JP6790392B2 - 電子鍵盤楽器 - Google Patents
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Description
図1は、第1実施形態に係る電子鍵盤楽器1の外観を例示する図である。電子鍵盤楽器1は、本体11、鍵盤12、スピーカ13、スピーカ14、および操作子19を有する。本体11は、鍵盤12、スピーカ13、スピーカ14、および操作子19を含む他の構成要素を収容するものであり、例えばアップライトピアノを模した形状の筐体を含む。鍵盤12は、演奏者(ユーザ)による演奏操作を受け付ける操作子の一例であり、複数の鍵を含む。鍵が操作されると、操作された鍵に応じた音信号を音源(図1では不図示)が生成する。音信号は音処理部(図1では不図示)で処理される。スピーカ13およびスピーカ14は、音処理部により処理された音信号に応じた音を出力する。操作子19は、スイッチ、ボタン、ダイヤル、レバー、またはタッチパッド等のユーザーインターフェースである。操作子19は音色や音量など電子鍵盤楽器から出力される音に関する種々のパラメータを調整するためのものであり、この例では、操作子19は鍵盤12の左側に設けられている。この例で、スピーカ13およびスピーカ14は、鍵盤12よりも下側に設けられている。なお、スピーカ13およびスピーカ14が鍵盤12よりも下側にあるとは、電子鍵盤楽器1を使用状態に置いたときにスピーカ13およびスピーカ14が鍵盤12よりも低い位置にあることをいう。
図3は、第2実施形態に係る電子鍵盤楽器2の構成を例示する図である。電子鍵盤楽器2において、電子鍵盤楽器1と共通する要素には共通の符号を用い、説明は省略する。電子鍵盤楽器2は、検知部21を有する点が電子鍵盤楽器1と異なっている。検知部21は、演奏者の耳の位置すなわち顔の位置を検知する。この例で、検知部21は、カメラ211およびプロセッサ212を有する。カメラ211は本体11に内蔵されており、演奏者のほぼ正面方向から演奏者の顔を撮影する。プロセッサ212は、カメラ211から出力される映像信号を解析して耳の位置を特定する。
本発明は上述の実施形態に限定されるものではなく種々の変形実施が可能である。以下、変形例をいくつか説明する。以下の変形例のうち2つ以上のものが組み合わせて用いられてもよい。
図6は、変形例1に係る電子鍵盤楽器1の構成を例示する図である。この例では、鍵盤12が、それぞれ連続する複数の鍵からなる複数の鍵域、具体的には鍵域12A(第1鍵域の一例。相対的に低域)および鍵域12B(第2鍵域の一例。相対的に高域)の2つの鍵域に分割されている。第1鍵域および第2鍵域はいずれも、連続した複数の鍵の集合である。第1鍵域および第2鍵域は、少なくとも一部の鍵が異なっている(すなわち、第2鍵域は第1鍵域と異なる鍵を含んでいる)。変形例1において、音処理部17は、第1鍵域の操作に応じて出力された音信号を処理する場合と第2鍵域の操作に応じて出力された音信号を処理する場合とで、遅延処理の程度を異ならせている。
実施形態においては低域の音信号および高域の音信号が加算器178により加算され、単一のスピーカ(スピーカ13またはスピーカ14)から音が出力される例を説明した。しかし、加算器178は省略されてもよい。すなわち低域の音信号および高域の音信号は合成されず、それぞれ別のスピーカから音が出力されてもよい。
実施形態においては音信号を2つの帯域に分割し、このうち相対的に高域の音信号についてのみ、一方のチャンネルの音信号を他方のチャンネルの音信号から遅延させた。しかし、帯域分割を行わず、例えば左チャンネルの音信号全体を、右チャンネルの音信号全体に対して遅延させてもよい。この例によれば帯域分割を行う例と比較して音処理部17を簡素化することができる。
実施形態においては音信号を2つの帯域の音信号に分割する例を説明した。しかし、音信号は3つ以上の帯域に分割されてもよい。この場合、最も高域の音信号を含む少なくとも1つの音信号について、一方のチャンネルの音信号が他方のチャンネルの音信号から遅延される。
第2実施形態において、演奏者の耳の向き(顔の向き)を検知する方法は実施形態で説明したものに限定されない。プロセッサ212は、演奏者の顔や目から口の位置を認識し、目と口の相対的な位置から耳の位置を推測してもよい。また、プロセッサ212は、カメラ211によらずに演奏者の顔の向きを判断してもよい。プロセッサ212は、例えば、操作子19に対する操作を検知し、操作子19が操作されているときに、演奏者の顔が操作子19側を向いていると判断してもよい。あるいは、プロセッサ212は、例えば鍵盤12のうち押鍵されている鍵を検知し、所定の位置より操作子19に近い鍵が押鍵されたときに演奏者の顔が操作子19側に向いていると判断してもよい。
