JP6739001B2 - 空気調和機 - Google Patents

空気調和機 Download PDF

Info

Publication number
JP6739001B2
JP6739001B2 JP2016242813A JP2016242813A JP6739001B2 JP 6739001 B2 JP6739001 B2 JP 6739001B2 JP 2016242813 A JP2016242813 A JP 2016242813A JP 2016242813 A JP2016242813 A JP 2016242813A JP 6739001 B2 JP6739001 B2 JP 6739001B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heat exchanger
plate
plate fin
air conditioner
fin
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016242813A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018096635A (ja
Inventor
一彦 丸本
一彦 丸本
健二 名越
健二 名越
憲昭 山本
憲昭 山本
崇裕 大城
崇裕 大城
拓也 奥村
拓也 奥村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Original Assignee
Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd filed Critical Panasonic Intellectual Property Management Co Ltd
Priority to JP2016242813A priority Critical patent/JP6739001B2/ja
Priority to MYPI2019002122A priority patent/MY195659A/en
Priority to PCT/JP2017/041016 priority patent/WO2018110186A1/ja
Priority to CN201780071215.4A priority patent/CN109996994B/zh
Publication of JP2018096635A publication Critical patent/JP2018096635A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6739001B2 publication Critical patent/JP6739001B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F1/00Room units for air-conditioning, e.g. separate or self-contained units or units receiving primary air from a central station
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24FAIR-CONDITIONING; AIR-HUMIDIFICATION; VENTILATION; USE OF AIR CURRENTS FOR SCREENING
    • F24F13/00Details common to, or for air-conditioning, air-humidification, ventilation or use of air currents for screening
    • F24F13/22Means for preventing condensation or evacuating condensate
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • F28F3/04Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations the means being integral with the element
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/08Elements constructed for building-up into stacks, e.g. capable of being taken apart for cleaning

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)
  • Air Filters, Heat-Exchange Apparatuses, And Housings Of Air-Conditioning Units (AREA)
  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Description

