JP5197516B2 - 画像構成出力装置、方法及びシステム - Google Patents

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Description

本発明は、画像構成出力装置、方法及びシステムに関する。特に、GPS(Global Positioning System)を利用した画像構成出力装置、方法及びシステムに関する。
従来、野球やサッカー競技等のテレビ放送は、複数の撮影機が撮影した画像をテレビ放送局が集中管理し、管理している画像の中から場面ごとに切り替えた画像をユーザに配信している。そして、ユーザは、テレビ放送局が一方的に配信する画像をテレビ受像機によって視聴するだけであった。
近年、インターネットの普及と共に、野球やサッカー競技等のテレビ放送をインターネットで視聴できるようになっている。このようなインターネットテレビ中継では、ユーザが見たいシーンを選択することができる。そのようなシステムとして、例えば、特許文献1等が知られている。
特許文献1に記載の発明は、競技場の周囲に配置された複数のデジタルカメラを選択して個別に画像を送出できるように制御している。そして、特許文献1に記載の発明は、ユーザが観覧したい位置のカメラの出力を直接選択できるようにして、競技場の臨場感をユーザに提供できるようにしている。
更に、イベントが行われるスタジアムのまわりにカメラを配置し、配置したカメラが撮影した画像を合成する等の処理を行い、バーチャライズド・リアリティ(仮想化された現実)を実現するシステムが知られている(非特許文献1参照)。このようなシステムでは、処理を行った画像を加工し、カメラがもともとなかった所からの画像を提供することも可能である。
特表2003−532346号公報
ビジュアル・サイエンス・フェスタ,2001年9月29日,講演「3D画像技術とスポーツ観戦」金出 武雄、インターネットURL:http://www.nikkei−science.com/vsf/lecture/l_01.html
しかしながら、特許文献1に記載の発明では、ユーザがカメラを選択するようにしているだけなので、選択しているカメラが見たいシーンを撮影しなくなった場合には、ユーザは、見たいシーンを撮影している別のカメラを選択しなければならない。そして、動きが激しい競技等の場合には、見たいシーンを撮影しているカメラを選択することはユーザにとって容易ではない。
一方、ユーザは、野球やサッカー競技場等で実際の競技を観覧していても、別の角度から実際の競技を見たいと思ったり、注目の選手をもっと身近に見たいと思ったりする場合が多い。そのため、ユーザは、実際の競技場等にいても、撮影されて配信されている画像も見ることができることを望んでいる。そこで、野球やサッカー競技場等の実際の競技場で、競技等を撮影している画像を容易にユーザが見ることができる装置が求められている。
本発明は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に見ることができる装置、方法及びシステムを提供することを目的とする。
更に、本発明は、実際にその場所に居なくても、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に見ることができる装置、方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明では、以下のような解決手段を提供する。
(1) 複数の位置に固定された複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を画像表示装置に出力する画像構成出力装置であって、全地球測位システムであるGPSの衛星からデータを受信し、受信したデータに基づいて位置を特定するGPS位置特定手段と、前記GPS位置特定手段が所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出する向き情報算出手段と、前記特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信する画像送信要求手段と、前記画像送信要求手段が要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力する画像出力手段と、を備えることを特徴とする画像構成出力装置。
(1)の構成によれば、本発明に係る画像構成出力装置は、全地球測位システムであるGPSの衛星からデータを受信し、受信したデータに基づいて位置を特定し、所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出する。そして、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバに送信し、要求した画像を画像サーバから受信して出力する。
すなわち、本発明に係る画像構成出力装置は、競技場等において、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を画像サーバから受信して出力する。例えば、画像サーバが、実際に撮影した画像だけではなく、撮影した画像を合成する等の処理をすることでバーチャライズド・リアリティを構成している場合には、本発明に係る画像構成出力装置は、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応するその向きの画像を画像サーバから受信し出力する。したがって、本発明に係る画像構成出力装置は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。
(2) 前記画像サーバは、前記複数の撮影機から受信した画像に基づいて任意の位置及び任意の向きからの画像を合成する画像合成手段を更に備え、前記画像送信要求手段は、前記画像構成出力装置の位置及び向きに基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信することを特徴とする(1)に記載の画像構成出力装置。
(2)の構成によれば、画像サーバは、複数の撮影機から受信した画像に基づいて任意の位置及び任意の向きからの画像を合成し、本発明に係る画像構成出力装置は、画像構成出力装置の位置及び向きに基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバに送信する。そして、画像構成出力装置は、画像構成出力装置の位置及び向きに対応する合成した画像を画像サーバから受信し、あたかも画像構成出力装置に備わったカメラが撮像したかのように表示する。したがって、本発明に係る画像構成出力装置は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う向きの画像を容易に提供することができる。
(3) 前記画像構成出力装置は、前記向き情報算出手段が連続して特定した異なる複数の位置における前記画像構成出力装置の角度を検出する角度検出手段を更に備え、前記画像送信要求手段は、前記画像構成出力装置の位置、向き及び角度に基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信することを特徴とする(2)に記載の画像構成出力装置。
(3)の構成によれば、本発明に係る画像構成出力装置は、連続して特定した異なる複数の位置における画像構成出力装置の角度を検出し、画像構成出力装置の位置、向き及び角度に基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバに送信する。そして、画像構成出力装置は、画像構成出力装置の位置、向き及び角度に対応する合成した画像を画像サーバから受信し、あたかも画像構成出力装置に備わったカメラが狙った被写体を画像構成出力装置を任意の角度に傾けて振ることにより、スタジアム中の任意の角度から撮像したかのように表示する。したがって、本発明に係る画像構成出力装置は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の、見たいと思う角度からの画像を容易に提供することができる。
(4) 複数の位置に固定された複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を画像表示装置に出力する方法であって、全地球測位システムであるGPSの衛星からデータを受信し、受信したデータに基づいて位置を特定するステップと、所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出するステップと、前記特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信するステップと、前記送信要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力するステップと、を備えることを特徴とする方法。
