JP6730509B2 - 電線矯正装置および電線矯正方法 - Google Patents

電線矯正装置および電線矯正方法 Download PDF

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Description

本発明は、電線の曲がりを矯正する電線矯正装置および電線矯正方法に関する。
従来から、曲がっている電線を真っ直ぐに矯正する電線矯正装置が知られている。電線矯正装置として、電線の両側に配置された第1矯正ローラおよび第2矯正ローラを備えたものが知られている。第1矯正ローラと第2矯正ローラとは、電線の送り方向にずれた位置に配置される。この電線矯正装置では、電線を送りながら、第1矯正ローラおよび第2矯正ローラにより電線を両側方から押すことにより、電線の曲がりを矯正する。
ところで、矯正ローラが電線を押す力が小さいと、電線の曲がりを十分に矯正することができない。一方、矯正ローラが電線を押す力が大きいと、電線が傷んでしまうおそれがある。電線を適切に矯正するためには、矯正ローラが電線を押す力を適切な値に設定する必要がある。
特許文献1には、電線の上方に配置された複数の矯正ローラと、これら矯正ローラを支持しかつ上下に移動可能な上支持体と、上支持体に連結された出力ロッドと、出力ロッドを上下移動させる駆動機構と、出力ロッドが受ける荷重を検出するロードセルと、電線の下方に配置された複数のボトム矯正ローラと、を備えた電線矯正装置が開示されている。この電線矯正装置では、出力ロッドを下方に移動させると矯正ローラが下方に移動し、電線は矯正ローラおよびボトム矯正ローラによって押される。電線が矯正ローラから受ける圧力は、矯正ローラが電線から受ける圧力に等しい。矯正ローラが受ける圧力は、上支持体および出力ロッドを介してロードセルに伝わり、ロードセルによって検出される。そのため、ロードセルの検出値は、電線が矯正ローラから受ける圧力と等しい。上記電線矯正装置では、電線に過大な圧力が加わらないように、ロードセルの検出値が上限値を超えると異常と判定し、電線の搬送を停止する。
特開2009−172642号公報
上記電線矯正装置では、矯正ローラには、上支持体および出力ロッドを介してロードセルが連結されている。そのため、矯正ローラおよびその周辺の部材の構成が複雑になる傾向があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、矯正ローラおよびその周辺の部材の構成を複雑化しなくても、電線が矯正ローラから受ける圧力を推定することができる電線矯正装置を提供することである。また、本発明の他の目的は、矯正ローラにより適切な圧力を与えながら電線を矯正することができる電線矯正方法を提供することである。
本発明に係る電線矯正装置は、電線を当該電線の長手方向である第1方向に送りながら矯正する電線矯正装置であって、前記第1方向と垂直な第2方向に移動可能な第1矯正ローラと、前記電線に対し前記第1矯正ローラが配置された方と反対の方に配置された第2矯正ローラと、前記第1矯正ローラおよび前記第2矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置され、前記電線を送る電線送り装置と、前記電線を送るときの前記電線送り装置の負荷を検出する負荷検出装置と、を備える。
上記電線矯正装置によれば、電線に接触している第1矯正ローラを電線の方に移動させると、電線が第1矯正ローラおよび第2矯正ローラから受ける圧力が大きくなると共に、電線送り装置の負荷が大きくなる。電線に接触している第1矯正ローラを電線と反対の方に移動させると、電線が第1矯正ローラおよび第2矯正ローラから受ける圧力が小さくなると共に、電線送り装置の負荷が小さくなる。よって、負荷検出装置が検出した負荷に基づいて、電線が第1矯正ローラおよび第2矯正ローラから受ける圧力を推定することができる。したがって、第1矯正ローラおよび第2矯正ローラ並びにそれらの周辺の部材の構成を複雑化しなくても、電線が受ける圧力を推定することができる
本発明の好ましい一態様によれば、前記負荷検出装置により検出される負荷が予め定められた閾値になったことを判定する閾値判定装置を備える。
上記態様によれば、閾値判定装置の判定結果に基づいて、電線が受ける圧力が適切か否かを容易に認識することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1矯正ローラの位置を示す表示器と、前記閾値判定装置により前記負荷が前記閾値になったことが判定されたことを通知する通知装置と、を備える。
上記態様によれば、表示器を見ることにより、通知装置からの通知があったときの第1矯正ローラの位置を特定することが容易となる。よって、電線が受ける圧力が適切となる第1矯正ローラの位置を、容易に特定することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1矯正ローラに前記第2方向の駆動力を与える駆動装置と、前記駆動装置の駆動力を示す表示器と、前記負荷検出装置により前記負荷が前記閾値になったことが判定されたことを通知する通知装置と、を備える。
上記態様によれば、表示器を見ることにより、通知装置からの通知があったときの駆動装置の駆動力の値を特定することが容易となる。よって、電線が受ける圧力が適切となる駆動力を、容易に特定することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1矯正ローラの位置を検出する位置検出器と、前記位置検出器からの信号を受け、前記閾値判定装置により前記負荷が前記閾値になったことが判定されたときの前記第1矯正ローラの位置を出力する出力装置と、を備える。
上記態様によれば、出力装置の出力に基づいて、電線が受ける圧力が適切となる第1矯正ローラの位置を容易に特定することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1矯正ローラに前記第2方向の駆動力を与える駆動装置と、前記駆動装置の駆動力を検出する駆動力検出器と、前記駆動力検出器からの信号を受け、前記閾値判定装置により前記負荷が前記閾値になったことが判定されたときの前記駆動装置の駆動力を出力する出力装置と、を備える。
上記態様によれば、出力装置の出力に基づいて、電線が受ける圧力が適切となる駆動装置の駆動力を容易に特定することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記電線を第1速度で送るように前記電線送り装置を制御する第1制御と、前記電線を前記第1速度よりも大きい第2速度で送るように前記電線送り装置を制御する第2制御とを実行する制御装置を備える。前記負荷検出装置は、前記電線が前記第1速度で送られているときに前記電線送り装置の負荷を検出するように構成されている。
