JP6054482B1 - エレベータの乗場ドア - Google Patents
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Abstract
【課題】気流により生じる乗場ドアの戸閉抵抗の増加を抑制させるエレベータの乗場ドアを提供する。【解決手段】エレベータの乗場ドアは、エレベータの昇降路の乗場開口と乗場との間に設置され、乗場開口を開閉する乗場ドアパネルと、この乗場ドアパネルの戸閉方向の側端部の戸当たり面上において、乗場ドアパネルの厚みに対する中心線よりも乗場側の位置に設置され、乗場と昇降路との間に流れる気流を乗場ドアパネルの戸閉時に遮断する密閉部材と、を備える。【選択図】図3
Description
本実施形態は、エレベータの乗場ドアに関する。
冬季の高層ビル等のエレベータでは、建物内と外気の温度差が大きくなると、建物を上下に貫通している昇降路において、いわゆる煙突効果により下方階から上方階への上昇気流が発生する場合がある。建物の外壁が完全に密閉されていれば、空気の密度差が生じても建物外壁での空気の出入りがないため、昇降路内に定常的な上昇気流は起きにくい。しかし、実際の建物には出入口や換気のための開口部があり、建物内外の風の流入出の結果、昇降路内に上昇気流が発生する。
この対策として、従来は地上階に回転ドアを設置し外気の流入を防いでいたが、近年は安全性の観点から回転ドアの代わりに通常の自動ドアを複数設置して外気の流入を防ぐ構造としている建物が多い。この場合、複数の自動ドアが同時に開いている状況があるため、回転ドアほどの気密性が得られず、昇降路内の上昇気流が発生することが多くなっている。昇降路内に上昇気流が発生しているとき、下方階ではエレベータ乗場から昇降路内への空気の流入が発生して戸閉時の駆動部の負荷が通常よりも増大し、ドアが閉まり切らないという事象が発生する場合がある。
一般的なエレベータのドアは、乗場側と乗りかご側にそれぞれドアを備えており、乗りかご側のドア(以下、「かご側ドア」という。)には開閉モータからなる開閉駆動機構が備えられている。保守作業時を除いて通常のドア開閉時には、乗場側のドア(以下、「乗場ドア」という。)とかご側ドアが係合機構によって係合され、かご側ドアが開閉モータの駆動力によって開閉すると、係合機構を介して開閉の駆動力が乗場ドアに伝わり、乗場ドアは従動的に開閉される。係合機構は、戸閉の直前には戸閉後のかご昇降に備えて係合が外れる構造になっている。係合が外れた後は、乗場ドアは錘又はバネなどを利用した戸閉機構により戸閉力が与えられ、ドアを閉め切る構造になっている。戸閉機構が発生する戸閉力は、強すぎると乗場ドアが勢いよく閉まり、騒音や乗客にとって危険な事象が生じる。逆に、戸閉力が弱すぎると乗場ドアが閉まり切らず、昇降が出来なくなる。このため、戸閉力は保守点検時において適切な強さになるように調整されている。すなわち、この調整は、乗場ドアの開閉抵抗に応じて随時行われるものではない。したがって、昇降路内の状況気流の発生等により調整時よりも乗場ドアの戸閉抵抗が増すと、乗場ドアが閉まり切らないという事象が発生する場合がある。
上記のようなエレベータのドア構造により、建物の内外気温差により昇降路内で生じる上昇気流が強くなる程、戸閉抵抗が増加して乗場ドアが閉まり切らない事象の発生頻度が増してしまう。
乗場ドアが閉まり切らない現象への従来の対策としては、乗場ドアの周囲の壁面に気流を通す穴を開けて、乗場ドアの表裏面の圧力差を低減させる技術が知られている。しかし、この場合、乗場ドアの意匠上の問題や穴を抜ける風によって乗客に危険な事象が発生することが予想される。また、係合機構を改良して乗場ドアを閉め切るまで係合を解除しない技術も知られているが、係合機構の構造が複雑となり製造コストや保守性に問題が生じることが予想される。
本発明が解決しようとする課題は、気流により生じる乗場ドアの戸閉抵抗の増加を抑制可能なエレベータの乗場ドアを提供することである。
本発明の一実施形態に係る乗場ドアは、エレベータの昇降路の乗場開口と乗場との間に設置され、前記乗場開口を開閉する乗場ドアパネルと、この乗場ドアパネルの戸閉方向の側端部の戸当たり面上において、前記乗場ドアパネルの厚みに対する中心線よりも乗場側の位置に設置され、前記乗場と前記昇降路との間に流れる気流を前記乗場ドアパネルの戸閉時に遮断する密閉部材と、を備え、前記乗場ドアパネルは、左右一対の両開き式のドアパネルであって、前記ドアパネル各々の前記戸当たり面が対向配置され、前記戸当たり面は、戸閉時において前記左右一対の乗場ドアパネルの間に形成される隙間の幅が、前記乗場側よりも乗りかご側で広くなるように、前記乗場ドアパネルの開閉方向の面の垂直軸に対して戸開方向側に傾斜していることを特徴とする。