本発明は、空気調和機、特に熱交換器の熱交換性能を上げるべくプレートフィン積層型熱交換器を用いたときに生じる結露水用水受皿の大型化や機器全体の性能低下を抑制した空気調和機に関するものである。
一般に空気調和機は、圧縮機によって圧縮した冷媒を凝縮器や蒸発器等の熱交換器に循環させ空気と熱交換させて冷房もしくは暖房を行うが、その熱交換器は本体内の風路に傾斜設置してあり、冷房時等に熱交換器に結露水が生じるのでこの結露水を受ける水受皿が設けてある(例えば、特許文献1参照)。
図11は特許文献1記載の空気調和機を示し、この空気調和機は、本体100の上面に吸込口101を、下面に吹出口102を設け、この本体100内に上から下に通風させる風路103を形成し、この風路103の上部に熱交換器104を傾斜設置するとともに送風装置105を配備して構成してある。そして、上記風路103内に傾斜設置されている熱交換器104の下方には冷却時等に生じる熱交換器からの結露水を受ける水受皿106が設置してある。
このような空気調和機において、その性能や省エネ性はまず熱交換器104の熱交換効率に大きく左右される。従って、熱交換器104は高効率化が強く求められている。
この熱交換器104の高効率化は、従来、フィン群に貫通させた伝熱管を細径化することによって進められている。
しかしながら、上記伝熱管の細径化には限度があるため、熱交換効率の向上及び小型化は限界に近づきつつある。
そこで、出願人はプレートフィンを積層して構成した熱交換器、所謂プレートフィン積層型熱交換器を用いることによって、熱交換器の高効率化を推進することを試みた。
このプレートフィン積層型熱交換器は、プレートフィンの中に形成された流路を流れる冷媒と、積層されたプレートフィンの間を流れる空気との間で熱交換を行うもので、プレートフィンに凹状溝をプレス成形して流路を形成しているので、当該流路の断面積をフィンチューブ型の伝熱管に比べさらに小さくでき、熱交換効率を向上させることができる。
特開2016−95038号公報
しかしながら、上記プレートフィン積層型熱交換器は、積層された各プレートフィン間の隙間を形成するための突起が複数列設してあって、その一部の突起はプレートフィンの長辺の端縁に沿って列設してある。
そのため、このプレートフィン積層型熱交換器を使用すると、熱交換器に結露した水滴が傾斜設置した熱交換器の下側となる端縁(以下、下側端縁と称す)に沿って流下する際
、前記プレートフィンの下側端縁に列接した突起に触れて引っ掛かり重力でそのまま当該突起部分から下方へと滴下してしまう。
したがって、この熱交換器を傾斜させて設置する際には熱交換器下方に設置する水受皿が熱交換器の傾斜幅一杯の大きなものとなってしまい、機器の大型化や風路抵抗増等による性能劣化を招くという課題が生じる。
本発明はこのような課題を解決すべくなしたもので、高い熱交換効率を持ち、かつ、コンパクトで高性能な空気調和機とすることを目的としたものである。
本発明は、上記目的を達成するため、本体内の風路に設置した熱交換器はプレートフィンを積層するとともに当該プレートフィンに設けた突起によりプレートフィン間に隙間を形成して構成したプレートフィン積層型熱交換器とし、かつこのプレートフィン積層型熱交換器を垂線に対し傾斜させて設置するとともに、前記プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィン下側端縁に列設した突起は当該下側端縁より内部に設けた構成としてある。
これにより、この熱交換器は、流路断面積の細径化を図って熱交換効率を向上することができるとともに、傾斜設置したプレートフィンの下側端縁に設けられている突起部分から結露水が滴下するのを防止でき、結露水を受ける水受皿を小型化して機器のコンパクト化や風路抵抗増による性能劣化等を抑制することができる。
本発明は、上記構成により、高い熱交換効率を持ち、かつ、コンパクトで高性能な空気調和機とすることができる。
本発明の実施の形態1における空気調和機の概略断面図 同空気調和機の熱交換器を示す斜視図 同熱交換器を分離して示す斜視図 同熱交換器の主体を成すプレートフィン積層体の一部を切断して示す斜視図 同プレートフィン積層体を構成するプレートフィンの平面図 同プレートフィンの拡大平面図 同プレートフィンの一部を拡大して示す分解斜視図 同プレートフィンに設けた突起を示す拡大斜視図 同熱交換器の作用を説明する概略斜視図 同熱交換器の作用を説明する概略側面図 本発明の実施の形態2における空気調和機の熱交換器を構成するプレートフィンの拡大斜視図 従来の空気調和機を示す概略構成図
第1の発明は、本体内の風路に設置した熱交換器と、前記熱交換器に送風する送風機と、前記熱交換器の下部に設置した水受皿と、を備え、前記熱交換器はプレートフィンを積層するとともに当該プレートフィンに設けた突起によりプレートフィン間に隙間を形成して構成したプレートフィン積層型熱交換器とし、かつこのプレートフィン積層型熱交換器を垂線に対し傾斜させて設置するとともに、前記プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィン下側端縁に列設した突起は当該下側端縁より内部に設けた構成としてある。
これにより、この熱交換器は、流路断面積の細径化を図って熱交換効率を向上することができるとともに、傾斜設置したプレートフィンの下側端縁に設けられている突起部分から結露水が滴下するのを防止でき、結露水を受ける水受皿を小型化して機器のコンパクト化や風路抵抗増による性能劣化等を抑制することができる。
第2の発明は、特に第1の発明において、前記突起はプレートフィンの下側端縁より前記プレートフィン間の隙間分寸法より内部に設けた構成としてある。
