JP6636150B2 - 電動送風機および電気掃除機 - Google Patents

電動送風機および電気掃除機 Download PDF

Info

Publication number
JP6636150B2
JP6636150B2 JP2018524624A JP2018524624A JP6636150B2 JP 6636150 B2 JP6636150 B2 JP 6636150B2 JP 2018524624 A JP2018524624 A JP 2018524624A JP 2018524624 A JP2018524624 A JP 2018524624A JP 6636150 B2 JP6636150 B2 JP 6636150B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
centrifugal impeller
main plate
stationary blades
electric blower
electric motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018524624A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2018003017A1 (ja
Inventor
奈穂 安達
奈穂 安達
池田 尚史
尚史 池田
光将 浜崎
光将 浜崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd, Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Home Appliance Co Ltd
Publication of JPWO2018003017A1 publication Critical patent/JPWO2018003017A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6636150B2 publication Critical patent/JP6636150B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A47FURNITURE; DOMESTIC ARTICLES OR APPLIANCES; COFFEE MILLS; SPICE MILLS; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47LDOMESTIC WASHING OR CLEANING; SUCTION CLEANERS IN GENERAL
    • A47L9/00Details or accessories of suction cleaners, e.g. mechanical means for controlling the suction or for effecting pulsating action; Storing devices specially adapted to suction cleaners or parts thereof; Carrying-vehicles specially adapted for suction cleaners
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/40Casings; Connections of working fluid
    • F04D29/42Casings; Connections of working fluid for radial or helico-centrifugal pumps
    • F04D29/44Fluid-guiding means, e.g. diffusers

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Electric Suction Cleaners (AREA)

