JP2017173677A - カラオケ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】エコーを生成してもハウリングを抑制可能であり、音質の劣化を防ぐことができるカラオケ装置を提供する。
【解決手段】カラオケ装置の音響制御部61において、歌唱用マイクの入力を受け付け、歌唱情報が表す音の擬似残響音を表すエコー情報をエコー生成回路613で生成する。歌唱情報が表す音の周波数成分またはエコー情報が表す音の周波数成分のうち、所定の閾値以上の音量レベルを有する特定の周波数成分を判断し、ノッチフィルタ614は特定の周波数成分をエコー情報から抑制する。特定の周波数成分が抑制されたエコー情報と、特定の周波数成分が抑制されていない歌唱情報と、を第1ミキサ616で合成し、合成音情報を生成し、再生する。
【選択図】図2

Description

本発明は、ハウリングを抑制可能なカラオケ装置に関する。
従来、カラオケ装置において、スピーカから出力される音声信号が、マイクロフォンに回り込んで入力されることによりフィードバックループが形成される。このフィードバックループによって、特定の周波数帯域の音が増幅され、ハウリングが発生する場合がある。特許文献1に記載のエコー消去装置は、フィードバックループの原因となるエコーを消去することによりハウリングを抑制する。また、特許文献2に記載のハウリング抑制装置は、ハウリングが発生する周波数帯域を検出し、その周波数帯域の音声信号のレベルを抑制する。
特開2014−121033号公報 特開2009−49921号公報
しかしながら、特許文献1に記載のエコー消去装置のようにエコーを消去する方法をカラオケ装置が備える場合、カラオケ装置において付与したエコーが消去されてしまう。これにより、エコーによる音の残響効果が得られなくなってしまう。また、特許文献2に記載のハウリング抑制装置のように入力された音声信号のうち、ハウリングが発生する周波数帯域のレベルが抑制される場合、入力された歌唱者の声の一部がハウリングと共に抑制されてしまう。これにより、歌唱者の声のパワースペクトラムが変化してしまい、音質が劣化してしまう。
本発明は、上述した問題点を解決するためになされたものであり、エコーを生成してもハウリングを抑制可能であり、音質の劣化を防ぐことができるカラオケ装置を提供することを目的とする。
請求項1に記載のカラオケ装置は、歌唱者の歌唱音声を表す歌唱情報の入力を受け付ける音声受付手段と、前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、所定の閾値以上の音量レベルを有する特定の周波数成分を判断する周波数判断手段と、前記周波数判断手段により判断された前記特定の周波数成分を抑制する抑制手段と、前記歌唱情報が表す音の擬似残響音を表すエコー情報を、前記抑制手段により前記特定の周波数成分が抑制された前記歌唱情報から生成するエコー生成手段と、前記エコー情報と、前記特定の周波数成分が抑制されていない前記歌唱情報と、を合成し、合成音情報を生成する合成手段と、前記合成音情報に従って音声を再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
請求項2に記載のカラオケ装置は、歌唱者の歌唱音声を表す歌唱情報の入力を受け付ける音声受付手段と、前記歌唱情報が表す音の擬似残響音を表すエコー情報を前記歌唱情報から生成するエコー生成手段と、前記歌唱情報が表す音の周波数成分、または、前記エコー情報が表す音の周波数成分のうち、所定の閾値以上の音量レベルを有する特定の周波数成分を判断する周波数判断手段と、前記周波数判断手段により判断された前記特定の周波数成分を前記エコー情報から抑制する抑制手段と、前記特定の周波数成分が抑制された前記エコー情報と、前記特定の周波数成分が抑制されていない前記歌唱情報と、を合成し、合成音情報を生成する合成手段と、前記合成音情報に従って音声を再生する再生手段と、を備えることを特徴とする。
