JP6737644B2 - 車両用灯具 - Google Patents

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本発明は、車両用灯具に関する。
従来より、車両用灯具として、車両の前方に搭載される車両用前照灯(ヘッドランプ)がある(例えば、特許文献1を参照。)。車両用前照灯は、光源と、光源から出射された光を車両の前方に向けて投影する投影レンズとを備えている。このような車両用灯具では、デザインの多様化によって、様々な形態のものが開発されている。
特開2015−79660号公報
しかしながら、従来の車両用灯具は、上述した光源から出射された光を投影レンズにより車両の前方に向けて投影するのが一般的である。このため、1つの車両用灯具で車両の前方と、車両の前方とは異なる方向(例えば側方)に向けて光を投影しようとした場合、異なる方向に向けて光源を追加する必要がある。この場合、光源の数が増加したことによるコストアップや、光源を異なる向きに配置したことによる大型化などの問題が発生してしまう。また、前方及び前方とは異なる方向に向けて光を投影する際の視認性及びデザイン性についても考慮する必要がある。
例えば、車両の側方に向けて投影される光によって、車両の後方に向かう光の流れを演出しようした場合、車両用灯具の前方側に配置した光源から、車両の後方側に向けて光を出射する必要がある。しかしながら、車両用灯具の前方側に光源を配置すると、配線等の引き回しによって見栄えが悪くなるだけでなく、車両の前方に向けて投影される光の視認性を確保するため、投影レンズの側方から光源が大きく飛び出した形状となってしまう。
本発明は、このような従来の事情に鑑みて提案されたものであり、車両の後方に向かう光の流れを演出することができ、なお且つ、視認性及びデザイン性に優れた車両用灯具を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために、本発明は以下の手段を提供する。
〔1〕 前方に向けて光を出射する光源と、
前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部とを備え、
前記光路変換部は、互いに直角に向かい合う第1の反射面及び第2の反射面を有し、
前記第1の反射面と前記第2の反射面との間で、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換し、
前記第1の反射面が前記投影レンズと一体に形成され、前記第2の反射面が前記導光部材と一体に形成されており、
前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有することを特徴とする車両用灯具。
〔2〕 前方に向けて光を出射する光源と、
前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部と
前記光源と前記投影レンズとの間に配置されて、前記光源から出射された光を前記投影レンズに向けて導光させる主ビーム用の導光部材とを備え、
前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有することを特徴とする車両用灯具。
〕 前記遮光部は、前記主ビーム用の導光部材の外面に設けられていることを特徴とする前記〔〕に記載の車両用灯具。
〔4〕 前方に向けて光を出射する光源と、
前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部とを備え、
前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有し、
前記遮光部は、前記光源と前記投影レンズとの間の周囲を遮光する遮光部材からなることを特徴とする車両用灯具。
〕 前記光源は、前記遮光部材と一体に配置され、
前記遮光部材は、前記光源で発生した熱を放熱する放熱部を有することを特徴とする前記〔〕に記載の車両用灯具。
〕 前記遮光部材は、前記光源から出射された光を前記投影レンズに向けて反射するリフレクター部を有することを特徴とする前記〔〕又は〔〕に記載の車両用灯具。
〔7〕 前方に向けて光を出射する光源と、
前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部と
前記光路変換部に入射した光の一部を前記投影レンズに向けて導光させる導光部とを備え、
前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有することを特徴とする車両用灯具。
〔8〕 前方に向けて光を出射する光源と、
前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部とを備え、
前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有し、
前記光源は、前記投影レンズに向けて光を出射する第1の光源部と、前記光路変換部に向けて光を出射する第2の光源部とを有することを特徴とする車両用灯具。
〕 前記遮光部よりも内側に配置されて、前記第2の光源部から出射された光を前記光路変換部に向けて導光させる副ビーム用の導光部材を備えることを特徴とする前記〔〕に記載の車両用灯具。