Description

この発明は、電動送風機および電気掃除機に関する。
従来、電気掃除機に用いられる電動送風機が知られている。従来の電動送風機は、電動機と、遠心羽根車と、電動機と遠心羽根車との間にディフューザとを備えている。ディフューザは、遠心羽根車側に設けられたディフューザベーンと、電動機側に設けられたリターンガイドベーンとを有している。ファンケーシングとディフューザとの間には、ディフューザベーン側からリターンガイドベーン側への流路となる隙間と、ディフューザの外周端(ディフューザベーン側とリターンガイドベーン側とを仕切る仕切板の外周端)からディフューザベーンの外周側の面に至る凹部とが設けられている。そして、リターンガイドベーンの外径をディフューザベーンの外径より小さくして、ディフューザベーン側からリターンガイドベーンへの通気抵抗を低減するようにしたものがある(例えば、特開平10−71107号公報(特許文献1)の第5頁〜7頁および図1参照)。
特開平10−71107号公報
特許文献1に示されるように、従来の電動送風機はディフューザベーンの後縁からリターンガイドベーンの前縁の間で流路が急激に拡大するように設けられている。そのため、従来の電動送風機は、ディフューザベーンの後縁下流側の圧力が上昇することによってディフューザベーンの翼間の流れに局所的な逆流が生じて流れが不安定になり、特に、動作条件が低風量側にあるときに失速しやすくなるという問題があった。また、上記のような局所的な逆流に起因した効率の低下の程度は、小径化された電動送風機において特に大きくなるという問題があった。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたものであり、本発明の主たる目的は、小径化されても高効率な電動送風機およびそれを備える電気掃除機を提供することにある。
本発明に係る電動送風機は、遠心羽根車と、遠心羽根車を回転させる電動機と、遠心羽根車の回転軸に沿った方向において遠心羽根車と電動機との間に設けられたディフューザとを備える。ディフューザは、上記方向において遠心羽根車と電動機との間に設けられた主板と、上記方向において主板の遠心羽根車に面する面に環状に設けられている複数の静翼と、上記方向において主板の電動機に面する面に環状に設けられている複数の戻り静翼とを含む。主板は、遠心羽根車よりも外周側に位置し、かつ複数の静翼と連結されている連結部を有する。複数の静翼の各々は、連結部よりも外周側に位置する外周部とを有する。複数の静翼の外周部の各々は、上記方向において、主板の連結部よりも電動機側に延出している延出部を有する。複数の静翼の外周部に外接する円の径D1に対する主板の外縁部に内接する円の径D0の比D0/D1が0.9超えである。
本発明によれば、小径化されても高効率な電動送風機およびそれを備える電気掃除機を提供することができる。
実施の形態1に係る電動掃除機を示す模式図である。 実施の形態1に係る電動送風機を示す断面図である。 実施の形態1に係る電動送風機のディフューザを示す平面図である。 図2に示すディフューザの斜視図である。 実施の形態1に係る電動送風機において、静翼の外径の最大値に対する主板の外径の最小値の比D0/D1と、電動送風機の効率との関係を示すグラフである。 実施の形態2に係る電動送風機を示す断面図である。 実施の形態3に係る電動送風機のディフューザを示す平面図である。 実施の形態4に係る電動送風機のディフューザを示す平面図である。 実施の形態4に係る電動送風機の作用効果を説明するための比較例を示す平面図である。
以下、図面を参照しながら本発明の実施の形態について説明する。なお、以下の図面において同一または相当する部分には同一の参照番号を付し、その説明は繰り返さない。
実施の形態1.
<電動掃除機の構成>
図1は実施形態に係る電気掃除機の模式図である。図1において、本電気掃除機は、電気掃除機本体1と、吸込部4と、集塵部5と、電動送風機6と排出口7とを備える。吸込部4は、電気掃除機本体1と管路としてのホース2および延長パイプ3で連結され、被清掃部の空気を吸引する。ホース2は電気掃除機本体1に接続される。延長パイプ3は、ホース2の先端側に接続される。吸込部4は延長パイプ3の先端部に接続される。集塵部5は、電気掃除機本体1内部に設けられ、吸込部4と連通し、吸引した空気の塵を収納する。電動送風機6は、電気掃除機本体1内部に設けられ、吸込部4から集塵部5へと空気を吸引する。電動送風機6は、後述する本発明の実施形態に係る電動送風機である。排出口7は、電気掃除機本体1外側に設けられ、集塵部5で集塵された後の空気を電気掃除機本体1の外へ排出する。排出口7は、図1に示すように電気掃除機本体1の後方に設けられている。