請求項3記載のカラオケ装置では、前記閾値は、ハウリングが発生しているか否かを判断するために決定された第1閾値と、ハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するために決定された第2閾値と、を含み、前記周波数判断手段が、前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記第1閾値以上の音量レベルを有する第1周波数成分が存在するか否かを判断し、前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記第2閾値以上の音量レベルを有する第2周波数成分が存在するか否かを判断し、前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第1周波数成分を抑制し、前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在しないと判断され、且つ、前記周波数判断手段により前記第2周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第2周波数成分を抑制することを特徴とする。
請求項4記載のカラオケ装置は、所定のサンプリング期間において前記歌唱情報が表す音の周波数成分ごとに音量レベルを算出する算出手段と、前記第2閾値を決定する閾値決定手段と、を備え、前記閾値決定手段は、前記算出手段により算出される音量レベルの最大値により前記第2閾値を決定することを特徴とする。
請求項5記載のカラオケ装置は、前記カラオケ装置が出力する音の音量レベルを決定する音量決定手段と、前記第2閾値を補正する補正手段と、を備え、前記音量決定手段により音量レベルが大きく決定された場合、前記補正手段は、前記音量決定手段により音量レベルが大きく決定される直前に決定された第2閾値に、前記音量決定手段が決定する音量レベルの増加量を加えることにより補正閾値を決定し、前記周波数判断手段は、前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記補正閾値以上の音量レベルを有する第3周波数成分が存在するか否かを判断し、前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在しないと判断され、且つ、前記周波数判断手段により前記第3周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第3周波数成分を抑制することを特徴とする。
請求項1または請求項2記載のカラオケ装置では、歌唱情報については特定の周波数成分が抑制されていないので、歌唱者の歌唱音声の音質を劣化させることがない。さらに、ハウリングの原因となりやすいエコー情報の特定の周波数成分が抑制されるため、ハウリングが発生している、または、ハウリングが発生しやすい特定の周波数成分が抑制される。これにより、ハウリングを抑制することができ、音質の劣化を防ぐことができる。
請求項3記載のカラオケ装置では、閾値は、ハウリングが発生しているか否かを判断するために決定された第1閾値と、ハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するために決定された第2閾値と、を含む。周波数判断手段が、歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、第1閾値以上の音量レベルを有する第1周波数成分が存在するか否かを判断し、歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、第2閾値以上の音量レベルを有する第2周波数成分が存在するか否かを判断する。周波数判断手段により第1周波数成分が存在すると判断された場合、抑制手段は、第1周波数成分を抑制し、周波数判断手段により第1周波数成分が存在しないと判断され、且つ、周波数判断手段により第2周波数成分が存在すると判断された場合、抑制手段は、第2周波数成分を抑制する。これにより、ハウリングが発生することを予防し、且つ、歌唱者の歌唱音声の音質の劣化を防ぐことができる。また、ハウリングが一旦発生しても、その後にハウリングを抑制し、且つ、歌唱者の歌唱音声の音質の劣化を防ぐことができる。
請求項4記載のカラオケ装置は、所定のサンプリング期間において歌唱情報が表す音の周波数成分ごとに音量レベルを算出する算出手段と、第2閾値を決定する閾値決定手段とを備える。閾値決定手段は、算出手段により算出される音量レベルの最大値により第2閾値を決定する。これにより、ハウリングが発生する可能性が高い音量の大きな第2周波数成分を抑制することができ、ハウリングが発生することを予防できる。
