JP6732332B2 - 遊技機 - Google Patents
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Description
前扉1aは、スロットマシン1の筐体1bにヒンジ等を介して開閉可能に取り付けられる扉体で、この前面側には、遊技者に操作される複数の操作部などが設けられている。
また、内蔵される発光手段(例えばLED)の発光態様により所定の発光演出を行うセンターランプユニット8及びサイドランプユニット9が設けられている。
さらに、前扉1aには、所定音を出力可能な音出力手段としてスピーカ14が複数(例えば3個)設けられている。
また、メダルの貯留・払い出し行うメダル払出装置7が設けられ、払い出されたメダルはメダル払出口7bを介して遊技者に提供される。
また、メダル払出装置7には、メダルを貯留するホッパー7aが設けられ、メダル投入口2より投入されたメダルがメダルセレクタ2bを介してホッパー7aに誘導される。
主制御部10は、CPUなどを備えるコンピュータとして構成され、例えば、ゲーム開始可能な状態において、スタートレバー3に対する操作を検知すると、各リール41の回転を開始させる。
また、これと同時に、再遊技役、小役、ボーナスなどの当選役を抽選により決定する内部抽選処理を実行し、各リール41の回転中において、各停止ボタン5に対する押下操作を検知すると、抽選結果に対応した図柄の組合せで停止するよう、回転している各リール41の停止制御を行う。
また、主制御部10は、停止した各リール41に表された縦方向に連続する3つの図柄の組合せを判定し、小役に対応する図柄の組合せでの停止を判定したときには、所定数のメダルを払い出すようにメダル払出装置7を制御する。
副制御部20は、主制御部10と同様にCPUなどを備えるコンピュータとして構成され、主制御部10から送信される制御コマンドに基づいてセンターランプユニット8、サイドランプユニット9、スピーカ14などの演出用出力手段を制御して(図4参照)、スロットマシン遊技に同期した演出を行わせる。例えば、主制御部10からボーナス遊技開始を示す制御コマンドを受信すると、センターランプユニット8及びサイドランプユニット9を制御して内蔵する発光手段を所定の態様で発光させる。
スロットマシン1は、このような一般的なスロットマシンが備える構成に加え、さらに以下に示すような特徴的な構成を備えている。
スロットマシン1は、機外から異物を挿入して筐体1b内に侵入させる不正行為の対策として、侵入防止手段を備えている。
例えば、表示窓6の左右両端部から異物を挿入して筐体1b内に侵入させる対策として、図3、図5(図1のA−A断面)に示すように、保護カバー16(16a,16b)を備えている。
保護カバー16a,16bは、前扉1aの裏面側において、表示窓6の左右両端側にそれぞれ配置されており、図5に示すように、壁部161a,161bと返し部162a,162bとをそれぞれ有する。
壁部161a,161bは異物の侵入を阻止する障壁として作用し、返し部162a,162bは侵入した異物を表示窓6側に戻す「返し」として作用する。これにより、表示窓6の左右両端部61から保護カバー16a,16bを超えてさらに筐体1b内部に異物を侵入させようとする不正行為からスロットマシン1を保護することができる。
また、スロットマシン1は、前扉1aが上下方向に分離可能に構成されている。
例えば、前扉1aは、図6に示すように、上側扉部11と下側扉部12とに分離することができる。
上側扉部11は、当該スロットマシン1の属する機種(所定の機種名)のみに設けられる、例えば、センターランプユニット8及びサイドランプユニット9などの専用部材を備えている。
一方、下側扉部12は、下パネル部123の一部に機種専用の絵柄シート(比較的安価な部品)を備えるものの、その他は複数の機種に共通して設けられる、例えば、メダル投入口2、ベットボタン2a、スタートレバー3、停止ボタン5などの操作部、その他の比較的高価な部品を備えている。
これにより、前扉1aを製造するにあたり、下側扉部12を共通部品として流用しつつ、上側扉部11のみを違えることにより複数の機種に対応可能となり、前扉1aのすべてを機種ごとに製造する必要がないことから、製造コストの上昇を抑えることができる。
このように上下方向に分離可能に構成された前扉1aは、図6に示すように、上側扉部11の支柱部111において、上側扉部11と下側扉部12とが連結する。
支柱部111は、上側扉部11の左右方向端部に配置されるとともに、上側扉部11から下側扉部12に向けて延設され、表示窓6の窓枠として機能する部分である。このような支柱部111は、上側扉部11全体を支える部分であり、所定部材91,112により補強されるものの、単に支柱部111をネジ等を介して下側扉部12に固定するだけでは、前扉1a全体の強度が不足するおそれがある。