電気掃除機本体1の側部には、走行方向後側に後部車輪8が配置されている。電気掃除機本体1の下部には、走行方向前側に前部車輪(図示せず)が設けられている。
<電動送風機の構成>
図2〜図5を参照して、実施の形態1に係る電動送風機6は、遠心羽根車11と電動機9とディフューザ15とを備える。電動機9はシャフト10を含む。遠心羽根車11はシャフト10に固定されている。電動機9はシャフト10を回転させることにより、遠心羽根車11を回転駆動する。電動機9はたとえばモータなどの電動機である。遠心羽根車11およびディフューザ15はファンカバー16に収容されており、ファンカバー16との間で風路を形成している。なお、図2および図4において、矢印は空気の流れを示している。
ディフューザ15は、ファンカバー16との間で、空気の流通方向に垂直な断面積(以下、単に流路面積という)が徐々に拡大された風路を形成している。ディフューザ15は、複数の静翼12と、複数の戻り静翼13と、主板14とを含む。主板14は、遠心羽根車11の回転軸Oに沿った方向(以下、単に回転軸方向という)において遠心羽根車11と電動機9との間に設けられている。主板14は、遠心羽根車11よりも外周側に位置し、かつ複数の静翼12と連結されている連結部14Aを有する。主板14は、回転軸方向において遠心羽根車11に面する面と、電動機9に面する面とを有している。連結部14Aは、主板14の外周側に位置する外縁部14oを有している。回転軸方向からの平面視において、主板14の平面形状は、略多角形状である。主板14は、回転軸Oから外縁部14oまでの距離が相対的に長い部分と短い部分とを有している。主板14は、回転軸Oから外縁部14oまでの距離が相対的に長い部分と短い部分とが、遠心羽根車11の回転方向において交互に形成されている。主板14の平面形状は、例えば、回転軸Oから外縁部14oまでの距離が相対的に長い部分が内角が180度未満である頂点を成すとともに、回転軸Oから外縁部14oまでの距離が相対的に短い部分が内角が180度超えである頂点を成すように設けられている。なお、主板14の平面形状は、回転軸Oから外縁部14oまでの距離が相対的に長い部分のみが頂点を成すように設けられていてもよい。
複数の静翼12は、主板14の連結部14Aの遠心羽根車11に面する面に環状に設けられている。つまり、複数の静翼12は、遠心羽根車11よりも外周側に配置されている。
複数の静翼12の各々は、主板14の連結部14A上に位置する第1部12Aと、主板14の連結部14Aよりも回転軸Oに対して外周側に位置する第2部12B(外周部)とを有する。つまり、回転軸Oを中心として複数の静翼12の各第2部12Bに外接する円C1の径D1は、主板14の外径の最大値よりも大きい。複数の静翼12の各々は、第1部12Aが内周側に位置する内縁部12iを有し、第2部12Bが外周側に位置する外縁部12oを有している。
複数の静翼12の第2部12Bの各々は、上記回転軸方向において、主板14の連結部14Aよりも電動機9側に延出している延出部23を有する。つまり、第2部12Bは、回転軸方向における長さが第1部12Aと比べて長い部分を有している。
図2、図3および図5を参照して、複数の静翼12の第2部12B(外周部)に外接する円C1の径D1に対する主板14の外縁部14oに内接する円C0の径D0の比D0/D1は、0.9超え(D0/D1>0.9)である。なお、回転軸Oを中心として主板14の外縁部14oに内接する円C0は、主板14において回転軸Oから外縁部14oまでの距離が相対的に短い部分に内接する。
複数の戻り静翼13は、回転軸方向において主板14の電動機9側に位置する面に環状に設けられている。複数の戻り静翼13において最も外周側に位置する外縁部13oは、例えば主板14の外縁部14oよりも内周側に位置している。
遠心羽根車11の上部には、遠心羽根車11およびディフューザ15の静翼12を内包するファンカバー16が設けられている。ファンカバー16の中央部には、遠心羽根車11の吸込口17に対向する位置に、開口部およびベルマウス18が設けられている。回転軸方向に垂直な断面において、ファンカバー16の内周面は例えば円形状に設けられている。
電動送風機6側面には、ファンカバー16と連結し、戻り静翼13を内包するブラケット19と、ブラケット19に連結し、電動機9を内包するモータフレーム20とが設けられている。
ファンカバー16とディフューザ15の間には、静翼12の外周側において静翼12から戻り静翼13側への気体の流路となる隙間21が設けられている。モータフレーム20には、遠心羽根車11、ディフューザ15、電動機9を通過した空気が吐出される吐出孔22が数箇所設けられている。