請求項5記載のカラオケ装置は、カラオケ装置の出力する音の音量レベルを決定する音量決定手段と、第2閾値を補正する補正手段と、を備える。音量決定手段により音量レベルが大きくされた場合、補正手段は、音量決定手段により新たに音量レベルが決定される直前に決定された第2閾値に、音量決定手段が決定する音量レベルの増加量を加えることにより補正閾値を決定する。周波数判断手段は、補正閾値以上の音量レベルを有する第3周波数成分が存在するか否かを判断する。周波数判断手段により第1周波数成分が存在しないと判断され、且つ、周波数判断手段により第3周波数成分が存在すると判断された場合、抑制手段は、第3周波数成分を抑制する。これにより、音量が大きくされてハウリングが発生しやすい状況になった場合でも、ハウリングが発生する可能性が高い第3周波数成分を抑制し、ハウリングが発生することを予防できる。
本発明の一実施形態に係るカラオケ装置を表すブロック図である。 本実施形態のカラオケ装置の音響制御部を表すブロック図である。 ハウリングが発生している場合の一例を表すパワースペクトルである。 ハウリングが発生していない場合の一例を表すパワースペクトルである。 補正閾値を決定する場合を説明するための模式図である。 第2変形例のカラオケ装置の音響制御部を表すブロック図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
[1、カラオケ装置の構成]
本実施形態のカラオケ装置について、図1を参照して説明する。図1はカラオケ装置の構成を示す。カラオケ装置は、楽曲再生装置1と、楽曲再生装置1と通信可能に対応付けられたリモコン装置2とを備える。
楽曲再生装置1は、カラオケを提供するための処理を実行する制御部10を備える。制御部10は、メモリ20、記憶部30、操作処理部41、映像制御部51、および、音響制御部61と接続される。メモリ20は、プログラムを記憶する記憶領域を備えるROM、および、一時的に情報を記憶する記憶領域を備えるRAMを備える。記憶部30は、カラオケ装置において再生される楽曲の音を表すミュージック情報を複数記憶する。ミュージック情報は、MIDI(登録商標)規格に従った情報であって、時系列と共に音高と音高の発声長とが対応付けて記憶されている。また、記憶部30は、モニタ52に表示するための歌詞テロップ、背景映像、および、グラフィックユーザインターフェイス(以下、GUIと記す。)を含む映像を表す映像情報を記憶する。
操作処理部41は、楽曲再生装置1に対する各種操作を行うための操作部42に接続される。操作部42は、楽曲再生装置1の外装パネルに配置された操作摘み部、および、タッチパネルにより構成される。操作部42がユーザによる操作を受け付けると、操作の内容が操作処理部41に送られる。操作処理部41はユーザによる操作の内容を受け付け、操作の内容を表す電気信号を制御部10に送る。
映像制御部51は、楽曲再生装置1が出力する映像を表示するためのモニタ52に接続される。モニタ52は、制御部10の指示により映像制御部51から送られる映像を表示する。一例として、モニタ52は液晶パネルであって、映像制御部51がモニタ52に出力する歌詞テロップ、背景映像、および、GUIを表示する。
音響制御部61は、歌唱用マイク62およびスピーカ63と接続される。歌唱用マイク62は、アナログデジタル変換器を内蔵する。この変換器により、歌唱用マイク62に入力された音がデジタル情報に変換される。この変換されたデジタル情報である歌唱音声情報が音響制御部61に送られる。音響制御部61は、歌唱音声情報と、ミュージック情報とを合成し、スピーカ63に送る。スピーカ63は送られた情報に従って音を発生する。
通信部71は、周知の無線LAN通信規格に則った無線通信機能を有し、後述のリモコン装置2と、楽曲再生装置1とを通信可能にするための無線通信用モジュールである。一例として、通信部71はWi−Fi(登録商標)、Bluetooth(登録商標)、または、赤外線通信用のモジュールなどで構成される。また、ルータ3が通信部71と通信可能に備えられ、楽曲再生装置1はルータ3を介してネットワーク4に接続することができる。