以下、本発明の実施形態について図面に基づいて詳細に説明する。なお、各実施形態では、両開き式の乗場ドア1を例にして説明するが、片開き式の場合にも適用可能である。
<第1の実施形態>
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータの乗場ドア1を乗場側から見た正面図である。乗場ドア1は、エレベータの昇降路の乗場開口と乗場との間に設置される。同図に示されるように、乗場ドア1は、乗場開口を開閉する左右一対の乗場ドアパネル1a,1bからなり、エレベータの三方枠3と乗降床4に囲まれている。また、乗降床4には、案内溝を有する敷居5が固定されている。乗場ドア1の上端部にはハンガーローラ7aが取り付けられたハンガー7bが設けられている。三方枠3の上辺部内には、ハンガーローラ7aが回転可能に係合するハンガーレール6が取り付けられている。ハンガーローラ7aがハンガーレール6上を回転することで乗場ドアパネル1a,1bが開閉する。また、乗場ドアパネル1a,1bの下端部には、乗場ドア1が案内溝に沿って摺動するためのガイドシュー8が取り付けられている。乗場ドアパネル1a,1bには、ワイヤを介して戸閉機構9が接続されている。戸閉機構9は、乗場ドアパネル1a,1bと後述するかご側ドア2との係合が外れた時に、乗場ドアパネル1a,1bに対して戸閉力を与える。ここでは、戸閉機構9の動力源として錘を用いているが、錘の代わりにバネを用いることもできる。
図1は、本発明の第1の実施形態に係るエレベータの乗場ドア1を乗場側から見た正面図である。乗場ドア1は、エレベータの昇降路の乗場開口と乗場との間に設置される。同図に示されるように、乗場ドア1は、乗場開口を開閉する左右一対の乗場ドアパネル1a,1bからなり、エレベータの三方枠3と乗降床4に囲まれている。また、乗降床4には、案内溝を有する敷居5が固定されている。乗場ドア1の上端部にはハンガーローラ7aが取り付けられたハンガー7bが設けられている。三方枠3の上辺部内には、ハンガーローラ7aが回転可能に係合するハンガーレール6が取り付けられている。ハンガーローラ7aがハンガーレール6上を回転することで乗場ドアパネル1a,1bが開閉する。また、乗場ドアパネル1a,1bの下端部には、乗場ドア1が案内溝に沿って摺動するためのガイドシュー8が取り付けられている。乗場ドアパネル1a,1bには、ワイヤを介して戸閉機構9が接続されている。戸閉機構9は、乗場ドアパネル1a,1bと後述するかご側ドア2との係合が外れた時に、乗場ドアパネル1a,1bに対して戸閉力を与える。ここでは、戸閉機構9の動力源として錘を用いているが、錘の代わりにバネを用いることもできる。
図2は、図1に示す乗場ドア1の周辺構造を示す上方断面図である。同図に示されるように、一般的なエレベータのドアは、乗場側の乗場ドア1と乗りかご側のドア(以下、「かご側ドア」という。)2を備えている。かご側ドア2は、一対のかご側ドアパネル2a,2bからなり、開閉モータ10からなる開閉駆動機構に接続されている。保守作業時を除いて通常のドア開閉時には、乗場ドア1とかご側ドア2が係合機構20によって係合され、かご側ドア2が開閉モータ10の駆動力によって開閉する。このとき、かご側ドア2の開閉駆動力が係合機構20を介して乗場ドア1にも伝わり、乗場ドア1は従動的に開閉される。係合機構20は、戸閉の直前には戸閉後のかご昇降に備えて係合が外れる構造になっている。
図3は、図2に示す破線部分の拡大図である。同図に示されるように、乗場ドアパネル1aの側端部11には、上から見ると概ねコの字型断面を有する目地部材30が乗場ドア1の上部から下部に亘る範囲に取り付けられている。目地部材30は、例えばアルミ等の金属製である。目地部材30には、乗場ドアパネル1aの厚みの中央部近傍を頂点として戸開方向に傾斜角θで傾斜した傾斜面(第1の傾斜面)30aが形成されている。
また、図3に示されるように、目地部材30の戸閉方向側の端面には、乗場ドアパネル1aの厚さに対する中心線Xよりも乗場側に例えばゴムやエラストマー等の可撓性材料からなる密閉部材33が配置されている。密閉部材33は、乗場と昇降路との間に流れる気流を乗場ドアパネル1a,1bの戸閉時に遮断する。