<電動送風機の動作>
電動送風機6は、電動機9に電力が供給されることにより、シャフト10に取り付けられた遠心羽根車11が回転して吸込口17からベルマウス18内に空気を吸い込む。遠心羽根車11によりベルマウス18内に吸い込まれた空気は、遠心羽根車11によって昇圧、増速され、旋回しながら、回転軸Oに対して遠心羽根車11よりも外周側に位置する複数の静翼12の翼間に流れ込む。その後、空気は、複数の静翼12の翼間で昇圧、減速される。さらに、空気は、ディフューザ15とファンカバー16との隙間21を通り、戻り静翼13によって電動機9側に導かれ、電動機9を冷却する。その後、モータフレーム20に設けられた吐出孔22から電動送風機の外側へ空気は排出される。
<電動送風機の作用効果>
電動送風機6は、静翼12が主板14の連結部14Aよりも回転軸Oに対して外周側に位置する第2部12B(外周部)を有しているため、静翼が第2部12Bを有していない従来の電動送風機と比べて、複数の静翼12間を通って複数の戻り静翼13間に向かう風路の通風抵抗を低減できる。さらに、複数の静翼12の第2部12Bの各々が上記回転軸方向において主板14の連結部14Aよりも電動機9側に延出している延出部23を有しているため、静翼が延出部23を有していない従来の電動送風機と比べて、複数の静翼12間を通って複数の戻り静翼13間に向かう風路の通風抵抗を低減しつつ、静翼12と戻り静翼13との間の局所的な逆流を防止することができる。
さらに、電動送風機6は、複数の静翼12の第2部12Bに外接する円C1の径D1に対する主板14の外縁部14oに内接する円C0の径D0の比D0/D1が0.9超えである。図5は、比D0/D1を除いて電動送風機6と同様の構成を備える電動送風機について、数値解析で得られた比D0/D1と送風機効率との関係を示すグラフである。図5の横軸は比D0/D1を示し、図5の縦軸は電動送風機の効率を示す。図5に示されるように、比D0/D1が0.9超えとなるように構成されている電動送風機6は、比D0/D1が0.9以下となるように構成されている電動送風機と比べて、高効率であることが確認された。これは、以下の理由によると考えられる。
主板14の外縁部14oに内接する円C0の径D0が複数の静翼12の第2部12B(外周部)に外接する円C1の径D1に対して相対的に小さくなると、複数の静翼12間を通って複数の戻り静翼13間に向かう風路上に形成されている隙間21の、回転軸方向に垂直な面上での面積が大きくなる。そのため、隙間21の当該面積が電動送風機6の通風抵抗、仕事率、および効率に及ぼす影響が大きくなる。具体的には、隙間21の当該面積が大きくなることにより、複数の静翼12間を通って複数の戻り静翼13間に向かう風路の通風抵抗が低減し、効率が向上する。しかし、比D0/D1が0.9以下となって隙間21の上記面積が所定の大きさ以上となるように構成されている場合、複数の静翼12間を流れる空気の一部は静翼12の外縁部12oに達する前に隙間21から戻り静翼13側に流入してしまうため、静翼12間での昇圧量を十分に確保することができず、効率が低下する。この効率低下は、遠心羽根車11の径方向における風速が遅い低風量側において特に問題となる。
これに対し、電動送風機6は、比D0/D1が0.9超えとなるように構成されているため、複数の静翼12間を流れる空気の大部分は第2部12Bに達した後に隙間21から戻り静翼13側に流入する。そのため、電動送風機6では、複数の静翼12の第1部12A間および第2部12B間を通過した空気が隙間21から戻り静翼13間に流入するため、上記風路の通路抵抗が低減されているとともに、静翼12間での昇圧量が確保されている。その結果、電動送風機6は、小径化された場合にも、高効率である。
<電動送風機の具体例>
次に、図2〜図4を参照して、電動送風機6の具体例について説明する。電動送風機6は、上記構成の他に、以下のような構成をさらに備えていてもよい。
図2に示されるように、主板14の連結部14Aにおいて回転軸Oに対して最も外周側に位置する外縁部14oは、連結部14Aにおいて回転軸Oに対して最も内周側に位置する部分、すなわち連結部14Aにおいて静翼12の内縁部12iと連結されている部分14iよりも、上記回転軸方向において電動機9側に位置していてもよい。異なる観点から言えば、連結部14Aは、当該部分14iから外縁部14oに向けて、回転軸方向において電動機9側に向かうように回転軸Oに対して傾斜している。
