JP6735707B2 - 作業車 - Google Patents

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Description

本発明は、操作具と、操作対象装置の操作部とを連動させる連動機構が備えられた作業車に関する。
上記した作業車において、連動機構に、操作部に連動連結される第1連動部材と、操作具に連動連結される第2連動部材と、第1連動部材と第2連動部材との間に介装され、操作具から第2連動部材に伝達された操作力を第1連動部材に伝達し、かつ、操作具の操作力によって弾性変形されて操作具の操作ストロークと操作部の作動ストロークとの差を吸収するコイルスプリングと、が備えられたものがある。
この種の作業車としては、例えば、特許文献1に示される乗用型草刈機がある。この乗用型草刈機では、ブレーキペダルと後輪ブレーキとの連動機構にコイルスプリングとしての操作バネが備えられている。すなわち、ブレーキペダルが踏込み操作されると、この操作力がペダル側連動ロッド及び中継軸を介してブレーキ側連動ロッドに伝達され、ブレー側連動ロッドの操作力が操作バネを介して連動ピンに伝達され、連動ピンから後輪ブレーキの操作部に伝達される。
特開2013-42717号公報
上記した作業車において、コイルスプリングが弾性変形状態で介装され、操作具が操作されると、コイルスプリングが操作具からの操作力によってさらに弾性変形されて操作対象装置側へ操作力を伝達するよう構成されたものがある。
コイルスプリングが弾性変形状態で介装される作業車において、従来、コイルスプリングを連動機構に組み込む作業工程において、コイルスプリングを人為操作によって弾性変形させつつ組み込むことが困難であるので、治具を使用されている。治具のために製作費が高くなっている。
本発明は、コイルスプリングを連動機構に弾性変形状態で組み込むものでありながら、楽にかつ安価に組み込むことができる作業車を提供する。
本発明による作業車は、
操作具と、操作対象装置の操作部とを連動させる連動機構が備えられ、
前記連動機構に、前記操作部に連動連結される第1連動部材と、前記操作具に連動連結される第2連動部材と、前記第1連動部材と前記第2連動部材との間に介装され、前記操作具から前記第2連動部材に伝達された操作力を前記第1連動部材に伝達し、かつ、前記操作具の操作力によって弾性変形されて前記操作具の操作ストロークと前記操作部の作動ストロークとの差を吸収するコイルスプリングと、が備えられ、
前記第1連動部材に、
前記第2連動部材が挿通する第1支持穴を有し、前記第2連動部材のうちの前記操作具側を前記第1支持穴によって相対回転及びスライド可能に支持する第1支持部と、前記第2連動部材が挿通する第2支持穴を有し、前記第2連動部材のうちの前記操作対象装置側を前記第2支持穴によって相対回転及びスライド可能にする第2支持部と、が備えられ、
前記コイルスプリングは、前記第1支持部と前記第2支持部との間に弾性変形状態で配置されると共に前記第2連動部材に相対移動可能に外嵌されており、
前記第2連動部材に、
当該第2連動部材のうちの前記操作具側端部に設けられ、前記操作具に連結解除可能に連動連結される連結部と、
前記第2連動部材のうちの前記第2支持部と前記コイルスプリングとの間の部位にスライド可能に設けられ、前記コイルスプリングを支持するスプリング受け部材と、
前記第2連動部材のうちの前記第2支持部と前記スプリング受け部材との間の部位に脱着可能に取り付けられ、前記スプリング受け部材を操作用位置に位置決めをする支持ピンと、
前記第2連動部材のうちの前記支持ピンよりも前記操作対象装置側の部位に形成され、前記スプリング受け部材を組付け用位置に位置決めするピン穴と、が備えられ、
前記第2支持部に、前記第2支持穴を横断する長穴形状の貫通穴が設けられ、
前記貫通穴は、前記第2連動部材が前記第2支持部に対して組付け用回転位置に位置することにより、前記支持ピンの挿通が可能となり、前記第2連動部材が前記第2支持部に対して操作用回転位置に位置することにより、前記支持ピンの挿通が不能となるように構成されている。
本構成によると、第2連動部材の操作具側を第1支持穴に装着して第1支持部に支持された状態にすると共に、第2連動部材の操作対象装置側を第2支持部から外れた状態にする。この状態の第2連動部材にコイルスプリング及びスプリング受け部材を装着すると共にピン穴に仮止め支持ピンを装着し、コイルスプリングの一端側がスプリング受け部材によって受け止め支持され、コイルスプリングの他端側が第1支持部によって受け止め支持されると共にスプリング受け部材が組付け用位置に仮止め支持ピンによって受け止め支持される状態にし、コイルスプリングを第2連動部材に支持させる。