また、密閉部材33は、乗場側を頂点として戸当たり方向から離れる向きに傾斜した傾斜面33a(第2の傾斜面)を有している。この傾斜面33aは、目地部材30の傾斜面30aから乗場方向への延長線上に位置し、傾斜面30aと同じく傾斜角θとなるように形成されている。すなわち、本実施形態において、乗場ドアパネル1a,1bの戸閉方向側に位置する戸当たり面35は、目地部材30の傾斜面30aと密閉部材33の傾斜面33aを含んでいる。ここでは、戸当たり面35の傾斜角θは2°〜10°程度としている。
目地部材30の乗場側の先端部31は、密閉部材33の頂点よりも戸閉方向(矢印B方向)とは逆向き、すなわち、戸開方向に下がった位置にあり、戸閉時において反対側の乗場ドアパネル1bの先端部31とは接触しないことを意図した形状である。また、目地部材30の傾斜面30a内の密閉部材33に直近の稜線も同様であり、反対側の乗場ドアパネル1bの目地部材30の対向部分とは接触しないことを意図した形状となっている。尚、図3では、密閉部材33は部材全体として中心線Xよりも乗場側に配置されているが、密閉部材33の少なくとも中央部分が中心線Xよりも乗場側となるように配置してもよい。また、乗場ドアパネル1bは、乗場ドアパネル1aと左右対称の構造であり、同様に密閉部材33を有しているため、説明を省略する。
図4は、図1に示す乗場ドア1における戸当たり面35の傾斜角と後述する戸閉アシスト力の関係を示す図である。同図に示されるように、傾斜角が例えば10°の場合には、傾斜面である戸当たり面35上で流の剥離が生じやすくなり、傾斜面近傍の静圧が上昇するために戸閉の補助効果が小さくなってしまう。また、傾斜角が2°未満の場合にも、減圧領域の縮小により戸閉の補助効果が小さくなってしまう。このため、傾斜角θは5°程度になるように目地部材30及び密閉部材33を形成すると好適であることが示されている。
上記のように構成された乗場ドア1にあっては、側端部11に取り付けられた目地部材30及び密閉部材33の形状により、戸閉の際、密閉部材33の頂点が先に突当り、そこから乗りかご側に向かって戸当たり面35は隙間を有する。これにより、戸閉前の隙間を流れる気流は密閉部材33の傾斜面33aとこの面の延長上にある目地部材30の傾斜面30aに沿って流れる。このとき、対向する乗場ドアパネル1a,1bの戸当たり面35は徐々に流路が広がるディフューザの働きをするため、隙間での流れは平行板間の流れに対して加速され、静圧の低下が顕著に生じる。この結果、一対の乗場ドアパネル1a,1bには、互いに戸閉するように引き合う戸閉アシスト力が生じる。
本実施形態に係る乗場ドア1によれば、乗場ドア1の戸当たり面35上の乗場側の位置に、乗場側からの気流の侵入を防ぐ密閉部材33が設けられたことによって、矢印A方向の気流が戸当たり面35を戸閉と反対方向に押し返す力を低減させることができる。更に、戸当たり面35を乗場側から乗りかご側に向かうに従って戸当たり面の隙間が広がるように僅かに傾けることで、戸閉直前における左右の戸当たり面35の隙間に生じる圧力を低減させ、気流によって戸閉を補助する力も生じさせることができる。
<第2の実施形態>
図5は、本発明の第2の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の上方断面図である。本実施形態と上記第1の実施形態との相違点は、二つある。一つ目の相違点は、目地部材30の戸閉方向(矢印B方向)の端面30bが傾斜していないことである。二つ目の相違点は、密閉部材33が戸閉方向に傾斜面を有しておらず、代わりに目地部材30の端面30bよりも戸閉方向へ突出形成された突起部33bを有している。突起部33bは、乗場ドア1の厚みに対する中心線Xよりも乗場側に設置されており、乗場ドア1の上部から下部に亘る範囲においてリブ状に形成されているものとする。
図5は、本発明の第2の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の上方断面図である。本実施形態と上記第1の実施形態との相違点は、二つある。一つ目の相違点は、目地部材30の戸閉方向(矢印B方向)の端面30bが傾斜していないことである。二つ目の相違点は、密閉部材33が戸閉方向に傾斜面を有しておらず、代わりに目地部材30の端面30bよりも戸閉方向へ突出形成された突起部33bを有している。突起部33bは、乗場ドア1の厚みに対する中心線Xよりも乗場側に設置されており、乗場ドア1の上部から下部に亘る範囲においてリブ状に形成されているものとする。