連結部材17,18は、図8及び9に示すように、それぞれ形状の異なる右側連結部材17と左側連結部材18とを備えている。
このような構成により、上側扉部11と下側扉部12を直接ネジ固定することに加え又は代えて、これらの連結部材17,18が、図7に示すように、前扉1aの裏面側において、上側扉部11と下側扉部12の間に架け渡されるとともに、それぞれにネジ固定され、上側扉部11と下側扉部12とを強固に連結させる。また、連結部材17,18が、支柱部111の強度を補強する役割も果たす。
前扉1aには、例えば、錠前13(シリンダ錠)とこの鍵穴を機外に臨ませる錠前用開口部との間に形成される隙間S1(図1参照)、天板2cと操作板2dとの間に形成される隙間S2(図2参照)などがあり、このような隙間から筐体1b内に異物が侵入され、メダルを過剰に払い出させるなどの不正な操作が行われるおそれがある。
例えば、右側連結部材17は、図8及び図10(図6(a)のB−B断面)に示すように、円筒形の錠前13周辺を囲む筒状部173を備えており、隙間S1からの異物の侵入範囲を筒内に制限する。また、筒状部173の後端部側は所定部品に当接され、所定部品を超える異物の侵入を阻止する。
また、左側連結部材18は、図9及び図11(図6(a)のC−C断面)に示すように、袋小路状の空間をなす囲い部183を備えており、隙間S2からの異物の侵入範囲を囲い部183内に制限する。また、囲い部183の後端部側は所定部品に当接され、所定部品を超える異物の侵入を阻止する。
このように、各連結部材17,18が上側扉部11と下側扉部12とを連結させる役割を担うだけでなく、機外から筐体1b内への異物の侵入を防止する侵入防止手段を備えることで、部品の有効利用を図ることができる。
また、前扉1aは、図6に示すように、メダルを載置可能な受け皿15を備えている。
受け皿15は前扉1aの前面側に固定可能に構成され、図12に示すように、固定手段として、ネジ穴151と、爪部152を複数備えている。
ネジ穴151は、前扉1aの裏面側から螺入されるネジの穴であり、爪部152は、前扉1aの裏面側に係止可能に鈎状に形成された係止手段である。
これらの固定手段に対応して、前扉1aには、爪部152が挿入されて係止される係入孔121、ネジ穴151と挿通可能な挿通孔122が複数穿設されている(図6(b)参照)。
カバー部材19は、図7及び図13に示すように、前扉1b裏面左右両端部に位置する二つの爪部152及び係入孔121それぞれを覆うように前扉1aの裏面側に取り付けられるカバー体である。
このカバー部材19は、操作不能に爪部152を遮蔽するとともに係入孔121全体を遮蔽するものの、爪部152を外部に臨ませるための開口部191を有している。
例えば、カバー部材19は、前扉1aの裏面側に取り付けられた状態においては、水平方向の移動が規制されるものの、鉛直方向には、前扉1aの裏面に沿ってスライド移動可能に構成されている。
そして、カバー部材19は、第1位置では爪部152を操作不能に遮蔽するとともに係入孔121全体を遮蔽し、第2位置では開口部191を介して爪部152を操作可能に外部に臨ませる。
このような構成により、第1位置では、爪部152と係入孔121の間の隙間からの異物の侵入がカバー部材19により阻止されることになる。
一方、メンテナンス等の目的で受け皿15を取り外すときには、カバー部材19を重力に抗して第2位置まで持ち上げ、その状態を維持ししたまま、開口部191を介して爪部152にアクセスし、その係止状態を解除することにより簡単に取り外すことができる。
このように、カバー部材19を備えることにより、前扉1aの裏面側からの受け皿15の取り外しを容易としながらも、前扉1aの表面側からの異物の侵入を阻止することができる。
なお、カバー部材19のスライド移動方向は鉛直方向に限らず水平方向でもよい。
また、スロットマシン1は、内蔵される発光手段(例えばLED)の発光態様により所定の発光演出を行うセンターランプユニット8及びサイドランプユニット9を備えている。
図15に示すように、センターランプユニット8及びサイドランプユニット9は、例えば、前扉1bの裏面側から螺入されるネジを介して前扉1aの前面側に固定される。
なお、図1,2,15に示すセンターランプユニット8と、図16,17に示すセンターランプユニット8は、外形がそれぞれ異なるものの、部品構成は同等なものとなっている。
また、図17において、前方被照射部材81は、特に図示しないが、後方被照射部材82の前方に配置されているものとする。
また、スピーカ14からの音を機外に出力するための挿通孔811が複数穿設されている(図1参照)。
後方被照射部材82は、被照射部の一例であり、断面三角状の凹凸を有する表面82aと、平らな裏面82bとを有し、半透明(例えば乳白色)な樹脂製のカバー体である。
これらの被照射部材81,82は、LED基板87に備える複数のLED872により照射されるとともに、自身の有する透光性により照射された光をスロットマシン前方に向けて出射する。