リモコン装置2は、楽曲再生装置1の遠隔操作機器であり、カラオケ専用端末であるカラオケナビ、リモコンアプリがインストールされリモコン装置として利用可能なスマートフォン、およびカラオケ用リモコン装置のいずれかを含む端末装置である。本実施形態のカラオケ装置は、リモコン装置2として、いずれか1台の端末装置、または、複数台の端末装置を備える。このリモコン装置2は、ユーザの操作を受け付け、その操作の内容に従った指示を楽曲再生装置1に送る。
音響制御部61について図2を参照して詳細に説明する。音響制御部61はスペクトル解析回路610と、情報分配部611と、エフェクト回路612と、デジタルアナログ変換器(以下、DAC)615A、DAC615B、およびDAC615Cと、第1ミキサ616と、第2ミキサ617と、楽曲再生部618とを備える。さらに、エフェクト回路612は、エコー生成回路613とノッチフィルタ614とを備える。
スペクトル解析回路610は、歌唱用マイク62から送られる歌唱音声情報を受け付け、スペクトルを算出する。一例として、フーリエ解析(以下、FFT)により各周波数が有するエネルギー量が算出されることにより、スペクトルが算出される。スペクトルが算出されると、スペクトルに関するスペクトル情報が制御部10に送られる。情報分配部611は、スペクトル解析回路610から送られた歌唱音声情報を2つに分配し、エフェクト回路612とDAC615Aとに送る。DAC614Aは、デジタルの歌唱音声情報をアナログの歌唱音声信号に変換する。DAC614Aにより変換された歌唱音声信号は、第1ミキサ616に送られる。
エフェクト回路612では、エコー生成回路613が歌唱音声情報を受ける。エコー生成回路613は、歌唱音声情報の擬似的な残響音を表すエコー情報を生成する。エコー生成回路613は、歌唱音声情報の音を数百マイクロ秒の時間差で発生させるディレイ音情報を数百マイクロ秒ごとに生成する。エコー生成回路613は、歌唱音情報からの時間差が大きいディレイ音情報ほど減衰するように音量を決定し、複数のディレイ音情報を合成することによりエコー情報を生成する。エコー生成回路613により、エコー情報が生成されると、ノッチフィルタ614に送られる。ノッチフィルタ614は、制御部10から送られる抑制指示に従って、エコー情報が含む音の周波数のうちの特定の周波数を抑制する。特定の周波数は、制御部10により閾値と比較されるスペクトル情報のうちで、閾値以上のエネルギーを有すると判断された周波数である。閾値については後述する。ノッチフィルタ614は、特定の周波数を抑制したエコー情報をDAC615Bに送る。
DAC615Bは、デジタルのエコー情報をアナログのエコー信号に変換する。DAC614Bにより変換されたエコー信号は、第1ミキサ616に送られる。第1ミキサ616は、歌唱音声信号と、エコー信号と、を合成し歌唱音響信号を生成する。第1ミキサ616により生成された歌唱音響信号は第2ミキサ617に送られる。
楽曲再生部618は、制御部10から再生指示およびミュージック情報を受け取る。楽曲再生部618は、再生指示に従って再生処理を開始し、制御部10から送られるミュージック情報を時系列に従って再生する。具体的には、楽曲再生部618は、ミュージック情報を再生することによりデジタルの演奏音情報を生成する。楽曲再生部618は、演奏音情報をDAC615Cに送る。DAC615Cは、デジタルの演奏音情報をアナログの演奏音信号に変換する。DAC614Cにより変換された演奏音信号は、第2ミキサ617に送られる。第2ミキサ617は、歌唱音響信号と、演奏音信号と、を合成し合成音信号を生成する。第2ミキサ617により生成された合成音信号はスピーカ63に送られる。
図2において音量調整のためのアンプなどを含む音量調整部は、音響制御部61の内部における情報または信号の伝達経路上の任意の位置に備えられれば良いため、その記載を省略する。一例として、第1ミキサ616と第2ミキサ617との間に歌唱音響信号の音量を調整する音量調整部が備えられ、DAC615Cと第2ミキサ617との間に演奏音信号の音量を調整する音量調整部が備えられ、第2ミキサ617とスピーカ63との間に合成音信号の音量を調整する音量調整部が備えられる。
[閾値について]
