JP6731713B2 - 送風装置 - Google Patents

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Description

本発明は、吸込口に吸込みグリルが設けてあるヘアードライヤー等の送風装置に関し、とくに、使用時の送風騒音の騒音量を低減できるようにした送風装置に関する。
本発明に関して、吸込口を内外2重の吸込グリルで覆うグリル構造は特許文献1の加熱送風装置に公知である。そこでは、丸筒状の本体部の吸入口に、ベルマウス状の枠内面を備えたフィルター取付け枠を着脱可能に装着し、その内周面と外周面のそれぞれに内フィルターと外フィルターを配置している。内フィルターと外フィルターは、いずれも金属製のメッシュ材を素材にして、外膨らみドーム状に形成してある。
本発明に係るヘアードライヤーにおいては、送風ファンに隣接して配置した吸込みグリルを、内凹みドーム状に形成するが、こうしたグリル構造は特許文献2に公知である。そこでは、円筒状の吸気口に内凹みドーム状の吸気口ガード(吸込みグリル)を取付けている。また、本体ケースの内径に対するファンの外径を80%以下にして、ファンとファンガイドの間の摩擦渦流の発生を解消して渦音(騒音)を低減している。
特開2009−028437号公報(段落番号0022、図5) 特開昭59−118105号公報(2頁左欄9〜11行、第1図)
特許文献1の加熱送風装置によれば、内外2重の内フィルターと外フィルターで塵芥の侵入を防止して塵芥除去性能を向上できる。また、フィルター取付け枠の枠内面がベルマウス状に形成してあるので、枠内面における通風抵抗を減らして風量を増大できる。しかし、特許文献1の加熱送風装置は、塵芥除去性能の向上のために内フィルターと外フィルターを設けているにすぎず、送風騒音の低減に言及した記載は見当たらない。
特許文献2のヘアードライヤーでは、本体ケースの内径に対するファンの外径を80%以下にし、ファンとファンガイドの間の摩擦渦流の発生を解消して渦音(騒音)を低減している。しかし、特許文献1の加熱送風装置と同様に、吸気口ガードと送風騒音の騒音量を低減することに関して、両者の関連性に言及した記載はない。
近年のヘアードライヤーは、乾燥能力の向上のために高出力で大量の乾燥風を送給できることと、扱いやすさのために小形でコンパクトであることが求められている。乾燥風を大風量化するには、送風ファンのファン径を大きくするのが効果的であるが、そうすると送風部分が大形化するため、ヘアードライヤーを小形化しコンパクト化することができない。多くの場合には、送風ファンのファン径を小さいままにして、駆動回転数を増強することで、ヘアードライヤーの乾燥風を大風量化している。しかし、送風ファンの駆動回転数を増加すると、ヘアードライヤーの騒音量が増加するのを避けられず、とくに、送風ファンの駆動回転数が10000rpm前後になると、送風ファンに吸込まれる空気速度が大きくなることもあって、大きく耳障りな送風騒音が生じやすい。
本発明の目的は、乱流騒音を大幅に抑止して装置全体の騒音を減少し静音化できる送風装置を提供することにある。
本発明の目的は、吸込みグリルの構造を改良して乱流騒音を大幅に抑止でき、従来の騒音防止構造に比べて低コストで全体騒音を減少し静音化できる送風装置を提供することにある。
ヘアードライヤー等の送風装置の騒音の殆どは、送風ファンが回転することで発生する騒音(回転騒音)と、送風ファンのファンブレードによって発生する渦や剥離による騒音(ブレード騒音)と、流れの乱れによる騒音(乱流騒音)と、ファンケース内の空間の共鳴による騒音(共鳴騒音)で占められている。また、吸込みグリルから送風ファンに至る通風距離がファン径に比べて大きな送風装置において、乱流騒音が大きくなりやすいことが知られている。これは、吸込みグリルを通過して送風ファンに吸込まれる空気流の大半は、吸込みグリルの周縁部に偏っており、ファンボスと正対する吸込みグリルの中央部の内面では、吸込みグリルを通過した空気流が停滞して渦流が発生し、乱流騒音が大きくなっているからである。本発明者らは、こうした知見に基づき従来の送風装置の構造を再検討し、とくに、乱流騒音について試行錯誤と実験を繰り返し行った結果、本発明の原理に到達し、本発明を提案するに至ったものである。
本発明に係る送風装置は、筒状の本体ケース1の内部に送風ファン4が配置され、同ファン4の後方に吸込みグリル11と筒状の吸気体12が配置してある。送風ファン4と隣接する吸込みグリル11は、送風ファン4へ向かって膨出する内凹み湾曲状の通気スクリーン23と、通気スクリーン23の周縁に張出した装着部24を備えている。吸気体12は筒後方に吸込口29を備えている。こうした送風装置において、吸込みグリル11の装着部24が、吸気体12の筒前端より前方に位置させてあることを特徴とする。