また、目地部材30の端面30bの乗場寄りの位置には、突起部33bが設けられているため、戸閉時において反対側の乗場ドアパネル1bの端面30bとは接触しないものとする。また、両開き式の場合、乗場ドアパネル1bは、乗場ドアパネル1aと左右対称の構造であり、同様に突起部33bを有しているものとする。
本実施形態に係る乗場ドア1によれば、乗場ドア1の戸閉方向の端面30bの乗場寄りの位置に、乗場側からの気流の侵入を防ぐ密閉部材33に突起部33bが設けられたことによって、左右の乗場ドアパネル1a,1bの戸閉時に突起部33b同士が接触するため、矢印A方向の気流が端面30bを戸閉と反対方向に押し返す力を低減させることができる。
なお、本実施形態の変形例としては、乗場ドアパネル1b側において突起部33bの代わりに溝部(図示省略する)を有する構造も考えられる。溝部は、突起部33bに対向するように、密閉部材33の端面(戸当たり面)の上部から下部に亘る範囲において戸開方向へ凹状に形成され、戸閉時に乗場ドアパネル1a側の突起部33bと嵌合可能とする。嵌合構造によって密閉を行うことにより、遮蔽力を更に高めることができる利点がある。
<第3の実施形態>
図6は、本発明の第3の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の上方断面図である。図7は、図6に示す乗場ドア1における緩衝部材41の設置状況を示す斜視図である。
図6は、本発明の第3の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の上方断面図である。図7は、図6に示す乗場ドア1における緩衝部材41の設置状況を示す斜視図である。
本実施形態と上記第1の実施形態との相違点は、二つある。一つ目の相違点は、目地部材30を設けず、乗場ドアパネル1a,1bの戸閉方向にある戸当たり面12が傾斜面として形成されていることである。詳述すると、乗場ドアパネル1a,1bの戸当たり面12a,12bは、乗場側パネル面の垂直軸又はドア開閉方向に対する垂直軸に対して、対向するもう一方の乗場ドアパネル1bの戸当たり面との間で構成される隙間が、乗場側が狭く、乗りかご側が広くなるよう、ドア長手方向軸回り(乗場ドアパネルの戸開方向)に僅かに傾斜している。この傾斜角は2°〜10°程度とするが、10°では流れの剥離が生じやすくなるため、5°程度が好適である。
二つ目の相違点は、密閉部材33を設けず、図7に示されるように、戸当たり面12の垂直方向における上端及び下端付近に、例えばゴム等の弾性部材からなる緩衝部材41が設置されていることである。
尚、図6の例では、緩衝部材41が乗場ドアパネル1a,1bの両方に設けられ、対向配置されているが、一方のパネルにのみ設けるとしてもよい。また、緩衝部材41は、任意の高さのものを選択して取付けることができる。
本実施形態に係る乗場ドア1によれば、戸閉時には緩衝部材41が当たって乗場ドアパネル1a,1bが停止し、弾性変形した緩衝部材41がパネル間に存在することによって、戸閉時は乗場側で最小の隙間が開いた状態となる。このため、矢印A方向の気流が戸当たり面12を戸閉と反対方向に押し返す力の影響を受ける前に戸閉状態にすることができる利点がある。
<第4の実施形態>
図8は、本発明の第4の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の上方断面図である。同図に示されるように、本実施形態における目地部材30は、傾斜面30a(第1の傾斜面)から乗りかご側への延長線に沿って所定の長さで突出形成された延長部42を有している。延長部42の長さは、例えば10mm以下に設定することができる。尚、他の構造については上記第1の実施形態と同様である。
図8は、本発明の第4の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の上方断面図である。同図に示されるように、本実施形態における目地部材30は、傾斜面30a(第1の傾斜面)から乗りかご側への延長線に沿って所定の長さで突出形成された延長部42を有している。延長部42の長さは、例えば10mm以下に設定することができる。尚、他の構造については上記第1の実施形態と同様である。
