JP6733855B1 - エレベーターのドアシュー - Google Patents

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Abstract

液体の粘性抵抗などによる抵抗を受けにくいエレベーターのドアシューを提供する。ドアシュー(5)は、取付部(8)と、摺動部(9)と、を備える。取付部(8)は、エレベーターのドアパネル(3)の下端部に設けられる。摺動部(9)は、取付部(8)に取り付けられる。摺動部(9)は、敷居溝(6)に配置される。敷居溝(6)は、ドア(1)の開閉方向に長い溝である。摺動部(9)の側面(9b)は、敷居溝(6)の側壁(7)に対向する。摺動部(9)の側面(9b)において、第1流路(10)が設けられる。第1流路(10)は、摺動部(9)の上面(9c)から下方に延びる。

Description

本発明は、エレベーターのドアシューに関する。
特許文献1は、エレベーターのドアシューの例を開示する。ドアシューは、側面に溝を有する。敷居溝の側壁に接するドアシューの側面の面積は、溝の分だけ小さくなる。このため、ドアシューと敷居溝との間の摩擦が減少する。
日本実開昭56−31168号公報
しかしながら、特許文献1のドアシューの溝は、進行方向に延びる。ここで、エレベーターにおいて、飲料などの液体がドアの敷居に入り込むことがある。このとき、特許文献1のドアシューにおいて、液体が滞留する可能性がある。この場合に、液体の粘性抵抗などによってドアの開閉が抵抗を受ける。
本発明は、このような課題を解決するためになされた。本発明の目的は、液体の粘性抵抗などによる抵抗を受けにくいエレベーターのドアシューを提供することである。
本発明に係るエレベーターのドアシューは、エレベーターのドアの下端部に設けられる取付部と、取付部に取り付けられ、ドアの開閉方向に長い敷居溝に配置され、敷居溝の側壁に対向する側面において上面から下方に延びる第1流路が設けられ、疎水性を高める微細構造を上面に有する摺動部と、を備える。
本発明に係るエレベーターのドアシューは、エレベーターのドアのドアパネルの下端部に設けられる取付部と、前記取付部に取り付けられ、前記ドアの開閉方向に長い敷居溝に配置され、前記敷居溝の側壁に対向する側面において上面から下方に延びる第1流路が設けられ、疎水性を高める微細構造を前記第1流路に有する摺動部と、を備える。
本発明に係るエレベーターのドアシューは、エレベーターのドアのドアパネルの下端部に設けられる取付部と、前記取付部に取り付けられ、前記ドアの開閉方向に長い敷居溝に配置され、前記敷居溝の側壁に対向する側面において上面から下方に延びる第1流路が設けられ、前記側面において前記開閉方向に延びる横流路が設けられ、前記横流路が前記開閉方向の端部に接続し、当該端部に向けて下がるように前記横流路が傾斜している摺動部と、を備える。
本発明に係るエレベーターのドアシューは、エレベーターのドアのドアパネルの下端部に設けられる取付部と、前記取付部に取り付けられ、前記ドアの開閉方向に長い敷居溝に配置され、前記敷居溝の側壁に対向する側面において上面から下方に延びる第1流路が設けられ、前記側面において前記開閉方向に延びる横流路が設けられ、前記横流路が前記第1流路に接続し、前記第1流路に向けて下がるように前記横流路が傾斜している摺動部と、を備える。

本発明に係るエレベーターのドアシューであれば、液体の粘性抵抗などによって抵抗を受けにくくなる。
実施の形態1に係るエレベーターのドアの背面図である。 実施の形態1に係るドアシューの図1におけるA−A断面図である。 実施の形態1に係るドアシューの斜視図である。 実施の形態1の変形例に係るドアシューの斜視図である。 実施の形態1の変形例に係るドアシューの斜視図である。 実施の形態1の変形例に係るドアシューの斜視図である。 実施の形態1の変形例に係るドアシューの斜視図である。 実施の形態2に係るドアシューの斜視図である。 実施の形態2の変形例に係るドアシューの斜視図である。 実施の形態2の変形例に係るドアシューの斜視図である。
本発明を実施するための形態について添付の図面を参照しながら説明する。各図において、同一または相当する部分には同一の符号を付して、重複する説明は適宜に簡略化または省略する。
実施の形態1.