上記態様によれば、電線が第1矯正ローラおよび第2矯正ローラから受ける圧力を推定するときには、電線の送り速度を比較的小さくすることにより、推定の精度を高めることができる。電線が第1矯正ローラおよび第2矯正ローラから適切な圧力を受けるように第1矯正ローラの位置決めを行った後は、電線の送り速度を比較的大きくすることにより、電線の矯正に要する時間を短縮することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記第1矯正ローラを前記第2方向に移動させる駆動装置と、前記負荷検出装置により検出される負荷が予め定められた所定値になるように前記駆動装置を制御する制御装置と、を備える。
上記態様によれば、上記負荷が閾値になるように、第1矯正ローラの位置または第1矯正ローラが電線を押す力を自動的に制御することができる。よって、電線が第1矯正ローラおよび第2矯正ローラから常に適切な圧力を受けるように制御することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記電線送り装置はモータを備える。前記負荷検出装置は、前記電線送り装置の負荷として前記モータのトルクを検出するように構成されている。
上記態様によれば、モータのトルクに基づいて、電線が第1矯正ローラおよび第2矯正ローラから受ける圧力を推定することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記電線送り装置は、前記電線を挟んで向かい合う第1ローラおよび第2ローラと、前記第1ローラに連結されたモータと、前記第2ローラの回転量を検出する回転量検出装置と、前記回転量検出装置の検出値から前記電線の長さを演算する長さ演算装置と、を有する。前記負荷検出装置は、前記電線送り装置の負荷として前記モータのトルクを検出するように構成されている。
上記態様によれば、モータのトルクに基づいて、電線が第1矯正ローラおよび第2矯正ローラから受ける圧力を推定することができる。また、電線が受ける圧力の推定と電線の長さの測定とを、同一の装置によって実行することができる。
本発明の好ましい他の一態様によれば、前記電線に対し前記第1矯正ローラが配置された方と同じ方に配置され、かつ、前記第1矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置され、前記第1矯正ローラと共に前記第2方向に移動可能な他の第1矯正ローラと、前記電線に対し前記第2矯正ローラが配置された方と同じ方に配置され、前記第2矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置された他の第2矯正ローラと、を備える。前記第2矯正ローラの回転中心は、前記第1方向に関して前記第1矯正ローラの回転中心と前記他の第1矯正ローラの回転中心との間に位置している。前記他の第1矯正ローラの回転中心は、前記第1方向に関して前記第2矯正ローラの回転中心と前記他の第2矯正ローラの回転中心との間に位置している。
上記態様によれば、電線の曲がりを好適に矯正することができる。
本発明に係る電線矯正方法は、電線の長手方向である第1方向と垂直な第2方向に移動可能な第1矯正ローラと、前記電線に対し前記第1矯正ローラが配置された方と反対の方に配置された第2矯正ローラと、前記第1矯正ローラおよび前記第2矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置され、前記電線を送る電線送り装置と、前記電線を送るときの前記電線送り装置の負荷を検出する負荷検出装置と、を備えた電線矯正装置を用いて前記電線を矯正する電線矯正方法であって、前記電線送り装置を駆動しかつ前記第1矯正ローラを前記電線の方に移動させ、前記負荷検出装置によって検出される負荷が予め定められた閾値になったか否かを判定し、前記負荷が前記閾値になったときの前記第1矯正ローラの位置を教示値として取得する教示工程と、前記第1矯正ローラの位置を前記教示値に設定した状態にて前記電線送り装置を駆動する矯正工程と、を含んでいる。
本発明に係る他の電線矯正方法は、電線の長手方向である第1方向と垂直な第2方向に移動可能な第1矯正ローラと、前記電線に対し前記第1矯正ローラが配置された方と反対の方に配置された第2矯正ローラと、前記第1矯正ローラおよび前記第2矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置され、前記電線を送る電線送り装置と、前記第1矯正ローラに前記第2方向の駆動力を与えることにより、前記第1矯正ローラを移動させる駆動装置と、前記電線を送るときの前記電線送り装置の負荷を検出する負荷検出装置と、を備えた電線矯正装置を用いて前記電線を矯正する電線矯正方法であって、前記電線送り装置を駆動しかつ前記第1矯正ローラを前記電線の方に移動させ、前記負荷検出装置によって検出される負荷が予め定められた閾値になったか否かを判定し、前記負荷が前記閾値になったときの前記駆動装置の駆動力を教示値として取得する教示工程と、前記駆動装置の駆動力を前記教示値に設定した状態にて前記電線送り装置を駆動する矯正工程と、を含んでいる。
本発明によれば、矯正ローラおよびその周辺の部材の構成を複雑化しなくても、電線が矯正ローラから受ける圧力を推定することができる電線矯正装置を提供することができる。また、矯正ローラにより適切な圧力を与えながら電線を矯正することができる電線矯正方法を提供することができる。
電線矯正装置の平面図である。 電線矯正装置の正面図である。 第1矯正ローラが下方に移動したときの第1矯正ユニットの正面図である。 第1矯正ローラが上方に移動したときの第1矯正ユニットの正面図である。 第1実施形態に係る電線矯正装置の負荷の閾値判定系統および電線の長さ測定系統のブロック図である。 電線送り装置のモータのトルクと第1矯正ユニットのモータの回転速度との関係を表した図である。 第1実施形態に係る教示工程のフローチャートである。 電線の矯正方法のフローチャートである。 第2実施形態に係る電線矯正装置の負荷の閾値判定系統のブロック図である。 第2実施形態に係る教示工程のフローチャートである。 第3実施形態に係る電線矯正装置の制御系統のブロック図である。 第4実施形態に係る電線矯正装置の駆動装置および表示器のブロック図である。 第5実施形態に係る電線矯正装置の制御系統のブロック図である。
(第1実施形態)
以下、図面を参照しながら、本発明の実施の形態について説明する。図1は本実施形態に係る電線矯正装置1の平面図であり、図2は電線矯正装置1の正面図である。電線矯正装置1の向きは特に限定されないが、以下の説明では便宜上、図1の左、右、下、上を、それぞれ左、右、前、後とする。図2の上、下を、それぞれ上、下とする。図中の符号X、Y、Zの方向は、それぞれ左右方向、前後方向、上下方向を表すものとする。