このようにすれば、複数の静翼12間とファンカバー16との間に形成される風路の幅を、遠心羽根車11の径方向において徐々に拡大することができるとともに、回転軸方向においても徐々に拡大することができる。そのため、このように構成された電動送風機6は、風路の幅が径方向においてのみ徐々に拡大されている構成を備える電動送風機6と比べて、複数の静翼12間とファンカバー16との間に形成される風路の面積を増大させることができ、当該風路での昇圧量を増加させることができるため、高効率である。
図2に示されるように、延出部23は、上記回転軸方向において電動機9側に位置する延出部23の端部と、連結部14Aにおいて回転軸Oから最も遠くに位置する部分(外縁部14o)との間の回転軸方向における距離が、外周側に向かうにつれて大きくなるように構成されていてもよい。
このようにすれば、電動送風機6の動作条件が相対的に低風量側にあるときにも、静翼12間から戻り静翼13間に空気をスムーズに導くことができ、通路抵抗を低減することができる。そのため、このような電動送風機6は、動作に必要な電力量が低減されており、高効率である。
<電気掃除機の動作および作用効果>
次に電気掃除機の動作について説明する。上述のように構成された電気掃除機は、電動機9に電力が供給されると、シャフト10が回転する。このシャフト10が回転することにより、シャフト10に取付けられた遠心羽根車11が回転し、吸込口17から空気を吸引する。これにより、電気掃除機本体1に連結されたホース2、延長パイプ3、吸込部4を通じて、被清掃面の空気が電気掃除機本体1に吸引される。電気掃除機本体1に吸引された空気は、集塵部5において集塵される。その後、集塵部5から排出された空気は、電動送風機6のベルマウス18を通り、遠心羽根車11の吸込口17から吸引される。遠心羽根車11に吸引された空気は、遠心羽根車11により昇圧、増速され、旋回しながら径方向外側へ向かう。遠心羽根車11から吐出された空気の大部分は、ディフューザ15の静翼12の翼間で減速、昇圧される。その後、空気はディフューザ15とファンカバー16の隙間21を通る。さらに、空気は戻り静翼13により電動機9側に導かれ、電動機9を冷却する。その後、モータフレーム20に設けられた吐出孔22から電動送風機の外側へ空気は排出される。そして、掃除機本体1に設けられた排出口7から電気掃除機本体1の外側へ空気が排出される。
上述した電気掃除機では、上記のような構成の電動送風機6を用いているため、小型かつ高効率な電動送風機および電気掃除機を得ることができる。
実施の形態2.
次に、図6を参照して、実施の形態2に係る電動送風機60について説明する。電動送風機60は、基本的には実施の形態1に係る電動送風機6と同様の構成を備えるが、主板14の連結部14Aは、回転軸方向において電動機9側に向かって湾曲している湾曲部25を有している点で異なる。なお、図6において、矢印は空気の流れを示している。
複数の静翼12は、例えば主板14において回転軸方向における下縁部14uと連結されていなくてもよい。複数の静翼12の第2部12B(外周部)の各々は、回転軸方向において、複数の静翼12と連結されている連結部14Aよりも電動機9側に延出している延出部23を有している。延出部23において最も内周側に位置する部分(内縁部)は、例えば主板14の下縁部14uと湾曲部25との間に位置する部分と連結されている。延出部23において最も外周側に位置する部分(外縁部)は、延出部23の上記内縁部よりも回転軸方向において電動機9側に位置しており、好ましくは主板14の下縁部14uよりも回転軸方向において電動機9側に位置している。
複数の戻り静翼13は、主板14において湾曲部25よりも内周側に位置する部分と連結されている。
このようにしても、電動送風機60は基本的には電動送風機6と同様の構成を備えているため、電動送風機6と同様の効果を奏することができる。さらに、電動送風機60は、主板14の連結部14Aが遠心羽根車11とは反対側に向かって湾曲している湾曲部25を有しているため、主板14が湾曲部25を有さず平板状に設けられている電動送風機6と比べて、主板14が高強度であり、ねじれ等の変形に対して強い強度を示す。
実施の形態3.
次に、図7を参照して、実施の形態3に係る電動送風機について説明する。実施の形態3に係る電動送風機は、基本的には実施の形態1に係る電動送風機6と同様の構成を備えるが、回転軸方向からの平面視において、主板14の平面形状が円形である点で異なる。なお、図7において、矢印は空気の流れを示している。