図1は、実施の形態1に係るエレベーターのドアの背面図である。
図1において、エレベーターのドア1が示される。エレベーターは、複数の階床を有する建築物に設けられる。建築物において、昇降路が、複数の階床にわたって設けられる。エレベーターは、昇降路の内部を鉛直方向に走行するかごによって、複数の階床の間で利用者などを輸送する装置である。かごは、かごドアを備える。かごドアは、利用者がかごに乗降しうるように開閉する機器である。かごドアは、エレベーターのドア1の例である。建築物の複数の階床の各々において、乗場が設けられる。乗場において、乗場ドアが設けられる。乗場ドアは、乗場が設けられる階床に停止しているかごに利用者が乗降しうるように、かごドアの開閉に連動して開閉する機器である。乗場ドアは、エレベーターのドア1の例である。この例において、エレベーターのドア1は、両開きのドアである。
以下において、次のように設定されるxyz直交座標系を用いて説明する。y軸の方向は、鉛直方向である。xz平面は、水平面である。z軸の方向は、ドア1の開閉方向である。
ドア1は、ドアハンガー2と、一対のドアパネル3と、敷居4と、を備える。ドアハンガー2は、ドア1の上部に設けられる。ドアハンガー2は、ドア1の開閉方向に延びる。一対のドアパネル3の各々は、板状の機器である。一対のドアパネル3の各々の厚さ方向は、x軸の方向に向けられる。一対のドア1の各々は、ドアシュー5を備える。ドアシュー5は、ドアパネル3の下端部に設けられる。一対のドアパネル3の各々の上端部は、ドアハンガー2に掛けられる。一対のドアパネル3の荷重は、ドアハンガー2に支持されている。一対のドアパネル3の各々は、ドア1が開閉するときに、ドアハンガー2に沿って移動する。このとき、一対のドアパネル3は、互いに反対方向に移動する。敷居4は、ドア1の下部に設けられる。敷居4は、ドア1の開閉方向に延びる。敷居4は、敷居溝6を有する。敷居溝6は、ドア1の開閉方向に長い溝である。敷居溝6は、上方から挿し込まれているドアシュー5をドア1が開閉するときに案内する溝である。
図2は、実施の形態1に係るドアシューの図1におけるA−A断面図である。
敷居4は、側壁7を敷居溝6に有する。側壁7は、ドア1の開閉方向に長い壁面である。敷居4は、敷居溝6の底面に図示されない穴が設けられていてもよい。敷居溝6に入り込んだ異物は、例えば底面の穴から排出される。
ドアシュー5は、取付部8と、摺動部9と、を備える。
取付部8は、ドアパネル3の下端部に設けられる部分である。取付部8は、例えばネジなどによってドアパネル3に取り付けられる板状の金具などである。
摺動部9は、敷居溝6に上方から挿し込まれるように配置される部分である。摺動部9は、取付部8の下端部に取り付けられる。摺動部9は、例えば樹脂によって形成される。摺動部9の下面9aは、敷居溝6の上端より下方に配置される。摺動部9の側面9bは、敷居溝6の側壁7に対向する。摺動部9の上面9cは、敷居溝6の上端より上方または下方のいずれに配置されてもよい。
図3は、実施の形態1に係るドアシュー5の斜視図である。
摺動部9は、第1流路10を側面9bに有する。第1流路10は、摺動部9の側面9bにおいて摺動部9の上面9cから下方に延びる。この例において、第1流路10は、摺動部9の上面9cから摺動部9の下面9aまでに至っている。第1流路10は、例えば上下に長い凹部である。この例において、第1流路10は、上下に長い溝である。この例において、摺動部9の水平断面における第1流路10の形状は、矩形状である。ここで、矩形の各辺は、第1流路10の底面10aまたは側面10bに対応する。
摺動部9は、防汚コーティング層11を上面9cに有する。摺動部9は、防汚コーティング層11を第1流路10に有する。防汚コーティング層11は、防汚コーティングによって形成される層である。防汚コーティングは、表面の疎水性を高めるコーティングである。ここで、表面の疎水性は、例えば水の接触角を指標としてもよい。防汚コーティングは、例えばフッ素樹脂によるコーティングであってもよい。