10〕 前記遮光部は、前記副ビーム用の導光部材の外面に設けられていることを特徴とする前記〔〕に記載の車両用灯具。
〔11〕 前記遮光部は、前記導光部材の内面に設けられていることを特徴とする前記〔1〕又は〔7〕に記載の車両用灯具。
12〕 前記光路変換部は、互いに直角に向かい合う第1の反射面及び第2の反射面を有し、
前記第1の反射面と前記第2の反射面との間で、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換することを特徴とする前記〔2〕〜〔11〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
13〕 前記光路変換部は、前記投影レンズと前記導光部材との何れか一方と一体に形成されていることを特徴とする前記〔2〕〜〔12〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
〔14〕 前記光路変換部は、前記導光部材と別体に形成され、
前記導光部材は、前面に前記光路変換部から後方に向かう光が入射する入射面を有することを特徴とする前記〔2〕〜〔12〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
15〕 前記導光部材の側方に配置されて、前記出射面から出射された光を側方に向けて投影する側方レンズを備えることを特徴とする前記〔1〕〜〔14〕の何れか一項に記載の車両用灯具。
16〕 前記側方レンズは、前記出射面から出射された光を側方に向けて反射する光反射部を有することを特徴とする前記〔15〕に記載の車両用灯具。
以上のように、本発明によれば、車両の後方に向かう光の流れを演出することができ、なお且つ、視認性及びデザイン性に優れた車両用灯具を提供することが可能である。
本発明の第1の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す分解斜視図である。 図1に示す車両用灯具の断面図である。 図1に示す車両用灯具の別の構成例を示す分解斜視図である。 図1に示す車両用灯具を車両用前照灯に適用した例を示す断面図である。 図4に示す車両用前照灯が備える側方レンズの一部を拡大した断面図である。 本発明の第2の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。 本発明の第3の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。 本発明の第5の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。 図9に示す車両用灯具を前面側から見た斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。 本発明の第7の実施形態に係る車両用灯具の構成を示す断面図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
なお、以下の説明で用いる図面においては、各構成要素を見やすくするため、構成要素によって寸法の縮尺を異ならせて示すことがあり、各構成要素の寸法比率などが実際と同じであるとは限らない。
(第1の実施形態)
先ず、本発明の第1の実施形態として、例えば図1及び図2に示す車両用灯具1について説明する。なお、図1は、車両用灯具1の構成を示す分解斜視図である。図2は、車両用灯具1の構成を示す断面図である。また、以下に示す図面では、XYZ直交座標系を設定し、X軸方向を車両用灯具1の前後方向、Y軸方向を車両用灯具1の左右方向、Z軸方向を車両用灯具1の上下方向として、それぞれ示すものとする。
本実施形態の車両用灯具1は、図1及び図2に示すように、光源2と、光源2の前方に配置された投影レンズ3と、光源2と投影レンズ3との間の周囲に配置された遮光部材4と、遮光部材4の側方に配置された導光部材5と、投影レンズ3の側方に配置された光路変換部6とを概略備えている。
光源2は、複数の発光ダイオード(LED)7が回路基板8の面上に実装された構成を有している。光源2は、それぞれのLED7が発する光L1を互いに平行な方向(前方)に向けて放射状に出射する。
なお、本実施形態では、光源2として、上述したLED7を用いた構成となっているが、光源2の種類については、特に限定されるものではなく、例えばレーザーダイオード(LD)や有機EL(OLED)等の発光素子や、従来より一般に使用されているハロゲンランプやHIDランプなどのランプを用いることも可能である。また、光源2の配置や数等についても、適宜変更することが可能である。さらに、光源2から出射される光L1の色についても、白色光に限らず、橙色光や赤色光など、その車両用灯具1の用途に応じて適宜変更することが可能である。
投影レンズ3は、球体レンズからなり、光源2から出射された光L1を前方に向けて拡大して投影する。なお、投影レンズ3の形状については、上述した球体に限らず、適宜変更することが可能である。また、投影レンズ3は、上述した1つのレンズにより構成された場合に限らず、複数のレンズを組み合わせた複合レンズにより構成することも可能である。