これにより結露水がプレートフィンの下側端縁のフィンプレート積層間の隙間に跨って流下するようなことがあっても突起に触れるようなことが無くなって、そのままの勢いで下方部分へと流下していき、突起に引っかかって当該突起部分から滴下するのを防止でき、より確実な滴下防止を実現することができる。
第3の発明は、特に、第1または第2の発明において、前記突起はその頂部を略球面状とした構成としてある。
これにより、プレートフィンの下側端縁を流下する結露水の一部が突起に触れるようなことがあっても突起の頂部が略球面状となっているから当該頂部から離れやすくなってそのままプレートフィンの下側端縁に沿って流下するようになり、突起を起点とした結露水の滴下を更に確実に防止することができる。
第4の発明は、特に、第1〜第3のいずれか1つの発明において、前記突起はプレートフィンの下側端縁の少なくとも鉛直下方に水受皿が存在しない部分の突起を当該下側端縁より内部に設けた構成としてある。
これにより、鉛直下方に水受皿が存在する部分のプレートフィンの下側端縁の突起は下側端縁直近に設けて比較的強度の弱いフィン端縁の強度を向上させその剛性を高めることができる。そして、この突起を端縁直近に設けたことによって突起の内部側に位置する熱交換有効面積を増大させることもでき、その分熱交換効率を向上させることができる。すなわち、プレートフィンの剛性と熱交換効率の向上を両立させることができる。
第5の発明は、特に、第1〜第4の発明において、前記プレートフィンは下側端縁とともに上側端縁にも突起を列設し、上記上側端縁の突起は当該上側端縁直近に設けた構成としてある。
これにより、プレートフィンの上側端縁部分の剛性を高めるとともに熱交換有効面積の増大によって熱交換効率を向上させることができ、より効果的にプレートフィンの剛性と熱交換効率の向上を実現することができる。
第6の発明は、特に、第1〜第5の発明において、前記熱交換器はそのプレートフィンの下側端縁部分が風路の上流側に位置するように配置した構成としてある。
これにより、風路内を流れる空気の流れによってプレートフィンの下側端縁を流下する結露水の重力による落下作用を抑制でき、結露水はよりプレートフィンの下方部分まで流下してから滴下するようになる。したがって、水受皿をよりコンパクトなものにすることができるとともに、プレートフィンの下側端縁直近に設ける突起の数を多くして剛性と熱交換効率向上効果をより高めることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、以下に説明する実施の形態は一例であり、本発明はこの実施の形態により限定されるものではない
(実施の形態1)
図1は本発明の実施の形態1における空気調和機の概略断面図である。
本実施形態の空気調和機は、図示しないが圧縮機、四方弁、熱源側熱交換器、膨張弁、利用側熱交換器、四方弁、圧縮機の順に冷媒を循環させ、熱源側熱交換器を凝縮器とし、利用側熱交換器を蒸発器として作用させる冷房運転を行える。また、四方弁を切替えることによって、この空気調和機は、圧縮機、四方弁、利用側熱交換器、膨張弁、熱源側熱交換器、四方弁、圧縮機の順に冷媒を循環させ、利用側熱交換器を凝縮器とし、熱源側熱交換器を蒸発器として作用させる暖房運転を行える。
そして、この空気調和機は、室内ユニットと室外ユニットを配管で接続したセパレート式空気調和機となっており、室内ユニットには、利用側熱交換器等が収納され、室外ユニットには、圧縮機、四方弁、膨張弁、熱源側熱交換器等が収納されている。
上記のように構成された空気調和機の室内ユニットとなる本体1は、図1に示すように、本実施の形態では下面に吸込口2、前面に吹出口3を備え、前記吸込口2と吹出口3との間に略L字状の風路4を有している。そして、上記風路4には利用側熱交換器となる熱交換器5と送風機6が設けてある。
上記熱交換器5は垂線に対し傾斜させて配置してあり、その下端部には熱交換器5で結露した結露水を受ける水受皿7が設けてある。
次に、図2〜図10を用いて上記熱交換器5の構成を説明する。
図2は空気調和機の熱交換器を示す斜視図、図3は同熱交換器を分離して示す斜視図、図4は同熱交換器の主体を成すプレートフィン積層体の一部を切断して示す斜視図、図5は同プレートフィン積層体を構成するプレートフィンの平面図、図6は同プレートフィンの拡大平面図、図7は同プレートフィンの一部を拡大して示す分解斜視図、図8は同プレートフィンに設けた突起を示す拡大斜視図、図9は同熱交換器の作用を説明する概略斜視図、図10は同熱交換器の作用を説明する概略側面図である。
本実施の形態の熱交換器5は、図2、図3に示すように、長方形の板状である複数のプレートフィン11を積層して構成され、その積層方向の両側(図2、図3では左側及び右側)には、プレートフィン11と平面視が略同一形状のエンドプレート12a、12bが設けられている。エンドプレート12a、12bは、剛性を有する板材で形成されており、例えばアルミニウム、アルミニウム合金、ステンレスなどの金属材を研削により金属加工して形成されている。
なお、上記エンドプレート12a、12b、複数のプレートフィン11は積層された状態でロウ付け接合されて一体化し、熱交換器の主体を成すプレートフィン積層体13を構成している。
また、上記プレートフィン11は内部に第1流体である冷媒が流れる複数の並行した冷媒流路群を有しており、この冷媒流路群は略U字状に形成されていて、これと繋がる流入側ヘッダ流路14、出口側ヘッダ流路15は、プレートフィン積層体13の一方側(図1では左側)のエンドプレート12aの一端部側に設けてある。
詳述すると、上記プレートフィン11は、図5〜図7に示すように、複数の並行した冷
媒流路16とこれに繋がる流入側ヘッダ流路14および出口側ヘッダ流路15を形成した一対の板状部材17a、17b(図7参照)を向い合せにロウ付け接合して構成してあり、複数の冷媒流路16は略U字状に形成されていてこれに繋がる流入側ヘッダ流路14と出口側ヘッダ流路15とが一端部側に纏まった形となっている。