続いて、実施の形態1に係るドアシュー5の動作を説明する。
ドア1が開閉するときに、ドアシュー5は、敷居溝6に案内される。これにより、ドア1が開閉するときのドアパネル3の傾きが抑えられる。このとき、ドアシュー5の摺動部9の側面9bは、敷居溝6の側壁7に接触しながら開閉方向に移動する。第1流路10によって、摺動部9の側面9bにおいて敷居溝6の側壁7に接触する部分の面積は、摺動部9を敷居溝6の側壁7に投影した面積より小さくなる。このため、第1流路10によって、摺動部9の側面9bと敷居溝6の側壁7との間の摩擦抵抗が小さくなる。これにより、ドア1の開閉においてドアシュー5にかかる抵抗が抑えられる。
また、エレベーターにおいて、敷居4の敷居溝6に液体が入り込むことがある。液体は、例えば乗場またはかごの内部においてこぼれた飲料などである。あるいは、液体は、利用者の傘および履物などに付着していた雨水または泥水などである。このとき、液体は、上方から敷居溝6に入り込む。ここで、敷居溝6に入り込む液体は、ドアシュー5にかかることがある。
ドアシュー5にかかった液体は、ドアシュー5の上面9cにかかる。ドアシュー5の上面9cの防汚コーティング層11によって、液体は、滞留することなく流れる。このため、液体は、ドア1の開閉方向におけるドアシュー5の端部から流れ落ちる。また、液体は、上面9cから第1流路10にも流れ込む。第1流路10の防汚コーティング層11によって、液体は、滞留することなく第1流路10を下方に流れ落ちる。
このように、ドアシュー5にかかった液体の滞留が抑えられる。また、第1流路10によってドアシュー5にかかった液体の滞留が抑えられるので、摺動部9の側面9bと敷居溝6の側壁7との間への液体の浸入が抑えられる。このため、ドアシュー5に滞留する液体の粘性抵抗によってドア1の開閉が抵抗を受けることが防がれる。また、ドアシュー5に滞留した液体が時間の経過によって粘着性を持った粘着物になることが防がれる。このため、ドアシュー5に付着した粘着物によってドア1の開閉が抵抗を受けることが防がれる。ここで、ドアシュー5に液体が滞留している場合に、摺動部9の側面9bと敷居溝6の側壁7との間に浸入する液体によってドア1の開閉に対する抵抗力が生じる場合がある。この抵抗力は、例えば2枚の平板の間の流体による抵抗力である。2枚の平板の間の抵抗力は、流体に接している平板の面積に比例し、平板の間隔に反比例することが実験的に知られている。ドアシュー5において、第1流路10によって側壁7に接触する摺動部9の面積が小さくなるので、液体が浸入したとしてもドア1の開閉に対する抵抗力が小さくなる。また、浸入した液体が時間の経過によって粘着性を持った粘着物になった場合にも、粘着物によるドア1の開閉に対する抵抗力が小さくなる。
以上に説明したように、実施の形態1に係るドアシュー5は、取付部8と、摺動部9と、を備える。取付部8は、エレベーターのドアパネル3の下端部に設けられる。摺動部9は、取付部8に取り付けられる。摺動部9は、敷居溝6に配置される。敷居溝6は、ドア1の開閉方向に長い溝である。摺動部9の側面9bは、敷居溝6の側壁7に対向する。摺動部9の側面9bにおいて、第1流路10が設けられる。第1流路10は、摺動部9の上面9cから下方に延びる。
これにより、ドアシュー5に液体が滞留しにくくなる。このため、ドアシュー5は、液体の粘性抵抗などによって抵抗を受けにくくなる。
また、摺動部9の側面9bにおいて、第1流路10は、摺動部9の上面9cから摺動部9の下面9aまでに至っている。このため、第1流路10を流れる液体は、摺動部9の下方に排出される。摺動部9の下方に排出された液体は、摺動部9に再びかかりにくい。このため、ドアシュー5は、液体の粘性抵抗などによる抵抗をより受けにくくなる。