複数のLED872は、それぞれが発光手段の一例であり、被照射部材81,82のアーチ形状に沿って配置されるとともに、スロットマシン1前方側が光の出射方向となるように一の基板本体871に実装されている。また、各LED872はそれぞれ独立して点灯(点滅も含む、以下同じ)制御可能に構成され、例えば、左から右へ、右から左へ、上から下へ、下から上へというように光が流れるような態様で点灯制御される。また、各LED872の発光強度は同等となっている。
このようなLED872から出射される出射光は、以下の構成により、後方被照射部材82を均一に照射する。
出射範囲区画部材85は、光を反射可能な部材(例えば白色樹脂)から構成され、部材内を格子状に仕切るように、左右方向に延びる複数(例えば3つ)の横仕切り部851と、縦方向に延びる複数(例えば7つ)の縦仕切り部852とを備えている。
横仕切り部851はスロットマシン1前方側に向けて約30mm突設されたリブとして形成され、縦仕切り部852はスロットマシン1前方側に向けて約2mm突設されたリブとして形成されている。
ブロックBは、図16において、B(行、列)により表され、例えば、1行目はB11〜B17までの7つのブロック、2行目はB21〜B27までの7つのブロックというように、それぞれ区画されている。
また、右端部には、横仕切り部851により区画されないブロックB51、B52を有し、これらのブロックにもそれぞれ独立して制御可能なLED872が配置されている。
一方、1列目のブロックB11〜B41以外のブロックB(2列目〜7列目、及びB51、B52)からは、それぞれのブロックBに配置されたLED872からの直接光が出射される。
例えば、導光部材84(84a〜84d)は、図18に示すように、L字状に形成された透明な樹脂(例えばアクリル)からなり、入射部841と、出射部842と、曲折部843とを備え、1列目のブロックB11〜B41それぞれに対応して複数設けられている。
出射部842は、導光部材841内を伝播した光が出射する出射面842aと、これに対向する拡散面842bとを有しており、拡散面842bには、光の拡散を促進するための凹凸構造が形成されている。
曲折部843は、入射部841と出射部842の間に位置し、入射面841aに対して約45°傾く反射面843aを有する。
また、導光部材841は、側面841bと側面841cの間と、出射面842aと拡散面842bの間が入射部841から出射部842に向かうにつれて狭くなるように形成されている。
このような構成により、入射面841aから入射した光は、以下のように、導光部材841内を伝播して出射面842aから出射される。
出射部842に向かった光は、拡散面842bにより拡散され、一部の光が拡散面842bから出射されるものの、残りの光が出射面842aから出射されることになる。
これにより、1列目のブロックB11〜B41からは、導光部材84内を伝播して導光部材84の出射面842aからの出射光が出射されることになる。
光誘導部材83は、光誘導手段の一例であり、図19に示すように、複数の導光部材84a〜84dにそれぞれ対応する複数の光誘導部831と、横仕切り部851に接続される接続部833とを備え、導光部材84内を伝播する光の一部が漏出可能な透光性を有している。例えば、光誘導部材83は、基材となる所定の樹脂と、白色の無機顔料と、紫色及び青色の染料と、所定の拡散剤とをそれぞれ所定の配合比率で混合して射出成形した成形品からなり、透光性と遮光性のバランスの取れた光学的特性を有している。
これにより、導光部材84の側面841b、反射面843a、及び出射面842aの一部からそれぞれ外部に出射しようとする光が、内側面832a〜832cの各面により遮られることになり、LED872からの光の伝播効率を高められることになる。
一方で、光誘導部材83の有する透光性により、例えば、反射面843aやこれに近接する出射面842aの一部から出射されるスロットマシン1前方に向けて直進する光などは、内側面832b及び内側面832cを透過して出射されることになる(図20参照)。
例えば、出射範囲区画部材85は、図17及び図20(図16(d)のD−D断面)に示すように、複数の導光部材84a〜84dそれぞれが配置される配置部853a〜853dを備えている。各配置部853は、断面L字状に形成され、各導光部材84の側面841c及び拡散面842bそれぞれに対向する面を有する壁面からなる。
これにより、導光部材84の側面841c及び拡散面842bからそれぞれ外部に出射しようとする光が、配置部853の各面(2面)により遮られることになり、LED872からの光の伝播効率を高められることになる。
なお、配置部853は、光誘導部材83とは異なり、透光性を有することなく、側面841c及び拡散面842bからの光を反射する反射性を有することが好ましい。
