JP2017173677A - カラオケ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】カラオケ装置の音響制御部61において、歌唱用マイクの入力を受け付け、歌唱情報が表す音の擬似残響音を表すエコー情報をエコー生成回路613で生成する。歌唱情報が表す音の周波数成分またはエコー情報が表す音の周波数成分のうち、所定の閾値以上の音量レベルを有する特定の周波数成分を判断し、ノッチフィルタ614は特定の周波数成分をエコー情報から抑制する。特定の周波数成分が抑制されたエコー情報と、特定の周波数成分が抑制されていない歌唱情報と、を第1ミキサ616で合成し、合成音情報を生成し、再生する。
【選択図】図2
Description
本実施形態のカラオケ装置について、図1を参照して説明する。図1はカラオケ装置の構成を示す。カラオケ装置は、楽曲再生装置1と、楽曲再生装置1と通信可能に対応付けられたリモコン装置2とを備える。
閾値について、図3〜図5を参照して説明する。図3〜図5は、横軸が音高を表す周波数軸fを表し、縦軸が各音高を表す周波数ごとのエネルギーの大きさを表すパワー軸Pを表すグラフである。周波数軸fとパワー軸Pとにより定められる平面上に表されるグラフは、スペクトル解析回路610により歌唱音声情報をスペクトル解析したスペクトル情報によって描かれるグラフである。スペクトル解析はサンプリング期間ごとに実行される。閾値は、第1閾値と第2閾値と補正閾値とを含む。第1閾値は、ハウリングが発生しているか否かを判断するために定められたエネルギーの大きさを表す閾値である。第2閾値は、ハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するために定められたエネルギーの大きさを表す閾値である。補正閾値は、ユーザが音量を上げる操作を行う直前のサンプリング期間において定められた第2閾値を、ユーザによって実行された音量を上げる操作に従って補正した閾値である。第2閾値と、補正閾値とは、制御部10により決定され、制御部10による決定方法を図4と図5とを参照して説明する。
制御部10は、閾値以上のエネルギーを有する周波数がスペクトル解析回路610から送られるスペクトル情報に含まれているか否かを判断する。閾値以上のエネルギーを有する周波数が含まれると制御部10が判断した場合、その判断された特定の周波数がエフェクト回路612のノッチフィルタ614により抑制される。具体的には、制御部10は、スペクトル情報と第1閾値とに従ってハウリングが発生している周波数が含まれるか否かを判断する。スペクトル情報が第1閾値以上のエネルギーを有する周波数を含んでいると制御部10により判断される場合が、ハウリングが発生している周波数が含まれると制御部10により判断された場合に相当する。ハウリングが発生している周波数が含まれると制御部10により判断された場合、制御部10は、ハウリングが発生している周波数のエネルギーを抑制する指示をノッチフィルタ614に送る。ノッチフィルタ614は、制御部10の指示に従って、ハウリングが発生している周波数のエネルギーを抑制する。
ノッチフィルタ614が、エフェクト回路612に備えられることにより、エコー情報が表す音が主な原因となるハウリングを抑制できるとともに、ハウリングが発生する可能性が高い周波数のエネルギーを抑制できる。また、エコー情報のみから特定の周波数のエネルギーが抑制されることで、ユーザの声を表す音に含まれる特定の周波数が歌唱音声情報から抑制されないため、音質を劣化させることなくハウリングが抑制できる。
第2閾値はハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するための閾値である。そのため、第2閾値は、スペクトル情報に含まれる周波数が有するエネルギーのうち最大のエネルギーの値によって決定されなくてもよい。いくつかの場合を例示する。第2閾値が最大のエネルギーの値でない一例として、ノッチフィルタ614が、スペクトル情報の周波数のうちで、同時にエネルギーを抑制できる周波数の数に従って、第2閾値が決定されてもよい。具体的には、ノッチフィルタ614が、スペクトル情報の5つの周波数のエネルギーを同時に抑制できる機能を有する場合、5番目に大きいエネルギーの値が第2閾値として決定される。5番目に大きいエネルギーの値が第2閾値として決定された場合、第2閾値以上のエネルギーを有する周波数がスペクトル情報に5つ含まれていると制御部10により判断される。制御部10により判断された、第2閾値以上のエネルギーを有する5つの周波数のエネルギーがノッチフィルタ614により抑制される。また、ハウリングが発生する可能性が高いと考えられる音量値が管理者により決定され、決定された音量値を第2閾値として決定してもよい。