電線矯正装置1は、電線3を供給する電線供給装置6と、第1矯正ユニット10と、第2矯正ユニット10Aと、電線送り装置30と、を備えている。
電線供給装置6は、電線3が巻かれたリール5を回転可能に支持する軸7と、軸7を支持するフレーム8とを備えている。電線供給装置6は、リール5が回転することにより電線3を右方に供給するように構成されている。ただし、電線供給装置6は電線3を供給できる装置であればよく、その構成は何ら限定されない。
電線矯正装置1は、電線3の曲がりを矯正する装置である。リール5に巻かれた電線3には巻き癖がついている。電線矯正装置1は、電線3の巻き癖をとり、電線3を真っ直ぐにする装置である。
第1矯正ユニット10は、電線3の上下の曲がりを矯正する。第2矯正ユニット10Aは、電線3の前後の曲がり(ただし、電線3の送り方向を前方と見なすと、左右の曲がりである)を矯正する。本実施形態では、電線矯正装置1は2つの矯正ユニット10,10Aを備えている。ただし、矯正ユニットの数は2つに限定されない。第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aのいずれか一方を省略してもよい。矯正ユニットの数は1つであってもよい。また、矯正ユニットの数は3つ以上であってもよい。
第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aは、電線供給装置6と電線送り装置30との間に配置されている。電線3は電線供給装置6から右方に送られる。電線供給装置6から電線送り装置30に向かう方を「電線3の送り方向の下流側」とすると、電線送り装置30は、第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aよりも、電線3の送り方向の下流側に配置されている。なお、X方向は電線3の長手方向(第1方向)に対応する。
図3は第1矯正ユニット10の正面図である。第1矯正ユニット10は、左右に並ぶ複数の第1矯正ローラ11A〜11Dと、第1矯正ローラ11A〜11Dを支持する第1支持体21と、左右に並ぶ複数の第2矯正ローラ12A〜12Dと、第2矯正ローラ12A〜12Dを支持する第2支持体22とを備えている。第1矯正ローラ11A〜11Dおよび第2矯正ローラ12A〜12Dは、千鳥状に配置されている。第1矯正ローラ11A〜11Dの中心11pは、第2矯正ローラ12A〜12Dの中心12pよりも上方に位置している。また、第1矯正ローラ11A〜11Cの中心11pは、X方向に関して、隣り合う2つの第2矯正ローラ12A〜12Dの中心12pの間に位置している。例えば、第1矯正ローラ11Aの中心11pは、X方向に関して、第2矯正ローラ12Aの中心12pと、他の第2矯正ローラ12Bの中心12pとの間に位置している。第2矯正ローラ12B〜12Dの中心12pは、X方向に関して、隣り合う2つの第1矯正ローラ11A〜11Dの中心11pの間に位置している。例えば、他の第2矯正ローラ12Bの中心12pは、X方向に関して、第1矯正ローラ11Aの中心11pと、他の第1矯正ローラ11Bの中心11pとの間に位置している。以下の説明では、第1矯正ローラ11A〜11Dを総称して第1矯正ローラ11Xと呼び、第2矯正ローラ12A〜12Dを総称して第2矯正ローラ12Xと呼ぶこととする。
第1支持体21には、内周面に螺旋溝が形成された孔21aが形成されている。孔21aには、上下に延びる回転軸13が挿入されている。回転軸13の外周面には、上記螺旋溝と噛み合う螺旋溝が形成されている。これにより、第1支持体21は、回転軸13の回転に伴って上方または下方に移動するように回転軸13と噛み合っている。回転軸13には、歯車15が固定されている。歯車15には、歯車16が噛み合っている。歯車16には、モータ18に連結された回転軸17が固定されている。モータ18が正転すると、歯車16は正転し、歯車15が第1回転方向に回転する。その結果、回転軸13が第1回転方向に回転し、第1支持体21は下方に移動する。これにより、第1矯正ローラ11Xは下方に移動する。なお、図3は、第1矯正ローラ11Xが下方に移動したときの状態を表している。モータ18が逆転すると、歯車16は逆転し、歯車15は第1回転方向と逆の第2回転方向に回転する。その結果、回転軸13は第2回転方向に回転し、第1支持体21は上方に移動する。これにより、第1矯正ローラ11Xは上方に移動する。図4は、第1矯正ローラ11Xが上方に移動したときの状態を表している。モータ18は、第1矯正ローラ11Xを上下方向(第2方向)に移動させる駆動装置、および、第1矯正ローラ11Xに上下方向の駆動力を与える駆動装置の一例である。
図4に示すように、第1矯正ローラ11Xを上方に移動させることにより、第1矯正ローラ11Xの下端を第2矯正ローラ12Xの上端よりも上方に位置付けることができる。これにより、第1矯正ローラ11Xと第2矯正ローラ12Xとの間に電線3を容易にセットすることができる。一方、図3に示すように、第1矯正ローラ11Xを下方に移動させることにより、第1矯正ローラ11Xを電線3に接触させることができる。第1矯正ローラ11Xにより電線3を下向きに押すことができ、第2矯正ローラ12Xにより電線3を上向きに押すことができる。電線3は、第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xに押されることにより曲がり癖が矯正され、真っ直ぐになる。
第1矯正ユニット10は、モータ18を操作するダイヤル9と、モータ18の回転位置を表示する表示器19とを備えている。前述の通り、モータ18が回転すると、第1矯正ローラ11Xは上下に移動する。モータ18の回転位置と第1矯正ローラ11Xの上下位置とには、一対一の対応関係がある。そのため、モータ18の回転位置は、矯正ローラ11Xの上下位置を表している。表示器19は、矯正ローラ11Xの位置を表す表示器と言うことができる。このように表示器19は、第1矯正ローラ11Xの位置を特定し得るものであればよく、必ずしも第1矯正ローラ11Xの位置自体を表示するものでなくてもよい。表示器19は、第1矯正ローラ11Xの位置と一対一に対応する他の物理量を表示するものであってもよい。表示器19は、回転式のゲージであってもよく、液晶ディスプレイなどの表示装置であってもよい。表示器19の具体的構成は何ら限定されない。
第1矯正ユニット10は、電線3をガイドする第1電線ガイド20Aおよび第2電線ガイド20Bを備えている。第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xは、第1電線ガイド20Aと第2電線ガイド20Bとの間に配置されている。第1電線ガイド20Aおよび第2電線ガイド20Bは筒状に形成されている。電線3は第1電線ガイド20Aおよび第2電線ガイド20Bに挿通される。第1電線ガイド20Aおよび第2電線ガイド20Bは、電線3の位置が前後方向および上下方向に大きくずれないように、電線3をガイドする。ただし、第1電線ガイド20Aおよび第2電線ガイド20Bは必ずしも必要ではなく、省略してもよい。
