JP6643778B2 - 音響装置、電子鍵盤楽器およびプログラム - Google Patents
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Description
前記左チャンネル信号に基づいて、前記右チャンネル側へのクロストークである第1クロストークを生成出力する第1クロストーク生成部と、
前記右チャンネル信号に基づいて、前記左チャンネル側へのクロストークである第2クロストークを生成出力する第2クロストーク生成部と、
前記第1クロストークと前記右チャンネル信号とを加算する第1加算部と、
前記第2クロストークと前記左チャンネル信号とを加算する第2加算部と、
前記第1加算部による加算信号の内の所定周波数範囲の信号を抽出出力する第1信号抽出部と、
前記第2加算部による加算信号の内の前記所定周波数範囲の信号を抽出出力する第2信号抽出部と、を備え、
前記左チャンネル信号または前記右チャンネル信号を入力した信号に対して遅延器と乗算器とローパスフィルタとを介した遅延信号を生成し、この生成した遅延信号に対して、左耳用頭部伝達関数(または右耳用頭部伝達関数)を右耳用頭部伝達関数(または左耳頭部伝達関数)で除算した伝達関数を乗じ、伝達関数が「1」となる方を主出力とし、他方をクロストーク側であるサブ出力とする初期反射処理部を更に1以上備えた音響装置とした。
この生成した遅延信号に対して、左耳用頭部伝達関数(または右耳用頭部伝達関数)を右耳用頭部伝達関数(または左耳頭部伝達関数)で除算した伝達関数を乗じ、伝達関数が「1」となる方を主出力とし、他方をクロストーク側であるサブ出力とする初期反射処理部を更に1以上備えた構成とすることもできる。つまり、伝達関数「1」の方を主出力、もう一方をサブ(クロストーク)出力とすることができる。この構成によれば、初期反射音を考慮した処理を実行することができ、この結果、クロストークに加えて音像定位を補強することが可能になる。
前記左チャンネル信号に基づいて、前記右チャンネル側へのクロストークである第1クロストークを生成出力する第1クロストーク生成部と、
前記右チャンネル信号に基づいて、前記左チャンネル側へのクロストークである第2クロストークを生成出力する第2クロストーク生成部と、
前記第1クロストークを前記右チャンネル信号に加える第1加算部と、
前記第2クロストークを前記左チャンネル信号に加える第2加算部と、
前記第1加算部による加算信号の内の所定周波数範囲の信号を抽出出力する第1信号抽出部と、
前記第2加算部による加算信号の内の前記所定周波数範囲の信号を抽出出力する第2信号抽出部と、を備え、
前記左チャンネル信号または前記右チャンネル信号を入力した信号に対して遅延器と乗算器とローパスフィルタとを介した遅延信号を生成し、この生成した遅延信号に対して、左耳用頭部伝達関数(または右耳用頭部伝達関数)を右耳用頭部伝達関数(または左耳頭部伝達関数)で除算した伝達関数を乗じ、伝達関数が「1」となる方を主出力とし、他方をクロストーク側であるサブ出力とする初期反射処理部を更に1以上を備える電子鍵盤楽器も提供される。
前記左チャンネル信号に基づいて、前記右チャンネル側へのクロストークである第1クロストークを生成出力する第1クロストーク生成機能と、
前記右チャンネル信号に基づいて、前記左チャンネル側へのクロストークである第2クロストークを生成出力する第2クロストーク生成機能と、
前記第1クロストークと前記右チャンネル信号とを加算する第1加算機能と、
前記第2クロストークと前記左チャンネル信号とを加算する第2加算機能と、
前記第1加算機能による加算信号の内の所定周波数範囲の信号を抽出出力する第1信号抽出機能と、
前記第2加算機能による加算信号の内の前記所定周波数範囲の信号を抽出出力する第2信号抽出機能と、
前記左チャンネル信号または前記右チャンネル信号を入力した信号に対して遅延器と乗算器とローパスフィルタとを介した遅延信号を生成し、この生成した遅延信号に対して、左耳用頭部伝達関数(または右耳用頭部伝達関数)を右耳用頭部伝達関数(または左耳頭部伝達関数)で除算した伝達関数を乗じ、伝達関数が「1」となる方を主出力とし、他方をクロストーク側であるサブ出力とする初期反射処理機能と、をコンピュータに実現するためのプログラムである。