吸込みグリル11の通気スクリーン23の湾曲頂部40と送風ファン4のファンボス4bの対向間隔をaとし、吸込みグリル11の装着部24から通気スクリーン23の湾曲頂部40までの前後距離をbとするとき、対向間隔aと前後距離bが不等式(a<b)を満足するように、吸込みグリル11を配置する。
吸込みグリル11の装着部24から通気スクリーン23の湾曲頂部40までの前後距離をbとし、吸気体12の吸込口29の開口面から吸込みグリル11の通気スクリーン23の通気穴25までの前後距離をeとするとき、前後距離bと前後距離eが不等式(b<e)を満足するように、吸込みグリル11を配置する。
吸気体12の吸込口29の開口面から、吸込みグリル11の装着部24までの前後距離をdとし、吸込みグリル11の装着部24と送風ファン4のファンブレード4aの対向間隔をcとするとき、前後距離dと対向間隔cが不等式(c<d)を満足するように、吸込みグリル11を配置する。
吸込みグリル11の通気スクリーン23の開口面積をAとし、吸気体12の吸込口29の開口面積をCとするとき、開口面積Aと開口面積Cが不等式(A≒<C)を満足するように設定する。この構成は、吸気体12に吸気スクリーン30が設けられていない場合を前提としている。
吸気体12の吸込口29に吸気スクリーン30を設ける。吸込みグリル11の通気スクリーン23の開口面積をAとし、吸気体12の吸気スクリーン30の開口面積をBとするとき、開口面積Aと開口面積Bが不等式(A≒<B)を満足するように設定する。この構成は、吸気体12に吸気スクリーン30が設けてある場合を前提としている。
吸気体12の筒後端に吸込口29を設け、筒前端に送出口31を設ける。吸気体12の吸込口29の開口面積をCとし、送出口31の開口面積をDとするとき、開口面積Cと開口面積Dが不等式(C<D)を満足するように設定する。
吸気体12の吸込口29および送出口31のそれぞれを筒状に形成し、両者29・31の間を、断面がなだらかに湾曲するS字状の拡開筒壁32で連続させる。
吸気体12は本体ケース1に対して着脱自在に連結する。
本発明に係る送風装置においては、送風ファン4の後方に吸込みグリル11と筒状の吸気体12を配置した。また、吸込みグリル11に内凹み湾曲状の通気スクリーン23を設け、吸込みグリル11の装着部24を、吸気体12の筒前端より前方に位置させて、通気スクリーン23と送風ファン4のファンボス4bの間に、空気流が滞留して渦流を生じやすい空間が形成されるのを解消できるようにした。さらに、吸気体12の筒後方に吸込口29を開口することにより、吸込口29から吸込みグリル11に向かって吸込まれる空気流を吸気体12で整流できるようにした。
上記のように本発明の送風装置によれば、吸気体12で整流された後の空気流を、吸込みグリル11の通気スクリーン23を介して送風ファン4に送給しながら、通気スクリーン23とファンボス4bの間に、乱流騒音を生じやすい滞留空間が形成されるのを解消できる。従って、吸込みグリルの内部中央に乱流騒音を生じやすい滞留空間が形成されるのを避けられなかった従来装置に比べて、乱流騒音の発生量を大幅に抑止して、その分だけ全体騒音の騒音レベルを減少し静音化できる送風装置を提供できる。
吸込みグリル11の装着部24から湾曲頂部40までの前後距離bを、湾曲頂部40とファンボス4bの対向間隔aより大きく設定すると、通気スクリーン23とファンボス4bの間に、乱流騒音を生じやすい滞留空間が形成されるのを解消しながら、内凹み状の通気スクリーン23の湾曲度合いを大きくすることができる。また、通気スクリーン23の湾曲度合いが大きくなるほど、空気流の流速が大きな領域に臨む通気スクリーン23の周辺部分の面積が増加するので、通気スクリーン23の中央における空気流の通過量を減少できる。従って、通気スクリーン23とファンボス4bの間の空間に空気流が滞留し、渦流が発生するのを防止して乱流騒音が発生するのを確実に防止できる。
吸込口29の開口面から通気スクリーン23の通気穴25までの前後距離eが、装着部24から湾曲頂部40までの前後距離bより大きく設定してあると、吸込口29から通気スクリーン23に達する空気流を、筒状の筒本体28で整流して、筒本体28の内部における乱流の発生を抑止できる。また、送風ファン4の回転騒音やファンブレード4aのブレード騒音を、筒本体28で減衰することができる。従って、通気スクリーン23による乱流騒音の抑止効果と、筒本体28による騒音減衰効果の相乗効果によってヘアードライヤーの全体騒音を低減できる。