遮光部材4は、円筒形状を有して、その中心軸を光源2から出射された光L1の光軸と一致させた状態で配置されている。遮光部材4は、遮光部として光源2と投影レンズ3との間の周囲を遮光する。なお、遮光部材については、それ自体が光L1を遮光する材質でできたもの、若しくは、その外周面又は内周面に遮光性を持たせたものなどを用いることができる。
導光部材5は、全体として円筒形状を有して、その中心軸を光源2から出射された光L1の光軸と一致させた状態で配置されている。また、遮光部材4は、この導光部材5の内側に、互いの中心軸を一致させた状態で同心円状に配置されている。なお、導光部材5については、例えば、ポリカーボネイトやアクリル等の透明樹脂やガラスなど、空気よりも屈折率の高い材質のものを用いることができる。
導光部材5は、遮光部材4の周囲を囲む位置に、周方向において複数の光学ブロック5aに分割された状態で配置されている。なお、本実施形態では、導光部材5が4つの光学ブロック5aに均等に分割された構成となっているが、複数に分割される光学ブロック5aの数については特に限定されない。また、導光部材5は、均等に分割されるだけでなく、不均等に分割することも可能である。
導光部材5を構成する各光学ブロック5aは、光源2から出射された一部の光(以下、外周光という。)L2を導光させるものであり、前面に光路変換部6から後方に向かう外周光L2が入射する第1の入射面9と、外面に第1の入射面9から入射した外周光L2を側方に向けて出射する第1の出射面10と、内面に第1の入射面9から入射した外周光L2を第1の出射面10に向けて反射する光反射部11とを有している。
また、光反射部11は、前後方向に並ぶ複数の反射カット11aを有し、これら複数の反射カット11aによって、導光部材5の内部で導光される外周光L2を第1の出射面10に向けて(全)反射する。このとき、第1の出射面10から出射される外周光L2の光度が前方から後方に向けて漸次低くなるように、反射カット11aの形状等が調整されている。
なお、本実施形態では、反射カット11aが断面三角形となる溝部によって構成された場合を例示しているが、反射カット11aの形状等については特に限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。
また、導光部材5は、上述した複数の光学ブロック5aを遮光部材4の周囲に全周に亘って配置した構成に限らず、例えば図3に示すように、遮光部材4における少なくとも車両外側の側面に沿って1つ(又は複数)の光学ブロック5aを配置した構成とすることも可能である。
また、導光部材5では、第1の出射面10から出射される外周光L2の向きを変更するため、第1の出射面10の形状や角度等を適宜変更することが可能である。また、第1の出射面10の形状や角度等に合わせて、光反射部11における反射カット11aの調整を行えばよい。
光路変換部6は、投影レンズ3の周囲に一体に形成されたリング状のプリズム体からなる。光路変換部6は、後面側に光源2からの外周光L2が入射する第2の入射面12と、外周光L2を後方に向けて出射する第2の出射面13と、前面側に光路変換部6の内部で導光される外周光L2の向きを変換する第1の反射面14a及び第2の反射面14bとを有している。
第2の入射面12は、後面の内周側に位置して、光源2から出射された光L1の光軸と直交する平坦面により構成されている。第2の出射面13は、前面の外周側に位置して、光源2から出射された光L1の光軸と直交する平坦面により構成されている。また、各光学ブロック5aの第1の入射面9は、第2の出射面13と対向して配置されている。
第1の反射面14aは、前面の内周側に位置して、前方に向かって約45°で傾斜した傾斜面により構成されている。第2の反射面14bは、前面の外周側に位置して、後方に向かって約45°で傾斜した傾斜面により構成されている。すなわち、第1の反射面14aと第2の反射面14bとは、互いの頂角が略直角(約90°)となるプリズム面により構成されている。
光路変換部6では、第2の入射面12から入射した外周光L2を第1の反射面14a及び第2の反射面14bで反射した後、第2の出射面13から後方の導光部材5に向けて出射する。これにより、外周光L2の向きを前方から後方へと180°変換することができる。すなわち、この車両用灯具1では、遮光部材4を挟んで、光源2から前方に向けて出射された光L1と、光路変換部6で後方に向けて反射された外周光L2との向きが逆向きとなっている。遮光部材4は、これら異なる方向に向かう光L1,L2の間を遮光している。
なお、光路変換部6は、上述した投影レンズ3と一体に形成する代わりに、導光部材4と一体に形成することも可能である。また、光路変換部6は、投影レンズ3又は導光部材4と一体に形成された構成に限らず、光路変換部材として、これら投影レンズ3及び導光部材4とは別体に形成することも可能である。また、光路変換部6は、上述したプリズム体に限らず、第1の反射面14aを形成する第1の反射板と、第2の反射面14bを形成する第2の反射板とにより構成することも可能である。
以上のような構成を有する車両用灯具1では、主ビームとして、光源2から出射された光L1を投影レンズ3により前方に向けて投影する。一方、この車両用灯具1では、副ビームとして、光源2から出射された一部の光(外周光)L2を光路変換部6により後方に向けて反射し、この外周光L2を導光部材5で導光しながら、各光学ブロック5aの第1の出射面10を発光面Sとして発光させる。