次に、第2連動部材を第1支持部側に引き操作してスプリング受け部材を第1支持部側に引き寄せ、コイルスプリングをスプリング受け部材によって第1支持部に押圧して弾性変形させつつ、第2連動部材の操作対象装置側の端部を第2支持部の内側に位置させて、スプリング受け部材を第2支持部によって受け止め支持させる。この状態で、第2連動部材の操作対象装置側の端部を第2支持穴に合致させつつ、第2連動部材を組付け用回転位置に調整する。仮止め支持ピンが貫通穴を通過し得る状態になると、第2連動部材を第2支持部側に押し操作し、仮止め支持ピンが貫通穴を通って第2支持部の外側に出るまで第2連動部材を押し操作する。仮止め支持ピンが第2支持部の外側に出ると、仮止め支持ピンを取り外すと共に、第2連動部材に支持ピンを装着する。
次に、第2連動部材を第1支持部側へ引き戻し操作し、支持ピンが貫通穴を通って第2支持部の内側に入るまで引き戻し操作する。支持ピンが第2支持部の内側に入ると、第2連動部材を組付け用回転位置から操作用回転位置に回転させる。すると、支持ピンがコイルスプリングの弾性復元力による押圧操作を受けても第2支持部によって受け止め支持されて貫通穴を通ることができず、支持ピンが第2支持部の内側に止まって、コイルスプリングが第1支持部とスプリング受け部材とによって挟持され、コイルスプリングが連動機構に組み込むための弾性変形状態になると共にこの弾性変形状態で第1連動部材と第2連動部材との間に介装された状態になる。
つまり、第2連動部材を治具に活用して、コイルスプリングを連動機構に組み込むための弾性変形状態にして第1連動部材と第2連動部材との間に介装できる。
従って、コイルスプリングを連動機構に弾性変形状態で組み込むものでありながら、特別な治具を採用せずに済み、楽にかつ安価に組み込むことができる。
本発明においては、記第2連動部材の前記操作具側端部に折曲げ部が備えられ、前記連結部は、前記折曲げ部によって構成されていると好適である。
本構成によると、第2連動部材を押し操作したり引き操作するとき、また、回転操作するとき、連結部をハンドル手段に活用できる。
本発明においては、前記操作対象装置と別の操作対象装置が備えられ、前記連動機構に、前記操作具と前記第2連動部材との間に介装され、前記操作具の操作力を前記別の操作対象装置の操作部に伝達すると共に前記第2連動部材に伝達する連動部材が備えられていると好適である。
本構成によると、操作対象装置の操作部が別の操作対象装置の操作部よりも先にストロークエンドに到達した後において操作具の操作を継続しても、コイルスプリングが弾性変形されて、先にストロークエンドに達した操作部に操作具の操作力が伝達されない。すなわち、操作部に無理な操作力が掛からないようにしつつ、かつ、操作部の操作不足が生じないようにしつつ、両方の操作対象装置を同じ操作具によって操作できる。
本発明において、前記操作対象装置が走行用のデフロック装置であり、前記別の操作対象装置が駐車ブレーキであると好適である。
本構成によると、一つの操作具を操作するだけで操作簡単にデフロック装置及び駐車ブレーキを操作することができる。
ユーティリティビーグルの全体を示す左側面図である。 デフロック装置及び駐車ブレーキの操作構造を示す側面図である。 第1連動部材、第2連動部材及びコイルスプリングを示す斜視図である。 コイルスプリングの組み込み要領を示す断面図である。 コイルスプリングの組み込み要領を示す断面図である。 コイルスプリングの組み込み要領を示す断面図である。 コイルスプリングの組み込み要領を示す断面図である。 コイルスプリングの組み込み要領を示す断面図である。
以下、図面に基づいて、本発明の実施の形態を、作業車の一例であるユーティリティビーグル(多目的車両)に適用した場合について説明する。図1は、ユーティリティビーグルの全体を示す左側面図である。図1に示す[F]の方向が走行車体1の前方向、[B]の方向が走行車体1の後方向、紙面表側の方向が走行車体1の左方向、紙面裏側の方向が走行車体1の右方向と定義する。
〔ユーティリティビーグルの全体の構成〕