本実施形態において、ノッチフィルタ614は制御部10により閾値以上のエネルギーを有する周波数であると判断された特定の周波数を、エコー生成回路613から送られたエコー情報が含む音の周波数から抑制した。しかし、図6に示すように、ノッチフィルタ614は、情報分配部611とエコー生成回路613との間に備えられてもよい。つまり、ノッチフィルタ614は、制御部10により閾値以上のエネルギーを有する周波数である判断された特定の周波数を、情報分配部611から送られた歌唱音声情報が含む音の周波数から抑制する。特定の周波数が抑制された歌唱音声情報がノッチフィルタ614からエコー生成回路613に送られる。これにより、エコー情報を生成する前にハウリングが発生している周波数、または、ハウリングが発生する可能性が高い周波数を抑制することができる。特に、ハウリングが発生している場合において、ハウリングの残響音をエコー情報として生成してしまうことにより正しい残響音が生成できないことを回避することができる。
本実施形態において、スペクトル解析回路610は、歌唱音声情報のスペクトル解析を実行した。しかし、スペクトル解析回路610は、エコー情報のスペクトル解析を実行してもよい。つまり、図2においてスペクトル解析回路610は、エコー生成回路613と、ノッチフィルタ614の間に備えられてもよい。スペクトル解析回路610は、エコー情報のスペクトル解析を実行し、エコー情報に関するスペクトル情報を制御部10に送る。制御部10は、送られたスペクトル情報と閾値とによって、ハウリングが発生している周波数、または、ハウリングが発生する可能性が高い周波数を判断する。判断の方法は実施形態と同様のため、その説明を省略する。ハウリングが発生している周波数、または、ハウリングが発生する可能性が高い周波数が含まれる場合、制御部10は、その周波数のエネルギーを抑制する指示をノッチフィルタ614に送る。ノッチフィルタ614は、送られた指示に従って周波数のエネルギーを抑制する。
本実施形態では、制御部10が、楽曲再生装置1の全動作を制御するとともに、閾値の算出、および、各周波数の有するエネルギーが閾値以上か否かの判断を行ったが、制御部10などの汎用の制御部でなく、楽曲再生装置1の全動作を制御する制御部とは別個に、閾値の算出、および、閾値以上か否かの判断のみを行う専用の制御部を備えてもよい。
歌唱用マイク62が、音声受付手段の一例である。制御部10が、周波数判断手段の一例である。ノッチフィルタ614が、抑制手段の一例である。エフェクト回路612が、エコー生成手段の一例である。第2ミキサ617が、合成手段の一例である。スピーカ63が、再生手段の一例である。スペクトル解析回路610が、算出手段の一例である。スペクトル解析回路610により算出される周波数ごとのエネルギー値が、音量レベルの一例である。制御部10が、閾値決定手段の一例である。操作部42が、音量決定手段の一例である。制御部10が、補正手段の一例である。第1閾値以上のエネルギーを有すると制御部10により判断された周波数が、第1周波数成分の一例である。第2閾値以上であり、かつ、第1閾値以上でないエネルギーを有すると制御部10により判断された周波数が、第2周波数成分の一例である。補正閾値以上であり、かつ、第1閾値以上でないエネルギーを有すると制御部10により判断された周波数が、第3周波数成分の一例である。
2 リモコン装置
10 制御部
42 操作部
61 音響制御部
62 歌唱用マイク
63 スピーカ
610 スペクトル解析回路
612 エフェクト回路
613 エコー生成回路
614 ノッチフィルタ
615 DAC
616 第1ミキサ
617 第2ミキサ
618 楽曲再生部
Claims (5)
- 歌唱者の歌唱音声を表す歌唱情報の入力を受け付ける音声受付手段と、
前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、所定の閾値以上の音量レベルを有する特定の周波数成分を判断する周波数判断手段と、
前記周波数判断手段により判断された前記特定の周波数成分を抑制する抑制手段と、
前記歌唱情報が表す音の擬似残響音を表すエコー情報を、前記抑制手段により前記特定の周波数成分が抑制された前記歌唱情報から生成するエコー生成手段と、