これにより、本実施形態の車両用灯具1では、投影レンズ3から前方に向けて主ビーム(光L1)を投影するのとは別に、複数の発光面Sから側方に向けて副ビーム(外周光L2)を投影することによって、立体的な光の演出を行うことが可能である。
さらに、本実施形態の車両用灯具1では、光源2から前方に向けて出射された光L1の一部(外周光L2)を光路変換部6により後方に向けて反射し、導光部材5へと導くことによって、この車両用灯具1の前方側に別の光源を配置することなく、各光学ブロック5aの発光面Sにおいて、第1の出射面10から出射される外周光L2の光度が前方から後方に向けて漸次低くなるといった車両の後方に向かう光の流れを演出することが可能である。
すなわち、このような光の流れの演出は、各光学ブロック5aの前面に位置する第1の入射面9から入射して、後方に向かう外周光L2が光反射部11で反射される間に、前方から後方に向かうに従って徐々に光量が失われていくことで生じるものである。
また、本実施形態の車両用灯具1では、光源2から前方に向かう光L1と光路変換部6から後方に向かう外周光L2との間を遮光部材4が遮光することによって、これらの光L1,L2が互いに干渉し合って、上述した車両の後方に向かう光の流れの演出を阻害してしまうことを防ぐことが可能である。
以上のようにして、本実施形態の車両用灯具1では、複数の発光面Sの発光により立体感を演出すると共に、後方に向かう光の流れを演出することが可能である。また、本実施形態の車両用灯具1では、光源数の増加や大型化を回避しつつ、前方及び前方とは異なる方向(側方等)に向けて光L1,L2を投影する際の視認性及びデザイン性を向上させることが可能である。
次に、上記車両用灯具1を例えば図4に示すような車両用前照灯100に適用した場合について説明する。なお、図4は、車両用前照灯100の構成を示す断面図である。また、図4では、車両用前照灯100が軸対称な形状を有するため、その軸対称な半分の形状のみを図示するものとする。また、以下の説明では、上記車両用灯具1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用前照灯100は、図4に示すように、上記車両用灯具1の構成に加えて、導光部材5の側方に配置された側方レンズ15を概略備えている。
側方レンズ15は、複数の導光フィン15aからなり、これらの複数の導光フィン15aが導光部材5の周方向に放射状に並んで配置された構成を有している。なお、導光フィン15aについては、上述した導光部材5で例示した同じ材質のものを用いることができる。
各導光フィン15aは、内側の端面に外周光L2が入射する第3の入射面16と、外側の端面に外周光L2を斜め前方及び側方に向けて出射する第3の出射面17a,17bとを有している。なお、第3の出射面17aは、第3の入射面16から入射した外周光L2の一部を、導光フィン15aの後方側へと反射させる反射面としての機能も有している。
また、導光フィン15aの側面には、例えば図5に示すような光反射部18が設けられている。光反射部18は、前後方向に並ぶ複数の反射カット18aを有し、これら複数の反射カット18aによって、導光フィン15aの内部で導光される外周光L2を側方に向けて(全)反射する。
なお、本実施形態では、反射カット18aが断面三角形となる溝部により構成され、溝部がある程度の間隔を空けて配置された場合を例示しているが、反射カット18aの形状等については特に限定されるものではなく、適宜変更することが可能である。
以上のような構成を有する車両用前照灯100では、主ビームとして、光源2から出射された光L1を投影レンズ3により車両の前方に向けて投影する。この場合、車両の前方に投影された光L1は、走行用ビーム(ハイビーム)やすれ違い用ビーム(ロービーム)などに対応した配光パターンを形成する。
一方、この車両用前照灯100では、副ビームとして、光源2から出射された一部の光(外周光)L2を光路変換部6により後方に向けて反射し、この外周光L2を導光部材5で導光しながら、側方レンズ15により車両の側方から斜め後方に亘って外周光L2を投影する。
このとき、各光学ブロック5aの第1の出射面10を発光面Sとして発光させる。また、側方レンズ15を構成する各導光フィン15aは、第3の出射面17a,17bを発光面Sとして発光させる。これにより、本実施形態の車両用前照灯100では、これら複数の発光面Sの発光により立体感を演出することが可能である。また、車両の後方に向けて投影される外周光L2によって光の流れを演出することができる。
したがって、本実施形態の車両用前照灯100では、上記車両用灯具1と同様に、複数の発光面Sの発光により立体感を演出すると共に、車両の後方に向かう光の流れを演出することが可能である。また、本実施形態の車両用前照灯100では、光源数の増加や大型化を回避しつつ、前方及び前方とは異なる方向(側方等)に向けて光L1,L2を投影する際の視認性及びデザイン性を向上させることが可能である。
なお、本発明は、上記実施形態のものに必ずしも限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において種々の変更を加えることが可能である。
(第2の実施形態)