吸込口29の開口面から装着部24までの前後距離dが、装着部24とファンブレード4aの対向間隔cより大きく設定してあると、吸込口29から吸込まれてファンブレード4aのブレード縁に達する空気流を、筒本体28と通気スクリーン23で整流して、筒本体28の内部、および通気スクリーン23に臨むファンケース6の内部における乱流の発生を抑止できる。また、送風ファン4の回転騒音やファンブレード4aのブレード騒音を、通気スクリーン23と筒本体28で減衰することができる。従って、通気スクリーン23による乱流騒音の減少効果に加えて、通気スクリーン23と筒本体28による騒音減衰効果によっても、ヘアードライヤーの全体騒音をさらに低減できる。
吸込口29の開口面積Cを通気スクリーン23の開口面積Aとほぼ同じか、開口面積Aより大きく設定すると、吸込口29を通過する空気流の流速を、通気スクリーン23の通気穴25を通過する空気流の流速とほぼ同じか、通気穴25を通過する空気流の流速より低速にできる。また、吸込口29を通過する空気流の流速が小さければ小さいほど、吸込口29の入口開口面における空気流の流れを緩やかなものとして、吸込み空気流の近傍で渦流が発生するのを抑止し、その分だけヘアードライヤーの全体騒音をさらに小さくできる。しかし、吸込口29の開口面積Cが大きければ大きいほど、音を封じ込める効果が低下する傾向があるので、開口面積Aと開口面積Cは式(A≒C)を満足できるように設定することが好ましい。
吸気スクリーン30の開口面積Bを、通気スクリーン23の開口面積Aとほぼ同じか、開口面積Aより大きく設定すると、吸気スクリーン30の通気穴33を通過する空気流の流速を、通気スクリーン23の通気穴25を通過する空気流の流速とほぼ同じか、通気穴25を通過する空気流の流速より低速にできる。また、通気穴33を通過する空気流の流速が小さければ小さいほど、通気穴33を通過する通過空気流の流れを緩やかなものとして、通気穴33を通過した後の通過空気流の近傍で渦流が発生するのを抑止し、その分だけヘアードライヤーの全体騒音をさらに小さくできる。しかし、吸気スクリーン30の開口面積Bが大きければ大きいほど、音を封じ込める効果が低下する傾向があるので、開口面積Aと開口面積Bは式(A≒B)を満足できるように設定することが好ましい。
送出口31の開口面積Dが吸込口29の開口面積Cより大きく設定してあると、通気スクリーン23を通過した送風ファン4の回転騒音やファンブレード4aのブレード騒音が、吸込口29の側へ漏出ようとするのを、開口面積が小さな吸込口29で封じ込めて、吸込口29から放出される騒音量を減少し、ヘアードライヤーの全体騒音をさらに小さくできる。より好ましくは、開口面積Aと開口面積Cの関係が(A≒C)であるとき(C<D)とし、さらに開口面積Aと開口面積Bの関係が(A≒B)であるとき(C<D)とするとよい。
筒状の吸込口29と送出口31をS字状の拡開筒壁32で滑らかに連続させると、吸込口29から送出口31に至る間の空気の流れを円滑なものとして、吸込み空気を送風ファン4のファンブレード4aへ効率よく送給できる。従って、送風ファン4から送給される乾燥風の送風量を増強して、ヘアードライヤーの送風能力を向上できる。また、吸込口29から送出口31に至る間の空気の流れを円滑化することにより、拡開筒壁32の内部で渦流が発生するのを確実に防止できる。
吸気体12を本体ケース1に対して着脱自在に連結すると、吸気体12を本体ケース1から取外すことにより、筒本体28と吸気スクリーン30を水洗い洗浄でき、さらに、通気スクリーン23に付着している塵埃等を払拭除去できる。従って、送風装置を長期にわたって使用する場合でも、吸込みグリル11と吸気体12のメンテナンスを行うことで、乱流騒音の減少や騒音減衰効果を的確に発揮できる。
本発明に係るヘアードライヤーの縦断側面図である。 ヘアードライヤーの側面図である。 ヘアードライヤーの吸込みグリルの構造を示す縦断側面図である。 吸気体の装着構造を示す要部の縦断側面図である。 吸気体を分離した状態のヘアードライヤーの背面図である。 吸込みグリルの構造の違いによる送風騒音の比較結果を示す説明図である。 ヘアードライヤーの別の実施例を示す縦断側面図である。
(実施例) 図1ないし図5は、本発明をヘアードライヤー(送風装置)に適用した実施例を示す。本発明における前後、左右、上下とは、図2に示す交差矢印と、矢印の近傍に表記した前後、左右、上下の表示に従う。図1ないし図3においてヘアードライヤーは、中空筒からなる本体ケース1と、本体ケース1に対して軸2を中心にして折畳み可能に連結したグリップ3を備えている。図5に示すように、本体ケース1は、左右の分割ケース1a・1bを接合して中空筒状に構成してあり、その内部には乾燥風を送給する軸流型の送風ファン4と、同ファン4を回転駆動するモーター5と、これら両者4・5を収容するファンケース6が配置され、ファンケース6の吹出口に隣接してヒーターユニット7が配置してある。送風ファン4は、7個のファンブレード4aとファンボス4bを一体に備えている。ファンケース6には複数の整流翼15が設けてあり、送風ファン4で加圧されて捻じられた空気流を整流翼15で直線的な流れに整流し、ヒーターユニット7へ向かって流動案内する。