閾値について、図3〜図5を参照して説明する。図3〜図5は、横軸が音高を表す周波数軸fを表し、縦軸が各音高を表す周波数ごとのエネルギーの大きさを表すパワー軸Pを表すグラフである。周波数軸fとパワー軸Pとにより定められる平面上に表されるグラフは、スペクトル解析回路610により歌唱音声情報をスペクトル解析したスペクトル情報によって描かれるグラフである。スペクトル解析はサンプリング期間ごとに実行される。閾値は、第1閾値と第2閾値と補正閾値とを含む。第1閾値は、ハウリングが発生しているか否かを判断するために定められたエネルギーの大きさを表す閾値である。第2閾値は、ハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するために定められたエネルギーの大きさを表す閾値である。補正閾値は、ユーザが音量を上げる操作を行う直前のサンプリング期間において定められた第2閾値を、ユーザによって実行された音量を上げる操作に従って補正した閾値である。第2閾値と、補正閾値とは、制御部10により決定され、制御部10による決定方法を図4と図5とを参照して説明する。
第1閾値について図3を参照して説明する。第1閾値は、ハウリングが発生しているか否かを判断するための閾値であって、予め設定されたエネルギーの大きさを表す値である。第1閾値は、予めメモリ20のROMに記憶される。図3に示すパワースペクトルは、点線で示す第1閾値以上のエネルギーを有する周波数Afが存在することを示している。図3に示すように第1閾値以上のエネルギーを有する周波数がスペクトル情報に含まれている場合、制御部10はハウリングが発生していると判断する。
第2閾値について図4を参照して説明する。第2閾値は、ハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するための閾値であって、入力された歌唱音声情報に従って決定される。図4ではハウリングが発生しているか否かを判断するための第1閾値以上のエネルギーを有する周波数がスペクトル情報に含まれていないことが分かる。しかし、歌唱音声情報に含まれる周波数Bfが最大のエネルギーを有していることが分かる。そのため、最大のエネルギーを有する周波数Bfのエネルギーの値を第2閾値として決定する。つまり、第2閾値は、ハウリングが発生する可能性が高い周波数であるか否かを判断するために、サンプリング期間ごとの最大のエネルギーの値により決定される。
補正閾値について図5を参照して説明する。補正閾値は、音量が上げられる操作を操作部42が受け付けた場合において決定される。図5には、一点鎖線で示されるグラフと、破線で示されるグラフと、実線で示されるグラフとが重ねて示されている。
まず、1点鎖線で示されるグラフは、音量が上げられる操作を操作部42が受け付ける直前の歌唱音声情報をスペクトル解析した結果であるスペクトル情報を表す。そして、1点鎖線で示されるグラフのエネルギーの最大値が「直前に決定された第2閾値」である。
次に、破線で示されるグラフは、音量が上げられる操作を操作部42が受け付けた時点の歌唱音声情報をスペクトル解析した結果であるスペクトル情報を表す。つまり、破線で示されるグラフは、音量が上げられた時点のスペクトル情報を表す。そして、破線で示されるグラフのエネルギーの最大値が「本来の第2閾値」である。
最後に実線で示されるグラフは、音量が上げられる操作を操作部42が受け付ける直前のスペクトル情報が、操作によって音量が上げられた場合の予測のスペクトル情報を表す。具体的に予測のスペクトル情報は、操作部42が受け付けた音量が上げられる操作の量である操作量に従って定められるエネルギーの増加量を直前のスペクトル情報に加えて生成される。つまり、実線で示されるグラフは、1点鎖線で示されるグラフをエネルギーの増加量分だけ上方に移動したグラフである。そして、実線で示されるグラフのエネルギーの最大値が「補正閾値」である。
図5では1点鎖線で示されるスペクトルの全ての周波数に増加量を加えた状態で図示されるが、最大値に増加量を加えることで「補正閾値」が制御部10により算出される。つまり、「直前に決定された第2閾値」に増加量を加えて補正された閾値が、「補正閾値」である。
[制御部10および音響制御部61の動作]