次に、本発明の第2の実施形態として、例えば図6に示す車両用灯具1Aについて説明する。なお、図6は、車両用灯具1Aの構成を示す断面図である。また、図6では、車両用灯具1Aが軸対称な形状を有するため、その軸対称な半分の形状のみを図示するものとする。さらに、以下の説明では、上記車両用灯具1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Aは、図6に示すように、上記光路変換部6のうち、第1の反射面14aが投影レンズ3と一体に形成され、第2の反射面14bが導光部材5と一体に形成された構成を有している。また、第2の反射面14bが導光部材5と一体に形成されることで、第1の入射面9及び第2の出射面13が省略された構成となっている。
以上のような構成を有する車両用灯具1Aでは、主ビームとして、光源2から出射された光L1を投影レンズ3により前方に向けて投影する。一方、この車両用灯具1Aでは、副ビームとして、光源2から出射された一部の光(外周光)L2を光路変換部6により後方に向けて反射し、この外周光L2を導光部材5で導光しながら、各光学ブロック5aの第1の出射面10を発光面Sとして発光させる。
これにより、本実施形態の車両用灯具1Aでは、上記車両用灯具1と同様に、複数の発光面Sの発光により立体感を演出すると共に、後方に向かう光の流れを演出することが可能である。また、本実施形態の車両用灯具1Aでは、光源数の増加や大型化を回避しつつ、前方及び前方とは異なる方向(側方等)に向けて光L1,L2を投影する際の視認性及びデザイン性を向上させることが可能である。
(第3の実施形態)
次に、本発明の第3の実施形態として、例えば図7に示す車両用灯具1Bについて説明する。なお、図7は、車両用灯具1Bの構成を示す断面図である。また、図7では、車両用灯具1Bが軸対称な形状を有するため、その軸対称な半分の形状のみを図示するものとする。さらに、以下の説明では、上記車両用灯具1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Bは、図7に示すように、上記遮光部材4の代わりに、導光部材5の内周面を遮光する遮光部4Aを有している。遮光部4Aは、導光部材5の内周面に遮光膜や反射膜等を設けることによって、導光部材5の光反射部11との間を遮光する、若しくは、導光部材5の光反射部11との間で外周光L2を反射する。
以上のような構成を有する車両用灯具1Bでは、主ビームとして、光源2から出射された光L1を投影レンズ3により前方に向けて投影する。一方、この車両用灯具1Bでは、副ビームとして、光源2から出射された一部の光(外周光)L2を光路変換部6により後方に向けて反射し、この外周光L2を導光部材5で導光しながら、各光学ブロック5aの第1の出射面10を発光面Sとして発光させる。
これにより、本実施形態の車両用灯具1Bでは、上記車両用灯具1と同様に、複数の発光面Sの発光により立体感を演出すると共に、後方に向かう光の流れを演出することが可能である。また、本実施形態の車両用灯具1Bでは、光源数の増加や大型化を回避しつつ、前方及び前方とは異なる方向(側方等)に向けて光L1,L2を投影する際の視認性及びデザイン性を向上させることが可能である。
(第4の実施形態)
次に、本発明の第4の実施形態として、例えば図8に示す車両用灯具1Cについて説明する。なお、図8は、車両用灯具1Cの構成を示す断面図である。また、図8では、車両用灯具1Cが軸対称な形状を有するため、その軸対称な半分の形状のみを図示するものとする。さらに、以下の説明では、上記車両用灯具1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Cは、図8に示すように、上記車両用灯具1の構成に加えて、光源2の前方に配置されて、複数のLED7a,7bのうち、中央に位置するLED(以下、第1の光源部という。)7aが発する光L1を導光させる主ビーム用の導光部材19を備えている。
この導光部材19は、円柱形状を有し、その中心軸を光L1の光軸と一致させた状態で配置されている。また、導光部材19は、導光部材5の内側に、互いの中心軸を一致させた状態で同心円状に配置されている。なお、導光部材19については、上述した導光部材5で例示した同じ材質のものを用いることができる。また、導光体部材19については、上述した円柱形状といった柱状のものに限らず、例えば光ファイバーなどの線状のものを用いてもよい。
導光部材19は、後面に光L1が入射する第4の入射面20と、前面に光L1を前方に向けて出射する第4の出射面21とを有している。第4の入射面20及び第4の出射面21は、それぞれ平坦面により構成されているが、例えばレンズ面やプリズム面などにより構成してもよい。また、第4の出射面20は、カットオフラインを含むすれ違い(ロービーム)用配光パターンを形成するため、このカットオフラインに対応した溝形状や段差形状等を含む構成としてもよい。
本実施形態の車両用灯具1Cは、上記遮光部材4の代わりに、図8に示すように、複数のLED7a,7bのうち、周囲に位置するLED(以下、第2の光源部という。)7bが発する光(外周光)L2を導光させる副ビーム用の導光部材22と、この導光部材22の外周面を遮光する遮光部23とを有している。
導光部材22は、円筒形状を有して、その中心軸を光源2から出射された光L1の光軸と一致させた状態で配置されている。また、導光部材22は、導光部材5の内側且つ導光部材19の外側に、互いの中心軸を一致させた状態で同心円状に配置されている。