ユーティリティビーグルは、左右一対の前車輪2が駆動可能かつ操向操作可能に装備され、左右一対の後車輪3が駆動可能に装備された走行車体1を備えている。走行車体1の前部に運転部4が形成されている。運転部4には、運転座席5、及び、前車輪2を操向操作するステアリングホィール6が設けられている。走行車体1の後部に荷台7が設けられている。荷台7の下方に原動部8が形成されている。原動部8には、前車輪2及び後車輪3に動力を伝達するエンジン9等が設けられている。
エンジン9からの動力を左右の後車輪3に伝達する後輪駆動ケース10に、後輪差動装置(図示せず)、デフロック装置11、及び、駐車ブレーキ12が備えられている。
図2に示すように、デフロック装置11は、操作部11aを備え、操作部11aが回転支軸13の軸芯Xを揺動中心にして揺動操作されることにより、入り状態と切り状態とに切り換わる。操作部11aは、後輪駆動ケース10の外部に設けられている。デフロック装置11は、入り状態に切り換えられると、後輪差動装置を左右後車輪3の差動が不能になるロック状態に操作し、切り状態に切り換えられると、後輪差動装置を左右後車輪3の差動が可能になるロック解除状態に操作する。
図2に示すように、駐車ブレーキ12は、操作部12aを備え、操作部12aが回転操作されることにより、入り状態と切り状態とに切り換わる。操作部12aは、後輪駆動ケース10の外部に設けられている。駐車ブレーキ12は、入り状態に切り換えられると、左右後車輪3の伝動系に制動力を付与することによって、左右後車輪3に駐車ブレーキを掛け、切り状態に切り換えられると、左右後車輪3の伝動系に対する制動力の付与を解除することによって、左右後車輪3に対する駐車ブレーキ操作を解除する。
〔デフロック装置11及び駐車ブレーキ12の操作構造の構成〕
図2に示すように、デフロック装置11(操作対象装置)の操作部11a、及び、駐車ブレーキ12(別の操作対象装置)の操作部12aに連動機構14を介してブレーキレバー15(操作具)が連動連結されている。ブレーキレバー15を入り位置ONに操作することにより、デフロック装置11及び駐車ブレーキ12を入り状態に切り換え操作でき、左右の後車輪3を差動せずに一体回転する連動連結状態に、かつ、ブレーキが掛かった状態にできる。ブレーキレバー15を切り位置OFFに操作することにより、デフロック装置11及び駐車ブレーキ12を切り状態に切り換え操作でき、左右の後車輪3を差動可能な状態に、かつ、ブレーキが解除された状態にできる。
詳しくは、次の如く構成されている。
図1に示すように、ブレーキレバー15は、運転部4の横側部に配置されている。図2に示すように、ブレーキレバー15は、支軸16を介して支持部材17に支持されており、支軸16の軸芯Zを揺動支点にして、入り位置ONと切り位置OFFとにわたって揺動操作できる。支持部材17は、走行車体1の車体部分に固定されている。支持部材17とブレーキレバー15とにわたり、ロック機構18が設けられている。ロック機構18は、支持部材17に形成されたラチェット歯18a、及び、ブレーキレバー15に支持された係止爪(図示せず)を備えている。ブレーキレバー15を入り位置ONに操作したとき、係止爪がラチェット歯18aに係合し、ブレーキレバー15がロック機構18によって入り位置ONに保持される。ブレーキレバー15の先端部に設けられた解除ボタン19を押し操作することにより、ロック機構18をロック解除状態に切り換え操作でき、ブレーキレバー15を切り位置OFFに戻し操作できる。
図2に示すように、連動機構14には、第1連動部材20、第2連動部材30、コイルスプリング40、連動部材41、操作ケーブル42が備えられている。
操作ケーブル42のインナーケーブル42aにおけるブレーキレバー側の端部が連結具43及び連結リンク44を介してブレーキレバー15に連結されている。連結リンク44とブレーキレバー15とは、連結ピン45を介して相対回転可能に連結されている。連結リンク44と連結具43とは、連結ピン46を介して相対揺動可能に連結されている。インナーケーブル42aのブレーキ側の端部が連動部材41の入力側遊端部41aに連結具47を介して連結されている。
連動部材41は、駐車ブレーキ12の操作部12aに相対回転不能に連結されている。連動部材41は、操作部12aの軸芯Yを揺動支点にして揺動し、揺動操作されることにより、操作部12aを回転操作する。
