JP6733233B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
図1は、一実施形態に係る電子鍵盤楽器1の外観を例示する図である。電子鍵盤楽器1は、本体11、鍵盤12、スピーカ13、およびスピーカ14を有する。本体11は、鍵盤12、スピーカ13、およびスピーカ14を含む他の構成要素を収容するものであり、例えばアップライトピアノを模した形状の筐体を含む。鍵盤12は、演奏者(ユーザ)による演奏操作を受け付ける操作子の一例であり、複数の鍵を含む。鍵が操作されると、操作された鍵に応じた音信号を音源(図1では不図示)が生成する。音信号は音処理部(図1では不図示)で処理される。スピーカ13およびスピーカ14は、音処理部により処理された音信号に応じた音を出力する。この例で、スピーカ13およびスピーカ14は、鍵盤12よりも下側に設けられている。なお、スピーカ13およびスピーカ14が鍵盤12よりも下側にあるとは、電子鍵盤楽器1を使用状態に置いたときにスピーカ13およびスピーカ14が鍵盤12よりも低い位置にあることをいう。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
図5は、変形例1に係る音処理部17の構成を例示する図である。音信号の分割方法は、実施形態で説明した2つの周波数帯域に分割するものに限定されず、3つ以上の周波数帯域に分割されてもよい。ここでは、低域、中域、および高域の3つの周波数帯域に音信号を分割する例を示している。図面を簡単にするため、図5は1つのチャンネルの音信号の処理系のみを示している。変形例1に係る音処理部17は、PEQ1701、LPF1702、遅延回路1703、乗算器1704、HPF1705、PEQ1706、LPF1707、遅延回路1708、乗算器1709、HPF1710、乗算器1711、および加算器1712を有する。LPF1702、遅延回路1703、および乗算器1704は低域の処理系であり、HPF1705、PEQ1706、LPF1707、遅延回路1708、および乗算器1709は中域の処理系であり、HPF1710、および乗算器1711は高域の処理系である。
図6は、変形例2に係る電子鍵盤楽器1の構成を例示する図である。この例では、鍵盤12が、それぞれ連続する複数の鍵からなる複数の鍵域、具体的には鍵域12A、12B、12C、および12Dの4つの鍵域に分割されている。これらの鍵域はそれぞれ音高が異なっており、鍵域12Aの音高が最も低く、鍵域12Dの音高が最も高い。発音制御部16および音処理部17は鍵域毎に設けられている。鍵域12A、12B、12C、および12Dに対応するものをそれぞれ、添字A〜Dを用いて表す。例えば、鍵域12Aに含まれる鍵の押鍵に応じて生成された音信号は、音処理部17Aに入力される。音処理部17A〜Dの構成は例えば図2で説明したとおりであるが、処理に用いられるパラメーター(具体的には高域の音信号に対する低域の音信号の相対遅延量Δτ)がそれぞれ異なっている。なお図6では図面を簡単にするため1つのチャンネルの処理系のみ示している。
ΔτA>ΔτB>ΔτC>ΔτD …(1)
となるように設定される。なお、鍵盤の押鍵に応じて生成された音信号は、音処理部17A〜Dのうち対応する音処理部において低域の音信号および高域の音信号に分割され、低域の音信号が高域の音信号に対して相対的に遅延するように処理される。各処理部において処理する音信号のうち低域の音信号および高域の音信号をそれぞれ添字LおよびHを用いて表すと、遅延量τは、
τAL>τAH>τBL>τBH>τCL>τCH>τDL>τDH …(2)
となるように設定される。音処理部17で処理された音信号は加算器19で加算され、増幅器18で増幅された後、スピーカ13(スピーカ14)から音が出力される。
音源161は、複数の楽器(例えば、グランドピアノ、アップライトピアノ、およびチェンバロ)にそれぞれ対応する複数セットの音データを有していてもよい。この場合、各フィルタのカットオフ周波数および遅延回路の遅延量は、楽器の種類(音源の種類)に応じて変えられてもよい。
音処理部17の具体的構成は図2および図5に例示したものに限定されない。例えば、音処理部17は、PEQを含んでいなくてもよい。各フィルタおよび遅延回路の特性によっては、音源の周波数特性の変化が問題とならないレベルであることもある。このような場合、PEQは不要である。
Claims (3)
- 鍵盤と、
前記鍵盤の操作に応じた音信号を出力する音源と、
前記音信号のうち高い周波数帯域の音信号である第1成分を通過させる第1フィルタと、
前記音信号のうち前記第1成分よりも低い周波数帯域の音信号である第2成分を通過させる第2フィルタと、
前記第2フィルタの出力を遅延させて出力する第1遅延回路と、
前記第1遅延回路により遅延された前記第2成分を、前記第1フィルタを通過した前記第1成分と加算して出力する加算部と、
前記鍵盤よりも下側に設けられ、前記加算部から出力された音信号に応じた音を出力するスピーカと
を有し、
前記高い周波数帯域と前記低い周波数帯域との境界が、前記音源に記憶された音データに対応するアコースティック楽器の弦の長さに応じて設定される
電子鍵盤楽器。 - 鍵盤と、
前記鍵盤の操作に応じた音信号を出力する音源と、
前記音信号のうち高い周波数帯域の音信号である第1成分を通過させる第1フィルタと、
前記音信号のうち前記第1成分よりも低い周波数帯域の音信号である第2成分を通過させる第2フィルタと、
前記音信号のうち前記第1成分よりも低くかつ前記第2成分よりも高い周波数帯域の音信号である第3成分を通過させる第3フィルタと、
前記第2フィルタの出力を遅延させて出力する第1遅延回路と、
前記第3フィルタの出力を遅延させて出力する第2遅延回路と
前記第1遅延回路により遅延された前記第2成分を、前記第1フィルタを通過した前記第1成分と加算して出力する加算部と、
前記鍵盤よりも下側に設けられ、前記加算部から出力された音信号に応じた音を出力するスピーカと
を有し、
前記第1遅延回路は、前記第2フィルタの出力を前記第3フィルタの出力よりも遅延させ、
前記加算部は、前記第1成分、前記第1遅延回路により遅延された前記第2成分、および前記第2遅延回路により遅延された前記第3成分を加算する
電子鍵盤楽器。 - 前記加算部から出力される音信号の周波数特性を、前記第1フィルタのカットオフ周波数、前記第2フィルタのカットオフ周波数、および前記第1遅延回路における遅延量に応じて補正して出力する補正部を有し、
前記スピーカは、前記補正部により補正された音信号に応じた音を出力する
ことを特徴とする請求項1又は2に記載の電子鍵盤楽器。
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2016
- 2016-03-16 JP JP2016052341A patent/JP6733233B2/ja active Active
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