そして、上記構成のプレートフィン11は、図4に示すように多数積層して図2、図3に示すプレートフィン積層体13を構成しており、各プレートフィン11同士の間には当該プレートフィン11の長辺両端部及び冷媒流路16間に列設した複数の突起18によって空気が流れる隙間19を形成している。
上記突起18は隣接するプレートフィン11同士を接合しており、プレートフィン11を連結する機能も備えている。
なお、冷媒流路16は板状部材17a、17bに凹状溝によって形成してあり、容易に細径化できるようになっている。
また、冷媒流路16のうち流入側ヘッダ流路14に繋がる往路側冷媒流路16aと出口側ヘッダ流路15に繋がる復路側冷媒流路16bとの間にはこれら両者間の熱移動を防止すべくスリット溝20が形成してある。
以上のように構成された熱交換器5は、プレートフィン11間の隙間19に空気が流れるように傾斜設置されるが、図9、図10、特に図10に示すように、傾斜設置したプレートフィン11の下面側であって、風路4の上流側となる下側端縁に列設した突起18aは、全部もしくはその一部、この例では下側端縁の傾斜上方部分に位置する突起18aaが下側端縁より内部に位置するように設けてある。
換言すると、この熱交換器5は、傾斜設置した熱交換器5の鉛直下方に水受皿7の開口が存在しない部分、すなわち水受皿7の開口投影範囲外に位置する突起18aaをプレートフィン11の下側端縁より内部に位置する如く設け、水受皿7の開口投影範囲内に位置する突起18abはプレートフィン11のフィン下側端縁直近、例えば下側端縁と同一面となるように設けてある。
そして本実施の形態では上記突起18aaはプレートフィン11間の空気が流れる隙間19の寸法より内部に位置するように設けてある。
さらに、上記プレートフィン11の上側端縁に列設した突起18bはプレートフィン11の長辺全域に渡って前記突起18abと同じようにフィン上側端縁直近に設けてある。
上記各突起18a、18aa、18ab、18bの位置関係は図6の拡大平面図に明示している通りである(図中プレートフィン11の下方が下側端縁、上方が上側端縁となる)。
また、上記各突起18(18a、18aa、18ab、18b)の全部もしくは少なくともプレートフィン11の下側端縁に設けた突起18a(18aa、18ab)の頂部は略球面状としてある。
なお、上記熱交換器5の傾斜角度は風路4の構成によって異なり適宜設定すればよいが、結露水の流下(流れ)と滴下の関係を考慮すると垂線に対し20度〜50度、好ましくは30度〜40度にするのが良い。
以上のように構成した空気調和機において、次に結露が発生する冷房運転時の場合を例にしてその作用効果について説明する。
まず、冷媒の流れと熱交換作用について説明する。冷媒は、プレートフィン積層体13の流入側となるヘッダ流路15から冷媒流路16群へ流れる。各プレートフィン11の冷媒流路16群に流れた冷媒はその往路側となる冷媒流路16bから復路側となる冷媒流路16aへと折り返して出口側となるヘッダ流路14から冷凍システムの冷媒回路へと流れる。
そして、上記冷媒流路16を流れる際に冷媒は前記プレートフィン積層体13のプレートフィン積層間の隙間19を通り抜ける空気と熱交換する。
この時、上記冷媒が流れる冷媒流路16はプレートフィン11に形成した冷媒流路用の凹状溝の断面積を小さくすることによって流路面積の細径化を図ることができ、伝熱管方式の場合に比べその熱交換効率を向上させるとともに小型化を推進することができる。
また、上記熱交換器5はプレートフィン積層間の隙間19を通り抜ける空気を冷気もしくは暖気に熱交換するが、冷気に熱交換する際には熱交換器5の表面に空気中の水分が結露することがある。この結露水は熱交換器5が傾斜設置してあるので、図9に示すように熱交換器5を構成するプレートフィン11の下側端縁に沿って下方へと流下するようになる。
ここで、上記熱交換器5は、プレートフィン積層型熱交換器であるから図10に示すようにそのプレートフィン11の端縁部分等にプレートフィン同士間の隙間を形成する突起18(18a(18aa、18ab)、18b)が列設してあるが、結露水が流動するプレートフィン11の下側端縁の傾斜上方部分に設けてある複数の突起18aaは当該下側端縁より内部(奥部)に位置しているから、前記結露水は上記突起18aaに触れて引っ掛かることなくプレートフィン11の下側端縁に沿って下方へと流下する。そしてこの実施の形態ではプレートフィン11の最下部の突起18abがフィン下側端縁直近に設けてあるので流下してきた結露水はこの突起18abに触れて引っ掛かり当該突起部分から下方へと滴下するようになる。
従って、熱交換器5から滴下する結露水を受ける水受皿7は傾斜している熱交換器5の傾斜幅Lではなく前記突起18abまでの幅lの狭いものとすることができ、コンパクト化することができる。また、上記の如く水受皿7をコンパクト化できるので、水受皿7の一部が風路4に入り込む形となったり、風路4を狭くせざるを得なくなったりするなどの制約を低減することができ、これが原因で生じる性能劣化等を抑制することもできる。
また、本実施の形態では、上記した説明から明らかなように、プレートフィン11の下側端縁に設けた突起18aのうち、少なくとも水受皿7と対向しない部分に位置することになる突起18aaはプレートフィン11の下側端縁より内部に設け、水受皿7と対向する部分に位置することになる突起18abはフィン下側端縁直近に設けた構成となっている。
従って、この熱交換器5は、水受皿7と対向する部分のプレートフィン11の下側端縁の突起18abが下側端縁直近に位置して比較的強度の弱いフィン端縁の強度を向上させその剛性を高める。そして、この突起18abを下側端縁直近に設けたことによって突起18abの更に内部側の熱交換有効面積を増大させることもでき、その分熱交換効率を向上させることができる。