図3に示すように、第1連動部材20のデフロック装置側端部に、長穴形の連結穴21aを有した連結部21が備えられている。図2に示すように、連結穴21aに一端側がスライド可能かつ相対回転可能に係入した連結ピン22がデフロック装置11の操作部11aに固定されている。第1連動部材20は、デフロック装置側端部で連結ピン22を介して操作部11aに連動可能に連結されている。
図3に示すように、第2連動部材30のブレーキレバー側端部に連結部31が備えられている。連結部31は、第2連動部材30のブレーキレバー側端部に備えられた折曲げ部によって構成されている。連結部31が連動部材41の出力側遊端部41bに形成された連結穴に挿入され、連結部31と出力側遊端部41bとが相対回転可能に連結されている。第2連動部材30のブレーキレバー側端部が連動部材41、連結具47、インナーケーブル42a、連結具43及び連結リンク44を介してブレーキレバー15に連動連結されている。
図3に示すように、第1連動部材20に第1支持部23と第2支持部24とが備えられている。第1支持部23と第2支持部24とは、第2連動部材30の軸芯30aに沿う方向に間隔を空けて並んでいる。図3,4に示すように、第1支持部23には、第1支持穴23aが形成され、第2支持部24には、第2支持穴24aが形成されている。第2連動部材30が第1支持穴23aと第2支持穴24aとにわたって装着され、第2連動部材30のブレーキレバー側部分のうち、連結部31に対してデフロック装置側端部寄りの部位が第1支持穴23aにスライド可能に支持され、第2連動部材30のデフロック装置側部分が第2支持穴24aにスライド可能に支持されている。
図3に示すように、コイルスプリング40は、第1支持部23と第2支持部24との間に配置されると共に第2連動部材30に相対移動可能に外嵌されている。コイルスプリング40は、圧縮側に弾性変形した状態で外嵌されている。第2連動部材30のうち、第2支持部24とコイルスプリング40との間の部位にスプリング受け部材48がスライド可能に取付けられている。第2連動部材30のうち、スプリング受け部材48と第2支持部24との間の部位に支持ピン49が脱着可能に取り付けられている。スプリング受け部材48は、コイルスプリング40の弾性復元力による押圧に抗して支持ピン49によって受け止め支持されるよう構成されている。ブレーキレバー15が切り位置OFFに位置してもコイルスプリング40を弾性変形状態に維持する操作用位置としての取付け位置にスプリング受け部材48が位置するように、スプリング受け部材48が支持ピン49によって位置決めされる。
ブレーキレバー15を切り位置OFFから入り位置ONに向けて揺動操作すると、この操作力が連結リンク44、連結具43、インナーケーブル42a、連結具47及び連動部材41を介して操作部12aに伝達され、操作部12aが回転操作される。これと同時に、ブレーキレバー15から連動部材41に伝達された操作力が第2連動部材30に伝達され、第2連動部材30が支持ピン49及びスプリング受け部材48を介してコイルスプリング40を押圧操作する。これにより、第2連動部材30の操作力がコイルスプリング40によって第1連動部材20に伝達されて第1連動部材20から操作部11aに伝達され、操作部11aが入り位置に揺動操作されてデフロック装置11が入り状態に切り換わる。
デフロック装置11が入り状態に切り換わった後において、さらにブレーキレバー15を入り位置ONに向けて揺動操作することにより、ブレーキレバー15からの操作力が連動部材41によって操作部12aに伝達されて操作部12aが回転操作され、ブレーキレバー15が入り位置ONになると、操作部12aが入り位置になって、駐車ブレーキ12が入り状態に切り換わる。
このとき、デフロック装置11の操作部11aが既にストロークエンド(入り位置)に到達しているが、ブレーキレバー15から第2連動部材30に伝達される操作力によって第2連動部材30が第1連動部材20に対して第2支持部24が位置する側と反対側にスライド操作され、コイルスプリング40がスプリング受け部材48及び支持ピン49を介して第2連動部材30によって押圧操作されて弾性変形操作される。すなわち、操作部11aが切り位置から入り位置に切り換わるときの操作部11aの作動ストロークと、ブレーキレバー15を切り位置OFFから入り位置ONに切換えるためのブレーキレバー15の操作ストロークとの差がコイルスプリング40の弾性変形によって吸収され、操作部11aや連動機構14を破損させずに駐車ブレーキ12を入り状態に切り換え操作できる。
