JP6730553B2 - シート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体及びその製造方法 - Google Patents

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本発明は、シート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体及びその製造方法に関し、詳しくは、合成樹脂材を用いて天然羽毛に模した形態に人工製造した羽毛状綿素材、すなわち、本出願人の開発した特有のダウンボール状の塊を備えて十分なボリューム感、嵩高を有し、動物特有の臭気を伴うことがなく、また、洗濯性、保温性、断熱性にも優れ、従来全く存在しない新規で斬新な形態のもので、羽毛に模した形態に人工製造した羽毛状綿素材で、軸糸・浮糸のフィラメント同士がエアーの散乱雰囲気中での特殊なエアー交絡により結束して絡み合い繋がってダウンボール状の塊を有しつつ一体化され、一列に連なった形態のもので、前記ダウンボール状の塊が所定の直径を有する塊状で、このダウンボール状の塊が軸糸の長さ方向に関して所定の間隔をもって連続的に配列された綿状の長繊維として形成された羽毛状綿素材を利用し、寝具類、衣類等の内容物として好適に利用できるシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体、及びその製造方法に関するものである。
従来、例えば就寝時に用いる寝具として、天然の羽毛を充填した布団類が多く用いられている。
しかし、通常、天然の羽毛を充填した羽毛布団は、キルトを施してもマス目内で1つ1つの羽毛が動いてしまい目いっぱい詰めない限り偏りがでて、保温性を損なうこと、通常、羽毛布団は洗濯をすると羽軸が布団側地を傷つけて側地の生地目が開いてしまうことで羽毛が吹き出してしまうこと、羽毛布団に使用されるダックやグースは、動物から採取するため、気候や環境等に左右され供給量が不安定であるとともに、動物特有の臭気を伴うこと等の問題点が指摘されている。
近年、動物特有の臭気等を伴う天然羽毛ではなく、合成樹脂材を用い、天然羽毛に模した形態に人工製造した詰め物用素材も開発されている。
特許文献1には、長繊維で構成される詰め物用交絡糸であって、前記交絡糸は、芯糸と前記芯糸よりも長い花糸を含み、前記芯糸と花糸は交絡により一体化しており、前記花糸は開繊されてループ状繊維を形成している構成からなる詰め物用交絡糸が提案されている。
しかし、特許文献1の詰め物用交絡糸を含め、例えば寝具類、例えばダウンジャケットをはじめとする各種の衣類等の内容物として好適に利用できる詰め物用の羽毛状綿素材体やその製造方法の発明は見当たらないのが現状である。
特願2012−67430号公報
本発明は、上記従来の事情に鑑みてなされたものであり、天然羽毛ではなく、合成樹脂材を用い、天然羽毛に模した形態に人工製造した羽毛状綿素材を利用し、寝具、例えばダウンジャケットをはじめとする各種衣類等の内容物として好適に利用できる詰め物用の羽毛状綿素材体、及びその詰め物用の羽毛状綿素材体の製造方法を提供することを目的とするものである。
本発明に係るシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体は、合成樹脂材からなる軸糸とこの軸糸よりも長い合成樹脂材からなる浮糸を含み、前記軸糸と浮糸はエアー交絡により、前記浮糸は開繊してループ状或いは綿状繊維を形成しつつ軸糸と浮糸のフィラメント同士が結束して絡み合い繋がって一体化されて一列に連なり、前記軸糸に対して2〜10cmの間隔をもって連続的に配列されて直径が1.0〜3.5cmの前記浮糸のダウンボール状の塊を備えた形態で、かつ、綿状の長繊維を形成して、ボリューム感、保温性を具備しつつ洗濯可能で動物特有の臭気を伴うことなく全体として羽毛に模して人工製造した羽毛状素材を、所要量四角形状のシート状を呈する形態で、かつ、横方向、縦方向、縦横方向、又は縦横方向と斜め方向との組み合わせの内のいずれかの状態に積層して積層羽毛状素材群とし、この積層羽毛状素材群に対して、キルティング加工処理を施してシート状の詰め物形態とたことを最も主要な特徴とする。
