JP6743385B2 - カバー部材 - Google Patents

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本発明は、カバー部材に関する。
近年、自動車に搭載して用いられるヘッドアップディスプレイ装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1に記載のヘッドアップディスプレイ装置は、レーザ光源からの赤(R)、緑(G)、青(B)のレーザ光をそれぞれ照射して、フロントガラスをスクリーンとして、当該スクリーン上に画像を形成することができる。また、このヘッドアップディスプレイ装置は、レーザ光源がハウジングに収納されている。そして、ハウジングには、レーザ光がスクリーンに向かって出射される出射窓が設けられている。
出射窓は、通常、強化ガラスで構成されている。このため、外からの太陽光は、出射窓を透過して、ハウジング内に入ってくる。しかしながら、太陽光には、紫外線が含まれており、当該紫外線が当たることによって、ハウジング内のレーザ光源等が経時的に劣化していくという問題があった。
特開2015−225244公報
本発明の目的は、収納体に収納されている光源等が外光によって劣化するのを防止することができるカバー部材を提供することにある。
このような目的は、下記(1)〜(12)の本発明により達成される。
(1) 偏光子で構成された偏光層と、
前記偏光層の両面側にそれぞれ設けられ、主としてポリカーボネート樹脂で構成され、厚さが0.2mm以上、リタデーションが2400nm以上、6000nm以下の樹脂層であって、その遅相軸が前記偏光層の吸収軸と同じ方向となるように配置された樹脂層と
前記各樹脂層上にそれぞれ設けられ、主として紫外線硬化性樹脂で構成されたハードコート層と、
一方の前記偏光層と一方の前記樹脂層とを接合する接合層および他方の前記偏光層と他方の前記樹脂層とを接合する接合層とを備え、
前記各樹脂層の屈折率は、それぞれ、1.58以上、1.60以下であり、
前記各ハードコート層の屈折率は、それぞれ、1.40以上、1.60以下であり、
前記各接合層の屈折率は、それぞれ、1.46以上、1.55以下であり、
光を発する光源を収納し、該光源からの光が外部に向かって出射される窓部を有する収納体の前記窓部を覆うように設置して用いられ、その使用状態で、前記外部からの外光の前記収納体内への侵入を抑制することを特徴とするカバー部材。
(2) 前記樹脂層は、主として前記ポリカーボネート樹脂で構成されたシート材を一方向に向かって延伸した状態のものである上記(1)に記載のカバー部材。
(3) 前記樹脂層の厚さは、0.35mm以下である上記(1)または(2)に記載のカバー部材。
) 前記各樹脂層の厚さは、同じである上記(1)ないし(3)のいずれかに記載のカバー部材。
) 前記各樹脂層のうちの1つの樹脂層には、金属酸化物が含有されている上記(1)ないし(4)のいずれかに記載のカバー部材。
) 前記使用状態では、前記金属酸化物が含有されている樹脂層側が前記外部に臨む上記(5)に記載のカバー部材。
) 前記偏光層は、主としてポリビニルアルコール樹脂で構成されている上記(1)ないし()のいずれかに記載のカバー部材。
) 前記偏光層は、主として前記ポリビニルアルコール樹脂で構成されたシート材を一方向に向かって延伸した状態のものである上記()に記載のカバー部材。
) 前記偏光層の厚さは、0.01mm以上、0.03mm以下である上記(1)ないし()のいずれかに記載のカバー部材。
10) 前記使用状態で湾曲している上記(1)ないし()のいずれかに記載のカバー部材。
11) 前記収納体側が凸、前記外部側が凹となるように湾曲している上記(10)に記載のカバー部材。
12) 前記カバー部材の総厚は、0.4mm以上、1.0mm以下である上記(1)ないし(11)のいずれかに記載のカバー部材。
本発明によれば、収納体に収納されている光源等が外光によって劣化するのを防止することができる。
図1は、本発明のカバー部材を自動車のヘッドアップディスプレイを構成する一部材に適用した場合の実施形態を示す側面図である。 図2は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大断面図である。 図3は、図2中のカバー部材の拡大断面図である。