このようにすれば、主板14の外縁部14oとファンカバー16の内周面との間の間隔を、上記回転方向において一定とすることができる。そのため、回転軸方向からの平面視において、ファンカバー16とディフューザ15の間に形成される各隙間21の平面形状は均一化されている。その結果、実施の形態3に係る電動送風機は、電動送風機6と比べて、通路抵抗がさらに低減されているため、より高効率である。
実施の形態4.
次に、図8を参照して、実施の形態4に係る電動送風機について説明する。実施の形態4に係る電動送風機は、基本的には実施の形態1に係る電動送風機6と同様の構成を備えるが、複数の静翼12の第2部12B(外周部)がファンカバー16の内周面と接触している点で異なる。なお、図8において、矢印は空気の流れを示している。
ここで、複数の静翼12の第2部12B(外周部)がファンカバー16の内周面と接触している状態、とは、第2部12Bとファンカバー16とが接触している状態、または第2部12Bとファンカバー16とが微小な隙間(例えば間隔が1mm以下)を挟んで配置されている状態を示している。異なる観点から言えば、回転軸Oを中心として複数の静翼12の第2部12B(外周部)に外接する円C1の径D1は、回転軸Oを中心としてファンカバー16の内周面に内接する円C2の径D2と略等しい。
図9は、実施の形態4に係る電動送風機の比較例として、複数の静翼12の第2部12Bがファンカバー16の内周面と接触していない構成を備える電動送風機のディフューザ15を示す平面図である。なお、図9において、矢印は空気の流れを示している。
図9に示されるように、複数の静翼12の第2部12Bがファンカバー16の内周面と接触していない場合、複数の静翼12の第2部12Bがファンカバー16の内周面との間には、隙間24が形成される。この場合、静翼12間から隙間21を通って戻り静翼13間に流れる風路Q1の他に、複数の静翼12間から隙間24を通って先に通過した静翼12間と隣り合う静翼12間に流れる風路Q2が形成される。風路Q2を通った空気は、風路Q1を通る空気に合流し、これと混合する。静翼12間で風路Q1を通った空気と風路Q2を通った空気とが混合すると、静翼12間での昇圧が妨げられ、仕事率が低下するおそれがある。
これに対し、実施の形態4に係る電動送風機によれば、複数の静翼12の第2部12Bとファンカバー16の内周面との間に隙間24が形成されないため、複数の静翼12間を流れる空気は隣り合う静翼12間を流れる空気と混合することなく隙間21を通って戻り静翼13間に流入することができる。その結果、実施の形態4に係る電動送風機によれば、静翼12間での昇圧が促進されるため、仕事率が高く、高効率である。
実施の形態1〜4に係る電動送風機は、上述のように、図1に示されるようなホース2、延長パイプ3が連結されたキャニスタータイプの電気掃除機本体1に搭載され得るが、これに限られるものでは無い。実施の形態1〜4に係る電動送風機は、電気掃除機本体に延長パイプが接続されたコードレスタイプ、スティックタイプの電気掃除機等、他の構造の電気掃除機の電気掃除機本体に搭載され得る。
また、上記の実施の形態1〜4に係る電動送風機は、2次元翼を使用した遠心羽根車11を備える電動送風機として構成されているが、遠心羽根車11の形態は特に限定されるものではなく、例えば3次元翼を使用した遠心羽根車を備える電動送風機として構成されていてもよい。
また、上記実施の形態1〜4に係る電動送風機は、家庭用または業務用の電気掃除機に限られず、ハンドドライヤーなど電動送風機を用いた任意の機器に適用できる。この結果、高効率および長寿命な機器を実現できる。
以上のように本発明の実施の形態について説明を行ったが、上述の実施の形態を様々に変形することも可能である。また、本発明の範囲は上述の実施の形態に限定されるものではない。本発明の範囲は、請求の範囲によって示され、請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むことが意図される。
本発明は、家庭用および業務用電気掃除機、ハンドドライヤーなど、電動送風機を用いた機器に特に有利に適用される。
1 電気掃除機本体、2 ホース、3 延長パイプ、4 吸込部、5 集塵部、6,60 電動送風機、7 排出口、8 後部車輪、9 電動機、10 シャフト、11 遠心羽根車、12 静翼、13 戻り静翼、12A 第1部、12B 第2部、12i 内縁部、12o,13o,14o 外縁部、14 主板、14A 連結部、14u 下縁部、15 ディフューザ、16 ファンカバー、17 吸込口、18 ベルマウス、19 ブラケット、20 モータフレーム、21,24 隙間、22 吐出孔、23 延出部、25 湾曲部。