図1は音響装置の基本構成を示す構成図である。基本構成は、直接音処理部100と、初期反射音処理部300と、音質調整用フィルタ200、201とを有している。演奏者の演奏音は左チャンネル信号(Lch)と右チャンネル信号(Rch)から成る2チャンネルの信号であり、これが端子50、端子51を介してそれぞれ乗算器10、乗算器11によってその係数で調整され、この乗算された左チャンネル信号と右チャンネル信号とが直接音処理部100に入力される。また、乗算器10、乗算器11での乗算結果である2チャンネルの信号は、端子50、51を介して初期反射音処理部300にも入力される。
図3は本発明の第1実施形態である音響装置1の構成図である。本実施形態の音響装置1は、直接音処理部100と、この直接音処理部100の出力信号の音質を補正する音質補正フィルタ210a、210bを有して構成される。電子ピアノの演奏音を2チャンネル信号(左チャンネル信号、右チャンネル信号)で入力するための端子50、端子51が接続されている。端子50、端子51を介して入力された左チャンネル信号(Lch)、右チャンネル信号(Rch)のそれぞれは、係数gL1の乗算器10、係数gR1の乗算器11によって係数が乗じられて振幅調整されて直接音処理部100に入力される。
次に動作を説明する。電子ピアノから端子50、端子51を介して、2チャンネルのステレオ信号(L0、R0)が供給されると、信号L0、R0にはそれぞれ乗算器10、乗算器11の係数gL1、gR1が乗じられて音量調整される。次いで、乗算器10の出力信号L1と乗算器11の出力信号R1とがそれぞれ、クロストークフィルタ20、クロストークフィルタ25に入力される。この結果、信号L1から右チャンネル(Rch)へのクロストークが生成出力されると共に、信号R1から左チャンネル(Lch)へのクロストークが生成出力される。クロストークフィルタ20、クロストークフィルタ25によって生成出力されたクロストークは、それぞれ、乗算器30、31によってその係数gL2、係数gR2が乗じられレベル調整される。
クロストークフィルタ20、クロストークフィルタ25のそれぞれを構成する、ハイパスフィルタ21、ハイパスフィルタ26のカットオフ周波数を「300(Hz)」、ローパスフィルタ22、27のカットオフ周波数を「1300(Hz)」と設定した。また、クロストークのゲインを「0.5(gL2、gR2)」、音質補正フィルタ210a、210bのローシェルビングフィルタ202、ローシェルビングフィルタ204のカットオフ周波数「300(Hz)」とハイシェルビングフィルタ203、ハイシェルビングフィルタ205のカットオフ周波数「1300(Hz)」とした。なお、シェルビングフィルタにおいては、その周波数特性の変化部の中央の周波数を便宜上カットオフ周波数(fc)と称することとする(図8参照)。
(構成)
図5は本発明の第2実施形態の音響装置2の構成図である。図3と同じ機能を有する部分には同一符号を付している。音響装置2は、音響装置1のクロストークフィルタ20、クロストークフィルタ25におけるハイパスフィルタ21、ハイパスフィルタ26を「ローシェルビングフィルタ52、ローシェルビングフィルタ54」とした点、クロストークフィルタ20、クロストークフィルタ25におけるローパスフィルタ22、ローパスフィルタ27を「ハイシェルビングフィルタ56、ハイシェルビングフィルタ58」とした点が異なり、他の点は異なる所がない。クロストークフィルタをバンドパスフィルタで構成した場合、バンドパスフィルタの下限以下の帯域においてもチャンネル間の位相差による違和感が感ぜられる時、または、低音鍵押鍵による演奏音の広がりを抑制したい時等には、ハイパスフィルタを音響装置2のようにローシェルビングフィルタとし、少量のクロストーク成分を加算して微調整を行うものである。同様に、バンドパスフィルタの上限以上の帯域においても音像定位を調整するため、バンドパスフィルタのローパスフィルタをハイシェルビングフィルタとし、少量のクロストーク成分を加算して微調整を行う。
次に、動作例等について説明する。クロストークフィルタ28、クロストークフィルタ29のローシェルビングフィルタ52、ローシェルビングフィルタ54のカットオフ周波数「300(Hz)」、ハイシェルビングフィルタ56、ハイシェルビングフィルタ58のカットオフ周波数「1300(Hz)、−12(dB)」とした。また、クロストークのゲインを「0.4(gL2、gR2)」、音質補正フィルタ200a、200bのローシェルビングフィルタ202、ローシェルビングフィルタ204のカットオフ周波数「300(Hz)、+1.7(DB)」ハイシェルビングフィルタ203、ハイシェルビングフィルタ205のカットオフ周波数「1300(Hz)、+1.7(DB)」、とした。
