JP6739868B2 - エンジン作業機 - Google Patents

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Description

本発明は、エンジン作業機に関し、詳しくは、作業機と該作業機を駆動するエンジンとを収容したケーシングの下部に、外部への油分の漏洩を遮断する防油堤を備えたエンジン作業機に関する。
ディーゼルエンジンによって発電機やコンプレッサ、油圧ユニットなどの作業機を駆動するエンジン作業機では、防音構造を有するケーシング内に、前記作業機と、前記ディーゼルエンジンと、該ディーゼルエンジンの燃料を貯留する燃料タンクとを収容するとともに、エンジンや燃料タンクから燃料や潤滑油が漏洩したとしても、これらの油分が外部へ流出することを防止するための防油堤をケーシングの下部に設けるようにしている。
このような防油堤では、燃料やエンジンオイル等の油が防油堤内に溜まった状態で、雨水が防油堤内に浸入して満杯になると、雨水よりも軽い油が雨水の上に浮いていることから、油が防油堤から漏れ出る虞があった。このため、下部に防油堤内に連通する連通部を、上端部に排液部をそれぞれ備えた筒状の油水分離室を、防油堤の側壁の内側に形成し、外部に流出する油を少量に抑えるようにしたものがあった(例えば、特許文献1参照。)。
特開2014−159798号公報
しかし上述の特許文献1のものでは、燃料やエンジンオイル等の油が溜まると、連通部を介して燃料やエンジンオイル等の油が油水分離室に流入してしまい、その後に防油堤内に雨水が浸入すると、油の層を上にして油水分離室内の水位が上昇し、排液部からまず油が外部に漏れ出していた。また、油水分離室の底面積を小さくするために、防油堤の底面の一部を斜めに形成する必要があるので、溶接量が多く製造工数が多くなっていた。
そこで本発明は、簡単な構造で、防油堤に雨水が流入した際に、外部に排出される油分を極力少量に抑えることができるエンジン作業機を提供することを目的としている。
上記目的を達成するため、本発明のエンジン作業機は、作業機と、該作業機を駆動するエンジンとを収容したケーシングの下部に防油堤を設けたエンジン作業機において、前記防油堤は、上方が開口した箱形に形成され、側壁の内側に下方に向けて漸次容積が小さくなる角錐状に形成された油水分離室を設け、該油水分離室の下端部に前記防油堤内に連通する連通部を、前記油水分離室を構成する前記側壁の上端部に、前記油水分離室内の液を排出させる排液部をそれぞれ形成したことを特徴としている。また、前記油水分離室を前記防油堤の隅部に設けると好ましい。
本発明のエンジン作業機によれば、油水分離室は、下方に向けて漸次容積が小さくなる三角柱状、又は、角錐状に形成されていることから、防油堤に燃料やエンジンオイル等の油が溜まった際に、防油堤の体積を減らすことなく、連通部を介して油水分離室に流入する油の量を少なく抑えることができる。これにより、防油堤内に雨水が浸入して油水分離室の水位が上昇した際に、外部に排出させる油分を極力少量に抑えながら、雨水を外部に排出させることができる。また、油水分離室を三角柱状、又は、角錐状に形成することから、油水分離室の製造や取り付けを簡単に行うことができる。
本発明の第1形態例を示すエンジン作業機の断面図である。 同じく防油堤の斜視図である。 同じく防油堤の要部拡大図である。 図3のIV−IV断面図である。 同じく防油堤と油水分離室の説明図である。 同じく防油堤と油水分離室の説明図である。 本発明の第2形態例を示す防油堤の斜視図である。 同じく防油堤の要部拡大図である。 図8のIX−IX断面図である。 本発明の第3形態例を示す防油堤の斜視図である。 同じく防油堤の要部拡大図である。 図11のXII−XII断面図である。 図11のXIII−XIII断面図である。
図1乃至図6は本発明のエンジン作業機の第1形態例を示す図である。本形態例のエンジン作業機11は、エンジン12によって発電機13を駆動するエンジン発電機であって、防音構造を有するケーシング14の下部に設けられた架台上に前記エンジン12及び発電機13を水平方向に配列するとともに、架台の下方に大容量の燃料タンク15を配置している。
ケーシング14の内部は、ラジエータ16を備えた仕切壁14aによってエンジン室17と排風室18とに区画され、エンジン室17には、エンジン12及び発電機13と、エンジン12の運転に必要なバッテリ19や、エンジン12や発電機13などを制御するための制御盤20や、排気管21,エアクリーナ22などが配置され、排風室18にはマフラ23が設けられている。