(4)の構成によれば、本発明に係る方法は、全地球測位システムであるGPSの衛星からデータを受信し、受信したデータに基づいて位置を特定し、所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出し、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバに送信し、送信要求した画像を、画像サーバから受信して出力する。すなわち、本発明に係る方法は、競技場等において、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を画像サーバから受信して出力する。したがって、本発明に係る方法は、競技等が実際に行われている競技場で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。
(5) 複数の位置に固定された複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと、前記画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を画像表示装置に出力する画像構成出力装置と、を備える画像構成出力システムであって、前記画像構成出力装置は、全地球測位システムであるGPSの衛星からデータを受信し、受信したデータに基づいて位置を特定するGPS位置特定手段と、前記GPS位置特定手段が所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出する向き情報算出手段と、前記特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信する画像送信要求手段と、前記画像送信要求手段が要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力する画像出力手段と、を備え、前記画像サーバは、前記画像構成出力装置から受信した前記特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を前記画像構成出力装置に送信する画像送信手段、を備える、ことを特徴とする画像構成出力システム。
(5)の構成によれば、本発明に係る画像構成出力システムにおいて、画像構成出力装置は、全地球測位システムであるGPSの衛星からデータを受信し、受信したデータに基づいて位置を特定し、所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出し、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバに送信し、要求した画像を、画像サーバから受信して出力する。そして、画像サーバは、画像構成出力装置から受信した特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を画像構成出力装置に送信する。すなわち、本発明に係る画像構成出力システムは、競技場等において、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を画像サーバから受信して出力する。したがって、本発明に係る画像構成出力システムは、競技等が実際に行われている競技場で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。
(6) 複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を出力する画像構成出力装置であって、地理上の任意の基準点を指定する基準点指定手段と、前記基準点指定手段によって指定された前記基準点の近傍で撮影している撮影機が存在するか否かの情報の送信要求を前記画像サーバに送信し、送信要求した前記情報を前記画像サーバから受信する近傍撮影機確認手段と、前記近傍撮影機確認手段が受信した前記情報を確認したユーザによって方向付けられた当該画像構成出力装置の向きを検出する向き検出手段と、前記向き検出手段が検出した向きに対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信する画像送信要求手段と、前記画像送信要求手段が送信要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力する画像出力手段と、を備えることを特徴とする画像構成出力装置。
(6)の構成によれば、本発明に係る画像構成出力装置は、複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続され、画像サーバから受信した画像を出力する画像構成出力装置であって、地理上の任意の基準点を指定し、指定された基準点の近傍で撮影している撮影機が存在するか否かの情報の送信要求を画像サーバに送信し、送信要求した情報を画像サーバから受信し、受信した情報を確認したユーザによって方向付けられた当該画像構成出力装置の向きを検出し、検出した向きに対応する画像の送信要求を画像サーバに送信し、送信要求した画像を、画像サーバから受信して出力する。
すなわち、本発明に係る画像構成出力装置は、指定した基準点の近傍で撮影している撮影機を確認したユーザが当該画像構成出力装置を方向付けることによって指定した向きを検出し、検出した向きに対応する画像を画像サーバから受信して出力する。したがって、本発明に係る画像構成出力装置は、実際にその場所に居なくても、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができ、ユーザはその場所に居なくてもあたかもその方向に見ているかのように画像を見ることができる。
(7) 前記近傍撮影機確認手段が受信した前記情報に基づいて、前記基準点の近傍で撮影している前記撮影機の位置を表示する近傍撮影機位置表示手段、を更に備えることを特徴とする(6)に記載の画像構成出力装置。
(7)の構成によれば、(6)に記載の画像構成出力装置は、受信した情報に基づいて、基準点の近傍で撮影している撮影機の位置を表示する。したがって、本発明に係る画像構成出力装置は、実際にその場所に居なくても、基準点の近傍で撮影している撮影機の位置を参照したユーザによって方向付けられた向きの画像を容易に提供することができ、ユーザはその場所に居なくてもあたかもその方向に見ているかのように画像を見ることができる。
(8) 前記画像サーバに送信要求する画像のズーム率の指定を受け付けるズーム指定受付手段、を更に備え、前記画像送信要求手段は、前記ズーム指定受付手段が受け付けた前記ズーム率を前記画像の送信要求に加えて送信することを特徴とする(6)又は(7)に記載の画像構成出力装置。
(8)の構成によれば、(6)又は(7)に記載の画像構成出力装置は、画像サーバに送信要求する画像のズーム率の指定を受け付け、受け付けたズーム率を画像の送信要求に加えて送信する。したがって、本発明に係る画像構成出力装置は、実際にその場所に居なくても、ユーザが見たいと思う被写体の画像をズーム率を指定して容易に提供することができる。
(9) 複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続された画像構成出力装置が、前記画像サーバから受信した画像を出力する方法であって、地理上の任意の基準点を指定するステップと、前記指定された前記基準点の近傍で撮影している撮影機が存在するか否かの情報の送信要求を前記画像サーバに送信し、送信要求した前記情報を前記画像サーバから受信するステップと、前記受信した前記情報を確認したユーザによって方向付けられた当該画像構成出力装置の向きを検出するステップと、前記検出した向きに対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信するステップと、前記送信要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力するステップと、を備えることを特徴とする方法。
(9)の構成によれば、本発明に係る方法は、地理上の任意の基準点を指定し、指定された基準点の近傍で撮影している撮影機が存在するか否かの情報の送信要求を画像サーバに送信し、送信要求した情報を画像サーバから受信し、受信した情報を確認したユーザによって方向付けられた画像構成出力装置の向きを検出し、検出した向きに対応する画像の送信要求を画像サーバに送信し、送信要求した画像を、画像サーバから受信して出力する。したがって、本発明に係る方法は、実際にその場所に居なくても、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。
(10) 複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと、前記画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を出力する画像構成出力装置と、を備える画像構成出力システムであって、前記画像構成出力装置は、地理上の任意の基準点を指定する基準点指定手段と、前記基準点指定手段によって指定された前記基準点の近傍で撮影している撮影機が存在するか否かの情報の送信要求を前記画像サーバに送信し、送信要求した前記情報を前記画像サーバから受信する近傍撮影機確認手段と、前記近傍撮影機確認手段が受信した前記情報を確認したユーザによって方向付けられた当該画像構成出力装置の向きを検出する向き検出手段と、前記向き検出手段が検出した向きに対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信する画像送信要求手段と、前記画像送信要求手段が送信要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力する画像出力手段と、を備え、前記画像サーバは、前記画像構成出力装置から受信した、前記撮影機が存在するか否かの情報の送信要求に応じて、前記基準点の近傍で撮影している前記撮影機の情報を検出し、前記画像構成出力装置に送信する近傍撮影機検出手段と、前記近傍撮影機検出手段が検出した前記撮影機から画像を受信する画像受信手段と、前記画像構成出力装置から受信した、前記向きに対応する画像の送信要求に応じて、前記画像受信手段が受信した画像の中から、前記向きに対応する画像を前記画像構成出力装置に送信する画像送信手段と、を備える、ことを特徴とする画像構成出力システム。