以下、本発明のカバー部材を添付図面に示す好適な実施形態に基づいて詳細に説明する。
図1は、本発明のカバー部材を自動車のヘッドアップディスプレイを構成する一部材に適用した場合の実施形態を示す側面図である。図2は、図1中の一点鎖線で囲まれた領域[A]の拡大断面図である。図3は、図2中のカバー部材の拡大断面図である。なお、以下では、説明の都合上、図1〜図3中の上側を「上」または「上方」、下側を「下」または「下方」と言う。また、図1、図2中の左側を「前」または「前方」、右側を「後」または「後方」と言う。また、図3中では、理解を容易にするため、カバー部材を平坦な状態で図示するとともに、厚さ方向を誇張して模式的に図示している。
図1に示すように、ヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display)10は、自動車100に搭載して用いられる。このヘッドアップディスプレイ10は、ダッシュボード101の上部に内蔵されている。
図2に示すように、ヘッドアップディスプレイ10は、光源11と、反射部材12と、収納体13とを備えている。
光源11は、赤(R)、緑(G)、青(B)それぞれの色のレーザ光LSを独立して照射することができる。そして、光源11を走査しつつ、各色のレーザ光LSの照射タイミング等を制御することにより、画像を形成することができる。
反射部材12は、例えばプリズムで構成されており、光源11からのレーザ光LSを反射することができる。反射部材12で反射されたレーザ光LSは、フロントガラス102をスクリーンとして、当該フロントガラス102の裏面(内側の面)102aに投影される。この投影光は、前記画像として運転手Hに認識される(図1、図2参照)。
図2に示すように、収納体13は、箱状をなし、その内側に、光源11や反射部材12、その他、ヘッドアップディスプレイ10を構成する部品等を収納することができる。また、収納体13は、フロントガラス102側に向かって開口した開口部で構成された窓部131を有している。この窓部131を介して、レーザ光LSは、収納体13の外部、すなわち、フロントガラス102に向かって出射される。
また、収納体13の窓部131には、カバー部材1が当該窓部131を覆うように設置されている。これにより、塵や埃等の異物が窓部131を介して収納体13内に侵入するのを防止することができ、よって、光源11のレンズや反射部材12が当該異物によって曇ったり汚れたりするのを防止することができる。
図3に示すように、カバー部材1は、光透過性を有し、第1の樹脂層2と、第2の樹脂層3Aおよび第2の樹脂層3Bと、接合層4Aおよび接合層4Bと、ハードコート層5Aおよびハードコート層5Bとを備える積層板である。以下、各層について説明する。
第1の樹脂層2は、カバー部材1の厚さ方向の中央に位置する中間層であり、その厚さtがカバー部材1の面方向に一定の部分である。
この第1の樹脂層2は、主としてポリビニルアルコール(PVA)樹脂で構成されている。本実施形態では、第1の樹脂層2は、ポリビニルアルコール樹脂に、ヨウ素や二色性染料などに代表される二色性色素を染色し、ホウ素化合物等で架橋したものとなっている。なお、第1の樹脂層2におけるポリビニルアルコール樹脂の含有量は、1%以上、8%以下であるのが好ましく、2%以上、5%以下であるのがより好ましい。
また、第1の樹脂層2は、前記構成材料からなるシート材(フィルム)を加工したものとなっている。すなわち、当該シート材は、カバー部材1での第1の樹脂層2の厚さtよりも厚いシート材であり、そのシート材を厚さtとなるまで一方向に向かって延伸した延伸状態とすることにより、第1の樹脂層2として用いられる(得られる)。これにより、第1の樹脂層2は、偏光子として機能する偏光層となる。
厚さtとしては、特に限定されず、例えば、0.01mm以上、0.03mm以下であるのが好ましい。厚さtが0.01mm未満であると、第1の樹脂層2が偏光子として機能が十分に図れないことがあり、また、厚さtが0.03mmを超えても、それ以上の偏光子として機能の向上は望めない。