グリップ3の前面には、モーター5を起動し、あるいはヒーターユニット7への給電状態を切換えるスイッチノブ8が設けてある。図1において、本体ケース1の吸込口側の後部開口9と送風ファン4の間には、吸込みグリル11と筒状の吸気体12が配置してある。また、本体ケース1の吹出口13には、吹出ノズル14が装着してある。ヒーターユニット7は、前すぼまり円筒状の遮熱筒17と、遮熱筒17の内部において十文字に組まれる絶縁枠18と、絶縁枠18の周囲に巻付けたヒーター19と、遮熱筒17の前端を覆う吹出グリル20などで構成してある。
上記のように構成したヘアードライヤーにおいて、乱流騒音を大幅に抑止して使用時の全体騒音を減少するために、後部開口9と送風ファン4の間に、吸込みグリル11と筒状の吸気体12を記載順に配置している。図3に示すように、吸込みグリル11は、送風ファン4へ向かって膨出する部分球面状(内凹み湾曲状)の通気スクリーン23と、通気スクリーン23の周縁に張出した装着部24を一体に備えている。吸込みグリル11は、アルミニウム板、薄鋼板、ステンレス薄板などを素材とするパンチングメタル状のブランクにプレス加工を施して茶漉し網状に形成してあり、通気スクリーン23には一群の通気穴25が形成してある。この実施例では、通気穴25を通気スクリーン23の内凹み湾曲面の側に限って形成して、通気穴25がフランジ状の装着部24や、内凹み湾曲面と装着部24の境界部分に形成されるのを避けるようにした(図4参照)。吸込みグリル11は、その装着部24を左右の分割ケースに設けた保持溝26に係合して、本体ケース1と一体化してある。なお、装着部24は通気スクリーン23の周縁から張出し形成する必要はなく、通気スクリーン23の周縁の前方または後方へ向かって折曲げ形成してあってもよい。また、通気穴25は通気スクリーン23の内凹み湾曲面と装着部24の双方に形成してあってもよい。
吸気体12は、円筒状のプラスチック成型品からなる筒本体28と、筒本体28の後端の吸込口29を塞ぐ吸気スクリーン30を備えており、吸込みグリル11と隣接する筒本体28の前端に、吸込口29より直径が大きな送出口31が設けてある。筒壁状に形成した吸込口29と送出口31の間は、断面がなだらかに湾曲するS字状の拡開筒壁32で連続させてあり、拡開筒壁32は前方へ向かって面積が大きくなるように拡開している。吸込口29の後端は丸められてベルマウス状に形成してある。吸気スクリーン30は、吸込みグリル11と同じ素材で形成したパンチングメタルを円板状に打抜いて形成してあり、その板面には一群の通気穴33が形成してある。吸気スクリーン30の通気穴33の面積は、通気スクリーン23の通気穴25の面積とほぼ同じに設定してある。吸気スクリーン30は、筒本体28の成形時にインサートされて、筒本体28と一体化してある。吸気体12は、筒本体28による整流効果で乱流騒音を減少する機能と、吸気スクリーン30による、髪や塵埃などがファンケース6内へ吸込まれるのを防止する機能を同時に発揮する。なお、吸気スクリーン30は、整流効果を発揮できることが好ましいが、単に毛髪や指の侵入を防止できる構造であってもよい。
吸気体12を本体ケース1に着脱自在に装着するために、図5に示すように筒本体28の送出口31寄りの筒壁外面の複数個所にバヨネット爪36を形成し、本体ケース1の後部開口9の内面にバヨネット溝37と、バヨネット爪36の出入りを許す爪係合口38を形成している。このように、吸気体12を本体ケース1に対して着脱自在に連結すると、吸気体12を本体ケース1から取外すことにより、筒本体28と吸気スクリーン30を水洗い洗浄でき、さらに、通気スクリーン23に付着している塵埃等を払拭除去できる。
吸気体12を本体ケース1に装着した状態では、その大半の部分が後部開口9より後側に突出しており、後部開口9は筒本体28で塞がれている。また、送出口31は吸込みグリル11の装着部24と小さな隙間を介して前後に隣接しており、この隙間分だけ吸込みグリル11の装着部24が、吸気体12の前端より前方に位置させてある。筒本体28の後方にある吸込口29の後端から吸込みグリル11の装着部24までの前後寸法を、図3に符号fで示している。