なお、第1流路10は、摺動部9の上面9cから、開閉方向における摺動部9の端部の下部などに至るように延びていてもよい。摺動部9が移動する方向の後側から第1流路10を流れる液体が排出されるときに、排出された液体は、ドア1が開閉するときに移動している摺動部9に再びかかりにくくなる。
また、摺動部9は、防汚コーティング層11を上面9cに有する。これにより、摺動部9の上面9cに液体がより滞留しにくくなる。
また、摺動部9は、防汚コーティング層11を第1流路10に有する。これにより、第1流路10に液体がより滞留しにくくなる。また、ドア1の開閉方向における第1流路10の幅が狭い場合においても、液体は、第1流路10を速やかに流れ落ちるようになる。このため、液体の粘着物への変化がより効果的に防がれる。
なお、摺動部9は、防汚コーティング層11を有していなくてもよい。このとき、液体の滞留は、例えば摺動部9を形成する樹脂などの材質そのものの疎水性によって防がれてもよい。また、防汚コーティング層11は、摺動部9の上面9cまたは第1流路10のいずれか一方に設けられてもよい。あるいは、防汚コーティング層11は、摺動部9の全面に設けられてもよい。
この例において、摺動部9は、yz平面に平行な鉛直面に関して対称に構成される。摺動部9は、敷居溝6の側壁7に対向する両側の側面9bにおいて、互いに対称に第1流路10を有する。ここで、摺動部9は、両側の側面9bにおいて、互いに非対称に第1流路10を有していてもよい。また、摺動部9は、一方の側面9bにのみ第1流路10を有していてもよい。例えば、ドア1がかごドアである場合に、摺動部9は、かごの内側を向く側面9bにのみ第1流路10を有していてもよい。あるいは、ドア1が乗場ドアである場合に、摺動部9は、乗場の側を向く側面9bにのみ第1流路10を有していてもよい。
また、エレベーターのドア1は、片開きのドアであってもよい。エレベーターのドア1は、ドア1が開閉するときに同じ方向に移動する複数のドアパネル3を備える2枚戸または3枚戸などのドアであってもよい。
続いて、図4を用いて、実施の形態1の変形例を説明する。
図4は、実施の形態1の変形例に係るドアシューの斜視図である。
この例において、摺動部9の水平断面における第1流路10の形状は、台形状である。ここで、台形の上底または下底は、第1流路10の底面10aに対応する。台形の斜辺は、第1流路10の側面10bに対応する。
摺動部9において、第1流路10は、ドア1の開閉方向における幅が外側に向けて広がるように設けられる。この例において、第1流路10の側面10bは、第1流路10の底面10aに対して鈍角をなすように形成される。これにより、表面張力などによって液体が第1流路10に滞留することが防がれる。
なお、第1流路10は、摺動部9の水平断面における形状が台形状である溝に限定されない。第1流路10は、例えば摺動部9の水平断面における形状が円弧状などの滑らかな形状の溝であってもよい。第1流路10の形状は、xy平面に平行な鉛直面に関して非対称な形状であってもよい。
続いて、図5を用いて、実施の形態1の他の変形例を説明する。
図5は、実施の形態1の変形例に係るドアシューの斜視図である。
摺動部9は、微細構造を上面9cに有する。摺動部9は、微細構造を第1流路10に有する。微細構造は、例えば表面構造に基づくロータス効果などによって表面の疎水性を高める構造である。微細構造は、例えば表面に並ぶ微小突起12である。微小突起12の大きさは、例えばマイクロメートルのオーダーである。なお、図5において、微小突起12は図示のため拡大されている。
このように、摺動部9は、疎水性を高める微細構造を上面9cに有する。これにより、摺動部9の上面9cに液体がより滞留しにくくなる。
また、摺動部9は、疎水性を高める微細構造を第1流路10に有する。これにより、第1流路10に液体がより滞留しにくくなる。また、ドア1の開閉方向における第1流路10の幅が狭い場合においても、液体は第1流路10を速やかに流れ落ちるようになる。このため、液体の粘着物への変化がより効果的に防がれる。