第1の樹脂層2の屈折率としては、特に限定されず、例えば、1.52以上、1.67以下であるのが好ましく、1.54以上、1.60以下であるのがより好ましい。
図3に示すように、第1の樹脂層2の上面21側には、第2の樹脂層3Aが配置され、下面22側には、第2の樹脂層3Bが配置されている。第2の樹脂層3Aと第2の樹脂層3Bとは、配置箇所が異なり、また第2の樹脂層3Aが金属酸化物の粒子31を含むこと以外は、同じ構成であるため、以下、第2の樹脂層3Aについて代表的に説明する。
第2の樹脂層3Aは、主としてポリカーボネート樹脂で構成されている。このポリカーボネート樹脂としては、重量平均分子量が19000以上、40000以下であるのが好ましく、19500以上、35000以下であるのがより好ましい。これにより、第2の樹脂層3Aは、例えば十分な耐衝撃性を有するものとなる。
また、第2の樹脂層3Aは、金属酸化物の粒子31を含有するポリカーボネート樹脂のシート材を加工したものである。すなわち、当該シート材は、カバー部材1での第2の樹脂層3Aの厚さt3Aよりも厚いシート材であり、そのシート材を厚さt3Aとなるまで一方向に向かって延伸した延伸状態とすることにより、第2の樹脂層3Aとして用いられる。これにより、第2の樹脂層3Aは、リタデーション(複屈折率×厚さ)を有するものとなる。このリタデーションとしては、例えば、2400nm以上、6000nm以下となるのが好ましく、3000nm以上、5600nm以下となるのがより好ましい。
厚さt3A(第2の樹脂層3Bの厚さt3Bについても同様)は、0.2mm以上、0.35mm以下であり、好ましくは0.23mm以上、0.30mm以下である。厚さt3Aが0.2mm未満であると、第2の樹脂層3Aが前記リタデーションを有するものとなるのが望めないことがあり、また、厚さt3Aが0.35mmを超えても、それ以上の機能の向上を望めない。また、厚さt3Aと厚さt3Bとは、異なっていてもよいが、同じであるのが好ましい。厚さt3Aと厚さt3Bとが同じである場合、高温下にさらされた際、反りの発生が少ないと言う利点がある。
このような構成の第2の樹脂層3Aと、第2の樹脂層3Aから粒子31を省略した構成の第2の樹脂層3Bとは、それぞれ、その遅相軸が第1の樹脂層2の吸収軸と同じ方向となるように配置されている。「遅相軸」とは、第2の樹脂層3Aや第2の樹脂層3Bを透過する光の進む速度が遅い(位相が遅れる)方位のことであり、これと反対に、光の進む速度が速い(位相が進む)方位をその位相子の「進相軸」と言う。なお、遅相軸と吸収軸とのズレは、±5度以内までなら許容される。
そして、カバー部材1をヘッドアップディスプレイ10に用いた使用状態では、図3に示すように、ヘッドアップディスプレイ10の外部から照射される外光、すなわち、太陽光(自然光)OLは、カバー部材1を透過する際に、所定の偏光方向の光がカバー部材1で吸収され、残りの光OL’が収納体13にまで到達することとなる。これにより、太陽光OLの収納体13内への侵入が抑制され、よって、収納体13内の光源11や反射部材12等が太陽光OL(特に紫外線や熱)によって経時的に劣化するのをできる限り防止することができる。一方、光源11から発せられ、フロントガラス102上で画像を形成するレーザ光LSは、偏光光であるため、カバー部材1を透過しても当該カバー部材1で吸収されずにそのまま外部へ出射される。なお、レーザ光LSの偏光方向と、光OL’の偏光方向とは、同じである。このようにカバー部材1は、偏光板としても機能する。
また、前述したように、第1の樹脂層2の両面側にそれぞれ第2の樹脂層3Aおよび第2の樹脂層3Bが設けられている。この構成は、第1の樹脂層2の片面側に第2の樹脂層3Aまたは第2の樹脂層3Bが設けられている場合に比べて、太陽光OLを吸収する効果が増大するのに寄与する。
図2に示すように、カバー部材1は、その使用状態で収納体13側が凸、フロントガラス102側が凹となるように湾曲している。これにより、カバー部材1は、太陽光OLを反射し易いものとなり、当該太陽光OLの収納体13内への侵入をさらに抑制することができる。また、例えばカバー部材1がダッシュボード101から突出するのを防止することができ、よって、当該カバー部材1が運転手Hの視界を遮るのを防止することができる。