(10)の構成によれば、本発明に係る画像構成出力システムにおいて、画像構成出力装置は、地理上の任意の基準点を指定し、指定された前記基準点の近傍で撮影している撮影機が存在するか否かの情報の送信要求を画像サーバに送信し、送信要求した情報を画像サーバから受信し、受信した情報を確認したユーザによって方向付けられた当該画像構成出力装置の向きを検出し、検出した向きに対応する画像の送信要求を画像サーバに送信し、送信要求した画像を、画像サーバから受信して出力する。そして、画像サーバは、画像構成出力装置から受信した、撮影機が存在するか否かの情報の送信要求に応じて、基準点の近傍で撮影している撮影機の情報を検出し、画像構成出力装置に送信し、検出した撮影機から画像を受信し、画像構成出力装置から受信した、向きに対応する画像の送信要求に応じて、撮影機から受信した画像の中から、画像構成出力装置から受信した向きに対応する画像を画像構成出力装置に送信する。したがって、本発明に係る画像構成出力システムは、実際にその場所に居なくても、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。
本発明によれば、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に見ることができる装置、方法及びシステムを提供することができる。
更に、本発明によれば、実際にその場所に居なくても、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に見ることができる装置、方法及びシステムを提供することを目的とする。
本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の特徴を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る算出位置テーブルを示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の向き算出処理の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の別の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の図8に続く表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の図8に続く別の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の更に別の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10と、画像サーバ31との実施例2の機能を示す機能ブロック図である。 本発明の一実施形態に係る実施例2の画像構成出力装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の実施例2の処理内容を示すフローチャートである。 本発明の一実施形態に係る画像サーバ31の撮影機位置DB41の例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の実施例2の表示例を示す図である。 本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の実施例2の別の表示例を示す図である。
以下、本発明の実施形態について図を参照しながら説明する。
[実施例1]
図1は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の特徴を示すブロック図である。
画像構成出力装置10は、GPS位置特定手段としてGPS位置特定部11と、向き情報算出手段として向き情報算出部12と、画像送信要求手段として画像送信要求部13と、画像出力手段として画像出力部14と、を備えている。
GPS位置特定部11は、全地球測位システムであるGPS(Global Positioning System)の衛星からデータを受信し、受信したデータに基づいて位置を特定する。GPSシステムを利用して位置を特定する方法は、搬送波に載せられたコードの伝搬時間の測定による距離の測定が一般的である。この方法によると精度が数mオーダの位置を特定することができる。更に、搬送波の位相を測定するRTK−GPS(Real Time Kinematic GPS)により距離を測定する方法によると、精度が数cmオーダの位置を特定することができる。
ここで、GPSシステムの概略を説明する。搬送波に載せられたコードによる測定方法では、GPS受信機は、GPS衛星が予め決められたタイミングで送信する信号を受信し、受信した信号に含まれる時刻情報とGPS受信機の時刻とを比較し時間差を算出する。算出した時間差に電波の伝播速度(光速C)を乗ずることによって、GPS受信機とGPS衛星との距離を測定する。
搬送波の位相を測定するRTK−GPS方法では、GPS受信機は、同時に各GPS衛星からの搬送波を連続的に観測し,搬送波位相積算値を計測する。そして、位置が正確に分かっている基準局から送信された値を基に二重位相差を求めることにより、搬送波の波長ごとの不確定性(アンビギュイティ)を決定し、距離を測定する。
このような方法により、GPS受信機は、3つの衛星との距離を測定し、測定した距離に基づいて交点を求め、位置を特定する。そして、GPS受信機は、4つ以上のGPS衛星を利用することにより、GPS受信機とGPS衛星との時刻誤差を補正すると共に、GPS衛星の幾何学的配置による誤差を補正している。
更に、GPS受信機は、基準局を利用してディファレンシャル補正を行うことができる。基準局は、位置が正確に分かっている基準局自身の位置と、GPS衛星から受信した信号に基づいて求めた位置と、の測距誤差を求め、補正値として送信する。GPSシステムの誤差要因は空間的な相関があるので、離れた地点間でも測距誤差は同様である。そこで、GPS受信機は、測定した距離に基準局から受信した補正値を適用し、GPS受信機の位置を特定する。
GPS位置特定部11は、上述したようにGPSシステムを利用して、画像構成出力装置10の位置を特定する。
向き情報算出部12は、GPS位置特定部11が所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出する。例えば、ユーザが、ある画像を得ようとして画像構成出力装置10をその被写体に振るとすると、向き情報算出部12は、画像構成出力装置10をその被写体に振る前と、その被写体に振った後との異なる位置に基づいて向きを算出することができる。そこで、向き情報算出部12は、一定の時間間隔でGPS位置特定部11が算出した位置を連続的に監視し、所定の時間(例えば、3秒)内に所定の距離(例えば、15cm)以上の差がある複数の位置を検出し、検出した複数の位置に基づいて向きを算出する。
検出した異なる複数の位置は、例えば、画像構成出力装置10を持つユーザの腕を対象の被写体に対して体の後方に振った状態の第1の位置と、その後に、画像構成出力装置10を持つユーザの腕を前方に振り、見たい被写体に向けた状態の第2の位置と、である。このように、画像構成出力装置10を所定の方向に振ることで、向きを特定することができる。向きは、特定した第1の位置の位置データ(緯度、経度)と、特定した第2の位置の位置データ(緯度、経度)とから、算出される。例えば、第1の位置をx1、y1とし、第2の位置をx2、y2とし、Δx=x2−x1、Δy=y2−y1とすると、Δy/Δx(ただし、Δxは0でない)が向きになる。
更に、向き情報算出部12は、最初の向きを算出すると、向きを算出した時の第1の位置を基点として記憶する。そして、新たに見たい被写体に向けた状態の第2の位置と、記憶した基点と、から向きを算出する。このようにして、向き情報算出部12は、ユーザが被写体の動きに合わせて画像構成出力装置10を動かす場合に、動きに合わせて向きを算出することができる。
あるいは、異なる複数の位置は、画像構成出力装置10の操作部2013(後述の図3参照)から、第1の位置であることが指定され、同様に第2の位置が指定されるとしてもよい。例えば、ユーザは、第1の位置であることを操作部2013から指定した後に、対象の被写体へ数m移動した後に第2の位置であることを操作部2013から指定する。向き情報算出部12は、指定された第1の位置を基点とし、第2の位置を終点とした向きを算出することができる。GPS衛星に基づいて特定した位置の精度が得られない場合であっても、数mの移動で向きを算出することができる。
向きの算出は、地磁気の大きさや方向を計測する地磁気センサ等との組合せで算出するとしてもよい。向き情報算出部12は、方向を検知する地磁気センサを用い、真北(地図上の北)との偏差を計算に入れることにより、より精度の良い向きを算出することができる。