請求項1記載の発明によれば、キルティング処理により羽毛状素材の偏りが生じることが無く保温性に優れ、ボリューム感を具備しつつ洗濯可能で、従来例のような吹き出しが生じることもなく、更に動物特有の臭気を伴うこともなく、掛け布団等の内容物として極めて好適な特性を発揮させることができ、布団類等の内容物として極めて好適なシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体を実現し提供することができる。
請求項2記載の発明によれば、請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明に係る諸効果を有するシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体を、簡略な工程の基に効率よく製造できるシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体の製造方法を実現し提供することができる。
図1は本発明の実施例に係るシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体を製造するキルティング装置及び載置架台の概略斜視図である。 図2は本実施例に係るキルティング装置及び載置架台の概略部分拡大斜視図である。 図3は本実施例に係るシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体の基になる羽毛状素材の概略平面図である。 図4は本実施例に係るキルティング装置及び載置架台の制御系を示すブロック図である。 図5は本実施例に係るシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体の製造工程を示すフローチャートである。 図6は本実施例に係る羽毛状素材の載置架台上の布状設置部への載せ、布状設置部上の羽毛状素材群上への不織布の載せ完了、不織布を含む羽毛状素材群の周辺部に対する押さえ込み具による押さえ込み完了の各状態を示す工程説明図である。 図7は本実施例に係る載置架台上の不織布を含む羽毛状素材群に対するキルティング装置によるキルティング加工開始状態を示す工程説明図である。 図8は本実施例に係る載置架台上の不織布を含む羽毛状素材群に対するキルティング装置によるキルティング加工途中状態を示す工程説明図である。 図9は本実施例に係る載置架台上の不織布を含む羽毛状素材群に対するキルティング装置によるキルティング加工終了状態を示す工程説明図である。 図10は本実施例に係るシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体の完成状態を示す概略斜視図である。 図11は本実施例に係るシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体の不織布を除去する前のキルティング処理状態を示す部分断面図である。 図12は本実施例に係るキルティング装置による詰め物用の羽毛状綿素材体に対するキルティング加工パターンの一例を概念的に示す概略説明図である。
本発明は、天然羽毛ではなく、合成樹脂材を用い、天然羽毛に模した形態に人工製造した羽毛状綿素材を利用し、寝具、例えばダウンジャケットをはじめとする各種衣類等の内容物として好適に利用できる詰め物用の羽毛状綿素材体を提供するという目的を、合成樹脂材からなる羽毛状素材を所要量四角形状のシート状を呈する形態に積層して積層羽毛状素材群とし、このシート形態の積層羽毛状素材群に対してキルティング加工処理を施して四角形状のシート状の詰め物形態とした構成により実現した。
以下、本発明の実施例に係るシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体、及びその製造方法について図1乃至図12を参照して説明する。
まず、本実施例に係る羽毛状素材1について図3を参照して説明する。
図3は、本実施例に係る天然の羽毛に模した形態に人工製造したダウンボール状の塊を比較的大きくし、かつ、綿状の長繊維として形成されて完成した状態の羽毛状素材(羽毛状綿素材)1を示すものである.
本実施例に係る羽毛状素材1は、図3に示すように、合成樹脂材からなる軸糸2と、この軸糸2よりも長い合成樹脂材からなる浮糸3を含み、前記軸糸2と浮糸3はエアー交絡により、前記浮糸3は開繊してループ状或いは綿状繊維を形成しつつ軸糸2と浮糸3が絡み合い繋がって一体化されて一列に連なり所定の大きさで所定の間隔をもったダウンボール状の塊を備えた形態であり、かつ、綿状の長繊維を形成して、全体として羽毛に模して人工製造したものである。