第2の樹脂層3Aや第2の樹脂層3Bの屈折率としては、特に限定されず、例えば、1.58以上、1.60以下であるのが好ましく、1.585以上、1.595以下であるのがより好ましい。
図3に示すように、第2の樹脂層3Aには、金属酸化物の粒子31が分散して含有されている。この粒子31は、太陽光OLに含まれる赤外線を吸収することができるIR(Infrared Rays)カット材である。これにより、例えば炎天下での収納体13内の温度上昇を抑制して、熱による光源11等の劣化を防止することができる。
また、使用状態のカバー部材1は、金属酸化物を含有する第2の樹脂層3A側がフロントガラス102に臨み、第2の樹脂層3B側が収納体13に臨む。これにより、収納体13内からできる限り遠位で赤外線を吸収することができ、よって、収納体13内の温度上昇抑制に寄与する。
また、第1の樹脂層2と第2の樹脂層3Aとは、接合層4Aを介して接合され、第1の樹脂層2と第2の樹脂層3Bとは、接合層4Bを介して接合されている。接合層4Aおよび接合層4Bは、ウレタン接着剤、エポキシ接着剤、アクリル接着剤、アクリル粘着剤等の各種接着剤または粘着剤である。これにより、各層同士の接合を確実に行なうことができ、カバー部材1は長期間の使用に耐え得るものとなる。
接合層4Aの厚さt4A、接合層4Bの厚さt4Bとしては、特に限定されず、例えば、0.005mm以上、0.02mm以下であるのが好ましく、0.006mm以上、0.015mm以下であるのがより好ましい。厚さt4A、厚さt4Bが0.005mm未満であると、接着力の低下を招くことがあり、また、厚さt4A、厚さt4Bが0.02mmを超えても、それ以上の接着力の向上を望めない。また、厚さt4Aと厚さt4Bとは、異なっていてもよいが、同じであるのが好ましい。
接合層4Aや接合層4Bの屈折率としては、特に限定されず、例えば、1.46以上、1.55以下であるのが好ましく、1.461以上、1.545以下であるのがより好ましい。
第2の樹脂層3A上には、ハードコート層5Aが設けられている。これにより、比較的傷がつき易い第2の樹脂層3Aを保護することができる。なお、ハードコート層5Aは、当該ハードコート層5Aとなるワニス状の材料を第2の樹脂層3A上に塗布して、この塗布されたものに紫外線を照射することにより硬化したものである。
同様に、第2の樹脂層3B上にも、ハードコート層5Bが設けられている。これにより、比較的傷がつき易い第2の樹脂層3Bを保護することができる。ハードコート層5Bも、当該ハードコート層5Bとなるワニス状の材料を第2の樹脂層3B上に塗布して、この塗布されたものに紫外線を照射することにより硬化したものである。なお、カバー部材1では、ハードコート層5Bを省略することもできる。
ハードコート層5Aおよびハードコート層5Bは、それぞれ、紫外線硬化性樹脂で構成され、紫外線硬化性樹脂としては、例えば、アクリル系化合物を主成分とする紫外線硬化性樹脂、ウレタンアクリレートオリゴマーまたはポリエステルウレタンアクリレートオリゴマーを主成分とする紫外線硬化性樹脂、エポキシ系樹脂、ビニルフェノール系樹脂の群から選ばれる少なくとも1種を主成分とする紫外線硬化性樹脂等が挙げられる。そして、これらの中でもアクリル系化合物を主成分とする紫外線硬化性樹脂が好ましい。これにより、各樹脂層との密着性を向上することができる。
ハードコート層5Aの厚さt5A、ハードコート層5Bの厚さt5Bとしては、特に限定されず、例えば、0.002mm以上、0.020mm以下であるのが好ましく、0.003mm以上、0.015mm以下であるのがより好ましい。また、厚さt5Aと厚さt5Bとは、異なっていてもよいが、同じであるのが好ましい。
ハードコート層5Aやハードコート層5Bの屈折率としては、特に限定されず、例えば、1.40以上、1.60以下であるのが好ましく、1.450以上、1.595以下であるのがより好ましい。
以上のような構成のカバー部材1は、その総厚tが例えば0.4mm以上、1.0mm以下であるのが好ましく、0.4mm以上、0.8mm以下であるのがより好ましい。これにより、カバー部材1をできる限り薄いものとすることができるとともに、自動車100内での通常の使用に耐え得る程度の剛性を有するものとすることができる。