画像送信要求部13は、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバ31に送信する。すなわち、画像送信要求部13は、画像サーバ31へ、現在の位置データ及び算出した向きデータと、画像要求を示すデータとをネットワーク通信I/F部2040(後述する図3)を介して送信する。例えば、画像サーバ31は、受信した現在の位置データ及び算出した向きデータに基づいて対応する被写体を撮影している撮影機の中で受信した位置データに最も近い位置の撮影機の画像(例えば、後述する図7の撮影機401の画像)を画像構成出力装置10に送信する。例えば、画像サーバ31が撮影機を用いて撮影した画像を合成する等の処理をすることでバーチャライズド・リアリティを構成している場合には、画像サーバ31は、受信した現在の位置データ及び算出した向きデータに基づいて対応する被写体の、その向きの画像(例えば、後述する図8の位置501から向き503の画像)を画像構成出力装置10に送信する。
画像出力部14は、画像送信要求部13が要求した画像を、画像サーバ31から受信して出力する。すなわち、画像出力部14は、画像サーバ31が送信した画像をネットワーク通信I/F部2040(後述する図3)を介して受信して、表示部2014(後述する図3)に出力する。
図2は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の機能を示す機能ブロック図である。
画像構成出力装置10は、図1の特徴に加え、角度検出手段として角度検出部15を備え、画像サーバ31は、画像合成手段として画像合成部32を更に備えている。
角度検出部15は、向き情報算出部12が連続して特定した異なる複数の位置における画像構成出力装置10の角度を検出する。すなわち、角度検出部15は、GPS位置特定部11が特定した位置において、ユーザによって回転した画像構成出力装置10の回転角を検出する。そして、画像送信要求部13は、GPS位置特定部11による画像構成出力装置10の位置、向き情報算出部12による向き及び角度検出部15による角度に基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバ31に送信する。角度検出部15は、例えば、画像構成出力装置10の操作部2013の特定キーの操作により角度を検出するとしてもよい。実際に画像構成出力装置10を回転させるのではないので直感的ではないが、特定キーの1回の押下操作を回転角度に対応付けることにより回転角センサ等を用いることなく角度検出部15は角度を検出することができる。
画像サーバ31の画像合成部32は、複数の撮影機から受信した画像に基づいて任意の位置及び任意の向きからの画像を合成する。すなわち、画像構成出力装置10は、画像構成出力装置10の位置及び向きに基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバ31に送信し、送信した位置及び向きを受信した画像サーバ31から、その位置及び向きに対応する合成された画像を受信し、表示する。
図3は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図3に示すように、画像構成出力装置10は、CPU(Central Processing Unit)2011、メモリ2012、操作部2013、表示部2014、補助記憶部2015、ネットワーク通信I/F2040、GPS受信部2500、角度測定部2600及び時計部2900がバスラインBUSにより接続されて構成されている。
CPU2011は、画像構成出力装置10を統括的に制御する部分であり、メモリ2012に記憶された各種プログラムを適宜読み出して実行することにより、上述したハードウェアと協働し、本発明に係る各種機能を実現している。
操作部2013は、各種設定や入力操作を行う操作ボタン群、決定操作ボタン等を備えており、操作部2013による入力情報はCPU2011の制御下で処理される。すなわち、ユーザは、操作部2013を介して、向きを算出するための第1の位置及び第2の位置を指定する操作や、回転角を指定する操作や、画像のズーム指定を入力する操作等が可能である。表示部2014は、LCD(Liquid Crystal Display)や有機EL(Electro Luminescence)によって構成され、各種情報を表示する。すなわち、表示部2014は、画像サーバ31から受信した画像を表示する。
補助記憶部2015は、フラッシュメモリ等により構成され、画像構成出力装置10が機能するための各種プログラム及び本発明の機能を実行するプログラムを記憶しており、各種データベースを構成可能である。
ネットワーク通信I/F2040は、画像構成出力装置10を専用ネットワーク又は公共ネットワークを介して他のサーバ等と接続できるようにするためのネットワーク・アダプタである。例えば、ネットワーク通信I/F2040を介して、画像サーバ31とのデータの送受信や、基準局からの測距誤差の受信をすることができる。
GPS受信部2500は、GPS衛星から電波を受信する。GPS受信部2500は、無線通信に必要なアンテナ及びアンテナ信号処理回路等を含んで構成される。GPS受信部2500は、受信した電波に基づいて処理を行い、位置データを算出する。
角度測定部2600は、物体の角度や角速度を検出するジャイロスコープや、回転するものと回転しないものとの差を計測する回転角センサ、例えば、ロータリーエンコーダ等により、画像構成出力装置10の表示部2014を鉛直軸の周りにユーザが回転させた角度を測定する。測定された角度はBUSを介してCPU2011によって検出される。
時計部2900は、時刻を計測する。計測した時刻のデータは、GPS受信部2500での位置データの算出に用いられる。
なお、画像構成出力装置10は、いわゆるGPS受信機能付携帯端末であり、例えば、回転角センサを含むGPS携帯端末として実現してもよい。
図4は、本発明の一実施形態に係る算出位置テーブルを示す図である。
算出位置テーブルは、GPS位置特定部11が特定した位置と時刻とを対応付けて記憶し、向きを算出した時に基点となった位置を記憶している。向き情報算出部12は、算出位置テーブルに記憶した位置及び時刻と、現在時刻及びGPS位置特定部11が算出した位置と、に基づいて所定の時間(例えば、3秒)内に所定の距離(例えば、15cm)以上の差がある複数の位置を検出する。例えば、図4の算出位置テーブルに記憶された位置及び時刻では、時刻13時1分13.02秒に特定した現在の位置が緯度35°43′15.023″、経度139°55′38.786″であり、2秒前の時刻13時1分11.02秒に特定した位置が緯度35°43′15.013″、経度139°55′38.768″であるので、2秒間に約60cm(緯度35度における緯度差0.01秒、経度差0.02秒に相当)の異なる位置を検出していることを示している。向き情報算出部12は、このような場合に向きを算出する。そして、図4は、向きを算出した時に基点となった時刻13時1分11.02秒に特定した位置を向きの基点として記憶していることを示している。
図5は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の処理内容を示すフローチャートである。なお、本処理は、例えば、プログラム開始指令を受け付けて開始し、プログラム終了指令を受け付けて終了する。
ステップS101において、CPU2011は、現在位置を特定する。より具体的には、GPS受信部2500がGPS衛星からデータを受信し、距離を測定する。そして、4つ以上のGPS衛星及び基準局を利用して誤差を補正し、位置を特定する。そして、CPU2011は、GPS受信部2500が特定した位置及び現在時刻を算出位置テーブルに記憶する。その後、CPU2011は、処理をステップS102に移す。
ステップS102において、CPU2011は、向きの基点は継続か否かを判断する。すなわち、CPU2011は、向き算出処理において向きの基点を継続するために特定した向きの基点を記憶したか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS108に移し、NOの場合は処理をステップS103に移す。
ステップS103において、CPU2011は、向き算出処理(後述する図6)を行い、向きを特定する。その後、CPU2011は、処理をステップS104に移す。
ステップS104において、CPU2011は、向き算出処理が向きを特定したか否かを判断する。すなわち、CPU2011は、今回特定した位置及び記憶している過去の位置に基づいて、向き算出処理が向きを特定したか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS105に移し、NOの場合は処理をステップS101に移す。
ステップS105において、CPU2011は、角度を検出する。より具体的には、CPU2011は、角度測定部2600が測定した画像構成出力装置10の回転角を検出する。なお、操作部2013の特定キーの操作により角度を取得してもよい。その後、CPU2011は、処理をステップS106に移す。
