JP6742121B2 - 建具 - Google Patents
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Description
下枠15には、第1及び第2の溝26,27に埋め込む形で下タイト材5が下枠上面から立ち上げて設けてあり、下タイト材5は戸2の縦框(戸先框6及び召合せ框7)及び下框8の脱衣室側面と対向している。下タイト材5は、下枠15の第1及び第2の溝26,27に保持される基部29と、基部29の脱衣室側から立ち上がる中空の立ち上がり部30を有している。立ち上がり部30は、図7に示すように、根元側から先端側に向かうにつれて見込み方向の厚みが厚くなり、且つ浴室側に若干傾斜してのびており、戸2を閉めると、図1に示すように、戸2に押されて見込み方向に若干潰れ、戸2の脱衣室側面と密着する。
下タイト材5は、図4に示すように、長手方向の端部の脱衣室側に切欠き31が設けてあり、図3に示すように、立ち上がり部30の小口が縦枠16の突条19及び縦タイト材4の内周側面に当接している。また、切り残した下タイト材5の基部29の上面に縦タイト材4の下端が当接している。これにより縦タイト材4と下タイト材5とが連続している。
このように、コーナー部品3に縦枠16の突条19の内周側端部に係止する係止部35を設けたことで、戸2を閉めたときなどに下タイト材5が脱衣室側に押されても、下タイト材5の脱衣室側への倒れを防止でき、コーナー部品3自身の倒れも防止でき、コーナー部品3を安定して取付けできる。また、係止部35は下タイト材5から上方に離間した位置で縦枠16の突条19に係止しているので、係止部35を挿入することで縦タイト材4が部分的に変形しても、下タイト材5の端部が当接している箇所とは上方に離隔しているので、下タイト材5の端部と縦タイト材4の内周側面の当接を良好に維持することができ、縦タイト材4と下タイト材5の連続性を確保できる。
コーナー部品3は、内周側からの1本のねじ36で縦枠16のアングル部37に固定してあり、ねじ36を締め込む方向が前述の係止部35の係止する方向と同じ方向のため、係止部35の係止が外れることがなく、1本のねじ36でコーナー部品3を安定して取付けできる。ねじ36用の孔38(図4参照)は、縦枠16のアングル部37を躯体に固定するために設けてあるねじ孔38を利用しており、ねじ36でコーナー部品3を縦枠16のアングル部37と共締めしている。これにより、特別な加工をすることなくコーナー部品3を取付けでき、既存の浴室建具にコーナー部品3を後付けすることも容易である。また、コーナー部品3を取付けるために下枠15に穴や切欠き等を設ける必要がないので、水が下枠15の孔等から躯体に浸み込むことがない。
コーナー部品3と縦枠16の突条19、縦枠16のアングル部37及び下枠15のアングル部28との間には、図2に示すように、シーラー39を押し潰した状態で設けてある。
下框8は、図1に示すように、脱衣室側面の下部に脱衣室側に向けて延出する延出部42が設けてあり、延出部42の先端部が下タイト材5に当接しており、したがって延出部42上に戸側結露水受け部11が構成されている。下タイト材5上から下框8側に流れた結露水は、この戸側結露水受け部11に溜まる。戸側結露水受け部11に溜まった結露水は、戸2を開けたときに下枠上面25を伝って浴室側に流れる。
また本浴室戸は、縦枠16の突条19及び縦タイト材4の下端が下枠15上面に水密的に当接しているため、止水性に優れる。さらに本浴室戸は、下タイト材5の小口が縦枠16の突条19及び縦タイト材4の内周側に当接した状態で、コーナー部品3が縦タイト材4と下タイト材5の突合せ部を脱衣室側から覆っているため、より止水性を高めることができる。
コーナー部品3は、縦枠16の突条19の内周側端部に係止部35が係止していることで、戸2を閉めたときなどに脱衣室側に押されても脱衣室側に倒れることがなく、コーナー部品3を安定して取付けできる。さらに、コーナー部品3を内周側からのねじ36で縦枠16に固定したことで、ねじ36を締め込む方向と係止部35の係止する方向が同じになり、コーナー部品3を強固に取付けることができる。コーナー部品3の係止部35は、突出部34の上部にのみ設けてあり、係止部35が下タイト材5から上方に離間した位置で縦枠16の突条19に係止させているため、下タイト材5と縦タイト材4の当接状態を良好に維持することができる。
2 戸
3 コーナー部品
4 縦タイト材
5 下タイト材
6 戸先框(縦框)
7 吊元框(縦框)
8 下框
9 結露水受け部
10 結露水の出口
11 戸側結露水受け部
12 隙間
45 縦框
Claims (1)
- 枠と、戸と、コーナー部品とを備え、枠は、縦枠に沿って設けた縦タイト材と、下枠に沿って設けた下タイト材を有し、下タイト材は、戸の縦框及び下框の室内側面と対向しており、コーナー部品は、縦枠と下枠とのコーナー部に設けてあり、縦タイト材と下タイト材を連続しており、上面に結露水受け部を有し、下タイト材よりも上方で結露水の出口が室外側に向けて設けてあり、戸の閉鎖時において結露水が下タイト材と当接する下框上面に設けた戸側結露水受け部に導かれる又は戸の閉鎖時において結露水が下框と非当接状態に配置した下タイト材と下框との隙間に導かれることを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016060692A JP6742121B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | 建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2016060692A JP6742121B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | 建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017172257A JP2017172257A (ja) | 2017-09-28 |
JP6742121B2 true JP6742121B2 (ja) | 2020-08-19 |
Family
ID=59972842
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2016060692A Active JP6742121B2 (ja) | 2016-03-24 | 2016-03-24 | 建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6742121B2 (ja) |
-
2016
- 2016-03-24 JP JP2016060692A patent/JP6742121B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2017172257A (ja) | 2017-09-28 |
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