本実施形態に係る乗場ドア1によれば、第1の実施形態の場合に比べて、矢印A方向の気流によって静圧の低下が生じる部分の面積が延長部42の分だけ広くなるため、戸閉アシスト力を増大できるという利点がある。
<第5の実施形態>
図9は、本発明の第5の実施形態に係る乗場ドア1の一対の戸当たり面12a,12bの傾斜角について説明する上方断面図である。ここでは、左右一対の乗場ドアパネル1a,1bの各々の戸当たり面12a,12bは傾斜角が互いに異なり、かつ、傾斜角の一方または両方は、戸閉時に左右一対の乗場ドアパネル1a,1bの間に形成される隙間の幅が、乗場側よりも乗りかご側で広くなる、すなわち、a1>a2となるように調整される3つのパターンを例示している。
図9は、本発明の第5の実施形態に係る乗場ドア1の一対の戸当たり面12a,12bの傾斜角について説明する上方断面図である。ここでは、左右一対の乗場ドアパネル1a,1bの各々の戸当たり面12a,12bは傾斜角が互いに異なり、かつ、傾斜角の一方または両方は、戸閉時に左右一対の乗場ドアパネル1a,1bの間に形成される隙間の幅が、乗場側よりも乗りかご側で広くなる、すなわち、a1>a2となるように調整される3つのパターンを例示している。
図9(A)では、乗場ドアパネル1aの戸当たり面12aは乗場側パネル面に対して垂直(θ1=0°)であり、乗場ドアパネル1bの戸当たり面12bは乗場側パネル面に対して傾斜角θ2で傾斜しているパターンを示している。
また、図9(B)では、乗場ドアパネル1aの戸当たり面12aは乗場側パネル面に対して傾斜角θ3で傾斜しており、乗場ドアパネル1bの戸当たり面12bは乗場側パネル面に対して傾斜角θ3とは異なる傾斜角θ4で傾斜しているパターンを示している。
そして、図9(C)では、乗場ドアパネル1aの戸当たり面12aは乗場側パネル面に対して傾斜角θ5で傾斜しており、乗場ドアパネル1bの戸当たり面12bは乗場側パネル面に対して垂直(θ6=0°)であるパターンを示している。図9(A)・(C)の場合には、一方のドアパネルのみを交換するだけで実装できる利点がある。
いずれのパターンでも、乗場側の隙間の幅a1、乗りかご側の隙間の幅a2、乗場ドアパネル1a,1bのドア厚みbが以下のような式を満たすように、戸当たり面12a,12bの乗場側パネル面に対する傾斜角が調整されているものとする。
a2−a1< b tan10°=0.18b
本実施形態に係る乗場ドア1によれば、乗場ドアパネル1a,1bの一方又は両方の戸当たり面の傾斜角を任意に調整することで戸閉アシスト力を任意に変化させることができる。
本実施形態に係る乗場ドア1によれば、乗場ドアパネル1a,1bの一方又は両方の戸当たり面の傾斜角を任意に調整することで戸閉アシスト力を任意に変化させることができる。
<第6の実施形態>
図10は、本発明の第6の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の斜視図である。同図に示されるように、本実施形態に係る乗場ドア1は、戸当たり面である傾斜面30a,30a´が、ドア上部から下部に亘る範囲の一部領域でその傾斜角又は傾斜面の幅が変化するように形成されている。具体的には、ドアの上部と下部の傾斜面30aの傾斜角よりもドア中央部の傾斜面30a´の傾斜角の方が緩やかになっている。
図10は、本発明の第6の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の斜視図である。同図に示されるように、本実施形態に係る乗場ドア1は、戸当たり面である傾斜面30a,30a´が、ドア上部から下部に亘る範囲の一部領域でその傾斜角又は傾斜面の幅が変化するように形成されている。具体的には、ドアの上部と下部の傾斜面30aの傾斜角よりもドア中央部の傾斜面30a´の傾斜角の方が緩やかになっている。
本実施形態に係る乗場ドア1によれば、傾斜面の形状を変化させることにより、戸閉アシスト力を調整できる利点がある。
<第7の実施形態>