ステップS106において、CPU2011は、画像サーバ31に画像の送信要求をする。より具体的には、CPU2011は、特定した現在の位置データ(例えば、後述する図7の第1の位置501)及び算出した向きデータ(例えば、後述する図7の向き503)と、画像要求を示すデータとを、画像サーバ31に送信する。また、CPU2011は、画像構成出力装置10の回転の角度を検出している場合には、検出した角度(例えば、後述する図10の角度507)も共に送信する。その後、CPU2011は、処理をステップS107に移す。なお、CPU2011は、操作部2013からズーム指定を受け付けるとしてもよい。ズーム指定を受け付けている場合には、受け付けたズーム指定の倍率データを、特定した現在の位置データ、算出した向きデータ及び検出した角度データと、画像要求を示すデータと共に、画像サーバ31に送信する。
ステップS107において、CPU2011は、画像サーバ31から受信した画像を表示する。すなわち、CPU2011は、画像サーバ31が送信した画像をネットワーク通信I/F部2040を介して受信して、表示部2014に出力する。例えば、画像サーバ31は、受信した位置及び向きデータに対応する被写体を撮影している撮影機の中で受信した位置データに最も近い位置の撮影機の画像(例えば、後述する図7の撮影機401の画像)を送信し、その画像を受信したCPU2011は、表示部2014に出力する。また、画像サーバ31が、画像合成部32を備えてバーチャライズド・リアリティを実現している場合には、受信した位置及び向きデータに基づいて対応する被写体の、その向きの画像(例えば、後述する図8の位置501から向き503の画像)を送信し、更に、画像サーバ31は、その被写体の、受信した角度からの画像(例えば、後述する図10の向き506からの画像)を送信し、その画像を受信したCPU2011は、表示部2014に出力する。その後、CPU2011は、処理をステップS101に移す。
ステップS108において、CPU2011は、現在の位置と基点とに基づいて向きを特定する。すなわち、CPU2011は、向き算出処理が向きの継続のために記憶した基点と、現在の位置(緯度及び経度)と、に基づいて向きを算出する(例えば、後述する図9の位置501から向き505)。その後、CPU2011は、処理をステップS105に移す。
図6は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の向き算出処理の処理内容を示すフローチャートである。
ステップS201において、CPU2011は、過去の位置を取得する。より具体的には、CPU2011は、算出位置テーブルに記憶した前回の位置データを取得する。その後、CPU2011は、処理をステップS202に移す。
ステップS202において、CPU2011は、所定の時間内か否かを判断する。すなわち、CPU2011は、取得した前回の位置を特定した時刻と、現在時刻と、の時刻差を算出し、算出した時刻差が所定の時間(例えば、3秒)内か否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS203に移し、NOの場合は所定の時間内に特定した位置は存在しないので処理を終了し本処理に移る処理の次の処理へ戻る。
ステップS203において、CPU2011は、所定の距離以上か否かを判断する。すなわち、CPU2011は、取得した前回の位置と、現在の位置と、の距離差を算出し、算出した距離差が所定の距離(例えば、15cm)以上であるか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS204に移し、NOの場合は次の位置データを取得するために処理をステップS201に移す。
ステップS204において、CPU2011は、現在の位置と取得した位置とに基づいて向きを特定する。より具体的には、CPU2011は、現在の位置(緯度及び経度)と、取得した位置(緯度及び経度)から向きを算出し、算出した向きを記憶し、向きを特定したことを記憶する。その後、CPU2011は、処理をステップS205に移す。
ステップS205において、CPU2011は、向きの基点を継続するために特定した向きの基点を記憶する。その後、CPU2011は、処理を終了し本処理に移る処理の次の処理へ戻る。なお、記憶した基点は、例えば、本プログラムを開始することにより初期化される。
図7は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の表示例を示す図である。図7の例は、画像構成出力装置10が特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を画像サーバ31から受信し、表示していることを示す例である。画像サーバ31は、撮影機401〜406を用いて画像を作成している。
図7では、画像構成出力装置10が第1の位置501を特定し、同様に特定した第2の位置502が、例えば、3秒内に、15cm以上の差がある場合に、向き503を算出し、特定したことを示している。そして、図7は、第1の位置501を基点として、算出した向き503に対応する被写体901を撮影している撮影機の中で第1の位置501に最も近い撮影機401の向き411の画像データを画像サーバ31から受信し、表示部2014に出力していることを示している。したがって、画像構成出力装置10は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。
また、向きを算出するための第1の位置501及び第2の位置502の特定は、例えば、操作部2013の位置特定ボタンを押し、押した時の位置とすることにより特定するとしてもよい。操作部2013の位置特定ボタンを用いることにより、移動しながら第1の位置501及び第2の位置502を特定することができる。GPS衛星に基づいて特定した位置の精度が得られなかった場合であっても、数mの移動で向きを算出することができる。
図8は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の別の表示例を示す図である。図8の例は、画像構成出力装置10が特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を画像サーバ31から受信し、表示していることを示す例である。画像サーバ31は、撮影機401〜406から受信した画像に基づいて任意の位置及び任意の向きからの画像を合成するバーチャライズド・リアリティを実現している。
図8では、画像構成出力装置10が第1の位置501を特定し、同様に特定した第2の位置502が、例えば、3秒内に、15cm以上の差がある場合に、向き503を算出し、特定したことを示している。そして、図8は、第1の位置501を基点として、算出した向き503に対応する被写体901の画像を、撮影機401〜406の画像に基づいて任意の位置及び任意の向きからの画像を合成している画像サーバ31から受信し、表示部2014に出力していることを示している。すなわち、画像構成出力装置10は、第1の位置501を基点として、算出した向き503に対応する被写体901の画像を、あたかも画像構成出力装置10に備わったカメラが撮像したかのように表示部2014に表示している。
図9は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の図8に続く表示例を示す図である。図9の例は、図8に続いて画像構成出力装置10を動かした場合に、画像構成出力装置10が特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を画像サーバ31から受信し、表示していることを示す例である。
図9では、画像構成出力装置10が第1の位置501を特定し、同様に特定した第2の位置502によって向き503を算出している。そして、最初の向きが算出できれば、ユーザは、画像構成出力装置10を、例えば、被写体902の動きに合わせて動かすことにより、画像構成出力装置10は、第1の位置501と動かしている現在の位置504との向き505を算出することができる。すなわち、画像構成出力装置10は、第1の位置501及び現在の位置504から算出し続ける向き505に対応する画像を画像サーバ31から受信し表示し続けることができ、ユーザは被写体902を見続けることができる。したがって、画像構成出力装置10は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。
図10は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の図8に続く別の表示例を示す図である。図10の例は、画像構成出力装置10が特定した位置及び算出した向きによって被写体を特定した後に、画像構成出力装置10を回転508させた角度507に基づいて対応する画像を画像サーバ31から受信し、表示していることを示す例である。