Claims (6)

  1. 遠心羽根車と、
    前記遠心羽根車を回転させる電動機と、
    前記遠心羽根車の回転軸に沿った方向において前記遠心羽根車と前記電動機との間に設けられたディフューザとを備え、
    前記ディフューザは、前記方向において前記遠心羽根車と前記電動機との間に設けられた主板と、前記方向において前記主板の前記遠心羽根車に面する面に環状に設けられている複数の静翼と、前記方向において前記主板の前記電動機に面する面に環状に設けられている複数の戻り静翼とを含み、
    前記主板は、前記遠心羽根車よりも前記回転軸に対して外周側に位置し、かつ前記複数の静翼と連結されている連結部を有し、
    前記複数の静翼の各々は、前記連結部よりも前記回転軸に対して外周側に位置する外周部を有し、
    前記複数の静翼の前記外周部の各々は、前記方向において、前記主板の前記連結部よりも前記電動機側に延出している延出部を有し、
    前記複数の静翼の前記外周部に外接する円の径D1に対する前記主板の外縁部に内接する円の径D0の比D0/D1が0.9超えであり、
    前記延出部において最も内周側に位置する部分は、前記複数の戻り静翼の最も外周側に位置する部分よりも外周側に位置しており、
    前記連結部において前記回転軸から最も遠くに位置する部分は、前記連結部において前記回転軸に対して最も近くに位置する部分よりも、前記方向において前記電動機側に位置しており
    前記延出部において最も内周側に位置する部分は、前記連結部において前記回転軸から最も遠くに位置する部分に接続されている、電動送風機。
  2. 遠心羽根車と、
    前記遠心羽根車を回転させる電動機と、
    前記遠心羽根車の回転軸に沿った方向において前記遠心羽根車と前記電動機との間に設けられたディフューザとを備え、
    前記ディフューザは、前記方向において前記遠心羽根車と前記電動機との間に設けられた主板と、前記方向において前記主板の前記遠心羽根車に面する面に環状に設けられている複数の静翼と、前記方向において前記主板の前記電動機に面する面に環状に設けられている複数の戻り静翼とを含み、
    前記主板は、前記遠心羽根車よりも前記回転軸に対して外周側に位置し、かつ前記複数の静翼と連結されている連結部を有し、
    前記複数の静翼の各々は、前記連結部よりも前記回転軸に対して外周側に位置する外周部を有し、
    前記複数の静翼の前記外周部の各々は、前記方向において、前記主板の前記連結部よりも前記電動機側に延出している延出部を有し、
    前記複数の静翼の前記外周部に外接する円の径D1に対する前記主板の外縁部に内接する円の径D0の比D0/D1が0.9超えであり、
    前記連結部は、前記方向において前記電動機側に向かって湾曲している湾曲部を有しており、
    前記延出部において最も内周側に位置する部分は、前記湾曲部に接続されている、電動送風機。
  3. 前記延出部は、前記方向において前記電動機側に位置する前記延出部の端部と、前記連
    結部において前記回転軸から最も遠くに位置する部分との間の前記方向における距離が、外周側に向かうにつれて大きくなるように構成されている、請求項1または2に記載の電動送風機。
  4. 前記主板の平面形状は、円形状である、請求項1〜3のいずれか1項に記載の電動送風機。
  5. 前記遠心羽根車および前記ディフューザを内部に収容しているファンカバーをさらに備え、
    前記複数の静翼の前記外周部は、前記ファンカバーの内周面と接触している、請求項1〜請求項のいずれか1項に記載の電動送風機。
  6. 電気掃除機本体と、
    前記電気掃除機本体と管路で連結され、被清掃部の空気を吸引する吸込部と、
    前記電気掃除機本体の内部に設けられ、前記吸込部と連通し、吸引した空気の塵を収納する集塵部と、
    前記電気掃除機本体の内部に設けられ、前記吸込部から前記集塵部へと空気を吸引する、請求項1〜のいずれか1項に記載の電動送風機とを備える、電気掃除機。
JP2018524624A 2016-06-28 2016-06-28 電動送風機および電気掃除機 Active JP6636150B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2016/069150 WO2018003017A1 (ja) 2016-06-28 2016-06-28 電動送風機および電気掃除機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2018003017A1 JPWO2018003017A1 (ja) 2018-10-18
JP6636150B2 true JP6636150B2 (ja) 2020-01-29