図11は、本発明の第7の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の斜視図であり、図12は、この側端部11の上方断面図である。これらの図に示されるように、戸当たり面12の上部及び下部には、戸当たり部品43が取り付けられている。また、図12に示されるように、乗場ドアパネル1bの内部にはリンク機構44が設置されている。このリンク機構44には、戸当たり部品43及び密閉部材45が乗場ドアパネル1aの開閉方向に移動可能に連結されている。リンク機構44は、戸閉時に戸当たり部品43に対して戸開方向(矢印P方向)に加わる押圧力に応じて密閉部材45を戸閉方向(矢印Q方向)に押し出し、対向部材との戸当たり時に気密を形成する。密閉部材45は、ドア上部から下部に亘る範囲に設けられたリブ状のラインシールである。また、両開き式のドアの場合、乗場ドアパネル1aは、乗場ドアパネル1bと同様に戸当たり部品43、リンク機構44、密閉部材45を備えているか、もしくは、戸当たり部品43、リンク機構44、密閉部材45を省略した側端部11を有するドアパネルである。
図11は、本発明の第7の実施形態に係る乗場ドア1の戸閉方向の側端部11の斜視図であり、図12は、この側端部11の上方断面図である。これらの図に示されるように、戸当たり面12の上部及び下部には、戸当たり部品43が取り付けられている。また、図12に示されるように、乗場ドアパネル1bの内部にはリンク機構44が設置されている。このリンク機構44には、戸当たり部品43及び密閉部材45が乗場ドアパネル1aの開閉方向に移動可能に連結されている。リンク機構44は、戸閉時に戸当たり部品43に対して戸開方向(矢印P方向)に加わる押圧力に応じて密閉部材45を戸閉方向(矢印Q方向)に押し出し、対向部材との戸当たり時に気密を形成する。密閉部材45は、ドア上部から下部に亘る範囲に設けられたリブ状のラインシールである。また、両開き式のドアの場合、乗場ドアパネル1aは、乗場ドアパネル1bと同様に戸当たり部品43、リンク機構44、密閉部材45を備えているか、もしくは、戸当たり部品43、リンク機構44、密閉部材45を省略した側端部11を有するドアパネルである。
本実施形態に係る乗場ドア1によれば、傾斜した戸当たり面12による戸閉アシスト力と戸閉機構9が乗場ドアパネル1a,1bに対して与える戸閉力を利用して戸当たり部品43を反対方向(戸開方向)に押圧することで、リンク機構44を介して密閉部材45を戸閉方向に押圧できる。このため、上記の各実施形態の場合よりも遅いタイミングで気密状態を生じることができるので、戸閉の最終段階まで戸閉アシスト力が得られる利点がある。
<上記実施形態の効果確認実験>
本願発明者は、乗場ドア1の戸閉方向の側端部11(以下、「戸閉端」という。)の形状が戸閉力に与える影響を調べるために、ドアの模型を用いて実験を行った。実験では、実際の乗場ドアの支持構造を模擬した模型の乗場相当側にブロワで風圧を印加し、左右1対のドアのうち一方のドアは閉位置で固定しておき、もう一方のドアを開から閉にする際に要する力をデジタルフォースゲージで測定した。図13乃至図16は、本発明の実施形態に係る乗場ドア1と従来の乗場ドアとの比較試験における実験データ(1)〜(4)を示す図である。図13では、横軸は戸閉隙間で、全開を100、全閉を0としたパーセンテージで表している。縦軸左は圧力であり、戸閉時に生じる最大差圧を100%としている。縦軸右は戸閉に要する力で、戸閉端の形状が形状Aでの戸閉端での力を100としたパーセンテージで表している。図14乃至図16は、他の端部形状のデータ(形状B、C、D)について、形状Aの戸閉端での力を基準(100%)として戸閉力をパーセンテージで表している。
本願発明者は、乗場ドア1の戸閉方向の側端部11(以下、「戸閉端」という。)の形状が戸閉力に与える影響を調べるために、ドアの模型を用いて実験を行った。実験では、実際の乗場ドアの支持構造を模擬した模型の乗場相当側にブロワで風圧を印加し、左右1対のドアのうち一方のドアは閉位置で固定しておき、もう一方のドアを開から閉にする際に要する力をデジタルフォースゲージで測定した。図13乃至図16は、本発明の実施形態に係る乗場ドア1と従来の乗場ドアとの比較試験における実験データ(1)〜(4)を示す図である。図13では、横軸は戸閉隙間で、全開を100、全閉を0としたパーセンテージで表している。縦軸左は圧力であり、戸閉時に生じる最大差圧を100%としている。縦軸右は戸閉に要する力で、戸閉端の形状が形状Aでの戸閉端での力を100としたパーセンテージで表している。図14乃至図16は、他の端部形状のデータ(形状B、C、D)について、形状Aの戸閉端での力を基準(100%)として戸閉力をパーセンテージで表している。