音処理部17の構成は実施形態で例示したものに限定されない。音処理部17において、LPFおよびHPFに代えてBPF(Band Pass Filter、帯域通過フィルタ)が用いられてもよい。例えば、図2のHPF172に代えてBPFが用いられてもよい。この場合、BPFの中心周波数およびバンド幅は、高音鍵の倍音成分に応じて決められる。倍音成分がほとんど存在しない高域の音信号は通過しなくてもよい。あるいは、音信号が3帯域に分割して処理される場合において、低域を通過させるLPF、中域を通過させるBPF、および高域を通過させるHPFを用いて音信号を分割してもよい。
Claims (3)
- 鍵盤と、
前記鍵盤の操作に応じて第1チャンネルおよび第2チャンネルの音信号を出力する音源と、
前記音源から入力された前記第1チャンネルおよび前記第2チャンネルの音信号のいずれか一方のチャンネルの音信号を遅延させ、当該遅延された一方のチャンネルの音信号と他方のチャンネルの音信号とをそれぞれ出力する処理部と、
前記処理部から出力された前記第1チャンネルの音信号に従った音を出力する第1スピーカと、
前記処理部から出力された前記第2チャンネルの音信号に従った音を出力する第2スピーカと
を有し、
前記処理部は、
前記第1チャンネルの音信号および前記第2チャンネルの音信号のうち一方のチャンネルの音信号から第1の周波数帯域の音信号を通過させる第1フィルタと、
前記一方のチャンネルの音信号から前記第1の周波数帯域よりも低域の第2の周波数帯域の音信号を通過させる第2フィルタと、
前記第1フィルタを通過した音信号を遅延させて出力する遅延回路と、
前記遅延回路で遅延された音信号と前記第2フィルタを通過した音信号とを加算して出力する加算器と
を有し、
前記加算器から出力された音信号を前記一方のチャンネルの音信号として出力する
電子鍵盤楽器。 - 演奏者の耳の位置を検知する検知部を有し、
前記処理部は、前記第1チャンネルの音信号および前記第2チャンネルの音信号のうち、前記検知部により検知された耳の位置に応じて決定される一方のチャンネルの音信号を遅延させる
ことを特徴とする請求項1に記載の電子鍵盤楽器。 - 演奏者により操作される操作子を有し、
前記処理部は、前記操作子に近いスピーカから音が出力されるチャンネルの音信号を遅延させる
ことを特徴とする請求項1に記載の電子鍵盤楽器。
Priority Applications (1)
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JP2016052344A JP6790392B2 (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 電子鍵盤楽器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2016052344A JP6790392B2 (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 電子鍵盤楽器 |
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JP2017167325A JP2017167325A (ja) | 2017-09-21 |
JP6790392B2 true JP6790392B2 (ja) | 2020-11-25 |
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ID=59913163
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2016052344A Active JP6790392B2 (ja) | 2016-03-16 | 2016-03-16 | 電子鍵盤楽器 |
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Country | Link |
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JP (1) | JP6790392B2 (ja) |
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2016
- 2016-03-16 JP JP2016052344A patent/JP6790392B2/ja active Active
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JP2017167325A (ja) | 2017-09-21 |
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