詳述すると、図6に示すように、突起をプレートフィン11の下側端縁直近に設けると、当該下側端縁直近に設けた突起18abの更に内部側、すなわち冷媒流路16に近くて熱交換効率が高い熱交換有効面積Xは、下側端縁より内部(奥部)に位置するように設けた突起18aaの内側の熱交換効率が高い熱交換有効面積Yより大きくなる。したがって、その分、熱交換効率が向上する。
また、突起18a(18aa、18ab)はそれ自体熱交換に有効に寄与しないので、突起18a(18aa、18ab)そのものを小さくすればプレートフィン11の熱交換に寄与する熱交換面積を増加させることができ、熱交換効率を一段と向上させることができる。よって突起18a(18aa、18ab)はこれ以外の突起18bも含め必要最小限の大きさまで小さくしておくのが好ましい。
このように、本実施の形態の如くプレートフィン11の下側端縁に設ける突起列のうち一つでも下側端縁直近に設ければ、プレートフィン11の剛性向上と熱交換効率の向上を両立させることができる。
また、上記プレートフィン11の下側端縁より内部に設ける突起18aaの下側端縁から内部側への寸法Zは、プレートフィン11同士間の隙間19(図4参照)の隙間分寸法より内部に設けた構成としてあるから、結露水がプレートフィン11の下側端縁のフィンプレート11間の隙間19に跨って流下してきても、突起18aaに触れるようなことがなくそのまま下方部分へと流下していくようになる。したがって、上記水受皿7と対向しない傾斜上方部分に設けてある突起18aaに結露水が引っかかるような状態となって当該突起18aaを起点として結露水が滴下するのを防止でき、より確実な滴下防止を実現することができる。
また、上記各突起18(18a、18aa、18ab、18b)は図8に示すようにその頂部は略球面状としてあるから、プレートフィン11の下側端縁を流下する結露水の一部が突起18aaに触れるようなことがあっても突起18aaの頂部が略球面状となっているから当該頂部に引っかかりにくくなりそのままフィン下側端縁に沿って流下し、突起18aaを起点とした結露水の滴下をより確実に防止することができる。
また、この熱交換器5は、プレートフィン11の下側端縁とともに上側端縁にも突起18bを列設し、上記上側端縁の突起18bは上側端縁直近に設けた構成としてあるから、プレートフィン11の上側端縁部分の剛性を高めるとともに熱交換有効面積の増大によって熱交換効率を向上させることができ、より効果的にプレートフィン11の剛性向上と熱交換効率の向上を両立させることができる。
また、この実施の形態では、上記熱交換器5はそのプレートフィン11の下側端縁部分が風路4の上流側に位置するように配置してあるから、プレートフィン11の下側端縁を流下する結露水の重力による落下作用が抑制されるようになり、結露水はプレートフィン11のより下方部分から滴下するようになる。したがって、水受皿7を更にコンパクトなものにすることができる。しかも、プレートフィン11の下側端縁直近に設ける突起18abの数を増やして剛性と熱交換効率をより高めることができる。
(実施の形態2)
図11は実施の形態2におけるプレートフィンの突起を示し、この実施の形態では、プレートフィン11に設けた突起18(18a、18aa、18ab、18b)は図11に示すように冷媒流路16に沿った形で切り起こし形成し、その切り起こし端縁Yがプレートフィン11の積層間を流れる空気の流れ方向Wと対向するようにしてある。
これにより、この突起18(18a、18aa、18ab、18b)は、プレートフィン積層間の間隔を一定化すると同時に、突起18(18a、18aa、18ab、18b)の下流側に生じがちな死水域を極小とし、かつ、切り起こし端縁Y部分で前縁効果を生じさせることができる。しかも切り起こし端縁Y部分が空気の流れ方向Wと対向するので、空気に対する流れ抵抗も小さなものとすることができる。したがって、プレートフィン積層体13の流路領域における流路抵抗増大を抑制しつつその熱交換効率を一段と向上させることができる。
さらに、上記突起18(18a、18aa、18ab、18b)の切り起こしは、プレートフィン積層体13の冷媒流路16に沿うように形成しているので、冷媒流路16と交差する方向の冷媒流路間の窪み平面21から切り起こし用の肉盗みをする必要がなくなる。したがって、突起18(18a、18aa、18ab、18b)を円柱状に隆起させて形成するものに比べ冷媒流路同士の間の窪み平面寸法を肉盗み寸法不要な分だけ狭いものとすることができ、その分プレートフィン11、換言すると熱交換器を小型化することができる。
その他の構成、作用効果は実施の形態1と同様であり、説明は省略する。
以上、本発明に係る空気調和機について、上記実施の形態を用いて説明したが、本発明は、これに限定されるものではない。つまり、今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきであり、本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
本発明は、上記実施の形態の説明から明らかなように、高い熱交換効率を持ち、かつ、コンパクトで高性能な空気調和機を提供することができる。よって、家庭用はもちろん、業務用の空気調和機にも広く適用することができる。
1 本体
2 吸込口
3 吹出口
4 風路
5 熱交換器
6 送風機
7 水受皿
11 プレートフィン
12a、12b エンドプレート
13 プレートフィン積層体
14 流入側ヘッダ流路
15 出口側ヘッダ流路
16 冷媒流路
16a 往路側冷媒流路
16b 復路側冷媒流路
17a、17b 板状部材
18、18a、18aa、18ab、18b 突起
19 隙間
20 スリット溝
21 窪み平面