図13に示す形状Aでは、ドア端面が単に直方体の一面の様に平面になっている。この場合、戸閉隙間が3%を下回ると戸閉力が急に上昇し戸閉端で最大の力となっている。
図14に示す形状Bでは、第1及び第3の実施形態の場合と同様に、風の上流側(乗場側)に密閉部材に相当するリブが設けられている。この場合、戸閉直前の戸閉力の急上昇は見られず、戸閉端での戸閉力は形状Aの60%程度になっている。
図15に示す形状Cでは、図14とは逆に、風の下流側にリブが設けられている。この場合、戸閉前の戸閉力上昇は形状Aよりも急で、戸閉端での戸閉力は形状Aの170%となっている。
形状A、形状Cの戸閉端での戸閉力が高い理由は、戸閉時に乗場側の圧力が戸閉隙間に入り込み、その圧力が閉まろうとするドア端面を押し返す力が生じているためであると考えられる。これらの実験から、形状Bとすることで戸閉力を低減できることが確認された。
また、図16に示す形状Dでは、第1及び第4の実施形態の場合と同様に、戸当たり面を傾斜させている。実験結果は戸当たり面を3°傾斜させたものである。この場合、戸閉に伴って戸閉力はほぼゼロで推移し戸閉隙間が15%を過ぎると戸閉力はマイナスとなっていく。すなわち、ドアを閉める方向の力が作用していることが分かる。この力は戸閉隙間2%で下限値となりその後上昇に転じて最終的な戸閉端では形状Aの50%の力となっている。形状Dでは傾斜を有する戸当たり面の乗場側の稜線が先に接するため、戸当たり時には形状Bと同様の効果が見られる。この実験により、戸当たり面の傾斜が、戸閉抵抗を低減し、更に戸閉を補助する力を生じさせることが確認された。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本実施形態は、例として提示したものであり、発明の範囲を限定することは意図していない。この新規な実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。本実施形態及びその変形は、発明の範囲や要旨に含まれるとともに、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれる。
1…乗場ドア
1a,1b…乗場ドアパネル
2…かご側ドア
2a,2b…かご側ドアパネル
3…三方枠
4…乗降床
5…敷居
6…ハンガーレール
7a…ハンガーローラ
7b…ハンガー
8…ガイドシュー
9…戸閉機構
10…開閉モータ
11…側端部
12,12a,12b…戸当たり面(パネル側)
20…係合機構
30…目地部材
30a,30a´…傾斜面(第1の傾斜面)
31…先端部
33…密閉部材
33a…傾斜面(第2の傾斜面)
33b…突起部
35…戸当たり面(目地部材側)
41…緩衝部材
42…延長部
43…戸当たり部品
44…リンク機構
45…密閉部材
1a,1b…乗場ドアパネル
2…かご側ドア
2a,2b…かご側ドアパネル
3…三方枠
4…乗降床
5…敷居
6…ハンガーレール
7a…ハンガーローラ
7b…ハンガー
8…ガイドシュー
9…戸閉機構
10…開閉モータ
11…側端部
12,12a,12b…戸当たり面(パネル側)
20…係合機構
30…目地部材
30a,30a´…傾斜面(第1の傾斜面)
31…先端部
33…密閉部材
33a…傾斜面(第2の傾斜面)
33b…突起部
35…戸当たり面(目地部材側)
41…緩衝部材
42…延長部
43…戸当たり部品
44…リンク機構
45…密閉部材
Claims (10)
- エレベータの昇降路の乗場開口と乗場との間に設置され、前記乗場開口を開閉する乗場ドアパネルと、
この乗場ドアパネルの戸閉方向の側端部の戸当たり面上において、前記乗場ドアパネルの厚みに対する中心線よりも乗場側の位置に設置され、前記乗場と前記昇降路との間に流れる気流を前記乗場ドアパネルの戸閉時に遮断する密閉部材と、
を備え、
前記乗場ドアパネルは、左右一対の両開き式のドアパネルであって、前記ドアパネル各々の前記戸当たり面が対向配置され、
前記戸当たり面は、戸閉時において前記左右一対の乗場ドアパネルの間に形成される隙間の幅が、前記乗場側よりも乗りかご側で広くなるように、前記乗場ドアパネルの開閉方向の面の垂直軸に対して戸開方向側に傾斜していることを特徴とするエレベータの乗場ドア。 - 前記側端部の上部から下部に亘る範囲に取り付けられた目地部材を更に備え、
前記密閉部材は、前記目地部材の前記戸閉方向側の端面において、前記乗場ドアパネルの厚みに対する中心線よりも前記乗場側の位置に設置されており、