また、カバー部材1は、その平面視で長方形をなすものであり、縦が50mm以上、200mm以下であるのが好ましく、60mm以上、190mm以下であるのがより好ましく、横が100mm以上、400mm以下であるのが好ましく、130mm以上、380mm以下であるのがより好ましい。
以上、本発明のカバー部材を図示の実施形態について説明したが、本発明は、これに限定されるものではなく、カバー部材を構成する各部は、同様の機能を発揮し得る任意の構成のものと置換することができる。また、任意の構成物が付加されていてもよい。
また、カバー部材は、第1の樹脂層の両面にそれぞれ第2の樹脂層が設けられているが、これに限定されず、一方の第2の樹脂層を省略してもよい。
1 カバー部材
2 第1の樹脂層
21 上面
22 下面
3A、3B 第2の樹脂層
31 粒子
4A、4B 接合層
5A、5B ハードコート層
10 ヘッドアップディスプレイ(Head-Up Display)
11 光源
12 反射部材
13 収納体
131 窓部
100 自動車
101 ダッシュボード
102 フロントガラス
102a 裏面(内側の面)
H 運転手
LS レーザ光
OL 太陽光(自然光)
OL’ 光
総厚
、t3A、t3B、t4A、t4B、t5A、t5B 厚さ

Claims (12)

  1. 偏光子で構成された偏光層と、
    前記偏光層の両面側にそれぞれ設けられ、主としてポリカーボネート樹脂で構成され、厚さが0.2mm以上、リタデーションが2400nm以上、6000nm以下の樹脂層であって、その遅相軸が前記偏光層の吸収軸と同じ方向となるように配置された樹脂層と
    前記各樹脂層上にそれぞれ設けられ、主として紫外線硬化性樹脂で構成されたハードコート層と、
    一方の前記偏光層と一方の前記樹脂層とを接合する接合層および他方の前記偏光層と他方の前記樹脂層とを接合する接合層とを備え、
    前記各樹脂層の屈折率は、それぞれ、1.58以上、1.60以下であり、
    前記各ハードコート層の屈折率は、それぞれ、1.40以上、1.60以下であり、
    前記各接合層の屈折率は、それぞれ、1.46以上、1.55以下であり、
    光を発する光源を収納し、該光源からの光が外部に向かって出射される窓部を有する収納体の前記窓部を覆うように設置して用いられ、その使用状態で、前記外部からの外光の前記収納体内への侵入を抑制することを特徴とするカバー部材。
  2. 前記樹脂層は、主として前記ポリカーボネート樹脂で構成されたシート材を一方向に向かって延伸した状態のものである請求項1に記載のカバー部材。
  3. 前記樹脂層の厚さは、0.35mm以下である請求項1または2に記載のカバー部材。
  4. 前記各樹脂層の厚さは、同じである請求項1ないし3のいずれか1項に記載のカバー部材。
  5. 前記各樹脂層のうちの1つの樹脂層には、金属酸化物が含有されている請求項1ないし4のいずれか1項に記載のカバー部材。
  6. 前記使用状態では、前記金属酸化物が含有されている樹脂層側が前記外部に臨む請求項に記載のカバー部材。
  7. 前記偏光層は、主としてポリビニルアルコール樹脂で構成されている請求項1ないしのいずれか1項に記載のカバー部材。
  8. 前記偏光層は、主として前記ポリビニルアルコール樹脂で構成されたシート材を一方向に向かって延伸した状態のものである請求項に記載のカバー部材。
  9. 前記偏光層の厚さは、0.01mm以上、0.03mm以下である請求項1ないしのいずれか1項に記載のカバー部材。
  10. 前記使用状態で湾曲している請求項1ないしのいずれか1項に記載のカバー部材。
  11. 前記収納体側が凸、前記外部側が凹となるように湾曲している請求項10に記載のカバー部材。
  12. 前記カバー部材の総厚は、0.4mm以上、1.0mm以下である請求項1ないし11のいずれか1項に記載のカバー部材。
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