以上のように構成したヘアードライヤーによれば、使用時に送風ファン4で吸込口29から吸込まれた空気流は、丸筒状の筒本体28と平板状の吸気スクリーン30を通過する間に整流されて、吸込みグリル11へ向かって流動する。このとき、吸気スクリーン30を通過した空気流は、通気スクリーン23によって再び整流されながら送風ファン4に吸込まれるが、吸込まれる空気流の殆どは、ファンブレード4aの回転領域と前後に正対する通気スクリーン23の周辺部分から吸い込まれる。これは、ファンブレード4aの回転領域に臨む部分ほど負圧が大きく、ファンボス4bと前後に正対する部分の負圧は小さいからである。
しかし、通気スクリーン23の湾曲頂部40とファンボス4bの隣接距離は他のスクリーン部位に比べて充分に小さい。そのため、湾曲頂部40の近傍に達した空気流が、湾曲頂部40とファンボス4bの間に滞留する余地はなく、従って空気流の滞留に伴う渦流の発生を防止して乱流騒音の発生を大幅に低下できる。また、台形状のファンボス4bの斜辺部付近には、ファンブレード4aの回転領域に向かって放射方向へ引きずり込まれる空気の流れ(輻射気流)が形成される。この輻射気流によって、湾曲頂部40とファンボス4bの間の空気がファンブレード4aの回転領域へ円滑に送り込まれることも、ファンボス4bと湾曲頂部40の間に空気流が滞留し、渦流が発生するのを解消することに役立っている。このように、吸込みグリル11は、空気流の滞留に伴って乱流騒音が発生するのを低減するために設けてある。
上記のように構成したヘアードライヤーの送風騒音を測定して、従来構造のヘアードライヤーの送風騒音と比較することにより、送風騒音をどの程度低減できたかを確認した。送風騒音を測定するについては、図6に示すように、後部開口9から1m離れた位置に騒音計42のマイクロフォン43を配置して、全体騒音の騒音レベルを計測した。このときの送風ファン4の駆動回転数は9500rpmに設定した。図6において(a)はファンケース6の入口開口に吸込みグリル11を設けた場合であり、(b)はファンケース6の入口開口に、吸込みグリル11と吸気体12の筒本体28を設けた場合を示している。但し、図6(b)の筒本体28に吸気スクリーン30は設けられていない。(c)はファンケース6の入口開口に吸込みグリルが設けられていない場合(比較例)を、また(d)はファンケース6の入口開口に外膨らみドーム状の吸込みグリル51が設けてある場合(従来例)を、それぞれ示している。上記以外のヘアードライヤーの構造条件は同じにした。なお、図6(c)・(d)においては、図6(a)・(b)と同じ部材に同じ符号を付すこととし、図6(a)〜(d)の各図のマイクロフォン43の近傍に、騒音レベルの計測値を表示した。
騒音計42の計測結果をみると、本発明に係る図6(a)では、全体騒音の騒音レベルが61dBであり、図6(b)では、全体騒音の騒音レベルが60dBであった。また、比較例の図6(c)では、全体騒音の騒音レベルが67dBであり、従来例の図6(d)では、全体騒音の騒音レベルが66dBであった。この計測結果から、図6(c)の比較例においては、送風ファン4の回転騒音とブレード騒音が本体ケース1の後部開口9から直接放出されるため、全体騒音の騒音レベルが最大の67dBに達したものと考えられる。図6(d)の従来例においては、送風ファン4の回転騒音とブレード騒音が、吸込みグリル51に遮蔽されるものの、吸込みグリル51の湾曲頂部の内面において空気が滞留し渦流が発生するため、全体騒音の騒音レベルが66dBに達しており、吸込みグリル51のみで騒音を低減することは、殆んど期待できないことが判る。
ファンケース6の入口開口に吸込みグリル11のみを設けた図6(a)では、吸込みグリル11によって、湾曲頂部40とファンボス4bの間に空気が滞留し、渦流が発生するのを解消できるので、従来例に比べて全体騒音の騒音レベルを61dBまで大幅に低下できた。因みに、騒音レベルは対数関数であるため、図6(a)の例では図6(c)の比較例に比べて、物理的な騒音量を約半分程度にまで低減できていることとなる。また、実施例に係る図6(b)では、吸込みグリル11に加えて筒本体28を設けることによって、筒本体28を通過する空気を整流して、全体騒音の騒音レベルを60dBまで低減できた。実施例で説明したように、吸込みグリル11に加えて、吸気スクリーン30を備えた吸気体12を設けた場合には、さらに1dB前後を低減できるものと考えられる。
上記の騒音低減構造に加えて、乱流騒音をさらに効果的に減少するために、実施例に係るヘアードライヤーにおいては、送風ファン4と吸込みグリル11と吸気体12の関係寸法等を以下のように設定した。