以上が第1矯正ユニット10の構成である。図1および図2に示すように、第2矯正ユニット10Aは、第1矯正ユニット10と設置姿勢が異なるだけであり、第1矯正ユニット10と同様の構成を有している。第2矯正ユニット10Aは、第1矯正ユニット10を前方に90度傾けて配置したものと等価である。そのため、第2矯正ユニット10Aのうち第1矯正ユニット10の構成と同様の部材には同様の符号を付し、第2矯正ユニット10Aの詳しい説明は省略することとする。第2矯正ユニット10Aでは、第1矯正ローラ11Xは電線3よりも前方に配置され、第2矯正ローラ12Xは電線3よりも後方に配置されている。第1矯正ローラ11Xは、前後方向に移動可能である。第2矯正ユニット10Aは、第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xによって、電線3の前後の曲がりを矯正する。
図1に示すように、電線送り装置30は、モータ31(図2参照)に連結された駆動ローラ32と、送りローラ33と、対向ローラ34と、ベルト搬送ローラ35および36とを備えている。駆動ローラ32、送りローラ33、ベルト搬送ローラ35および36には、伝動ベルト32Vが巻かれている。なお、図2では伝動ベルト32Vの図示は省略している。駆動ローラ32は伝動ベルト32Vに駆動力を与え、伝動ベルト32Vを走行させる。送りローラ33、ベルト搬送ローラ35および36は、伝動ベルト32Vから駆動力を受けて回転する。送りローラ33は電線3と接触しており、回転することにより電線3を右方に送る。対向ローラ34は送りローラ33の前方に配置されており、電線3と接触している。電線3は送りローラ33と対向ローラ34とによって挟まれる。対向ローラ34には、対向ローラ34の回転量を検出するエンコーダ38(図5参照)が設けられている。対向ローラ34の回転量から、電線3の長さを演算することができる。図5に示すように、エンコーダ38には、電線3の長さを演算する長さ演算装置44が接続されている。
図1に示すように、ベルト搬送ローラ35の右方には、ガイドローラ35A,35B,35C,35Dが配置されている。ベルト搬送ローラ35およびガイドローラ35A,35B,35C,35Dには、搬送ベルト35Vが巻かれている。ガイドローラ35A,35B,35C,35Dは、搬送ベルト35Vをガイドするものである。ベルト搬送ローラ35は伝動ベルト32Vから駆動力を受けて回転する。ベルト搬送ローラ35が回転すると、搬送ベルト35Vがローラ35A,35B,35C,35Dにガイドされながら走行する。
ベルト搬送ローラ36の右方には、ガイドローラ36A,36B,36C,36Dが配置されている。ベルト搬送ローラ36およびガイドローラ36A,36B,36C,36Dには、搬送ベルト36Vが巻かれている。ガイドローラ36A,36B,36C,36Dは、搬送ベルト36Vをガイドするものである。ベルト搬送ローラ36は伝動ベルト32Vから駆動力を受けて回転する。ベルト搬送ローラ36が回転すると、搬送ベルト36Vがローラ36A,36B,36C,36Dにガイドされながら走行する。
搬送ベルト36Vは搬送ベルト35Vの前方に配置されており、搬送ベルト35Vと搬送ベルト36Vとの間に電線3が配置されている。搬送ベルト35Vおよび搬送ベルト36Vは電線3と接触しており、走行に伴って電線3を右方に搬送する。なお、図2では、搬送ベルト35Vおよび36Vの図示は省略している。
送りローラ33、搬送ベルト35V、および搬送ベルト36Vはモータ31に連結されており、モータ31の駆動力によって駆動される。電線送り装置30は、モータ31の駆動力によって電線3を送る装置である。電線3を送る際、モータ31には負荷が加わる。負荷が大きいとモータ31のトルクは大きくなり、負荷が小さいとモータ31のトルクは小さくなる。モータ31には、モータ31のトルクを検出するトルクセンサ37(図5参照)が設けられている。なお、モータ31の種類は特に限定されない。本実施形態では、モータ31はサーボモータである。
本実施形態では、電線送り装置30は電線3を送る機能と共に、電線3の長さを測定する機能を有している。電線送り装置30は、電線3の測長装置を兼用している。そのため、測長装置を別途設ける必要がない。
なお、電線送り装置30の上記構成は一例であり、上記構成に限定されない。電線送り装置30は、電線3を送ることができ、かつ、電線3を送るときの負荷を検出することができる装置であれば足り、その構成は何ら限定されない。電線送り装置30は測長装置を兼用していなくてもよい。
図5に示すように、電線送り装置30は、閾値判定装置41、記憶装置42、および通知装置43を備えている。
閾値判定装置41は、トルクセンサ37によって検出されるモータ31のトルクが閾値になったか否かを判定する装置である。閾値判定装置41は、電子回路によって構成されている。閾値判定装置41は、電線送り装置30に内蔵されたマイクロコンピュータに備えられていてもよく、電線送り装置30とは別体のパーソナルコンピュータ等に備えられていてもよい。閾値判定装置41の物理的構成は何ら限定されない。また、閾値判定装置41は長さ演算装置44と別々の電子回路により構成されていてもよく、単一の電子回路が閾値判定装置41および長さ演算装置44を兼用してもよい。
閾値は予め定められており、閾値の情報は記憶装置42に記憶されている。記憶装置42の構成は何ら限定されず、例えば、コンピュータの内部メモリ、ハードディスクなどの外部メモリであってもよい。記憶装置42には、一種類の電線3の閾値が記憶されていてもよいが、直径または材料の異なる複数種類の電線3の閾値が記憶されていてもよい。電線送り装置30は、電線3の種類が入力される入力装置45を備えていてもよい。閾値判定装置41は、入力装置45に入力された電線3の種類に応じて、記憶装置42に記憶された複数の閾値から当該電線3の種類に応じた閾値を選び、モータ31のトルクが当該閾値になったか否かを判定するように構成されていてもよい。なお、入力装置45の構成は何ら限定されず、例えば、電線矯正装置1に取り付けられた操作ボタンであってもよく、電線矯正装置1とは別体のキーボード等であってもよい。
通知装置43は、モータ31のトルクが閾値になったことが閾値判定装置41によって判定されると、作業者に通知を行う装置である。通知の方法は、液晶ディスプレイ等の表示装置に判定結果を表示すること、ランプを発光させること、ブザーまたはスピーカから音声を出力すること、またはバイブレータを振動させることなどであってもよく、特に限定されない。通知装置43の構成は特に限定されず、表示装置、音声出力装置、または振動体であってもよい。