制御部10は、閾値以上のエネルギーを有する周波数がスペクトル解析回路610から送られるスペクトル情報に含まれているか否かを判断する。閾値以上のエネルギーを有する周波数が含まれると制御部10が判断した場合、その判断された特定の周波数がエフェクト回路612のノッチフィルタ614により抑制される。具体的には、制御部10は、スペクトル情報と第1閾値とに従ってハウリングが発生している周波数が含まれるか否かを判断する。スペクトル情報が第1閾値以上のエネルギーを有する周波数を含んでいると制御部10により判断される場合が、ハウリングが発生している周波数が含まれると制御部10により判断された場合に相当する。ハウリングが発生している周波数が含まれると制御部10により判断された場合、制御部10は、ハウリングが発生している周波数のエネルギーを抑制する指示をノッチフィルタ614に送る。ノッチフィルタ614は、制御部10の指示に従って、ハウリングが発生している周波数のエネルギーを抑制する。
制御部10は、図5に示されるようにスペクトル情報が第1閾値以上のエネルギーを有する周波数を含んでいないと判断する場合、スペクトル情報と本来の第2閾値、または、補正閾値とに従ってハウリングが発生する可能性が高い周波数が含まれるか否かを判断する。図4に示される場合においては、二点鎖線で示される第2閾値が、本来の閾値に該当する。スペクトル情報が本来の第2閾値、または、補正閾値以上のエネルギーを有する周波数を含んでいると制御部10により判断される場合が、ハウリングが発生する可能性が高い周波数が含まれると制御部10により判断された場合に相当する。ハウリングが発生する可能性が高い周波数が含まれると制御部10に判断された場合、制御部10は、ハウリングが発生する可能性が高い周波数のエネルギーを抑制する指示をノッチフィルタ614に送る。ノッチフィルタ614は、制御部10の指示に従って、ハウリングが発生する可能性が高い周波数のエネルギーを抑制する。
[実施形態の効果]
ノッチフィルタ614が、エフェクト回路612に備えられることにより、エコー情報が表す音が主な原因となるハウリングを抑制できるとともに、ハウリングが発生する可能性が高い周波数のエネルギーを抑制できる。また、エコー情報のみから特定の周波数のエネルギーが抑制されることで、ユーザの声を表す音に含まれる特定の周波数が歌唱音声情報から抑制されないため、音質を劣化させることなくハウリングが抑制できる。
補正閾値は、音量が上げられる操作を操作部42が受け付けた場合、操作に従って音量が大きくされた以上に音量が大きくなった周波数があるか否かを判断するための閾値である。つまり、補正閾値は、予測しない音量の上昇を判断するための閾値である。ハウリングは、この予測しない音量の上昇が連続して発生することにより発生するため、補正閾値以上か否かの判断が制御部10により実行されることによって、ハウリングの予防効果を高めることができる。
具体的には、ユーザによる音量が上げられる操作に従って音量が大きくされると、歌唱用マイク62はスピーカ63により放音されている音の入力を受け付けやすくなる。これにより、歌唱用マイク62とスピーカ63とにおいて正帰還が発生しやすくなる。ハウリングの主な原因は、歌唱用マイク62とスピーカ63とにおいて発生する正帰還であるため、ハウリングが発生しやすい状態になる。また、音量が大きく決定されるほど、入力された音の増幅量も大きいため、音量が大きく発散していく期間が短くなる。そのため、補正閾値以上か否かによって予測しない音量の上昇を判断することにより、ハウリングの予防効果を高めることができる。
[第1変形例]
第2閾値はハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するための閾値である。そのため、第2閾値は、スペクトル情報に含まれる周波数が有するエネルギーのうち最大のエネルギーの値によって決定されなくてもよい。いくつかの場合を例示する。第2閾値が最大のエネルギーの値でない一例として、ノッチフィルタ614が、スペクトル情報の周波数のうちで、同時にエネルギーを抑制できる周波数の数に従って、第2閾値が決定されてもよい。具体的には、ノッチフィルタ614が、スペクトル情報の5つの周波数のエネルギーを同時に抑制できる機能を有する場合、5番目に大きいエネルギーの値が第2閾値として決定される。5番目に大きいエネルギーの値が第2閾値として決定された場合、第2閾値以上のエネルギーを有する周波数がスペクトル情報に5つ含まれていると制御部10により判断される。制御部10により判断された、第2閾値以上のエネルギーを有する5つの周波数のエネルギーがノッチフィルタ614により抑制される。また、ハウリングが発生する可能性が高いと考えられる音量値が管理者により決定され、決定された音量値を第2閾値として決定してもよい。