また、導光部材22は、後面に外周光L2が入射する第5の入射面24と、前面に外周光L2を前方に向けて出射する第5の出射面25とを有している。第5の入射面24及び第5の出射面25は、それぞれ平坦面により構成されている。また、第5の出射面25は、第2の入射面12と対向して配置されている。なお、導光部材22については、上述した導光部材5で例示した同じ材質のものを用いることができる。
遮光部23は、導光部材22の外周面に遮光膜や反射膜等を設けることによって、導光部材22と導光部材5との間を遮光する、若しくは、導光部材22と導光部材5との間で外周光L2を反射する。
以上のような構成を有する車両用灯具1Cでは、主ビームとして、第1の光源部7aから出射された光L1を導光部材19で導光した後に、投影レンズ3により前方に向けて投影する。一方、この車両用灯具1Cでは、副ビームとして、第2の光源部7bから出射された外周光L2を導光部材22で導光した後に、光路変換部6により後方に向けて反射し、この外周光L2を導光部材5で導光しながら、各光学ブロック5aの第1の出射面10を発光面Sとして発光させる。
これにより、本実施形態の車両用灯具1Cでは、上記車両用灯具1と同様に、複数の発光面Sの発光により立体感を演出すると共に、後方に向かう光の流れを演出することが可能である。また、本実施形態の車両用灯具1Cでは、光源数の増加や大型化を回避しつつ、前方及び前方とは異なる方向(側方等)に向けて光L1,L2を投影する際の視認性及びデザイン性を向上させることが可能である。
(第5の実施形態)
次に、本発明の第5の実施形態として、例えば図9及び図10に示す車両用灯具1Dについて説明する。なお、図9は、車両用灯具1Dの構成を示す断面図である。また、図9では、車両用灯具1Dが軸対称な形状を有するため、その軸対称な半分の形状のみを図示するものとする。さらに、以下の説明では、上記車両用灯具1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Dは、図9及び図10に示すように、上記車両用灯具1の構成に加えて、投影レンズ3と光路変換部6との間に位置して、光路変換部6に入射した外周光L2の一部(以下、内周光という。)L3を投影レンズ3に向けて導光させる複数の導光部26を有している。
複数の導光部26は、周方向に放射状に並んで配置されると共に、投影レンズ3と光路変換部6との間から前方に突出して設けられている。各導光部26は、上記第2の入射面12から入射した内周光L3を内周側に向けて反射する第3の反射面27と、第3の反射面27で反射された内周光L3を投影レンズ3に向けて出射する第6の出射面28とを有している。
また、本実施形態の車両用灯具1Dは、上記光源2の代わりに、配光制御部29が設けられた光源2Aを備えている。この配光制御部29は、LED7の前方に配置されたレンズ等の光学部材を含み、例えばLED7が発する光L1が平行な光となるように、LED7が発する光L1の配光を制御する。
以上のような構成を有する車両用灯具1Dでは、主ビームとして、光源2から出射された光L1を投影レンズ3により前方に向けて投影する。一方、この車両用灯具1Dでは、副ビームとして、光源2から出射された一部の光(外周光)L2を光路変換部6により後方に向けて反射し、この外周光L2を導光部材5で導光しながら、各光学ブロック5aの第1の出射面10を発光面Sとして発光させる。さらに、第6の出射面28から出射された内周光L3を投影レンズ3の表面で反射することによって、この内周光L3を前方に向けて投影する。
これにより、本実施形態の車両用灯具1Dでは、上記車両用灯具1と同様に、複数の発光面Sの発光により立体感を演出すると共に、後方に向かう光の流れを演出することが可能である。また、本実施形態の車両用灯具1Dでは、光源数の増加や大型化を回避しつつ、前方及び前方とは異なる方向(側方等)に向けて光L1,L2を投影する際の視認性及びデザイン性を向上させることが可能である。
(第6の実施形態)
次に、本発明の第6の実施形態として、例えば図11に示す車両用灯具1Eについて説明する。なお、図11は、車両用灯具1Eの構成を示す断面図である。また、図11では、車両用灯具1Eが軸対称な形状を有するため、その軸対称な半分の形状のみを図示するものとする。さらに、以下の説明では、上記車両用灯具1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Eは、上記遮光部材4の代わりに、図11に示すような遮光部材4Bを備えている。この遮光部材4Bは、光源2と一体に配置された構成であり、光源2から出射された光L1を投影レンズ3に向けて反射するリフレクター部30と、光源2で発生した熱を放熱する放熱部31とを有している。
以上のように、本実施形態の車両用灯具1Cでは、上記車両用灯具1と同様の効果を得るだけでなく、遮光部材4Bに遮光以外の機能を付加することが可能である。
(第7の実施形態)
次に、本発明の第7の実施形態として、例えば図12に示す車両用灯具1Fについて説明する。なお、図12は、車両用灯具1Fの構成を示す断面図である。また、図12では、車両用灯具1Fが軸対称な形状を有するため、その軸対称な半分の形状のみを図示するものとする。さらに、以下の説明では、上記車両用灯具1と同等の部位については、説明を省略すると共に、図面において同じ符号を付すものとする。