次に、電線矯正装置1を用いて電線3を矯正する方法について説明する。本実施形態では、始めに、第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aの第1矯正ローラ11Xの適切な位置を設定する。適切な位置とは、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力が適切な値となる位置である。以下、適切な位置として設定される位置のことを「教示値」と呼ぶ。教示値を決定した後、第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aの第1矯正ローラ11Xの位置を教示値に設定し、電線3の矯正を行う。
電線送り装置30によって電線3を送りつつ、第1矯正ユニット10の第1矯正ローラ11Xを図4に示す状態から電線3の方に移動させると、やがて第1矯正ローラ11Xは電線3に接触する。第1矯正ローラ11Xが電線3の方に更に移動すると、電線3は第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから押され、電線3は第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから圧力を受ける。この圧力は、電線3の移動に対する抵抗となる。そのため、この圧力が大きくなると、電線送り装置30のモータ31のトルクは大きくなる。電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力と、モータ31のトルクとには、相関関係が見られる。本実施形態では、トルクセンサ37によって検出されるモータ31のトルクに基づいて、電線3が受ける圧力が推定される。
図6は、電線送り装置30のモータ31のトルクTと、第1矯正ユニット10のモータ18の回転速度Mとの関係を表した図である。tは時間を表している。図7は、教示工程のフローチャートである。t0において、作業者がモータ18およびモータ31をONすると(ステップS11)、電線3が送られると共に、第1矯正ローラ11Xが電線3に向けて移動を開始する。第1矯正ローラ11Xは移動し、t1において電線3に接触する。第1矯正ローラ11Xが電線3の方に移動するほど、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力は大きくなる。そのため、t1以降、モータ31のトルクTは増加する。閾値判定装置41は、トルクセンサ37によって検出されるトルクTが閾値Tc以上か否かを判定する(ステップS12)。t2において、トルクTが閾値Tc以上であることが閾値判定装置41により判定されると、通知装置43が通知を行う(ステップS13)。作業者はその通知を受け、モータ18およびモータ31をOFFする(ステップS14)。そして、このときに表示器19に表示されている位置を教示値として取得する(ステップS15)。以上が教示工程S1である。
なお、本実施形態では、第2矯正ユニット10Aの第1矯正ローラ11Xを電線3から離した状態にて(すなわち、第2矯正ユニット10Aを図4に示す状態にしたうえで)、第1矯正ユニット10について上記ステップS11〜15を実行する。そして、第1矯正ユニット10の教示値を取得した後、この教示値を第2矯正ユニット10Aの教示値とする。すなわち、第1矯正ユニット10の教示値を第2矯正ユニット10Aの教示値として利用する。
ただし、上記方法は一例に過ぎない。第2矯正ユニット10Aの教示値の取得方法は何ら限定されない。例えば、第2矯正ユニット10Aのモータ18を第1矯正ユニット10のモータ18と同期させ、第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aの両方に対してステップS11〜S15を同時に行ってもよい。その場合、電線送り装置30のモータ31には、第1矯正ユニット10の矯正ローラ11X,12Xおよび第2矯正ユニット10Aの矯正ローラ11X,12Xの両方から受ける圧力に応じたトルクが加わることになる。この場合にも、モータ31のトルクTが閾値(ただし、この場合は前述の閾値Tcよりも大きな閾値となる)になったか否かに基づいて、第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aの教示値を取得することができる。
上記教示工程S1により教示値を取得した後、電線3の曲がりの矯正を行う。図8は、電線3の矯正方法のフローチャートである。作業者は、教示工程S1の後、必要に応じてモータ18の回転位置を教示値に設定する。言い換えると、第1矯正ローラ11Xの位置を適切な位置に設定する。なお、教示工程S1の後、引き続き電線3の矯正を開始する場合には、このステップS2は不要である。教示工程S1の後、第1矯正ローラ11Xを移動させた場合には、このステップS2を実行する。例えば、リール5を交換した場合は、このステップS2を実行する。モータ18の回転位置を教示値に設定した後、矯正工程S3を実行する。矯正工程S3では、モータ31が連続的または間欠的にONされ、電線3は連続的または間欠的に送られる。そして、電線3は第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aによって矯正される。
ステップS4では、リール5の交換が必要か否かを判定する。例えば、測定された電線3の長さが所定長さに達すると、リール5の交換が必要と判定する。リール5の交換が必要と判定すると、リール5の交換を行う(ステップS5)。リール5の交換の際には、モータ31をOFFする。また、モータ18を逆方向に回転させ、第1矯正ローラ11Xを電線3から離間させる。そして、リール5の交換が行われ、交換後のリール5に巻かれた電線3が、第1矯正ユニット10、第2矯正ユニット10A、および電線送り装置30に改めてセットされる。
リール5の交換を行った後は、ステップS2に戻る。すなわち、モータ18の回転位置を教示値に設定し、第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xが電線3に与える圧力を適切な値に設定する。
ステップS4の判定結果がNOの場合は、ステップS6に進み、所定の終了条件になったか否かを判定する。ステップS6の判定結果がNOの場合はステップS3に戻り、YESの場合は電線3の矯正を終了する。