直接音処理部100、101による直接音処理に加え、「方向情報」を持つ複数の初期反射成分を付加する事で自然な音の広がり感を付加しつつ、位相差による音像定位の違和感の低減の補強が可能である。「初期反射音」とは、音源から放射された音波が室内の壁等に反射して聴取者に届く音で、音源から聴取者に直接到達する直接音よりも遅延して聴取者に到達する。一般に、直接音から50(msec)以内程度に到達する音を指す。それ以降遅延する反射音は後期残響音と称され区別される。初期反射音に持たせる「方向情報」は、頭部伝達関数(HRTF)を模したフィルタ処理にて実現する。頭部伝達関数は、音源の位置Pから聴取者Tの両耳ER、ELまでの伝達関数である。例えば図7に示すように、音源Pと聴取者Tの両耳ER、ELとが配置されていると仮定する。右耳ERの方が音源Pに近いため、左耳ELに比べて到達時刻が速く振幅も大きい。音源Pの位置が変化すると頭部伝達関数(HRTF)も変化する。
さて、図9は初期反射音処理部300を更に用いた基本構成図である。図1で示した構成において、初期反射音処理部300は、単一初期反射処理部310La、単一初期反射処理部310Ra、…、単一初期反射処理部310Ln、単一初期反射処理部310Rnを有している。このように、初期反射音処理部300は複数の単一初期反射処理部310を備えて構成されている。そして、単一反射処理部310La、…、310Lnは、左チャンネル信号(Lch)を入力して、処理結果の左チャンネル側出力信号を加算器402La、…、402Lnに供給する一方、処理結果の右チャンネル側出力信号を加算器403La、…、403Lnに供給する。一方、単一反射処理部310Ra、…、310Rnは、右チャンネル信号(Rch)を入力して、処理結果の左チャンネル側出力信号を加算器402Ra、…、402Rnに供給する一方、処理結果の右チャンネル側出力信号を加算器403Ra、…、403Rnに供給する。このように、単一初期反射処理部310は、左チャンネル信号(Lch)を入力と、右チャンネル信号(Rch)を入力それぞれに処理を行う処理を多数設けて、異なる方向情報等に対応している。
11 乗算器
20 クロストークフィルタ
21 ハイパスフィルタ
22 ローパスフィルタ
25 クロストークフィルタ
26 ハイパスフィルタ
27 ローパスフィルタ
30 乗算器
31 乗算器
50 端子
51 端子
52 ローシェルビングフィルタ
54 ローシェルビングフィルタ
56 ハイシェルビングフィルタ
58 ハイシェルビングフィルタ
100 直接音処理部100
200 音質調整用フィルタ
201 音質調整用フィルタ
202 ローシェルビングフィルタ
203 ハイシェルビングフィルタ
204 ローシェルビングフィルタ
205 ハイシェルビングフィルタ
210a 音質補正フィルタ
210b 音質補正フィルタ
206a、206b ヘッドホン用端子
300 初期反射音処理部
310a、310b、…、310n 単一反射初期反射処理部
400 加算器
401 加算器
600 電子ピアノ
Claims (9)
- 左チャンネル信号と右チャンネル信号で成る2チャンネルの演奏音に基づいて、ヘッドホン用の2チャンネル信号を出力する音響装置であって、
前記左チャンネル信号に基づいて、前記右チャンネル側へのクロストークである第1クロストークを生成出力する第1クロストーク生成部と、
前記右チャンネル信号に基づいて、前記左チャンネル側へのクロストークである第2クロストークを生成出力する第2クロストーク生成部と、
前記第1クロストークと前記右チャンネル信号とを加算する第1加算部と、
前記第2クロストークと前記左チャンネル信号とを加算する第2加算部と、
前記第1加算部による加算信号の内の所定周波数範囲の信号を抽出出力する第1信号抽出部と、
前記第2加算部による加算信号の内の前記所定周波数範囲の信号を抽出出力する第2信号抽出部と、を備え、
前記左チャンネル信号または前記右チャンネル信号を入力した信号に対して遅延器と乗算器とローパスフィルタとを介した遅延信号を生成し、この生成した遅延信号に対して、左耳用頭部伝達関数(または右耳用頭部伝達関数)を右耳用頭部伝達関数(または左耳頭部伝達関数)で除算した伝達関数を乗じ、伝達関数が「1」となる方を主出力とし、他方をクロストーク側であるサブ出力とする初期反射処理部を更に1以上備える音響装置。 - 請求項1に記載の音響装置において、