なお、微細構造は、摺動部9の上面9cまたは第1流路10のいずれか一方に設けられてもよい。あるいは、微細構造は、摺動部9の全面に設けられてもよい。摺動部9が防汚コーティング層11を有する場合に、微細構造は、防汚コーティング層11に設けられていてもよい。
続いて、図6を用いて、実施の形態1の他の変形例を説明する。
図6は、実施の形態1の変形例に係るドアシューの斜視図である。
摺動部9の第1流路10が設けられる側面において、さらに第2流路13が設けられる。第2流路13は、摺動部9の上面9cから下方に延びる。第2流路13は、例えば上下に長い凹部である。この例において、第2流路13は、上下に長い溝である。これにより、ドアシュー5にかかる液体は、第1流路10および第2流路13のいずれからも流れ落ちるようになる。このため、ドアシュー5において液体がより滞留しにくくなる。
この例において、第2流路13は、摺動部9の上面9cから摺動部9の下面9aまでに至っている。第2流路13は、例えば第1流路10と同様に形成される。
なお、摺動部9の側面9bにおいて、上面9cから下方に延びる流路が3つ以上設けられていてもよい。
続いて、図7を用いて、実施の形態1の他の変形例を説明する。
図7は、実施の形態1の変形例に係るドアシューの斜視図である。
第1流路10のx方向の深さは、摺動部9の側面9bから取付部8にまで至る深さであってもよい。この例において、摺動部9は、第1部分14aおよび第2部分14bを有する。第1部分14aおよび第2部分14bは、ドア1の開閉方向において分割された摺動部9の2つの部分である。第1流路10は、第1部分14aおよび第2部分14bの間の隙間であってもよい。
実施の形態2.
実施の形態2において、実施の形態1で開示される例と相違する点について特に詳しく説明する。実施の形態2で説明しない特徴については、実施の形態1で開示される例のいずれの特徴が採用されてもよい。
図8は、実施の形態2に係るドアシューの斜視図である。
摺動部9の第1流路10が設けられる側面9bにおいて、さらに2箇所の横流路15が設けられる。横流路15は、ドア1の開閉方向に延びる。横流路15は、例えば水平方向に長い溝である。2箇所の横流路15の各々は、第1流路10に接続する。一方の横流路15は、摺動部9のz軸の正の側の端部に接続する。他方の横流路15は、摺動部9のz軸の負の側の端部に接続する。
横流路15によって、摺動部9の側面9bにおいて敷居溝6の側壁7に接触する部分の面積はさらに小さくなる。このため、横流路15によって、摺動部9の側面9bと敷居溝6の側壁7との間の摩擦抵抗がさらに小さくなる。これにより、ドア1の開閉においてドアシュー5にかかる抵抗がさらに抑えられる。また、液体粘着物が敷居溝6の側壁7と摺動部9の側面9b間に滞留した場合にも、滞留した液体粘着物によるドア1の開閉に対する抵抗力が小さくなる。
続いて、図9を用いて、実施の形態2の変形例を説明する。
図9は、実施の形態2の変形例に係るドアシューの斜視図である。
摺動部9において、2箇所の横流路15は、第1流路10に接続している。2箇所の横流路15は、第1流路10に向けて下がるように傾斜している。これにより、液体が横流路15に浸入した場合においても、液体は第1流路10から速やかに排出される。
続いて、図10を用いて、実施の形態2の他の変形例を説明する。
図10は、実施の形態2の変形例に係るドアシューの斜視図である。
摺動部9において、一方の横流路15は、摺動部9のz軸の正の側の端部に接続する。他方の横流路15は、摺動部9のz軸の負の側の端部に接続する。z軸の正の側の端部に接続する横流路15は、当該端部に向けて下がるように傾斜している。z軸の負の側の端部に接続する横流路15は、当該端部に向けて下がるように傾斜している。これにより、液体が横流路15に浸入した場合においても、液体はドア1の開閉方向における摺動部9の端部から速やかに排出される。