以上のように、本実施形態によれば、トルクセンサ37が検出するモータ31のトルクに基づいて、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力を推定することができる。よって、それら圧力を検出するセンサを第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aの内部に設ける必要はない。本実施形態によれば、第1矯正ユニット10および第2矯正ユニット10Aの構成を複雑化しなくても、電線3が受ける圧力を推定することができる。
電線矯正装置1は、トルクセンサ37により検出されるトルクが閾値になったことを判定する閾値判定装置41を備えている。この閾値判定装置41の判定結果に基づいて、電線3が受ける圧力が適切か否かを容易に認識することができる。
また、電線矯正装置1は、閾値判定装置41によりトルクが閾値になったことが判定されたことを通知する通知装置43と、モータ18の回転位置を表示する表示器19とを備えている。そのため、作業者は、表示器19を見ることにより、トルクが閾値になったときのモータ18の回転位置を容易に特定することができる。よって、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力が適切となるモータ18の回転位置を、容易に特定することができる。
(第2実施形態)
第1実施形態では、モータ18の回転位置は、作業者が表示器19を見ることにより特定される。しかし、モータ18の回転位置を自動的に特定することも可能である。また、第1実施形態では、教示工程S1におけるモータ18およびモータ31のON/OFFは、作業者により行われる。しかし、モータ18およびモータ31のON/OFFを自動的に行うことも可能である。第2実施形態に係る電線矯正装置1は、教示工程S1を自動化したものである。
図9に示すように、第2実施形態に係る電線矯正装置1は、モータ18の回転位置を検出するエンコーダ46と、出力装置47と、コントローラ48とを備えている。出力装置47は、閾値判定装置41、エンコーダ46、およびコントローラ48と通信可能に接続されている。出力装置47は、モータ31のトルクが閾値になったことが閾値判定装置41により判定されたときに、エンコーダ46によって検出されたモータ18の回転位置を出力する。すなわち、トルクが閾値になったときのモータ18の回転位置を出力する。コントローラ48は、モータ18およびモータ31に接続されており、モータ18およびモータ31を制御する。
図10は、第2実施形態に係る教示工程S1のフローチャートである。本実施形態では、教示工程S1を開始する命令が作業者により入力されると、コントローラ48はモータ18およびモータ31をONし、ステップS11を開始する。その後、閾値判定装置41は、トルクセンサ37が検出するモータ31のトルクが閾値以上か否かを判定する(ステップS12)。判定結果がYESになると、出力装置47がその時のモータ18の回転位置を教示値として出力する(ステップS13A)。すなわち、トルクが閾値になったときのモータ18の回転位置を出力する。そして、コントローラ48は、モータ18およびモータ31をOFFする(ステップS14)。
出力装置47の出力は、文字情報に変換され、液晶ディスプレイなどの表示装置に表示されてもよく、音声情報に変換され、スピーカなどから音声出力されてもよい。また、出力装置47の出力は、信号として記憶装置42に送信され、記憶装置42に記憶されてもよい。電線3の矯正を行う際に、モータ18の回転位置を手動で教示値に設定するステップS2(図8参照)に代わり、コントローラ48がモータ18の回転位置を自動的に教示値に設定するようにしてもよい。
本実施形態によれば、教示工程S1が自動化されているので、教示値を容易に得ることができる。すなわち、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力が適切となるモータ18の回転位置を、容易に得ることができる。また、コントローラ48がモータ18の回転位置を自動的に教示値に設定することとすれば、電線3の矯正を更に容易に行うことができる。
(第3実施形態)
第1実施形態および第2実施形態では、教示工程S1を行うことによりモータ18の教示値を決定し、その後、モータ18の回転位置を教示値に設定して電線3の矯正を行う。しかし、教示工程S1は必ずしも必要ではない。電線3の矯正の際に、モータ31のトルクが所定値になるようにモータ18を制御してもよい。すなわち、電線3の矯正中に、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力が常に適切な値となるようにモータ18を制御してもよい。
図11に示すように、第3実施形態に係る電線矯正装置1は、モータ31のトルクが予め定められた所定値か否かを判定する判定装置41Aを備えている。なお、ここで言う所定値とは、特定の値であってもよく、特定の範囲内の値であってもよい。所定値は記憶装置42に記憶されている。所定値は、複数種類の電線3の各々に対して設定されていてもよい。コントローラ48は、判定装置41Aによりモータ31のトルクが所定値と判定されるように、モータ18を制御する。すなわち、モータ31のトルクが所定値となるように、モータ18の回転位置を制御する。詳しくは、コントローラ48は、モータ31のトルクが所定値よりも小さいと、第1矯正ローラ11Xが電線3の方に移動するようにモータ18を制御する。コントローラ48は、モータ31のトルクが所定値よりも大きいと、第1矯正ローラ11Xが電線3から離れる方に移動するようにモータ18を制御する。コントローラ48が上記制御を行うことにより、モータ31のトルクは所定値に保たれる。その結果、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力は、常に適切な値に保たれる。
本実施形態によれば、電線3の矯正を行っている間、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力を常に適切な値に保つことができる。よって、より高度な矯正が可能となる。
(第4実施形態)
第1〜第3実施形態では、第1矯正ローラ11Xを電線3に向かう方および電線3から離れる方に移動させる駆動装置は、電動のモータ18である。教示値はモータ18の回転位置である。第1〜第3実施形態では、モータ18の回転位置を教示値に設定することにより、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力を適切な値に設定する。しかし、教示値はモータ18の回転位置に限られない。モータ18は駆動装置の一例であるが、教示値は駆動装置の駆動力であってもよい。例えば、教示値はモータ18のトルクであってもよい。