[第2変形例]
本実施形態において、ノッチフィルタ614は制御部10により閾値以上のエネルギーを有する周波数であると判断された特定の周波数を、エコー生成回路613から送られたエコー情報が含む音の周波数から抑制した。しかし、図6に示すように、ノッチフィルタ614は、情報分配部611とエコー生成回路613との間に備えられてもよい。つまり、ノッチフィルタ614は、制御部10により閾値以上のエネルギーを有する周波数である判断された特定の周波数を、情報分配部611から送られた歌唱音声情報が含む音の周波数から抑制する。特定の周波数が抑制された歌唱音声情報がノッチフィルタ614からエコー生成回路613に送られる。これにより、エコー情報を生成する前にハウリングが発生している周波数、または、ハウリングが発生する可能性が高い周波数を抑制することができる。特に、ハウリングが発生している場合において、ハウリングの残響音をエコー情報として生成してしまうことにより正しい残響音が生成できないことを回避することができる。
[第3変形例]
本実施形態において、スペクトル解析回路610は、歌唱音声情報のスペクトル解析を実行した。しかし、スペクトル解析回路610は、エコー情報のスペクトル解析を実行してもよい。つまり、図2においてスペクトル解析回路610は、エコー生成回路613と、ノッチフィルタ614の間に備えられてもよい。スペクトル解析回路610は、エコー情報のスペクトル解析を実行し、エコー情報に関するスペクトル情報を制御部10に送る。制御部10は、送られたスペクトル情報と閾値とによって、ハウリングが発生している周波数、または、ハウリングが発生する可能性が高い周波数を判断する。判断の方法は実施形態と同様のため、その説明を省略する。ハウリングが発生している周波数、または、ハウリングが発生する可能性が高い周波数が含まれる場合、制御部10は、その周波数のエネルギーを抑制する指示をノッチフィルタ614に送る。ノッチフィルタ614は、送られた指示に従って周波数のエネルギーを抑制する。
[第4変形例]
本実施形態では、制御部10が、楽曲再生装置1の全動作を制御するとともに、閾値の算出、および、各周波数の有するエネルギーが閾値以上か否かの判断を行ったが、制御部10などの汎用の制御部でなく、楽曲再生装置1の全動作を制御する制御部とは別個に、閾値の算出、および、閾値以上か否かの判断のみを行う専用の制御部を備えてもよい。
[特許請求の範囲と実施形態の記載との対応関係]
歌唱用マイク62が、音声受付手段の一例である。制御部10が、周波数判断手段の一例である。ノッチフィルタ614が、抑制手段の一例である。エフェクト回路612が、エコー生成手段の一例である。第2ミキサ617が、合成手段の一例である。スピーカ63が、再生手段の一例である。スペクトル解析回路610が、算出手段の一例である。スペクトル解析回路610により算出される周波数ごとのエネルギー値が、音量レベルの一例である。制御部10が、閾値決定手段の一例である。操作部42が、音量決定手段の一例である。制御部10が、補正手段の一例である。第1閾値以上のエネルギーを有すると制御部10により判断された周波数が、第1周波数成分の一例である。第2閾値以上であり、かつ、第1閾値以上でないエネルギーを有すると制御部10により判断された周波数が、第2周波数成分の一例である。補正閾値以上であり、かつ、第1閾値以上でないエネルギーを有すると制御部10により判断された周波数が、第3周波数成分の一例である。
1 カラオケ装置
2 リモコン装置
10 制御部
42 操作部
61 音響制御部
62 歌唱用マイク
63 スピーカ
610 スペクトル解析回路
612 エフェクト回路
613 エコー生成回路
614 ノッチフィルタ
615 DAC
616 第1ミキサ
617 第2ミキサ
618 楽曲再生部

Claims (5)

  1. 歌唱者の歌唱音声を表す歌唱情報の入力を受け付ける音声受付手段と、
    前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、所定の閾値以上の音量レベルを有する特定の周波数成分を判断する周波数判断手段と、
    前記周波数判断手段により判断された前記特定の周波数成分を抑制する抑制手段と、
