゴルフピン位置検出装置。
  2. 前記制御手段で算出したピン位置の情報を記憶する記憶手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1記載のゴルフピン位置検出装置。
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