図3に示すように、吸込みグリル11の通気スクリーン23の湾曲頂部40と送風ファン4のファンボス4bの対向間隔をaとし、吸込みグリル11の装着部24から通気スクリーン23の湾曲頂部40までの前後距離をbとするとき、対向間隔aと前後距離bが不等式(a<b)を満足するように、吸込みグリル11を配置した。
上記のように前後距離bを対向間隔aより大きく設定すると、通気スクリーン23とファンボス4bの間に、乱流騒音を生じやすい滞留空間が形成されるのを解消しながら、内凹み状の通気スクリーン23の湾曲度合いを大きくすることができる。また、通気スクリーン23の湾曲度合いが大きくなるほど、空気流の流速が大きな領域に臨む通気スクリーン23の周辺部分の面積が増加するので、通気スクリーン23の中央における空気流の通過量を減少できる。従って、通気スクリーン23とファンボス4bの間の空間に空気流が滞留し、渦流が発生するのを防止して乱流騒音が発生するのを確実に防止できる。こうした理由から、不等式(a<b)を満足するように吸込みグリル11を配置している。
因みに、通気スクリーン23の湾曲半径が大きいと湾曲度合いが小さくなり、空気流の流速が大きな領域に臨む通気スクリーン23の周辺部分の面積が小さくなるので、通気スクリーン23の中央における空気流の通過量が増加してしまう。上記の実施例では、前後距離bを対向間隔aの約4倍として、空気流の流速が大きな領域に臨む通気スクリーン23の周辺部分の面積が、充分に大きくなるようにした。
吸込みグリル11の装着部24から通気スクリーン23の湾曲頂部40までの前後距離をbとし、吸気体12の吸込口29の開口面から吸込みグリル11の通気スクリーン23の通気穴25までの前後距離をeとするとき、前後距離bと前後距離eが不等式(b<e)を満足するように、吸込みグリル11を配置した。
上記のように、前後距離eを前後距離bより大きく設定すると、吸込口29から吸込まれて通気スクリーン23に達する空気流を、筒本体28で整流して、筒本体28の内部における乱流の発生を抑止できる。また、送風ファン4の回転騒音やファンブレード4aのブレード騒音を、筒本体28と吸気スクリーン30で減衰することができる。従って、通気スクリーン23による乱流騒音の抑止効果に加えて、筒本体28および吸気スクリーン30による騒音減衰効果によっても、ヘアードライヤーの全体騒音を低減できる。
吸気体12の吸込口29の開口面から、吸込みグリル11の装着部24までの前後距離をdとし、吸込みグリル11の装着部24と送風ファン4のファンブレード4aの対向間隔をcとするとき、前後距離dと対向間隔cが不等式(c<d)を満足するように、吸込みグリル11を配置した。
上記のように、前後距離dを対向間隔cより大きく設定すると、吸込口29から吸込まれてファンブレード4aのブレード縁に達する空気流を、筒本体28と吸気スクリーン30と通気スクリーン23の3者で整流して、筒本体28の内部、および通気スクリーン23に臨むファンケース6の内部における乱流の発生を抑止できる。また、送風ファン4の回転騒音やファンブレード4aのブレード騒音を、通気スクリーン23と筒本体28と吸気スクリーン30の3者で減衰することができる。従って、通気スクリーン23による乱流騒音の抑止効果と騒音減衰効果に加えて、筒本体28および吸気スクリーン30による騒音減衰効果によっても、ヘアードライヤーの全体騒音を低減できる。
吸込みグリル11の通気スクリーン23の開口面積をAとし、吸気体12の吸込口29の開口面積をCとするとき、開口面積Aと開口面積Cが不等式(A≒<C)を満足するように設定した。なお、通気スクリーン23の開口面積Aとは、通気スクリーン23に形成した通気穴25の面積の総和を意味する。また、吸込口29の開口面積Cとは、図3に符号Cで示すように、吸込口29を形成する筒壁のうち直径が最も小さな部分の通路断面積を意味している。
上記のように、吸込口29の開口面積Cを通気スクリーン23の開口面積Aとほぼ同じか、開口面積Aより大きく設定すると、吸込口29を通過する空気流の流速を、通気スクリーン23の通気穴25を通過する空気流の流速とほぼ同じか、通気穴25を通過する空気流の流速より低速にできる。また、吸込口29を通過する空気流の流速が小さければ小さいほど、吸込口29の入口開口面における空気流の流れを緩やかなものとして、吸込み空気流の近傍で渦流が発生するのを抑止し、その分だけヘアードライヤーの全体騒音を小さくできる。しかし、吸込口29の開口面積Cが大きければ大きいほど、音を封じ込める効果が低下する傾向があるので、開口面積Aと開口面積Cは式(A≒C)を満足できるように設定することが好ましい。
吸込みグリル11の通気スクリーン23の開口面積をAとし、吸気体12の吸気スクリーン30の開口面積をBとするとき、開口面積Aと開口面積Bが不等式(A≒<B)を満足するように設定した。なお、吸気スクリーン30の開口面積Bとは、吸気スクリーン30に形成した通気穴33の面積の総和を意味する。