すなわち、羽毛状素材1は、前記軸糸2と浮糸3とが絡み合い繋がって詳細は後述するダウンボール状の塊が間隔を有しつつ配列され、かつ、全体として綿状の長繊維を形成しているものである。
本実施例において、ダウンボール状の塊とは、軸糸2・浮糸3のフィラメント同士が結束して絡み合い繋がって一体化され、一列に連なった形態の羽毛状素材1における軸糸2に対して、例えば2〜10cmの間隔をもって連続的に配列された直径が例えば略1.0〜3.5cmの浮糸3の塊状部分を意味する。
次に前記羽毛状素材1を基にして製造する詰め物用の羽毛状綿素材体11及びその具体的製造方法について詳述する。
まず、本実施に係る羽毛状綿素材1について図3を参照して説明する。
図3は、本実施例に係る天然の羽毛に模した形態に人工製造したダウンボール状の塊を比較的大きくし、かつ、綿状の長繊維として形成されて完成した状態の羽毛状綿素材1を示すものである。
前記枠本体51は、図1に示すように、この図1においてY方向(縦方向)に平行配置したガイドレール52、52と、ガイドレール52、52を支持する本体支持枠部53とを具備し、全体として大型の中空直方体状を呈するように枠組みしている。
前記載置架台41は、四角形状に枠組されるとともに、前記ガイドレール52、52によりY方向に往復移動可能に支持された四角枠状の載置架台支持枠42に着脱可能に支持され、前記載置架台支持枠42とともにY方向に往復移動可能に配置している。
前記載置架台41には、四角形状の周囲各辺に押さえ込み具(例えば洗濯バサミ形態でスプリングを具備して押さえ込むようにしたもの)43を所定の間隔を有し、かつ、押さえ込み先端側を前記載置架台41の内方に向ける態様で多数列設配置している。
前記キルティング装置21は、図1に示すように、前記枠本体51をX方向(横方向)で跨るように形成したマシン支持枠22と、前記マシン支持枠22によりX方向に往復駆動可能に支持されたキルティングマシン23とを具備した公知の構造のものとしている。
前記マシン支持枠22には、前記キルティング装置21の動作に必要な各種操作入力を行う操作部24と、各種情報を表示する表示部25とを配置している。
前記キルティングマシン23は、糸巻26から繰り出されるキルト糸27をキルティングマシン23のキルト針28を用いて後述する前記載置架台41上の積層羽毛状素材群11Aに対するキルティング加工を行うように構成している。
次に、図4を参照して本実施例に係るキルティング装置21及び載置架台41の制御系について説明する。
前記キルティング装置21及び載置架台41の制御系は、図4に示すように、動作プログラムを記憶したプログラムメモリ31と、前記動作プログラムに基づき各要素を制御する制御部32と、を有している。
そして、前記制御部32によって、前記キルティングマシン23をX方向に往復駆動するキルティングマシン往復駆動部33、前記キルティングマシン23のキルティング動作を実行させるキルティング動作駆動部34、及び前記載置架台41を含む載置架台支持枠42を、Y方向に往復駆動する載置架台駆動部35の各動作制御を行うように構成している。
また、前記制御部32によって、前記操作部24からの信号入力制御、前記表示部25の表示制御を行うように構成している。
次に、図5乃至図12を参照して、本実施例に係るシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体11、及びその製造方法について説明する。
図5、図6を参照して、前記載置架台41上に積層羽毛状素材群11Aを配置する工程について説明する。
まず、前記載置架台41上に四角形状の下側不織布44を配置し、この下側不織布44の四辺を前記各押さえ込み具43用いて挟み込み、載置架台41の開口部を塞ぐように、かつ、平坦な状態となるように張り渡す。
次に、図6上欄に示すように、前記下側不織布44上に所要量の羽毛状素材1を載せ、全体として均一の厚さでもってシート状に敷き詰め、積層羽毛状素材群11Aとする。
この場合、羽毛状素材1の敷き詰め態様としては、X方向又はY方向の一方向のみに敷き詰める場合、縦横に敷き詰める場合、縦横の上に更に斜めに敷き詰める場合等各種の例を挙げることができる。
次に、前記積層羽毛状素材群11A上に上側不織布45を載せ、前記上側不織布45、下側不織布44により挟まれる前記積層羽毛状素材群11Aを、前記各押さえ込み具43を用いて上側不織布45の周辺部上から前記上側不織布45、積層羽毛状素材群11A、下側不織布44の周辺部を挟み込むようにして押さえ込む。