また、駆動装置はモータ18に限らず、他のアクチュエータであってもよい。例えば、駆動装置がエアシリンダであり、教示値がエアシリンダの空気圧であってもよい。図12に示すように、第1実施形態に係る電線矯正装置1において、モータ18と、モータ18の回転位置を表示する表示器19とに代えて、第1支持体21を電線3の方に付勢するエアシリンダ18Aと、エアシリンダ18Aの空気圧を検出しかつ表示する圧力センサ19Aとを備えていてもよい。圧力センサ19Aは、エアシリンダ18Aの駆動力を示す表示器の一例である。なお、第1支持体21には、第1支持体21を電線3から離れる方に付勢するスプリングが設けられていてもよい。エアシリンダ18Aの空気圧が高いと、第1矯正ローラ11Xが電線3を押す力が大きくなり、モータ31のトルクは大きくなる。逆に、エアシリンダ18Aの空気圧が低いと、第1矯正ローラ11Xが電線3を押す力が小さくなり、モータ31のトルクは小さくなる。そのため、本実施形態においても、モータ31のトルクに基づいて、電線3が第1矯正ローラ11Xおよび第2矯正ローラ12Xから受ける圧力を推定することができる。また、モータ31のトルクが閾値以上となるときのエアシリンダ18Aの空気圧を教示値とすることにより、第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、第2実施形態および第3実施形態において、モータ18をエアシリンダ18Aに置き換え、エンコーダ46を圧力センサ19Aに置き換え、教示値をモータ18の回転位置からエアシリンダ18Aの空気圧に置き換えるようにしてもよい。この場合でも、第2実施形態および第3実施形態と同様の効果を得ることができる。
(第5実施形態)
ところで、電線送り装置30のモータ31の回転速度を変えることにより、電線3の送り速度を変えることができる。第1実施形態、第2実施形態、および、第1実施形態または第2実施形態においてモータ18をエアシリンダ18Aに置き換えた実施形態において、教示工程S1と矯正工程S3とにおける電線3の送り速度は同一であってもよく、異なっていてもよい。教示工程S1の電線3の送り速度は、矯正工程S3の電線3の送り速度よりも小さくてもよく、大きくてもよい。例えば図13に示すように、コントローラ48は、電線3を第1速度で送るようにモータ31を制御する第1速度制御部51と、電線3を第1速度よりも大きい第2速度で送るようにモータ31を制御する第2速度制御部52とを備えていてもよい。
教示工程S1において、トルクセンサ37は電線3が第1速度で送られているときのモータ31のトルクを検出してもよく、矯正工程S3において、コントローラ48は電線3を第2速度で送るようにモータ31を制御してもよい。これにより、教示値を決定するときには、電線3の送り速度を比較的小さくすることにより、電線3が受ける圧力をより高精度に推定することができ、より慎重に教示値を決めることができる。矯正工程S3では、電線3の送り速度を比較的大きくすることにより、電線3の矯正に要する時間を短縮することができる。
ただし、電線3の種類によっては、電線3をより高速で送った方が適切な教示値を決定できる場合もあり得る。そのような場合には、教示工程S1において、トルクセンサ37は電線3が第2速度で送られているときのモータ31のトルクを検出し、矯正工程S3において、コントローラ48は電線3を第1速度で送るようにモータ31を制御してもよい。なお、コントローラ48は、電線3の送り速度を段階的に変更可能であってもよく、連続的に変更可能であってもよい。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態について説明したが、前述の実施形態は例示に過ぎず、本発明が前述の実施形態に限られないことは勿論である。
第1実施形態、および、第1実施形態においてモータ18をエアシリンダ18Aに置き換えた実施形態において、第1矯正ローラ11Xは駆動装置の駆動力を受けて移動するように構成されているが、駆動装置は必ずしも必要ではない。第1矯正ローラ11Xの移動は手動で行ってもよい。すなわち、矯正ユニット10,10Aは、作業者が第1矯正ローラ11Xを電線3に向かう方および電線3から離れる方に移動させるように構成されていてもよい。
前記各実施形態では、第1矯正ローラ11Xは移動可能に構成され、第2矯正ローラ12Xは移動不能に構成されている。しかし、第2矯正ローラ12Xは第1矯正ローラ11Xと連動して移動可能であってもよい。例えば、第2矯正ローラ12Xは、第1矯正ローラ11Xが電線3の方に移動すると電線3の方に移動し、第1矯正ローラ11Xが電線3から離れる方に移動すると電線3から離れる方に移動するように構成されていてもよい。
前記実施形態の教示工程S1では、第1矯正ローラ11Xを電線3に近づけることとした。しかし、教示工程S1において、第1矯正ローラ11Xを電線3から遠ざけることとしてもよい。すなわち、始めに、モータ31のトルクが閾値よりも大きくなるように第1矯正ローラ11Xを電線3の方に移動させておき、次に、モータ31のトルクが閾値以下になるまで第1矯正ローラ11Xを電線3から遠ざけるようにしてもよい。この場合には、モータ31のトルクが閾値以下になったときのモータ18の回転位置またはエアシリンダ18Aの空気圧の値を教示値とすればよい。教示工程S1において第1矯正ローラ11Xを電線3から遠ざける場合であっても、モータ31のトルクが閾値になったことを閾値判定装置41によって判定することにより、前記実施形態と同様にして電線3を矯正することができる。なお、本明細書において、「閾値になったとき」とは、閾値未満の状態から閾値以上の状態になったとき、および、閾値よりも大きい状態から閾値以下の状態になったときの両方が含まれる。
前記各実施形態において、第1矯正ユニット10の第1矯正ローラ11Xは上下に移動可能であり、第2矯正ユニット10Aの第1矯正ローラ11Xは前後に移動可能である。しかし、第1矯正ユニット10の第1矯正ローラ11Xは、上下方向から傾いた方向に移動可能であってよい。第2矯正ユニット10Aの第1矯正ローラ11Xは、前後方向から傾いた方向に移動可能であってもよい。本明細書において、「第1方向と垂直な第2方向に移動可能」とは、少なくとも第2方向の移動成分を有するように移動することを意味する。
1…電線矯正装置、3…電線、10…第1矯正ユニット、10A…第2矯正ユニット、11A…第1矯正ローラ、11B…他の第1矯正ローラ、11X…第1矯正ローラ、11p…第1矯正ローラの回転中心、12A…第2矯正ローラ、12B…他の第2矯正ローラ、12X…第2矯正ローラ、12p…第2矯正ローラの回転中心、18…モータ(駆動装置)、18A…エアシリンダ(駆動装置)、19…表示器、19A…圧力センサ(駆動力検出器)、30…電線送り装置、33…送りローラ(第1ローラ)、34…対向ローラ(第2ローラ)、37…トルクセンサ(負荷検出装置)、38…エンコーダ(回転量検出装置)、41…閾値判定装置、43…通知装置、44…長さ演算装置、46…エンコーダ(位置検出器)、47…出力装置、48…コントローラ(制御装置)、S1…教示工程、S3…矯正工程、X…左右方向(第1方向)、Y…前後方向(第2方向)、Z…上下方向(第2方向)