また、LED872a,872bから第1領域821aまでの光路長より、導光部材84を介するLED872cから第2領域821bまでの光路長の方が長いものの、出射面842aを第2領域821bに接近させることにより、光の強度差によるムラの発生が抑制される。
また、透光性を有する光誘導部材83が第1領域821aと第2領域821bとの間に配置されていることから、導光部材84の反射面843aやこれに近接する出射面842aの一部から出射されるスロットマシン1前方側に向けて直進する光の一部が光誘導部材83から漏出して第3領域821cを照射することになる。この第3領域821cにより、第1領域821aと第2領域821bの間に発生する光の不連続性を補うことができる。
装飾部材86は、スピーカ14が固定されるとともに、出射範囲区画部材85と一体的に結合される部材である。また、所定のメッキ加工(例えばクロームメッキ)が施されるとともに、スピーカ14からの音を出力可能な開口部861を備えている(図16参照)。
このような装飾部材86に固定されるスピーカ14の前方側は、図16及び図20に示すように、第2領域821bによりその一部が覆われている。
そして、1列目のブロックB11〜B41に断面L字状の導光部材84a〜84dを設けた理由は、このようなスピーカ14の設置スペースを確保するためであり、その結果、音の出力範囲を確保しながらセンターランプユニット8全体の奥行を薄くすることができるのである(図16(c)参照)。
また、導光部材84により、ユニット内にスピーカ14の設置スペースが確保されることから、センターランプユニット8全体の奥行を薄く形成しつつ、光の演出領域を拡大させながら音の出力領域を確保することができる。
サイドランプユニット9は、照明ユニットの一例であり、スロットマシン右側方に配置され、当該ユニットを正面から見たときに(図21(b)参照)、左右方向それぞれに向けて光を出射可能に構成されている。
サイドランプユニット9は、複数の部材から構成され、例えば、図21〜図23に示すように、左側用透光性部材91、左側用LED基板92、左側用導光板93、反射部材94、基板収容ケース95、右側用LED基板96、右側用導光板97、絵柄シート98、右側用透光性部材99、フレーム部材100などを備えている。
なお、図2,15に示すサイドランプユニット9と、図21〜図23に示すサイドランプユニット9は、外形がそれぞれ異なるものの、部品構成は同等なものとなっている。
左側面91a内側には、光を拡散させるために、例えば、水平方向に延びる横線模様をなす凹凸構造(レンズカット)が形成されている。
前面91b内側には、光を拡散させるために、例えば、約φ2ミリの円形模様をなす凹凸構造(レンズカット)が形成されている。
複数のLED922は、それぞれが発光手段の一例であり、スロットマシン前方側が光の出射方向となるように基板本体921に実装されている。また、各LED922はそれぞれ独立して点灯制御可能に構成され、例えば、上から下へ、下から上へというように光が流れるような態様で点灯制御される。
また、左側面93aには、各側面93a,93bからの出射を促進するために、前述の左側用透光性部材91に形成された横線模様に直交する縦線模様をなす凹凸構造(レンズカット)が形成されている。
左側面94aは、スロットマシンの中央に向けて光を反射する反射面として機能し、右側面94bは、スロットマシンの右方に向けて光を反射する反射面として機能する。
複数のLED962は、それぞれが発光手段の一例であり、スロットマシン前方側が光の出射方向となるように基板本体961に実装されている。また、各LED962は一斉に点灯や消灯するなどの同時点灯制御可能に構成されている。なお、各LED962はそれぞれ独立して点灯制御可能に構成することもでき、例えば、上から下へ、下から上へというように光が流れるような態様で点灯制御することもできる。
右側用透光性部材91は、平板状に形成され、絵柄シート98を覆う無色透明な樹脂シートであり、絵柄シート98に対向する左側面99a、機外に露出される右側面99bを有する。
フレーム部材100は、右側用透光性部材99の周縁を囲みながらも右側面99bを機外に露出させるとともに、反射部材94との間で、右側用透光性部材99、絵柄シート98、及び右側用導光板97を挟持する有色透明な枠部材である。
このLED922は、スロットマシン前方に向けて光を出射する。
LED922の発光面は、その一部が左側用導光板93の後端面93cと重なるとともに、発光面の他部が後端面93cとは重ならずに左側用透光性部材91の前面91bを直接照射可能に配置されている。つまり、LED922の発光面は、後端面93cによりすべて覆われることなく、後端面93cから少し(右に)ずれた位置に配置してある。
後端面93cがLED922の発光面をすべて覆ってしまうと、左側用導光板93の前端面93dと、これに対向する左側用透光性部材91の前面91bの一部のみが発光し、左側用透光性部材91の前面91b全体が発光するように見えず、見栄えが悪いことになる。