上記のように、吸気スクリーン30の開口面積Bを通気スクリーン23の開口面積Aとほぼ同じか、開口面積Aより大きく設定すると、吸気スクリーン30の通気穴33を通過する空気流の流速を、通気スクリーン23の通気穴25を通過する空気流の流速とほぼ同じか、通気穴25を通過する空気流の流速より低速にできる。また、通気穴33を通過する空気流の流速が小さければ小さいほど、通気穴33を通過する通過空気流の流れを緩やかなものとして、通気穴33を通過した後の通過空気流の近傍で渦流が発生するのを抑止し、その分だけヘアードライヤーの全体騒音を小さくできる。しかし、吸気スクリーン30の開口面積Bが大きければ大きいほど、音を封じ込める効果が低下する傾向があるので、開口面積Aと開口面積Bは式(A≒B)を満足できるように設定することが好ましい。
吸気体12の吸込口29の開口面積をCとし、送出口31の開口面積をDとするとき、開口面積Cと開口面積Dが不等式(C<D)を満足するように設定した。このように、送出口31の開口面積Dが開口面積Cより大きく設定してあると、通気スクリーン23を通過した送風ファン4の回転騒音やファンブレード4aのブレード騒音が、吸込口29の側へ漏出ようとするのを、開口面積が小さな吸込口29で封じ込めて、吸込口29から放出される騒音量を減少し、ヘアードライヤーの全体騒音をさらに小さくできる。また、送出口31から通気スクリーン23へ流入する直前の空気流の流速を低下させて、通気スクリーン23の通気穴25を通過した後の通過空気流の近傍で渦流が発生するのを抑止し、その分だけヘアードライヤーの全体騒音を小さくできる。
図3に示すように、吸気体12の吸込口29と送出口31の間を、断面がなだらかに湾曲するS字状の拡開筒壁32で連続させるようにした。このように、吸込口29と送出口31を拡開筒壁32で滑らかに連続させると、吸込口29から送出口31に至る間の空気の流れを円滑なものとして、吸込み空気を送風ファン4のファンブレード4aへ効率よく送給できる。従って、送風ファン4から送給される乾燥風の送風量を増強して、ヘアードライヤーの送風能力を向上できる。また、吸込口29から送出口31に至る間の空気の流れを円滑化することにより、拡開筒壁32の内部で渦流が発生するのを確実に防止できる。
以上のように構成した送風装置は、以下の形態で実施することができる。
筒状の本体ケース1の内部に送風ファン4が配置され、同ファン4と本体ケース1の後部開口9の間の前後に、吸込みグリル11と筒状の吸気体12が配置してある。送風ファン4と隣接する吸込みグリル11は、送風ファン4へ向かって膨出する内凹み湾曲状の通気スクリーン23と、通気スクリーン23の周縁に張出した装着部24を備えている。吸気体12は、本体ケース1の後部開口9に装着されて、後部開口9から後方へ突出する筒端に吸込口29を備えている。こうした送風装置において、吸込みグリル11の装着部24が、吸気体12の前端より前方に位置させてあることを特徴とする。
図7は本発明に係るヘアードライヤーの別実施例を示す。そこでは、吸込みグリル11と、吸気体12の筒本体28および吸気スクリーン30の構造を変更している。詳しくは、吸込みグリル11の装着部24を、通気スクリーン23の周縁の前方へ向かって筒状に折曲げ形成し、装着部24をファンケース6の筒後端に外嵌装着した。通気穴25は通気スクリーン23の内凹み湾曲面と装着部24の双方に形成するようにした。筒本体28を、内筒28aと外筒28bで2重筒状に形成し、内筒28aの筒後端に吸気スクリーン30と外筒28bを固定した。また、外筒28bの筒壁の断面をJ字状に形成し、筒壁の筒前端にバヨネット爪36を設けて、本体ケース1のバヨネット溝37に着脱できるようにした。さらに、断面がJ字状の屈曲端を内筒28aの筒後端に連続させて、内筒28aの筒後端と外筒28bの屈曲部分の前端で吸気スクリーン30の周縁を挟持固定した。吸込口29は外筒28bの後部の屈曲端に設けた。
吸気スクリーン30は吸込みグリル11の通気スクリーン23と同様に、内凹み湾曲面で形成するが、通気スクリーン23より緩やかな湾曲面で形成した。筒本体28を本体ケース1から取外すと、吸込みグリル11をファンケース6から取外すことができるので、通気スクリーン23に付着した髪や塵埃を容易に除去できる。ファンケース6に装着した吸込みグリル11は、筒本体28を本体ケース1に装着した状態において、ファンケース6と内筒28aに挟持固定されている。この固定状態においては、本体ケース1の後部開口9が装着部24より前方に位置している。他は先の実施例と同じであるので、同じ部材に同じ符号を付してその説明を省略する。