この状態を図6中欄に示す。また、各押さえ込み具43による押さえ込み完了状態を図6下欄に示す。
次に、前記上側不織布45、下側不織布44により上下を挟み込まれた前記積層羽毛状素材群11Aに対する前記キルティング装置21によるキルティング加工工程及び詰め物用の羽毛状綿素材体11について図5、図7乃至図11を参照して説明する。
図7は、前記載置架台41上の前記上側不織布45、下側不織布44により上下を挟み込まれた前記積層羽毛状素材群11Aに対するキルティングマシン23によるキルティング加工の開始状態を示し、図8は下側不織布44により上下を挟み込まれた前記積層羽毛状素材群11Aに対するキルティングマシン23によるキルティング加工の途中状態を示し、図9は下側不織布44により上下を挟み込まれた前記積層羽毛状素材群11Aに対するキルティングマシン23によるキルティング加工の終了状態を示すものである。
本実施例においては、前記制御部32の制御に基づく前記キルティングマシン往復駆動部33によるキルティングマシン23のX方向への駆動と、前記制御部32の制御に基づく前記載置架台駆動部35による前記載置架台41を含む前記載置架台支持枠42のY方向への駆動と、前記制御部32の制御に基づく前記キルティング動作駆動部34によるキルティングマシン23のキルティング駆動との組み合わせによって、前記上側不織布45、下側不織布44により上下を挟み込まれた前記積層羽毛状素材群11Aに対するキルティングマシン23によるキルティング加工工程を実行し、前記キルト糸27を前記上側不織布45、積層羽毛状素材群11A、下側不織布44全体に所定のパターンで逢着して、前記積層羽毛状素材群11Aにおける個々の羽毛状素材1がほころびないようなキルティング処理を実行するものである。
次に、前記積層羽毛状素材群11Aをサンドイッチ状態に挟んでいた前記上側不織布45、下側不織布44を剥ぎ取る等して除去する。
この結果、図10に示すような前記積層羽毛状素材群11Aの表裏両面が表出し、恰も前記積層羽毛状素材群11A全体に直接キルト糸27によりキルティング処理を実行したかのようなシート状の形態で、例えば掛け布団等の内容物として好適な詰め物用の羽毛状綿素材体11を得ることができる。
このような詰め物用の羽毛状綿素材体11によれば、キルティング処理により羽毛状素材1の偏りが生じることが無く、保温性に優れ、従来例のような吹き出しが生じることもなく、更に動物特有の臭気を伴うこともなく、掛け布団等の内容物として極めて好適な特性を発揮させることができる。
また、本実施例の詰め物用の羽毛状綿素材体11の製造方法によれば、上記優れた特性を発揮するシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体11を既述した簡略な工程の基に効率よく製造することができる。
図11は、前記詰め物用の羽毛状綿素材体11の前記上側不織布45、下側不織布44を除去する前の状態を概略的に示すものである。
図12は、前記詰め物用の羽毛状綿素材体11に対するキルティング加工パターンの一例を示すものであり、前記詰め物用の羽毛状綿素材体11に対してX方向とY方向とにキルティング加工を施した例である。
キルティング加工パターンとしては、図12に示す場合の他、前記キルティングマシン往復駆動部33によるキルティングマシン23のX方向への駆動と、前記載置架台駆動部35による前記載置架台41を含む前記載置架台支持枠42のY方向への駆動と、前記キルティング動作駆動部34によるキルティングマシン23のキルティング駆動との組み合わせによって、X方向のみキルティングする場合、Y方向のみキルティングする場合、X方向、Y方向の組み合わせによりキルティングする場合、X方向、Y方向の組み合わせによりキルティングした後更に斜め方向にキルティングする場合等、種々のキルティング加工パターンを採用して前記詰め物用の羽毛状綿素材体11を製造することができる。
本発明に係る詰め物用の羽毛状綿素材体は、掛け布団の内容物として適用できる他、敷き布団、枕、大小のクッション類、枕類、例えばダウンジャケットをはじめとする各種の衣類等の内容物として広範に適用可能である。
1 羽毛状素材
2 軸糸
3 浮糸
11 詰め物用の羽毛状綿素材体
11A 積層羽毛状素材群
21 キルティング装置
22 マシン支持枠
23 キルティングマシン
24 操作部
25 表示部