一方、図23に示すように、後端面93cがLED922の発光面をすべて覆わずに一部が重なるように左側用導光板93を配置すると、左側用導光板93の前端面93dと、これに対向する左側用透光性部材91の前面91bの一部が発光することはもちろんのこと、上記の左側用透光性部材91の前面91bを直接照射可能な光の作用により、左側用透光性部材91の前面91b全体が発光するように見え、見栄えがよくなるからである。
左側面93aから出射する光は、そのまま左側用透光性部材91の左側面91aを透過し、スロットマシン中央に向けて出射される。
一方、右側面93bから出射する光は、一旦、反射部材94の左側面94aに反射し、左側用導光板93及び左側用透光性部材91の左側面91aを透過してから、スロットマシン中央に向けて出射される。
また、これらの出射光は、左側用透光性部材91の左側面91a内側と、左側用導光板93の左側面93aとにそれぞれ形成された横線模様と縦線模様の凹凸構造により、縦横に均一に拡散された光となって、スロットマシン中央に向けて出射される。
このLED962は、スロットマシン前方に向けて光を出射する。
LED962の発光面は、図23に示すように、右側用導光板97の後端面97cと対向しており、LED962からの光は、この後端面97cに入射される。
右側面97bから出射する光は、そのまま絵柄シート98と右側用透光性部材99を透過し、スロットマシン右方に向けて出射される。
一方、左側面97aから出射する光は、一旦、反射部材94の右側面94bに反射し、右側用導光板97、絵柄シート98及び右側用透光性部材99を透過してから、スロットマシン右方に向けて出射される。
また、前端面97dから出射した光は、フレーム部材100を透過してメッキ処理の施された反射部材94により反射して右側用導光板97内に再び入射されるものの、いずれは左側面97a,右側面97bから出射して、スロットマシン右方に向けて出射されることになる。
このような出射光により、絵柄シート98に表された絵柄が発光するように見える。
これにより、サイドランプユニット9は、反射部材94を境界として左右方向それぞれに向けて光を出射することができる。
これにより、スロットマシン前面において、音の出力範囲を確保しながら、光による演出範囲を広げることができ、迫力のある光の演出を行うことができる。また、センターランプユニット8全体の奥行を薄く形成することができる。
また、導光部材84を用いることにより、スピーカ14のみならず他の部品の設置スペースも確保されることから、スロットマシン設計時の自由度を向上させることができる。
また、1列目のブロックB11〜B41にはそれぞれ独立して点灯制御可能なLED872(フルカラーLED)が配置されていることから、各ブロックの発光色を変えることもできる。
また、メダル、遊技球等の現物の遊技媒体を用いることなく、データ形式の擬似遊技媒体を用いてゲームを実行可能な、いわゆる封入式遊技機にも、本発明を適用することができる。
1a 前扉
2 メダル投入口(操作部)
2a ベットボタン(操作部)
3 スタートレバー(操作部)
5 停止ボタン(操作部)
8 センターランプユニット
82 後方被照射部材(被照射部)
821a 第1領域
821b 第2領域
83 光誘導部材(光誘導手段)
84 導光部材
85 出射範囲区画部材
87 LED基板
872 LED(発光手段)
872a,872b LED(第1領域用発光手段)
872c LED(第2領域用発光手段)
9 サイドランプユニット(照明ユニット)
92 左側LED基板
922 LED(発光手段)
93 左側導光板
93a 左側面
93b 右側面
93c 後端面
11 上側扉部
111 支柱部
12 下側扉部
13 錠前
14 スピーカ(音出力手段)
15 受け皿
152 爪部
17 右側連結部材
18 左側連結部材
19 カバー部材
B ブロック
S1,S2 隙間
Claims (2)
- 所定の発光手段からの光により照射される被照射部を備える遊技機において、
前記発光手段からの光を伝播可能な導光部材を備え、
前記被照射部は、
前記発光手段からの直接光により照射される第1領域と、
前記導光部材からの出射光により照射される第2領域と、を有し、
前記第1領域と前記第2領域の境界に対応する部分に、前記導光部材の形状に沿って伝播するように光を誘導する光誘導手段を設け、
前記光誘導手段は、
前記導光部材内を伝播する光の一部が漏出可能な透光性を有する
ことを特徴とする遊技機。 - 前記第2領域は、
所定音を出力可能な音出力手段の前方に配置される
ことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
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