本実施形態の車両用灯具1Fは、図12に示すように、投影レンズ3に向けて光L1を出射する第1の光源部32として、レーザー光を発するLD34と、このLD34が発するレーザー光を投影レンズ3へと導く複数(本例では2つ)の反射素子35a,35bとを有している。一方、導光部材5に向けて外周光L2を出射する第2の光源部36として、LED37を有している。
また、本実施形態の車両用灯具1Fは、上記投影レンズ3の代わりに、複数(本例では3つ)のレンズ3a,3b,3cを組み合わせた複合レンズ3Aを備えている。このうち、後面側のレンズ3aが外周光)L2を導光させる導光体38と一体に形成され、中間のレンズ3bが光路変換部6と一体に形成されている。
以上のような構成を有する車両用灯具1Fでは、主ビームとして、第1の光源部32(LD34)から出射された光L1を複数の反射素子35a,35bで反射した後に、投影レンズ3により前方に向けて投影する。一方、この車両用灯具1Fでは、副ビームとして、第2の光源部36(LED37)から出射された外周光L2を導光体38で導光した後に、光路変換部6により後方に向けて反射し、この外周光L2を導光部材5で導光しながら、各光学ブロック5aの第1の出射面10を発光面Sとして発光させる。
これにより、本実施形態の車両用灯具1Fでは、上記車両用灯具1と同様に、複数の発光面Sの発光により立体感を演出すると共に、後方に向かう光の流れを演出することが可能である。また、本実施形態の車両用灯具1Fでは、光源数の増加や大型化を回避しつつ、前方及び前方とは異なる方向(側方等)に向けて光L1,L2を投影する際の視認性及びデザイン性を向上させることが可能である。
なお、本発明は、上述した車両用前照灯(ヘッドランプ)に適用した車両用灯具に限らず、例えば、テールランプ(尾灯)、車幅灯(ポジションランプ)、補助前照灯(サブヘッドランプ)、前部(後部)霧灯(フォグランプ)、昼間点灯用(デイタイム・ランニング)ランプ、リッドランプ、ブレーキランプ(ストップランプ)、バックランプ、方向指示器(ウィンカーランプ)などの何れの車両用灯具であってもよい。
1,1A〜1F…車両用灯具 2,2A…光源 3…投影レンズ 3A…複合レンズ 4,4A,4B…遮光部材(遮光部) 5…導光部材 5a…光学ブロック 6…光路変換部 7…LED 7a…第1の光源部 7b…第2の光源部 8…回路基板 9…第1の入射面 10…第1の出射面 11…光反射部 12…第2の入射面 13…第2の出射面 14a…第1の反射面 14b…第2の反射面 15…側方レンズ 15a…導光フィン 16…第3の入射面 17a,17b…第3の出射面 18…光反射部 19…主ビーム用の導光部材 20…第4の入射面 21…第4の出射面 22…副ビーム用の導光部材 23…遮光部 24…第5の入射面 25…第5の出射面 26…導光部 27…第3の反射面 28…第6の出射面 29…配光制御部 30…リフレクター部 31…放熱部 32…第1の光源部 33…LD 35a,35b…反射素子 36…第2の光源部 37…LED 38…導光体 100…車両用前照灯 L1…光 L2…外周光 L3…内周光 S…発光面

Claims (16)

  1. 前方に向けて光を出射する光源と、
    前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
    前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
    前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
    前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部とを備え、
    前記光路変換部は、互いに直角に向かい合う第1の反射面及び第2の反射面を有し、
    前記第1の反射面と前記第2の反射面との間で、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換し、
    前記第1の反射面が前記投影レンズと一体に形成され、前記第2の反射面が前記導光部材と一体に形成されており、
    前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有することを特徴とする車両用灯具。
  2. 前方に向けて光を出射する光源と、
    前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
    前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
    前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
    前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部と
    前記光源と前記投影レンズとの間に配置されて、前記光源から出射された光を前記投影レンズに向けて導光させる主ビーム用の導光部材とを備え、