Claims (13)

  1. 電線を当該電線の長手方向である第1方向に送りながら矯正する電線矯正装置であって、
    前記第1方向と垂直な第2方向に移動可能な第1矯正ローラと、
    前記電線に対し前記第1矯正ローラが配置された方と反対の方に配置された第2矯正ローラと、
    前記第1矯正ローラおよび前記第2矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置され、前記電線を送る電線送り装置と、
    前記電線を送るときの前記電線送り装置の負荷を検出する負荷検出装置と、
    を備えた、電線矯正装置。
  2. 前記負荷検出装置により検出される負荷が予め定められた閾値になったことを判定する閾値判定装置を備えた、請求項1に記載の電線矯正装置。
  3. 前記第1矯正ローラの位置を示す表示器と、
    前記閾値判定装置により前記負荷が前記閾値になったことが判定されたことを通知する通知装置と、
    を備えた、請求項2に記載の電線矯正装置。
  4. 前記第1矯正ローラに前記第2方向の駆動力を与える駆動装置と、
    前記駆動装置の駆動力を示す表示器と、
    前記負荷検出装置により前記負荷が前記閾値になったことが判定されたことを通知する通知装置と、
    を備えた、請求項2に記載の電線矯正装置。
  5. 前記第1矯正ローラの位置を検出する位置検出器と、
    前記位置検出器からの信号を受け、前記閾値判定装置により前記負荷が前記閾値になったことが判定されたときの前記第1矯正ローラの位置を出力する出力装置と、
    を備えた、請求項2に記載の電線矯正装置。
  6. 前記第1矯正ローラに前記第2方向の駆動力を与える駆動装置と、
    前記駆動装置の駆動力を検出する駆動力検出器と、
    前記駆動力検出器からの信号を受け、前記閾値判定装置により前記負荷が前記閾値になったことが判定されたときの前記駆動装置の駆動力を出力する出力装置と、
    を備えた、請求項2に記載の電線矯正装置。
  7. 前記電線を第1速度で送るように前記電線送り装置を制御する第1制御と、前記電線を前記第1速度よりも大きい第2速度で送るように前記電線送り装置を制御する第2制御とを実行する制御装置を備え、
    前記負荷検出装置は、前記電線が前記第1速度で送られているときに前記電線送り装置の負荷を検出するように構成されている、請求項1〜6のいずれか一つに記載の電線矯正装置。
  8. 前記第1矯正ローラを前記第2方向に移動させる駆動装置と、
    前記負荷検出装置により検出される負荷が予め定められた所定値になるように前記駆動装置を制御する制御装置と、
    を備えた、請求項1に記載の電線矯正装置。
  9. 前記電線送り装置は、モータを備え、
    前記負荷検出装置は、前記電線送り装置の負荷として前記モータのトルクを検出するように構成されている、請求項1〜8のいずれか一つに記載の電線矯正装置。
  10. 前記電線送り装置は、
    前記電線を挟んで向かい合う第1ローラおよび第2ローラと、
    前記第1ローラに連結されたモータと、
    前記第2ローラの回転量を検出する回転量検出装置と、
    前記回転量検出装置の検出値から前記電線の長さを演算する長さ演算装置と、を有し、
    前記負荷検出装置は、前記電線送り装置の負荷として前記モータのトルクを検出するように構成されている、請求項1〜8のいずれか一つに記載の電線矯正装置。
  11. 前記電線に対し前記第1矯正ローラが配置された方と同じ方に配置され、かつ、前記第1矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置され、前記第1矯正ローラと共に前記第2方向に移動可能な他の第1矯正ローラと、
    前記電線に対し前記第2矯正ローラが配置された方と同じ方に配置され、前記第2矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置された他の第2矯正ローラと、を備え、
    前記第2矯正ローラの回転中心は、前記第1方向に関して前記第1矯正ローラの回転中心と前記他の第1矯正ローラの回転中心との間に位置し、
    前記他の第1矯正ローラの回転中心は、前記第1方向に関して前記第2矯正ローラの回転中心と前記他の第2矯正ローラの回転中心との間に位置している、請求項1〜10のいずれか一つに記載の電線矯正装置。
  12. 電線の長手方向である第1方向と垂直な第2方向に移動可能な第1矯正ローラと、
    前記電線に対し前記第1矯正ローラが配置された方と反対の方に配置された第2矯正ローラと、
    前記第1矯正ローラおよび前記第2矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置され、前記電線を送る電線送り装置と、
    前記電線を送るときの前記電線送り装置の負荷を検出する負荷検出装置と、
    を備えた電線矯正装置を用いて前記電線を矯正する電線矯正方法であって、
    前記電線送り装置を駆動しかつ前記第1矯正ローラを前記電線の方に移動させ、前記負荷検出装置によって検出される負荷が予め定められた閾値になったか否かを判定し、前記負荷が前記閾値になったときの前記第1矯正ローラの位置を教示値として取得する教示工程と、
    前記第1矯正ローラの位置を前記教示値に設定した状態にて前記電線送り装置を駆動する矯正工程と、
    を含む電線矯正方法。
  13. 電線の長手方向である第1方向と垂直な第2方向に移動可能な第1矯正ローラと、
    前記電線に対し前記第1矯正ローラが配置された方と反対の方に配置された第2矯正ローラと、
    前記第1矯正ローラおよび前記第2矯正ローラよりも前記電線の送り方向の下流側に配置され、前記電線を送る電線送り装置と、
    前記第1矯正ローラに前記第2方向の駆動力を与えることにより、前記第1矯正ローラを移動させる駆動装置と、
    前記電線を送るときの前記電線送り装置の負荷を検出する負荷検出装置と、
    を備えた電線矯正装置を用いて前記電線を矯正する電線矯正方法であって、
    前記電線送り装置を駆動しかつ前記第1矯正ローラを前記電線の方に移動させ、前記負荷検出装置によって検出される負荷が予め定められた閾値になったか否かを判定し、前記負荷が前記閾値になったときの前記駆動装置の駆動力を教示値として取得する教示工程と、
    前記駆動装置の駆動力を前記教示値に設定した状態にて前記電線送り装置を駆動する矯正工程と、
    を含む電線矯正方法。
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