26 糸巻
27 キルト糸
28 キルト針
31 プログラムメモリ
32 制御部
33 キルティングマシン往復駆動部
34 キルティング動作駆動部
35 載置架台駆動部
41 載置架台
42 載置架台支持枠
43 押さえ込み具
44 下側不織布
45 上側不織布
51 枠本体
52 ガイドレール
53 本体支持枠部

Claims (2)

  1. 合成樹脂材からなる軸糸とこの軸糸よりも長い合成樹脂材からなる浮糸を含み、前記軸糸と浮糸はエアー交絡により、前記浮糸は開繊してループ状或いは綿状繊維を形成しつつ軸糸と浮糸のフィラメント同士が結束して絡み合い繋がって一体化されて一列に連なり、前記軸糸に対して2〜10cmの間隔をもって連続的に配列されて直径が1.0〜3.5cmの前記浮糸のダウンボール状の塊を備えた形態で、かつ、綿状の長繊維を形成して、ボリューム感、保温性を具備しつつ洗濯可能で動物特有の臭気を伴うことなく全体として羽毛に模して人工製造した羽毛状素材を、所要量四角形状のシート状を呈する形態で、かつ、横方向、縦方向、縦横方向、又は縦横方向と斜め方向との組み合わせの内のいずれかの状態に積層して積層羽毛状素材群とし、
    前記積層羽毛状素材群を上側不織布と下側不織布とにより挟み込んで、これら上側不織布と下側不織布をその周辺部から挟み押さえ込みつつ、このような状態にした前記積層羽毛状素材群に対して、横方向、縦方向の組み合わせ、又は横方向、縦方向と斜め方向との組み合わせからなるキルティング加工処理を施した後、前記上側不織布、下側不織布を剥ぎ取るように除去してキルティング加工が施された積層羽毛状素材群の表裏両面が表出させて四角形状のシート状の詰め物形態として得られることを特徴とするシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体。
  2. 縦方向に平行配置した各ガイドレールと各ガイドレールを支持する本体支持枠部とを具備し全体として中空直方体状を呈するように枠組みした四角形状の枠本体に、縦方向に駆動可能に配置されるとともに、四角枠状に枠組みされ周囲各辺に押さえ込み具を多数列設した載置架台に対して下側不織布の四辺を、前記押さえ込み具を用いて挟み込み載置架台の開口部を塞ぐように、かつ、平坦な状態となるように四角形状の下側不織布を張り渡す工程と、
    前記下側不織布上に、合成樹脂材からなる軸糸とこの軸糸よりも長い合成樹脂材からなる浮糸を含み、前記軸糸と浮糸はエアー交絡により、前記浮糸は開繊してループ状或いは綿状繊維を形成しつつ軸糸と浮糸のフィラメント同士が結束して絡み合い繋がって一体化されて一列に連なり、前記軸糸に対して2〜10cmの間隔をもって連続的に配列されて直径が1.0〜3.5cmの前記浮糸のダウンボール状の塊を備えた形態で、かつ、綿状の長繊維を形成して、ボリューム感、保温性を具備しつつ洗濯可能で動物特有の臭気を伴うことなく全体として羽毛に模して人工製造した所要量の羽毛状素材を、横方向、縦方向、縦横方向、又は縦横方向と斜め方向との組み合わせの内のいずれかの状態に積層して全体として均一の厚さでもってシート状に敷き詰めて四角形状を呈するシート形態の積層羽毛状素材群とする工程と、
    前記積層羽毛状素材群上に四角形状の上側不織布を載せる工程と、
    前記上側不織布、下側不織布により挟まれる前記積層羽毛状素材群を、前記押さえ込み具を用いて上側不織布の周辺部上から挟み押さえ込む工程と、
    前記載置架台上方から前記積層羽毛状素材群に対するキルティング加工を行うキルティングマシンを前記載置架台に対して横方向に往復駆動可能に支持するマシン支持枠を具備するキルティング装置を用いて、前記キルティングマシンの横方向移動と前記載置架台の縦方向移動との組み合わせ状態において前記上側不織布、下側不織布に挟まれた積層羽毛状素材群に対して、キルト糸をもって横方向、縦方向の組み合わせ、又は横方向、縦方向と斜め方向との組み合わせからなるキルティング加工を施す工程と、
    キルティング加工終了後、前記上側不織布、下側不織布を剥ぎ取るように除去してキルティング加工が施された積層羽毛状素材群の表裏両面が表出し、四角形状を呈するシート状の詰め物形態の詰め物用の羽毛状綿素材体とする工程と、
    を含むことを特徴とするシート形態にした詰め物用の羽毛状綿素材体の製造方法。
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