図10では、画像構成出力装置10が第1の位置501を特定し、同様に特定した第2の位置502が、例えば、3秒内に、15cm以上の差がある場合に、向き503を算出し、特定したことを示している。更に、図10は、第1の位置501及び向き503に対応する被写体901が特定された後に、ユーザが画像構成出力装置10を回転508させて、回転508させた角度507の向き506からの被写体901の画像を要求していることを示している。そして、図10は、画像構成出力装置10が、特定した第1の位置501、算出した向き503及び検出した角度507に基づいて対応する画像の画像データを画像サーバ31から受信し、表示部2014に出力していることを示している。すなわち、画像構成出力装置10は、画像サーバ31が送信した、画像構成出力装置10の位置、向き及び角度に対応する合成した画像を、あたかも画像構成出力装置10に備わったカメラが狙った被写体901を画像構成出力装置10を角度507に傾けて振ることにより、競技場中の向き506から撮像したかのように表示する。したがって、画像構成出力装置10は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。なお、図10の例では、画像構成出力装置10を回転させて角度を指定しているが、これに限らず、ユーザは、画像構成出力装置10を、最初から見たいと思う角度に傾けておいて同様に操作してもよい。
図11は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の更に別の表示例を示す図である。図11の例は、画像構成出力装置10がズーム指定を受け付け、受け付けたズーム指定の倍率に対応する画像を画像サーバ31から受信し、表示していることを示す例である。
画像構成出力装置10の表示部2014に表示している内容は、ズーム指定欄102にユーザが指定した倍率(例えば、2倍)を表示し、画像表示欄101に表示している内容は、画像構成出力装置10が画像サーバ31から受信した2倍の画像を表示していることを示している。したがって、本発明に係る画像構成出力装置10は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体のズーム指定した画像を容易に提供することができる。
実施例によれば、本発明に係る画像構成出力装置10は、GPS衛星からGPS受信部2500がデータを受信し、受信したデータに基づいて画像構成出力装置10の位置を特定し、記憶する。そして、画像構成出力装置10は、一定の時間間隔でGPS受信部2500が算出した位置を連続的に監視し、記憶した位置と取得した現在の位置とから、所定時間内に異なる複数の位置を検出し、検出した位置に基づいて向きを算出する。そして、画像構成出力装置10は、特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を画像サーバ31に送信し、要求した画像を画像サーバ31から受信して表示部2014に表示する。
更に、本発明に係る画像構成出力装置10は、画像サーバ31が送信した、画像構成出力装置10の位置及び向きに対応する合成した画像を、あたかも画像構成出力装置10に備わったカメラが撮像したかのように表示する。そして、画像構成出力装置10の位置及び向きに加えて、検出した角度に対応する合成した画像を、あたかも画像構成出力装置10に備わったカメラが狙った被写体を画像構成出力装置10を任意の角度に傾けて振ることにより、スタジアム中の任意の角度から撮像したかのように表示する。したがって、画像構成出力装置10は、競技等が実際に行われている競技場等で、ユーザが実際に観覧している競技等について、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができ、ズーム指定した画像をも容易に提供することができる。
[実施例2]
図12は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10と、画像サーバ31との実施例2の機能を示す機能ブロック図である。実施例2における画像サーバ31は、複数の撮影機から受信した画像を管理する。すなわち、画像サーバ31は、固定された撮影機だけではなく、移動するカメラ(例えば、後述する図17の撮影機421、422)や、カメラ付き携帯電話、携帯用ビデオ(例えば、後述する図17の撮影機423)等の撮影機から受信した画像を、撮影した位置及び向きと共に記憶している。そして、画像構成出力装置10は、指定した位置及び向きの画像を画像サーバ31から受信し表示する。
画像構成出力装置10は、実施例1の画像構成出力装置10に加えて、基準点指定手段として基準点指定部21と、近傍撮影機確認手段として近傍撮影機確認部22と、近傍撮影機位置表示手段として近傍撮影機位置表示部23と、向き検出手段として向き検出部24と、ズーム指定受付手段としてズーム指定受付部25とを備えている。
基準点指定部21は、地理上の任意の基準点を指定する。例えば、基準点指定部21は、位置情報の入力を受け付け、受け付けた位置情報に基づいて取得した地図上の位置(例えば、緯度及び経度)を基準点とする。位置情報は、地名や施設名等であってもよいし、特定のコード(例えば、地図に記載された二次元バーコード等)であってもよい。基準点指定部21は、受け付けた位置情報に基づいて、例えば、位置情報を管理するサーバから、地図上の位置(例えば、緯度及び経度)を取得する。
近傍撮影機確認部22は、基準点指定部21によって指定された基準点の近傍で撮影している撮影機が存在するか否かの情報の送信要求を画像サーバ31に送信し、送信要求した情報を画像サーバ31から受信する。例えば、近傍撮影機確認部22が、基準点を画像サーバ31に送信すると、画像サーバ31は、受信した基準点を中心として近傍である所定の範囲(例えば、被写体によって、半径数10m〜数kmの範囲)内で撮影している撮影機を検出し、検出した撮影機の情報、例えば、撮影している撮影機が存在するか否かの情報を示す、撮影機の位置や撮影方向等、を画像構成出力装置10に送信し、近傍撮影機確認部22は、画像サーバ31から撮影機の情報を受信する。基準点を中心とする所定の範囲は、ユーザによって設定され、基準点と共に画像サーバ31に送信されるとしてよい。
近傍撮影機位置表示部23は、近傍撮影機確認部22が受信した撮影機の情報に基づいて、基準点の近傍で撮影している撮影機の位置を表示する。例えば、近傍撮影機位置表示部23は、近傍撮影機確認部22が画像サーバ31から受信した撮影機の情報、例えば、撮影している撮影機の位置等、に基づいて、撮影機の位置を表示部2014に表示する。この表示を参照して、ユーザは、見たい画像を受信するための撮影機の向きを想定することができる。更に、近傍撮影機位置表示部23は、画像サーバ31から撮影機の位置だけでなく撮影方向や地図も受信し、撮影機の位置及び撮影方向と共に地図を表示部2014に表示するとしてもよい。この表示を参照して、ユーザは、見たい画像を受信するための撮影機の向きを、更に容易に想定することができる。
向き検出部24は、近傍撮影機確認部22が受信した、撮影機が存在するか否かの情報を確認したユーザによって方向付けられた画像構成出力装置10の向きを検出する。近傍撮影機位置表示部23によって基準点の近傍で撮影している撮影機が表示される場合は、向き検出部24は、表示された撮影機の位置を参照したユーザによって方向付けられた画像構成出力装置10の向きを検出する。画像構成出力装置10の方向付けは、基準点からユーザが見たいと思う方向や、基準点の近傍の撮影機の位置等の表示を見て想定した方向に、画像構成出力装置10を向けることによって行う。向きの検出は、実施例1の様に、画像構成出力装置10が備えるGPS受信部2500によって検出するとしてもよいし、方位測定部2700(後述する図13参照)によって検出するとしてもよい。検出した向きは、撮影機の撮影方向を示す向きである。
ズーム指定受付部25は、画像サーバ31に送信要求する画像のズーム率の指定を受け付ける。例えば、ズーム指定受付部25は、画像構成出力装置10をユーザの体から前後に動かした場合の加速度を加速度測定部2800(後述する図13参照)によって測定し、測定した加速度に応じた値を画像のズーム率として記憶する。画像送信要求部13は、ズーム指定受付部25が受け付けたズーム率を画像の送信要求に加えて送信する。
画像送信要求部13は、向き検出部24が検出した向きに対応する画像の送信要求を画像サーバ31に送信し、画像出力部14は、画像送信要求部13が送信要求した画像を、画像サーバ31から受信して出力する。
画像サーバ31は、近傍撮影機検出手段として近傍撮影機検出部35と、画像受信手段として画像受信部36と、画像送信手段として画像送信部37とを備える。
近傍撮影機検出部35は、画像構成出力装置10から受信した、撮影機が存在するか否かの情報の送信要求に応じて、基準点の近傍で撮影している撮影機の情報を検出し、画像構成出力装置10に送信する。近傍撮影機検出部35が検出した撮影機は、撮影機位置DB41に記憶する(後述する図15参照)。
画像受信部36は、近傍撮影機検出部35が検出した撮影機から画像を受信する。
画像送信部37は、画像構成出力装置10から受信した、向きに対応する画像の送信要求に応じて、画像受信部36が受信した画像の中から、画像構成出力装置10から受信した向きに対応する画像を画像構成出力装置10に送信する。
例えば、撮影機421〜424(図17参照)は、撮影した画像を、撮影位置及び撮影方向と共に画像サーバ31にリアルタイムで送信する。ここで、撮影位置は、例えば、撮影機421〜424が備えるGPS受信機により検出し、撮影方向は、例えば、撮影機421〜424が備える方位計により検出する。画像サーバ31は、撮影機421〜424から受信した撮影位置に撮影方向を対応付けて撮影機位置DB41に記憶する。そして、画像サーバ31は、画像構成出力装置10から受信した基準点を中心として近傍の位置(例えば、基準点から所定の範囲内の位置)で撮影している撮影機421〜424の中から、画像構成出力装置10から受信した向き(例えば、受信した向きから所定の範囲内の向き)を撮影方向とする撮影機が撮影した画像を画像構成出力装置10に送信する。ここで、向きについての所定の範囲は、ユーザによって設定され、向きと共に画像サーバ31に送信されるとしてよい。