図4,6に示すように、第2連動部材30のデフロック装置側部分のうち、支持ピン49に対してデフロック装置側端部寄りの部位にピン穴32が備えられている。図3に示すように、第2支持部24に第2支持穴24aを横断する長穴形状の貫通穴25が設けられている。図3に示すように、第2連動部材30は、第1支持穴23a及び第2支持穴24aに回転可能に支持され、第2支持部24に対して操作用回転位置A(図8参照)と組付け用回転位置B(図7参照)とにわたって回転操作可能になっている。第2連動部材30を操作用回転位置Aにすると、支持ピン49が貫通穴25と交差する方向に延びる取付姿勢になり、支持ピン49が貫通穴25を挿通することが不能になる。第2連動部材30を組付け用回転位置Bにすると、支持ピン49が貫通穴25に沿う方向に延びる取付け姿勢になり、支持ピン49が貫通穴25を挿通することが可能なる。
以上の構成により、図4から図8に示す組み込み要領に基づいてコイルスプリング40を連動機構14に組み込むことより、第2連動部材30を治具に活用して、コイルスプリング40を弾性変形状態で組み込むことができる。
すなわち、図4に示すように、第2連動部材30の操作具側を第1支持穴23aに装着して第1支持部23に支持された状態にすると共に、第2連動部材30の操作対象装置側を第2支持部24から外れた状態にする。この状態の第2連動部材30にコイルスプリング40及びスプリング受け部材48を装着すると共にピン穴32に仮止め支持ピン50を装着し、コイルスプリング40の一端側がスプリング受け部材48によって受け止め支持され、コイルスプリング40の他端側が第1支持部23によって受け止め支持されると共にスプリング受け部材48がコイルスプリング40の復元力に抗して組付け用位置に仮止め支持ピン50によって受け止め支持される状態にし、コイルスプリング40を弱い弾性変形状態で第2連動部材30に支持させる。
次に、図5に示すように、第2連動部材30を第1支持部側に引き操作してスプリング受け部材48を第1支持部側に引き寄せ、コイルスプリング40をスプリング受け部材48によって第1支持部23に押圧して圧縮側に弾性変形させつつ、第2連動部材30の操作対象装置側の端部を第2支持部24の内側に位置させて、スプリング受け部材48を第2支持部24によって受け止め支持させる。この状態で、第2連動部材30の操作対象装置側の端部を第2支持穴24aに合致させつつ、第2連動部材30を組付け用回転位置Bに調整する。図6に示すように、仮止め支持ピン50が貫通穴25を通過し得る状態になると、第2連動部材30を第2支持部側に押し操作し、仮止め支持ピン50が貫通穴25を通って第2支持部24の外側に出ると共にピン穴33が第2支持部24の外側に出るまで第2連動部材30を押し操作する。図7に示すように、仮止め支持ピン50及びピン穴33が第2支持部24の外側に出ると、仮止め支持ピン50を取り外すと共に、仮止め支持ピン50を支持ピン49として使用してピン穴33に装着する。本実施例では、仮止め支持ピン50と支持ピン49とを兼用しているが、仮止め支持ピン50及び支持ピン49として、別々の支持ピンを採用してもよい。
次に、図8に示すように、第2連動部材30を第1支持部側へ引き戻し操作し、支持ピン49が貫通穴25を通って第2支持部24の内側に入るまで引き戻し操作する。支持ピン49が第2支持部24の内側に入ると、第2連動部材30を組付け用回転位置Bから操作用回転位置Aに回転させる。すると、支持ピン49がコイルスプリング40の弾性復元力による押圧操作を受けても第2支持部24によって受け止め支持されて貫通穴25を通ることができず、支持ピン49が第2支持部24の内側に止まって、コイルスプリング40が第1支持部23とスプリング受け部材48とによって挟持され、コイルスプリング40が連動機構14に組み込むための圧縮側への強い弾性変形状態になると共にこの弾性変形状態で第1連動部材20と第2連動部材30との間に介装された状態になる。
本実施形態では、スプリング受け部材48を組み付け用位置に位置決めした状態でコイルスプリング40が圧縮側への弱い弾性変形状態になるよう構成しているが、これに限らず、スプリング受け部材48を組み付け用位置に位置決めした状態においては、コイルスプリング40が弾性変形しない自由状態になるよう構成して実施してもよい。スプリング受け部材48が支持ピン49によって位置決めされる最終段階において、コイルスプリング40が連動機構14に組み込むための弾性変形状態になるよう構成すればよい。
〔別実施形態〕