前記第1クロストーク生成部および前記第2クロストーク生成部は、
ハイパスフィルタとローパスフィルタとを縦続接続した構成であることを特徴とする音響装置。 - 請求項1に記載の音響装置において、
前記第1クロストーク生成部および前記第2クロストーク生成部は、
ローシェルビングフィルタとハイシェルビングとを縦続接続した構成、ハイパスフィルタとハイシェルビングフィルタとを縦続接続した構成、および、ローシェルビングフィルタとローパスフィルタとを構成の内のいずれかであることを特徴とする音響装置。 - 請求項1、2および3の内のいずれか一項に記載の音響装置において、
前記第1クロストーク生成部および前記第2クロストーク生成部のそれぞれの出力直後に乗算器を設けたことを特徴とする音響装置。 - 請求項1、2、3および4の内のいずれか一項に記載の音響装置において、
前記第1クロストーク生成部および前記第2クロストーク生成部のそれぞれの入力直前に乗算器を設けたことを特徴とする音響装置。 - 請求項1、2、3、4および5の内のいずれか一項に記載の音響装置において、
前記第1信号抽出部および前記第2信号抽出部は、
ローシェルビングフィルタおよび/またはハイシェルビングフィルタを含んで構成されたことを特徴とする音響装置。 - 請求項1、2、3、4、5および6の内のいずれか一項に記載の音響装置において、
前記第1クロストーク生成部および前記第2のクロストーク生成部は、
300(Hz)〜1300(Hz)の信号が通過する周波数特性を有することを特徴とする音響装置。 - 鍵盤を備え、押鍵操作に応じて対応する左チャンネルおよび右チャンネルの2チャンネルの音信号を出力する電子鍵盤楽器において、
前記左チャンネル信号に基づいて、前記右チャンネル側へのクロストークである第1クロストークを生成出力する第1クロストーク生成部と、
前記右チャンネル信号に基づいて、前記左チャンネル側へのクロストークである第2クロストークを生成出力する第2クロストーク生成部と、
前記第1クロストークを前記右チャンネル信号に加える第1加算部と、
前記第2クロストークを前記左チャンネル信号に加える第2加算部と、
前記第1加算部による加算信号の内の所定周波数範囲の信号を抽出出力する第1信号抽出部と、
前記第2加算部による加算信号の内の前記所定周波数範囲の信号を抽出出力する第2信号抽出部と、を備え、
前記左チャンネル信号または前記右チャンネル信号を入力した信号に対して遅延器と乗算器とローパスフィルタとを介した遅延信号を生成し、この生成した遅延信号に対して、左耳用頭部伝達関数(または右耳用頭部伝達関数)を右耳用頭部伝達関数(または左耳頭部伝達関数)で除算した伝達関数を乗じ、伝達関数が「1」となる方を主出力とし、他方をクロストーク側であるサブ出力とする初期反射処理部を更に1以上備える電子鍵盤楽器。 - 左チャンネル信号と右チャンネル信号で成る2チャンネルの演奏音に基づいて、ヘッドホン用の2チャンネル信号を出力するためのプログラムであって、
前記左チャンネル信号に基づいて、前記右チャンネル側へのクロストークである第1クロストークを生成出力する第1クロストーク生成機能と、
前記右チャンネル信号に基づいて、前記左チャンネル側へのクロストークである第2クロストークを生成出力する第2クロストーク生成機能と、
前記第1クロストークと前記右チャンネル信号とを加算する第1加算機能と、
前記第2クロストークと前記左チャンネル信号とを加算する第2加算機能と、
前記第1加算機能による加算信号の内の所定周波数範囲の信号を抽出出力する第1信号抽出機能と、
前記第2加算機能による加算信号の内の前記所定周波数範囲の信号を抽出出力する第2信号抽出機能と、
前記左チャンネル信号または前記右チャンネル信号を入力した信号に対して遅延器と乗算器とローパスフィルタとを介した遅延信号を生成し、この生成した遅延信号に対して、左耳用頭部伝達関数(または右耳用頭部伝達関数)を右耳用頭部伝達関数(または左耳頭部伝達関数)で除算した伝達関数を乗じ、伝達関数が「1」となる方を主出力とし、他方をクロストーク側であるサブ出力とする初期反射処理機能と、をコンピュータに実現するためのプログラム。
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