更に、画像サーバ31は、所定時間(例えば、1、2時間)内に記憶した画像の中から、画像構成出力装置10によって送信された基準点を中心とした近傍の位置(例えば、基準点から所定の範囲内の位置)を撮影位置とし、送信された向き(例えば、送信された向きから所定の範囲内の向き)を撮影方向として撮影した画像を抽出して画像構成出力装置10に送信するとしてもよい。
図13は、本発明の一実施形態に係る実施例2の画像構成出力装置10のハードウェア構成を示すブロック図である。
図13に示すように、画像構成出力装置10は、CPU(Central Processing Unit)2011、メモリ2012、操作部2013、表示部2014、補助記憶部2015、ネットワーク通信I/F2040、方位測定部2700、加速度測定部2800、及び時計部2900がバスラインBUSにより接続されて構成されている。ここで、CPU2011、メモリ2012、操作部2013、表示部2014、補助記憶部2015、ネットワーク通信I/F2040、及び時計部2900は実施例1と同様である。
方位測定部2700は、地磁気センサによって、画像構成出力装置10が向いている方向の方位データを検出する。例えば、方位測定部2700は、ヨー(左右回転)、ピッチ(前後の傾き)、ロール(左右の傾き)を検出する3軸の地磁気センサによって、方位データを検出し、出力する。
加速度測定部2800は、加速度センサによって画像構成出力装置10の動きにおける加速度データを検出する。例えば、加速度測定部2800は、重力方向(Z軸)に対する水平面(X軸、Y軸)において前後方向(X軸方向)の動きの加速度を測定することができる3軸の加速度センサによって、前後方向の加速度を検出し、出力する。
図14は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の実施例2の処理内容を示すフローチャートである。なお、本処理は、例えば、プログラム開始指令を受け付けて開始し、プログラム終了指令を受け付けて終了する。
ステップS301において、CPU2011は、基準点の指定を受け付ける。より具体的には、CPU2011は、地名や施設名等の入力を受け付け、受け付けた地名や施設名等に基づいて、位置情報を管理するサーバ(図示せず)から取得した緯度及び経度を基準点とする。その後、CPU2011は、処理をステップS302に移す。
ステップS302において、CPU2011は、基準点を送信する。より具体的には、CPU2011は、ステップS301で受け付け、取得した基準点の位置データ(緯度及び経度)を画像サーバ31に送信することによって、撮影機が存在するか否かの情報の送信要求をする。その後、CPU2011は、処理をステップS303に移す。
ステップS303において、CPU2011は、受信した、撮影機が存在するか否かの情報に基づいて、撮影機が存在するか否かを判断する。すなわち、CPU2011は、画像サーバ31から1台以上の撮影機が存在するか否かの情報を受信したか否かを判断する。この判断がYESの場合は、処理をステップS304に移し、NOの場合は処理をステップS301に移す。
ステップS304において、CPU2011は、受信した、撮影機の情報に基づいて表示する。より具体的には、CPU2011は、画像サーバ31が受信した基準点を中心として探索した結果、所定の範囲内で検出した撮影機の情報、例えば、撮影している撮影機の位置や撮影方向等、を画像サーバ31から受信し、受信した撮影機の位置や撮影方向を表示部2014に表示する。その後、CPU2011は、処理をステップS305に移す。
ステップS305において、CPU2011は、ユーザが方向付けた向きを検出する。より具体的には、CPU2011は、ユーザが画像構成出力装置10を方向付けることによって指定した向きを、方位測定部2700が測定することによって検出する。CPU2011は、検出した向きを、撮影機の撮影方向を示す向きとして記憶する。その後、CPU2011は、処理をステップS306に移す。
ステップS306において、CPU2011は、ユーザが指定した、画像のズーム率を算出する。より具体的には、CPU2011は、ユーザが画像構成出力装置10を前後方向に動かすことによって指定したズーム率を、加速度測定部2800が測定した加速度に基づいて、算出する。その後、CPU2011は、処理をステップS307に移す。
ステップS307において、CPU2011は、画像サーバ31に画像の送信要求をする。より具体的には、CPU2011は、基準点の位置データ及び検出した向きデータ(例えば、後述する図17の向き603)と、ズーム率と、画像要求を示すデータとを、画像サーバ31に送信する。その後、CPU2011は、処理をステップS308に移す。
ステップS308において、CPU2011は、画像サーバ31から受信した画像を表示する。すなわち、CPU2011は、画像サーバ31が送信した画像を受信して、表示部2014に出力する。例えば、画像サーバ31は、受信した基準点を中心として近傍の位置(例えば、基準点から所定の範囲内の位置)で撮影している撮影機421〜424の中から、受信した向き(例えば、受信した向きから所定の範囲内の向き)を撮影方向とする撮影機が撮影した画像を、ズーム率によって拡大縮小し、送信する。その画像を受信したCPU2011は、表示部2014に出力する。その後、CPU2011は、処理をステップS305に移す。
図15は、本発明の一実施形態に係る画像サーバ31の撮影機位置DB41の例を示す図である。撮影機位置DB41は、撮影機が撮影する撮影位置と、撮影機の識別情報である撮影機IDと、撮影機が撮影する方向である撮影方向と、撮影機が撮影する画像の種別である画像種別とを対応付けて記憶している。よって、画像サーバ31は、動画や静止画をその画像種別に従って画像構成出力装置10に送信することができる。画像サーバ31は、受信した基準点を中心として所定の範囲を探索し、検出した撮影機の位置を撮影機位置DB41に記憶する。画像サーバ31は、撮影機位置DB41に撮影機が撮影した画像を対応付けて記憶してもよい。
図16は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の実施例2の表示例を示す図である。図16の例は、画像構成出力装置10が画像サーバ31から受信した撮影機の位置を、表示部2014に表示している例である。図16が示す表示は、表示部2014の位置表示欄201に、基準点652を表示し、基準点652を中心とした所定の範囲を破線651で表示し、画像サーバ31から受信した撮影機421〜424の位置を表示している。画像構成出力装置10は、画像サーバ31から、撮影機421〜424の撮影方向や、基準点を中心とした地図も受信し、撮影位置及び撮影方向が分るような図形(例えば、矢印)や、文字、アイコン等と共に地図も表示するとしてもよい。
図17は、本発明の一実施形態に係る画像構成出力装置10の実施例2の別の表示例を示す図である。図17(1)の例は、画像構成出力装置10が指定した基準点の位置及び検出した向きに対応する画像を画像サーバ31から受信し、表示していることを示す例である。図17(2)の例は、撮影機421〜424が撮影し、画像サーバ31に送信していることを示す例である。
図17(1)では、画像構成出力装置10が基準点として、例えば「富士山」を受け付け、向き603を検出したことを示している。そして、図17(1)は、「富士山」の例えば、山頂の位置(北緯35度21.5分及び東経138度45.1分)を基準点とし、所定の範囲内(例えば、半径3km以内)で撮影している図17(2)の撮影機421〜424の中で、検出した向き603である北方向と所定の範囲内で最も近い方向を撮影している撮影機423の画像データを画像サーバ31から受信し、表示部2014に画像702を出力していることを示している。
更に、図17(1)では、画像構成出力装置10が向き603を検出後に、ユーザは、画像構成出力装置10を、例えば、被写体の位置を想定して画像構成出力装置10を方向付けることにより、画像構成出力装置10は、向き605を検出する。そして、画像構成出力装置10は、検出した向き605と所定の範囲内で最も近い方向を撮影している撮影機424の画像データを画像サーバ31から受信し表示することができ、ユーザは画像701を見ることができる。したがって、画像構成出力装置10は、実際にその場所に居なくても、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができる。
実施例2によれば、画像構成出力装置10は、複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバ31と通信可能に接続され、地理上の任意の基準点を指定し、指定された基準点の近傍で撮影している撮影機が存在するか否かの情報の送信要求を画像サーバ31に送信し、送信要求した情報を画像サーバ31から受信し、受信した情報を確認したユーザによって方向付けられた画像構成出力装置10の向きを方位測定部2700によって検出し、検出した向きに対応する画像の送信要求を画像サーバ31に送信し、送信要求した画像を、画像サーバ31から受信して出力する。