Claims (6)

  1. 本体内の風路に設置した熱交換器と、前記熱交換器に送風する送風機と、前記熱交換器の下部に設置した水受皿と、を備え、前記熱交換器はプレートフィンを積層するとともに当該プレートフィンに設けた突起によりプレートフィン間に隙間を形成して構成したプレートフィン積層型熱交換器とし、かつこのプレートフィン積層型熱交換器を垂線に対し傾斜させて設置するとともに、前記プレートフィン積層型熱交換器のプレートフィン下側端縁に列設した突起は当該下側端縁より内部に設けた空気調和機。
  2. 突起はプレートフィンの下側端縁より前記プレートフィン間の隙間分寸法より内部に設けた請求項1記載の空気調和機。
  3. 突起はその頂部を略球面状とした請求項1または2記載の空気調和機。
  4. 突起はプレートフィンの下側端縁の少なくとも鉛直下方に水受皿が存在しない部分の突起を当該下側端縁より内部に設けた請求項1〜3のいずれか1項に記載の空気調和機。
  5. プレートフィンは下側端縁とともに上側端縁にも突起を列設し、上記上側端縁の突起は当該上側端縁直近に設けた請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
  6. 熱交換器はそのプレートフィンの下側端縁部分が風路の上流側に位置するように配置した請求項1〜4のいずれか1項に記載の空気調和機。
JP2016242813A 2016-12-15 2016-12-15 空気調和機 Active JP6739001B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242813A JP6739001B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 空気調和機
MYPI2019002122A MY195659A (en) 2016-12-15 2017-11-15 Air Conditioner
PCT/JP2017/041016 WO2018110186A1 (ja) 2016-12-15 2017-11-15 空気調和機
CN201780071215.4A CN109996994B (zh) 2016-12-15 2017-11-15 空气调节机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016242813A JP6739001B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 空気調和機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018096635A JP2018096635A (ja) 2018-06-21
JP6739001B2 true JP6739001B2 (ja) 2020-08-12