    前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有することを特徴とする車両用灯具。
  3. 前記遮光部は、前記主ビーム用の導光部材の外面に設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  4. 前方に向けて光を出射する光源と、
    前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
    前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
    前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
    前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部とを備え、
    前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有し、
    前記遮光部は、前記光源と前記投影レンズとの間の周囲を遮光する遮光部材からなることを特徴とする車両用灯具。
  5. 前記光源は、前記遮光部材と一体に配置され、
    前記遮光部材は、前記光源で発生した熱を放熱する放熱部を有することを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  6. 前記遮光部材は、前記光源から出射された光を前記投影レンズに向けて反射するリフレクター部を有することを特徴とする請求項又はに記載の車両用灯具。
  7. 前方に向けて光を出射する光源と、
    前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
    前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
    前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
    前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部と
    前記光路変換部に入射した光の一部を前記投影レンズに向けて導光させる導光部とを備え、
    前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有することを特徴とする車両用灯具。
  8. 前方に向けて光を出射する光源と、
    前記光源の前方に配置されて、前記光源から出射された光を前方に向けて投影する投影レンズと、
    前記投影レンズの側方に配置されて、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換する光路変換部と、
    前記光路変換部の後方に配置されて、前記光路変換部から後方に向かう光を導光させる導光部材と、
    前記導光部材よりも内側に配置されて、前記光源から前方に向かう光と前記光路変換部から後方に向かう光との間を遮光する遮光部とを備え、
    前記導光部材は、外面に前記光路変換部から後方に向かう光を側方に向けて出射する出射面と、内面に前記光路変換部から後方に向かう光を前記出射面に向けて反射する光反射部とを有し、
    前記光源は、前記投影レンズに向けて光を出射する第1の光源部と、前記光路変換部に向けて光を出射する第2の光源部とを有することを特徴とする車両用灯具。
  9. 前記遮光部よりも内側に配置されて、前記第2の光源部から出射された光を前記光路変換部に向けて導光させる副ビーム用の導光部材を備えることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  10. 前記遮光部は、前記副ビーム用の導光部材の外面に設けられていることを特徴とする請求項に記載の車両用灯具。
  11. 前記遮光部は、前記導光部材の内面に設けられていることを特徴とする請求項1又は7に記載の車両用灯具。
  12. 前記光路変換部は、互いに直角に向かい合う第1の反射面及び第2の反射面を有し、
    前記第1の反射面と前記第2の反射面との間で、前記光源から出射された光の一部を反射して、後方に向かう光に変換することを特徴とする請求項2〜11の何れか一項に記載の車両用灯具。
  13. 前記光路変換部は、前記投影レンズと前記導光部材との何れか一方と一体に形成されていることを特徴とする請求項2〜12の何れか一項に記載の車両用灯具。
  14. 前記光路変換部は、前記導光部材と別体に形成され、
    前記導光部材は、前面に前記光路変換部から後方に向かう光が入射する入射面を有することを特徴とする請求項2〜12の何れか一項に記載の車両用灯具。
  15. 前記導光部材の側方に配置されて、前記出射面から出射された光を側方に向けて投影する側方レンズを備えることを特徴とする請求項1〜14の何れか一項に記載の車両用灯具。
  16. 前記側方レンズは、前記出射面から出射された光を側方に向けて反射する光反射部を有することを特徴とする請求項15に記載の車両用灯具。
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