本発明に係るドアシューは、エレベーターのドアに適用できる。
1 ドア、 2 ドアハンガー、 3 ドアパネル、 4 敷居、 5 ドアシュー、 6 敷居溝、 7 側壁、 8 取付部、 9 摺動部、 9a 下面、 9b 側面、 9c 上面、 10 第1流路、 10a 底面、 10b 側面、 11 防汚コーティング層、 12 微小突起、 13 第2流路、 14a 第1部分、 14b 第2部分、 15 横流路

Claims (13)

  1. エレベーターのドアのドアパネルの下端部に設けられる取付部と、
    前記取付部に取り付けられ、前記ドアの開閉方向に長い敷居溝に配置され、前記敷居溝の側壁に対向する側面において上面から下方に延びる第1流路が設けられ、疎水性を高める微細構造を上面に有する摺動部と、
    を備えるエレベーターのドアシュー。
  2. 前記摺動部は、疎水性を高める微細構造を前記第1流路に有する
    請求項に記載のエレベーターのドアシュー。
  3. エレベーターのドアのドアパネルの下端部に設けられる取付部と、
    前記取付部に取り付けられ、前記ドアの開閉方向に長い敷居溝に配置され、前記敷居溝の側壁に対向する側面において上面から下方に延びる第1流路が設けられ、疎水性を高める微細構造を前記第1流路に有する摺動部と、
    を備えエレベーターのドアシュー。
  4. 前記摺動部は、前記側面において前記開閉方向に延びる横流路が設けられる
    請求項1から請求項のいずれか一項に記載のエレベーターのドアシュー。
  5. 前記摺動部は、前記横流路が前記開閉方向の端部に接続し、当該端部に向けて下がるように前記横流路が傾斜している
    請求項に記載のエレベーターのドアシュー。
  6. 前記摺動部は、前記横流路が前記第1流路に接続し、前記第1流路に向けて下がるように前記横流路が傾斜している
    請求項に記載のエレベーターのドアシュー。
  7. エレベーターのドアのドアパネルの下端部に設けられる取付部と、
    前記取付部に取り付けられ、前記ドアの開閉方向に長い敷居溝に配置され、前記敷居溝の側壁に対向する側面において上面から下方に延びる第1流路が設けられ、前記側面において前記開閉方向に延びる横流路が設けられ、前記横流路が前記開閉方向の端部に接続し、当該端部に向けて下がるように前記横流路が傾斜している摺動部と、
    を備えるエレベーターのドアシュー。
  8. エレベーターのドアのドアパネルの下端部に設けられる取付部と、
    前記取付部に取り付けられ、前記ドアの開閉方向に長い敷居溝に配置され、前記敷居溝の側壁に対向する側面において上面から下方に延びる第1流路が設けられ、前記側面において前記開閉方向に延びる横流路が設けられ、前記横流路が前記第1流路に接続し、前記第1流路に向けて下がるように前記横流路が傾斜している摺動部と、
    を備えるエレベーターのドアシュー。
  9. 前記摺動部は、前記側面において前記第1流路が前記摺動部の上面から前記摺動部の下面までに至る
    請求項1から請求項8のいずれか一項に記載のエレベーターのドアシュー。
  10. 前記摺動部は、前記側面において前記第1流路の前記開閉方向の幅が外側に向けて広がっている
    請求項1から請求項9のいずれか一項に記載のエレベーターのドアシュー。
  11. 前記摺動部は、防汚コーティング層を上面に有する
    請求項1から請求項10のいずれか一項に記載のエレベーターのドアシュー。
  12. 前記摺動部は、防汚コーティング層を前記第1流路に有する
    請求項1から請求項11のいずれか一項に記載のエレベーターのドアシュー。
  13. 前記摺動部は、前記側面において上面から下方に延びる第2流路が設けられる
    請求項1から請求項12のいずれか一項に記載のエレベーターのドアシュー。
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