更に、画像構成出力装置10は、送信要求した、撮影機が存在するか否かの情報を画像サーバ31から受信し、基準点の近傍で撮影している撮影機の位置を表示する。よって基準点の近傍で撮影している撮影機の位置を参照したユーザによって方向付けられた画像構成出力装置10の向きに対応する画像を、画像サーバ31から受信して出力する。
更に、画像構成出力装置10は、加速度測定部2800によって測定した加速度に応じたズーム率を画像サーバ31に送信し、ズーム率に応じた画像を、画像サーバから受信して出力する。したがって、本発明に係る画像構成出力装置10は、実際にその場所に居なくても、ユーザが見たいと思う被写体の画像を容易に提供することができ、ユーザはその場所に居なくてもあたかもその方向に見ているかのように画像を見ることができる。
以上、本発明の実施形態について説明したが、本発明は上述した実施形態に限るものではない。また、本発明の実施形態に記載された効果は、本発明から生じる最も好適な効果を列挙したに過ぎず、本発明による効果は、本発明の実施例に記載されたものに限定されるものではない。
10 画像構成出力装置
11 GPS位置特定部
12 向き情報算出部
13 画像送信要求部
14 画像出力部
15 角度検出部
21 基準点指定部
22 近傍撮影機確認部
23 近傍撮影機位置表示部
24 向き検出部
25 ズーム指定受付部
31 画像サーバ
32 画像合成部
35 近傍撮影機検出部
36 画像受信部
37 画像送信部
41 撮影機位置DB

Claims (10)

  1. 複数の位置に固定された複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を画像表示装置に出力する画像構成出力装置であって、
    GPS(Global Positioning System)の衛星からの搬送波の位相を測定するRTK(Real Time Kinematic)−GPSによって位置を特定するGPS位置特定手段と、
    前記GPS位置特定手段が所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出する向き情報算出手段と、
    前記特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信する画像送信要求手段と、
    前記画像送信要求手段が要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力する画像出力手段と、
    を備えることを特徴とする画像構成出力装置。
  2. 前記画像サーバは、前記複数の撮影機から受信した画像に基づいて任意の位置及び任意の向きからの画像を合成する画像合成手段を更に備え、
    前記画像送信要求手段は、前記画像構成出力装置の位置及び向きに基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信することを特徴とする請求項1に記載の画像構成出力装置。
  3. 前記画像構成出力装置は、前記向き情報算出手段が連続して特定した異なる複数の位置における前記画像構成出力装置の角度を検出する角度検出手段を更に備え、
    前記画像送信要求手段は、前記画像構成出力装置の位置、向き及び角度に基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信することを特徴とする請求項2に記載の画像構成出力装置。
  4. 複数の位置に固定された複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を画像表示装置に出力する方法であって、
    GPS(Global Positioning System)の衛星からの搬送波の位相を測定するRTK(Real Time Kinematic)−GPSによって位置を特定するステップと、
    所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出するステップと、
    前記特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信するステップと、
    前記送信要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力するステップと、
    を備えることを特徴とする方法。
  5. 複数の位置に固定された複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと、前記画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を画像表示装置に出力する画像構成出力装置と、を備える画像構成出力システムであって、
    前記画像構成出力装置は、
    GPS(Global Positioning System)の衛星からの搬送波の位相を測定するRTK(Real Time Kinematic)−GPSによって位置を特定するGPS位置特定手段と、
    前記GPS位置特定手段が所定時間内に連続して特定した異なる複数の位置に基づいて向きを算出する向き情報算出手段と、
    前記特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像の送信要求を前記画像サーバに送信する画像送信要求手段と、
    前記画像送信要求手段が要求した画像を、前記画像サーバから受信して出力する画像出力手段と、を備え、
    前記画像サーバは、
    前記画像構成出力装置から受信した前記特定した位置及び算出した向きに基づいて対応する画像を前記画像構成出力装置に送信する画像送信手段、を備える、
    ことを特徴とする画像構成出力システム。
  6. 複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を出力する画像構成出力装置であって、
    地理上の任意の基準点を指定する基準点指定手段と、
    記画像構成出力装置の向きを検出する向き検出手段と、
    前記撮影機によって画像が撮影された撮影位置および前記画像の撮影時に前記撮影機が向いている撮影方向と対応付けられた画像を持つ前記画像サーバから、前記基準点指定手段によって指定された基準点の近傍に含まれる撮影位置に対応付けられた画像であり、かつ前記向き検出手段によって検出された画像構成出力装置の向きと共通する撮影方向に対応付けられた画像を取得する画像取得手段と
    を備えることを特徴とする画像構成出力装置。
  7. 前記向き検出手段による検出が実行される場合に、前記基準点指定手段によって指定された基準点の近傍に撮影位置が含まれる撮影機の位置を表示する近傍撮影機位置表示手段を更に備えることを特徴とする請求項6に記載の画像構成出力装置。
  8. 前記画像構成出力装置の動きの加速度を検出する加速度検出手段を更に備え、
    前記画像取得手段は、前記画像サーバから、前記加速度検出手段によって前記画像構成出力装置の向きの延長線上に向けて検出された加速度の大きさに合ったズーム率の画像を取得することを特徴とする請求項6又は7に記載の画像構成出力装置。
  9. 複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと通信可能に接続された画像構成出力装置が、前記画像サーバから受信した画像を出力する方法であって、
    地理上の任意の基準点を指定するステップと、
    記画像構成出力装置の向きを検出するステップと、
    前記撮影機によって画像が撮影された撮影位置および前記画像の撮影時に前記撮影機が向いている撮影方向と対応付けられた画像を持つ前記画像サーバから、前記基準点の近傍に含まれる撮影位置に対応付けられた画像であり、かつ前記画像構成出力装置の向きと共通する撮影方向に対応付けられた画像を取得するステップと
    を備えることを特徴とする方法。
  10. 複数の撮影機から受信した画像を管理する画像サーバと、前記画像サーバと通信可能に接続され、前記画像サーバから受信した画像を出力する画像構成出力装置と、を備える画像構成出力システムであって、
    前記画像構成出力装置は、
    地理上の任意の基準点を指定する基準点指定手段と、
    記画像構成出力装置の向きを検出する向き検出手段と、
    前記基準点指定手段によって指定された基準点及び前記向き検出手段によって検出された画像構成出力装置の向きに対応する画像の送信を前記画像サーバに要求する画像送信要求手段とを備え、
    前記画像サーバは、
    前記撮影機によって画像が撮影された撮影位置および前記画像の撮影時に前記撮影機が向いている撮影方向と対応付けられた画像を記憶する画像記憶手段と、
    前記画像送信要求手段による画像の送信要求を受け付けた場合に、前記画像記憶手段に記憶された画像のうち前記基準点の近傍に含まれる撮影位置に対応付けられた画像であり、かつ前記画像構成出力装置の向きと共通する撮影方向に対応付けられた画像を前記画像構成出力装置へ送信する画像送信手段とを備える、
    ことを特徴とする画像構成出力システム。
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