Family

ID=62558499

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016242813A Active JP6739001B2 (ja) 2016-12-15 2016-12-15 空気調和機

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6739001B2 (ja)
CN (1) CN109996994B (ja)
MY (1) MY195659A (ja)
WO (1) WO2018110186A1 (ja)

Family Cites Families (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
IT949757B (it) * 1972-03-01 1973-06-11 Serratto A Apparecchio condizionatore locale ad induzione in cui la temperatura viene regolata impiegando come agente motore l aria primaria di alimentazione
CN1262797C (zh) * 2002-05-28 2006-07-05 松下电器产业株式会社 空调器
JP2007078280A (ja) * 2005-09-15 2007-03-29 Denso Corp 冷却用熱交換器
JP2008209073A (ja) * 2007-02-27 2008-09-11 Xenesys Inc 熱交換器製造方法及び熱交換用プレート
KR101371889B1 (ko) * 2007-12-26 2014-03-07 (주)귀뚜라미 에어컨의 응축수 누수 방지 장치
JP4947077B2 (ja) * 2009-03-25 2012-06-06 ダイキン工業株式会社 熱交換器ならびにこれを備えた空気調和装置の室内機
JP5631452B2 (ja) * 2013-07-02 2014-11-26 三菱電機株式会社 フィンチューブ熱交換器及びそれを用いた冷凍サイクル装置
JP6531325B2 (ja) * 2015-02-18 2019-06-19 有限会社和氣製作所 熱交換器

Also Published As

Publication number Publication date
CN109996994B (zh) 2021-05-14
WO2018110186A1 (ja) 2018-06-21
MY195659A (en) 2023-02-03
JP2018096635A (ja) 2018-06-21
CN109996994A (zh) 2019-07-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US9328973B2 (en) Heat exchanger and air conditioner
US9651317B2 (en) Heat exchanger and air conditioner
US20150068244A1 (en) Heat exchanger and air-conditioning apparatus
US10047962B2 (en) Indoor unit for air-conditioning apparatus
EP2930454B1 (en) Heat exchanger
US11274838B2 (en) Air-conditioner outdoor heat exchanger and air-conditioner including the same
US7013952B2 (en) Stack type heat exchanger
JP4760542B2 (ja) 熱交換器
US10047963B2 (en) Indoor unit for air-conditioning apparatus
JP6160385B2 (ja) 積層型熱交換器
JP6739001B2 (ja) 空気調和機
JP6987227B2 (ja) 熱交換器及び冷凍サイクル装置
JP2015222146A (ja) 熱交換器
JP6939869B2 (ja) 熱交換器
JP6906149B2 (ja) プレートフィン積層型熱交換器およびそれを用いた冷凍システム
JP5573698B2 (ja) 熱交換器および空気調和機
JP6771557B2 (ja) 熱交換器
JP6833042B2 (ja) 熱交換器、及び冷凍サイクル装置
JP2015227754A (ja) 熱交換器
JP3863034B2 (ja) 熱交換器
JP7006376B2 (ja) 熱交換器
JP7010958B2 (ja) 冷媒分配器、熱交換器及び冷凍サイクル装置
JP6720890B2 (ja) 積層型熱交換器
JP2009074701A (ja) 空気調和機用室外機ユニットおよび空気調和機
JP2008241179A (ja) 熱交換器

Legal Events

Date Code Title Description
RD01 Notification of change of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

Effective date: 20190118

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190702

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200602

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200615

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6739001

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151