ケーシング14の下部に設けられた架台の内側には、前記燃料タンク15を収容する防油堤24が一体的に設けられ、エンジン12から漏洩したエンジンオイルや、燃料タンク15から漏洩した燃料などの油分が外部に排出することを防止している。
防油堤24は、矩形の底壁24aと、長辺側の側壁24b,24bと、短辺側の側壁24c,24cとを有し、上方が開口した箱形に形成され、短辺側の一方の側壁24cには、油水分離室25が設けられている。
油水分離室25は、防油堤24の底壁24aと側壁24cとが交わる底部位置から、上方に向けて防油堤24の内側に向けて傾斜した矩形の傾斜板25aと、該傾斜板25aの両端部と側壁24cとを連結する三角形状の一対の側板25b,25bと、側壁24cとで囲まれた、下方に向けて容積、断面積が漸次小さくなる横向きの三角柱状に形成され、矩形の上部開口部を備えている。また、傾斜板25aの下端部中央には、防油堤内に連通する連通孔26(本発明の連通部)が形成されるとともに、油水分離室25を構成する側壁24cの上端部には、油水分離室内の液を排出させる切欠き部27(本発明の排液部)が形成されている。
上述のように形成されたエンジン作業機11では、図5に示されるように、防油堤24に燃料やエンジンオイル等の油A1が溜まった際に、油水分離室25の底部側の容積が小さいことから、連通孔26を介して油水分離室25に流入する油A1の量を極力少なく抑えることができる。これにより、図6に示されるように、防油堤内に雨水A2が浸入して油水分離室の水位が上昇した時に、水面に浮かんだ油A1が切欠き部27から、外部に排出される量を極力少量にすることができる。また、油水分離室25を横向き三角柱状に形成したことにより、防油堤24の構造を簡易なものとしつつ、従来の防油堤よりも外部に排出させる油分を少量に抑えることができる。
図7乃至図13は、本発明の他の形態例を示すもので、第1形態例と同様の構成要素を示すものには、同一の符号をそれぞれ付して、その詳細な説明は省略する。
図7乃至図9は、本発明の第2形態例を示すもので、本形態例の防油堤24の側壁24cに設けられる油水分離室28は、側壁24cから一対の三角形状の側板28a,28aを防油堤内側に向けて突出させて付き合わせ、下方に向けて容積、断面積が漸次小さくなる三角錐状に形成されている。また、下端部には、防油堤内に連通する連通孔29が、油水分離室28を構成する側壁24cの上端部には、油水分離室内の液を排出させる切欠き部30がそれぞれ形成されている。
図10乃至図13は、本発明の第3形態例を示すもので、本形態例では、防油堤24の隅部の2箇所に油水分離室31,31が設けられている。油水分離室31は三角形状の側板31aの頂点を防油堤24の底壁24aと長辺側の側壁24bと短辺側の側壁24cとが交わる角部に配置し、側板31aの前記頂点をなす2辺を、長辺側の側壁24bと短辺側の側壁24cとにそれぞれ接続し、下方に向けて容積が漸次小さくなる三角錐状に形成されている。また、下端部には、防油堤内に連通する連通孔32が、油水分離室31を構成する長辺側の側壁24bと短辺側の側壁24cとが交わる角部の上端には、油水分離室内の液を排出させる切欠き部33がそれぞれ形成されている。
なお、本発明は上述の各形態例に限るものではなく、油水分離室は防油堤のどの場所に設けてもよい。また、油水分離室は、下方に向けて漸次容積が小さくなる三角柱状、又は、角錐状に形成されたものであれば、どのような形状でも差し支えない。
11…エンジン作業機、12…エンジン、13…発電機、14…ケーシング、14a…仕切壁、15…燃料タンク、16…ラジエータ、17…エンジン室、18…排風室、19…バッテリ、20…制御盤、21…排気管、22…エアクリーナ、23…マフラ、24…防油堤、24a…底壁、24b,24c…側壁、25…油水分離室、25a…傾斜板、25b…側板、26…連通孔、27…切欠き部、28…油水分離室、28a…側板、29…連通孔、30…切欠き部、31…油水分離室、31a…側板、32…連通孔、33…切欠き部

Claims (2)

  1. 作業機と、該作業機を駆動するエンジンとを収容したケーシングの下部に防油堤を設けたエンジン作業機において、
    前記防油堤は、上方が開口した箱形に形成され、側壁の内側に下方に向けて漸次容積が小さくなる角錐状に形成された油水分離室を設け、
    該油水分離室の下端部に前記防油堤内に連通する連通部を、前記油水分離室を構成する前記側壁の上端部に、前記油水分離室内の液を排出させる排液部をそれぞれ形成したことを特徴とするエンジン作業機。
  2. 前記油水分離室を前記防油堤の隅部に設けたことを特徴とする請求項記載のエンジン作業機。
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