(1)上記した実施形態では、デフロック装置11及び駐車ブレーキ12を同一のブレーキレバー15によって操作するよう構成した例を示したが、デフロック装置11及び駐車ブレーキ12を別々の操作レバーによって操作するよう構成して実施してもよい。
(2)上記した実施形態では、第2連動部材30の連結部31を折曲げ部によって構成した例を示したが、連結部31がその他の部位に対して直線状に連結する構成を採用してもよい。
(3)上記した実施形態では、レバーによる操作を可能にした例を示したが、レバーに代えてペダルを採用してもよく、これらを操作具と呼称する。
(4)上記した実施形態では、仮止め支持ピン50と支持ピン49とを兼用する例を示したが、仮止め支持ピン50及び支持ピン49として別々の支持ピンを採用してもよい。
本発明は、デフロック装置及び駐車ブレーキに限らず、ウインチのブレーキなど、各種の装置を操作対象装置とするものに適用できる。また、ユーティリティビーグルに限らず、トラクター、コンバイン、田植機など、各種の作業車に適用できる。
11 デフロック装置(操作対象装置)
11a 操作部
12 駐車ブレーキ(別の操作対象装置)
12a 操作部
14 連動機構
15 ブレーキレバー(操作具)
20 第1連動部材
21 連結部
23 第1支持部
23a 第1支持穴
24 第2支持部
24a 第2支持部
25 貫通穴
30 第2連動部材
40 コイルスプリング
41 連動部材

Claims (4)

  1. 操作具と、操作対象装置の操作部とを連動させる連動機構が備えられ、
    前記連動機構に、前記操作部に連動連結される第1連動部材と、前記操作具に連動連結される第2連動部材と、前記第1連動部材と前記第2連動部材との間に介装され、前記操作具から前記第2連動部材に伝達された操作力を前記第1連動部材に伝達し、かつ、前記操作具の操作力によって弾性変形されて前記操作具の操作ストロークと前記操作部の作動ストロークとの差を吸収するコイルスプリングと、が備えられ、
    前記第1連動部材に、
    前記第2連動部材が挿通する第1支持穴を有し、前記第2連動部材のうちの前記操作具側を前記第1支持穴によって相対回転及びスライド可能に支持する第1支持部と、前記第2連動部材が挿通する第2支持穴を有し、前記第2連動部材のうちの前記操作対象装置側を前記第2支持穴によって相対回転及びスライド可能にする第2支持部と、が備えられ、
    前記コイルスプリングは、前記第1支持部と前記第2支持部との間に弾性変形状態で配置されると共に前記第2連動部材に相対移動可能に外嵌されており、
    前記第2連動部材に、
    当該第2連動部材のうちの前記操作具側端部に設けられ、前記操作具に連結解除可能に連動連結される連結部と、
    前記第2連動部材のうちの前記第2支持部と前記コイルスプリングとの間の部位にスライド可能に設けられ、前記コイルスプリングを支持するスプリング受け部材と、
    前記第2連動部材のうちの前記第2支持部と前記スプリング受け部材との間の部位に脱着可能に取り付けられ、前記スプリング受け部材を操作用位置に位置決めをする支持ピンと、
    前記第2連動部材のうちの前記支持ピンよりも前記操作対象装置側の部位に形成され、前記スプリング受け部材を組付け用位置に位置決めするピン穴と、が備えられ、
    前記第2支持部に、前記第2支持穴を横断する長穴形状の貫通穴が設けられ、
    前記貫通穴は、前記第2連動部材が前記第2支持部に対して組付け用回転位置に位置することにより、前記支持ピンの挿通が可能となり、前記第2連動部材が前記第2支持部に対して操作用回転位置に位置することにより、前記支持ピンの挿通が不能となるように構成されている作業車。
  2. 前記第2連動部材の前記操作具側端部に折曲げ部が備えられ、
    前記連結部は、前記折曲げ部によって構成されている請求項1に記載の作業車。
  3. 前記操作対象装置と別の操作対象装置が備えられ、
    前記連動機構に、前記操作具と前記第2連動部材との間に介装され、前記操作具の操作力を前記別の操作対象装置の操作部に伝達すると共に前記第2連動部材に伝達する連動部材が備えられている請求項1又は2に記載の作業車。
  4. 前記操作対象装置が走行用のデフロック装置であり、前記別の操作対象装置が駐車ブレーキである請求項3に記載の作業車。
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