上記の実施例では、筒本体28に吸気スクリーン30を装着したが、吸気スクリーン30は省略することができる。また、吸気体12は本体ケース1に着脱自在に装着する必要はなく、吸気体12は本体ケース1に対して単に固定した状態で装着してあってもよい。吸気スクリーン30は円板状に形成する必要はなく、通気スクリーン23と同様に内凹み湾曲状に形成することができる。ファンボス4bの外郭形状は台形状である必要はなく、後端が丸められた形状や、後端が尖った形状であってもよい。筒本体28は丸筒状に形成する必要はなく、断面が長円状や楕円状の筒体で形成してあってもよい。筒本体28は本体ケース1に対して、圧嵌連結し、あるいはねじ込み連結してあってもよい。
本発明は、ヘアードライヤー以外に、カールドライヤーやサーキュレーター等の吸込みグリルを備えている送風装置にも広く適用できる。
1 本体ケース
4 送風ファン
5 モーター
6 ファンケース
9 後部開口
11 吸込みグリル
12 吸気体
23 11の通気スクリーン
24 11の装着部
25 23の通気穴
28 筒本体
29 吸込口
30 吸気スクリーン
31 送出口
33 30の通気穴

Claims (7)

  1. 筒状の本体ケース(1)の内部に送風ファン(4)が配置され、同ファン(4)の後方に吸込みグリル(11)と筒状の吸気体(12)が配置されており、
    送風ファン(4)と隣接する吸込みグリル(11)は、送風ファン(4)へ向かって膨出する内凹み湾曲状の通気スクリーン(23)と、通気スクリーン(23)の周縁に張出した装着部(24)を備えており、
    吸気体(12)は筒後方に吸込口(29)を備えており、
    吸込みグリル(11)の装着部(24)が、吸気体(12)の筒前端より前方に位置させてあり、
    吸気体(12)の吸込口(29)の開口面から、吸込みグリル(11)の装着部(24)までの前後距離を(d)とし、吸込みグリル(11)の装着部(24)と送風ファン(4)のファンブレード(4a)の対向間隔を(c)とするとき、前後距離(d)と対向間隔(c)が不等式(c<d)を満足するように、吸込みグリル(11)が配置してあり、
    吸気体(12)の吸込口(29)に吸気スクリーン(30)が設けられており、
    吸込みグリル(11)の通気スクリーン(23)の開口面積を(A)とし、吸気体(12)の吸気スクリーン(30)の開口面積を(B)とするとき、開口面積(A)と開口面積(B)が不等式(A≒<B)を満足するように設定してあることを特徴とする送風装置。
  2. 吸込みグリル(11)の通気スクリーン(23)の湾曲頂部(40)と送風ファン(4)のファンボス(4b)の対向間隔を(a)とし、吸込みグリル(11)の装着部(24)から通気スクリーン(23)の湾曲頂部(40)までの前後距離を(b)とするとき、対向間隔(a)と前後距離(b)が不等式(a<b)を満足するように、吸込みグリル(11)が配置してある請求項1に記載の送風装置。
  3. 吸込みグリル(11)の装着部(24)から通気スクリーン(23)の湾曲頂部(40)までの前後距離を(b)とし、吸気体(12)の吸込口(29)の開口面から吸込みグリル(11)の通気スクリーン(23)の通気穴(25)までの前後距離を(e)とするとき、前後距離(b)と前後距離(e)が不等式(b<e)を満足するように、吸込みグリル(11)が配置してある請求項1または2に記載の送風装置。
  4. 吸込みグリル(11)の通気スクリーン(23)の開口面積を(A)とし、吸気体(12)の吸込口(29)の開口面積を(C)とするとき、開口面積(A)と開口面積(C)が不等式(A≒<C)を満足するように設定してある請求項1から3のいずれかひとつに記載の送風装置。
  5. 吸気体(12)の筒後端に吸込口(29)が設けられ、筒前端に送出口(31)が設けられており、
    吸気体(12)の吸込口(29)の開口面積を(C)とし、送出口(31)の開口面積を(D)とするとき、開口面積(C)と開口面積(D)が不等式(C<D)を満足するように設定してある請求項1から4のいずれかひとつに記載の送風装置。
  6. 吸気体(12)の吸込口(29)および送出口(31)のそれぞれが筒状に形成されて、両者(29・31)の間を断面がなだらかに湾曲するS字状の拡開筒壁(32)で連続させてある請求項1から5のいずれかひとつに記載の送風装置。
  7. 吸気体(12)が本体ケース(1)に対して着脱自在に連結してある請求項1から6のいずれかひとつに記載の送風装置。
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