前記戸当たり面は、前記目地部材の前記戸閉方向側に形成された第1の傾斜面と、前記密閉部材の前記戸閉方向側に形成された面であって、前記第1の傾斜面から前記乗場側への延長線上に位置する第2の傾斜面とを有することを特徴とする請求項1に記載のエレベータの乗場ドア。 - 前記目地部材は、前記第1の傾斜面から前記乗りかご側への延長線に沿って所定の長さで突出形成された延長部を有することを特徴とする請求項2に記載のエレベータの乗場ドア。
- 前記左右一対の乗場ドアパネルは、前記戸当たり面の傾斜角が互いに異なり、かつ、前記傾斜角の一方または両方は、前記戸閉時に前記左右一対の乗場ドアパネルの間に形成される隙間の幅が、前記乗場側よりも前記乗りかご側で広くなるように調整されていることを特徴とする請求項3に記載のエレベータの乗場ドア。
- 前記密閉部材は、前記戸当たり面の上部から下部に亘る範囲において前記戸閉方向側に突出形成されたリブ状の突起部を有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエレベータの乗場ドア。
- 前記左右一対の乗場ドアパネルの一方は、前記密閉部材の前記戸当たり面の上部から下部に亘る範囲において前記戸閉方向側に突出形成されたリブ状の突起部を、他方は前記密閉部材の前記戸当たり面の上部から下部に亘る範囲において戸開方向へ凹状に形成され、戸閉時に前記突起部と嵌合する溝部をそれぞれ有することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエレベータの乗場ドア。
- 前記戸当たり面は、上部から下部に亘る範囲の一部領域で傾斜角又は傾斜面の幅が変化することを特徴とする請求項1乃至4のいずれか一項に記載のエレベータの乗場ドア。
- 前記戸当たり面は、前記垂直軸に対して2度以上10度未満である請求項1乃至7のいずれか一項に記載のエレベータの乗場ドア。
- エレベータの昇降路の乗場開口と乗場との間に設置され、前記乗場開口を開閉する片開き式の乗場ドアパネルと、
この乗場ドアパネルの戸閉方向の側端部の戸当たり面上において、前記乗場ドアパネルの厚みに対する中心線よりも乗場側の位置に設置され、前記乗場と前記昇降路との間に流れる気流を前記乗場ドアパネルの戸閉時に遮断する密閉部材と、
を備え、
前記乗場ドアパネルの戸閉方向の側端部の戸当たり面は、戸閉時において、幅が前記乗場側よりも乗りかご側で広くなる隙間を形成するように、前記乗場ドアパネルの開閉方向のパネル面の垂直軸に対して前記乗場ドアパネルの戸開方向側に傾斜していることを特徴とするエレベータの乗場ドア。 - 前記乗場ドアパネルに、前記戸当たり面から出入り可能に設けられ、戸閉時において、前記乗場ドアパネルの内側に移動する戸当たり部材と、
前記戸当たり部材が、前記乗場ドアパネルの内側に移動したときに、前記密閉部材を、前記戸閉方向へ押し出すリンク機構と、
を備える請求項1乃至9のいずれか一項に記載のエレベータの乗場ドア。
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Citations (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS59167274U (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-09 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タ用扉 |
JP4727072B2 (ja) * | 2001-06-29 | 2011-07-20 | 三菱電機株式会社 | エレベーター乗場の引き戸装置 |
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- 2015-07-16 JP JP2015142222A patent/JP6054482B1/ja active Active
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JPS59167274U (ja) * | 1983-04-22 | 1984-11-09 | 三菱電機株式会社 | エレベ−タ用扉 |
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