前記エコー情報と、前記特定の周波数成分が抑制されていない前記歌唱情報と、を合成し、合成音情報を生成する合成手段と、
前記合成音情報に従って音声を再生する再生手段と、
を備えることを特徴とするカラオケ装置。 - 歌唱者の歌唱音声を表す歌唱情報の入力を受け付ける音声受付手段と、
前記歌唱情報が表す音の擬似残響音を表すエコー情報を前記歌唱情報から生成するエコー生成手段と、
前記歌唱情報が表す音の周波数成分、または、前記エコー情報が表す音の周波数成分のうち、所定の閾値以上の音量レベルを有する特定の周波数成分を判断する周波数判断手段と、
前記周波数判断手段により判断された前記特定の周波数成分を前記エコー情報から抑制する抑制手段と、
前記特定の周波数成分が抑制された前記エコー情報と、前記特定の周波数成分が抑制されていない前記歌唱情報と、を合成し、合成音情報を生成する合成手段と、
前記合成音情報に従って音声を再生する再生手段と、
を備えることを特徴とするカラオケ装置。 - 前記閾値は、
ハウリングが発生しているか否かを判断するために決定された第1閾値と、
ハウリングが発生する可能性が高いか否かを判断するために決定された第2閾値と、を含み、
前記周波数判断手段が、
前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記第1閾値以上の音量レベルを有する第1周波数成分が存在するか否かを判断し、
前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記第2閾値以上の音量レベルを有する第2周波数成分が存在するか否かを判断し、
前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第1周波数成分を抑制し、
前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在しないと判断され、且つ、前記周波数判断手段により前記第2周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第2周波数成分を抑制する
ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載のカラオケ装置。 - 所定のサンプリング期間において前記歌唱情報が表す音の周波数成分ごとに音量レベルを算出する算出手段と、
前記第2閾値を決定する閾値決定手段と、を備え、
前記閾値決定手段は、前記算出手段により算出される音量レベルの最大値により前記第2閾値を決定する
ことを特徴とする請求項3に記載のカラオケ装置。 - 前記カラオケ装置が出力する音の音量レベルを決定する音量決定手段と、
前記第2閾値を補正する補正手段と、を備え、
前記音量決定手段により音量レベルが大きく決定された場合、前記補正手段は、前記音量決定手段により音量レベルが大きく決定される直前に決定された第2閾値に、前記音量決定手段が決定する音量レベルの増加量を加えることにより補正閾値を決定し、
前記周波数判断手段は、前記歌唱情報が表す音の周波数成分のうち、前記補正閾値以上の音量レベルを有する第3周波数成分が存在するか否かを判断し、
前記周波数判断手段により前記第1周波数成分が存在しないと判断され、且つ、前記周波数判断手段により前記第3周波数成分が存在すると判断された場合、前記抑制手段は、前記第3周波数成分を抑制する
ことを特徴とする請求項4に記載のカラオケ装置。
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JP2016061414A JP6718599B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | カラオケ装置 |
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Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN108337604A (zh) * | 2018-02-12 | 2018-07-27 | 广州酷狗计算机科技有限公司 | 音频系统及音频控制方法 |
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2016
- 2016-03-25 JP JP2016061414A patent/JP6718599B2/ja active Active
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