    前記歌唱情報が表す音の擬似残響音を表すエコー情報を、前記抑制手段により前記特定の周波数成分が抑制された前記歌唱情報から生成するエコー生成手段と、
    前記エコー情報と、前記特定の周波数成分が抑制されていない前記歌唱情報と、を合成し、合成音情報を生成する合成手段と、
    前記合成音情報に従って音声を再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とするカラオケ装置。
  2. 歌唱者の歌唱音声を表す歌唱情報の入力を受け付ける音声受付手段と、
    前記歌唱情報が表す音の擬似残響音を表すエコー情報を前記歌唱情報から生成するエコー生成手段と、
    前記歌唱情報が表す音の周波数成分、または、前記エコー情報が表す音の周波数成分のうち、所定の閾値以上の音量レベルを有する特定の周波数成分を判断する周波数判断手段と、
    前記周波数判断手段により判断された前記特定の周波数成分を前記エコー情報から抑制する抑制手段と、
    前記特定の周波数成分が抑制された前記エコー情報と、前記特定の周波数成分が抑制されていない前記歌唱情報と、を合成し、合成音情報を生成する合成手段と、
    前記合成音情報に従って音声を再生する再生手段と、
    を備えることを特徴とするカラオケ装置。
  3. 前記閾値は、
    ハウリングが発生しているか否かを判断するために決定された第1閾値と、
    ハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するために決定された第2閾値と、を含み、
    前記周波数判断手段が、
    前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記第1閾値以上の音量レベルを有する第1周波数成分が存在するか否かを判断し、
    前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記第2閾値以上の音量レベルを有する第2周波数成分が存在するか否かを判断し、
    前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第1周波数成分を抑制し、
    前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在しないと判断され、且つ、前記周波数判断手段により前記第2周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第2周波数成分を抑制する
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置。
  4. 所定のサンプリング期間において前記歌唱情報が表す音の周波数成分ごとに音量レベルを算出する算出手段と、
    前記第2閾値を決定する閾値決定手段と、を備え、
    前記閾値決定手段は、前記算出手段により算出される音量レベルの最大値により前記第2閾値を決定する
    ことを特徴とする請求項3に記載のカラオケ装置。
  5. 前記カラオケ装置が出力する音の音量レベルを決定する音量決定手段と、
    前記第2閾値を補正する補正手段と、を備え、
    前記音量決定手段により音量レベルが大きく決定された場合、前記補正手段は、前記音量決定手段により音量レベルが大きく決定される直前に決定された第2閾値に、前記音量決定手段が決定する音量レベルの増加量を加えることにより補正閾値を決定し、
    前記周波数判断手段は、前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記補正閾値以上の音量レベルを有する第3周波数成分が存在するか否かを判断し、
    前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在しないと判断され、且つ、前記周波数判断手段により前記第3周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第3周波数成分を抑制する
    ことを特徴とする請求項4に記載のカラオケ装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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