Family

ID=60786766

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018524624A Active JP6636150B2 (ja) 2016-06-28 2016-06-28 電動送風機および電気掃除機

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6636150B2 (ja)
TW (1) TWI619465B (ja)
WO (1) WO2018003017A1 (ja)

Families Citing this family (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2019176625A1 (ja) * 2018-03-13 2019-09-19 パナソニックIpマネジメント株式会社 電動送風機、電気掃除機およびエアタオル
JP7230585B2 (ja) * 2019-02-28 2023-03-01 日本電産株式会社 送風装置、および掃除機
JP2020172866A (ja) * 2019-04-09 2020-10-22 日立グローバルライフソリューションズ株式会社 送風機および洗濯機
CN112901532A (zh) * 2021-01-28 2021-06-04 苏州永捷电机有限公司 一种吸尘器风机
CN116917628A (zh) * 2021-03-24 2023-10-20 松下知识产权经营株式会社 电动风机

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE19605742A1 (de) * 1996-02-16 1997-08-21 Vorwerk Co Interholding Elektromotor mit einem Gebläserad
JP4942795B2 (ja) * 2009-07-21 2012-05-30 三菱電機株式会社 電気掃除機
JP4980415B2 (ja) * 2009-12-01 2012-07-18 三菱電機株式会社 電気掃除機
JP2012237219A (ja) * 2011-05-11 2012-12-06 Panasonic Corp 電動送風機とそれを用いた電気掃除機
JP5601358B2 (ja) * 2012-09-13 2014-10-08 三菱電機株式会社 電動送風機及び電気掃除機
JP6381983B2 (ja) * 2014-06-13 2018-08-29 日立アプライアンス株式会社 電気掃除機用電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
GB2531561B (en) * 2014-10-22 2018-03-21 Dyson Technology Ltd Vacuum cleaner with motor between separation stages

Also Published As

Publication number Publication date
TWI619465B (zh) 2018-04-01
TW201800048A (zh) 2018-01-01
JPWO2018003017A1 (ja) 2018-10-18
WO2018003017A1 (ja) 2018-01-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6636150B2 (ja) 電動送風機および電気掃除機
TWI394895B (zh) Centrifugal fans and air fluid machinery using the centrifugal fan
JP4867596B2 (ja) 電動送風機およびこれを用いた電気掃除機
JP4736748B2 (ja) 多翼遠心送風機
JP2003284657A (ja) ブロワー電動機
JP2008121589A5 (ja)
US10774841B2 (en) Fan motor assembly and vacuum cleaner having the same
JP6639695B2 (ja) 電動送風機、電気掃除機、およびハンドドライヤー
JP6229141B2 (ja) 送風装置
WO2014097627A1 (ja) 遠心ファン
JP4505885B2 (ja) 送風機及びこれを用いた空気調和機並びに空気清浄機
JP2010190136A (ja) 電動送風機及びこれを用いた電気掃除機
JP6375821B2 (ja) 遠心送風機及びこれを備えた空気清浄機
JP2003074494A (ja) ターボファン
JP4942795B2 (ja) 電気掃除機
JP4980415B2 (ja) 電気掃除機
JP6695419B2 (ja) 電動送風機および電気掃除機
JP5784066B2 (ja) 遠心羽根車、電動送風機及び電気掃除機
JP4625722B2 (ja) 電動送風機及びこれを備えた電気掃除機
JP6422596B2 (ja) 電動送風機および電気掃除機
JP2010242597A (ja) 軸流送風機及び空気調和機
JP5246006B2 (ja) 電動送風機及びこれを用いた電気掃除機
JP3746253B2 (ja) ファンフィルタユニット
JP4606005B2 (ja) 電動送風機
JP2010249035A (ja) 電動送風機及びこれを用いた電気掃除機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180604

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180604

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190604

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190722

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191119

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191217

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6636150

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250